JP3240301U - 首用サポータ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡素な構成で耐久性に優れ、人体の首に巻き付けられることにより、放射線の作用によって使用者の体調を改善することが可能な首用サポータを提供する。【解決手段】ベルト状の基材11と、基材11の一面側に配置され放射性物質を含む鉱石の粉末を含有するゴム製のシート材12と、基材11の一面側でシート材12の表面を覆って基材11に縫着されるカバー材13と、着脱可能な固定手段15として基材11の一面側の長手方向の一端部に取付けられたフック面16と基材11の他面側の長手方向の全長にわたって形成されたループ面が対をなす面ファスナーとを備えている。【選択図】図1
Description
新規性喪失の例外適用申請有り
本考案は、人体の首に巻き付けられて使用される首用サポータに関する。
従来、腰、膝、肘、肩等の人体の各部に痛みが発生した場合に、対象部位を圧迫又は保温し、或いは磁気の作用により対象部位の血流を促進させて、痛みを緩和するサポータが知られている。
また、特許文献1には、炭化材層と放射性物質層とを含むシート状材から構成され、シート状材を身体に装着可能な形状に加工した身体装着具が開示されている。この身体装着具は、活性炭により発生する遠赤外線及び微弱な放射線により発生するマイナスイオンの効果による疲労回復、血行促進、痛みの解消等を目的として腕、足、足首等に巻き付けられて使用されたり、肩当て着として使用されたりする。
また、特許文献1には、炭化材層と放射性物質層とを含むシート状材から構成され、シート状材を身体に装着可能な形状に加工した身体装着具が開示されている。この身体装着具は、活性炭により発生する遠赤外線及び微弱な放射線により発生するマイナスイオンの効果による疲労回復、血行促進、痛みの解消等を目的として腕、足、足首等に巻き付けられて使用されたり、肩当て着として使用されたりする。
しかし、特許文献1では、炭化材層が固着された第1下地材と、放射性物質層が固着された第2下地材とを接着剤によって貼り付けることにより、一枚のシート状材として使用しているため、構成が複雑で生産性に欠けると共に、耐久性に欠けるという課題がある。また、放射性物質層は、放射性物質を含む鉱石の微細な粒状体をローラー等で第2下地材に塗り付けて形成したものであるため、使用中に放射性物質の粒子が下地から剥がれ易く、耐久性に欠けるという課題がある。さらに、下地から剥がれた粒子が空気中に舞った際には、鼻や口から吸引するおそれもあるため、室内の床等を清掃して散らばった粒子を回収(廃棄)する必要があり、取り扱い性に欠けるという課題もある。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので、簡素な構成で耐久性に優れ、人体の首に巻き付けられることにより、放射線の作用によって使用者の体調を改善することが可能な首用サポータを提供することを目的とする。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので、簡素な構成で耐久性に優れ、人体の首に巻き付けられることにより、放射線の作用によって使用者の体調を改善することが可能な首用サポータを提供することを目的とする。
前記目的に沿う本考案に係る首用サポータは、人体の首に巻き付けられて使用される首用サポータであって、
ベルト状の基材と、該基材の一面側に配置され放射性物質を含む鉱石の粉末を含有するゴム製のシート材と、前記基材の一面側で前記シート材の表面を覆って前記基材に縫着又は溶着されるカバー材と、前記基材の一面側の長手方向の少なくとも一端部と前記基材の他面側の長手方向の少なくとも他端部に取付けられて対をなす着脱可能な固定手段とを備える。
ベルト状の基材と、該基材の一面側に配置され放射性物質を含む鉱石の粉末を含有するゴム製のシート材と、前記基材の一面側で前記シート材の表面を覆って前記基材に縫着又は溶着されるカバー材と、前記基材の一面側の長手方向の少なくとも一端部と前記基材の他面側の長手方向の少なくとも他端部に取付けられて対をなす着脱可能な固定手段とを備える。
本考案に係る首用サポータにおいて、前記放射性物質は、ラジウム又はラジウムの同位体であり、前記シート材の原料に練り込まれていることが好ましい。
本考案に係る首用サポータにおいて、前記カバー材は、通気性を有するメッシュ生地で形成されていることが好ましい。
本考案に係る首用サポータにおいて、前記固定手段は、ループ面とフック面が対をなす面ファスナーであり、前記基材の他面側の長手方向の全長にわたって前記ループ面又は前記フック面が形成されていることが好ましい。
本考案に係る首用サポータにおいて、前記基材の長さは30~60cm、前記基材の幅は2~4cm、前記シート材の長さは20~40cmであることが好ましい。
本考案に係る首用サポータは、放射性物質を含有したシート材の両面が基材とカバー材で覆われていることにより、シート材の汚損を防止することができ耐久性及び取り扱い性に優れる。
本考案に係る首用サポータは、放射性物質が、ラジウム又はラジウムの同位体であり、シート材の原料に練り込まれている場合、放射性物質が周囲に飛散することがなく、放射線による効果を長期間にわたって安定的に維持することができる。
本考案に係る首用サポータは、カバー材が、通気性を有するメッシュ生地で形成されている場合、長時間使用しても蒸れることがなく、快適性に優れる。
本考案に係る首用サポータにおいて、固定手段が、ループ面とフック面が対をなす面ファスナーであり、基材の他面側の長手方向の全長にわたってループ面又はフック面が形成されている場合、ループ面とフック面を係合させる位置を自在に選択することができるので、首周りの寸法に合わせて首用サポータを適度に密着させて装着することができる。
本考案に係る首用サポータにおいて、基材の長さが30~60cm、基材の幅が2~4cm、シート材の長さが20~40cmである場合、子供から大人まで快適に使用することができ、放射線の効果が十分に得られる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説明し、本考案の理解に供する。
図1~図3に示す本考案の一実施の形態に係る首用サポータ10は、身体の各部の痛みを和らげるために人体の首に巻き付けられて使用される。
図1、図2に示すように、首用サポータ10は、ベルト状の基材11と、基材11の一面側に配置され放射性物質を含む鉱石の粉末を含有するゴム製のシート材12と、基材11の一面側でシート材12の表面を覆って基材11に縫着又は溶着されるカバー材13とを備えている。
図1~図3に示す本考案の一実施の形態に係る首用サポータ10は、身体の各部の痛みを和らげるために人体の首に巻き付けられて使用される。
図1、図2に示すように、首用サポータ10は、ベルト状の基材11と、基材11の一面側に配置され放射性物質を含む鉱石の粉末を含有するゴム製のシート材12と、基材11の一面側でシート材12の表面を覆って基材11に縫着又は溶着されるカバー材13とを備えている。
基材11及びカバー材13の材質としては、ポリエステル等の化学繊維が好適に用いられるがこれに限定されるものではない。特に、基材11が伸縮性及び可撓性を有する場合、使用者に圧迫感を与え難く、装着性が向上する。シート材12としては、原料となる天然ゴム又は合成ゴムの組成物の中に、充填剤として放射性物質であるラジウム又はラジウムの同位体を含む鉱石の粉末を練り込んだ(混合した)ものを加熱、加圧し、シート状に成形したものが好適に用いられる。合成ゴムとしては、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム等が挙げられるが、これらに限定されるものではなく、適宜、選択される。また、放射性物質を含む鉱石は従来公知であり、例えばジルコニウム、モナザイト等が挙げられるが、これらに限定されるものではなく、適宜、選択され、ラジウム又はラジウムの同位体以外の放射性物質を含んでいてもよいし、ラジウム又はラジウムの同位体を除く放射性物質を含むものでもよい。放射性物質を含む鉱石の粉末の粒径は、例えば1~500μm程度が好適であるが、この範囲に限定されるものではなく、これより粒径の小さなもの又は大きなものが含まれていてもよい。シート材12の放射線量率は、例えば0.01~5μSv/h程度であるがこの範囲に限定されるものではなく、適宜、選択される。
本実施の形態では、カバー材13は、通気性を有するメッシュ生地で形成されているが、メッシュの粗さ(開口部14の大きさ、数及び配置)は、適宜、選択される。また、カバー材は、メッシュ生地ではなく通常のシートで形成されてもよい。
本実施の形態では、カバー材13の外周が基材11に縫着されることによりシート材12が基材11に固定されているが、基材及びカバー材の材質によっては、カバー材の外周が基材に溶着されてもよい。
本実施の形態では、カバー材13の外周が基材11に縫着されることによりシート材12が基材11に固定されているが、基材及びカバー材の材質によっては、カバー材の外周が基材に溶着されてもよい。
また、図1、図2に示すように、首用サポータ10は、着脱可能な固定手段15として、基材11の一面側の長手方向の一端部(図1の右端)に取付けられたフック面16と基材11の他面側の長手方向の全長にわたって形成された(取付けられた)ループ面17が対をなす面ファスナーを備えている。このように、基材11の他面側の長手方向の全長にわたってループ面17が形成されているので、ループ面17とフック面16を係合させる位置を自在に選択することができ、図3に示すように、使用者18の首周りの寸法に合わせて首用サポータ10を適度に密着させて装着することができる。なお、ループ面は、基材の全長にわたって形成される必要はなく、長手方向の他端部に(所定の長さで)形成されて(取付けられて)もよい。その場合、長さが異なる複数種類の首用サポータを用意することにより、様々な体格の(首周りの長さが異なる)使用者に対応できる。また、ループ面とフック面は入れ替えられてもよい。
本実施の形態では、固定手段として面ファスナーが用いられたが、スナップボタン又はホックが用いられてもよい。その場合、複数のメス部材(又はオス部材)が基材の他面側の長手方向に沿って取付けられることにより、装着時の長さ調整が可能となる。
本実施の形態では、固定手段として面ファスナーが用いられたが、スナップボタン又はホックが用いられてもよい。その場合、複数のメス部材(又はオス部材)が基材の他面側の長手方向に沿って取付けられることにより、装着時の長さ調整が可能となる。
首用サポータ10の寸法として、例えば、基材11の長さは30~60cm程度、基材11の幅は2~4cm程度、シート材12の長さは20~40cm程度が好適であるがこれらに限定されるものではない。例えば、本実施の形態の首用サポータ10のように、基材11の全長にわたってループ面17が形成されている場合は、基材11の長さが50~60cm程度であれば、1種類の首用サポータ10で様々な体格の使用者18に対応できる。
以上のように構成された首用サポータ10が使用者18の首に装着されることにより、微量の放射線が使用者18の体に作用し、細胞が活性化されると考えられている。また、首を通る毛細血管が拡張し、体全体の血行が促進されることにより、頭痛及び肩凝りの解消、首、肩、腰及び膝等の体の各部の痛みの軽減、ストレートネック(スマホっ首)及び猫背の改善に役立つ。さらに、新陳代謝を向上させ、免疫力及び自然治癒力を高め、自律神経のバランスを整える効果も期待できる。これらはラジウム温泉等における温浴効果と同等である。
以上、本考案の実施の形態を説明したが、本考案は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
本考案の首用サポータは首に装着されることを基本としているが、痛みのある手首、肘、膝又は足首等の患部に直接、装着されて使用されてもよい。
また、シート材の作製時に、放射性物質を含む鉱石の粉末以外に、活性炭等の遠赤外線を発生する物質の粉末を混ぜてもよい。
本考案の首用サポータは首に装着されることを基本としているが、痛みのある手首、肘、膝又は足首等の患部に直接、装着されて使用されてもよい。
また、シート材の作製時に、放射性物質を含む鉱石の粉末以外に、活性炭等の遠赤外線を発生する物質の粉末を混ぜてもよい。
10:首用サポータ、11:基材、12:シート材、13:カバー材、14:開口部、15:固定手段、16:フック面、17:ループ面、18:使用者
Claims (5)
- 人体の首に巻き付けられて使用される首用サポータであって、
ベルト状の基材と、該基材の一面側に配置され放射性物質を含む鉱石の粉末を含有するゴム製のシート材と、前記基材の一面側で前記シート材の表面を覆って前記基材に縫着又は溶着されるカバー材と、前記基材の一面側の長手方向の少なくとも一端部と前記基材の他面側の長手方向の少なくとも他端部に取付けられて対をなす着脱可能な固定手段とを備えたことを特徴とする首用サポータ。 - 請求項1記載の首用サポータにおいて、前記放射性物質は、ラジウム又はラジウムの同位体であり、前記シート材の原料に練り込まれていることを特徴とする首用サポータ。
- 請求項1記載の首用サポータにおいて、前記カバー材は、通気性を有するメッシュ生地で形成されていることを特徴とする首用サポータ。
- 請求項1記載の首用サポータにおいて、前記固定手段は、ループ面とフック面が対をなす面ファスナーであり、前記基材の他面側の長手方向の全長にわたって前記ループ面又は前記フック面が形成されていることを特徴とする首用サポータ。
- 請求項1記載の首用サポータにおいて、前記基材の長さは30~60cm、前記基材の幅は2~4cm、前記シート材の長さは20~40cmであることを特徴とする首用サポータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022003527U JP3240301U (ja) | 2022-10-25 | 2022-10-25 | 首用サポータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022003527U JP3240301U (ja) | 2022-10-25 | 2022-10-25 | 首用サポータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3240301U true JP3240301U (ja) | 2022-12-22 |
Family
ID=84533361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2022003527U Active JP3240301U (ja) | 2022-10-25 | 2022-10-25 | 首用サポータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3240301U (ja) |
-
2022
- 2022-10-25 JP JP2022003527U patent/JP3240301U/ja active Active
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