JP2001238547A - 植物茎誘引用クリップ - Google Patents

植物茎誘引用クリップ

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JP2001238547A
JP2001238547A JP2000052891A JP2000052891A JP2001238547A JP 2001238547 A JP2001238547 A JP 2001238547A JP 2000052891 A JP2000052891 A JP 2000052891A JP 2000052891 A JP2000052891 A JP 2000052891A JP 2001238547 A JP2001238547 A JP 2001238547A
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Ryo Onoe
凉 尾上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく、縦紐のみならず、横紐に
も留め代を長くとることのできる植物茎誘引用クリップ
を提供する。 【解決手段】 茎を支持する半円状の茎支持部1a,2
aと摘み部1b,2bとを連設した一対の第1及び第2
の挟持片1,2を、中間部に形成したヒンジ部3で開閉
自在に一体成形し、第1及び第2の挟持片1,2の半円
状の茎支持部1a,2aの背部に茎支持部に対して閉方
向に弾性力を与えるC字状バネ4の端部を係止し、第1
及び第2の挟持片のヒンジ部3よりも茎支持部側の対向
面に、両挟持片が閉じたときに互いに嵌合する紐係止用
突条部1eと長方形状開口部2eを形成した植物茎誘引
用クリップ。紐係止用突条部1eの頂部及び長方形状開
口部2eの周壁部には、紐の横滑り防止用歯部1f,2
fが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トマトやナス、キ
ュウリ、メロン、ピーマン等の植物茎を上から吊された
紐や横方向に張られた紐に留めて茎を誘引するクリップ
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、農家(生産者)が、上記の野菜の
茎を誘引する器具としては、支柱による茎の誘引(図
6)と紐を使い茎を吊り上げる方法(図7〜図9)等が
ある。紐と茎を留める紐誘引用資材としては、テープナ
ーや紙テープ、プラスチック製のクリップ等がある。紙
テープやテープナー等は、茎の重量で切れることがある
ために、プラスチック製の誘引用資材を使う農家が増え
てきた。
【0003】現在、プラスチック製誘引用クリップとし
ては、図10や図12〜図15に示すものがあるが、図
10に示すもの(特願平10−289617号)は、一
体成形によりコストを安くしているが、鉄バネ等を使わ
ずに樹脂の弾力性を使い、紐10と茎11を挟むために
長期間使用していると癖がつき、あまくなり、紐と茎を
保持する力が弱くなってくる。
【0004】図12(特願平10−289617号にお
いて従来例として挙げたクリップ)は図10と同じ一体
成形で、コストも安いが、紐を挟む部分が小さいために
作業性に問題があり、ほとんど使用されていない。ま
た、上から垂らす紐と茎は挟むことはできるが、図8、
図9のような横紐に対しては図13(b)のようにな
り、使用できない。
【0005】図14(特公平5−15405号公報)は
図16、図17に示すように、上から垂らした紐と茎を
挟み、茎を吊り上げるために作られたクリップなので、
図8,図9のような横紐には、留めることが困難であ
る。図18(a)のようになり、横紐には留めにくい。
図18(b)のように紐を挟む部分がわずかである。ま
た、プラスチック製の部品2個、金具の部品が2個、計
4個の多くの部品を必要とし、組み立てコストも高くな
り、コスト高である。
【0006】図15(実用新案登録第3018081号
公報)は図14と同じように、図19のように上から垂
らされた紐と茎を挟み茎を吊り上げることを主に作られ
たクリップなので、図8,図9のような横紐には不向き
である。図20(a)のようになり、横紐には留めにく
い。図20(b)のように紐を挟む部分がわずかであ
る。また、プラスチック製の部品を4個、金具バネを1
個、計5個と多くの部品と組み立ての手間でコストが高
くなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が解決
しようとする課題は、部品点数が少なく、縦紐のみなら
ず、横紐にも留め代を長くとることのできる植物茎誘引
用クリップを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の植物茎誘引用クリップは、茎を支持する半
円状の茎支持部と摘み部とを連設した一対の第1及び第
2の挟持片を、中間部に形成したヒンジ部で開閉自在に
一体成形し、前記第1及び第2の挟持片の半円状の茎支
持部の背部に茎支持部に対して閉方向に弾性力を与える
C字状バネの端部を係止し、前記第1及び第2の挟持片
のヒンジ部よりも茎支持部側の対向面に、両挟持片が閉
じたときに互いに嵌合する紐係止用突条部と長方形状開
口部を形成したことを特徴とする。前記紐係止用突条部
の頂部及び長方形状開口部の周壁部に紐の横滑り防止用
歯部を形成したものとすることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
に示す実施例を参照しながら具体的に説明する。図1は
本発明の植物茎誘引用クリップの実施例を示すもので、
(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は底面図であ
る。
【0010】本クリップは、茎を支持する半円状の茎支
持部1aと摘み部1bとを連設した第1の挟持片1と、
同じく茎を支持する半円状の茎支持部2aと摘み部2b
とを連設した第2の挟持片2がヒンジ部3により開閉自
在に一体成形されている。第1及び第2の挟持片1,2
の半円状の茎支持部1a,2aの背部には、茎支持部に
対して閉方向に弾性力を与えるC字状バネ4の端部が係
止する凹溝1c、2cが設けられている。摘み部1b、
2bには、バネ4の中途部が挿通されるバネ用穴1d、
2dが設けられている。
【0011】第1及び第2の挟持片1,2のヒンジ部3
よりも茎支持部1a、2a側の対向面に、両挟持片が閉
じたときに互いに嵌合する紐係止用突条部1eと長方形
状開口部2eが形成されており、紐係止用突条部1eの
頂部及び長方形状開口部2eの周壁部には、紐の横滑り
防止用歯部1f及び2fが形成されている。茎支持部1
aと2aの先端部は、茎支持部が閉じたときに端部が上
下、左右にずれないように、図3に示すように互いに噛
み合う凹凸部1g、2gが形成されている。
【0012】図2に示すように、紐嵌合部Aの歯の部分
B、Cが幅広く、作業性に優れ、クリップを斜めにし横
紐に留めるときもしっかり挟むことができる。第2の挟
持片2には、図1(c)に示すように長方形状開口部2
eがあり、太い紐を挟んでも開口部2eが撓んで開き、
無理なく挟むことができる。
【0013】次に、本実施例のクリップの使用方法につ
いて説明する。本実施例のクリップは、図7のような、
上から垂らされた紐に対しては、図4に示すように簡単
に茎11と紐10を狭むことができる。図8、図9のよ
うな、横に張られた紐等に対しては、図5(a)に示す
ようにも簡単に茎11と紐12を狭むことができ、挟み
代も、図5(b)に示すように充分とることができる。
【0014】最近、大規模農園等では図9のように上か
ら垂らした紐10と横紐12を使い誘引する農園が多く
見られるようになってきた。このように、縦紐10と横
紐12の組み合わせ誘引であっても、本発明のクリップ
は、ワンタッチで対応でき、確実に茎を誘引することが
でき、また資材費のコストも安くなる。
【0015】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば下記の
効果を奏する。 (1)本発明のクリップは、第1及び第2の挟持片のヒ
ンジ部よりも茎支持部側の対向面に、両挟持片が閉じた
ときに互いに嵌合する紐係止用突条部と長方形状開口部
を形成下ので、上から垂らされた紐や、横に張られた紐
等にも簡単に茎と紐を狭むことができ、外れにくい。 (2)プラスチック製の本体と、金属バネの2個の部品
でできているため、組み立てコストも安く、生産者に誘
引用クリップを安く提供できる。 (3)紐係止用突条部の頂部及び長方形状開口部の周壁
部に紐の横滑り防止用歯部を形成したことにより、ビニ
ール紐等を挟んで茎を誘引するとき、茎の重量によっ
て、クリップの紐挟み部から紐が外れにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の植物茎誘引用クリップの実施例を示
すもので、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は
底面図である。
【図2】 紐挟み部の拡大図である。
【図3】 挟持片先端部の端面図である。
【図4】 本発明の実施例により、上から垂らされた紐
に茎を留めている状態を示す斜視図である。
【図5】 本発明の実施例により、横紐に茎を留めてい
る状態を示す斜視図及び断面図である。
【図6】 従来の、支柱による茎の誘引方法の説明図で
ある。
【図7】 従来の、上から垂らされた紐による誘引方法
の説明図である。
【図8】 従来の、横紐による誘引方法の説明図であ
る。
【図9】 従来の、縦紐と横紐による誘引方法の説明図
である。
【図10】 従来の誘引クリップの使用状態を示す説明
図である。
【図11】 図10の従来品における横紐との止め方の
説明図である。
【図12】 他の従来品の平面図及び正面図である。
【図13】 図12の従来品の使用状態を示す説明図で
ある。
【図14】 従来のクリップを示す斜視図である。
【図15】 従来のクリップを示す平面図である。
【図16】 図14の実施例の使用状態を示す説明図で
ある。
【図17】 従来品の使用状態を示す説明図である。
【図18】 従来品の使用状態を示す説明図である。
【図19】 従来品の使用状態を示す説明図である。
【図20】 従来品の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 第1の挟持片、1a 茎支持部、1b 摘み部、1
c 凹溝、1d バネ用穴、1e 紐係止用突条部、1
f 歯部、1g 凹凸部 2 第2の挟持片、2a 茎支持部、2b 摘み部、2
c 凹溝、2d バネ用穴、2e 長方形状開口部、2
f 歯部、2g 凹凸部 3 ヒンジ部、4 C字状バネ、10 縦紐、11
茎、12 横紐

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茎を支持する半円状の茎支持部と摘み部
    とを連設した一対の第1及び第2の挟持片を、中間部に
    形成したヒンジ部で開閉自在に一体成形し、前記第1及
    び第2の挟持片の半円状の茎支持部の背部に茎支持部に
    対して閉方向に弾性力を与えるC字状バネの端部を係止
    し、前記第1及び第2の挟持片のヒンジ部よりも茎支持
    部側の対向面に、両挟持片が閉じたときに互いに嵌合す
    る紐係止用突条部と長方形状開口部を形成したことを特
    徴とする植物茎誘引用クリップ。
  2. 【請求項2】 紐係止用突条部の頂部及び長方形状開口
    部の周壁部に紐の横滑り防止用歯部を形成したことを特
    徴とする請求項1記載の植物茎誘引用クリップ。
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