JP2001245644A - 加工食品の日持ち向上方法 - Google Patents

加工食品の日持ち向上方法

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JP2001245644A JP2000059669A JP2000059669A JP2001245644A JP 2001245644 A JP2001245644 A JP 2001245644A JP 2000059669 A JP2000059669 A JP 2000059669A JP 2000059669 A JP2000059669 A JP 2000059669A JP 2001245644 A JP2001245644 A JP 2001245644A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工肉類、食品総菜等の加工食品本来の風味
に実質的な影響を及ぼすことなく、腐敗や変敗に関与す
る微生物の増殖を抑制し、日持ちを向上させることがで
きる加工食品の日持ち向上方法を提供すること。 【解決手段】 少なくとも乳酸塩と酢酸塩とを用いる加
工食品の日持ち向上方法であって、乳酸塩を0.5重量
%以上2.5重量%未満、好ましくは1.8〜2.2重
量%含有せしめ、酢酸塩は加工食品のpHに応じ、次式
(I)、好ましくは次式(II)で与えられる量を含有さ
せる。加工食品は、そのpH域が5.0〜7.0である
ことが好ましい。また、必要に応じて、乳酸塩と酢酸塩
の他に、グリシン及び/又は重合リン酸塩やアジピン酸
を含有させることもできる。 【数1】 【数2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食肉製品、魚肉練
り製品、各種食肉惣菜等の加工食品の本来の風味に実質
的な影響与えることなく、腐敗や変敗に関与する微生物
の増殖を抑制し、日持ちを向上させる加工食品の日持ち
向上方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、消費者ニーズの変化とともに加工
食品も多様化し、消費者の健康志向を反映した低脂肪、
低塩化した製品も増加している。特に、食塩などの低減
は、微生物学的な保存性を低下することにもなる。この
ような状況の中、流通、販売、消費段階を通じ、加工食
品の微生物学的な安全性を確保しつつ、保存性を向上さ
せ、かつ加工食品の風味などにも悪影響を与えない日持
ち向上方法が求められていた。かかる日持ち向上方法に
関しては、以下のような技術が公開されている。
【0003】特開昭59−175870号公報には、グ
リシンの有する殺菌作用を相乗的に高め、しかも食品に
対して食味、食感等の嗜好面に何ら悪影響を及ぼすこと
のない加工食品の保存性向上方法として、グリシン0.
1〜1.0重量%およびグリシンの50〜500重量%
に相当する酢酸塩および/または乳酸塩を含有せしめる
加工食品の保存性向上方法が記載されているが、特に多
くの食品で酸敗などの変敗原因菌となっている乳酸菌に
対し、十分な効果を得るためそれぞれの成分の添加量を
増加させたが、グリシンによる甘み、酢酸ナトリウムに
よる酸味、乳酸ナトリウムによる金属的な味が発現し、
風味バランス上問題がないとはいえなかった。
【0004】特開昭62−201563号公報には、プ
ロタミンに特定の抗菌性物質を組み合わることにより単
独では得られない相乗効果を発揮させ、食品の保存に実
効性のある自然物を中心とする食品保存料として、グリ
シン、酢酸ナトリウム、リゾチーム、甘草抽出抗菌性物
質、低級脂肪酸エステル、シュガーエステル、ビタミン
B1エステル、重合リン酸塩からなる特定抗菌性物質群
より選ばれた1種又は2種以上と、プロタミンとを組み
合わせた食品保存料が記載されているが、構成成分であ
るプロタミンは本発明の好ましい対象である食肉惣菜類
の主成分であるタンパク質に対して有効な静菌効果を有
しておらず、満足できる食品保存効果は期待できなかっ
た。
【0005】特開平5−72号公報には、食品の日持ち
を向上させる効果が高く、食品の風味に影響を与えない
食品の日持ち向上剤として、アジピン酸、クエン酸、酒
石酸、フマル酸及びリンゴ酸から選ばれる少なくとも1
種の有機酸及び/又はその塩、0.1〜30%、リゾチ
ーム0.01〜10%、エタノール0.1〜90%、及
び飽和脂肪酸の炭素数が8〜12のグリセリン脂肪酸エ
ステル0.05〜50%を有効成分とする食品日持ち向
上剤が記載されているが、炭素数が8〜12のグリセリ
ン脂肪酸エステルを構成成分としているため、苦みを有
し、食品の風味に悪影響を与えた。また、微生物学的な
発育阻止効果は弱く、高濃度を添加しなければならない
欠点もあった。
【0006】特開平8−196252号公報には、食肉
製品等の保存性食品において優れた静菌効果により日持
ちを向上させ、かつ味質がまろやかで溶解性に優れるバ
ランスのとれた食品日持向上剤として、リゾチーム、ア
ミノ酸またはその塩、有機酸またはその塩および酢酸塩
を含有することを特徴とする食品日持向上剤が記載され
ており、具体的には、アミノ酸とは例えばグリシンまた
はアラニン等から選ばれた1種以上であり、有機酸とは
例えばアジピン酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸
またはクエン酸等から選ばれた1種以上であり、酢酸塩
とは例えば酢酸ナトリウムなどであると開示されてい
る。しかし、特に多くの食品で酸敗などの変敗原因菌と
なっている乳酸菌に対し、十分な効果を得るためそれぞ
れの成分の添加量を増加させたが、グリシンによる甘
み、酢酸ナトリウムによる酸味、乳酸ナトリウムによる
金属的な味が発現し、風味バランス上問題がないとはい
えなかった。
【0007】特開平9−23860号公報には、酢ない
し酢酸を使用して食品の保存性を高めながら酢や酢酸の
風味、酸味を舌に感じさせない食品保存料として、酢な
いし酢酸と、アジピン酸、フマル酸、グルコン酸、グル
コノデルタラクトン、クエン酸塩、酒石酸塩、乳酸塩及
びリンゴ酸塩からなる群より選ばれた1種又は2種以上
の有機酸及び/又は有機酸塩とを混合してなる食品保存
料が記載されているが、酢もしくは酢酸を使用した場合
の酸味低減に関する発明であり、詳細説明にもあるよう
に、pH4.8以下の加工品にのみしか十分な効果が期
待できないなどの問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の加工食品の日持
ち向上方法は、風味を重要視しつつも、どちらかという
と保存性に重点をおいたものであったが、本発明者ら
は、視点を変えて、加工食品本来の風味に実質的な影響
を及ぼさない範囲で保存性を追求するという研究に取り
組んだ。本発明の課題は、加工肉類、食品総菜等の加工
食品本来の風味に実質的な影響を及ぼすことなく、腐敗
や変敗に関与する微生物の増殖を抑制し、日持ちを向上
させることができる加工食品の日持ち向上方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために種々検討・調査した。微生物の増殖抑
制作用により食品の日持ち向上に効果がある有機酸や有
機酸塩を食品に使用した場合、静菌効果や風味への影響
が個々に異なるため、従来より様々な工夫がなされてき
ている。しかしこれまで、加工食品本来の風味に実質的
な影響を及ぼさない範囲で保存性を追求するというアプ
ローチは見い出せなかった。一般に静菌効果がpHに左
右される(pHが酸性側へ傾くほど効果的)のに対し、
乳酸の場合はpHによる影響を受けにくく、加工食品の
主な変敗原因菌となっている乳酸菌などグラム陽性菌に
対し、広いpH領域で効果的であることが、インビトロ
の実験系で明らかにされている(松田ら:日食工試, V
ol. 41, No.10, 687-702 (1994))が、これまでこのよ
うな乳酸の機能を加工食品の系で実証し、日持ち向上策
として応用した例はないことから、乳酸の利用を考え
た。
【0010】(試験例1)まず、風味の面から加工食品
へ添加することができる乳酸塩の限界を見い出すために
この試験を行った。供試加工食品としては、鶏つくね、
ハンバーグ、ソーセージ及び味付け豚肉を用いた。各供
試加工食品の製造方法を以下に示す。
【0011】(1)鶏つくね 鶏つくねの基本配合は、鶏挽肉(もも肉を5mm目でグ
ラインドしたもの)67重量%、生パン粉13重量%、
卵8重量%、水11.14重量%、食塩0.8重量%、
コショウ0.06重量%とした。基本配合に従い原材料
を計量した後、乳酸ナトリウムを生地全量に対し、表1
に示した添加量となるように、計量、添加し、十分混合
した。混合した生地を約30gずつ、団子状に整形し、
約95℃の熱水中で、中心温度80℃になるまで加熱し
た。加熱後、約10分放冷し、以降の試験に供した。
【0012】(2)ハンバーグ ハンバーグの基本配合は、挽肉(豚:牛=1:1の原料
を5mm目でグラインドしたもの)58重量%、玉ねぎ
23重量%、生パン粉6重量%、牛乳12.14重量
%、食塩0.8重量%、コショウ0.06重量%とし
た。基本配合に従い原材料を計量した後、乳酸ナトリウ
ムを生地全量に対し、表1に示した添加量となるよう
に、計量、添加し、十分混合した。混合した生地を約1
00gずつ、整形した後、ホットプレートにて両面を交
互に焼きながら、中心温度80℃になるまで加熱した。
加熱後、約10分間放冷し、以降の試験に供した。
【0013】(3)ソーセージ ソーセージの基本配合は、豚挽肉(ロース部位5mm目
でグラインドしたもの)65重量%、食塩1.5重量
%、重合リン酸塩0.2重量%、澱粉4.5重量%、氷
28.8重量%とした。基本配合に従い原材料を計量し
た後、乳酸ナトリウムを生地全量に対し、表1に示した
添加量となるように、計量した。その後、 挽肉、氷、食塩、重合リン酸塩、乳酸ナトリウム、
澱粉の順で添加しながら、フードカッターで混合し
た。これを、塩化ビニリデンケーシングに約150g充
填した後、両端を結紮した。次いで、70℃のウォータ
ーバスで製品中心が70℃に達してから20分間加熱し
た。加熱後、氷水で約30分間冷却した後、0〜2℃の
冷蔵庫に1晩保管し、以降の試験に供した。
【0014】(4)味付け豚肉 焼肉用味付け豚肉の基本配合は、豚ロース部位(約2m
m厚にスライスしたもの)70重量%、焼肉用タレ30
重量%とした。基本配合に従い原材料を計量した後、乳
酸ナトリウムを全量に対し、表1に示した添加量となる
ように、計量、添加し、十分混合した。混合した後、1
晩0〜2℃の冷蔵庫で保管した。その後、ホットプレー
トにて両面を交互に焼き、十分加熱されたことを肉眼で
確認した後、以降の試験に供した。
【0015】それぞれの製造方法に従って、調製された
供試品について、5名の訓練されたパネラーで官能評価
を行った。官能評価は、まず品目ごとに、それぞれのパ
ネラーが個別に評価した。得られた結果について、再度
5名のパネラー相互による討議を行い、各評価サンプル
を「○:良好 △:わずかに塩味、金属的味あり ×:
著しい塩味、金属的味あり」という基準により評価し
た。結果を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】表1からもわかるように、乳酸ナトリウム
の添加により、塩味や金属的な味を感じる傾向が認めら
れた。また、その影響は、加工食品の種類によって異な
り、比較的淡泊な味である鶏つくねでは、2.5重量%
で、またハンバーグ、ソーセージでは3.0重量%、味
付け豚肉では、3.5重量%で、認められた。その結果
より、加工品の中で鶏つくねが、最も風味に対する影響
が出やすいこと、またその際の添加量の限界が、ほぼ2
重量%であることが明らかとなった。
【0018】(試験例2)次いで、乳酸ナトリウムと併
用する有機酸塩を多数スクリーニングし、酢酸ナトリウ
ムに注目した。ここでの試験は、異なるpHの加工食品
に対する乳酸塩と酢酸塩の組み合わせによる風味への影
響について調査・検討し、適正な利用方法を見い出すた
めに行った。乳酸塩による風味への影響を受けやすかっ
た鶏つくねを供試品とした。鶏つくねの基本配合は、鶏
挽肉(もも肉を5mm目でグラインドしたもの)67重
量%、生パン粉13重量%、卵8重量%、水11.14
重量%、食塩0.8重量%、コショウ0.06重量%と
した。また、所定のpHとするために、牛脂でコーティ
ングされたフマル酸と2N−NaOHを利用した。pH
の調整は、あらかじめ予備試験で、加熱後所定のpHと
なる添加量を求め、配合量を設定した。基本配合に従い
原材料およびpH調整剤を計量した後、乳酸ナトリウム
と酢酸ナトリウムを生地全量に対し、表2に示した添加
量となるように、計量、添加し、十分混合した。混合し
た生地を約30gずつ、団子状に整形し、約95℃の熱
水中で、中心温度80℃になるまで加熱した。加熱後、
約10分放冷し、官能評価に供した。
【0019】調製された供試サンプルについて、5名の
訓練されたパネラーで官能評価を行った。官能評価は、
まず各サンプルごとに、それぞれのパネラーが個別に評
価した。得られた結果について、再度5名のパネラー相
互による討議を行い、各評価サンプルを「○:良好
△:わずかに酸味、塩味、金属的味あり ×:著しい酸
味、塩味、金属的味あり」という基準により評価した。
結果を表2に示す。
【0020】
【表2】
【0021】風味への影響については、表2からもわか
るように、乳酸ナトリウムはいずれのpH領域でも2重
量%までの悪影響は認められなかった。一方、酢酸ナト
リウムの場合、乳酸ナトリウム2重量%含有の場合、乳
酸ナトリウムの含有量に依存することなく、pH5.5
で0.4重量%、pH6.0で0.5重量%、pH6.
5で0.6重量%まで、風味に対する悪影響は認められ
なかった。かかる乳酸ナトリウムの含有量に依存しない
場合における、風味に対するpHと酢酸ナトリウムの影
響を表2として示す。この場合の、酢酸ナトリウム(重
量%)は、次式(II)に示されるpH値の一次関数で表
すことができることを見い出した。これらの結果から、
乳酸ナトリウムを2重量%程度含有した加工食品につい
て、加工食品のpHに応じて、一定の割合で酢酸ナトリ
ウムの添加量を変化させることにより、風味への影響を
実質的に与えることなく、乳酸ナトリウムと酢酸ナトリ
ウムとを併用しうることがわかった。
【0022】
【数3】
【0023】上記のようにして、加工食品の本来の風味
に実質的に影響を与えることがない有機酸塩の組合せ及
び含有量をまず見い出し、かかる組合せと配合量に基づ
き、加工食品の日持ち向上効果を確認し、本発明は完成
するに至ったものである。
【0024】すなわち本発明は、少なくとも乳酸塩と酢
酸塩とを用いる加工食品の日持ち向上方法であって、乳
酸塩を0.5重量%以上2.5重量%未満含有せしめ、
酢酸塩は加工食品のpHに応じ、次式(I)で与えられ
る量を含有させることを特徴とする加工食品の日持ち向
上方法(請求項1)に関する。
【0025】
【数4】
【0026】また本発明は、次式(II)で与えられる量
の酢酸塩を含有させることを特徴とする請求項1記載の
加工食品の日持ち向上方法(請求項2)に関する。
【0027】
【数5】
【0028】更にまた本発明は、乳酸塩の含有量が1.
8〜2.2重量%であるであることを特徴とする請求項
1又は2記載の加工食品の日持ち向上方法(請求項3)
や、乳酸塩及び酢酸塩が共にナトリウム塩であることを
特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の加工食品の日
持ち向上方法(請求項4)や、加工食品のpH域が5.
0〜7.0であることを特徴とする請求項1〜4のいず
れか記載の加工食品の日持ち向上方法(請求項5)や、
グリシン及び/又は重合リン酸塩を含有させることを特
徴とする請求項1〜5のいずれか記載の加工食品の日持
ち向上方法(請求項6)や、アジピン酸を含有させるこ
とを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の加工食品
の日持ち向上方法(請求項7)に関する。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明における加工食品として
は、特に制限されるものではないが、食肉製品、魚肉練
り製品やハンバーグ、ミートボール、メンチカツ、コロ
ッケ、フライドチキン、チキンナゲット、シュウマイ、
ギョウザ、トンカツ、カラアゲ、肉ダンゴ、つくねなど
に代表される食肉惣菜、未加熱の畜肉、魚肉、味付け畜
肉、味付け魚肉、サラダ類、酢漬け食品、漬物、ドレッ
シングなどを例示することができ、これら加工食品の中
でも、特にpHが酸性側、好ましくはpH5〜7、より
好ましくはpH5.5〜6.5にある食品に、本発明の
日持ち向上方法を適用することができる。
【0030】本発明における乳酸塩、酢酸塩としては、
通常食品素材として用いられている乳酸塩、酢酸塩であ
れば特に制限されるものではないが、乳酸塩、酢酸塩共
にナトリウム塩が好ましい。加工食品に含有させる乳酸
塩の濃度としては、0.5重量%以上で2.5重量%未
満が好ましく、1.8〜2.2重量%が特に好ましい。
0.5重量%未満では日持ち向上効果が充分でなく、
2.5重量以上では加工食品の風味に影響を与えること
になる。一方、加工食品に含有させる酢酸ナトリウムの
濃度は、加工食品のpHに依存し、次式(I)に示され
る範囲内であることが必要で、次式(II)に示される範
囲が好ましく、次式(III)に示される範囲内が特に好
ましい。そして、次式(I)に示される範囲を越える
と、加工食品の風味に影響を与えることになる。
【0031】
【数6】
【0032】本発明の加工食品の日持ち向上方法には、
前記乳酸塩と酢酸塩の他に、他の通常食品素材として用
いられる化合物も併用することができ、かかる化合物と
してグリシンや、重合リン酸塩、アジピン酸等を例示す
ることができる。前記重合リン酸塩としては、通常食品
素材として利用されている酸性ピロリン酸塩、ピロリン
酸塩、トリポリリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩を挙げる
ことができ、これら重合リン酸の塩としてはナトリウム
塩が好ましい。より具体的な組合せとしては、乳酸塩、
酢酸塩、グリシン及び重合リン酸塩、あるいは乳酸塩、
酢酸塩及びアジピン酸を好ましく例示することができ
る。
【0033】また、乳酸塩や酢酸塩等を食品に含有させ
る方法はほぼ均一に分散させることができる方法であれ
ばどのような方法でもよいが、例えば、対象とする加工
食品の製造段階で所定量となるよう溶解、混和、練り混
み、吹付け、塗付け、振りかけ、まぶすなどの方法によ
り添加・含有させればよい。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例等により詳細に説明す
るが、本発明の技術的範囲は以下の実施例等によって限
定されるものではない。 実施例1 (供試品の製造)乳酸塩による風味への影響を受けやす
かった鶏つくねを供試品とした(試験例1参照)。鶏つ
くねの基本配合は、鶏挽肉(もも肉を5mm目でグライ
ンドしたもの)67重量%、生パン粉13重量%、卵8
重量%、水11.14重量%、食塩0.8重量%、コシ
ョウ0.06重量%とした。また、所定のpHとするた
めに、牛脂でコーティングされたフマル酸と2N−Na
OHを利用した。pHの調整は、あらかじめ予備試験
で、加熱後所定のpHとなる添加量を求め、配合量を設
定した。基本配合に従い原材料およびpH調整剤を計量
した後、乳酸ナトリウムと酢酸ナトリウムを生地全量に
対し、表3に示した添加量となるように、計量、添加
し、十分混合した。混合した生地を約30gずつ、団子
状に整形し、約95℃の熱水中で、中心温度80℃にな
るまで加熱した。加熱後、約10分放冷し、さらに1晩
0〜2℃の冷蔵庫で保管したものを用いた。
【0035】(乳酸菌接種試験)加工食品の変敗原因菌
として、分離され凍結保管されていたLactobacillus vi
ridescens-1 PSC-Y510101、Lactobacillus casei-14 PS
C-Y510301、Leuconostocsp.-10 PSC-Y539901、Enteroco
ccus faecalis-15 PSC-Y520101を供試菌株として用い
た。各々の菌株は、APTブロス(DIFCO社製)10ml
に接種し、32℃で約24時間培養後、2℃に2日保管
し、4菌株の菌数が同量となるように、滅菌生理食塩水
(食塩濃度:0.86%)を使用して混合した。この混
合した菌液を希釈し、鶏つくねに菌液0.5mlを添加
し、約10CFU/gとなるように接種した。これを真
空包装し、10℃に保管後、経時的にBCP加プレート
カウント培地を使用し、乳酸菌数を測定した。結果を表
3に示す。表3中の数字は細菌数が105CFU/g以
上に達した日数を示し、20<は保管20日目でも細菌
数が105CFU/g未満であったことを示す。また、
表中の網掛け部は表2の結果が○であることを示す。
【0036】
【表3】
【0037】(試験結果)乳酸ナトリウム、酢酸ナトリ
ウムとも添加量の増加に伴い、乳酸菌に対する静菌効果
は増加した。乳酸ナトリウムは、pHが5.5〜6.5
の間で変化しても、ほとんどその効果は変化しなかった
が、酢酸ナトリウムはpHが高くなると著しく静菌効果
が低下することが認められた。また、乳酸ナトリウムと
酢酸ナトリウムを組み合わせることにより、広いpH領
域で相加的、相乗的効果による静菌効果の上昇が認めら
れ、またpHが低いほどその傾向は強く現れた。また、
表3の結果と前記表2の結果(表3の網掛け部参照)を
併せ考えると、乳酸ナトリウム2重量%以下を含有した
加工食品について、加工食品のpHに応じて、一定の割
合で酢酸ナトリウムの添加量を変化させることにより、
風味への影響を与えず、微生物学的な保存性を向上させ
得ることが明らかとなった。
【0038】実施例2 (供試品の製造) (1)鶏つくね鶏つくねの基本配合は、鶏挽肉(もも肉
を5mm目でグラインドしたもの)67重量%、生パン
粉13重量%、卵8重量%、水11.14重量%、食塩
0.8重量%、コショウ0.06重量%とした。基本配
合に従い原材料を計量した後、乳酸ナトリウム、酢酸ナ
トリウム、酸性ピロリン酸ナトリウムおよびグリシンを
生地全量に対し、表4に示した添加量となるように、計
量、添加し、十分混合した。混合した生地を約30gず
つ、団子状に整形し、約95℃の熱水中で、中心温度8
0℃になるまで加熱した。加熱後、約10分放冷し、さ
らに1晩0〜2℃の冷蔵庫で保管し、供試品とした。な
お、供試品のpHは、いずれの試験区も5.9〜6.0
の範囲であり、また官能評価では、いずれも問題点は認
められなかった。
【0039】(2)味付け豚肉 焼肉用味付け豚肉の基本配合は、豚ロース部位(約2m
m厚にスライスされたもの)70重量%、焼肉用タレ3
0重量%とした。基本配合に従い原材料を計量した後、
乳酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、アジピン酸を全量に
対し、表5に示した添加量となるように、計量、添加
し、十分混合した。混合した後、1晩0〜2℃の冷蔵庫
で保管した。なお、供試品のpHは、いずれの試験区も
5.6〜5.7の範囲であり、また官能評価では、いず
れも問題点は認められなかった。
【0040】(試験方法)鶏つくねについては、実施例
1における乳酸菌接種試験と同様の方法で静菌効果を評
価した。一方、味付け豚肉は、1晩冷蔵庫で保管したも
のを約100gずつ真空包装し、10℃に保管し、これ
を経時的に標準寒天培地を用いて、細菌数を測定した。
結果を表4及び表5にそれぞれ示す。なお、表4及び表
5中の「保存日数(日)」は、細菌数が105CFU/g
以上に達した保管日数で示した。
【0041】
【表4】
【0042】
【表5】
【0043】(試験結果)表4からわかるように、鶏つ
くねでは、前記試験例2で風味に影響を与えることなく
添加可能と判断された乳酸ナトリウム1.0重量%と酢
酸ナトリウム0.3重量%の組み合わせに、酸性ピロリ
ン酸ナトリウムとグリシンを単独、または併用して添加
することにより、105CFU/g以上まで達する期間
が2〜7日延長されることが認められた。また、表5か
らわかるように、味付け豚肉では、乳酸ナトリウムと酢
酸ナトリウムに、さらにアジピン酸を添加することによ
り、105CFU/g以上まで達する期間が3日延長さ
れることが認められた。
【0044】
【発明の効果】本発明の加工食品の日持ち向上方法によ
ると、種々の加工食品本来の風味に影響を与えることが
なく、加工食品の日持ちを向上することができる。ま
た、乳酸ナトリウムと酢酸ナトリウムに、酸性ピロリン
酸ナトリウムとグリシン、又はアジピン酸を併用するこ
とにより、風味のバランスに影響を与えることなく、一
層優れた静菌効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】乳酸ナトリウムを含有した加工品の風味に対す
るpHと酢酸ナトリウムの影響を示す図である。
フロントページの続き Fターム(参考) 4B021 LA41 MC01 MK08 MK20 MK23 4B036 LC05 LF13 LH01 LH07 LH38 LK04 LP22 4B042 AC06 AD08 AD20 AD21 AD39 AE03 AE05 AG03 AG07 AH01 AK01 AK04 AK10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも乳酸塩と酢酸塩とを用いる加
    工食品の日持ち向上方法であって、乳酸塩を0.5重量
    %以上2.5重量%未満含有せしめ、酢酸塩は加工食品
    のpHに応じ、次式(I)で与えられる量を含有させる
    ことを特徴とする加工食品の日持ち向上方法。 【数1】
  2. 【請求項2】 次式(II)で与えられる量の酢酸塩を含
    有させることを特徴とする請求項1記載の加工食品の日
    持ち向上方法。 【数2】
  3. 【請求項3】 乳酸塩の含有量が1.8〜2.2重量%
    であるであることを特徴とする請求項1又は2記載の加
    工食品の日持ち向上方法。
  4. 【請求項4】 乳酸塩及び酢酸塩が共にナトリウム塩で
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の加
    工食品の日持ち向上方法。
  5. 【請求項5】 加工食品のpH域が5.0〜7.0であ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の加工
    食品の日持ち向上方法。
  6. 【請求項6】 グリシン及び/又は重合リン酸塩を含有
    させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の
    加工食品の日持ち向上方法。
  7. 【請求項7】 アジピン酸を含有させることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれか記載の加工食品の日持ち向上
    方法。
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