JP2001239409A - 切削方法及びこの切削方法に使用される切削装置並びに工具 - Google Patents

切削方法及びこの切削方法に使用される切削装置並びに工具

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JP2001239409A JP2000051227A JP2000051227A JP2001239409A JP 2001239409 A JP2001239409 A JP 2001239409A JP 2000051227 A JP2000051227 A JP 2000051227A JP 2000051227 A JP2000051227 A JP 2000051227A JP 2001239409 A JP2001239409 A JP 2001239409A
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tool
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cutting method
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Yaso Kawakami
八十 川上
Noboru Yamamoto
昇 山本
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TAKIZAWA TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークを高速で回転させなくても、又、工具
形状如何にかかわらず、面粗度を向上させることができ
るようにする。 【解決手段】 C軸を中心に回転する主軸に取り付けら
れたワークに、主軸の軸芯と平行なZ軸方向に移動可能
なZ軸スライドに取り付けられて主軸の軸芯と直角なX
軸方向に移動可能なX軸スライドに固定されたスピンド
ルユニットのスピンドルに取り付けられた工具を作用さ
せてワークを切削する切削方法において、工具の回転に
よってワークを部分的に切除するとともに、この切除域
を工具の回転数をワークの回転数より少なくとも102
以上をもってC軸及びZ軸方向に重複させ、その重複部
をワークの全加工域にまで拡大して行くことを特徴とす
る切削方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主軸にワークを取
り付け、これを刃物台に取り付けた回転する工具で切削
する切削方法及びこの切削方法に使用される切削装置並
びに工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】旋盤による旋削加工は、一般に、主軸に
ワークを取り付けて回転させ、これを刃物台に固定した
バイト(工具)で切削しており、この間、バイトは常に
ワークに接触している連続切削である。又、ワークを回
転させてバイトを固定する旋削加工では、加工表面の断
面形状は原則的には円である。但し、工具送りにおい
て、工具を主軸の軸芯(Z軸)と平行に動かして円筒形
に加工する場合と、Z軸位置に応じて工具をZ軸と直角
な方向(X軸)に動かして非円筒形に加工する場合とは
ある。
【0003】これに対して、フライス盤等では、ワーク
をテーブル等に固定し、これを主軸に取り付けたミリン
グカッター等の工具を回転させて切削しており、所謂、
断続切削の状態をとる。そして、ワークの仕上げ形状に
応じてテーブルをX軸、Y軸の二次元方向に動かしたり
或いはこれにZ軸方向の動きを加えて加工している。
尚、フライス盤等でも、バイトを用いてワークに断面が
円形の孔や外形の加工表面を得ることもあるが、この場
合は連続切削が採択され、通常は、ワークを固定し、工
具を回転させている。
【0004】このように、旋削加工、フライス加工いず
れであっても、断面が円形の加工表面を得るには、ワー
クか工具のいずれかを固定しての連続切削によってい
る。この場合、相手方も回転させると、その回転部分の
ガタ等によって真円度が低下し、面粗度も粗くなると考
えられているからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、断面が円形の加
工表面を得るための連続切削においても、ワーク又は工
具(以下、ワーク)の回転位相に応じて工具又はワーク
(以下、工具)のX軸又はY軸(以下、X軸)位置を変
えて断面が楕円等の非円形の加工表面を得る方法が行わ
れている。このような加工方法は、従来は、モデル等を
用いる倣い旋削によっていたが、最近は、NC工作機械
が普及していることから、その入力値に加工形状に応じ
た各座標値を補正することで加工ができるようになって
いる(例えば、特開平1−271102号、特表平10
−509660号)。
【0006】しかし、いずれの方法によっても、ワーク
が一回転する間に工具はX軸方向に一往復(振動)しな
ければならない。ところが、工具を取り付ける刃物台に
は相当の慣性があることから、高い周波数での振動は不
可能であり、又、あまり大きな振幅もとれない。このた
め、ワークを高速には回転できず、加工時間の遅延をも
たらせていたし、非円形度の大きな形状の加工は無理で
あった。
【0007】本発明は、このような課題を解決するもの
であり、従来、考えられていなかったワークと工具を共
に回転させて断面が円形若しくは円形に近い非円形の加
工表面を得るようにしたものである。この切削方法は、
言わば、断続切削による旋削加工であるが、このときの
工具をワークの回転数の102 のオーダーで回転させる
と、工具を回転させることによる精度低下及び面粗度の
低下を補って余りあることを見出したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、C軸を中心に回転する主軸に取り付けられたワーク
に、主軸の軸芯と平行なZ軸方向に移動可能なZ軸スラ
イドに取り付けられて主軸の軸芯と直角なX軸方向に移
動可能なX軸スライドに固定されたスピンドルユニット
のスピンドルに取り付けられた工具を作用させてワーク
を切削する切削方法において、工具の回転によってワー
クを部分的に切除するとともに、この切除域を工具の回
転数をワークの回転数より少なくとも102 以上をもっ
てC軸及びZ軸方向に重複させ、その重複部をワークの
全加工域にまで拡大して行くことを特徴とする切削方法
を提供したものである。
【0009】即ち、本発明では、工具によるワークの部
分的切除がワークと工具の回転及び工具のZ軸方向の送
りによってC軸及びZ軸方向に重複し、その重複部を全
加工域まで拡大するものであるが、このときの工具の回
転数をワークの回転数よりも102 のオーダーで高いも
のにして切除域の重複率を極めて高いものにすること
で、所望の精度と面粗度を得ることができるとともに、
工具形状にこだわらないことに成功したものである。勿
論、従来の連続切削による旋削加工でも、工具の当たり
面は、送りよりも通常は幅広であるから、加工幅は重複
して行くが、このような重複率に比べてこの切削方法に
よる重複率は格段に高い。
【0010】従って、加工表面は平滑化してその面粗度
は却って高くなるし、工具が回転するが故の精度低下も
補えることが判明した。加えて、ワークの回転数はそれ
ほど高くする必要はないから、ワークの回転位相に応じ
て工具を振動させて断面が非円形の加工表面を得るとき
も、その速度(振動数)は低くて足りるとともに、振幅
も大きくでき、非円形度の大きい形状を加工できる。更
に、アンバランスな形状をしていて高速では回転させら
れないワークや剛性が弱くて強くチャッキングできない
ワークにも対応できる。
【0011】尚、以上のような切削方法においても、そ
の態様は、断面が真円形で、全体が円筒形に加工する態
様にとどまらず、ワークの回転位相に応じてX軸スライ
ドの位置を変え、ワークを予め決められた非円形に切削
する態様、ワークのZ軸位置に応じてX軸スライドの位
置を変え、ワークを予め決められた非円筒形に切削する
態様があるのは従来と同様である。
【0012】又、本発明は、以上の切削方法を具現する
装置として、C軸を中心に回転する主軸と、主軸の軸芯
と平行なZ軸方向に移動可能なZ軸スライドと、Z軸ス
ライドに固定されて主軸の軸芯と直角なX軸方向に移動
可能なX軸スライドと、X軸スライドに取り付けられて
高速回転するスピンドルを持つスピンドルユニットとを
有しており、これら各要素がNC装置によって制御され
る切削装置を提供する。ワークを定められた形状に切削
するには、主軸やスピンドルの回転制御及びZ軸、X軸
スライドの位置制御は、それぞれ相関的に制御されなけ
ればならない。本発明では、その制御の方法は問わない
が、これをNC装置によって制御すれば、簡単な入力操
作によって正確で応答性の高い制御ができる。
【0013】更に、本発明は、以上の切削方法におい
て、ワークに作用する工具の刃先形状が、前後肩の部分
が半径r、その中心距離が半径rとほぼ同じで、かつ、
中央部分が肩の部分より1〜2μm突出する半径Rの凸
円形をしているものであり、r/Rが1/10〜1/1
00に設定されるもの、この場合において、工具が、ス
ピンドルユニットに二面拘束されて取り付けられる工具
ホルダーにインサートされているものを提供する。
【0014】本発明に係る切除域の重複率が格段に高い
切削方法によれば、工具の刃先形状はどのようなもので
あってもよいが、上記したような刃先形状を採択すれ
ば、特に、その中央部分の大きなアールの凸円形形状が
略平坦面を形成することに関連して面粗度向上に一層寄
与することが見出された。更に、この工具が、スピンド
ルユニットに二面拘束されて取り付けられる工具ホルダ
ーにインサートされているものであると、剛性が上がる
ととともに、刃先の位置設定等が容易になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図5は本発明を実施するための切
削装置の説明図であるが、この切削装置は、少なくと
も、主軸1と、主軸1の軸芯と平行なZ軸方向に移動可
能なZ軸スライド2と、Z軸スライド2に取り付けられ
て主軸1の軸芯と直角なX軸方向に移動可能なX軸スラ
イド3と、X軸スライド3に取り付けられるスピンドル
ユニット4とを有している。
【0016】この場合、主軸1は、サーボモータ5で駆
動されて回転し(回転軸をC軸とする)、Z軸スライド
2及びX軸スライド3とも、それぞれサーボモータ6、
7の出力でボールネジ機構等を介して移動させられる。
尚、これら主軸1のC軸制御、Z軸スライド2やX軸ス
ライド3のZ軸及びX軸制御、スピンドルユニット4の
回転制御等は、予め入力されたデータに基づいて所定の
出力をするNC装置で制御すればよい。
【0017】主軸1にはチャック8が取り付けられ、こ
のチャック8にはワーク9が固定される。更に、スピン
ドルユニット4のスピンドル10には工具11が取り付
けられるが、この場合におけるスピンドルユニット4
は、スピンドル10の回転数N2が約4×104 という
高速のものが採択される。これに対して主軸1の回転数
1 は2〜4×102 程度に設定され、その回転数比N
=N1 /N2 は1/102以下に設定される。
【0018】図3は以上の設定に基づいて工具11でワ
ーク9の内周を切削する場合の説明図であるが、その方
法は、工具11を高速で回転させる以外は従来と変わら
ない。従って、工具11の構造にはこだわらないが、た
だ、工具ホルダー12に突出量を調整できてインサート
されるものが、加工径を設定できて好ましい。更に、こ
の場合の工具ホルダー12は、テーパ部12aとフラン
ジ部12bとを有するものが好ましく、加えて、このテ
ーパ部12aとフランジ部12bをスピンドル10のテ
ーパ孔と前端面に接当させる二面拘束のものが剛性の強
化、びびり抑制が図られて好ましい。尚、スピンドル1
0から工具ホルダー12へのトルク伝達は、テーパ度を
緩やかなものに設定しておけば、テーパ部12aをテー
パ孔に押し込むだけでも、くさび効果が発生して十分な
ものとなる。
【0019】図4はこの工具11の刃先形状を示す説明
図であるが、本発明で使用する工具11の刃先形状は、
前後肩の部分が半径r、その中心距離pがp≒rで、か
つ、中央部分が肩の部分よりΔd=1〜2μmで突出す
る半径Rの凸円形をしており、r/Rが1/10〜1/
100に設定されるものが好ましい。但し、工具11の
大きさ(幅や厚み)については、加工するワークの大き
さに応じて適宜に定められる。更に、工具11の刃先の
材質は、面粗度向上の観点から硬度の高いダイヤモンド
がもっとも適するが、超硬やハイス等の使用も可能であ
る。このような刃先形状にすると、その突出面は、ほぼ
平坦面を形成することになるが、本発明が、工具11に
よるワーク9の部分切除を大きな重複率でもって積み重
ねて行くものであるから、この略平坦面の突出面がこれ
に大きく寄与する。
【0020】図1は本発明による切削の状態を示す断面
図、図2は切削されたワーク9を展開した模式図である
が、工具11と主軸1とを上記した回転数比で回転させ
てワーク9を工具11で切削すると、ワーク9は工具1
1の一回転で部分切除されることになり、その切除域S
がワーク9の回転と工具11のZ軸方向の送りによって
重複させられ、その回転軌跡面Uの包絡面Vが加工面と
なって全加工域までに拡大されるのである。即ち、従来
の旋削加工が言わば果物の皮剥きであるとすると、本発
明による切削加工は、きさげ作業の積み重ねとでも言う
ことができる。尚、送りや切込みといった加工条件は従
来の旋削加工の場合と変わらない。
【0021】ここで、一例として、加工条件を以下に設
定してφ26の孔を切削する場合について説明する。 ワークの回転数N1 :4×102 rpm 工具の回転数N2 :4×104 rpm 回転数比N(N1 /N2 ) :1/102 工具の幅W :3.6mm 切込みT :0.3mm (切除域SのC軸方向の高さH :約16mm) 送りF :0.3mm 工具の回転半径m :12mm ワークの加工半径M :13mm
【0022】今、工具11が一回転する間に部分的に切
除された切除域SがZ軸方向に進む量fは、F/N1
0.3/4×102 =75×10-3mmであり、従っ
て、工具11の幅Wの間にZ軸方向には3.6/75×
10-3=4,800回重複することになる。又、C軸方
向に進む量hは、2π×1/N×M=2π×1/100
×13≒0.82mmであり、従って、切除域Sの高さ
H(切込みを0.3mmにすると概略16mm程度にな
る)の間には16÷0.82≒20回重複することにな
る。勿論、切除面は、工具11の最先端の部分で形成さ
れて行くことになるが、このように、特に、Z軸方向に
は格段に高い重複率でもって重複されて行くから、その
切除面は平滑化され、面粗度は却って高まるほどであ
る。加えて、このときの工具形状は問わないものにでき
たのである。この切削方法を発明者等が実践した結果、
面粗度は0.8s以下がクリアーでき、研削加工に匹敵
するほどであった。
【0023】ところで、本例のワーク9はピストン9a
を示している。ピストン9aは、コップ形をしており、
その軸芯と直角方向にピストンロッドを連結するための
ピン孔9bが形成され、このピン孔9bは切削加工によ
って仕上げられる。尚、最近では、ピン孔9bは真円で
はなく、楕円に近い非円形に仕上げられ、又、そのピン
孔9b方向の形状は円筒形ではなく、中央が径小の鼓形
をしている非円筒形に仕上げられるのが通常である。
【0024】この場合、ピストン9aは、鍛造又は鋳造
によって粗形状に成形してあり、そのピン孔9bの中心
をC軸と一致させるようにチャック8で把持する。この
ため、チャック8も芯が出し易い特殊仕様のものを使用
すれば便利である。以上のセットが終わったなら、本発
明に係る切削方法によって切削を始める。図6はその状
態を示す断面図であるが、このように非円形の断面に加
工するには、目的とする形状に合わせてC軸の座標値
(回転位相)に対応して工具11のX軸位置を制御し、
工具11の回転軌跡面Uを積重して非円形の包絡面Vを
得ればよいことになる。又、非円筒形の加工形状を得る
には、この制御をZ軸方向にも展開すればよいことにな
る。但し、これらの場合、NC装置に対して膨大な量の
データを入力する必要があるが、このとき、本出願人の
特許第2672970号を用いれば、この作業が簡略化
できる。
【0025】以上、本発明の基本的な実施の形態につい
て説明したが、本発明に係る切削方法は、以上のような
非円形、非円筒形の形状に加工するものに限らない。即
ち、真円形、円筒形に加工するものであってもよいし、
切削する部分も、図7に示すワーク9の外周であっても
よいのは勿論である。又、工具も工具ホルダーにインサ
ートされるものに限らず、ホルダー又はシャンクに直付
けされたものであってもよい。更に、工具ホルダーは、
二面拘束されるものに限らない。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が期待
できる。 a.工具によるワークの部分的切除を格段に高い重複率
で重複させて切除面を平滑化するものであるから、工具
をワークに常に接触させる連続切削に比べて面粗度が却
って向上する。 b.面粗度はワークの回転数や工具の送りにはあまり影
響しないから、ワークを低速で回転させても、送りを上
げることで加工時間を遅延させない。 c.工具の回転によってワークを切削するものであるか
ら、切削抵抗を低く抑えられる。 d.ワークの回転数が低くても面粗度は低下しないか
ら、アンバランスな形状をしているワーク、歪み等が生
ずるおそれがあって強くチャッキングできないワークに
も対応できる。 e.ワークを低速で回転させても加工時間の遅延をもた
らさないから、その位相に応じてX軸を制御して非円形
な形状に加工する場合でも、X軸は低速で移動(振動)
させればよいことになり、大きな振幅が可能になって非
円形度の高いものでも加工できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切削方法によるワークの断面図であ
る。
【図2】本発明の切削方法によるワークを展開した模式
図である。
【図3】本発明の切削方法によるワークと工具の関係を
示す説明図である。
【図4】本発明の切削方法に使用する工具の刃先形状を
示す説明図である。
【図5】本発明を実施するための切削装置の説明図であ
る。
【図6】本発明の切削方法によるワークの断面図であ
る。
【図7】本発明の切削方法によるワークの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 主軸 2 Z軸スライド 3 X軸スライド 4 スピンドルユニット 9 ワーク 9a ピストン 9b 〃 のピン孔 11 工具 12 工具ホルダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23B 5/24 B23B 5/24 Fターム(参考) 3C022 BB02 3C032 AA18 3C036 AA17 BB04 3C045 BA33 BA37 CA16 DA19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C軸を中心に回転する主軸に取り付けら
    れたワークに、主軸の軸芯と平行なZ軸方向に移動可能
    なZ軸スライドに取り付けられて主軸の軸芯と直角なX
    軸方向に移動可能なX軸スライドに固定されたスピンド
    ルユニットのスピンドルに取り付けられた工具を作用さ
    せてワークを切削する切削方法において、工具の回転に
    よってワークを部分的に切除するとともに、この切除域
    を工具の回転数をワークの回転数より少なくとも102
    以上をもってC軸及びZ軸方向に重複させ、その重複部
    をワークの全加工域にまで拡大して行くことを特徴とす
    る切削方法。
  2. 【請求項2】 ワークのC軸位置に応じてX軸スライド
    の位置を変え、ワークを予め決められた非円形に切削す
    る請求項1の切削方法。
  3. 【請求項3】 ワークのZ軸位置に応じてX軸スライド
    の位置を変え、ワークを予め決められた非円筒形に切削
    する請求項1又は2の切削方法。
  4. 【請求項4】 ワークがピストンで、工具による切削が
    そのピン孔であり、ピン孔が楕円状、かつ、鼓状である
    請求項3の切削方法。
  5. 【請求項5】 C軸を中心に回転する主軸と、主軸の軸
    芯と平行なZ軸方向に移動可能なZ軸スライドと、Z軸
    スライドに固定されて主軸の軸芯と直角なX軸方向に移
    動可能なX軸スライドと、X軸スライドに取り付けられ
    て高速回転するスピンドルを持つスピンドルユニットと
    を有しており、これら各要素がNC装置によって制御さ
    れる請求項1〜4いずれかの切削方法に使用される切削
    装置。
  6. 【請求項6】 ワークに作用する工具の刃先形状が、前
    後肩の部分が半径r、その中心距離が半径rとほぼ同じ
    で、かつ、中央部分が肩の部分より1〜2μm突出する
    半径Rの凸円形をしているものであり、r/Rが1/1
    0〜1/100に設定されるものである請求項1〜4い
    ずれかの切削方法に使用される工具。
  7. 【請求項7】 工具が、スピンドルユニットに二面拘束
    されて取り付けられる工具ホルダーにインサートされて
    いるものである請求項6の工具。
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