JP2009097743A - 空気調和機の室外ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】電源部への水滴の侵入を防止し、なおかつ放熱板の放熱性能を損なうことなく電源板の温度上昇を抑制する空気調和機の室外ユニットを提供する。
【解決手段】風回路室8と電源部18とを仕切ると共に、一部に前記風回路室8と前記電源部18とを連通する開口部17aを具備した電源板17と、前記電源板17に設けられ制御回路19を内蔵する電源BOX20と、前記電源BOX20に設けられると共に前記電源部18と前記開口部17aを連通するダクト20aとを備えたもので、電源板17内部の電源BOX20にダクト20aを形成することができ雨水等による水滴の浸入を防ぐとともに、制御回路19に設けられた発熱部品14の放熱部13aの冷却風の通過を邪魔することなく、電源板17内部の熱を排出できるため効率よく、温度上昇を抑制することができる。
【選択図】図1
【解決手段】風回路室8と電源部18とを仕切ると共に、一部に前記風回路室8と前記電源部18とを連通する開口部17aを具備した電源板17と、前記電源板17に設けられ制御回路19を内蔵する電源BOX20と、前記電源BOX20に設けられると共に前記電源部18と前記開口部17aを連通するダクト20aとを備えたもので、電源板17内部の電源BOX20にダクト20aを形成することができ雨水等による水滴の浸入を防ぐとともに、制御回路19に設けられた発熱部品14の放熱部13aの冷却風の通過を邪魔することなく、電源板17内部の熱を排出できるため効率よく、温度上昇を抑制することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、空気調和機の室外ユニットに関するもので、より詳細には電源部の温度上昇を抑制する電源板の構造に関するものである。
近年、大能力タイプのルームエアコンの室外ユニットやパッケージエアコンの室外ユニットでは、インバーター化に伴う電源部の温度上昇を抑制するために、電源板は、内部の空気を循環させるための通風経路を設けた構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
以下に、従来の空気調和機の室外ユニットの構成を図5を用いて説明する。
図5は、上記特許文献1に開示された従来の空気調和機の室外ユニットの断面図で、同図5において、従来の空気調和機の室外ユニット1は、天板2と左右側板3、4からなる外箱5及び基板6で形成され、内部にファン7、熱交換器(図示せず)を内蔵する風回路室8、圧縮機9と電源板10を内蔵する機械室11が設けられ、これらが仕切板12にて隔てられている。
電源板10は、一端にアルミニウムなどの熱伝導率の高い材料で形成された放熱板13が設けられ、この放熱板13の一方の面に断面が波状の放熱部13aが形成され、他方の面にはパワーモジュール等の発熱部品14が取り付けられている。この発熱部品14で発生する熱は、放熱板13に伝わり放熱部13aから放熱されるようになっている。また、放熱板13の放熱部13aの周囲は、下面を開放した略コ字状のダクト15により覆われており、このダクト15と放熱板13の放熱部13aおよび電源板10の上面により電源板10内部と風回路室8を通風する風路16を設けて構成している。
以上のように構成された空気調和機の室外ユニットにおいて、圧縮機9の運転による熱や発熱部品14を始めとする制御回路(図示せず)の発熱により、電源板10内に溜まった熱は、ファン7の回転により風路16から吸引され、室内ユニット1外へ排出されることで電源板10の温度上昇の抑制を図っている。また、雨天時や清掃によりファン7に付着した雨水等の水滴がファン7の回転により飛散した場合でも、ダクト15により電源板10内部へ侵入するのを防いでいる。
特開2003−56865号公報
しかしながら上記従来の空気調和機の室外ユニットの構成では、雨水等の水滴が電源板10内部へ侵入するのを防止するために設けたダクト15により、放熱板13の放熱部13aが覆われるため、本体背面より熱交換器(図示せず)を通過して排出される本来の放熱部13aの冷却風の通過を妨害してしまうことから熱交換効率の低下の要因になっていた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、安価な構成で、放熱部の冷却風の通過を邪魔することなくダクトを形成するとともに、電源板内への水滴の侵入を防止し、信頼性の高い空気調和機の室外ユニットを提供することを目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和機の室外ユニットは、風回路室と電源部とを仕切ると共に、一部に前記風回路室と前記電源部とを連通する開口部を具備した電源板と、前記電源板に設けられ制御回路を内蔵する電源BOXと、前記電源BOXに設けられると共に前記電源部と前記開口部を連通するダクトとを備えたもので、電源板内部の電源BOXにダクトを形成することができ雨水等による水滴の浸入を防ぐとともに、制御回路に設けた発熱部品の放熱を行なう放熱部の冷却風の通過を邪魔することなく電源板内部の熱を排出できるため効率よく温度上昇の抑制を図ることができる。
本発明の空気調和機の室外ユニットは、安価な構成で放熱板の冷却効果を損なうことなく電源板内部の温度上昇が抑制できるとともに、電源板内部への水滴の侵入を防止できるものである。
第1の発明は、風回路室と電源部とを仕切ると共に、一部に前記風回路室と前記電源部とを連通する開口部を具備した電源板と、前記電源板に設けられ制御回路を内蔵する電源BOXと、前記電源BOXに設けられると共に前記電源部と前記開口部を連通するダクトとを備えたもので、電源板内部の電源BOXにダクトを形成することができ雨水等による水滴の浸入を防ぐとともに、制御回路に設けた発熱部品の放熱を行なう放熱部の冷却風の通過を邪魔することなく電源板内部の熱を排出できるため効率よく温度上昇の抑制を図ることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の開口部を、電源BOX内の制御回路よりも下方に配したもので、電源板の組立てばらつきにより開口部を構成する部品間に隙間が出来た際に、その隙間から水滴が侵入した場合でも制御回路に水滴がかかることがない。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明のダクトを、制御回路の外周に配したもので、ダクトに電源部の空気を吸込むための吸込み口を設ける場合、その吸込み口を電源BOXの任意の位置に設けることができるとともに、電源BOX内での制御回路の配置が中央部へ集約でき、形状の簡素化、スペースの有効活用が図れる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明のダクトの端部に、電源部の空気を吸込むための吸込み口を設け、前記吸込み口を制御回路の発熱部品の近傍に配したもので、発熱部品より発する熱を直ちに排出することができる。
第5の発明は、特に、第4の発明のダクトの端部以外の部位にも吸込み口を設けたもので、電源板内部の熱全体を効率よく排出することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における空気調和機の室外ユニットの電源部の断面図で、図2は、同電源部の斜視図で、図3は、同電源部の分解斜視図である。なお、本実施の形態における空気調和機の室外ユニットのシャーシ構成は、従来例と同様であるので、同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における空気調和機の室外ユニットの電源部の断面図で、図2は、同電源部の斜視図で、図3は、同電源部の分解斜視図である。なお、本実施の形態における空気調和機の室外ユニットのシャーシ構成は、従来例と同様であるので、同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
図1、図2、図3において、機械室11の上部に設けられた略コ字状の電源板17は、仕切板12の上方に風回路室8と電源部18とを連通する開口部17aを具備し、内部に開口部17aより上方に配した制御回路19を内蔵する電源BOX20が仕切板12の上
部に風回路室8と電源板17内部とを仕切るように設けられている。
部に風回路室8と電源板17内部とを仕切るように設けられている。
電源BOX20は、一端にアルミニウムなどの熱伝導率の高い材料で形成された放熱板13を具備し、この放熱板13の一方の面には、風回路室8に向かって伸びると共に断面が波状の放熱部13aが形成され、他方の面には、パワーモジュール等の発熱部品14が取り付けられている。この発熱部品14で発生する熱は、放熱板13に伝わり放熱部13aから放熱されるようになっている。さらに電源BOX20には、制御回路19の下方から電源板17の開口部17aを覆うように形成したダクト20aが、制御回路19の外周に上方に向かって端部に、電源部18の空気を吸込む為の吸込み口20bを設けて形成されている。これにより、吸込み口20bを介して、電源部18と、開口部17aが連通される。なお、吸込み口20bは、制御回路19の下端から上端までの間で、任意の位置に設けることができるとともに、発熱部品14の近傍に設けることもできる。
以上のように、圧縮機(図示せず)の運転による熱や発熱部品14を始めとする制御回路19の発熱により電源板17内に溜まった熱は、ファン7の回転により電源BOX20の吸込み口20bから吸引され、ダクト20aを通って電源板17の開口部17aから排出され、室外ユニット1外へ排出される。
また、雨天時や清掃によりファン7に付着した雨水等の水滴がファン7の回転により飛散した場合は、電源板17の開口部17aには侵入するものの、ダクト20aにより遮断され、電源板17内部へ侵入することはない。また、吸込み口20bは任意の位置に設けることが可能であるため設計裕度が向上するとともに効率よく温度上昇を抑制することができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態における空気調和機の室外ユニットの電源BOXの斜視図である。なお、上記第1の実施の形態における空気調和機の室外ユニットと同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
図4は、本発明の第2の実施の形態における空気調和機の室外ユニットの電源BOXの斜視図である。なお、上記第1の実施の形態における空気調和機の室外ユニットと同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態では、図4に示すように、電源BOX20に設けたダクト20aの端部の吸込み口20b以外の部位にも、電源部18より空気を吸い込むための吸込み口20cを複数設けている。これにより電源板17内部の熱全体を効率よく排出することができる。
以上のように、本発明に係る空気調和機の室外ユニットは、安価な構成で、確実に、しかも簡単に放熱板の冷却効果を損なうことなく電源板内部の温度上昇が抑制できるとともに、電源板内部への水滴の侵入を防止できるので、作業効率が非常に良く製品の品質も向上する。そのため、空気調和機の室外ユニットだけに限らず、放熱が必要なインバーター機器にも適用できる。
8 風回路室
13a 放熱部
14 発熱部品
17 電源板
17a 開口部
18 電源部
19 制御回路
20 電源BOX
20a ダクト
20b、20c 吸込み口
13a 放熱部
14 発熱部品
17 電源板
17a 開口部
18 電源部
19 制御回路
20 電源BOX
20a ダクト
20b、20c 吸込み口
Claims (5)
- 風回路室と電源部とを仕切ると共に、一部に前記風回路室と前記電源部とを連通する開口部を具備した電源板と、前記電源板に設けられ制御回路を内蔵する電源BOXと、前記電源BOXに設けられると共に前記電源部と前記開口部を連通するダクトとを備えたことを特徴とする空気調和機の室外ユニット。
- 開口部を、電源BOX内の制御回路よりも下方に配したことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外ユニット。
- ダクトを、制御回路の外周に配したことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機の室外ユニット。
- ダクトの端部に、電源部の空気を吸込むための吸込み口を設け、前記吸込み口を制御回路の発熱部品の近傍に配したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和機の室外ユニット。
- ダクトの端部以外の部位にも吸込み口を設けたことを特徴とする請求項4に記載の空気調和機の室外ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007267605A JP2009097743A (ja) | 2007-10-15 | 2007-10-15 | 空気調和機の室外ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007267605A JP2009097743A (ja) | 2007-10-15 | 2007-10-15 | 空気調和機の室外ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009097743A true JP2009097743A (ja) | 2009-05-07 |
Family
ID=40700919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007267605A Pending JP2009097743A (ja) | 2007-10-15 | 2007-10-15 | 空気調和機の室外ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009097743A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021054464A1 (ja) * | 2019-09-18 | 2021-03-25 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍装置の室外機 |
WO2022239336A1 (ja) * | 2021-05-13 | 2022-11-17 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 室外機 |
-
2007
- 2007-10-15 JP JP2007267605A patent/JP2009097743A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021054464A1 (ja) * | 2019-09-18 | 2021-03-25 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍装置の室外機 |
JP2021046973A (ja) * | 2019-09-18 | 2021-03-25 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍装置の室外機 |
WO2022239336A1 (ja) * | 2021-05-13 | 2022-11-17 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 室外機 |
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