JP2001243409A - 帳票表示装置 - Google Patents

帳票表示装置

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JP2001243409A
JP2001243409A JP2000051140A JP2000051140A JP2001243409A JP 2001243409 A JP2001243409 A JP 2001243409A JP 2000051140 A JP2000051140 A JP 2000051140A JP 2000051140 A JP2000051140 A JP 2000051140A JP 2001243409 A JP2001243409 A JP 2001243409A
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Yasushi Nakasone
康 中曽根
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラムに依存せずに、帳票表示の書式を
簡単に定義し、表示する手段を提供する。 【解決手段】 帳票の書式を可視の数値や語句で記述し
た帳票表示書式定義データと、前記帳票表示書式定義デ
ータに基いて前記帳票を表示するためにプログラム実行
中に作成する配列データと、前記配列データに基いて帳
票を表示する手段とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設備監視システム
等における、帳票の表示を主体とした帳票表示装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の帳票表示装置においては、実際に
要求される帳票の書式に合うようにディスプレイ画面上
で作成する方法が一般的である。最近の可視性、操作性
の向上したオペレーティングシステム(Windows
(登録商標)等)を搭載するコンピュータを用いた帳票
表示装置では、作成された帳票が、見た目通りに印刷可
能であるため、要求される帳票1枚を単位として作成す
る。作成された帳票を構成する格子状に区画された各欄
は、大別して固定的な見出し項目欄と、コンピュータに
接続された外部入力装置やデータベースからデータを参
照して代入するデータ欄とがある。
【0003】個々の帳票の書式を定義する時は、帳票毎
に実際に表示もしくは印刷する状態を想定し、まず、帳
票の骨格となる縦横の罫線で区画された複数の欄で構成
される表構造を設定する。最も単純な表構造は上端の1
行を列見出し項目欄、左端の1列を行見出し項目欄とし
た、2次元のマトリクス構造である。前述のように見出
し項目の内容は固定的であり、列見出し項目欄の一つ
と、行見出し項目欄の一つを特定することにより、デー
タ欄の中から対応する一つのデータを特定できることは
言うまでもない。
【0004】一般的な帳票の構造は、図3に示すように
表の上端に沿って1ないし複数行の列見出し項目欄と、
左端に沿って1ないし複数列の行見出し項目欄とを有す
る表と見ることができる。この例の列見出し項目は、項
目欄を大項目欄、中項目欄、小項目欄の順に階層化した
構造であり、一つの大項目欄はその下位階層となる複数
の中項目欄を伴い、一つの中項目欄はその下位階層とな
る複数の小項目欄を伴う。従って、最下位となる小項目
欄はデータ欄と接し、列見出し項目の小項目欄の幅は、
これと接するデータ欄の幅と等しく、行見出し項目の小
項目欄の高さは、これと接するデータ欄の高さと等しく
なるのが通常である。
【0005】また、実際の適用例においては、各項目欄
に簡潔な語句を記載して見栄えが良く、理解し易い帳票
とするために、図4に示すように前記見出し項目欄の階
層のうち、一部隣接する階層(この場合、大項目欄と中
項目欄、中項目欄と小項目欄、大項目欄と中項目欄と小
項目欄の組合わせ)の項目欄を適宜結合することがよく
ある。
【0006】前記見出し項目欄には、主として項目を意
味する語句を記載しておき、前記データ欄には、当該デ
ータ欄に外部入力装置やデータベース等から参照して代
入する数値の表示形式(印刷形式)を設定する。表示形
式の設定は、整数形式や実数形式、時刻形式等様々な表
示形式に対応させるための設定である。
【0007】帳票の書式を定義する手段の多くの例にお
いて、それらは印刷する帳票の作成を主としており、定
義した内容をディスプレイ画面で確認するための機能
(プレビュー機能)を持ち合わせたものが多い。プレビ
ュー機能では、定義した一つの帳票全体をディスプレイ
画面の表示領域に収まるように縮小して表示する他、定
義した他の帳票を含めた複数の帳票を表示したり、一部
を拡大して表示することが行われている。
【0008】産業分野における帳票の適用としては、例
えば設備監視システムのようにディスプレイ画面に帳票
形式で監視データや蓄積データを表示することを主体と
するものがある。もちろん表示された帳票の内容をデー
タとともに印刷する機能を必要とする。前記設備監視シ
ステム等でディスプレイ画面に表示する帳票は、帳票上
に代入されている見出し項目や対応するデータをオペレ
ータに的確に分かり易く表示することが重要であるた
め、前記プレビュー機能のように、印刷対象の領域全体
を縮小してディスプレイ画面に収めて表示することは、
縮小した文字の視認性が悪くなるため好ましくない。そ
こで視認性を損なわないようにするため、縮小を行わず
に、画面を切換えたり、帳票を水平方向または垂直方向
にスクロールし、見たい部分を見えるようにすることが
一般的に行われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】帳票で扱うデータ項目
が多い場合、一般的に印刷する帳票は複数の帳票に分け
て構成する。また扱うデータの性質が異質で、帳票1枚
に一緒に印刷したくない場合にも分けて構成することが
ある。前記設備監視システム等のように、ディスプレイ
画面に表示する帳票が重要である場合、印刷する帳票に
対して構成や表現が異なると利用者にとって好ましくな
いため、極力同じ構成や表現とする必要がある。この場
合、印刷する帳票とは別に、表示する帳票についても1
画面分ずつ作成しなければならず、さらにデータを表示
するためには表示すべき箇所と表示すべきデータとの関
連付け作業を行わなければならない。そして構成する帳
票が多くなると画面作成や関連付け作業に要する時間が
増大する問題があった。本発明はこの問題点を考慮して
創案されたもので、ディスプレイ画面に表示する帳票の
作成に要する時間を短縮し、なおかつ作成した帳票の構
造を容易に変更することを可能とする、帳票表示書式定
義データを設けた帳票表示装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の帳票表示装置は、縦横の罫線で区画された
複数の欄から構成される表構造で、1ないし複数行の列
見出し項目欄と、1ないし複数列の行見出し項目欄とを
有し、前記列見出し項目欄または行見出し項目欄のいず
れか一方もしくは両方を階層化した構造をもつ帳票を、
プログラムによってディスプレイ画面に表示する装置に
おいて、前記帳票の書式を可視の数値や語句で記述した
帳票表示書式定義データと、この帳票表示書式定義デー
タに基いて前記帳票を表示するためにプログラム実行中
に作成する配列データと、この配列データに基いて帳票
を表示する手段とを設ける。また、1ページを構成する
帳票を複数のブロックで構成する場合においても、前記
帳票表示書式定義データと前記配列データと前記帳票を
表示する手段とによって表示する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に、本発明による帳票表示装
置の一実施例におけるブロック図を示す。同図におい
て、1は帳票表示装置、2は印刷装置(プリンタ)、3
は両者を接続する信号ケーブルである。なお印刷装置2
は帳票を1枚ずつ印刷するためのものであり、帳票の表
示を行うだけであれば2および3は必要としない。帳票
表示装置1は市販のコンピュータ本体とディスプレイ装
置、これにインストールされたオペレーティングシステ
ム(Windows等)を基本構成とし、このオペレー
ティングシステムを介して実行可能なプログラム作成支
援ソフトウェア16や文字列による編集を可能とするソ
フトウェア(以下エディタ17という)から成る。そし
て本発明による帳票表示装置における、帳票表示書式定
義データ19は、帳票表示プログラム18の中でも、特
に帳票の表示に関わるものであり、前記エディタ17に
よって文字列の集合として作成する。
【0012】本発明の請求項1に関わる、帳票表示装置
における見出し項目欄やデータ欄には、プログラム作成
支援ソフトウェアで用意されている公知のコンポーネン
ト(例えばラベルやグリッド)を使用する。見出し項目
欄に使用するラベルは矩形の枠を有し、枠の左上の座標
と枠の幅および高さを自由に設定することが可能であ
り、また、その中に語句や数値の文字列を表示すること
も可能である。データ欄に使用するグリッドは二次元の
格子状の表であり、表の左上の座標と表の幅および高
さ、さらに個々の列幅および行の高さを自由に設定する
ことが可能である。
【0013】以下に本発明の請求項1に関わる帳票表示
装置における、帳票表示書式定義データについて説明す
る。なお、説明を簡略にするため、列見出し項目欄また
は行見出し項目欄のいずれか一方を階層化した構造をも
つ帳票について扱うものとする。図5は、帳票表示書式
定義データの一実施例である。図中の記述は全体の一部
であるが、内容は、図4の帳票書式に対応するものであ
る。定義データの記述書式は公知のカンマ区切りテキス
ト形式(CSV:Commma Separated
Value)であり、エディタ17で作成したものであ
って、ファイル名を付与し、コンピュータの磁気記憶デ
ィスク(ハードディスク等)にファイルとして保存する
ことができる。またカンマ区切りテキスト形式であるた
め、市販の表計算ソフトウェアで記述したり、修正する
ことも可能である。
【0014】この例での定義データは、復改文字(アス
キーコードの13と10の組合せ)で区切った1行(以
下レコード)を単位とする複数のレコードで構成する。
各々のレコードは7個のカンマ(“,”)で8個のフィ
ールドに区切っており、各フィールドには、あらかじめ
定めた語句や数値を表す文字列を入力する。1レコード
を構成する8個のフィールドには、順にレコード識別
値、方向フラグ、段数、名称文字列、幅、補
助定義、表示フラグ、有効フラグなる主な用途の意
味付けを定めており、フィールドの用途に応じて文字列
を省略可能な場合があるが、省略する場合であってもこ
のフィールドを明確にするためカンマを記述する。
【0015】次に、前記各フィールドの意味合いと帳票
表示書式定義データの構成について説明する。レコー
ド識別値は、このレコードの第一番目のフィールドに記
述するものである。レコード識別値は、このレコードが
帳票におけるどのようなデータであるのかを階層的に数
値文字で記述する。例えば、“0”は「帳票種別」、
“1”は「表示ページ区分」、“2”は「大項目見出
し」、“3”は「中項目見出し」、“4”は「小項目見
出し」である。ここで「帳票種別」は帳票を日報、月
報、年報等の同一種別のグループに便宜的に分割するも
のであり、「表示ページ区分」は前記グループ分割した
帳票の各々において、さらに複数のページに分割して表
示する場合のためのものである。「大項目見出し」、
「中項目見出し」、「小項目見出し」は、前記ページ分
割した帳票の1ページにおいて階層化した各見出し項目
欄に対応するものである。
【0016】個々のレコードのレコード識別値を変える
ことによって、以下に続く〜のフィールドの主用途
の意味合いを実際と整合させることが可能となる。例え
ば、レコード識別値“1”(「表示ページ区分」)に該
当する名称文字列は表示ページ名称文字列となり、レ
コード識別値“2”(「大項目見出し」)に該当する
名称文字列は大項目見出し名称文字列と扱うことができ
る。また〜のフィールドに拡張した意味合いを適宜
与えることも可能になり、多種多様な帳票の形態に対応
させた定義を行うことが可能となる。
【0017】本発明の帳票表示装置における帳票表示書
式定義データにおいて、定義データとして記述した個々
のレコードのレコード識別値と、レコードの並び順は、
帳票の表示書式を定義する上で最も重要な役割を持つ。
本実施例では、レコード識別値は、このレコードの階層
順位として認識する。ある階層順位をもつレコードAを
記述し、その次の行にレコードAに次いで階層順位の低
いレコードBを記述すると、レコードBをレコードAの
下位階層として認識する。また、レコードAに次いで階
層順位の低いレコードB1〜レコードBnを順に記述す
ると、それらをともにレコードAの同格の下位階層とし
て認識する。この場合、例えば、レコードAを「帳票種
別」とするならば、レコードB1〜レコードBnは同格
の階層「表示ページ区分」であり、順に第1ページ〜第
nページに対応する。
【0018】また、レコードAを「中項目見出し」とす
るならば、レコードB1〜レコードBnは同格の階層
「小項目見出し」である。この場合、列見出し項目であ
れば左から右に向って隣接する小項目欄となり、行見出
し項目であれば上から下に向って隣接する小項目欄とな
る。前記同格の下位階層を区切る方法は、続く行にそれ
らより上位の階層順位をもつレコードを記述するか、続
く行に何も記述せずデータ定義の終端とするかのいずれ
かである。ただし、いずれの場合においても途中の階層
順位において打ち切らないものとする。
【0019】方向フラグは、この帳票の形態が主とし
て表の上端部に前記階層化した列見出し項目を有する場
合と、主として表の左端部に前記階層化した行見出し項
目を有する場合とを明確にするためのフラグであり、例
えば前者の場合を“0”、後者の場合を“1”と記述す
る。
【0020】段数は、レコード識別値によって次のよ
うな定義付けをする。レコード識別値“1”(「表示ペ
ージ区分」)の場合は、この1ページの帳票の下部に形
成する集計部の段数すなわち行数を0または正の整数値
の文字で記述する。この値は名称文字列と関連があ
り、集計部に表示する見出し項目名称を列挙する場合
に、その列挙数をも表す。なお集計部の見出し項目は、
階層化した見出し項目とは別に扱うものである。
【0021】レコード識別値“2”〜“4”(「大項目
見出し」〜「小項目見出し」)の場合は、対応する見出
し項目欄の占める段数を0または正の整数値の文字で記
述する。なお、定義の便宜を図るため、あらかじめ大項
目欄、中項目欄、小項目欄の、各上端を列見出し項目の
1行目、2行目、3行目の各上端の位置とし、同様に各
左端を行見出し項目の1列目、2列目、3列目の各左端
の位置とする。したがって、例えば特定の列項目見出し
の中項目のレコードにおいて段数を2とすると、2行目
と3行目の2段分を占める高さの項目欄として表示す
る。これらは、前記方向フラグにより、列見出し項目と
する場合と、行見出し項目とする場合とにおいて両方に
対応する。その他のレコード識別値の場合は、特に意味
を持たない。
【0022】名称文字列は、各レコードに対応してお
り、実際に帳票上に表示される語句を表す文字列を記述
する。レコード識別値“0”(「帳票種別」)の場合
は、名称文字列は帳票をグループ分割する際の例えば
“日報”、“月報”、“年報”等の語句を文字列として
記述する。これらはグループを識別するキーワードとな
るとともに、実際に表示するグループ名称とすることが
可能である。レコード識別値“1”(「表示ページ区
分」)の場合は、ページ毎に分割した帳票を識別するた
めの語句を文字列として記述する。この文字列はページ
毎の帳票の表題とすることが可能である。レコード識別
値“2”〜“4”(「大項目見出し」〜「小項目見出
し」)の場合は、対応する見出し項目欄に表示する語句
を文字列として記述する。
【0023】幅は、レコード識別値“2”〜“4”
(「大項目見出し」〜「小項目見出し」)の場合で、大
項目欄、中項目欄、小項目欄の幅の大きさを記述する。
なお本実施例では、前記方向フラグにより、列見出し項
目とする場合は、大項目欄の幅は、下位階層となる有効
な中項目欄の幅の合計値であり、中項目欄の幅は、下位
階層となる有効な小項目欄の幅の合計値である。また行
見出し項目とする場合は、大項目欄の高さは、下位階層
となる有効な中項目欄の高さの合計値であり、中項目欄
の高さは、下位階層となる有効な小項目欄の高さの合計
値である。ここでは、幅についてのみ記述するので、列
見出し項目の場合は、有効な小項目欄についてのみ記述
すればよい。
【0024】一方行見出し項目とする場合は、有効な各
見出し項目欄の幅の大きさを記述する。なお幅の大きさ
を表す単位は、プログラム作成支援ソフトウェアで扱う
標準的なものとし、記述すべきフィールドについてあえ
て省略した場合は、デフォルトとして基準の大きさが与
えられたものとして扱う。その他のレコード識別値の場
合は、特に意味を持たない。
【0025】補助定義は、レコード識別値によって、
様々な意味合いを与える。特にレコード識別値“1”
(「表示ページ区分」)の場合は、データ欄をより見易
くするために、背景色を2色で交互に縞分けして着色す
る場合を考慮し、基準の白色に対して縞分けするもう一
つの色をキーワードで記述する。記述を省略した場合
は、縞分けは行わない。レコード識別値“4”(「小項
目見出し」)の場合は、対応するデータ欄に表示する数
値の表示形式を一意的に表す正の整数値の文字を記述す
る。例えば、整数値は1、実数値は小数点以下一位まで
なら2、同二位までなら3、などと決めておけばよい。
一意的な表現であるため、時刻の表示形式などを割り当
てることも可能である。
【0026】表示フラグは、レコードを表示するため
に、通常“0”以外の文字を記述する。またレコードや
フィールドの記述を行っても、項目欄の名称やデータ欄
を空欄にしておきたい場合など、予備として確保する時
には“0”を記述する。
【0027】有効フラグは、レコードの記述を有効と
する場合に、“0”以外の文字を記述し、逆にレコード
の記述を無効にする場合には、“0”を記述する。記述
を無効にした場合は、レコードのみならずその下位階層
となるすべてのレコードの記述についても無効にする。
例えば、レコード識別値“0”(「帳票種別」)のレコ
ードの記述を無効にすると、“日報”や“月報”といっ
た帳票のグループ毎に一括して無効にする。またレコー
ド識別値“1”(「表示ページ区分」)のレコードの記
述を無効にすると、これらのグループに含まれる特定の
帳票1ページを無効にする。すなわち無効の対象を、表
示対象から除外する。
【0028】なお本実施例では、列見出し項目とする場
合は、大項目欄の幅は、下位階層となる有効な中項目欄
の幅の合計値であり、中項目欄の幅は、下位階層となる
有効な小項目欄の幅の合計値である。また行見出し項目
とする場合は、大項目欄の高さは、下位階層となる有効
な中項目欄の高さの合計値であり、中項目欄の高さは、
下位階層となる有効な小項目欄の高さの合計値である。
よって、階層を意識した見出し項目の無効化が可能にな
る。
【0029】本実施例では、見出し項目を「大項目見出
し」、「中項目見出し」、「小項目見出し」の三階層と
しているが、前述のように階層数を適宜増加することが
可能であることは言うまでもない。特に「小項目見出
し」に対して、一対一に対応させる「単位項目見出し」
を設けることは有用である。
【0030】次に、前記帳票表示書式定義データに基い
て帳票を表示するためにプログラム実行中に作成する配
列データの構成要素について説明する。なお説明を簡単
化するために、単一の帳票種別を例として説明する。こ
の配列データの構成要素の一つは、定義データ配列であ
り、もう一つは要素数配列である。
【0031】定義データ配列は、前述の「表示ページ区
分」、「大項目見出し」、「中項目見出し」、「小項目
見出し」の各レコードにそれぞれ対応させた一次元、二
次元、三次元、四次元の4個の配列(説明の便宜上、以
下配列名を順に「ページ配列」、「大項目配列」、「中
項目配列」、「小項目配列」)とする。配列のインデッ
クスをi、j、k、lとすると、「ページ配列」はP
[i]、「大項目配列」はQ[i,j]、「中項目配
列」はR[i,j,k]、「小項目配列」はS[i,
j,k,l]と表すことができる。インデックスにより
参照する配列の要素数についてはあらかじめ許容する最
大値を定めておく。
【0032】また要素数配列は、前記データ定義配列と
ともにプログラムの処理を簡単にするために、各階層毎
に、該階層に含まれる有効な下位階層の要素数を表す1
個のデータ(以下「ページ数」Cp)と一次元、二次
元、三次元の3個の配列(以下「大項目数」、「中項目
数」、「小項目数」)とする。同様に「大項目数」はC
q(i)、「中項目数」はCr(i,j)、「小項目
数」はCs(i,j,k)と表すことができる。
【0033】本実施例における前記定義データ配列の各
要素は、8個のデータメンバーから成る構造体とし、各
データメンバーは、前述の帳票表示書式定義データの1
レコードを構成する8個のフィールドのデータと対応す
る。なお前記データメンバーは、前記フィールドのデー
タと同じでもよく、また後の処理に応じて適宜変換した
ものでもよい。そして前記要素数配列の各要素は0また
は正の整数値であり、初期値を0とする。
【0034】ここで、前記配列データの情報は、本実施
例における帳票表示プログラムの起動時に行う初期処理
の過程で作成される。前記帳票表示書式定義データをア
クセスし、ファイルを構成するレコード(行)単位で読
込んで、各レコードのレコード識別値に基づいて、前述
の定義データ配列に格納し、また並行して配列の要素数
を計数して、前述の要素数配列に格納する。
【0035】次に、前記の格納された配列データ情報に
基いて帳票を表示する手段について図6に示すフローチ
ャートにより説明する。同図6において、 まず帳票表示装置のディスプレイ画面に表示した帳票
種別(メニュー)から、帳表種別をマウスで選択する。 選択により、当該帳票種別の配列データにおいて「ペ
ージ配列」P[i]の要素数は「ページ数」Cpである
から、ページインデックス“i”の値を0〜Cp−1と
して前記P[i]のCp個の各要素を構成するデータメ
ンバーの名称文字列(この場合表示ページ名称文字列)
を列挙表示する。
【0036】次に列挙表示された表示ページ区分の中
から一つを選択する。選択した表示ページ区分に対応す
るインデックスiを基に、「ページ配列」P[i]の方
向フラグを参照する。前述のように方向フラグの値によ
って列見出し項目を表示するかあるいは行見出し項目を
表示するかを判断する。
【0037】図7にページを選択(特定)した後の列見
出し項目を表示する処理の流れと、図8に行見出し項目
を表示する処理の流れを、それぞれフローチャートで示
す。図中のi、j、k、lはループ処理のカウンタとし
て使用する変数であり、前述の配列データを参照するイ
ンデックスとして使用する。またJ、K、Lはループ処
理の過程で積算される変数であり、大項目欄、中項目
欄、小項目欄の実体である前述のラベルを参照するため
のインデックスとして使用する。Wp、Wq、Wrおよ
びWr’、Wq’、Ws’は各列見出し項目の処理で幅
を、Hp、Hq、HrおよびHq’、Hr’、Hs’は
各行見出し項目の処理で高さを扱う変数である。このう
ちWs’、Hs’は個々の小項目欄に与える幅と高さで
あり、その他の変数はループ処理の過程で積算され、各
項目欄の幅や高さ、左端や上端の座標とする。
【0038】前記ループ処理の過程において、列見出し
項目の表示において大項目欄の幅は、下位階層となる有
効な中項目欄の幅の合計値となり、中項目欄の幅は、下
位階層となる有効な小項目欄の幅の合計値となる。また
行見出し項目とする場合は、大項目欄の高さは、下位階
層となる有効な中項目欄の高さの合計値となり、中項目
欄の高さは、下位階層となる有効な小項目欄の高さの合
計値となる。見出し項目の表示処理を終了する時点にお
いて、列見出し項目では、前記Wpは帳票の有効幅とな
り、同様に行見出し項目では、前記Hpは帳票の有効高
さとなる。前述のように小項目欄はデータ欄と接するた
め、データ欄の各列幅もしくは各行の高さを、これに接
する小項目欄の幅もしくは高さに、一致させる処理を行
う。
【0039】なお、前述の帳票の有効幅(Wp)もしく
は有効高さ(Hp)は、帳票表示書式定義データの一つ
の表示ページ区分における項目数の増大や記述如何によ
り大きくなり、ディスプレイ画面の表示領域に収まらな
い場合が充分に考えられる。そのため、前述の見出し表
示処理の過程で積算した変数Lすなわち全小項目数と、
WpもしくはHpから、一度に表示可能な帳票の幅もし
くは高さを求め、表示しきれない領域を水平方向もしく
は垂直方向のスクロールさせて表示可能とすることによ
り解決することができる。
【0040】これまでの説明は、帳票を構成する列見出
し項目欄または行見出し項目欄のいずれか一方が階層化
した構造をもつ帳票についてであるが、両方を階層化し
た帳票についても、前述の帳票表示書式の定義データ、
配列データ、帳票を表示する手段を拡張することによっ
て容易に対応できる。
【0041】以上述べてきた帳票表示書式の定義データ
と、プログラム実行中に作成する配列データと、帳票を
表示する手段を使用すれば、定義データの記述をエディ
タ17で追加あるいは変更するのみで、階層化した見出
し項目を有する様々な形態の帳票の書式を表示すること
が可能になる。
【0042】次に本発明の請求項2に関わる実施形態と
して、帳票の1ページを複数の表示ブロックにより構成
する場合について述べる。表示する書式として、例えば
ディスプレイ画面上に主となる前述してきた帳票を配置
し、同一画面上に補助的な目的を持つ帳票を配置するよ
うな形態である。この場合、前述の帳票表示書式定義デ
ータのレコード識別値として、「表示ページ区分」の下
位に「表示ブロック区分」を挿入し、「大項目見出し」
以下のレコード識別値を1だけ大きくする。
【0043】また、前述の配列データについて、一次元
の「ページ配列」の次に二次元の「ブロック配列」を設
け「大項目配列」以下の次元数を1だけ大きくする。帳
票書式の表示手段についても有効な表示ブロック区分を
処理するようにループ処理を追加する。そして、帳票表
示書式定義データの記述としては、「表示ページ区分」
を表すレコードに続く行に「表示ブロック区分」を表す
レコードを記述し、続いて「大項目見出し」以降のレコ
ードを記述する。新たな「表示ページ区分」を表すレコ
ードを記述する前に、別の「表示ブロック区分」を表す
レコードを記述すれば、複数の表示ブロックによる構成
とすることが可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
定義データの記述をエディタの追加、あるいは変更のみ
で、階層化された見出し項目を有する様々な形態の帳票
の書式を表示する帳票表示装置が実現できる。また、帳
票表示プログラムへの依存性が極めて低く、定義データ
の記述の追加、変更あるいは複製を簡単に行えるため、
ディスプレイ画面に表示する帳票の作成に要する時間を
大幅に短縮でき、かつ作成した帳票の構造を容易に変更
することが可能となり実用上おおいに有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す帳票表示装置を示すブ
ロック図。
【図2】単純な形態の帳票の一例。
【図3】階層化した見出し項目をもつ帳票の一例。
【図4】階層化した見出し項目をもつ帳票の一例。
【図5】本発明に関わる帳票表示書式定義データの一実
施例。
【図6】本発明に関わる帳票表示プログラムの処理を表
すフローチャート。
【図7】本発明に関わる帳票表示プログラムの列見出し
項目表示処理を表すフローチャート。
【図8】本発明に関わる帳票表示プログラムの行見出し
項目表示処理を表すフローチャート。
【符号の説明】
1 帳票表示装置 2 印刷装置 3 信号ケーブル 11 ディスプレイ装置 12 マウス 13 キーボード 16 プログラム作成支援ソフトウェア 17 エディタ 18 帳票表示プログラム 19 帳票表示書式定義データ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦横の罫線で区画された複数の欄から構
    成される表構造で、1ないし複数行の列見出し項目欄
    と、1ないし複数列の行見出し項目欄とを有し、前記列
    見出し項目欄または行見出し項目欄のいずれか一方もし
    くは両方を階層化した構造をもつ帳票をプログラムによ
    ってディスプレイ画面に表示する装置(以下帳票表示装
    置という)において、前記帳票の書式を可視の数値や語
    句で記述した帳票表示書式定義データと、この帳票表示
    書式定義データに基いて前記帳票を表示するためにプロ
    グラム実行中に作成する配列データと、この配列データ
    に基いて帳票を表示する手段とを設けたことを特徴とす
    る前記帳票表示装置。
  2. 【請求項2】 1ページを構成する帳票を複数のブロッ
    クで構成する場合においても、前記帳票表示書式定義デ
    ータと前記配列データと前記帳票を表示する手段とによ
    って表示することを特徴とする請求項1の帳票表示装
    置。
JP2000051140A 2000-02-28 2000-02-28 帳票表示装置 Pending JP2001243409A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010140122A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Fujitsu Ltd スプレッドシート生成プログラム,スプレッドシート生成装置,およびスプレッドシート生成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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