JP2001239815A - タイヤ用滑り止め装置及びその装着用補助具 - Google Patents

タイヤ用滑り止め装置及びその装着用補助具

Info

Publication number
JP2001239815A
JP2001239815A JP2000057369A JP2000057369A JP2001239815A JP 2001239815 A JP2001239815 A JP 2001239815A JP 2000057369 A JP2000057369 A JP 2000057369A JP 2000057369 A JP2000057369 A JP 2000057369A JP 2001239815 A JP2001239815 A JP 2001239815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
slip
base body
spike pin
outer periphery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000057369A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kojima
一男 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000057369A priority Critical patent/JP2001239815A/ja
Publication of JP2001239815A publication Critical patent/JP2001239815A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造であってタイヤへの装着も容易で、
且つノーマルタイヤに装着した場合の雪路,凍結路面走
行において所定のグリップ特性を発揮し、走行時の振動
や騒音を抑制することのできるタイヤ用滑り止め装置を
提供する。 【解決手段】装着状態において、タイヤ外周に矩形状ス
パイクピン5がタイヤ周方向に沿って適宜間隔ごとに突
出する略キャタピラ状を呈し、この略キャタピラ状構造
により、ノーマルタイヤに装着した場合であっても雪
路,凍結路面走行において所定のグリップ特性を発揮す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ外周に装着
するタイヤ用滑り止め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、タイヤ外周に着脱自在に装着する
ことのできるタイヤ用滑り止め装置として、金属製のチ
ェーンや、ゴム,合成樹脂製の非金属製のチェーン等が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、従来のタ
イヤ用滑り止め装置は、タイヤ外周面の全域を覆う幅広
なネット形状のものであり、タイヤへの着脱が面倒であ
る、収納時の容積が大きく携行が面倒である、タイヤに
装着した状態での走行時における振動,騒音の発生やコ
ーナリング特性の悪化等、種々の不具合がある。
【0004】本発明はこのような従来事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とする処は、簡単な構造であ
ってタイヤへの装着も容易で、且つノーマルタイヤに装
着した場合の雪路,凍結路面走行において所定のグリッ
プ特性を発揮し、走行時の振動や騒音を抑制することの
できるタイヤ用滑り止め装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明のタイヤ用滑り止め装置は、請求項1では、
タイヤ外周に周設された凹溝内に装着される環状のべ一
ス体と、該ベース体に止着する滑り止め部材からなり、
前記滑り止め部材は矩形状のスパイクピンを有し、該ス
パイクピンを路面側に突出させて複数の滑り止め部材を
前記べ一ス体に適宜間隔ごとに止着して略キャタピラ状
を呈するよう形成したことを要旨とする。請求項2で
は、タイヤ外周の凹溝内に装着される短冊状のべ一ス体
と、該ベース体に止着する一又は複数の滑り止め部材か
らなり、前記滑り止め部材は路面側に突出する矩形状の
スパイクピンを有し、前記べ一ス体をタイヤ周方向に沿
って適宜間隔ごとに複数装着して略キャタピラ状を呈す
るよう形成したことを要旨とする。
【0006】ここで滑り止め部材は、金属製のもの、ア
スファルト路面よりも軟らかく且つ凍結路面よりも硬い
合成樹脂材料製のものなど、走行路面が雪路であるか凍
結路面であるかなどの状態に合わせて適宜選択して用い
ることができる。
【0007】請求項1または2の構成になる滑り止め装
置をタイヤに装着した状態において、タイヤ外周は、矩
形状スパイクピンがタイヤ周方向に沿って適宜間隔ごと
に突出する略キャタピラ状を呈し、この略キャタピラ状
構造により、ノーマルタイヤに装着した場合であっても
雪路,凍結路面走行において所定のグリップ特性を発揮
することができる。また、タイヤ外周の適宜複数箇所に
矩形状スパイクピンのみが突出する構成のため、従来の
金属製または非金属製のチェーンのようにタイヤ外周を
ネット状に覆うものに比べ、走行時の振動や騒音の発生
を抑えることができる。
【0008】請求項1の滑り止め装置は、環状のベース
体をタイヤ外周に周設された凹溝内に嵌め込めむだけで
タイヤに装着することができる。この場合、少なくとも
2本の滑り止め装置を、タイヤ外面寄りと内面寄りの二
箇所に装着することが好ましい。請求項2の滑り止め装
置は、短冊状のベース体をタイヤ外周の凹溝内に嵌め込
めむだけでタイヤに装着することができる。この場合、
複数の滑り止め装置を用意し、タイヤ周方向へ沿って適
宜間隔ごとに装着することが好ましい。何れの滑り止め
装置においても、ネット状の金属製チェーン,非金属製
チェーンを装着する場合に比べ、簡便に装着することが
できる。
【0009】本発明の請求項3では、短冊状のベース体
をタイヤ外周の凹溝内面に係合する止め具を備えたこと
を要旨とし、このような構成によれば、ベース体の脱落
防止に有用である。
【0010】本発明の請求項4では、ベース体の滑り止
め部材止着箇所に所望の弾性を付与させ、その弾性によ
り、上記スパイクピンにかかる負荷の緩和と、タイヤ外
周からのスパイクピンの突出寸法を調整可能に形成した
ことを要旨とする。このような構成によれば、ベース体
の弾性変形により、スパイクピンにかかる路面からの衝
撃や車の荷重などが緩和されて滑り止め部材の損傷防
止、耐久性の向上が図れる。また、ベース体の弾性変形
により、タイヤ外周面からのスパイクピンの突出寸法が
変更され、新品のタイヤからある程度摩耗した使用中の
タイヤまでの対応が可能になる。
【0011】本発明の請求項5では、滑り止め部材がベ
ース体に着脱可能に止着されていることを要旨とする。
このような構成によれば、スパイクピンが損傷したり摩
耗した場合の滑り止め部材の交換や、雪路と凍結路面の
ように路面の硬さが異なる場合等にその路面状況に合わ
せて金属製或いは合成樹脂製の滑り止め部材に交換する
ことが可能になる。
【0012】本発明の請求項6は、環状のベース体を用
いたタイヤ用滑り止め装置をタイヤに装着するための補
助具であって、タイヤを載せる台座の上面に、環状のベ
ース体の長手方向の一部が、タイヤ周方向へ摺動自在に
遊挿される溝を設けてなることを要旨とする。このよう
な補助具を用いれば、環状のタイヤ用滑り止め装置のタ
イヤへの装着を容易に行える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の数例
を図面に基づいて説明する。図1,図4,図7には環状
のべ一ス体に滑り止め部材を止着してなるタイヤ用滑り
止め装置を示し、図9〜図10にはこの滑り止め装置を
タイヤに装着するための補助具を示し、図13,図1
6,図17には短冊状のべ一ス体に滑り止め部材を止着
してなるタイヤ用滑り止め装置を示し、図15にはこの
滑り止め装置をタイヤに装着するための工具を示し、図
11には滑り止め部材を取り外す際に用いる工具を夫々
示す。
【0014】図1〜図3に示すタイヤ用滑り止め装置A
は、タイヤ100の外周101に沿って周設された環状の凹溝
102内に装着される環状のベース体1と、該ベース体1
に等間隔ごとに止着する滑り止め部材2からなる。ベー
ス体1は、ゴム材又は合成樹脂等の弾性部材で環状に一
体成形したもので、凹溝102内に埋没状に装着可能で、
且つその弾性によりタイヤ100に締め付け状に固定可能
に形成されており、その周方向に対し等間隔をおいて複
数の止着部3を設けてある。
【0015】止着部3は、ベース体1においてタイヤ10
0側になる内周側に凹状部4を形成して薄肉状とするこ
とで所望の弾性を発揮し、その弾性により、滑り止め部
材2のスパイクピン5にかかる負荷の緩和と、タイヤ外
周101からのスパイクピン5の突出寸法を適宜調整可能
に形成する。
【0016】滑り止め部材2は、ベース体1の幅方向に
延びる矩形状のスパイクピン5と、そのスパイクピン5
が立ち上がる座板部6と、その座板部6の左右両側から
延出する係止片部7,7とを一体成形してなり、左右の
係止片部7,7で止着部3を保持することで、ベース体
1に取り外し可能に固定される。
【0017】スパイクピン5は、ベース体1を凹溝102
に装着した状態でタイヤ外周101から所望長さ突出する
高さをもって形成され、座板部6は、スパイクピン5に
かかる負荷を均一に分散し得る大きさ、形状に形成され
る。
【0018】滑り止め部材2は、凍結路面のような特に
強力なグリップ力を要求される状況に対応する場合は金
属製のものを用い、雪路での使用に対応する場合はプラ
スチック製やゴム製のものを用いることが好ましい。金
属製、プラスチック製、ゴム製の何れの場合でも、所定
の硬度を有するように形成することは云うまでもない
が、硬質金属製とした場合は係止片部7の折り曲げ部分
に亀裂が入る虞れがあり、これを考慮すると軟質金属材
が適している。
【0019】以上の構成になる本例の滑り止め装置Aを
タイヤ100に装着する場合、図9〜10に示す補助具200
を用いる。補助具200は、タイヤ100を載せる台座201の
上面に、環状のベース体1の長手方向の一部が、タイヤ
周方向へ摺動自在に遊挿される溝202を設けてなる。台
座201は合成樹脂やゴム等で一体成形したものが好まし
い。
【0020】補助具200を用いずに本例の滑り止め装置
Aをタイヤ100に装着する場合、ベース体1の一部にタ
イヤ100が載って地面に押さえ付けられ、ベース体1の
伸縮が規制される分、タイヤ100への装着が面倒になる
(図10(b)参照)。これに対し、補助具200を用いた
場合、環状のベース体1の一部を溝202に通すことで、
ベース体1はタイヤ100の下方においても摺動自在であ
って伸縮が規制されず、タイヤ100への装着が極めて容
易になる(図9(b),図10(a)参照)。
【0021】補助具200を用いてまたは用いずに、本例
の滑り止め装置Aをタイヤ100に装着した状態を図3に
示す。この装着状態において、タイヤ外周101には、矩
形状のスパイクピン5がタイヤ100周方向に沿って適宜
間隔ごとに突出する略キャタピラ状を呈し、この略キャ
タピラ状構造により、ノーマルタイヤに装着した場合で
あっても雪路,凍結路面走行において所定のグリップ特
性を発揮することができる。しかも、タイヤ外周101の
適宜複数箇所に矩形状スパイクピン5のみが突出する構
成のため、走行時の振動や騒音は極めて抑制されたもの
になる。
【0022】また、止着部3の弾性によりベース体1が
変形して、スパイクピン5にかかる路面からの衝撃や車
の荷重などが緩和され、滑り止め部材2の損傷防止、耐
久性の向上が図れる。また、ベース体1の弾性変形によ
り、タイヤ外周101からのスパイクピン5の突出寸法が
変更され、新品のタイヤからある程度摩耗した使用中の
タイヤまでの対応が可能になる。スパイクピン5が損傷
したり摩耗した場合は、左右の係止片部7,7を拡開方
向へ変形させて止着部3から外し、新しい滑り止め部材
2を装着すれば良い。また、雪路と凍結路面のように路
面の硬さが異なる場合等にその路面状況に合わせて、金
属製或いは合成樹脂製の滑り止め部材に交換することも
できる。
【0023】なお、この滑り止め装置Aは少なくとも2
本を用意し、タイヤ外面寄りと内面寄りの左右二箇所に
装着することが好ましい。
【0024】図4〜図6には、前述の滑り止め装置Aに
おける滑り止め部材2の変形例を示し、それ以外の部分
は前記と同様の構成のため図中に同一の符号を付し、重
複する説明を省略する。この滑り止め装置A’で用いる
滑り止め部材2’は、ベース体1の幅方向に延びる矩形
状のスパイクピン5と、そのスパイクピン5が立ち上が
る座板部6と、その座板部6の下面ほぼ中央から下方へ
突出する取付軸10と、その取付軸10下端に形成され
る抜止め部11を一体成形してなり、止着部3のほぼ中
央に設けた取付孔12に取付軸10を圧入することで、
ベース体1に取り外し可能に固定される。
【0025】この滑り止め装置A’も、前述の滑り止め
装置Aと同様にしてタイヤ100に装着され、滑り止め装
置Aと同様の作用効果を奏する。なお、この滑り止め装
置A’も少なくとも2本を用意し、タイヤ外面寄りと内
面寄りの左右二箇所に装着することが好ましい。
【0026】滑り止め部材2’を交換する際は、図11
〜12に示す工具300を用いる。工具300はペンチ状のも
ので、その先端開閉部301,301の上面部が内側へ向けて
下り勾配のテーパー面302,302となっていると共に、両
開閉部301,301の内縁に上記取付軸10を挟むための半
円形の切欠き303,303が形成されている。そうして、左
右の開閉部301,301の両切欠き303,303で取付軸10を
挟んで上方へ引張ることで、滑り止め部材2’を止着部
3から取り外すことができるように形成する。
【0027】図7には、前述の滑り止め装置Aにおける
ベース体1の変形例を示し、それ以外の部分は前記と同
様の構成のため図中に同一の符号を付し、重複する説明
を省略する。この滑り止め装置Bのベース体20は、金
属ワイヤまたは合成樹脂製のワイヤ状体からなる無端部
材21と、この無端部材21に等間隔ごとに固定したブ
ロック体22からなる。ブロック体22は、ゴム材又は
合成樹脂等の弾性部材でブロック状に一体成形したもの
で、凹溝102内に埋没状に装着可能で、且つ無端部材2
1の締付け力により凹溝102内に固定される一方、前述
の止着部3と同様の弾性を発揮し、その弾性により、滑
り止め部材2のスパイクピン5にかかる負荷の緩和と、
タイヤ外周101からのスパイクピン5の突出寸法を適宜
調整可能に形成する。
【0028】この滑り止め装置Bも、前述の滑り止め装
置Aと同様にしてタイヤ100に装着され、ブロック体2
2が前述の止着部3と同様に機能し、滑り止め装置Aと
同様の作用効果を奏する。なお、この滑り止め装置Bも
少なくとも2本を用意し、タイヤ外面寄りと内面寄りの
左右二箇所に装着することが好ましい。
【0029】図13〜図14に示すタイヤ用滑り止め装
置Cは、タイヤ外周101の凹溝103内に装着される短冊状
のベース体1’と、該ベース体1’に止着する滑り止め
部材2からなる。ベース体1’は、所定の長さを有する
短冊状に形成したこと以外は前述のベース体1と同様の
構成であり、また滑り止め部材2は前述の滑り止め部材
2と同様の構成であるため、図中に同一の符号を付して
重複する説明を省略する。
【0030】ベース体1’には一又は複数の滑り止め部
材2が止着されるが、本例ではベース体1’の長手方向
ほぼ中央に止着部3を設けて滑り止め部材2を一つ止着
すると共に、ベース体1’の長手方向両端部分に凹み部
8を設けて止め具30を止着している。
【0031】止め具30は、ベース体1’に上から装着
して凹み部8に嵌合するコ形の嵌着部31と、この嵌着
部31の左右下縁から外方へ延出する左右の止着片部3
2,32からなり、これら止着片部32,32が凹溝10
3の左右内面下端部に弾性状に係合することで、滑り止
め装置Cが凹溝103内に固定されるよう形成する。
【0032】この滑り止め装置Cをタイヤ100に装着す
る場合、図15に示す工具400を用いる。工具400はペン
チ状のもので、その先端開閉部401,401の内縁に下方へ
延びる拡開片部402を設けてなる。そうして、図14に
示すように、この工具400により滑り止め装置Cを挿入
可能な程度に凹溝103の幅を広げ、挿入後に工具400を外
すことで凹溝103がその弾性により当初幅に復帰し、そ
の際、左右の止着片部32,32が凹溝103の左右内面
下端部に弾性状に係合することで、滑り止め装置Cが凹
溝103内に固定される。なお、この滑り止め装置Cを装
着する凹溝103は必ずしも環状の凹溝102でなくとも良
く、タイヤ外周101のトレッドパターン等であっても良
いが、タイヤ100の周方向へ沿って延びる凹溝であるこ
とは云うまでもない。
【0033】この滑り止め装置Cは複数を用意し、夫々
をタイヤ外周101の凹溝103内に嵌め込んで、タイヤ100
の周方向へ沿って適宜間隔ごとに装着する。各滑り止め
装置Cの配列は、各スパイクピン5が、タイヤ100周方
向に沿って適宜間隔ごとに突出する略キャタピラ状を呈
し、この略キャタピラ状構造により、ノーマルタイヤに
装着した場合であっても雪路,凍結路面走行において所
定のグリップ特性を発揮するものとすることは云うまで
もない。
【0034】またこの滑り止め装置Cでも前述の滑り止
め装置Aと同様、走行時の振動,騒音の抑制、スパイク
ピン5にかかる路面からの衝撃や車の荷重等の緩和、新
品のタイヤからある程度摩耗した使用中のタイヤまでの
対応、滑り止め部材2の交換などが可能であることは云
うまでもない。
【0035】図16には、前記滑り止め装置Cにおける
滑り止め部材2を、前述の滑り止め部材2’に変更した
例を示す。図17には、前記滑り止め装置Cにおけるベ
ース体1’を、前述のベース体20を適宜長さに切断し
たものとすると共に、前述の止め具30に無端部材21
を通す矩形状の保持部33を設けた例を示す。それ以外
の部分は前記と同様の構成及び作用効果を奏するため、
図中に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0036】
【発明の効果】本発明に係るタイヤ用滑り止め装置は以
上説明したように構成したので、下記の効果を奏する。 (請求項1及び請求項2) ・装着状態において、矩形状スパイクピンがタイヤ周方
向に沿って適宜間隔ごとに突出する略キャタピラ状のタ
イヤ構造となり、この略キャタピラ状構造により、ノー
マルタイヤに装着した場合であっても雪路,凍結路面走
行において所定のグリップ特性を発揮することができ
る。 ・タイヤ外周にはスパイクピンのみが突出する構造のた
め、従来の金属製または非金属製のチェーンのようにタ
イヤ外周をネット状に覆うものに比べ、走行時の振動や
騒音の発生を抑えることができる。 ・タイヤ外周の凹溝に嵌め込めむだけでタイヤに装着で
き、ネット状の金属製チェーン,非金属製チェーンをタ
イヤ外周に被せる従来のものに比べ、極めて簡便に装着
することができる。 (請求項3)止め具によってタイヤへの装着状態を確実
に保持することができる。 (請求項4)ベース体の弾性変形により、滑り止め部材
の損傷防止,耐久性の向上が図れると共に、新品のタイ
ヤからある程度摩耗した使用中のタイヤまでの対応が可
能になる。 (請求項5) ・スパイクピンが損傷したり摩耗した場合の滑り止め部
材の交換や、雪路と凍結路面のように硬さが異なる路面
状況に合わせて金属製或いは合成樹脂製などの滑り止め
部材への交換が可能になる。 (請求項6)このような補助具を用いれば、環状のタイ
ヤ用滑り止め装置のタイヤへの装着を容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の滑り止め装置の実施の一例を示す要部
の斜視図。
【図2】図1の(2)−(2)線に沿う拡大断面図。
【図3】タイヤへの装着状態を示す要部拡大断面図。
【図4】本発明の滑り止め装置の実施の一例を示す要部
の斜視図。
【図5】図4の(5)−(5)線に沿う拡大断面図。
【図6】図5の(6)−(6)線に沿う拡大断面図。
【図7】本発明の滑り止め装置の実施の一例を示す要部
の斜視図。
【図8】タイヤへの装着状態を示す要部拡大断面図。
【図9】本発明の補助具の実施の一例を示す斜視図。
【図10】(a)は本発明の補助具の使用状態、(b)
は補助具を使わない場合を示す。
【図11】滑り止め部材を外すための工具の斜視図。
【図12】工具の使用状態を示す要部の断面図。
【図13】本発明の滑り止め装置の実施の一例を示す斜
視図。
【図14】タイヤへの装着状態を示す要部拡大断面図。
【図15】滑り止め装置をタイヤへ装着するための工具
の斜視図。
【図16】本発明の滑り止め装置の実施の一例を示す斜
視図。
【図17】本発明の滑り止め装置の実施の一例を示す斜
視図。
【符号の説明】
A,A’,B,C:タイヤ用滑り止め装置 1,1’,20:ベース体 2,2’:滑り止め部材 3:止着部 5:スパイクピン 30:止め具 100:タイヤ 101:タイヤ外周 102,103:凹溝 200:補助具 300,400:工具

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ外周に周設された凹溝内に装着さ
    れる環状のべース体と、該ベース体に止着する滑り止め
    部材からなり、 前記滑り止め部材は、ベース体の幅方向へ延びる矩形状
    のスパイクピンを有し、該スパイクピンを路面側に突出
    させて複数の滑り止め部材を前記べース体に適宜間隔ご
    とに止着して、前記スパイクピンがタイヤ外周において
    その周方向へ適宜間隔ごとに突出し略キャタピラ状を呈
    するよう形成したことを特徴とするタイヤ用滑り止め装
    置。
  2. 【請求項2】 タイヤ外周の凹溝内に装着される短冊状
    のべース体と、該ベース体に止着する一又は複数の滑り
    止め部材からなり、 前記滑り止め部材は、ベース体の幅方向へ延びる矩形状
    のスパイクピンを有し、該スパイクピンを路面側に突出
    させて前記べース体をタイヤ周方向に沿って適宜間隔ご
    とに複数装着して、前記スパイクピンがタイヤ外周にお
    いてその周方向へ適宜間隔ごとに突出し略キャタピラ状
    を呈するよう形成したことを特徴とするタイヤ用滑り止
    め装置。
  3. 【請求項3】 上記短冊状のベース体が、タイヤ外周の
    凹溝内面に係合する止め具を有する請求項2記載のタイ
    ヤ用滑り止め装置。
  4. 【請求項4】 上記ベース体の滑り止め部材止着箇所に
    所望の弾性を付与させ、その弾性により、上記スパイク
    ピンにかかる負荷の緩和と、タイヤ外周からのスパイク
    ピンの突出寸法を調整可能に形成した請求項1〜3の何
    れか1項記載のタイヤ用滑り止め装置。
  5. 【請求項5】 上記滑り止め部材がベース体に着脱可能
    に止着されている請求項1〜4の何れか1項記載のタイ
    ヤ用滑り止め装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のタイヤ用滑り止め装置を
    タイヤに装着するための補助具であって、タイヤを載せ
    る台座の上面に、環状のベース体の長手方向の一部が、
    タイヤ周方向へ摺動自在に遊挿される溝を設けてなるタ
    イヤ用滑り止め装置装着用補助具。
JP2000057369A 2000-03-02 2000-03-02 タイヤ用滑り止め装置及びその装着用補助具 Pending JP2001239815A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000057369A JP2001239815A (ja) 2000-03-02 2000-03-02 タイヤ用滑り止め装置及びその装着用補助具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000057369A JP2001239815A (ja) 2000-03-02 2000-03-02 タイヤ用滑り止め装置及びその装着用補助具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001239815A true JP2001239815A (ja) 2001-09-04

Family

ID=18578177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000057369A Pending JP2001239815A (ja) 2000-03-02 2000-03-02 タイヤ用滑り止め装置及びその装着用補助具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001239815A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090050249A1 (en) Anti-slipping device for dual tires
KR101678339B1 (ko) 스노우 타이어 커버 및 그 장착방법
JPH06227218A (ja) タイヤ滑り止め兼保護装置
KR101557940B1 (ko) 스노우 체인
JP6956345B2 (ja) タイヤ用の構成要素
JP2001239815A (ja) タイヤ用滑り止め装置及びその装着用補助具
KR200474214Y1 (ko) 스노우 타이어 커버
JPH09323516A (ja) 複輪タイヤ用滑り防止具
JP2001277819A (ja) タイヤ用滑り止め装置
JP2000158917A (ja) タイヤ用スパイク装置
JP2000142036A (ja) スパイクピン及びスパイクピン付きタイヤ並びにスパイクピン装置
JPH10278523A (ja) タイヤ用スパイク装置
KR102259388B1 (ko) 스터드 어셈블리 및 이를 포함하는 공기입 타이어
JP2860435B2 (ja) タイヤ
KR200227988Y1 (ko) 차량용 미끄럼 방지구
JPH06312609A (ja) タイヤチェーンと装着用の載荷台
KR100387979B1 (ko) 차량용 미끄럼 방지구
KR100810197B1 (ko) 스노우체인 일체형 타이어
JPH0535842Y2 (ja)
KR200344416Y1 (ko) 오토바이 타이어의 미끄럼 방지장치
KR100350240B1 (ko) 차량용 미끄럼 방지구
JP3123481U (ja) 滑り止めシューズカバー
JPH07251614A (ja) タイヤ滑り止め具
JP2023168646A (ja) 非金属タイヤチェーン
JPH06171328A (ja) タイヤ滑り止め用部材