JP2001240715A - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

塩化ビニル系樹脂組成物

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JP2001240715A
JP2001240715A JP2000052855A JP2000052855A JP2001240715A JP 2001240715 A JP2001240715 A JP 2001240715A JP 2000052855 A JP2000052855 A JP 2000052855A JP 2000052855 A JP2000052855 A JP 2000052855A JP 2001240715 A JP2001240715 A JP 2001240715A
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Toshiya Kobayashi
俊哉 小林
Katsutoshi Minagawa
勝俊 皆川
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Zeon Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外において長期間使用しても、耐候変色を
生ずることの少ない、木質感に富んだ成形品を与える塩
化ビニル系樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (A)塩化ビニル系樹脂100重量部、
(B)木粉5〜150重量部、(C)ハイドロタルサイ
ト化合物0.5〜10重量部、(D)紫外線吸収剤0.
1〜3重量部及び(E)有機ホスファイト化合物0.2
〜5重量部を含有し、かつ(B)成分の重量部数
(b)、(C)成分の重量部数(c)及び(D)成分の
重量部数(d)との間に下記一般式(1) 40<(b)/{(c)×(d)}<180 (1) の関係を有することを特徴とする塩化ビニル系樹脂組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩化ビニル系樹脂
組成物に関し、さらに詳しくは、天然木材に近似する豊
かな木質感を有し、屋外において長期間使用しても変色
又は退色を生ずることの少ない成形品を与える塩化ビニ
ル系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】木材は光合成により繰り返し生産するこ
とができるので、石油系樹脂とは異なる豊かな将来性の
ある資源として見直されている。成長の早い樹脂で森林
育成を行い、大気中に増大した炭酸ガス濃度を低減して
健全な地球環境を再現しつつ、一方で計画的に伐採し
て、木材資源として人類の生活に役立てる試みが行われ
ている。このような状況下で、成形品の機械的強度が大
きく、成形加工が容易な汎用樹脂である塩化ビニル系樹
脂に木粉を配合して建築用資材を開発できれば、調和の
とれた地球資源利用の道が大きく開拓されることにな
る。従来、木材に似た外観や触感を現出する目的で、塩
化ビニル系樹脂に木粉を配合して成形することがしばし
ば行われてきた。しかし、木粉を相当量配合すると引張
り強さなどの機械的強度が大幅に低下することや、いま
だ天然の木質感が実現できていないなどの問題を有して
いた。木目模様の明瞭化や加工性改善を目的に、木粉の
他に尿素樹脂を添加した塩化ビニル系樹脂組成物が提案
されている(特開昭60−42007号公報、特開昭6
0−73807号公報、特開昭60−73808号公
報)。また、木粉の他にマイカなどの無機充填剤と、ポ
リエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体又はABS
樹脂を添加した塩化ビニル系樹脂組成物が、線膨張率が
小さく、耐衝撃性及び成形性に優れることが開示されて
いる(特開昭60−192746号公報、特開昭60−
192747号公報)。しかし、これらによっても木粉
を均一に混合することは容易ではなく、成形品の木質感
の現出が不十分である。無機粉末やプラスチック粉末な
どの硬い小粒子を表面に付着させた木粉を合成樹脂加工
時に配合することによって分散均一化は大幅に改善され
たが(特開平5−177610号公報、特開平5−26
1708号公報)、単にこのような木粉を塩化ビニル系
樹脂に配合するのみでは、木質感に富んだ樹脂成形品は
いまだ得られていない。先に、本発明者らは、塩化ビニ
ル樹脂にメタクリル酸エステル系樹脂及び平均粒径50
〜500μmの木粉を配合した樹脂組成物が、成形によ
り機械的強度が大きく、木質感に優れた成形品を与える
ことを見出した(特開平10−36606号公報)。こ
の樹脂組成物から得られる成形品は、その特性を生かし
て、建具、家具などに天然木材に代わる材料として広く
使用されるようになった。しかし、この樹脂組成物によ
る成形品を戸枠、出窓枠、巾木など日当たりのよい場所
で使用すると、長期間には変色又は退色を生ずることが
判り、耐候性に優れ屋外用途にも使用可能で、木質感に
富んだ塩化ビニル系樹脂組成物が望まれるようになっ
た。光による劣化の少ない塩化ビニル系樹脂組成物とし
て、亜鉛含有ハイドロタルサイト類似化合物に過塩素酸
を混合した安定剤を組み合わせた組成物(特公平6−6
2825号公報)、バリウム/亜鉛系安定剤にハイドロ
タルサイト化合物を添加した組成物(特開平4−202
451号公報)などが提案されている。しかし、木粉を
配合した塩化ビニル系樹脂組成物においては、これらの
組成物によっては長期間の屋外使用における光劣化に対
して改良効果は極めて少なく、また、色堅牢度を向上す
る効果も得られない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の状況
に鑑み、優れた木質感を有し、屋外において長期間使用
しても、変色又は退色を生ずることの少ない成形品を与
えることのできる塩化ビニル系樹脂組成物を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、塩化ビニル系樹
脂及び木粉を含有する組成物に成分間で特定の量的関係
を持つハイドロタルサイト化合物及び紫外線吸収剤を加
え、更に有機ホスファイト化合物を併用して配合した組
成物から得られる成形品が屋外において長期間使用して
も変色又は退色を生ずることが少ないことを見出し、こ
の知見に基づいて本発明を完成するに至った。すなわち
本発明は、(A)塩化ビニル系樹脂100重量部、
(B)木粉5〜150重量部、(C)ハイドロタルサイ
ト化合物0.5〜10重量部、(D)紫外線吸収剤0.
1〜3重量部及び(E)有機ホスファイト化合物0.2
〜5重量部を含有し、かつ、(B)成分の重量部数
(b)、(C)成分の重量部数(c)及び(D)成分の
重量部数(d)との間に下記一般式(1) 40<(b)/{(c)×(d)}<180 (1) の関係を有することを特徴とする塩化ビニル系樹脂組成
物を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明につき詳細に説明す
る。本発明組成物において(A)成分として使用される
塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニル単独重合体のほ
か、塩化ビニル単量体単位を50重量%以上有する、塩
化ビニルと共重合する単量体との共重合体を挙げること
ができる。塩化ビニルと共重合する単量体としては、例
えば、エチレン、プロピレンなどのオレフィン類;塩化
アリル、塩化ビニリデン、フッ化ビニルなどのハロゲン
化不飽和化合物類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルな
どのカルボン酸ビニルエステル類;イソブチルビニルエ
ーテル、セチルビニルエーテルなどのビニルエーテル
類;アリル−3−クロロ−2−オキシプロピルエーテ
ル、アリルグリシジルエーテルなどのアリルエーテル
類;(メタ)アクリル酸(メタクリル酸又はアクリル酸
の意)、マレイン酸、イタコン酸、アクリル酸−2−ヒ
ドロキシエチル、メタクリル酸メチル、マレイン酸モノ
メチル、マレイン酸ジエチル、無水マレイン酸などの不
飽和カルボン酸、そのエステル又は酸無水物類;アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリルなどの不飽和ニトリル
類;アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、
アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、(メ
タ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムク
ロライドなどのアクリルアミド類;アリルアミン安息香
酸塩、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドなどの
アリルアミン及びその誘導体類などを挙げることができ
る。以上に例示した共単量体は、共重合可能な単量体の
一部に過ぎず、近畿化学協会ビニル部会編「ポリ塩化ビ
ニル」日刊工業新聞社(1988年)75〜104ペー
ジに例示されている各種単量体が使用可能である。これ
らの共単量体は、1種又は2種以上を共重合させること
ができる。
【0006】また、本発明の塩化ビニル系樹脂には、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチルメタク
リレート共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体、塩素化ポリエチレンなどの樹脂に、塩化ビニル又は
塩化ビニルと前記した共重合可能な単量体とをグラフト
重合した樹脂も含まれる。(A)成分の塩化ビニル系樹
脂は、懸濁重合、乳化重合、溶液重合、塊状重合など、
従来から知られているいずれの製造法によって作られる
ものでもよい。塩化ビニル系樹脂の平均重合度は、JI
S K 6721にしたがって測定した値が、400〜
1,800であることが好ましく、600〜1,300
であることがより好ましい。塩化ビニル系樹脂の平均重
合度が400未満であると、得られる成形品の機械的強
度が低く、色堅牢度及び耐チョーキング性に劣るおそれ
がある。一方、塩化ビニル系樹脂の平均重合度が1,8
00を超えると、溶融混錬が容易でなくなり、樹脂組成
物中に木粉を均一に分散させることが困難になるおそれ
がある。また、(A)成分の塩化ビニル系樹脂の平均粒
径は、80〜200μmのものが組成物調製時の取り扱
い性や成形加工性の点で好ましく用いられる。
【0007】本発明組成物においては、(B)成分とし
て木粉を使用する。木粉の平均粒径は、30〜500μ
mが好ましく、50〜100μmがより好ましい。本発
明に用いられる木粉の樹種には特に制限はなく、例え
ば、杉、ツガ、ラワンなどの針葉樹や広葉樹の材木片、
鉋屑、鋸屑などを用いることができる。これらの木材か
ら本発明組成物の(B)成分の木粉を得るためには、例
えば、粉砕機を用いて木材を平均粒径が30〜500μ
mの粉末にすればよい。木粉の形状は比較的丸みを帯び
たものが好ましい。木粉の平均粒径とは、粉末を篩によ
り分級して目開きに対する累積重量%曲線を作成し、そ
の50重量%に該当する目開きの値の読みをいう。木粉
の平均粒径が30μm未満であると、嵩比重が小さくな
って組成物調整のため混合操作性が悪くなるおそれがあ
る。木粉の平均粒径が500μmを超えると、成形品表
面が荒れて、木質感が低下するおそれがある。本発明組
成物においては木粉として、特開平5−177610号
公報及び特開平5−261708号公報に開示されてい
る表面に硬い小粒子を付着させた木粉を用いることがで
きる。硬い小粒子が木粉表面に付着する態様は、木粉へ
の硬い小粒子の食い込みを含む抱き込み結合、食い込み
結合された複数の硬い小粒子の相互による挟み込み結合
などの、硬い小粒子の木粉表面部に対する押し付け外力
による付着であってもよいし、あるいは木粉に接着剤に
より硬い小粒子を付着させてもよい。この場合は、上記
の木粉を硬い小粒子1〜50重量%と共にボールミルな
どに仕込み、窒素雰囲気など粉塵爆発防止の処理を施し
て処理することが好ましい。本発明組成物の木粉の含有
量は、塩化ビニル系樹脂100重量部当たり5〜150
重量部、好ましくは20〜120重量部、さらに好まし
くは25〜100重量部である。木粉の含有量が5重量
部未満であると、成形品に十分な木質感を与えることが
困難となるおそれがある。一方、木粉の含有量が150
重量部を超えると、成形品の機械的強度が低下するおそ
れがある。木粉の含水率は10重量%以下であることが
好ましく、5重量%以下であることがより好ましい。
【0008】本発明組成物においては、(C)成分とし
てハイドロタルサイト化合物を含有せしめる。ハイドロ
タルサイトは、一般式〔Mg1−xAl(OH)
X+〔(COx/2・mH0〕X−で表わされる
不定比化合物で、プラスに荷電した基本層〔Mg1−x
Al(OH)X+と、マイナスに荷電した中間層
〔(COx/2・mH0〕X−とからなる層状の
結晶構造を有する無機物質である。ここで、Xは0より
大で0.33以下の範囲の数である。天然品は、Mg
Al(OH)16CO・4HOとして得られ、合
成品は、主としてMg4.5Al(OH)13CO
・3.5HOの形のものが市販されている。合成方法
としては、特公昭46−2280号公報、特公昭50−
30039号公報、特公昭51−29129号公報、特
公昭61−174270号公報などに記載の公知の方法
を例示することができる。また、ハイドロタルサイト化
合物は、前記ハイドロタルサイト化合物中のMgの一部
をZnで置換したZn変性型や、ハイドロタルサイト化
合物と過塩素酸とを水中で任意の比率で反応させてハイ
ドロタルサイト化合物中のCOの一部または全部をC
lOに置換した過塩素酸一部導入型または過塩素酸導
入型のものを用いてもよい。ハイドロタルサイト化合物
の代表的な例として、協和化学工業(株)製のアルカマ
イザー1、アルカマイザー4、アルカマイザー5等を示
すことができる。これらハイドロタルサイト化合物の使
用量は、(A)成分の塩化ビニル系樹脂100重量部あ
たり0.5〜10重量部であり、好ましくは2〜5重量
部である。ハイドロタルサイト化合物の使用量が塩化ビ
ニル系樹脂100重量部あたり0.5重量部未満である
と、耐候変色の改善効果が小さく、逆に、ハイドロタル
サイト化合物の使用量が塩化ビニル系樹脂100重量部
あたり10重量部を超えると、成形時に発泡現象を起こ
すおそれがある。
【0009】本発明組成物には、(D)成分として紫外
線吸収剤が含有される。紫外線吸収剤としては、ベンゾ
トリアゾール系、ベンゾフェノン系、サリシレート系、
シアノアクリレート系が挙げられる。ベンゾトリアゾー
ル系紫外線吸収剤としては、2−(2’−ヒドロキシ−
5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチ
ルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−3’−tert−ブチル−5’−
メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2
−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブ
チルフェニル)−ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒ
ドロキシ−3’−tert−アミル−5’−イソブチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−3’−イソブチル−5’−メチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−3’−イソブチル−5’−プロピ
ルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
〔2’−ヒドロキシ−5’−(1,1,3,3−テトラ
メチル)フェニル〕ベンゾトリアゾールなどを挙げるこ
とができる。ベンゾフェノン系紫外線吸収剤としては、
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
n−オクトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4
−n−ドデシルオキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒ
ドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,
2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンなど
を挙げることができる。
【0010】サリシレート系紫外線吸収剤としては、フ
ェニルサリシレート、4−t−ブチルフェニルサリシレ
ートなどを挙げることができる。シアノアクリレート系
紫外線吸収剤としては、エチル−2−シアノ−3,3−
ジフェニルアクリレート、2−エチルヘキシル−2−シ
アノ−3,3’−ジフェニルアクリレートなどを挙げる
ことができる。これら紫外線吸収剤の含有量は、(A)
成分の塩化ビニル系樹脂100重量部あたり0.1〜3
重量部であり、好ましくは0.2〜1重量部である。紫
外線吸収剤の含有量が塩化ビニル系樹脂100重量部あ
たり0.1重量部未満であると、耐候変色の改善効果が
小さい。一方、紫外線吸収剤の含有量を塩化ビニル系樹
脂100重量部あたり3重量部より多く添加しても、耐
候変色を改善する効果は増大せず、むしろ成形中にプレ
ートアウト現象が発生する問題が起き易い。また、過多
の使用は経済的にも好ましくない。
【0011】本発明組成物には、(E)成分として有機
ホスファイト化合物を含有せしめる。有機ホスファイト
化合物としては、特に限定されず、有機モノホスファイ
ト、有機ジホスファイト及び有機トリホスファイトのい
ずれも使用できる。代表的な例を示すと、トリラウリル
フォスファイト、トリイソオクチルホスファイト、トリ
イソデシルホスファイト、トリステアリルフォスファイ
ト、フェニルジオクチルフォスファイト、ジフェニルイ
ソオクチルホスファイト、ジフェニルイソデシルホスフ
ァイト、フェニルジイソオクチルホスファイト、オクチ
ルフェニルジイソオクチルホスファイト、トリフェニル
ホスファイト、トリスノニルフェニルホスファイト、ポ
リジプロピレングリコールフェニルホスファイト、トリ
ラウリルトリチオフォスファイト、ジステアリルペンタ
エリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジター
シャリブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスフ
ァイト、フェニルネオペンチレングリコールホスファイ
ト、ジラウリルフォスファイト、ジステアリルフォスフ
ァイト、ジフェニルホスファイト、ジイソデシルペンタ
エリスリトールジホスファイト、テトラフェニルジプロ
ピレングリコールジホスファイト、ジフェニルジデシル
(2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオー
ル)ジホスファイト、ジシクロヘキシルジデシルペンタ
エリスリトールジホスファイト、オクタキス〔p−(2
−メトキシエチル)フェニル〕ペンタエリスリトールジ
ホスファイト、ヘプタキストリプロピレングリコールト
リホスファイト等が挙げられる。
【0012】これら有機ホスファイト化合物の使用量
は、(A)成分の塩化ビニル系樹脂100重量部あたり
0.2〜5重量部であり、好ましくは0.4〜3重量部
である。有機ホスファイト化合物の使用量が塩化ビニル
系樹脂100重量部あたり0.2重量部未満であると耐
候変色の改善効果が小さくなるおそれがあり、逆に5重
量部を超える量であると成形性が極端に悪くなると共に
ブリード現象が起きる傾向がある。
【0013】本発明組成物において、塩化ビニル系樹脂
100重量部あたりの(B)成分の重量部数(b)、
(C)成分の重量部数(c)及び(D)成分の重量部数
(d)との間に下記一般式(1) 40<(b)/{(c)×(d)}<180 (1) の関係を有することが必要である。(b)/{(c)×
(d)}の値が40以下であると、(C)成分又は
(D)成分が過剰となり、成形時のプレートアウトや異
常発泡等のトラブルを発生するおそれがある。また、
(b)/{(c)×(d)}の値が180を超えると、
耐候変色を改善する効果が少なくなるおそれがある。
【0014】本発明組成物には、上記の各成分に加え
て、通常の塩化ビニル系樹脂の加工時に用いられる熱安
定剤や滑剤のほか、耐衝撃強化剤、可塑剤、帯電防止
剤、難燃剤、酸化防止剤、顔料、カップリング剤、防黴
剤等を添加してもよい。
【0015】ことに発泡成形品を得ようとする場合は、
上記の(A)〜(E)成分に加えて、(F)熱分解型発
泡剤を含有せしめる。熱分解型発泡剤としては熱分解型
有機発泡剤又は/及び熱分解型無機発泡剤が用いられ
る。前者の例としては、N,N’−ジニトロソペンタメ
チレンテトラミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジ
ニトロソテレフタルアミド等のニトロソ化合物;アゾジ
カルボンアミド、アゾビスイソプチロニトリル等のアゾ
化合物、ベンゼンスルホニルヒドラジド、p,p’−オ
キシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、トルエン
スルホニルヒドラジド等のスルホニルヒドラジド類等が
挙げられる。また、後者の例としては、重炭酸ナトリウ
ム、重炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウム等が挙げら
れる。上記の有機又は/及び無機熱分解型発泡剤の群か
ら選択される1種または2種以上を用いることができ
る。これら熱分解型発泡剤の使用量は、(A)成分の塩
化ビニル系樹脂100重量部あたり0.1〜5重量部が
好ましく、0.5〜3重量部が更に好ましい。熱分解型
発泡剤の使用量が塩化ビニル系樹脂100重量部あたり
0.1重量部未満であると、有効な発泡倍率が得られ難
い。また熱分解型発泡剤の使用量が塩化ビニル系樹脂1
00重量部あたり5重量部を超えると、成形品表面が荒
れたり、表面硬度が低下する傾向がある。
【0016】発泡成形の場合は(F)成分に加えて、更
に、(G)成分である(メタ)アクリル酸エステル系樹
脂を配合して、塩化ビニル系樹脂の溶融粘度特性を改良
し、発泡セルの膜強度を保持して破壊され難くすること
が好ましい。このような(メタ)アクリル酸エステル系
樹脂としては、メタクリル酸メチル単独重合体のほか、
メタクリル酸メチルと共重合可能な単量体、即ち、アク
リル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸エトキシ
エチル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリ
ル酸−2−ヒドロキシプロピル、アクリロニトリル、酢
酸ビニル、スチレン等の1種又は2種以上との共重合体
であって、メタクリル酸メチルを50重量%以上、好ま
しくは80重量%以上有するものが用いられる。(G)
成分の(メタ)アクリル酸エステル系樹脂として、特公
平5−38014号公報に開示されているメタクリル酸
エステル系重合体、即ち、粒子の内部がメタクリル酸メ
チルとアクリル酸エステルの共重合体で、その外側をメ
タクリル酸メチル単独の重合体またはメタクリル酸メチ
ル主体の共重合体で被覆した樹脂のような二段構造の樹
脂粒子であってもよい。(G)成分として用いられる
(メタ)アクリル酸エステル系樹脂は、その0.2gr
を溶解したクロロホルム溶液100mlの25℃におけ
る比粘度が0.10〜3.50であることが好ましく、
0.30〜3.00の範囲であるとより好ましい。上記
比粘度の値が0.10未満の場合は発泡成形品の表面が
荒れる傾向があり、また、3.50を超えると均一溶融
化に時間を要するおそれがある。
【0017】(G)成分の使用量は、(A)成分の塩化
ビニル系樹脂100重量部あたり0.5〜30重量部が
好ましく、より好ましくは1〜20重量部である。
(G)成分の使用量が塩化ビニル系樹脂100重量部あ
たり0.5重量部未満であると、発泡セルの膜強度が弱
く、発泡セルは破壊され易い。また(G)成分の含有量
が塩化ビニル系樹脂100重量部あたり30重量部を超
えると、塩化ビニル樹脂組成物の溶融粘度が高くなり、
成形時に発熱が大きくなって樹脂の熱劣化を起こした
り、発泡セルの大きさが不均一になり易い。
【0018】本発明組成物を調製するためには、通常、
(A)塩化ビニル系樹脂、(B)木粉、(C)ハイドロ
タルサイト化合物、(D)紫外線吸収剤及び(E)有機
ホスファイト化合物を一括してヘンシェルミキサーなど
の混合機に投入し、激しく攪拌混合しつつ120〜16
0℃に昇温する。この混合の過程で、木粉に吸収されて
いる水分を揮散させる。ヘンシェルミキサーなどを用い
て、全成分を一括投入して混合することにより、嵩比重
が大きく、顔料など添加剤が均一分散した混合物を得る
ことができる。上記の温度に到達した後、混合物をクー
リングミキサーに移して、要すれば熱分解型発泡剤を添
加し、50〜60℃に温度を下げる。クーリングミキサ
ー中の混合物の温度が十分に低下した後、クーリングミ
キサーから混合物を粉末の状態で取り出す。取り出され
た粉末状の混合物は、そのまま成形用のコンパウンドと
することができるが、次いでペレット化することが好ま
しい。ペレット化の好ましい方法としては、例えば、ベ
ント付きの一軸押出機又は二軸押出機を用い、シリンダ
ー温度及びダイス温度を150〜180℃とし、かつベ
ント孔から木粉中の残留水分を排出しつつペレット化す
る方法を挙げることができる。本発明組成物を用いて、
天然木材に近似する木質感に富んだ塩化ビニル系樹脂成
形品を得るための成形方法は特に制限はなく、通常は押
出成形法、カレンダーロール成形法、射出成形法、真空
成形法などにより成形することができる。
【0019】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて、本発明の樹
脂組成物について具体的に説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。各配合成分の配合量
は特記のない限り重量基準である。尚、実施例及び比較
例において、色堅牢度は下記の方法により測定した。 色堅牢度試験 JIS K 7102に従って評価する。すなわち、塩
化ビニル系樹脂組成物を用いて成形したシートを縦50
mm×横100mmに切断したものを試験片とし、サン
シャインカーボンアーク燈式耐候性試験機[デューサイ
クルサンシャインウェザーメーターWEL−SUN−D
C、スガ試験機(株)]を用い、水スプレーをかける条
件で紫外線照射を1,000時間行い、照射前後の試験
片について、カラーコンピューター[SM−4、スガ試
験機(株)]を用いて色差ΔEを測定する。ΔEが小さ
いほど耐候変色性に優れていることを示す。ΔEが10
以上であれば変色又は退色が著しい。
【0020】実施例1〜11及び比較例1〜11 表1及び表2に示す種類と量の各成分をヘンシェルミキ
サーにて次の要領でブレンドした。塩化ビニル樹脂、メ
タクリル酸エステル系樹脂、木粉、ハイドロタルサイト
化合物、紫外線吸収剤、有機ホスファイト化合物、安定
剤、滑剤、充填剤、顔料を仕込んで混合しつつ水蒸気を
揮散させた。温度が上昇して140℃に達したのち、混
合物をクーリングミキサーに移してさらに混合しつつ冷
却し、実施例7〜11及び比較例7〜11においては有
機発泡剤及び無機発泡剤を100℃に温度が低下した時
点で添加し、60℃まで温度を下げた。得られた粉末状
の混合物を、シリンダー径40mmの二軸異方向押出機
を用い、下記条件にてペレット化した。なお、ベント孔
から木粉に残る水分を揮散させた。 スクリュー:回転数20rpm 成形温度:C1=160℃、C2=170℃、C3=175℃ アダプター170℃、ダイス170℃ ダイス:3mmφ×60穴、ホットカット方式 得られたペレットを、8インチロールを用いて175℃
で5分間混練し、厚さ1mmのシートとし、さらに18
0℃で5分間プレスして厚さ1mmの木質状の淡橙色の
シートを得た。得られたシートについて、1,000時
間の促進耐候性試験を行った。促進耐候性試験後の色差
ΔEを表1及び表2に示す。
【0021】
【表1】
【0022】注 *1 ZEST700L、新第一塩ビ(株)製、平均重
合度680 *2 ハイブレンB403、日本ゼオン(株)製、メタ
クリル酸メチル単位約90重量%を有する共重合体、比
粘度2.06 *3 セルユント、(株)島田商会製、平均粒径80μ
m、含水率5重量% *4 E60−T5−3、ミサワテクノ(株)製、酸化
チタン粒子付着木粉、酸化チタン含有量5重量%、平均
粒径60μm、含水率5重量% *5 アルカマイザー1、協和化学工業(株)製、合成
ハイドロタルサイト、Mg4。5Al(OH)13
・3.5HO、平均粒径0.5μm *6 TINUVIN P、チバガイギー社製、2−
(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール *7 アデカスタブ1413、旭電化(株)製、2−ヒ
ドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン *8 アンテージ TNP−L、川口化学(株)製、ト
リス(ノニルフェニルホスファイト *9 アデカスタブ1500、旭電化(株)製、ビスフ
ェノ−ルAテトラアルキル(炭素数12〜15)ジホス
ファイト *10 オクチル錫マレートエステル安定剤 *11 アゾジカルボンアミド *12 重炭酸ナトリウム *13 ステアリン酸カルシウム、StabinexN
TC−1、水澤化学(株)製 *14 ポリエチレンワックス、ACPE6A、アライ
ドケミカル社 *15 炭酸カルシウム、CCR、白石カルシウム
(株)製、平均粒径0.05μm *16 キナクリドンレッド/イソインドリノンイエロ
ー/カーボンブラック複合顔料
【0023】
【表2】
【0024】注 表1の注に同じ。
【0025】表1から明らかなように、本発明の要件を
備えた組成物を用いて成形した実施例1〜11ではすべ
て1,000時間の促進耐候性試験において色差ΔEの
値が小さく、色堅牢度に優れていることが分かる。これ
に対して、表2における比較例1〜3及び比較例8は本
発明の樹脂組成物の(C)成分が含有されていないか、
使用量が規定より少ない例で、いずれも1,000時間
の促進耐候性試験において顕著に変色又は退色し、色差
ΔEの値が大きく、色堅牢度に劣っている。さらにハイ
ドロタルサイトを含有しない比較例1、比較例2及び比
較例8は、シート成形時に熱変色を生じた。比較例4及
び比較例9は本発明の樹脂組成物の(D)成分の使用量
が規定より少ないか、使用されてない例で、上記同様に
色差ΔEの値が大きく、色堅牢度に劣っている。比較例
5及び比較例10は本発明の樹脂組成物の(E)成分の
使用量が規定より少ないか使用されてない例で、上記同
様に色差ΔEの値が大きく、色堅牢度に劣っている。比
較例6、比較例7及び比較例11は(B)成分の重量部
数(b)と(C)成分の重量部数(c)及び(D)成分
の重量部数(d)との間の関係が式〔1〕の規定の範囲
外にある例で、上記同様に色差ΔEの値が大きく、色堅
牢度に劣っている。比の値が規定範囲より小さい比較例
7は色差ΔEの値は小さいが、過剰添加になるためにペ
レット作成時又はシート成形時のプレートアウトが著し
く、生産上の面では問題を生じる。
【0026】
【発明の効果】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物によ
り、天然木材に近似する豊かな木質感を有した成形品が
得られ、この成形品は屋外において長期間使用しても、
変色又は退色を生ずることが少ない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/524 C08K 5/524 C08L 97/02 C08L 97/02 Fターム(参考) 4J002 AH00X BD04W BD05W BD07W DE286 EE037 EH147 EU177 EW068 FD057 FD086 FD088 GL00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)塩化ビニル系樹脂100重量部、
    (B)木粉5〜150重量部、(C)ハイドロタルサイ
    ト化合物0.5〜10重量部、(D)紫外線吸収剤0.
    1〜3重量部及び(E)有機ホスファイト化合物0.2
    〜5重量部を含有し、かつ、(B)成分の重量部数
    (b)、(C)成分の重量部数(c)及び(D)成分の
    重量部数(d)との間に下記一般式(1) 40<(b)/{(c)×(d)}<180 (1) の関係を有することを特徴とする塩化ビニル系樹脂組成
    物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104277378A (zh) * 2014-11-06 2015-01-14 安徽省三乐门窗幕墙工程有限公司 一种防静电pvc木塑复合材料及其制备方法
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CN107442381A (zh) * 2017-09-01 2017-12-08 山东华成中德传动设备有限公司 一种木质模具的表面处理方法

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