JP3119929U - 健康バンド - Google Patents
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Abstract
【課題】健康バンドがマイナスイオン発生層とゲルマニウム含有層とを有し、身体の所定の部位に巻き付けて固定すると、血行を促進させ、足・腕の疲れ、神経痛、腰痛などを速やかに取り去ることができる健康バンドを提供する。
【解決手段】柔軟な軟質樹脂製のバンド本体2の下側表面において、マイナスイオンまたは遠赤外線の発生物質の微粉末を樹脂バインダと混合して塗布したマイナスイオン発生層12と、高純度の無機ゲルマニウムの微粉末を樹脂バインダと混合して塗布したゲルマニウム含有層10とを混在させて形成する。
【選択図】図2
【解決手段】柔軟な軟質樹脂製のバンド本体2の下側表面において、マイナスイオンまたは遠赤外線の発生物質の微粉末を樹脂バインダと混合して塗布したマイナスイオン発生層12と、高純度の無機ゲルマニウムの微粉末を樹脂バインダと混合して塗布したゲルマニウム含有層10とを混在させて形成する。
【選択図】図2
Description
本考案は、マイナスイオン発生層とゲルマニウム含有層とを有する健康バンドに関し、身体の所定の部位に巻き付けると、血行を促進させ、足・腕の疲れ、神経痛、腰痛などを速やかに取り去ることができる健康バンドに関する。
現代社会において、人々は仕事、家事、勉強などによって多忙であり、日々の疲れが積み重なって、日常的に肩こり、腰の痛み、筋肉の疲れなどを訴える人が非常に多い。この疲れや痛みを解消させるために、数多くの消炎鎮痛プラスターが市販されている。この消炎鎮痛プラスターには、消炎鎮痛薬剤として皮膚刺激成分を配合することが多く、l−メントールやdl−カンフルは局所刺激作用を有し、湿疹、かぶれなどが発現することがあり、サリチル酸メチルは、皮膚から容易に吸収される特性によって、同一の個所において長時間にわたる貼着を行うとかぶれやすい。
この消炎鎮痛プラスターは、支持体である布面全体に消炎鎮痛薬剤入りの粘着性物質を展延している。この消炎鎮痛プラスターが、必要とする患部以外の広い範囲にわたって貼着され、その貼着が長時間に及ぶと、かぶれ易い人に限らず、通常の人でもそう痒または発赤が生じる。これを軽減するために、例えば特開2000−169366号では、シート状のプラスターにおいて、展延した外用剤のほぼ中央部位に限って厚盛り部を隆設する。また、特開平11−263724号は、温熱プラスターにおいて、粘着層を形成した支持体の周縁の内側に、施用部に対応させて温熱感を付与するトウガラシチンキなどを含む薬剤保持片を保持させ、該薬剤保持片の平面形状を長方形に定める。
鎮痛プラスターにおいて、シート素材の中央に薬剤を厚盛りしたり、周囲に粘着層を形成した支持体の内側に長方形の薬剤保持片を保持させると、これらの薬剤によるかぶれや発赤などを軽減することはできても完全に回避することはできず、しかも治療効果の持続の点でも十分でない。一方、これらの薬剤の代わりにシート状のゲルマニウムを用いることは、特開昭58−1465号または特許第2572520号などで開示されている。ゲルマニウム半導体からはゲルマニウムイオンが発生し、生体電流を調和して筋肉の緊張をほぐし、血液の鬱血を解いて血行が良くなる。
特開2000−169366号公報
特開平11−263724号公報
特開昭58−1465号公報
特許第2572520号公報
特開昭58−1465号に開示の皮膚当接片は、ゲルマニウム粒子と金属粒子とを混合してシート状に成形しており、硬い板状であるので絆創膏や包帯で身体に固定しても違和感を回避できず、皮膚表面との接触が良くない。また、特許第2572520号公報に開示の半導体治療剤は、p形半導体の一例としてゲルマニウム半導体薄膜または粉末を明記し、このp形半導体の薄膜をプラスチックなどの成形体表面に形成する。この半導体治療剤は、硬い成形体の表面に薄膜を形成する場合には、前記と同様に絆創膏などで身体に固定すると使用時の違和感を回避できない。ゲルマニウム粉末を市販の化粧水で練って使用する場合には、アルミニウムなどを添加するので純度が低下し、身体から散逸しやすいために所望の効果が長期間持続しないという問題が発生する。
一方、比較的純度の高いゲルマニウムを含む製品には、ブレスレット、ネックレスまたはリングなどが存在する。ゲルマニウム製のブレスレットは、磁石製ブレスレットなどに比べて効果を長期間維持する点で有利であるが、ブレスレットおよびネックレスは使用時に身体の皮膚との接触が少なく、ゲルマニウムによる有益な作用を十分に享受できない。ゲルマニウム製のリングは、身体の皮膚との接触は完全であっても接触場所と面積が限定され、その効果を局部的にしか享受できない。
本考案は、ゲルマニウムを含むプラスターに関する前記の問題点を改善するために提案されたものであり、該プラスターの代わりに、身体の所定の部位に巻き付けることによって着脱が容易である健康バンドを提供することを目的としている。本考案の他の目的は、高純度のゲルマニウムに加えて、治療効果が良好なマイナスイオンまたは遠赤外線の発生物質を添加した健康バンドを提供することである。
本考案に係る健康バンドは、柔軟な軟質樹脂製のバンド本体の下側表面において、マイナスイオンまたは遠赤外線の発生物質の微粉末を樹脂バインダと混合して塗布したマイナスイオン発生層と、高純度の無機ゲルマニウムの微粉末を樹脂バインダと混合して塗布したゲルマニウム含有層とを混在させて形成する。この健康バンドを着用者の手首、足首、腰、頭部などに巻き付けて固定すると、マイナスイオン発生層とゲルマニウム含有層とが直接肌と接触して着用者に作用する。
本考案の健康バンドは、バンド本体が補強布を介在させた軟質樹脂シートの2枚合わせで構成すればよい。この健康バンドは、表側シートでは樹脂中にアルミニウムや銀などの金属微粉末が添加されるとともに、裏側シートの下側表面において、マイナスイオンまたは遠赤外線の発生物質の微粉末を樹脂バインダと混合して塗布したマイナスイオン発生層と、高純度の無機ゲルマニウムの微粉末を樹脂バインダと混合して塗布したゲルマニウム含有層とを混在させて形成させる。
また、本考案の健康バンドは、バンド本体が補強布を介在させたウレタン系樹脂シートの2枚合わせで構成してもよい。この健康バンドは、バンド本体の前端部に面ファスナの一方を縫着し且つ後端部に面ファスナの他方を縫着するとともに、該バンド本体の下側表面において、マイナスイオンまたは遠赤外線の発生物質の微粉末をポリウレタン系樹脂と混合して塗布したマイナスイオン発生層と、高純度の無機ゲルマニウムの微粉末をポリウレタン系樹脂と混合して塗布したゲルマニウム含有層とを混在させて形成する。
本考案の健康バンドは、裏側シートの下側表面に細かいシボを型押しすることにより、マイナスイオン発生層およびゲルマニウム含有層の塗布量を所定量保持させると好ましい。また、ジョギングやマラソン用の健康バンドとして、バンド本体の周囲に縁布を縫着する際に、該バンド本体の前方部および後方部において、差込み片の前後を同時に縫着すると好ましく、これによって、健康管理表を両差し込み片に通して固定できる。
本考案を図面によって説明すると、健康バンド1は細長いバンド本体2からなり、該バンド本体はシート1枚または2枚合わせのシート3,5で構成する。バンド本体2において、両シート3,5の間に断熱シートなどを介在させることも可能である。バンド本体2の長さと幅は、巻き付け個所である足首21(図4)、手首(図7)、頸部、頭部、胸部などに応じて異なり、女性用、男性用、子供用でも異なる。健康バンド1を頭部や胸部に巻き付ける場合には、足首用バンドを2枚つないで使用してもよい。また、健康バンド1に汎用性を付与するために、バンド本体の一部に伸縮シートを介在させてもよい。
バンド本体2は柔軟な軟質樹脂製であり、例えば、補強布7を介在させた軟質樹脂シート3,5の2枚合わせで構成し、好ましくは補強布7を介在させたウレタン系樹脂シートの2枚合わせで構成する。バンド本体2は軟質樹脂製であると、巻き付けた際に着用者の肌とフィットしやすく、遠赤外線の放射による熱を外部へ放散しないので好ましい。また、シート3,5に補強布7を介在させると、巻き付けの際の引っ張りの繰り返しによってバンド1が破損することを防止できる。
表側シート3は、図3に例示するように、表面に商標や図形などからなる適当な表面模様9を印刷する上側樹脂層6と、中間に配置する補強布7と、該補強布とラミネートした下側樹脂層8との3層構造であると望ましい。表側シート3の上側樹脂層6は、裏側シート5から発生する遠赤外線やマイナスイオンを反射できるように、ウレタン樹脂などの樹脂中にアルミニウムや銀などの金属微粉末を添加する。上側樹脂層6では、金属微粉末を添加する代わりに、一方が薄い保護層である2層の樹脂層の間に金属箔や金属フィルムを挟着したり、一方の樹脂表面にアルミニウムや銀などの金属を蒸着してもよい。バンド本体2が1枚のシートであれば、その表側部分が表側シート3の上側樹脂層6と実質的に同一である。
一方、裏側シート5は、表側シート3と同様に、上側樹脂層6と、中間に配置する補強布7と、該補強布とラミネートした下側樹脂層8との3層構造であると望ましい。バンド本体2が1枚のシートであれば、その裏側部分が裏側シート5の下側樹脂層8と実質的に同一である。裏側シート5の下側樹脂層8には、カレンダによるエンボス加工によって細かいシボが全面に型押しされ、このシボによってマイナスイオン発生層10およびゲルマニウム含有層12の塗布量を所定量表面保持させることが容易である。
裏側シート5の下側樹脂層8には、肌触り性を高めるためにシボなどの微細な凹凸模様を形成するうえに、マイナスイオン発生層10とゲルマニウム含有層12との形成後に薄い布地を貼り付けてもよい。また、部分的に植毛加工などを施したり、下側樹脂層8に光触媒による抗菌性を付与することも可能である。
裏側シート5の下側樹脂層8には、少なくともマイナスイオン発生層10とゲルマニウム含有層12を混在させて形成する。層10,12は、一方の層をシート全面に塗布・形成した後にさらに塗布することで部分的に重合させても、両層を重合しないようにそれぞれを部分的に塗布してもよい。この結果、図2または図6に例示するように、マイナスイオン発生層10およびゲルマニウム含有層12がいずれも下側樹脂層8上に露出し、使用時にマイナスイオン発生層10とゲルマニウム含有層12とが同時に着用者20の肌と直接接触する。
下側樹脂層8の表面において、マイナスイオン発生層10とゲルマニウム含有層12との全表面積をほぼ対応させることが望ましい。層10,12を部分重合させて形成する場合には、後者の模様は文字、記号、複雑な幾何学模様や具象図柄またはこれらの組み合わせ形状のいずれでもよく、一方、部分重合しないように形成する場合には、格子柄、網目状、水玉模様などの円形や角形からなる単純な平面形状であることが望ましい。
マイナスイオン発生層10は、遠赤外線の放射物質の微粉末を樹脂バインダに添加して塗布する。マイナスイオン発生層10において、セラミックス粉末を添加する場合、該セラミックス粉末が波長4〜20μmの遠赤外線を常温域で高度に放射することが必要である。マイナスイオン発生層10は、シルクスクリーン法またはロールコータ法などによって裏側シート5上に塗布され、その厚みは5〜30μmであればよい。この樹脂バインダは、放射物質の微粉末を均一に混練できれば、樹脂ラテックス、樹脂エマルジョン、樹脂懸濁液、親水性共重合体、化学反応性の水溶性樹脂などのいずれでもよい。
この種のセラミックスとして、例えば、アルミナ系(Al2 O3 )、マグネシア系(MgO)、ジルコニア(ZrO2 )系、チタニア系(TiO2 )、ランタン系のほかに、二酸化ケイ素(SiO2 )、酸化クロム(Cr2 O3 )、フェライト(FeO2 ・Fe3 O4 )、スピネル(MgO・Al2 O3 )、セリア(CeO2 )、ベリリア(BeO)などが使用できる。さらに、抗酸化力を有するEMセラミック(商品名:EM−X、アムロン製)も使用可能である。
マイナスイオン発生層10に関して、健康バンド1を一定時間着用し続けると、着用者20の肌に遠赤外線が当たり、遠赤外線の放射によって温度上昇し、その温熱効果によって発汗を促進してマイナスイオンを発生する。一般的に、セラミックスの放射特性は、同一の粉末素材でも粒径、粒子形状、表面状態、充填量、充填樹脂、分配構造などによって大幅に変わるため、高度な材料評価技術が不可欠である。例えば、アルミナ−シリカ系セラミックスや酸化物系セラミックスは、樹脂バインダ中に分散しても高い選択放射性を有し、非酸化物系セラミックス粉末は高い全域放射性を有する。
マイナスイオン発生層10に添加しうる遠赤外線の放射物質として、天然鉱物では、トルマリン、蛇紋石(マグネシウムの含水ケイ酸塩鉱物)、絹雲母、ヒスイ、ゼオライト、セリサイト、水晶、医王石、雲母石などが例示できる。これらは、微粉末になるように粉砕し、それ単独またはセラミックスなどとともに2種以上組み合わせて添加する。
一方、ゲルマニウム含有層12に関して、ゲルマニウムは、空気中では変化しない原子番号32、原子量72.59の元素であり、金属様の外観であるが金属ではなく、真性半導体であるので本明細書では無機ゲルマニウムと記載している。ゲルマニウムは、ゲルマン鉱やレニエ鉱などの鉱石から四塩化物GeCl4として取り出し,蒸留によって精製した後に加水分解し、生成した二酸化物GeO2を水素で還元する。これを帯域溶融法で精製すると、灰白色でダイヤモンド構造を有する高純度の単体を得る。ゲルマニウムは、融点937.4℃,沸点2830℃,密度5.32g/cm3(25℃)、電子移動度3900cm2/V・s、正孔移動度1900cm2/V・s、磁化率−0.106×10−6cm3/g、熱伝導率59.9W/m・Kであり、高温で二酸化物GeO2となる.
無機ゲルマニウムのような半導体にはp形半導体とn形半導体とがあり、ゲルマニウムは電子不足のp形半導体である。p形半導体を人間の皮膚に接触させると、サーモグラフィやレーザスペックル血流計を用いた測定によって血流が増加し、毛細血管に滞留していた痛みの原因物質や疲労物質が除去され、首・肩のコリ、神経痛や筋肉痛を解消することができる。一般に、p形半導体については検体全体の約80%に治療効果が認められる。無機ゲルマニウムは、半導体治療剤として純度が高いほど筋肉痛などに関して顕著な治療効果が認められ、好ましくは純度99%以上、さらに好ましくは純度99.999%以上であると、接触によって痛いというような副作用は発生しない。
無機ゲルマニウムは、例えば5μm以下の微粉末の形態で使用し、この微粉末をポリウレタン系樹脂、アクリル樹脂ラテックスまたはこれと同等の軟質樹脂からなるバインダと均一且つ十分に混練する。無機ゲルマニウムの微粉末は、バインダの樹脂液に対して5〜10重量%添加する。ゲルマニウム含有層12は、シルクスクリーン法またはロールコータ法などによって裏側シート5上に塗布され、その厚みは10〜40μmであればよい。この樹脂バインダは、無機ゲルマニウムの微粉末を均一に混練できれば、樹脂ラテックス、樹脂エマルジョン、樹脂懸濁液、親水性共重合体、化学反応性の水溶性樹脂などのいずれでもよい。
ゲルマニウム含有層12に関して、樹脂バインダはポリウレタン系樹脂であると好ましい。ポリウレタン系樹脂は、例えば熱架橋性または経時架橋性であり、一般に密度が小さいため、他の樹脂に比べてゲルマニウムのイオン透過性がいっそう良好である。ポリウレタン系樹脂は、伸び、耐磨耗性、反発弾性および圧縮疲労強さが優れており、患部に貼り付けた際に層剥離や亀裂の発生が少ない。
健康バンド1を巻き付けて固定するには、バンド本体2の前端部に面ファスナの一方を縫着し且つ後端部に面ファスナの他方を縫着すると望ましく、通常、バンド本体2の表側前端部に面ファスナのループ材16を縫着し、該バンド本体の裏側後端部に面ファスナのフック材18を縫着する。健康バンド1の固定には、面ファスナに代えてまたは該面ファスナとともに、公知のフックやボタンを取り付けてもよい。
この面ファスナに関して、ループ材16は、ナイロンまたはポリエステルなどのマルチフィラメントのループを基布に立設し、フック材18と係合して十分な係止力を発現する。フック材18は、ナイロンまたはポリエステルなどのモノフィラメントをループ状に基布に立設し、該ループの一方の側部を切り除いて鉤状に形成しても、該ループの頂部を切断して尖端を球状に熱溶融してキノコ状に成形してもよい。図示しないけれども、ループ材16とフック材18は、両者を立設したフック・ループ混在型でもよく、この混在型の面ファスナはともにバンド本体2の裏側端部に縫着してもよい。
本考案に係る健康バンドは、柔軟であるので足首や手首などに巻き付けた際に、身体の動きに応じて伸縮できるので違和感が少なく、手首や足首に巻き付けたままで就眠または食事、体操やその他の作業を行うことが可能である。本考案の健康バンドは、巻き付けた際に裏側シートの下側樹脂層が着用者の肌と直接接触し、マイナスイオン発生層から遠赤外線が放散され、同時にゲルマニウム含有層からゲルマニウムイオンを発生し、着用者の患部に効果的に作用する。
本考案の健康バンドを一定時間着用し続けると、バンド内側が遠赤外線の放射で温度上昇し、着用者の着用個所全体が暖まり、その温熱効果により発汗を促進してマイナスイオンを発生する。本考案の健康バンドを着用すると、発生したマイナスイオンによって着用者の巻き付け個所における皮膚の皮下層がイオン化されやすくなり、皮膚の真皮に対するゲルマニウムイオンの浸透性を高める。ゲルマニウム含有層から発生したゲルマニウムイオンは、足の皮膚を浸透しやすく、足における乱れた生体電流を瞬時に調和して筋肉の緊張をほぐし、血液の鬱血を解いて血行を良くして足の疲れや痛みを和らげる。
本考案に係る健康バンドは、マイナスイオンおよびゲルマニウムイオンを同時且つ効果的に発生することにより、多くの痛み、例えば首・肩のこり、神経痛、むち打ち症、五十肩、腰痛、ぎっくり腰、膝痛、足の痛み、ねんざ、座骨神経痛、慢性関節リュウマチ、耳鳴りなどに対する治療効果が期待できる。この健康バンドは、高純度の無機ゲルマニウムが厚生労働省の医療用具承認を取得しているので、安全性について保証できる。この健康バンドにおけるゲルマニウムは、高純度であるほど治療効果があり、純度が99.999%以上であると、人体に有害な活性酸素による筋肉細胞の破壊を確実に抑制でき、しかも巻き付けによって疼痛発症というような副作用の発生は皆無であるから、使用時にかぶれ、発赤、炎症などの副作用が生じることはない。
次に、本考案を実施例に基づいて説明するが、本考案は実施例に限定されるものではない。図1と図2には、本考案に係る健康バンド1の一例を示す。健康バンド1におけるバンド本体2は、例えば、長さ350mm、幅60mmの帯状であり、図3に示すように、表側シート3と裏側シート5との2枚合わせによって構成する。表側シート3および裏側シート5は、それぞれ発泡ウレタン系の上側樹脂層6と、中間に配置するポリエステル薄布の補強布7と、該補強布とラミネートした発泡ウレタン系の下側樹脂層8との3層構造であり、厚さは約1mmである。
表側シート3の上側樹脂層6には、ウレタン系樹脂中にアルミニウム微粉末が所定量添加されており、全体が銀白色である。上側樹脂層6の表面には、商標や図形などからなる適当な表面模様9を印刷する。この表面模様は、個々の表側シート3への裁断後またはその前に印刷し、転写シートなどによる転写図柄でもよい。
一方、裏側シート5の下側樹脂層8は、エンボス加工によって細かいシボが全面に型押しされている。この下側樹脂層8には、図3に示すように、マイナスイオンの発生物質の微粉末を含有する緑色のマイナスイオン発生層10を全面に形成する。マイナスイオン発生層10は、例えば、マイナスイオンの発生物質として、平均粒径1.2μmのアルミナ−シリカ系セラミックスであるセラミックス粉末を有する。
20重量%のアルミナ−シリカ系セラミックス粉末は、固形分20%のポリウレタン系樹脂溶液70〜90重量%と混合する。この混合溶液100gにシリカゲル2g、有機溶剤5gおよび緑色顔料を加えて攪拌し、さらにイソシアネートを5g添加する。マイナスイオン発生層10は、180メッシュのシルクスクリーン版によって、下側樹脂層8の上に全面形成され、同じスクリーン版で2回刷りして厚さを約15μmにする。
さらに、ゲルマニウム含有層12として、マイナスイオン発生層10の上に無機ゲルマニウムの微粉末を含有する黒色の図柄部14を形成する。純度99.999%の無機ゲルマニウムは、平均粒径7μmの微粉末であり、この微粉末8重量%およびポリウレタン系樹脂ラテックス92重量%と十分に混練して製造する。適宜の図柄部14は、200メッシュのシルクスクリーン版によって、マイナスイオン発生層10の上に分散形成され、同じスクリーン版で2回刷りして厚さを約10μmに定める。図柄部14は、マイナスイオン発生層10が半分以上露出するように部分的な分散模様にすることを要する。
バンド本体2は、表側シート3の前端部に縫着した面ファスナのループ材16を有し、該ループ材の長さは90mmである。また、裏側シート5の後端部に面ファスナのフック材18を縫着し、該ループ材の長さは50mmである。これらの縫着後に表側シート3と裏側シート5とを重合してミシンの縫い目を隠し、バンド本体2の全周を黒い縁布19を玉縫いする。
図4に例示するように、健康バンド1を着用者20の足首21に巻き付けて固定すると、裏側シート5の下側樹脂層8が着用者20の肌と近接し、マイナスイオン発生層10およびゲルマニウム含有層12が直接接触することにより、マイナスイオン発生層10から遠赤外線が放散され且つゲルマニウム含有層12からゲルマニウムイオンを発生し、着用者20の患部に作用する。健康バンド1を一定時間着用し続けると、アルミニウム粉末を添加した上側樹脂層6などで遠赤外線は反射され、着用者20の足首全体に遠赤外線が当たり、さらにバンド内側が遠赤外線の放射で温度上昇し、その温熱効果によって発汗を促進してマイナスイオンを発生する。
健康バンド1において、マイナスイオンが発生すると着用者20の足首21における皮膚の皮下層がイオン化されやすくなり、皮膚の真皮に対するゲルマニウムイオンの浸透性を高める。ゲルマニウム含有層12から発生したゲルマニウムイオンは、足の皮膚を浸透しやすく、足における乱れた生体電流を瞬時に調和して筋肉の緊張をほぐし、血液の鬱血を解いて血行を良くして足の疲れや痛みを和らげる。ゲルマニウムイオンは、使用時にかぶれ、発赤、炎症などの副作用が発生することがなく、疲労を回復する効果が高い。
図5は本考案の変形例を示し、健康バンド22におけるバンド本体23は、長さ240mm、幅30mmの帯状であり、女性用は長さ215mmである。バンド本体23は、前記と同様に表側シート24と裏側シート26との2枚合わせで構成し、両シートの層構造および素材は前記と同様である。
裏側シート26の下側樹脂層には、エンボス加工によって全面に型押しされた細かいシボが形成され、ついで図6に示すように、マイナスイオンの発生物質の微粉末を含有する黄緑色のマイナスイオン発生層28を積層する。マイナスイオン発生層28には、例えば、遠赤外線の放射物質として、EMセラミック粉末を添加する。30重量%のEMセラミックス粉末は、固形分20%のポリウレタン系樹脂溶液70〜90重量%と混合する。この混合溶液100gにシリカゲル2g、有機溶剤5gおよび黄緑色顔料を加えて攪拌し、さらにイソシアネートを5g添加する。マイナスイオン発生層28は、180メッシュのスクリーン版によって格子状に分散形成され、同じスクリーン版で2回刷りして厚さを約11μmにする。
さらに、ゲルマニウム含有層30として、前記と同様に純度99.999%の無機ゲルマニウムを用い、該ゲルマニウムは平均粒径7μmの微粉末であり、この微粉末8重量%およびポリウレタン系樹脂ラテックス92重量%と十分に混練して製造する。ゲルマニウム含有層30は、200メッシュのシルクスクリーン版によって、下側樹脂層の上でマイナスイオン発生層28の間に格子状に密に形成され、同じスクリーン版で2回刷りして厚さを約10μmに定める。
バンド本体23は、表側シート24の前端部に縫着した面ファスナのループ材32を有し、該ループ材の長さは42mmである。また、裏側シート26の後端部に面ファスナのフック材34を縫着し、該ループ材の長さは20mmである。これらの縫着後に表側シート24と裏側シート26とを重合してミシンの縫い目を隠し、バンド本体23の全周を黒い縁布36を玉縫いする。
健康バンド22は、図7に示すように、着用者36の手首38に巻き付けて固定する。裏側シート26の下側樹脂層が着用者36の肌と近接し、マイナスイオン発生層28から遠赤外線が放散されるとともに、ゲルマニウム含有層30からゲルマニウムイオンを発生する。健康バンド22を一定時間着用し続けると、着用者36の手全体に遠赤外線が当たり、バンド内側が遠赤外線の放射で温度上昇し、その温熱効果により発汗を促進してマイナスイオンを発生する。
図8は本考案の別の変形例であり、健康バンド40において、バンド本体42の表側前方部および後方部に細長い矩形状の差込み片44,46を直交状に配置する。差込み片44,46は、透明または半透明のプラスチックシートであればよい。差込み片44,46は、バンド本体42の周囲に縁布48を縫着する際に、その前後を同時に縫着して固着することにより、健康管理表50のようなシート片を差し込むと健康バンド40に係止できる。
健康バンド40は、ジョギングやマラソンを行う際に健康バンド40を手首に巻き付け(図7参照)、着用者の健康管理表50を両差し込み片44,46に通して固定しておく。健康管理表50には、着用者の血液型や既往症などが記載されているから、事故が起こった際に健康管理表50から迅速な応急措置を施すことができる。
1 健康バンド
2 バンド本体
3 表側シート
5 裏側シート
10 ゲルマニウム含有層
12 マイナスイオン発生層
16 面ファスナのループ材
18 面ファスナのフック材
2 バンド本体
3 表側シート
5 裏側シート
10 ゲルマニウム含有層
12 マイナスイオン発生層
16 面ファスナのループ材
18 面ファスナのフック材
Claims (5)
- 柔軟な軟質樹脂製のバンド本体の下側表面において、マイナスイオンまたは遠赤外線の発生物質の微粉末を樹脂バインダと混合して塗布したマイナスイオン発生層と、高純度の無機ゲルマニウムの微粉末を樹脂バインダと混合して塗布したゲルマニウム含有層とを混在させて形成し、着用者の手首、足首、腰、頭部などに巻き付けて固定すると、マイナスイオン発生層とゲルマニウム含有層とが直接肌と接触して着用者に作用する健康バンド。
- バンド本体は補強布を介在させた軟質樹脂シートの2枚合わせで構成し、表側シートでは樹脂中にアルミニウムや銀などの金属微粉末が添加されるとともに、裏側シートの下側表面において、マイナスイオンまたは遠赤外線の発生物質の微粉末を樹脂バインダと混合して塗布したマイナスイオン発生層と、高純度の無機ゲルマニウムの微粉末を樹脂バインダと混合して塗布したゲルマニウム含有層とを混在させて形成し、着用者の手首、足首、腰、頭部などに巻き付けて固定すると、マイナスイオン発生層とゲルマニウム含有層とが直接肌と接触して着用者に作用する健康バンド。
- バンド本体は補強布を介在させたウレタン系樹脂シートの2枚合わせで構成し、該バンド本体の前端部に面ファスナの一方を縫着し且つ後端部に面ファスナの他方を縫着するとともに、該バンド本体の下側表面において、マイナスイオンまたは遠赤外線の発生物質の微粉末をポリウレタン系樹脂と混合して塗布したマイナスイオン発生層と、高純度の無機ゲルマニウムの微粉末をポリウレタン系樹脂と混合して塗布したゲルマニウム含有層とを混在させて形成し、着用者の手首、足首、腰、頭部などに巻き付け、面ファスナで固定すると感触が良好であり、マイナスイオン発生層とゲルマニウム含有層とが直接肌と接触して着用者に作用する健康バンド。
- 裏側シートの下側表面に細かいシボを型押しすることにより、マイナスイオン発生層およびゲルマニウム含有層の塗布量を所定量保持させる請求項1,2または3記載の健康バンド。
- ジョギングやマラソン用の健康バンドとして、バンド本体の周囲に縁布を縫着する際に、該バンド本体の前方部および後方部において、差込み片の前後を同時に縫着することにより、健康管理表を両差し込み片に通して固定できる請求項1,2または3記載の健康バンド。
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