JP2001238876A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JP2001238876A
JP2001238876A JP2000051838A JP2000051838A JP2001238876A JP 2001238876 A JP2001238876 A JP 2001238876A JP 2000051838 A JP2000051838 A JP 2000051838A JP 2000051838 A JP2000051838 A JP 2000051838A JP 2001238876 A JP2001238876 A JP 2001238876A
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Japan
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housing
ray
gantry
air
exhaust
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JP2000051838A
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English (en)
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Katsumasa Nose
勝正 能勢
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GE Healthcare Japan Corp
Original Assignee
GE Yokogawa Medical System Ltd
Yokogawa Medical Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発生した熱を効率よく外部に排出することを
可能とし、ガントリから発生する騒音を抑えることが可
能なX線CT装置を提供すること。 【解決手段】 ハウジング40の左側底面に吸気口11
を設け、回動部42を挟んで吸気口11に対向する位置
である右側上面に排気口12を設ける。そして、ハウジ
ング40に、排気口12から回動部42の回動方向に沿
って吸気口11に向かう空気の流れを阻止する阻止部材
10を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線照射によって
被検体のX線断層像を得るX線CT(computerized tom
ograpy )装置に関し、特に、発生した熱を効率よく外
部に排出することが可能なX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線CT装置のうち、被検体にX線を照
射し被検体を透過したX線を検出するガントリの構成要
素であるX線管は、X線を発生させる際に高熱となる。
そこで、X線管の近傍に冷却ファンを取り付け、その冷
却ファンを高速回転させてX線管の熱を排熱するように
している。しかし、ガントリは安全と体裁上の観点か
ら、ガントリカバーと称されるハウジングに覆われた構
成とされている。このため、冷却ファンにより排出され
たX線管からの熱はハウジング内にこもり、X線管の冷
却がなされず、結果的にX線検出性能に悪影響を与える
おそれがある。そのため従来からX線CT装置には、一
般に、ハウジング内の空気を強制的に排出するための排
気用ファンを設ける等、ガントリの冷却機構が備えられ
ている。
【0003】図7は、従来のX線CT装置におけるガン
トリを前面から見たときの断面図である。同図におい
て、ハウジング40の内部には、被検体を搬送する搬送
口41の周りを回動する回動部42が配置され、この回
動部42には、X線管43、X線検出器45等の部品が
取り付けられている。X線管43には、X線管を冷却す
るための冷却ファン44が取り付けられている。また、
ハウジング40の底部には、外部の空気を導入するため
の吸気口46a〜46gが設けられるとともに、上部
(天井部)には内部の空気を排出するための排気口47
a〜47gが設けられている。そして、この排気口47
a〜47gには各々、排気効率を高めるための図示しな
い排気用ファンが設けられている。
【0004】上記構成によれば、排気口47a〜47g
に設けられた排気ファンがハウジング内部の空気を強制
的に排出するため、各々の吸気口46a〜46gから吸
い込まれた空気が排気口47a〜47gに排出される空
気の経路が作られ、冷却ファン44により排出された熱
気は、この空気の経路に乗って排気口47から排出され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は、スキャン中に回動部42は高速に回動するためハウ
ジング内部に風圧が生じ、場所によっては上記した空気
の経路が乱れて冷気と熱気が混濁するようになる。図7
の例では、回動部42がガントリ前面から見て右回りに
高速に回動すると、その風圧によって領域Mで冷気と熱
気が混濁し、排気口47gから外部の空気が吸い込まれ
たり、吸気口46f、46gから熱気が出たりしてしま
い、効果的な冷却が行えていないという問題があった。
【0006】また、これまでは、その解決策としてより
多くの排気用ファンを設けたり、より強力な排気用ファ
ンを設けるようにしていたが、これでは、排気用ファン
自身の騒音のみならず、給排気口面積も拡大することに
なることから回動部42の回動音等が外部に漏れ、大き
な騒音が発生するという問題があった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、発生した熱を効率よく外部に排出することを
可能とし、ガントリから発生する騒音を抑えることが可
能なX線CT装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のX線CT装置は、以下の構成を採用した。す
なわち、X線管とX線検出器とを一体的に取り付けて回
動させる回動機構がハウジングにより覆われて構成され
るガントリを備えるX線CT装置であって、前記ハウジ
ングの下部に、外部の空気を導入する吸気口が設けら
れ、当該ハウジングの上部に、内部の空気を排出するた
めの排気用ファンを有する排気口が設けられるととも
に、前記ハウジング内に、前記排気口から前記回動機構
の回動方向に沿って前記吸気口に向かう空気の流れを阻
止する阻止部材を設けることを特徴とする。
【0009】かかる構成によれば、回動部の回動によっ
て生じるガントリ内の冷気と熱気との混濁が少なくな
り、効率よく外部に熱を排出することができるようにな
る。
【0010】ここで、本発明の好適な実施態様に従え
ば、吸気口は、ハウジングの下部側面に設けられる。そ
の結果、吸気口から吸い込まれる冷気は、X線管に取り
付けられる冷却ファンの排気方向と直交するため、冷却
ファンからの排気との混濁を低減することが可能とな
る。
【0011】また、本発明の好適な実施態様に従えば、
吸気口と排気口とは、回動機構を挟んで互いに対向する
位置に設けられる。その結果、吸気口から吸い込まれた
冷気がガントリの回動機構と接触する面積を多くとるこ
とができ、上記阻止部材を設けたことによるガントリ内
の冷気と熱気の混濁の減少と相まって、より効果的にガ
ントリの冷却を行うことができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施形態に
ついて詳細に説明する。
【0013】図1は、実施形態に係るX線CT装置にお
けるガントリを前面から見たときの断面図である。な
お、以下に参照する図では、図7に示した構成要素と同
じ構成要素については同じ番号で示し、詳細な説明を省
略する。また、実施形態では、回動部42はガントリ前
面から見て右回りに回動するものとする。
【0014】図1に示すように、ハウジング40の左側
底面に吸気口11を設け、回動部42を挟んで吸気口1
1に対向する位置である右側上面に排気口12を設け
る。また、この排気口12には排気効率を高めるための
排気用ファンが設置されている。排気用ファンとして
は、例えば、クロスフローファン、プロペラファン等が
考えられる。吸気口11と排気口12は単数でも複数で
もよい。そして、ハウジング40に、排気口12から回
動部42の回動方向に沿って吸気口11に向かう空気の
流れを阻止する阻止部材10を設ける。回動部42と阻
止部材10との間は回動部42の回動に必要なわずかな
空間を残すほか、ほぼ密閉された状態となる。そのた
め、ガントリ内に作られる空気の経路は、吸気口11か
ら吸い込まれた空気が回動部42の回動に乗って排気口
12に至る経路のみとなり、冷却ファン44から排出さ
れる熱気もこの空気の経路に乗って排気口12から排出
されることになる。したがって、冷気と熱気の混濁が低
減され、効率よく冷却が行われる。
【0015】上記した例では、排気口12を右側上面に
設けたが、もちろんこれに限るものではなく、例えば、
排気口12を左側上面に設けるようにしてもよい。しか
し、排気口12は回動部42を挟んで吸気口11から極
力遠くなる位置に設ければ、吸気口11から吸い込まれ
た冷気が回動部42と接触する面積が大きくなるため、
より効果的にガントリの冷却を行うことができる点で好
ましい。
【0016】なお、阻止部材10の形状は図1に示した
ものに限られない。回動部42とハウジング40との間
隔や、阻止部材10に使用する素材等との関係で種々に
変形が可能である。例えば、図2および図3に示すよう
に、板状体の阻止部材10を排気口12付近に設置して
も、ガントリ内の冷気と熱気との混濁が減少するので、
効率よく冷却を行うことが可能である。
【0017】ところで、上記したX線CT装置にあって
は、X線管43からの熱気は冷却ファン44により回動
部42の回動方向(ガントリ前面から見て右方向)とは
逆に向けて排出されるものであった。このような場合に
は、図6に示すように、X線管43が吸気口11付近を
通り過ぎたときに冷却ファン44により排出される熱気
と吸気口11から吸い込まれる冷気とが衝突して混濁し
てしまう。したがって、このような現象が回動部42が
1周する毎に起きることになり、冷却効率が低下する原
因となる。
【0018】そこで、図4のガントリの斜視図に示すよ
うに、吸気口30をガントリの下部側面に配置する。こ
のようにすれば、図5に示すように、吸気口30から吸
い込まれる冷気は、冷却ファン44の排気方向と直交す
るため、冷却ファン44からの排気との混濁を低減する
ことが可能となる。
【0019】なお、上述した実施形態では、回動部42
は前面から見て右回りに回動するものとして説明した
が、左回りに回動するものにあっては、吸気口や排気
口、阻止部材の位置が逆になることは容易に理解できる
であろう。
【0020】以上説明したように、回動部42の回動を
考慮して、ハウジング40内の冷気と熱気との混濁を低
減する阻止部材10を設けるとともに吸気口11および
排気口12を適切な位置に配置したことにより、ガント
リの冷却効果を向上させることができる。その結果、吸
気口や排気口、あるいは排気用ファンの数を削減でき、
ガントリから発生する騒音を低減するという効果を奏す
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発生した熱を効率よく外部に排出することを可能とし、
発生する騒音を抑えることが可能なX線CT装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るX線CT装置におけるガントリ
を前面から見たときの断面図である。
【図2】別の形状の阻止部材を使用したガントリを前面
から見たときの断面図である。
【図3】別の形状の阻止部材を使用したガントリを前面
から見たときの断面図である。
【図4】吸気口を下部側面に設けたガントリを示す斜視
図である。
【図5】吸気口を下部側面に設けたガントリを前面から
見たときの断面図である。
【図6】吸い込まれた冷気と冷却ファンからの熱気との
混濁のようすを説明する図である
【図7】従来のガントリを前面から見たときの断面図で
ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管とX線検出器とを一体的に取り付
    けて回動させる回動機構がハウジングにより覆われて構
    成されるガントリを備えるX線CT装置であって、 前記ハウジングの下部に、外部の空気を導入する吸気口
    が設けられ、当該ハウジングの上部に、内部の空気を排
    出するための排気用ファンを有する排気口が設けられる
    とともに、前記ハウジング内に、前記排気口から前記回
    動機構の回動方向に沿って前記吸気口に向かう空気の流
    れを阻止する阻止部材を設けることを特徴とするX線C
    T装置。
  2. 【請求項2】 前記吸気口は、前記ハウジングの下部側
    面に設けることを特徴とする請求項1に記載のX線CT
    装置。
  3. 【請求項3】 前記吸気口と前記排気口とは、前記回動
    機構を挟んで互いに対向する位置に設けることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載のX線CT装置。
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