JP2001242289A5 - - Google Patents

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【特許請求の範囲】
【請求項1】 床面(110)と側壁(112)とを有する水のプール内に位置させた原子炉構造構成要素を水中切断するための切断装置(10)であって、
前記プール床面上に支持されるように構成された多軸マニピュレータ(14)と、
前記マニピュレータ(14)に結合された超高圧研磨・ウオータジェット切断ノズル(16)と、
回収スタンド組立体(18)と、
前記回収スタンド組立体(18)に移動可能に結合された回収フード(20)と、
を含むことを特徴とする切断装置(10)。
【請求項2】 前記多軸マニピュレータ(14)は、4軸マニピュレータを含むことを特徴とする請求項1に記載の切断装置(10)
【請求項3】 前記マニピュレータ(14)は、
前記プール床面(110)上に支持されるように構成された基部アクチュエータ(28)と、
前記基部アクチュエータ(28)に移動可能に結合され、前記基部アクチュエータ(28)に実質的に垂直に延び、また、前記基部アクチュエータ(28)の長手方向の軸線に沿って移動可能である垂直アクチュエータ(30)と、
前記垂直アクチュエータ(30)に移動可能に結合され、前記垂直アクチュエータ(30)に実質的に垂直に延び、前記垂直アクチュエータ(30)の長手方向の軸線に沿って移動可能であり、また、それ自体の長手方向の軸線に沿っても移動可能である水平アクチュエータ(32)と、
前記水平アクチュエータ(32)の第1の端部(36)に結合され、前記切断ノズル(16)が前記水平アクチュエータ(32)の前記第1の端部(36)の周りを円弧を描いて動くことが可能であるように前記切断ノズル(16)が結合された回転マニピュレータ(34)と、
を含むことを特徴とする請求項2に記載の切断装置(10)。
【請求項4】 前記回収スタンド組立体(90)は、
前記プール床面(110)と前記プール壁面(112)のうちの少なくとも1つの上に支持されるように構成された支持台(92)と、
前記支持台(92)に移動可能に結合され、前記垂直支持台(92)の長手方向の軸線に沿って移動可能である支持枠(94)と、
第1の端部(104)で前記支持枠(94)に結合されかつ第2の端部(106)で前記回収フード(20)に結合された少なくとも1つの位置決めシリンダ(102)と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の切断装置(10)。
【請求項5】 前記回収スタンド組立体(90)は、前記支持枠(94)に結合された枢軸ピン(82)をさらに含み、前記回収フード(20)は、前記枢軸ピン(82)に枢着されることを特徴とする請求項4に記載の切断装置(10)。
【請求項6】 前記基部アクチュエータ(28)は、直線状枠(38)と前記直線状枠(38)に移動可能に結合された支持板(40)とを含み、
前記支持板(40)は、前記直線状枠(38)に沿って移動可能であり、
前記垂直アクチュエータ(30)は、前記基部アクチュエータ支持板(40)に結合されることを特徴とする請求項3に記載の切断装置。
【請求項7】 前記垂直アクチュエータ(30)は、
直線状枠(46)と、前記垂直アクチュエータ直線状枠(46)に移動可能に結合された支持板(48)とを含み、
前記垂直アクチュエータ支持板(48)は、前記垂直アクチュエータ直線状枠(46)に沿って移動可能であり、前記水平アクチュエータ(32)は、前記垂直アクチュエータ支持板(48)に結合されることを特徴とする請求項6に記載の切断装置(10)。
【請求項8】 前記水平アクチュエータ(32)は、
直線状枠(54)と、
前記水平アクチュエータ直線状枠(54)に移動可能に結合された支持板(56)とを含み、
前記水平アクチュエータ直線状枠(54)は、前記水平アクチュエータ支持板(56)に対して前記水平アクチュエータ(32)の長手方向の軸線に沿って移動可能であり、前記水平アクチュエータ支持板(56)は、前記垂直アクチュエータ支持板(48)に結合されることを特徴とする請求項7に記載の切断装置(10)。
【請求項9】 前記基部アクチュエータ(28)は、前記基部アクチュエータ直線状枠(38)に結合され、かつ前記基部アクチュエータ支持板(40)に作動的に結合されたモータ(42)をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の切断装置(10)。
【請求項10】 前記基部アクチュエータモータ(42)は、駆動ベルト(60)またはボールねじ(44)で前記基部アクチュエータ支持板(40)に作動的に結合されることを特徴とする請求項9に記載の切断装置(10)。
【請求項11】 前記垂直アクチュエータ(30)は、前記垂直アクチュエータ直線状枠(46)に結合され、かつ前記垂直アクチュエータ支持板(48)に作動的に結合されたモータ(50)をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の切断装置(10)。
【請求項12】 前記垂直アクチュエータモータ(50)は、駆動ベルト(60)またはボールねじ(44)で前記垂直アクチュエータ支持板(48)に作動的に結合されることを特徴とする請求項11に記載の切断装置(10)。
【請求項13】 前記水平アクチュエータ(32)は、前記水平アクチュエータ直線状枠(54)に結合され、かつ前記水平アクチュエータ支持板(56)に作動的に結合されたモータ(58)をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の切断装置(10)。
【請求項14】 前記水平アクチュエータモータ(58)は、駆動ベルト(60)またはボールねじ(44)で前記水平アクチュエータ支持板(56)に作動的に結合されることを特徴とする請求項11に記載の切断装置(10)。
【請求項15】 前記切断ノズル(16)は、前記回収フード(20)と整合していて、前記切断装置(10)は、前記切断ノズル(16)が切断される前記構成要素の1つの側に配置され、前記回収フードが切断される前記構成要素の反対側に設置されるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の切断装置(10)。
【請求項16】 切断される前記構成要素を支持し、前記構成要素を前記切断ノズル(16)と前記回収フード(20)とに対して移動させるように構成されたターンテーブル(22)をさらに含み、
前記ターンテーブル(22)は、非可動の中央部分(26)と可動の外側部分(24)とを含み、
前記多軸マニピュレータ(14)は、前記ターンテーブル(22)の前記非可動の中央部分(26)上に支持されることを特徴とする請求項15に記載の切断装置(10)。
【請求項17】 多軸マニピュレータ(14)と、前記マニピュレータ(14)に結合された超高圧研磨・ウオータジェット切断ノズル(16)と、回収スタンド(18)と、前記回収スタンド(18)に移動可能に結合された回収フード(20)とを含み、前記切断ノズル(16)が切断される構造構成要素の1つの側に設置され、前記回収フード(20)が切断される前記構造構成要素の反対側に設置され、また前記切断ノズル(16)が前記回収フード(20)と整合するように構成される超高圧研磨・ウオータジェット切断装置(10)を用いて、原子炉の構造構成要素を水中切断する方法であって、
水のプール(108)内に切断される前記構造構成要素を位置決めする第1位置決め段階と、
前記多軸マニピュレータ(14)を前記プールの床面(112)に取り付ける取付段階と、
前記切断ノズル(16)が前記構造構成要素の1つの側に位置合わせされ、また前記回収フード(20)が前記切断ノズル(16)と整合して前記構造構成要素の反対側に位置合わせされるように、前記切断装置(10)を水のプール(108)内に位置める第2位置決め段階と、
前記構造構成要素を前記切断ノズル(16)で切断する切断段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項18】 前記多軸マニピュレータ(14)は、
プール床面(110)上に支持されるように構成された基部アクチュエータ(28)と、
前記基部アクチュエータ(28)に移動可能に結合され、前記基部アクチュエータ(28)に実質的に垂直に延び、前記基部アクチュエータ(28)の長手方向の軸線に沿って移動可能な垂直アクチュエータ(30)と、
前記垂直アクチュエータ(30)に移動可能に結合され、前記垂直アクチュエータ(30)に実質的に垂直に延び、前記垂直アクチュエータ(30)の前記長手方向の軸線に沿って移動可能であり、また、それ自体の長手方向の軸線に沿っても移動可能である水平アクチュエータ(32)と、
前記水平アクチュエータ(32)の第1の端部(36)に結合され、前記切断ノズル(16)が前記水平アクチュエータ(32)の前記第1の端部(36)の周りを円弧を描いて動くことが可能なように結合された回転マニピュレータ(34)、
とを含み、
前記切断ノズル(16)によって前記構造構成要素を切断する前記切断段階が、
前記水平アクチュエータ(32)を作動させて、前記切断ノズル(16)を前記構造構成要素の表面に近接させて位置決めする第3位置決め段階と、
前記切断ノズル(16)から研磨剤粒子を含む超高圧ウオータジェットを噴出するジェット噴出段階と、
前記垂直アクチュエータ(30)を作動させて、前記水平アクチュエータ(32)を前記垂直アクチュエータ(30)の前記長手方向の軸線に沿って移動させる第1移動段階と、
を含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】 前記切断ノズル(16)で前記構造構成要素を切断する前記切断段階は、前記基部アクチュエータ(28)を作動させ、前記垂直アクチュエータ(30)を前記基部アクチュエータ(28)の前記長手方向の軸線に沿って移動させる第2移動段階をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】 前記切断ノズル(16)で前記構造構成要素を切断する前記切断段階は、前記回転マニピュレータ(34)を作動させ、前記切断ノズル(16)を円弧を描いて移動させる第3移動段階をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項21】 前記回収スタンド(90)は、プール床面(110)とプール壁面(112)のうちの少なくとも1つの上に支持されるように構成された支持台(92)と、
前記支持台(92)に移動可能に結合され、前記垂直支持台(92)の長手方向の軸線に沿って移動可能である支持枠(94)と、第1の端部(104)で前記支持枠(94)に結合され、第2の端部(106)で前記回収フード(20)に結合される少なくとも1つの位置決めシリンダ(102)、
とを含み、
前記切断装置(10)を水のプール(108)内に位置決めする前記第2位置決め段階が、
前記プール壁面(110)と前記プール床面(112)のうちの少なくとも1つの上に前記支持台(92)を支持する支持段階と、
前記回収フード(20)が前記切断ノズル(16)と整合するように、前記支持台(92)の前記長手方向の軸線に沿って前記支持枠(94)を移動させる第4移動段階と、
少なくとも1つの位置決めシリンダ(102)を作動させ、前記構造構成要素の外側表面に近接して前記回収フード(20)を位置決めする第4位置決め段階と、
をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
原子炉の内部のものを切断するための既知の切断装置は、部分的に水中で機能できるマスト/マニピュレータが装着されたガントリー式ブリッジ構造を一般的に含む。そのガントリー式ブリッジ構造と水中で機能できるマニピュレータにより、切断ノズルは3乃至5軸の動きが可能になる。これらの既知の切断装置の欠点は、ガントリー式ブリッジ構造は、原子炉中の既存のレール上に支持されるかあるいは新しいレールが設置されなければならないことである。切断装置は原子炉の内部構成要素の上に支持されるので、原子炉の内部構成要素の切断された断片を取り扱うのにクレーンが用いられる場合には、切断装置が頭上のクレーンのケーブルと干渉する。更に、切断装置は、索具装置やカメラを操作するために切断区域の上方にいる作業者に用いられる作業台と干渉する。その上に、ガントリーがホースや電力ケーブルの上を通過する可能性がある。マスト/マニピュレータが、超高圧ウオータジェットノズルと共に用いられる場合には、超高圧ウオータジェットに対する反作用により受ける力のために、安定性という点で問題がある。
米国特許第2985050号 発行1961年5月 米国特許第4686877号 発行1987年8月 米国特許第5001870号 発行1991年3月 米国特許第5065551号 発行1991年11月 米国特許第5295425号 発行1994年3月 米国特許第5503591号 発行1996年4月 米国特許第5704824号 発行1998年1月 米国特許第5778713号 発行1998年7月 米国特許第6049580号 発行2000年4月
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