JP2001241806A - 耐圧部品及び耐圧部品を用いた熱交換器並びに耐圧部品を用いた冷凍装置 - Google Patents

耐圧部品及び耐圧部品を用いた熱交換器並びに耐圧部品を用いた冷凍装置

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JP2001241806A
JP2001241806A JP2000052059A JP2000052059A JP2001241806A JP 2001241806 A JP2001241806 A JP 2001241806A JP 2000052059 A JP2000052059 A JP 2000052059A JP 2000052059 A JP2000052059 A JP 2000052059A JP 2001241806 A JP2001241806 A JP 2001241806A
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pressure
cylindrical portion
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peripheral surface
heat exchanger
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Seiichi Yamamoto
清一 山本
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Sanden Corp
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    • F28F9/026Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits
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    • F28F2225/08Reinforcing means for header boxes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品を大型化することなく、内部の流体の圧
力に対して高い強度を有した耐圧部品を提供する。 【解決手段】 耐圧部品の内部に高圧流体が流通する
と、円筒部10の内周面に径方向外側への圧力が作用す
る。ここで、円筒部10は各閉塞部11及び各平板部1
2と接合し、円筒部10に径方向へ力を加えた際の円筒
部10の剛性が向上しているので、内部流体による円筒
部10の径方向外側への変形が抑制される。従って、内
部流体に対して高い強度を有しており内部流体の圧力を
高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば二酸化炭素
を冷媒として使用する冷凍装置に用いられる熱交換器等
の耐圧部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、蒸気圧縮型冷凍装置に使用される
フロンに代わる冷媒として、例えば特公平7−1860
2号公報に記載されているように二酸化炭素を使用した
ものが知られている。この蒸気圧縮型冷凍装置は圧縮
機、ガス冷却器、膨張弁及び蒸発器を有し、二酸化炭素
冷媒を圧縮機→ガス冷却器→膨張弁→蒸発器→圧縮機と
順次循環させることにより、室内の冷房等の空調を行っ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、二酸化
炭素の臨界温度は31°Cと従来のフロンの臨界温度
(例えば、R12では112°C)と比べて低いので、
外気温度が高いときにはガス冷却器の温度が二酸化炭素
の臨界温度より高くなり、ガス冷却器出口側で二酸化炭
素が凝縮せずに十分な冷凍能力が確保できないという問
題点があった。また、圧縮機の吐出圧力を向上させるこ
とにより冷凍能力を確保することが考えられるが、この
場合は冷凍装置の高圧側における各部品の強度を向上さ
せなければならず、従来の構造では耐圧部品の厚さが増
して各部品が大型化するという問題点があった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、部品を大型化するこ
となく、内部の流体の圧力に対して高い強度を有する耐
圧部品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、円筒部内に高圧流体が流通
する耐圧部品において、前記円筒部内周面に、径方向内
側に延び流体流通用の切欠部を有する平板部を設けてい
る。これにより、円筒部に径方向へ力を加えた際の円筒
部の剛性が向上し、円筒部内周面に流体からの圧力が作
用した場合に、円筒部周面の平板部近傍の変形が抑制さ
れる。
【0006】また、請求項2では、互いに平行な一対の
ヘッダーパイプと、各ヘッダーパイプに両端が接続され
た複数のチューブを有する熱交換器において、前記各ヘ
ッダーパイプは請求項1記載の耐圧部品からなり、前記
平板部の少なくとも一部は、円筒部の中心軸を基準とし
てチューブ接続部の反対側に設けている。これにより、
円筒部内周面に流体からの圧力が作用した場合に、円筒
部の中心軸を基準としてチューブ接続部の反対側の変形
が抑制される。
【0007】また、請求項3では、円筒部内に高圧流体
が流通する耐圧部品において、前記円筒部周面に、円筒
部の一端側から他端側に延びる突条部を設けている。こ
れにより、円筒部に径方向へ力を加えた際の円筒部の剛
性が向上し、円筒部内周面に流体からの圧力が作用した
場合に、円筒部周面の突条部近傍の変形が抑制される。
【0008】また、請求項4では、互いに平行な一対の
ヘッダーパイプと、各ヘッダーパイプに両端が接続され
た複数のチューブを有する熱交換器において、前記各ヘ
ッダーパイプは請求項3記載の耐圧部品からなり、前記
突条部を、円筒部の中心軸を基準としてチューブ接続部
の反対側に設けている。これにより、円筒部内周面に流
体からの圧力が作用した場合に、円筒部の中心軸を基準
としてチューブ接続部の反対側の変形が抑制される。
【0009】また、請求項5では、円筒部内に高圧流体
が流通する耐圧部品において、前記円筒部周面を凹形状
と凸形状とを互いに連続して形成している。これによ
り、円筒部の径方向の厚さが増すことから円筒部に径方
向へ力を加えた際の円筒部の剛性が向上し、円筒部内周
面に内部流体からの圧力が作用した場合に、円筒部周面
の変形が抑制される。
【0010】また、請求項6では、二酸化炭素の冷媒を
圧縮機、ガス冷却器、膨張機構及び蒸発器に順次循環す
る蒸気圧縮式の冷凍装置において、請求項1、3または
5記載の耐圧部品をガス冷却器のヘッダーパイプに用い
ている。これにより、ガス冷却器の二酸化炭素の圧力に
対する強度が向上し、二酸化炭素の圧力を高めることが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明に係る耐圧
部品の第1の実施形態を示すもので、図1は耐圧部品の
部分斜視図、図2は耐圧部品の部分正面断面図である。
【0012】この耐圧部品は、円筒部10と、円筒部1
0の一端を閉塞する閉塞部11と、円筒部10の内部に
径方向に設けられた平板部12とから構成される。この
平板部12は切欠部13を有し、円筒部10内部の流体
はこの切欠部13を通じて図中矢印の方向に流通するよ
うになっている。円筒部10は、図1(a)に示すよう
な中央に切欠部13を有するリング状の平板部12aを
設けたもの、図1(b)に示すような円の半分を切り欠
きこれを切欠部13とした半円状の平板部12bを設け
たもの、図1(c)に示すような半リング状の平板部1
2cを設けたものが用いられる。本実施形態において
は、閉塞部11及び平板部12は、円筒部10の外部よ
り円筒部10内に挿入された後、ろう付け加工により円
筒部10に接合される。
【0013】以上の構成においては、図2に示すように
耐圧部品の内部に高圧流体が流通すると、円筒部10の
内周面に径方向外側への圧力が作用する。円筒部10は
各閉塞部11及び各平板部12と接合し、円筒部10に
径方向へ力を加えた際の円筒部10の剛性が向上してい
るので、内部流体による円筒部10の径方向外側への変
形が抑制される。ここで、リング状の平板部12aを設
けたものは、半リング状の平板部12cを設けたものよ
り円筒部10との接合部分が長いので、高い強度を有し
ている。また、半円状の平板部12bを設けたものは、
半リング状の平板部12cを設けたものより径方向の厚
さが増しているので、高い強度を有している。
【0014】このように、本実施形態の耐圧部品によれ
ば、円筒部10の内周面に平板部12を設け、内部流体
による円筒部10の径方向外側への変形が抑制されるよ
うにしたので、内部流体に対して高い強度を有しており
内部流体の圧力を高めることができる。
【0015】また、平板部12の円筒部10との接合部
分の長さ、または平板部12の径方向の厚さにより円筒
部10の強度が変化するので、必要な強度に応じた平板
部12を用いることで、円筒部10に適切な強度を与え
ることができ、実用に際して極めて有利である。
【0016】尚、前記実施形態においては、平板部12
としてリング状、半円状または半リング状のものを示し
たが例えば図3(a)に示すような十字型に形成された
ものや、図3(b)に示すような一文字状に形成された
ものであっても前記実施形態と同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0017】図4は本発明に係る耐圧部品の第2の実施
形態を示すもので、図4は耐圧部品の部分斜視図であ
る。
【0018】この耐圧部品は、円筒部20と、円筒部2
0の一端を閉塞する閉塞部21とから構成され、円筒部
20にはその一端側から他端側に延びる突条部22が設
けられている。円筒部20は、図4(a)に示すような
内周面に軸方向に延びる突条部22を設けたもの、図4
(b)に示すような外周面に軸方向に延びる突条部22
を設けたもの、図4(c)に示すような内周面に螺旋状
の突条部22を設けたもの、図4(d)に示すような外
周面に螺旋状の突条部22を設けたものが用いられる。
【0019】以上の構成においては、耐圧部品の内部に
高圧流体が流通すると、円筒部20の内周面に径方向外
側への圧力が作用する。ここで、円筒部20には突条部
22が設けられ、円筒部20の径方向の厚さ寸法が増し
ていることから、円筒部20に径方向へ力を加えた際の
円筒部20の剛性が向上し、内部流体による円筒部20
の径方向外側への変形が抑制される。
【0020】このように、本実施形態の耐圧部品によれ
ば、円筒部20に突条部22を設け、内部流体による円
筒部20の径方向外側への変形が抑制されるようにした
ので、内部流体に対して高い強度を有しており内部流体
の圧力を高めることができる。
【0021】尚、前記実施形態においては、円筒部20
に突条部22を1つ設けたものを示したが、例えば図5
(a)(b)に示すように円筒部20に突条部22を2
つ以上設けてもよい。この場合、さらに耐圧部品の内部
流体に対する強度が増し、さらに内部流体の圧力を高め
ることができる。
【0022】図6乃至図8は本発明に係る耐圧部品の第
3の実施形態を示すもので、図6は耐圧部品の部分斜視
図、図7は円筒部の側面断面における径方向厚さを示す
説明図、図8は円筒部の平面断面における径方向厚さを
示す説明図である。
【0023】この耐圧部品は、円筒部30と、円筒部3
0の少なくとも一端を閉塞する閉塞部31とから構成さ
れる。円筒部30の周面は所定の曲率半径の凹形状と凸
形状が連続しており、図6(a)に示すような周方向に
凹形状と凸形状が連続する円筒部30a、図6(b)に
示すような軸方向に凹形状と凸形状が連続する円筒部3
0bとがある。円筒部30は厚さw1で形成されてい
て、図7及び図8に示すように円筒部30の径方向の厚
さw2は、w2≧w1となっている。
【0024】以上の構成においては、耐圧部品の内部に
高圧流体が流通すると、円筒部30の内周面に径方向外
側への圧力が作用する。ここで、円筒部30の径方向の
厚さw2がw1以上となっているので、円筒部30に径
方向へ力を加えた際の円筒部30の剛性が向上してお
り、内部流体による円筒部30の径方向外側への変形が
抑制される。
【0025】このように、本実施形態の耐圧部品によれ
ば、円筒部30の周面を凹形状と凸形状とを互いに連続
して形成したので、内部流体による円筒部30の径方向
外側への変形が抑制され、内部流体に対して高い強度を
有しており内部流体の圧力を高めることができる。
【0026】図9乃至図11は本発明の第4の実施形態
である冷凍装置を示すもので、図9は冷凍装置の冷凍回
路図、図10は熱交換器の全体斜視図、図11は熱交換
器の部分正面断面図である。
【0027】この冷凍装置は二酸化炭素を冷媒として使
用するもので、図9に示すように、圧縮機40、ガス冷
却器41、膨張弁42、蒸発器43を順次冷媒管44で
接続し、二酸化炭素冷媒を圧縮機40→ガス冷却器41
→膨張弁42→蒸発器43→圧縮機40と順次循環し、
蒸発器43の吸熱作用により室内等の冷却を行ってい
る。
【0028】図10に示すように、熱交換器であるガス
冷却器41は、一対のヘッダーパイプ45と、各ヘッダ
ーパイプ45間に架設された複数のチューブ46と、隣
接する各チューブ46間に設けられた複数のフィン47
と、ガス冷却器41の骨格部材である板48とから構成
される。ここで、各ヘッダーパイプ45は第1の実施形
態にて示した耐圧部品であり、共通の符号を用いて各ヘ
ッダーパイプ45の構造を説明する。
【0029】図11に示すように各ヘッダーパイプ45
は、円筒部10と、円筒部10の両端を閉塞する閉塞部
11と、円筒部10の内部に径方向に設けられた各平板
部12及び仕切板45aとから構成される。円筒部10
には、その中心軸を基準としてチューブ接続部との反対
側の周面に、複数の挿入孔45bが上下に並設されてい
る。各平板部12及び仕切板45aはこの各挿入孔45
bを通じて円筒部10内に挿入され、ろう付け加工によ
り円筒部10に接合される。即ち、各平板部12及び仕
切板45aは任意の位置の挿入孔45bに設けることが
でき、仕切板45aの数及び位置は必要に応じて変更さ
れる。各平板部12は図1(c)に示すような半リング
状に形成され、冷媒は切欠部13を通じて円筒部10内
部を流通するようになっている。仕切板45aはヘッダ
ーパイプ45の内部空間を複数の部屋に仕切り、冷媒が
ヘッダーパイプ45内の各部屋と各チューブを順次流通
するようになっている。また、各ヘッダーパイプ45は
各チューブ46との接続孔45cを有し、一方のヘッダ
ーパイプ45には冷媒の流入管45d、他方のヘッダー
パイプ45には冷媒の流出管45eが設けられている。
各チューブ46は、ガス冷却器41の左右方向に延び
る、上下方向に狭く奥行き方向に広い扁平リング状チュ
ーブであり、左右両側を接続孔45cに接続し、各ヘッ
ダーパイプ45の内部を連通している。また、隣接する
各チューブ46間に各フィン47が設けられ、各チュー
ブ46及び各フィン47を介して、ガス冷却器41内を
流通する冷媒とガス冷却器41正面より流入する空気と
で熱交換が行われる。各板48は、各ヘッダーパイプ4
5の閉塞部11間に架設され、ガス冷却器41の骨格部
材となっている。
【0030】以上の構成においては、ガス冷却器41の
内部に図中矢印に示すように冷媒が流通すると、円筒部
10の内周面に径方向外側への圧力が作用する。このと
き、各接続孔45cで各チューブ46と接合しているの
で、各チューブ46が強度部材となり、円筒部10の各
接続孔45c近傍での変形が抑制される。同様に、平板
部12及び仕切板45aがそれぞれ強度部材となり、円
筒部10の平板部12及び仕切板45aとの接合部分近
傍での変形も抑制される。
【0031】このように、本実施形態の冷凍装置によれ
ば、平板部12を円筒部10の中心軸を基準としてチュ
ーブ接続部との反対側に接合させ、円筒部10の変形が
抑制されるようにしたので、円筒部10の全周面にわた
って均一な強度を与えて円筒部10全体の強度を向上さ
せることができ、冷媒の圧力を高めることができる。
【0032】また、仕切板45aの数及び位置を任意に
変更できるようにしたので、例えば仕切板45aの数を
増やしてヘッダーパイプ45内の部屋の数を多くしてガ
ス冷却器41内の冷媒の流通経路を長くしたり、仕切板
45aの位置を変更して冷媒の流通経路を変更したりす
ることができ、実用に際して極めて有利である。
【0033】尚、前記実施形態においては、ガス冷却器
41に本発明の構造を用いたものを示したが、例えばオ
イルセパレータ、アキュームレータ、レシーバ等、少な
くとも一端を閉塞した円筒部を有し内部に冷媒を流通す
る部品であれば本発明の構造を用いて前記実施形態と同
様の作用効果を得ることができる。
【0034】また、前記実施形態においては、図1
(c)に示す半リング状の平板部12を設けたものを示
したが、例えば図1(a)(b)に示すリング状または
半円状のもののように、円筒部10の中心軸を基準とし
てチューブ接続部との反対側の周面に平板部12が接合
されるものであれば、前記実施形態と同様の作用効果を
得ることができる。
【0035】図12及び図13は本発明の第5の実施形
態である冷凍装置を示すもので、図12は熱交換器の全
体斜視図、図13は熱交換器の部分正面断面図である。
【0036】第4の実施形態と同様に、この冷凍装置は
二酸化炭素を冷媒として使用するものである。以下に、
本実施形態の特徴構成であるガス冷却器について詳述す
る。
【0037】図12に示すようにこのガス冷却器50
は、一対のヘッダーパイプ51と、各ヘッダーパイプ5
1間に架設された複数のチューブ52と、隣接する各チ
ューブ52間に設けられた複数のフィン53と、ガス冷
却器50の骨格部材である板54とから構成される。こ
こで、各ヘッダーパイプ51は第2の実施形態にて示し
た耐圧部品であり、共通の符号を用いて各ヘッダーパイ
プ51の構造を説明する。
【0038】図13に示すように各ヘッダーパイプ51
は、円筒部20と、円筒部20の両端を閉塞する閉塞部
21と、仕切板51aとから構成される。図4(b)に
示すように円筒部20には、その中心軸を基準としてチ
ューブ接続部との反対側の外周面に、軸方向に延びる突
条部22が設けられている。また、仕切板51aはヘッ
ダーパイプ51の内部空間を複数の部屋に仕切り、円筒
部20の内周面に接合されている。また、各ヘッダーパ
イプ51は各チューブ52との接続孔51bを有し、一
方のヘッダーパイプ51には冷媒の流入管51c、他方
のヘッダーパイプ51には冷媒の流出管51dが設けら
れている。また、各チューブ52、各フィン53及び各
板54は第4の実施形態に示したものと同一のものであ
る。
【0039】以上の構成においては、ガス冷却器50の
内部に冷媒が流通すると、円筒部20の内周面に径方向
外側への圧力が作用する。このとき、各接続孔51bで
各チューブ52と接合しているので、各チューブ52が
強度部材となり、円筒部20の各接続孔51b近傍での
変形が抑制される。同様に、突条部22及び仕切板51
aがそれぞれ強度部材となり、円筒部20の突条部22
近傍、仕切板51aとの接合部近傍で変形も抑制され
る。
【0040】このように、本実施形態の冷凍装置によれ
ば、突条部22を円筒部20の中心軸を基準としてチュ
ーブ接続部との反対側に設け、円筒部20の変形が抑制
されるようにしたので、円筒部20の全周面にわたって
均一な強度を与えて円筒部20全体の強度を向上させる
ことができ、冷媒の圧力を高めることができる。
【0041】尚、前記実施形態においては、ガス冷却器
50に本発明の構造を用いたものを示したが、例えばオ
イルセパレータ、アキュームレータ、レシーバ等、少な
くとも一端を閉塞した円筒部を有し内部に冷媒を流通す
る部品であれば本発明の構造を用いて前記実施形態と同
様の作用効果を得ることができる。
【0042】また、前記実施形態においては、円筒部2
0の外周面に突条部22を設けたものを示したが、図4
(a)に示すように、円筒部20の内周面に突条部22
を設けてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の耐
圧部品によれば、内部流体による円筒部の径方向外側へ
の変形が抑制されるようにしたので、内部流体に対して
高い強度を有しており内部流体の圧力を高めることがで
きる。
【0044】また、請求項2記載の熱交換器によれば、
平板部を円筒部の中心軸を基準としてチューブ接続部の
反対側に設け反対側の変形が抑制されるようにしたの
で、円筒部のチューブ接続部側はチューブが強度部材と
なり、反対側は平板部が強度部材となって、円筒部の全
周面にわたって均一な強度を与えることができる。従っ
て、円筒部全体の強度を向上させることができ、冷媒の
圧力を高めることができる。
【0045】また、請求項3記載の耐圧部品によれば、
内部流体による円筒部の径方向外側への変形が抑制され
るようにしたので、内部流体に対して高い強度を有して
おり内部流体の圧力を高めることができる。
【0046】また、請求項4記載の耐圧部品によれば、
突条部を円筒部10の中心軸を基準としてチューブ接続
部の反対側に設けて反対側の変形が抑制されるようにし
たので、円筒部のチューブ接続部側はチューブが強度部
材となり、反対側は突条部が強度部材となって、円筒部
の全周面にわたって均一な強度を与えて円筒部全体の強
度を向上させることができ、冷媒の圧力を高めることが
できる。
【0047】また、請求項5記載の耐圧部品によれば、
内部流体による円筒部の径方向外側への変形が抑制され
るようにしたので、内部流体に対して高い強度を有して
おり内部流体の圧力を高めることができる。
【0048】また、請求項6記載の冷凍装置によれば、
二酸化炭素を冷媒とした蒸気圧縮式の冷凍装置に請求項
1、3または5の各耐圧部品をガス冷却器のヘッダーパ
イプに用いたので、冷凍能力を向上させるために冷媒に
高い圧力が必要とされる場合でも、フロンを冷媒とした
従来構造の熱交換器と同程度の大きさで必要な強度を有
することができ、実用に際して極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す耐圧部品の部分
斜視図
【図2】耐圧部品の部分正面断面図
【図3】耐圧部品の部分斜視図
【図4】本発明の第2の実施形態を示す耐圧部品の部分
斜視図
【図5】耐圧部品の部部斜視図
【図6】本発明の第3の実施形態を示す耐圧部品の部分
斜視図
【図7】円筒部の側面断面における径方向厚さを示す説
明図
【図8】円筒部の平面断面における径方向厚さを示す説
明図
【図9】本発明の第4の実施形態を示す冷凍装置の冷凍
回路図
【図10】熱交換器の全体斜視図
【図11】熱交換器の部分正面断面図
【図12】本発明の第5の実施形態を示す熱交換器の全
体斜視図
【図13】熱交換器の部分正面断面図
【符号の説明】 1…ヘッダーパイプ、1a…円筒部、1b…閉塞部、1
e…接続孔、2…チューブ、10…円筒部、11…閉塞
部、12…平板部、13…切欠部、20…円筒部、21
…閉塞部、22…突条部、30…円筒部、31…閉塞
部、40…圧縮機、41…ガス冷却器、42…膨張弁、
43…蒸発器、45…ヘッダーパイプ、45c…接続
孔、46…チューブ、50…ガス冷却器、51…ヘッダ
ーパイプ、51b…接続孔。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒部内に高圧流体が流通する耐圧部品
    において、 前記円筒部内周面に、径方向内側に延び流体流通用の切
    欠部を有する平板部を設けたことを特徴とする耐圧部
    品。
  2. 【請求項2】 互いに平行な一対のヘッダーパイプと、
    各ヘッダーパイプに両端が接続された複数のチューブを
    有する熱交換器において、 前記各ヘッダーパイプは請求項1記載の耐圧部品からな
    り、 前記平板部の少なくとも一部は、円筒部の中心軸を基準
    としてチューブ接続部の反対側に設けたことを特徴とす
    る熱交換器。
  3. 【請求項3】 円筒部内に高圧流体が流通する耐圧部品
    において、 前記円筒部周面に、円筒部の一端側から他端側に延びる
    突条部を設けたことを特徴とする耐圧部品。
  4. 【請求項4】 互いに平行な一対のヘッダーパイプと、
    各ヘッダーパイプに両端が接続された複数のチューブを
    有する熱交換器において、 前記各ヘッダーパイプは請求項3記載の耐圧部品からな
    り、 前記突条部を、円筒部の中心軸を基準としてチューブ接
    続部の反対側に設けたことを特徴とする熱交換器。
  5. 【請求項5】 円筒部内に高圧流体が流通する耐圧部品
    において、 前記円筒部周面を凹形状と凸形状とを互いに連続して形
    成したことを特徴とする耐圧部品。
  6. 【請求項6】 二酸化炭素の冷媒を圧縮機、ガス冷却
    器、膨張機構及び蒸発器に順次循環する蒸気圧縮式の冷
    凍装置において、 請求項1、3または5記載の耐圧部品をガス冷却器のヘ
    ッダーパイプに用いたことを特徴とする冷凍装置。
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