JPH099401A - 車両用補助電源装置および車両搭載用筺体 - Google Patents

車両用補助電源装置および車両搭載用筺体

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JPH099401A
JPH099401A JP7147889A JP14788995A JPH099401A JP H099401 A JPH099401 A JP H099401A JP 7147889 A JP7147889 A JP 7147889A JP 14788995 A JP14788995 A JP 14788995A JP H099401 A JPH099401 A JP H099401A
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housing
cooling
outside air
vehicle
cooling fan
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JP7147889A
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Inventor
Takayoshi Okita
貴義 大北
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 筺体1の側面12に設けられた冷却用ファン
16と、側面12に対向した側面13に設けられた開口
窓13aとから構成された冷却手段を備え、冷却用ファ
ン16により強制的に外気20を取り込み、それによっ
て搭載部品2〜5の冷却を行い、冷却に用いられて温度
上昇した外気20を開口窓13aから外部に排気する。 【効果】 強制的に外気を取り込んで、搭載部品の冷却
を行うので、効率のよい冷却を行うことができ、それに
よって、搭載部品の放熱に用いられる表面積を小さくし
ても十分な放熱が可能となるので、搭載部品および装置
全体の小型化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用補助電源装置お
よび車両搭載用筺体に関し、特に、内部の強制冷却を行
う車両用補助電源装置および車両搭載用筺体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の補助電源装置の構造を
示した断面図であり、図12は、図11の線A−Aにお
ける断面図である。図11及び図12に示した従来例
は、電力変換用の補助電源装置で、例えば、車両の床下
等に設置される車両搭載用のものであり、後述するイン
バータユニット4等の電力用半導体ユニットとその他の
付属部品とから構成されている。
【0003】図において、1は筐体であり、搭載時に
は、筺体1の上部に設けられた突起部11(図11参
照)により、車両の床下等に取り付けられる。また、
6、7及び8は、筺体1内に設けられ、筺体1内を仕切
るための仕切板である。筐体1内の中央部側には、乾式
トランス2及びリアクトル3が、図12に示すように、
筺体1の上面1aに固着されて設けられている。また、
筐体1の側面側には、インバータユニット4及びチョッ
パユニット5が、仕切板7に支持されて、設置されてい
る。インバータユニット4及びチョッパユニット5に
は、それらから発生する熱を冷却するための冷却フィン
4a及び5aが設けられている。冷却フィン4a(及び
5a)の構造を図13に示す。図13に示すように、冷
却フィン4a(及び5a)は、側面42がアルミニウム
等の熱伝導率の高い金属から構成されており、上下面4
1が同じくアルミニウム等の金属製の網から構成されて
いる。図13に示すように、通風10が下面から上面に
抜けることと、側面42の表面から放熱が行われること
とにより冷却が行われる。この冷却フィン4a(及び5
a)の側面42の1つを、冷却したいインバータユニッ
ト4及びチョッパユニット5の外装に密着させて設ける
ようにすれば、上述した動作により、それらの冷却を行
うことができる。
【0004】また、図11及び図12に示すように、筺
体1の上下面1a及び1bの仕切板6、7及び8で囲ま
れた部分は、開口部1aa及び1bbとなっている。従
って、乾式トランス2、リアクトル3、及び、インバー
タユニット4及びチョッパユニット5に設けられた冷却
フィン4a及び5aは、開口部1aa及び開口部1bb
により筺体1内に入ってくる外気に接触するところに置
かれているが、それ以外の部品、すなわち、インバータ
ユニット4及びチョッパユニット5の本体部分は、筺体
1内の密閉されているところに設置されている。
【0005】次に動作について説明する。上述したよう
に、乾式トランス2、リアクトル3、および、インバー
タユニット4及びチョッパユニット5に設けられた冷却
フィン4a及び5aのみが、筐体1の上下面に設けられ
た開口部1aa及び1bbにより外気と接触しており、
開口部1aaから開口部1bbへ通風10が通ることに
より、上述した冷却フィン4a及び5aの働きによりイ
ンバータユニット4及びチョッパユニット5が自然冷却
されるとともに、乾式トランス2及びリアクトル3はそ
れらの外装を介する放熱を行って自然冷却される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図11及び12に示し
た従来の車両用補助電源装置は、以上のように構成され
ているため、車両用補助電源装置が搭載されている車両
が走行している際には、車両用補助電源装置の筐体1の
上下外面に、車両の進行方向逆向きの風の流れができて
しまうため、筐体1の上下面の開口部1aa及び1bb
によっては温度上昇した筺体1内部の空気が外部に流出
しにくくなり、空気の排出を効率よく行うことができ
ず、そのため、筐体1の内部でその温度上昇した空気が
対流してしまい、さらなる温度上昇を生んでしまうとい
う問題点があった。また、インバータユニット4及びチ
ョッパユニット5等の発熱品の放熱面積の確保のため、
それらの外装を小さくすることができず、部品の小形化
ができないという問題点があった。
【0007】この発明は以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、筐体1に設けた冷却手段によ
り強制的に筺体1内に外気を取り込み、冷却に用いられ
て温度上昇した空気を強制的に外部に排気することによ
り、発熱体である搭載部品をより小さな放熱面積で放熱
可能とすることができる車両用補助電源装置および車両
搭載用筺体を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車両
に取り付けられ得る筺体と、筺体内に設けられ、動作時
に熱を発生する補助電源用搭載部品と、筺体に設けら
れ、筺体内に強制的に外気を通風させるための冷却手段
と、を備えたことを特徴とする車両用補助電源装置であ
る。
【0009】請求項2の発明は、冷却手段が、筺体の車
両進行方向側の側面に設けられ、強制的に外気を取り込
むための冷却用ファンと、上記側面に対向している側面
に設けられた排気口である開口と、から構成されている
車両用補助電源装置である。
【0010】請求項3の発明は、冷却手段が、筺体の車
両進行方向側の側面に設けられ、外気に接触している開
口と、上記側面に対向している側面に設けられ、開口か
ら筺体内に流入した外気を強制的に外部に排気するため
の冷却用ファンと、から構成されている車両用補助電源
装置である。
【0011】請求項4の発明は、冷却手段が、筺体の上
面以外の面に設けられ、外気に接触している開口と、筺
体の上面に設けられ、開口から筺体内に流入した外気を
強制的に外部に排気するための冷却用ファンと、から構
成されている車両用補助電源装置である。
【0012】請求項5の発明は、冷却手段が、筺体の上
面以外の面に設けられ、強制的に外気を取り込むための
冷却用ファンと、筺体の上記上面に設けられた排気口で
ある開口と、から構成されている車両用補助電源装置で
ある。
【0013】請求項6の発明は、冷却手段が、筺体の車
両進行方向側の側面の下部に設けられ、強制的に外気を
取り込むための第一の冷却用ファンと、側面に対向して
いる側面の上部に設けられ、第一の冷却用ファンによっ
て筺体内に取り込まれた外気を強制的に外部に排気する
ための第二の冷却用ファンと、から構成されている車両
用補助電源装置である。
【0014】請求項7の発明は、車両に取り付けられ、
動作時に熱を発生する部品を内部に搭載し得る筺体本体
と、筺体本体に設けられ、上記筺体本体内に強制的に外
気を通風させるための冷却手段と、を備えた車両搭載用
筺体である。
【0015】
【作用】請求項1の発明においては、筐体に設けた冷却
手段により、外気をとり入れ、筺体内に通風させて発熱
体である内部の搭載部品の冷却を行い、冷却に用いて温
度上昇した空気を外部に排出することにより、筐体内の
空気温度上昇の抑制を計る。
【0016】請求項2の発明においては、冷却手段を、
筺体の車両進行方向側の側面に設けられ、強制的に外気
を取り込むための冷却用ファンと、上記側面に対向して
いる側面に設けられた排気口である開口と、から構成
し、冷却用ファンにより強制的に外気を取り込み、その
外気により発熱体である内部の搭載部品の冷却を行い、
冷却に用いて温度上昇した空気を排気口である開口から
外部に排出する。
【0017】請求項3の発明においては、冷却手段を、
筺体の車両進行方向側の側面に設けられ、外気に接触し
ている開口と、上記側面に対向している側面に設けら
れ、開口から筺体内に流入した外気を強制的に外部に排
気するための冷却用ファンと、から構成し、冷却用ファ
ンにより、筺体内部の空気を強制的に外部に排気するこ
とにより、筺体内部に空気の流れを作り、それによっ
て、外気に接触している開口から外気が筺体内に流入す
るようにするとともに、開口から流入してくる外気を用
いて搭載部品の冷却を行い、冷却に用いられ温度上昇し
た空気を冷却ファンにより、より早く強制的に外部に排
気する。
【0018】請求項4の発明においては、冷却手段を、
筺体の上面以外の面に設けられ、外気に接触している開
口と、筺体の上面に設けられ、開口から筺体内に流入し
た外気を強制的に外部に排気するための冷却用ファン
と、から構成し、開口から流入してくる外気を用いて搭
載部品の冷却を行い、冷却に用いて温度上昇した空気が
筺体の上部に対流により流れてくるので、筺体の上部に
設けられた冷却ファンによりそれをいち早く外部に排気
して冷却を行う。
【0019】請求項5の発明においては、冷却手段を、
筺体の上面以外の面に設けられ、強制的に外気を取り込
むための冷却用ファンと、筺体の上記上面に設けられた
排気口である開口と、から構成し、冷却用ファンから強
制的に取り込んだ外気を用いて搭載部品の冷却を行い、
冷却に用いて温度上昇した空気が筺体の上部に対流によ
り流れてくるので、筺体の上部に設けた排気口である開
口からそれを外部に排気して冷却を行う。
【0020】請求項6の発明においては、冷却手段を、
筺体の車両進行方向側の側面の下部に設けられ、強制的
に外気を取り込むための第一の冷却用ファンと、側面に
対向している側面の上部に設けられ、第一の冷却用ファ
ンによって筺体内に取り込まれた外気を強制的に外部に
排気するための第二の冷却用ファンと、から構成し、筺
体の下方に設けられた第一の冷却用ファンにより強制的
に取り込んだ外気を用いて搭載部品の冷却を行い、冷却
に用いて温度上昇し筺体の上部に対流により流れてくる
空気を上方に設けた第二の冷却用ファンにより強制的に
外部に排気する。
【0021】請求項7の発明においては、筐体に設けた
冷却手段により、外気をとり入れ、筺体内に通風させて
発熱体である内部の搭載部品の冷却を行い、冷却に用い
て温度上昇した空気を外部に排出することにより、筐体
内の空気温度上昇の抑制を計る。
【0022】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1は、本発明の車両用補助電源装置の一実施例
を示した断面図で、図2は、車両進行方向側から見たそ
の側面図である。なお、図1の断面図は、図2の線B−
Bにおける断面図である。図1及び図2に示した車両用
補助電源装置は、例えば車両の床下等に設置して用いら
れる電力変換用の補助電源装置(以下、補助電源装置と
する。)である。図1において、1は補助電源装置の筐
体であり、6、7及び9は筺体1内を仕切っている仕切
板である。この実施例においては、仕切板6、7及び9
により、筺体1内に、筺体1を長手方向に貫通する通風
路15が形成されている。
【0023】また、乾式トランス2及びリアクトル3が
筺体1の中央部側に筺体1の上面1aに固着されて設置
され、また、筐体1の側面側には、インバータユニット
4及びチョッパユニット5が、仕切板7に固着されて設
置されている(以下、これらの搭載部品をまとめて、搭
載部品2〜5とする)。インバータユニット4及びチョ
ッパユニット5には、それらから発生した熱を冷却する
ための冷却フィン4aA及び5aAが設けられている。
この実施例における冷却フィン4aA及び5aAは、図
13に示した冷却フィン4a及び5aを90゜回転させ
たものであり、通風10が図1の矢印方向に通るもので
ある。
【0024】この実施例においては、図1に示すよう
に、インバータユニット4とチョッパユニット5とに設
けられた上記冷却フィン4aA及び5aAと、乾式トラ
ンス2及びリアクトル3とが、外気と接触する上述の通
風路15内に設置されており、それ以外の部品、すなわ
ち、インバータユニット4及びチョッパユニット5の本
体部分は筐体1の密閉部に設置されている。筐体1の側
面12(車両進行方向側)、すなわち、上述した通風路
15の一方の端部には、図2に示すように、外気を強制
的に通風路15に吸い込むための換気扇から構成された
冷却用ファン16が設置され、筺体1の反対側の側面1
3、すなわち、通風路15の他方の端部には開口窓13
aが設けられている。
【0025】ここで、筺体1が、車両に取り付けられ得
る筺体を構成しており、搭載部品2〜5が、筺体1内に
設けられ、動作時に熱を発生する補助電源用搭載部品を
構成しており、冷却用ファン16と開口窓13aとが、
筺体1に設けられ、筺体1内に強制的に外気を通風させ
るための冷却手段を構成している。さらに、詳細に言え
ば、この実施例においては、冷却用ファン16が、筺体
1の車両進行方向側の側面に設けられ、強制的に外気を
取り込むための冷却用ファンであり、開口窓13aが、
冷却用ファン16が設けられた側面に対向している側面
に設けられた排気口である開口である。
【0026】次に動作について説明する。補助電源装置
が通電され、運転に込ると、図1に示す部品2〜5等が
その通電に伴い、各種の電気損により熱を発生する。こ
こで、この実施例においては、このようにして発生した
発生熱は、筐体1の側面12に設けられた冷却用ファン
16により強制的に吸い込まれた外気20が通風路15
を貫通して通ることにより、従来例の説明において上述
した冷却フィン4aと同様に作用する冷却フィン4aA
及び5aAの働きによりインバータユニット4及びチョ
ッパユニット5が冷却されるとともに、乾式トランス2
及びリアクトル3はそれらの外装を介する放熱を行って
冷却され、冷却に用いられた外気20は筐体1の反対側
の側面13に設けた開口窓13aにより外部に排気され
る。
【0027】以上のように、この実施例においては、冷
却用ファン16を設けて、強制的に外気を取り入れて、
発熱体である搭載部品2〜5を冷却するようにしたの
で、効率のよい冷却を行うことができるとともに、それ
によって、搭載部品2〜5の外装の表面積を従来に比べ
小さいものにしても十分な放熱ができるようになったた
め、搭載部品2〜5の小型化が可能になり、従って、補
助電源装置全体の外形の大きさもコンパクト化すること
ができる。
【0028】実施例2.上述した実施例1においては、
冷却用ファン16を、筐体1の車両進行方向側の側面1
2に設置し、強制的に外気を筐体1内に送り込んで強制
冷却する場合について述べたが、この実施例において
は、図3に示すように、筐体1の車両進行方向と反対側
の側面13(反車両進行方向側)に、冷却用ファン16
Aを設置し、筐体1の車両進行方向側の側面12に設け
た開口窓12aより、筺体1内部に取り込んだ外気20
により発熱体である搭載部品2〜5を冷却し、冷却に用
いた外気20を冷却用ファン16Aにより強制排気する
ようにした。図4は、この実施例における車両進行方向
側の側面12を示した側面図である。他の構造について
は、上述の実施例1と同じであるため、ここではその説
明を省略する。
【0029】ここで、この実施例においては、筺体1に
設けられ、筺体1内に強制的に外気を通風させるための
冷却手段が、筺体1の車両進行方向側の側面12に設け
られ、外気に接触している開口である開口窓12aと、
側面12に対向している側面13に設けられ、開口から
筺体1内に流入した外気を強制的に外部に排気するため
の冷却用ファン16Aと、から構成されている。
【0030】この実施例においては、上述したように、
筐体1の車両進行方向と反対側の側面13に冷却用ファ
ン16Aを設置し、筐体1の車両進行方向側の側面12
に設けた開口窓12aより、筺体1内部に取り込んだ外
気20により発熱体である搭載部品2〜5を冷却し、冷
却に用いた外気20を冷却用ファン16Aにより強制的
に外部に排気するようにしたため、実施例1に比べて、
筐体1内の発生熱をより早く筐体1の外部へ排気するこ
とができるので、より効率的に冷却ができ、発熱体であ
る搭載部品2〜5及び装置全体をコンパクト化すること
ができる。
【0031】実施例3.上述した実施例1においては、
筐体1の車両進行方向側の側面12に冷却用ファン16
を設置し、強制的に外気を筐体1内に送り込み、強制冷
却する場合について述べたが、この実施例においては、
図6の側面図に示すように、筐体1の上面1b(車両取
付面側)に冷却用ファン16Bを設置し、筐体1の下面
1aに設けられた開口部1aaにより取り込んだ外気2
0により発熱体である搭載部品2〜5を冷却し、冷却に
用いた外気20を冷却ファン16Bにより強制的に排気
するようにした。図5は、図6の線C−Cにおける断面
図である。この実施例においては、通風路15Aが筺体
1の上下方向に貫通して形成されていることから、イン
バータユニット4とチョッパユニット5とに設けられた
冷却フィン4a及び5aは、図11及び図12に示した
従来例と同様に、図13の向きに設置され、通風10
(図13参照)は上下方向に流れるものである。他の構
造については、図11及び図12の従来例と同様である
ため、ここではその説明を省略する。
【0032】ここで、この実施例においては、筺体内に
強制的に外気を通風させるための冷却手段が、筺体1の
上面以外の面に設けられ、外気に接触している開口であ
る開口部1aaと、筺体1の上面に設けられ、開口から
筺体1内に流入した外気を強制的に外部に排気するため
の冷却用ファン16Bと、から構成されている。
【0033】この実施例においては、上述したように、
筐体1の上面1bに冷却用ファン16Bを設置し、筐体
1の下面1aに設けられた開口部1aaにより取り込ん
だ外気20により発熱体である搭載部品2〜5を冷却
し、冷却に用いた外気20を冷却ファン16Bにより強
制的に排気するようにしたため、効率的に筺体1内部の
温度上昇を抑制することができる。この実施例において
は、温度差により起こる対流により、筐体1の上面1b
付近にたまる冷却に用いられた温度上昇した空気を、冷
却用ファン16Bにより、より早く効率的に、筐体1外
部へ排気することができるため、より効率的に冷却がで
き、また、この実施例においても、発熱体である搭載部
品2〜3及び搭載部品4〜5に設けられた冷却フィン4
a及び5aのそれぞれに直接外気20が接触するため、
搭載部品2〜5のコンパクト化が可能となる。
【0034】なお、この実施例においては、必要に応じ
て、冷却用ファン16Bを、筺体1の長手方向に並べて
(図7参照)、複数個設けるようにしてもよい。その場
合には、複数の冷却用ファン16Bにより冷却に用いた
外気20の強制的な排気が行われるので、冷却用ファン
16Bを1つだけ設けた場合に比べ、より効率のよい冷
却を行うことができる。
【0035】実施例4.上述した実施例3では、筐体1
の上面1bに冷却用ファン16Bを設置し、強制的に冷
却に用いた外気を筐体1外に排気し、強制冷却する場合
について述べたが、この実施例においては、図7及び図
8に示すように、筐体1の下面1aに冷却ファン16C
を設置し、冷却用ファン16Cにより外気20を強制的
に取り込み、発熱体である搭載部品2〜5の冷却に用い
て温度上昇し、筺体1の上部に流れてくる外気20を筐
体1の上面1bに設けた開口部1bbにより外部に排気
する。このため、発熱体である各搭載部品2〜5に直接
外気20を接触させて通過させることができるため、実
施例3と同様に効率よく冷却ができるとともに、冷却用
ファン16Cが車両取付面側と反対側の面に設けられて
いるため、実施例3に比べて、冷却用ファン16Cのメ
ンテナンスが容易となる。
【0036】ここで、この実施例においては、筺体1内
に強制的に外気を通風させるための冷却手段が、筺体1
の上面以外の面に設けられ、強制的に外気を取り込むた
めの冷却用ファン16Cと、筺体1の上面に設けられた
排気口である開口を構成している開口部1bbと、から
構成されている。なお、この実施例においては、冷却用
ファン16Cを下面1aに設ける例を示したが、その場
合に限らず、筺体1の側面に設けてもよく、その場合で
も、同様の効果を得ることができる。
【0037】実施例5.上述の実施例1では、筐体1の
側面12(車両進行方向前面側)に設置し、強制的に外
気を筐体内に送り込み強制冷却する場合について述べた
が、図9及び図10に示すように、筐体1の車両進行方
向側の側面12の下部に取付けられた冷却用ファン16
D1より外気20を強制的に吸引し、その下方から取り
入れられた外気20により発熱体である搭載部品2〜5
を冷却するようにした。この実施例においては、下方か
ら取り入れられた外気20は、冷却に用いられると温度
上昇し、筺体1内の上方へと昇っていく。一方、冷却に
それほど用いられず、温度上昇していない外気20は、
そのまま、車両進行方向逆向きに筺体1内の通風路15
を進み、冷却に用いられるとともに温度上昇して上方へ
と昇る。この実施例においてはさらに、そのようにして
筐体1内の車両進行方向と反対側の上方にたまった温度
上昇した外気20を、筐体1の側面12と反対側の側面
13(反車両進行方向側)の上部に設けられた冷却用フ
ァン16D2により外部に強制的に排気する。
【0038】ここで、この実施例においては、筺体1内
に強制的に外気を通風させるための冷却手段が、筺体1
の車両進行方向側の側面の下部に設けられ、強制的に外
気を取り込むための第一の冷却用ファンである冷却用フ
ァン16D1と、第一の冷却用ファンが設けられた側面
に対向している側面の上部に設けられ、第一の冷却用フ
ァンによって筺体1内に取り込まれた外気を強制的に外
部に排気するための第二の冷却用ファンである冷却用フ
ァン16D2と、から構成されている。
【0039】上述したように、この実施例においては、
外気20を筺体1の下方から取り入れ、外気20は冷却
に用いられると上方に昇るので、温度上昇していない外
気20が発熱体である搭載部品2〜5のそれぞれに対し
接触し、冷却に用いられ温度上昇した外気20は上昇し
てしまい、他の搭載部品2〜5に接触しないため、より
効率的に筺体1内部の温度上昇を抑制することができ
る。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、筐体に設けた
冷却手段により、外気をとり入れ、筺体内に通風させて
発熱体である内部の搭載部品の冷却を行い、冷却に用い
て温度上昇した空気を外部に排出することにより、筐体
内の空気温度上昇の抑制を計るようにしたので、効率の
よい冷却を行うことができ、発熱体である搭載部品の放
熱のための表面積をより小さくしても十分な冷却が行え
るので、搭載部品の小型化が可能となり、これにより補
助電源装置全体の外形もコンパクト化することができる
という効果を奏する。
【0041】請求項2の発明によれば、冷却手段を、筺
体の車両進行方向側の側面に設けられ、強制的に外気を
取り込むための冷却用ファンと、上記側面に対向してい
る側面に設けられた排気口である開口と、から構成し、
冷却用ファンにより強制的に外気を取り込み、その外気
により発熱体である内部の搭載部品の冷却を行い、冷却
に用いて温度上昇した空気を排気口である開口から外部
に排出するようにしたので、効率のよい冷却を行うこと
ができ、発熱体である搭載部品の放熱のための表面積を
より小さくしても十分な冷却が行えるので、搭載部品の
小型化が可能となり、これにより補助電源装置全体の外
形もコンパクト化することができるという効果を奏す
る。
【0042】請求項3の発明によれば、冷却手段を、筺
体の車両進行方向側の側面に設けられ、外気に接触して
いる開口と、上記側面に対向している側面に設けられ、
開口から筺体内に流入した外気を強制的に外部に排気す
るための冷却用ファンと、から構成し、冷却用ファンに
より、筺体内部の空気を強制的に外部に排気することに
より、筺体内部に空気の流れを作り、それによって、外
気に接触している開口から外気が筺体内に流入するよう
にするとともに、開口から流入してくる外気を用いて搭
載部品の冷却を行い、冷却に用いられ温度上昇した空気
を冷却ファンにより、より早く強制的に外部に排気する
ようにしたので、より効率のよい冷却を行え、搭載部品
及び補助電源装置全体の外形のコンパクト化を行うこと
ができるという効果を奏する。
【0043】請求項4の発明によれば、冷却手段を、筺
体の上面以外の面に設けられ、外気に接触している開口
と、筺体の上面に設けられ、開口から筺体内に流入した
外気を強制的に外部に排気するための冷却用ファンと、
から構成し、開口から流入してくる外気を用いて搭載部
品の冷却を行い、冷却に用いて温度上昇した空気が筺体
の上部に対流により流れてくるので、筺体の上部に設け
られた冷却ファンによりそれをいち早く外部に排気して
冷却を行うようにしたので、冷却に用いて温度上昇し筺
体の上部に対流により流れてきた空気をより早く外部に
排気してしまうので、より迅速な効率のよい冷却を行う
ことができるという効果を奏する。
【0044】請求項5の発明によれば、冷却手段を、筺
体の上面以外の面に設けられ、強制的に外気を取り込む
ための冷却用ファンと、筺体の上記上面に設けられた排
気口である開口と、から構成し、冷却用ファンから強制
的に取り込んだ外気を用いて搭載部品の冷却を行い、冷
却に用いて温度上昇した空気が筺体の上部に対流により
流れてくるので、筺体の上部に設けた排気口である開口
からそれを外部に排気して冷却を行うようにしたので、
冷却に用いて温度上昇し筺体の上部に対流により流れて
きた空気をより早く外部に排気してしまうので、迅速な
効率のよい冷却を行うことができるという効果を奏す
る。
【0045】請求項6の発明によれば、冷却手段を、筺
体の車両進行方向側の側面の下部に設けられ、強制的に
外気を取り込むための第一の冷却用ファンと、側面に対
向している側面の上部に設けられ、第一の冷却用ファン
によって筺体内に取り込まれた外気を強制的に外部に排
気するための第二の冷却用ファンと、から構成し、筺体
の下方に設けられた第一の冷却用ファンにより強制的に
取り込んだ外気を用いて搭載部品の冷却を行い、冷却に
用いて温度上昇し筺体の上部に対流により流れてくる空
気を上方に設けた第二の冷却用ファンにより強制的に外
部に排気するようにしたので、より迅速な効率のよい冷
却を行うことができるという効果を奏する。
【0046】請求項7の発明によれば、筐体に設けた冷
却手段により、外気をとり入れ、筺体内に通風させて発
熱体である内部の搭載部品の冷却を行い、冷却に用いて
温度上昇した空気を外部に排出することにより、筐体内
の空気温度上昇の抑制を計るようにしたので、効率のよ
い冷却を行うことができ、発熱体である搭載部品の放熱
のための表面積をより小さくしても十分な冷却が行える
ので、搭載部品の小型化が可能となり、これにより補助
電源装置全体の外形もコンパクト化することができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による車両用補助電源装
置の構造を示した図2の線B−Bにおける断面図であ
る。
【図2】 図1の車両用補助電源装置を構造を示した側
面図である。
【図3】 この発明の実施例2による車両用補助電源装
置の構造を示した断面図である。
【図4】 図3の車両用補助電源装置を構造を示した側
面図である。
【図5】 この発明の実施例3による車両用補助電源装
置の構造を示した断面図である。
【図6】 図5の車両用補助電源装置を構造を示した側
面図である。
【図7】 この発明の実施例4による車両用補助電源装
置の構造を示した断面図である。
【図8】 図7の車両用補助電源装置を構造を示した側
面図である。
【図9】 この発明の実施例5による車両用補助電源装
置の構造を示した断面図である。
【図10】 図9の車両用補助電源装置を構造を示した
側面図である。
【図11】 従来の補助電源装置の構造を示した断面図
である。
【図12】 図11の従来の補助電源装置の線A−Aに
おける側断面図である。
【図13】 冷却フィンの構造を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 筐体、2 乾式トランス、3 リアクトル、4 イ
ンバータユニット、5チョッパユニット、15,15A
通風路、16,16A,16B,16C,16D1,
16D2 冷却用ファン。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に取り付けられ得る筺体と、 上記筺体内に設けられ、動作時に熱を発生する補助電源
    用搭載部品と、 上記筺体に設けられ、上記筺体内に強制的に外気を通風
    させるための冷却手段と、 を備えたことを特徴とする車両用補助電源装置。
  2. 【請求項2】 上記冷却手段が、 上記筺体の車両進行方向側の側面に設けられ、強制的に
    外気を取り込むための冷却用ファンと、 上記側面に対向している側面に設けられた排気口である
    開口と、から構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の車両用補助電源装置。
  3. 【請求項3】 上記冷却手段が、 上記筺体の車両進行方向側の側面に設けられ、外気に接
    触している開口と、 上記側面に対向している側面に設けられ、上記開口から
    上記筺体内に流入した外気を強制的に外部に排気するた
    めの冷却用ファンと、から構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の車両用補助電源装置。
  4. 【請求項4】 上記冷却手段が、 上記筺体の上面以外の面に設けられ、外気に接触してい
    る開口と、 上記筺体の上面に設けられ、上記開口から上記筺体内に
    流入した外気を強制的に外部に排気するための冷却用フ
    ァンと、から構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の車両用補助電源装置。
  5. 【請求項5】 上記冷却手段が、 上記筺体の上面以外の面に設けられ、強制的に外気を取
    り込むための冷却用ファンと、 上記筺体の上記上面に設けられた排気口である開口と、
    から構成されていることを特徴とする請求項1記載の車
    両用補助電源装置。
  6. 【請求項6】 上記冷却手段が、 上記筺体の車両進行方向側の側面の下部に設けられ、強
    制的に外気を取り込むための第一の冷却用ファンと、 上記側面に対向している側面の上部に設けられ、上記第
    一の冷却用ファンによって上記筺体内に取り込まれた外
    気を強制的に外部に排気するための第二の冷却用ファン
    と、から構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の車両用補助電源装置。
  7. 【請求項7】 車両に取り付けられ、動作時に熱を発生
    する部品を内部に搭載し得る筺体本体と、 上記筺体本体に設けられ、上記筺体本体内に強制的に外
    気を通風させるための冷却手段と、 を備えたことを特徴とする車両搭載用筺体。
JP7147889A 1995-06-14 1995-06-14 車両用補助電源装置および車両搭載用筺体 Pending JPH099401A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000152655A (ja) * 1998-11-09 2000-05-30 Nissin Electric Co Ltd 電力変換装置
JP2002271901A (ja) * 2001-03-13 2002-09-20 Toshiba Transport Eng Inc 電力変換装置
JP2003341507A (ja) * 2002-05-30 2003-12-03 Toshiba Corp 電気車用電力変換装置
JP2010273489A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd パワーコンディショナ
JP2014161216A (ja) * 2009-05-25 2014-09-04 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd パワーコンディショナ

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