JPH09323516A - 複輪タイヤ用滑り防止具 - Google Patents
複輪タイヤ用滑り防止具Info
- Publication number
- JPH09323516A JPH09323516A JP18264996A JP18264996A JPH09323516A JP H09323516 A JPH09323516 A JP H09323516A JP 18264996 A JP18264996 A JP 18264996A JP 18264996 A JP18264996 A JP 18264996A JP H09323516 A JPH09323516 A JP H09323516A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- slip preventing
- dual tires
- dimension
- slip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 断面形状が複輪タイヤの隣り合う一対のサイ
ドウォールの間隙形状に相似し、最小断面寸法が複輪タ
イヤの上部間隙最小寸法より若干小さく、下部間隙最小
寸法より大きな滑り防止具で、滑り防止具の接地面高さ
がタイヤの接地面と同等な複輪タイヤ間隙に装着する滑
り防止具。 【構成】 滑り防止具の断面寸法が複輪タイヤの上部間
隙寸法とほぼ同じなので、軸重で撓んだ複輪タイヤ下部
では滑り防止具が挟み込まれることで、車両の発進及び
制動時に滑り防止性能を発揮する。
ドウォールの間隙形状に相似し、最小断面寸法が複輪タ
イヤの上部間隙最小寸法より若干小さく、下部間隙最小
寸法より大きな滑り防止具で、滑り防止具の接地面高さ
がタイヤの接地面と同等な複輪タイヤ間隙に装着する滑
り防止具。 【構成】 滑り防止具の断面寸法が複輪タイヤの上部間
隙寸法とほぼ同じなので、軸重で撓んだ複輪タイヤ下部
では滑り防止具が挟み込まれることで、車両の発進及び
制動時に滑り防止性能を発揮する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複輪タイヤの隣り合う
サイドウォールの間隙寸法の変化を利用した複輪タイヤ
の滑り防止具で、チェーンのような着脱性能とスパイク
タイヤの持つ滑り防止性能とを合わせ持つ滑り防止具に
関する。
サイドウォールの間隙寸法の変化を利用した複輪タイヤ
の滑り防止具で、チェーンのような着脱性能とスパイク
タイヤの持つ滑り防止性能とを合わせ持つ滑り防止具に
関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、スパイクタイヤは、車粉公害の原
因として使用禁止となった。
因として使用禁止となった。
【０００３】金属チェーンは、多くの車両にとってもっ
とも一般的な滑り防止具であるが、トラック等の大型車
両にとって、なにかと問題点も多く、また、磨耗が早
く、何回も使う事が難しい。
とも一般的な滑り防止具であるが、トラック等の大型車
両にとって、なにかと問題点も多く、また、磨耗が早
く、何回も使う事が難しい。
【０００４】近年、次第に装着使用が増えているスタッ
ドレスタイヤは、凍結路面を鏡のように磨くミラーバー
ン現象を引き起こしている。
ドレスタイヤは、凍結路面を鏡のように磨くミラーバー
ン現象を引き起こしている。
【０００５】冬期間であっても積雪の有無により、スパ
イクタイヤと夏タイヤとをこまめに交換すれば、環境問
題を引き起こすことなく、スパイクタイヤの性能を犠牲
にする事は無かったと考えられるので、チェーンのよう
な着脱性能とスパイクピンの持つ滑り防止性能を合わせ
持つ滑り防止具であれば、車粉公害を起こすことは無
い。
イクタイヤと夏タイヤとをこまめに交換すれば、環境問
題を引き起こすことなく、スパイクタイヤの性能を犠牲
にする事は無かったと考えられるので、チェーンのよう
な着脱性能とスパイクピンの持つ滑り防止性能を合わせ
持つ滑り防止具であれば、車粉公害を起こすことは無
い。
【０００６】一般的に、タイヤの下部は、車両や荷物の
重みの懸かった軸重によって大きく湾曲する事が知られ
ている。
重みの懸かった軸重によって大きく湾曲する事が知られ
ている。
【０００７】そのように変形した複輪タイヤでは、隣り
合うサイドウォールの上部間隙と下部間隙の寸法が異な
る。
合うサイドウォールの上部間隙と下部間隙の寸法が異な
る。
【０００８】当然の事ながら、図１に示すように、上部
間隙寸法Ａ０は、下部間隙寸法Ｂ０より広くなってい
る。
間隙寸法Ａ０は、下部間隙寸法Ｂ０より広くなってい
る。
【０００９】その隣り合うサイドウォールに挟み込まれ
る滑り防止具の断面形状は、複輪タイヤの上部間隙形状
と相似し、滑り防止具の断面最小幅は、複輪タイヤの上
部間隙寸法Ａ０と同等か若干小さく、下部間隙寸法Ｂ０
より大きく設計することにより、接地側では、複輪タイ
ヤ下側の隣り合うサイドウォールによって堅固に挟み込
まれる。
る滑り防止具の断面形状は、複輪タイヤの上部間隙形状
と相似し、滑り防止具の断面最小幅は、複輪タイヤの上
部間隙寸法Ａ０と同等か若干小さく、下部間隙寸法Ｂ０
より大きく設計することにより、接地側では、複輪タイ
ヤ下側の隣り合うサイドウォールによって堅固に挟み込
まれる。
【００１０】本発明の滑り防止具は、接地側では、複輪
タイヤ下部のサイドウォールにより挟み込まれているの
で、車両の発進制動時に路面から受ける摩擦力により複
輪タイヤ間隙から外される事が防止できる。
タイヤ下部のサイドウォールにより挟み込まれているの
で、車両の発進制動時に路面から受ける摩擦力により複
輪タイヤ間隙から外される事が防止できる。
【００１１】また、滑り防止具の接地面高さが、複輪タ
イヤのトレッド接地面高さと同等になるように設計して
いるので、車両の荷重自体は、複輪タイヤの接地面が受
けていることとなり、滑り防止具表面に施したスパイク
ピンには必要以上の抗力が懸からないので、路盤表面を
傷める事が少ない。
イヤのトレッド接地面高さと同等になるように設計して
いるので、車両の荷重自体は、複輪タイヤの接地面が受
けていることとなり、滑り防止具表面に施したスパイク
ピンには必要以上の抗力が懸からないので、路盤表面を
傷める事が少ない。
【００１２】以後、本発明の滑り防止具は、ゴム製で、
タイヤベルトと呼ぶ。
タイヤベルトと呼ぶ。
【００１３】図３に示すように、滑り防止具の接地面に
スパイクあるいは金属錨を施せば、スパイクタイヤに近
い性能が得られるが、５０ｋｍ／ｈを越える様なスピー
ドは控えるべきであろう。
スパイクあるいは金属錨を施せば、スパイクタイヤに近
い性能が得られるが、５０ｋｍ／ｈを越える様なスピー
ドは控えるべきであろう。
【００１４】適正な空気圧に調整した複輪タイヤに装着
したタイヤベルトの接地面は、複輪タイヤのトレッド面
と同等となるように設計している。
したタイヤベルトの接地面は、複輪タイヤのトレッド面
と同等となるように設計している。
【００１５】図３に示す寸法Ｄ０は、タイヤの外周寸法
をＮ０で割った寸法であるが、タイヤの回転によって生
じる遠心力の影響を考慮して、タイヤベルトを複輪タイ
ヤに対称的に装着する必要があり、Ｎ０の値として、
６、１２あるいは２４が望ましい。
をＮ０で割った寸法であるが、タイヤの回転によって生
じる遠心力の影響を考慮して、タイヤベルトを複輪タイ
ヤに対称的に装着する必要があり、Ｎ０の値として、
６、１２あるいは２４が望ましい。
【００１６】また、寸法Ｃ０が、寸法Ａ０より若干小さ
くなっているので、個々のタイヤベルトは締結する必要
があり、図６は、タイヤベルトを複輪タイヤ間隙に取り
付ける方法の一例を示している。
くなっているので、個々のタイヤベルトは締結する必要
があり、図６は、タイヤベルトを複輪タイヤ間隙に取り
付ける方法の一例を示している。
【００１７】図４に示すように、タイヤベルトは、両端
に適当な深さのネジ穴を持つ鋼製ロッドを挿入する貫通
穴を有している。
に適当な深さのネジ穴を持つ鋼製ロッドを挿入する貫通
穴を有している。
【００１８】このロッドの両端にアイボルトを取り付
け、隣り合うタイヤベルトどうしを金属チェーンとスプ
リングフックを使って締結し、ターンバックルを用いて
チェーンの弛みがないように、タイヤベルトを装着す
る。
け、隣り合うタイヤベルトどうしを金属チェーンとスプ
リングフックを使って締結し、ターンバックルを用いて
チェーンの弛みがないように、タイヤベルトを装着す
る。
【００１９】また、ロッドやチェーンの代わりに、１本
のメタルワイヤーを数個のタイヤベル地の貫通穴に通
し、ワイヤーの両端を結び付けて装着する事もできる
が、この場合、タイヤベルトを等間隔に装着するため
に、隣り合うタイヤベルトの間には、両端フランジを持
つパイプを一緒にワイヤーで締結する必要がある。
のメタルワイヤーを数個のタイヤベル地の貫通穴に通
し、ワイヤーの両端を結び付けて装着する事もできる
が、この場合、タイヤベルトを等間隔に装着するため
に、隣り合うタイヤベルトの間には、両端フランジを持
つパイプを一緒にワイヤーで締結する必要がある。
【００２０】
【発明の効果】本発明は、次の様な効果が得られる。
【００２１】滑り防止具の接地面に施したスパイクピン
が、積雪路面あるいは凍結路面を引っかく事で、滑り防
止性能を発揮できる。
が、積雪路面あるいは凍結路面を引っかく事で、滑り防
止性能を発揮できる。
【００２２】路面の状態によりチェーンの様に容易に着
脱が可能で、冬季期間の非積雪路面では、タイヤベルト
を外す事ができるので、路盤表面を削る事が押さえるこ
とができる。
脱が可能で、冬季期間の非積雪路面では、タイヤベルト
を外す事ができるので、路盤表面を削る事が押さえるこ
とができる。
【００２３】車両の振動が、チェーンと比べて小さく、
タイヤベルトとスタッドレスタイヤを組み合わせる事が
でき、車両の牽引力を向上できる。
タイヤベルトとスタッドレスタイヤを組み合わせる事が
でき、車両の牽引力を向上できる。
【図１】複輪タイヤの側面図である。
【図２】本発明の滑り防止具の正面図であるる
【図３】本発明の滑り防止具の底面図である。
【図４】図２の１−１に沿った滑り防止具の断面図であ
る。
る。
【図５】図２の２−２に沿った滑り防止具の断面図であ
る。
る。
【図６】本発明の滑り防止具を複輪タイヤに数個装着し
た場合の斜視図である。
た場合の斜視図である。
１１ タイヤ １３ ホイール １５ 滑り防止具 １７ スパイクピン １９ アイボルト ２１ 金属チェーン ２３ スプリングフック
Claims (1)
- 【請求項１】 滑り防止具の断面形状が複輪タイヤの隣
り合う一対のサイドウォールの上部間隙形状に相似し、
かつ、滑り防止具の断面寸法Ｃ０が複輪タイヤの上部間
隙寸法Ａ０と同寸法か若干小さく、下部間隙寸法Ｂ０よ
り大きく、滑り防止具の接地面高さが複輪タイヤの接地
面高さと同等となる様に複輪タイヤ間隙に装着する滑り
防止具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18264996A JPH09323516A (ja) | 1996-06-08 | 1996-06-08 | 複輪タイヤ用滑り防止具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18264996A JPH09323516A (ja) | 1996-06-08 | 1996-06-08 | 複輪タイヤ用滑り防止具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09323516A true JPH09323516A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=16122007
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18264996A Pending JPH09323516A (ja) | 1996-06-08 | 1996-06-08 | 複輪タイヤ用滑り防止具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09323516A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040021997A (ko) * | 2002-09-06 | 2004-03-11 | 기아자동차주식회사 | 대형차량의 빙판길 미끄럼 방지용 비상 보조장치 |
| WO2008099983A1 (en) * | 2007-02-16 | 2008-08-21 | Scs Systems Co., Ltd. | Anti-slipping device for dual tires |
| WO2008108586A1 (en) * | 2007-03-08 | 2008-09-12 | Il-Jun Park | Device for preventing slipping of vehicle |
| WO2008150138A1 (en) * | 2007-06-08 | 2008-12-11 | Apex Tech Co., Ltd | Connector unit of automobile sliding prevention flag |
| WO2008150132A1 (en) * | 2007-06-08 | 2008-12-11 | Apex Tech Co., Ltd | Automobile sliding prevention flag |
| US7712497B2 (en) | 2007-05-01 | 2010-05-11 | Scs Systems Co., Ltd. | Anti-slipping device for dual tires |
| WO2011049335A3 (ko) * | 2009-10-22 | 2011-11-03 | Roh Gab Moon | 복륜 타이어용 미끄럼 방지 장치 |
-
1996
- 1996-06-08 JP JP18264996A patent/JPH09323516A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040021997A (ko) * | 2002-09-06 | 2004-03-11 | 기아자동차주식회사 | 대형차량의 빙판길 미끄럼 방지용 비상 보조장치 |
| WO2008099983A1 (en) * | 2007-02-16 | 2008-08-21 | Scs Systems Co., Ltd. | Anti-slipping device for dual tires |
| WO2008108586A1 (en) * | 2007-03-08 | 2008-09-12 | Il-Jun Park | Device for preventing slipping of vehicle |
| US8141605B2 (en) | 2007-03-08 | 2012-03-27 | Il-Jun Park | Device for preventing slipping of vehicle |
| US7712497B2 (en) | 2007-05-01 | 2010-05-11 | Scs Systems Co., Ltd. | Anti-slipping device for dual tires |
| WO2008150138A1 (en) * | 2007-06-08 | 2008-12-11 | Apex Tech Co., Ltd | Connector unit of automobile sliding prevention flag |
| WO2008150132A1 (en) * | 2007-06-08 | 2008-12-11 | Apex Tech Co., Ltd | Automobile sliding prevention flag |
| WO2011049335A3 (ko) * | 2009-10-22 | 2011-11-03 | Roh Gab Moon | 복륜 타이어용 미끄럼 방지 장치 |
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