JP2001238325A - ハーネスプロテクタの固定部構造 - Google Patents

ハーネスプロテクタの固定部構造

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JP2001238325A
JP2001238325A JP2000045754A JP2000045754A JP2001238325A JP 2001238325 A JP2001238325 A JP 2001238325A JP 2000045754 A JP2000045754 A JP 2000045754A JP 2000045754 A JP2000045754 A JP 2000045754A JP 2001238325 A JP2001238325 A JP 2001238325A
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JP
Japan
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mounting
harness
harness protector
mounting frame
locking
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Pending
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JP2000045754A
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Inventor
Hisayasu Tsujino
尚保 辻野
Tetsuya Fujita
哲也 藤田
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハーネスプロテクタを固定体(被取付体)
に止着するときの止着応力を軽減して止着作業の円滑性
を向上せしめると共にその止着保持力を高めること。 【解決手段】 ワイヤハーネス14を収容保持するワイ
ヤハーネス収納保持部13と、該ワイヤハーネス収納保
持部13と一体に形成され、かつ固定体19に取付けら
れる取付基板部12を有する樹脂製のハーネスプロテク
タ11において、上記取付基板部12の取付面に、該取
付面に対して直交方向へ起立する取付枠20を一体成形
すると共に該取付枠20の一部と、取付基板部12との
間に、該取付枠20の一部を取付基板部12の取付面と
平行方向へ可撓弾性を保有せしめるための切欠き21を
設け、さらに該可撓弾性が保有された取付枠20の側面
部分に、上記固定体19に係止せしめるための係止爪2
2を突設せしめた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハーネスプロテク
タを被取付体に固定するための固定部構造であって、特
にそのハーネスプロテクタを固定体(被取付体)に止着
するときの止着応力を軽減して止着作業の円滑性を向上
せしめると共にその止着保持力を高めることができるハ
ーネスプロテクタの固定部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車ワイヤハーネスを車体の所
定位置に沿って配索するとき、そのワイヤハーネスの絶
縁被覆を損傷しないように保護しながら、そのワイヤハ
ーネスを配置固定するための部品として、樹脂製のハー
ネスプロテクタを使用することが一般的である。そして
かかる樹脂製ハーネスプロテクタには多種多様のものが
あり、その中でワイヤハーネスを挿通(結束)保持した
ハーネスプロテクタを車体等の固定体に止着せしめるた
めの止着部を一体に具備してなる従来のハーネスプロテ
クタとして、例えば図7、図8で示す構成のものがあ
る。
【0003】この従来例の主要構造は、取付基板部1の
辺縁に沿って略L字状に形成される逆向き樋形状のハー
ネスガイド溝2が一体形成されており、さらにこのガイ
ド溝には、その開口部を閉塞せしめるための蓋板3が係
止爪手段4により着脱自在に係止することができるよう
に構成されている。
【0004】また上記取付基板1の裏側には、この取付
基板1を例えば車体等の固定体5に固定位置決めするた
めの取付枠6が取付基板1と一体に形成されており、さ
らにこの取付枠6の外側面には、上記固定体5に形成さ
れている係止段部7と係止してハーネスプロテクタ全体
を固定体5に止着せしめるための係止爪8が形成されて
いる。
【0005】従って上記ハーネスプロテクタの取付枠6
を固定体5に嵌合させた後、係止爪8を係止段部7に係
止させることで、そのハーネスプロテクタを固定体5に
止着せしめることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ハーネ
スプロテクタの取付基板部1の裏面から起立形成される
取付枠6の起立基部6Aは、図9で示すようにその取付
基板部1の裏面に対して一体に形成していることから、
取付基板部1と一体である取付枠6の可撓弾性が不足し
て、係止爪8と係止段部7との係脱操作時において取付
枠6の起立基部6Aに応力的に無理が生じ、取付基板部
1と取付枠6間で破損、塑性変形されやすい。
【0007】つまり係止爪8と係止段部7との係脱操作
性を高めるために、上記取付枠6の起立基部6Aにおけ
る可撓弾性を増大させれば係止爪8と係止段部7との係
止保持力が弱められて止着の信頼性が低下する。また係
止爪8と係止段部7との係止保持力を高めるために特に
取付枠起立基部6Aの剛性を高めればその取付枠6を固
定体5に嵌入するときの負荷力が増大し、ハーネスプロ
テクタの固定体5への取付作業性が著しく損なわれるば
かりでなく、その取付枠6又は取付基板部1を破損する
原因となる。
【0008】本発明はかかる事実に着目してなされたも
ので、ハーネスプロテクタを固定体に着脱せしめるとき
の負荷応力を軽減せしめることが可能な止着構造となし
て、固定体へのハーネスプロテクタの止着作業性と取り
外し作業性を高めると共に、そのハーネスプロテクタの
固定体への止着時においては、その止着保持力を十分に
確保できる止着構造を具備せしめたハーネスプロテクタ
固定部構造の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1では、ワイヤハーネスを収容保持す
るワイヤハーネス収納保持部と、該ワイヤハーネス収納
保持部と一体に形成され、かつ固定体に取付けられる取
付基板部を有する樹脂製ハーネスプロテクタにおいて、
上記取付基板部の取付面に、該取付面に対して直交方向
へ起立する取付枠を一体成形すると共に該取付枠の一部
と、取付基板部との間に、該取付枠の一部を取付基板部
の取付面と平行方向へ可撓弾性を保有せしめるための切
欠きを設け、さらに該可撓弾性が保有された取付枠の側
面部分に、上記固定体に係止せしめるための係止爪を突
設せしめたハーネスプロテクタの固定部構造であること
を特徴としている。
【0010】そしてこの請求項1に記載されているハー
ネスプロテクタ固定部構造によれば、ハーネスプロテク
タを固定体に取付けるとき、又は固定体から取り外すと
きのハーネスプロテクタ着脱作業が円滑にできると共
に、そのハーネスプロテクタの固定体への止着保持力が
確保できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施の
形態に基いて詳細に説明する。先ず図1乃至図3におい
て構成を説明する。
【0012】11は本実施の形態である樹脂製のハーネ
スプロテクタを示し、このハーネスプロテクタ11は、
平板状の取付基板部12と、該取付基板部12の略L字
状辺縁に沿って一体に形成され、かつ断面略逆U字形に
形成された逆樋形状のワイヤハーネス収納保持部13が
取付基板部12と一体に形成されている。
【0013】上記ワイヤハーネス収納保持部13内に
は、ワイヤハーネス(電線束)14を収容ガイドさせる
ことができ、そのワイヤハーネス収納保持部13内に収
容ガイドされたワイヤハーネス14は、ワイヤハーネス
収納保持部13の開口部に被着される蓋板15により、
その収容が保持される。この蓋板15の両辺縁には、ワ
イヤハーネス収納保持部13の両側所定位置に形成され
ているそれぞれの係止孔16と係止されるそれぞれの係
止片17を有し、それら係止片17と係止孔16との係
止作用により、ワイヤハーネス収納保持部13の開口部
は蓋板15で閉塞維持され、ワイヤハーネス14のワイ
ヤハーネス収納保持部13からの脱落が防止されてい
る。
【0014】18は取付基板部12と一体に板面と平行
方向へ支出形成されている結束維持片であって、この結
束維持片18に沿って位置されるワイヤハーネス14を
テーピング等の結束手段で、ワイヤハーネス14と結束
維持片18とを共締めすることで、ワイヤハーネス14
のハーネスプロテクタ11相互の位置ずれを防止するこ
とができる。
【0015】上記取付基板部12の取付面(逆U字形で
あるワイヤハーネス収納保持部13の突出方向と反対側
の面)には、ハーネスプロテクタ11を、例えば車体等
の固定体19に嵌合係止せしめるための取付枠20が取
付基板部12と一体に樹脂形成されている。この取付枠
20は取付基板部12の板面に対して直交方向へ起立す
る囲い形状の起立壁で形成されている。
【0016】この囲い形状の取付枠20の全長が取付基
板部12の板面と一体に結合されている場合は、その取
付枠20の厚さ方向に対しての可撓弾性を期待すること
ができないので、この実施の形態にあっては取付基板部
12の所望部分に、取付枠20の基部20Aと取付基板
部12とを断絶して、その取付枠20の所望部分に、取
付枠20の厚さ方向に可撓弾性を保有せしめるための切
欠き21を設けている。
【0017】そして上記切欠き21により可撓弾性が有
せられる取付枠20部分の外側面に、上記固定体19に
形成されている係止段部23と係止し得る係止爪22を
一体形成している。
【0018】以上が本実施の形態であるが、次にその作
用について述べると、本実施の形態によるハーネスプロ
テクタ11を車体等の固定体19に止着せしめるには、
そのハーネスプロテクタ11に形成されている取付枠2
0を、固定体19内へ嵌合させる。この取付枠20の嵌
合操作時に取付枠20の外側面に形成されている係止爪
22は、図4、図5で示すように取付枠20の内方に押
圧されるが、この係止爪22と一体の取付枠20は、切
欠き21によりその取付枠20の厚さ方向へ撓まれされ
ることが容易であり、しかもその撓み量は切欠き幅
(A)に応じて必要十分に撓み得ることから、その取付
枠20を固定体19内へ円滑に嵌合せしめることができ
る。
【0019】そしてその取付枠20を固定体19に対し
て完全嵌合させた時点で、その取付枠20に設けられて
いる係止爪22が固定体19に設けられている係止段部
23と係止し、これにより固定体19に対してのハーネ
スプロテクタ11の止着が完了する。
【0020】このように、上記実施の形態によるハーネ
スプロテクタ11にあっては、そのハーネスプロテクタ
11と一体に形成されている取付枠20の係止爪22形
成部分が切欠き21により十分な可撓弾性を保有してい
ることから、係止爪22と固定体19との接圧力に抗し
てハーネスプロテクタ11を円滑に嵌合操作せしめるこ
とができる。
【0021】かくして固定体19に設けられている係止
段部23に係止された係止爪22は、取付枠20の弾性
復元力により、その係止力が維持され、これによって固
定体19に対してのハーネスプロテクタ11の止着が確
保される。
【0022】また上記取付枠20と取付基板部12との
間に形成した切欠き21の切欠き幅(A)を適宜設定す
ることによりハーネスプロテクタ11の固定体への嵌合
負荷を軽減し、その嵌合操作性を高めることができると
共に、ハーネスプロテクタ11と固定体19との止着の
確実性を高めることができる。
【0023】また、図6は、固定体19に止着されてい
たハーネスプロテクタ11の係止爪22を係止段部23
から離脱するときの作用説明図であって、このハーネス
プロテクタ11の離脱時における取付枠20の動作は、
その取付枠20の側面が取付基板部12の板面に対して
傾斜するように動作して係止爪22と係止段部23との
係止が解除される。このために係止爪22と係止段部2
3との係止保持力は高められる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明のハーネスプロ
テクタ固定部構造によれば、ハーネスプロテクタを固定
体に止着せしめるときの止着作業を円滑に行うことがで
きるので、該ハーネスプロテクタの止着作業性が大幅に
改善され、さらには固定体に止着された後のハーネスプ
ロテクタの止着保持力が確保され、止着信頼性に優れた
固定部構造が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなるハーネスプロテクタの実施の形
態を示す正面図。
【図2】本発明よりなるハーネスプロテクタの実施の形
態を示す上面図。
【図3】本発明よりなるハーネスプロテクタの実施の形
態を示す側面図。
【図4】本発明よりなるハーネスプロテクタの実施の形
態を示す要部拡大正面図。
【図5】図4における(イ)−(イ)線断面図。
【図6】本発明よりなるハーネスプロテクタの実施の形
態を示す離脱時の作用説明図。
【図7】従来のハーネスプロテクタを示す正面図。
【図8】従来のハーネスプロテクタを示す上面図。
【図9】従来のハーネスプロテクタの係止作用説明図。
【符号の説明】
11…ハーネスプロテクタ 12…取付基板部 13…ワイヤハーネス収納保持部 14…ワイヤハーネス 15…蓋板 16…係止孔 17…係止片 18…結束維持片 19…固定体 20…取付枠 21…切欠き 22…係止爪 23…係止段部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネス(14)を収容保持する
    ワイヤハーネス収納保持部(13)と、該ワイヤハーネ
    ス収納保持部(13)と一体に形成され、かつ固定体
    (19)に取付けられる取付基板部(12)を有する樹
    脂製のハーネスプロテクタ(11)において、上記取付
    基板部(12)の取付面に、該取付面に対して直交方向
    へ起立する取付枠(20)を一体成形すると共に該取付
    枠(20)の一部と、取付基板部(12)との間に、該
    取付枠(20)の一部を取付基板部(12)の取付面と
    平行方向へ可撓弾性を保有せしめるための切欠き(2
    1)を設け、さらに該可撓弾性が保有された取付枠(2
    0)の側面部分に、上記固定体(19)に係止せしめる
    ための係止爪(22)を突設せしめたことを特徴とする
    ハーネスプロテクタの固定部構造。
JP2000045754A 2000-02-23 2000-02-23 ハーネスプロテクタの固定部構造 Pending JP2001238325A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113883706A (zh) * 2021-10-26 2022-01-04 中国电子系统工程第三建设有限公司 一种空调机组传感器和线缆预制的模块化安装组件

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