JP2001242188A - 回転状態検出用エンコーダ付転がり軸受ユニット - Google Patents

回転状態検出用エンコーダ付転がり軸受ユニット

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低速での検出精度が良好な構造の軽量化及び
低コスト化を図る。 【解決手段】 ハブ1aと共に回転する内輪3の肩部1
4等、使用時に回転する回転輪の一部に、永久磁石であ
るエンコーダ26を、芯金等の他の部材を介する事な
く、直接外嵌固定する。他の部材を省略できる分、軽量
化及び低コスト化を図り、上記課題を解決できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る回転状態検出
用エンコーダ付転がり軸受ユニットは、例えば自動車の
車輪の回転速度、或は工作機械の主軸の回転速度や回転
角度を検出する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車輪を懸架装置に対して回転自
在に支持する為に、転がり軸受ユニットを使用する。
又、アンチロックブレーキシステム(ABS)やトラク
ションコントロールシステム(TCS)を制御する為に
は、上記車輪の回転速度を検出する必要がある。この
為、上記転がり軸受ユニットに回転速度検出装置を組み
込んだ、回転速度検出装置付転がり軸受ユニットによ
り、上記車輪を懸架装置に対して回転自在に支持すると
共に、この車輪の回転速度を検出する事が、例えば特開
平8−296634号公報、同11−174071号公
報、同11−183492号公報等に記載されている様
に、従来から広く行なわれている。
【0003】図13は、上述の様な目的で使用される回
転速度検出装置付転がり軸受ユニットの従来構造の1例
を示している。回転輪であるハブ1は、ハブ本体2と内
輪3とを結合固定して成る。このハブ本体2の外端部
(自動車への組み付け状態で幅方向外側となる端部を言
い、図13の左端部)外周面には、車輪を取付固定する
為のフランジ4を、中間部外周面には、上記ハブ1の外
周面に設ける複列の内輪軌道5a、5bのうちの外側
(図13の左側)の内輪軌道5aを、内端部(自動車へ
の組み付け状態で幅方向中央側となる端部を言い、図1
3の右端部)には小径の段部6を、それぞれ形成してい
る。
【0004】上記内輪3は、この段部6に外嵌し、更に
上記ハブ本体2の内端部に形成した雄ねじ部7に螺着し
たナット8により、このハブ本体2の内端部に固定して
いる。この様な内輪3の外周面には、上記ハブ1の外周
面に設ける複列の内輪軌道5a、5bのうちの内側(図
13の右側)の内輪軌道5bを設けている。そして、こ
れら両内輪軌道5a、5bと、静止輪である外輪9の内
周面に設けた複列の外輪軌道10、10との間に、それ
ぞれ複数個ずつの転動体11、11を、保持器12、1
2により保持した状態で設け、上記外輪9の径方向内側
に上記ハブ1を回転自在に支持している。この外輪9の
外周面には外向フランジ状の取付部13を設け、この外
輪9を、ナックル等の懸架装置に結合支持自在としてい
る。尚、図示の例では、転動体11、11として玉を使
用しているが、重量の嵩む自動車用の転がり軸受ユニッ
トの場合には、これら転動体としてテーパころを使用す
る場合もある。
【0005】又、上記内輪3の内端部で上記内輪軌道5
bよりも軸方向(図13の左右方向)内方に位置する肩
部14には、円環状のエンコーダ15を固定している。
このエンコーダ15は、芯金16と永久磁石17とから
成る。このうちの芯金16は、SPCCの如き軟鋼板等
の強磁性金属板にプレス加工を施す事により、断面L字
形で全体を円環状に形成して成り、円筒部18と、この
円筒部18の軸方向一端縁(図13の右端縁)から径方
向外方に折れ曲がった円輪部19とを有する。又、上記
永久磁石17は、ゴム等の高分子弾性材中に、フェライ
ト等の強磁性材の粉末を混入したもので、軸方向に着磁
されている。着磁方向は、円周方向に関して交互に且つ
等間隔で変化させている。従って上記永久磁石17の軸
方向側面には、S極とN極とが交互に且つ等間隔で配置
されている。この様なエンコーダ15は、上記円筒部1
8を上記肩部14に、締り嵌めで外嵌する事により、上
記内輪3に対し固定している。
【0006】又、上記外輪9の外端(図13の左端)開
口部と上記ハブ1の中間部外周面との間の隙間は、シー
ルリング38により塞いでいる。一方、上記外輪9の内
端(図13の右端)開口部は、カバー20により塞いで
いる。このカバー20は、ステンレス鋼板、軟鋼板等の
金属板を、絞り加工等により塑性変形させて、或は合成
樹脂を成形加工して、全体を略有底円筒状に形成したも
ので、その外端開口部を上記外輪9の内端部に、締まり
嵌めで内嵌固定する事により、この外輪9の内端開口部
を塞いでいる。
【0007】又、上記カバー20を構成する底板部21
の一部で、上記エンコーダ15の被検出面15と対向す
る部分に形成した通孔22部分に、センサ23を支持し
ている。このセンサ23は、ホール素子、磁気抵抗素子
等の磁気検知素子と、この磁気検知素子の出力信号を整
形する為の波形整形回路を組み込んだICとを備えた周
知構造を有するもので、その先端面(図13の左端面)
を、検出面としている。この様なセンサ23は、検出面
を上記エンコーダ15の被検出面である、上記永久磁石
17の片側面(図13の右側面)に、例えば0.5〜1
mm程度の微小隙間24を介して対向させている。上述の
様なセンサ23は、上記検出面が、上記永久磁石の片側
面に配置されたS極に対向する瞬間とN極に対向する瞬
間とで、上記磁気検知素子の出力信号が変化する事を利
用して、出力信号を得る。
【0008】上述の様に構成する回転状態検出装置付転
がり軸受ユニットは、次の様にして、車輪を懸架装置に
対して回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速
度、回転量等の回転状態を検出する。即ち、自動車への
組み付け時には、上記外輪9を、この外輪9の外周面に
固設した取付部13により、懸架装置を構成するナック
ル25(本発明の実施の形態を示す、図1、3、7、9
参照)に対し取付固定する。又、前記ハブ1の外端部外
周面に設けたフランジ4に、車輪を固定する。
【0009】この状態でこの車輪と共に上記ハブ1が回
転し、このハブ1に支持された前記エンコーダ15が回
転すると、前記センサ23の検出面の近傍を、上記エン
コーダ15を構成する永久磁石17の側面に配置したS
極とN極とが交互に通過する。この結果、上記磁気検出
素子の出力が変化する。この様な磁気検出素子の出力変
化の周波数は、上記エンコーダ15の回転速度に比例す
るので、上記センサ23の出力を図示しない制御器に送
れば、ABSやTCSを適切に制御できる。
【0010】尚、回転速度を初めとする回転状態を検出
する為のエンコーダとしては、上述の様な永久磁石17
を組み込んだものの他、磁性材で除肉部と充実部とを円
周方向に関して交互に配置したものが知られている。こ
の様な、磁性材製で永久磁石を含まないエンコーダは、
永久磁石とコイルとを備える、パッシブ型のセンサと組
み合わせて、回転状態検出装置を構成する事が多い。但
し、この様なパッシブ型のセンサを含んで構成する回転
状態検出装置に比べて、永久磁石を組み込んだエンコー
ダを含んで構成する回転状態検出装置の方が、回転速度
が遅い場合でも回転状態の検出を確実に行なえる事か
ら、近年使用頻度が増大している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来構造の場合には、
エンコーダ15を芯金16と永久磁石17とを組み合わ
せて構成している為、回転状態検出用エンコーダ付転が
り軸受ユニットのコスト並びに重量が嵩む事が避けられ
なかった。即ち、上記芯金16を使用する事に伴い、こ
の芯金16の材料費が嵩む。特に、円環状の芯金16は
材料の歩留が悪く、材料費が嵩む程度が著しい。又、こ
の芯金16を加工する為の設備費並びに加工費も、コス
ト増大の原因となる。更には、この芯金16の円筒部1
8を、内輪3の肩部14等の所望部に確実に嵌合固定す
る為、これら円筒部18及び所望部の直径を厳密に管理
する必要があり、構成部材の寸法精度を厳密に管理する
必要が生じる分、やはりコストが嵩む原因となる。本発
明は、この様な事情に鑑みて、低コストでしかも軽量な
回転状態検出用エンコーダ付転がり軸受ユニットを実現
すべく発明したものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の回転状態検出用
エンコーダ付転がり軸受ユニットは、前述した従来から
知られている回転状態検出用エンコーダ付転がり軸受ユ
ニットと同様に、静止側周面に静止側軌道を有し、使用
時にも回転しない静止輪と、この静止側周面と対向する
回転側周面に回転側軌道を有し、使用時に回転する回転
輪と、この回転側軌道と上記静止側軌道との間に転動自
在に設けられた複数個の転動体と、上記回転輪の一部に
この回転輪と同心に固定された回転状態検出用エンコー
ダとを備える。
【0013】特に、本発明の回転状態検出用エンコーダ
付転がり軸受ユニットに於いては、上記回転状態検出用
エンコーダは、弾性材中に磁性粉末を混入して成り、着
磁方向が円周方向に関して交互に変化している永久磁石
であり、この永久磁石が、上記回転輪の一部に、他の部
材を介する事なく直接添着固定されている。
【0014】
【作用】上述の様に構成する本発明の回転状態検出用エ
ンコーダ付転がり軸受ユニットの場合には、芯金が不要
になる分、コスト並びに重量の低減を図れる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜2は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。尚、本例は、前述の図13に示
す様な構造に、本発明を適用した場合に就いて示してい
る。本発明の特徴は、エンコーダ26の構造を工夫する
事により、コスト並びに重量を低減する点にある。その
他の部分の構成及び作用は、前述の図13に示した従来
構造と同様であるから、同等部分には同一符号を付して
重複する説明を省略し、以下、本発明の特徴部分並びに
前述した従来構造と異なる部分を中心に説明する。
【0016】本例の場合には、回転輪であるハブ1aの
内端部(図1の右端部)に形成した円筒部27を径方向
外方にかしめ広げる事で形成したかしめ部28により、
上記ハブ1aの内端部に外嵌した内輪3の内端面を抑え
付けて、この内輪3を上記ハブ1aに対し結合固定して
いる。尚、この内輪3は、強磁性材である軸受鋼により
構成している。
【0017】この様にして上記ハブ1aの内端部に結合
固定した内輪3の内端部に設けた肩部14の外周面に
は、上記エンコーダ26を外嵌固定している。このエン
コーダ26は、ゴム等の高分子弾性材中にフェライト等
の強磁性粉末を混入した永久磁石で、径方向に着磁され
ている。着磁方向は、円周方向に関して交互に且つ等間
隔で変化させている。従って、上記エンコーダ26の外
周面には、S極とN極とが、交互に且つ等間隔で配置さ
れている。この様なエンコーダ26は、芯金等の他の部
材を介する事なく、上記肩部14に直接外嵌している。
【0018】尚、上記エンコーダ26と上記内輪3との
結合強度は、このエンコーダ26自身の弾性を利用した
外嵌と、着磁後にこのエンコーダ26と内輪3との間に
作用する磁気吸着力とで足りる。更には、このエンコー
ダ26を内輪3の周囲にモールド成形すると共に、この
エンコーダ26を上記肩部14の外周面に焼き付ける事
もできる。何れにしても上記エンコーダ26には、この
肩部14に外嵌固定した状態で着磁ヨークを対向させ
て、上述した様に着磁する。
【0019】上述の様に構成する本発明の回転状態検出
用エンコーダ付転がり軸受ユニットの使用時には、静止
輪である外輪9の内端部に嵌合固定したカバー20に支
持したセンサ23aの検出部29を、上記エンコーダ2
6の外周面に近接対向させる。特に、本発明の回転状態
検出用エンコーダ付転がり軸受ユニットの場合には、上
記エンコーダ26を永久磁石のみで構成し、従来構造の
場合に必要であった芯金16(図13参照)が不要にな
る分、コスト並びに重量の低減を図れる。特に、上記エ
ンコーダ26を内輪3の周囲にモールド成形すると共
に、このエンコーダ26を上記肩部14の外周面に焼き
付ける方法を採用した場合には、このエンコーダ26を
この肩部14に外嵌する作業も不要になり、製造工程の
簡略化によるコスト低減も図れる。
【0020】次に、図3〜4は、本発明の実施の形態の
第2例を示している。本例の場合には、円輪状に形成し
たエンコーダ26aを、内輪3の内端面(図3〜4の右
端面)に、芯金等の他の部材を介する事なく、直接添着
固定している。上記エンコーダ26aは、軸方向(図3
〜4の左右方向)に着磁されており、着磁方向は円周方
向に関して交互に且つ等間隔で変化している。従って、
上記エンコーダ26aの内側面(図3〜4の右側面)に
は、S極とN極とが、交互に且つ等間隔で配置されてい
る。この様に構成する本発明の回転状態検出用エンコー
ダ付転がり軸受ユニットの使用時には、外輪9の内端部
に嵌合固定したカバー20に支持したセンサ23bの検
出部29aを、上記エンコーダ26aの内側面に近接対
向させる。その他の構成及び作用は、上述した第1例の
場合と同様である。
【0021】次に、図5〜6は、本発明の実施の形態の
第3例を示している。本例の場合には、円筒状に形成し
たエンコーダ26bを、ハブ1aの中間部で内輪軌道5
aと内輪3を外嵌固定した段部6との間部分に、芯金等
の他の部材を介する事なく、直接外嵌固定している。上
記エンコーダ26bは、径方向に着磁されており、着磁
方向は円周方向に関して交互に且つ等間隔で変化してい
る。従って、上記エンコーダ26bの外周面には、S極
とN極とが、交互に且つ等間隔で配置されている。この
様に構成する本発明の回転状態検出用エンコーダ付転が
り軸受ユニットの使用時には、外輪9の軸方向中間部
に、この外輪9の外周面と内周面とを連通させる状態で
形成した取付孔30に径方向外方から内方に向け挿通し
たセンサ23cの検出部29bを、上記エンコーダ26
bの外周面に近接対向させる。その他の構成及び作用
は、前述した第1例の場合と同様である。
【0022】次に、図7〜8は、本発明の実施の形態の
第4例を示している。上述した第1〜3例が、何れも自
動車の従動輪を支持する為の転がり軸受ユニットに本発
明を適用しているのに対して、本例の場合には、自動車
の駆動輪を支持する為の転がり軸受ユニットに本発明を
適用している。この為に本例の場合には、ハブ1bの中
心部に形成したスプライン孔31に、等速ジョイント3
2に付属のスプライン軸33を挿通し、更にナット34
によりこのスプライン軸33と上記ハブ1bとを結合固
定している。
【0023】上記ハブ1bの内端部(図7の右端部)に
外嵌固定した内輪3aの内半部(図7の右半部)に設け
た肩部14aのうち、内輪軌道5b寄りの外半部(図7
の左半部)外周面と外輪9の内端部内周面との間には組
み合わせシールリング35を設けている。又、上記肩部
14aの内半部外周面には、前述した第1例の場合と同
様の円筒状のエンコーダ26を、芯金等の他の部材を介
する事なく、直接外嵌固定している。
【0024】上述の様に構成する本発明の回転状態検出
用エンコーダ付転がり軸受ユニットの使用時には、ナッ
クル25の取付孔30aに挿通したセンサ23aの検出
部29を、上記エンコーダ26の外周面に近接対向させ
る。その他の構成及び作用は、前述した第1例の場合と
同様である。
【0025】次に、図9〜10は、本発明の実施の形態
の第5例を示している。本例の場合には、前述した第2
例の場合と同様の、円輪状に形成したエンコーダ26a
を、内輪3aの内半部(図9の右半部)に設けた肩部1
4bの中間部に形成した段部36に、芯金等の他の部材
を介する事なく、直接添着固定している。この様に構成
する本発明の回転状態検出用エンコーダ付転がり軸受ユ
ニットの使用時には、ナックル25の取付孔30aに挿
通したセンサ23aの検出部29aを、上記エンコーダ
26aの内側面に近接対向させる。その他の構成及び作
用は、上述した第4例の場合と同様である。
【0026】次に、図11〜12は、本発明の実施の形
態の第6例を示している。上述した第1〜5例が、何れ
も独立懸架式サスペンションに車輪を固定する為の転が
り軸受ユニットに関して本発明を適用していたのに対し
て、本例は、非独立懸架式サスペンションに車輪を固定
する為の転がり軸受ユニットに、本発明を適用してい
る。この為、本例の回転状態検出用エンコーダ付転がり
軸受ユニットは、使用時にも回転しない静止輪である1
対の内輪3b、3bの周囲に、使用時に回転する回転輪
であるハブ1cを回転自在に支持している。そして、こ
のハブ1cの内端部(図11の右端部)外周面に、芯金
等の他の部材を介する事なく直接外嵌固定した円筒状の
エンコーダ26の回転速度を、懸架装置等の回転しない
静止部分37に支持したセンサ23dにより検出自在と
している。その他の構成及び作用は、前述した第1例の
場合と同様である。
【0027】
【発明の効果】本発明の回転状態検出用エンコーダ付転
がり軸受ユニットは、以上の様に構成され作用する為、
回転速度が遅い場合でも回転状態の検出を確実に行な
え、しかも軽量な構造を他コストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す断面図。
【図2】図1のA部拡大図。
【図3】本発明の実施の形態の第2例を示す断面図。
【図4】図3のB部拡大図。
【図5】本発明の実施の形態の第3例を示す断面図。
【図6】図5のC部拡大図。
【図7】本発明の実施の形態の第4例を示す断面図。
【図8】図7のD部拡大図。
【図9】本発明の実施の形態の第5例を示す断面図。
【図10】図9のE部拡大図。
【図11】本発明の実施の形態の第6例を示す断面図。
【図12】図11のF部拡大図。
【図13】従来構造の1例を示す断面図。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c ハブ 2 ハブ本体 3、3a、3b 内輪 4 フランジ 5a、5b 内輪軌道 6 段部 7 雄ねじ部 8 ナット 9 外輪 10 外輪軌道 11 転動体 12 保持器 13 取付部 14、14a、14b 肩部 15 エンコーダ 16 芯金 17 永久磁石 18 円筒部 19 円輪部 20 カバー 21 底板部 22 通孔 23、23a、23b、23c、23d センサ 24 微小隙間 25 ナックル 26、26a、26b エンコーダ 27 円筒部 28 かしめ部 29、29a、29b 検出部 30、30a 取付孔 31 スプライン孔 32 等速ジョイント 33 スプライン軸 34 ナット 35 組み合わせシールリング 36 段部 37 静止輪部 38 シールリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F077 AA00 AA49 CC02 NN03 NN04 NN25 PP11 PP12 PP14 RR02 VV02 VV11 VV13 VV31 VV33 VV35 3J101 AA02 AA32 AA43 AA54 AA62 AA72 BA53 BA56 BA77 FA44 FA51 FA60 GA03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止側周面に静止側軌道を有し、使用時
    にも回転しない静止輪と、この静止側周面と対向する回
    転側周面に回転側軌道を有し、使用時に回転する回転輪
    と、この回転側軌道と上記静止側軌道との間に転動自在
    に設けられた複数個の転動体と、上記回転輪の一部にこ
    の回転輪と同心に固定された回転状態検出用エンコーダ
    とを備えた回転状態検出用エンコーダ付転がり軸受ユニ
    ットに於いて、この回転状態検出用エンコーダは、弾性
    材中に磁性粉末を混入して成り、着磁方向が円周方向に
    関して交互に変化している永久磁石であり、この永久磁
    石が、上記回転輪の一部に、他の部材を介する事なく直
    接添着固定されている事を特徴とする回転状態検出用エ
    ンコーダ付転がり軸受ユニット。
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