JP2001237619A - 積層型誘電体共振器 - Google Patents

積層型誘電体共振器

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JP2001237619A
JP2001237619A JP2000043444A JP2000043444A JP2001237619A JP 2001237619 A JP2001237619 A JP 2001237619A JP 2000043444 A JP2000043444 A JP 2000043444A JP 2000043444 A JP2000043444 A JP 2000043444A JP 2001237619 A JP2001237619 A JP 2001237619A
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electrode
resonance electrodes
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隆己 平井
Yasuhiko Mizutani
靖彦 水谷
Kazuyuki Mizuno
和幸 水野
Goji Noguchi
剛司 野口
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Soshin Electric Co Ltd
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Soshin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造時に積層ずれ等が生じても、特性変動が少
なく、再現性が良好となり、複数の共振電極を積層方向
に重ねて共振器を構成することによる効果(高Q値、小
型化、高性能)を最大限に発揮させる。 【解決手段】第1及び第2の内層アース電極18A及び
18B間に、第1及び第3の共振電極16A及び16C
における各幅広の部分20A及び20Cを形成し、更
に、これら幅広の部分20A及び20Cの間に、幅Wが
一定で、かつ、幅広の部分20A及び20Cよりも狭い
幅Wを有する第2の共振電極16Bの開放端部分20B
を介在させて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数百MHz〜数G
Hzのマイクロ波帯において共振回路を構成する積層型
誘電体共振器に関し、特に、バンドパスフィルタやデュ
プレクサ、発振器等に好適に利用され得る小型で、低損
失な積層型誘電体共振器に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、携帯電話等の無線通信システムの
多様化に伴い、積層型誘電体フィルタに対して、小型
化、低損失化の要請が強くなってきている。
【0003】積層型誘電体フィルタの低損失化を実現さ
せるためには、該積層型誘電体フィルタを構成している
積層型誘電体共振器の無負荷Qを向上させる必要があ
る。共振回路の無負荷Qは、主に誘電体基板の誘電体に
よる損失(誘電体損)と共振電極による損失(導体損)
とによって決まるが、一般に、マイクロ波帯以下の低周
波帯では、誘電体損よりも導体損の方が無負荷Qに対し
て支配的である。
【0004】従って、積層型誘電体フィルタの低損失化
を実現させて無負荷Qを向上させるためには、 (1)共振電極を形成する導体材料の比抵抗を小さくす
ること。 (2)共振電極の幅や厚みを大きくすること。 が考えられる。
【0005】しかしながら、上述の(1)比抵抗を小さ
くすることは、材料、コスト面で限界が生じるおそれが
あり、(2)共振電極の寸法を大きくすることは、該積
層型誘電体共振器を有する電子部品が大型化するという
問題がある。
【0006】従来では、例えば図7に示すように、複数
の誘電体層S1〜S6を積層して構成された誘電体基板
100内に共振電極102A〜102Cを形成する場合
において、一主面に共振電極102A〜102Cがそれ
ぞれ形成された複数枚の誘電体層S3〜S5を多数重ね
ることにより、無負荷Qを向上させる方法が提案されて
いる(例えば特開平4−43703号公報参照)。
【0007】更に、部品形状を小型化するために、内層
アース電極104A及び104Bを共振電極102A〜
102Cの開放端に配置することで同一の共振周波数を
得る場合でも共振電極102A〜102Cを短縮するよ
うにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造の共振器でフィルタを形成すると、同一形状の共振電
極102A〜102Cを積層状に重ねているため、製造
時のずれによって、見かけ上、共振電極102A〜10
2Cの開放端の面積が広くなり、内層アース電極104
A及び104Bと共振電極102A〜102Cの開放端
で形成される静電容量が増加してしまい、所望の共振周
波数よりも低くなる。
【0009】このことを図8を参照しながら説明する
と、まず、理想的なかたちとして、例えば3枚の共振電
極102A〜102Cを各中心位置を一致させて高精度
に形成した場合においては、共振電極の開放端と内層ア
ース電極間で形成される静電容量は、第1の共振電極1
02Aの開放端と第1の内層アース電極104A間に形
成される容量C1と、第3の共振電極102Cの開放端
と第2の内層アース電極104B間に形成される容量C
2となる。
【0010】ところが、実際の製造においては、共振電
極102A〜102Cの積層ずれ等が生じるため、例え
ば第2の共振電極102Bが第1の共振電極102Aよ
りも横方向や縦方向にずれて形成される場合がある。こ
のような場合、そのはみ出た部分と第1及び第2の内層
アース電極104A及び104Bとで静電容量C3及び
C4が形成されてしまい、この静電容量C3及びC4が
前記容量C1及びC2に付加されたかたちとなる。
【0011】その結果、内層アース電極と共振電極の開
放端で形成される静電容量が実質的に増加し、設計上、
求められる所望の共振周波数よりも低くなる。共振電極
の積層ずれ等は、ロット間でばらついたり、各共振器間
でばらつくことから、一定の特性を有する共振器を得る
ことが困難になる。即ち、再現性が悪くなるという問題
がある。
【0012】これを解決するためには、高精度に共振電
極を形成する必要があり、コストが高騰するおそれがあ
る。
【0013】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、製造時に積層ずれ等が生じても、特性変
動が少なく、再現性の良好な積層型誘電体共振器を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の誘電体
層が積層されて構成された誘電体基板内に複数の共振電
極が前記誘電体層を間に挟んで積層方向に重ねられて構
成された積層型誘電体共振器において、少なくとも3枚
以上の共振電極が重ねられ、これら共振電極のうち、積
層形態上、外側に位置する共振電極の少なくとも一部が
他の共振電極よりも幅広に形成されていることを特徴と
する。
【0015】これにより、製造時に積層ずれ等があって
も、積層形態上、外側に位置する共振電極から他の共振
電極がはみ出ることがなくなり、該他の共振電極の開放
端に基づく寄生容量(浮遊容量)の形成がなくなる。
【0016】このように、本発明に係る積層型誘電体共
振器は、製造時において、複数の共振電極に積層ずれが
生じても、特性変動を少なくすることができ、複数の共
振電極を積層方向に重ねて共振器を構成することによる
効果(高Q値、小型化、高性能)を最大限に発揮させる
ことができる。
【0017】そして、前記複数の共振電極を各中心位置
が互いに一致するように積層する際に生じる積層ずれ量
が、前記他の共振電極に対する前記外側に位置する共振
電極のはみ出し量よりも小さくすることが好ましい。
【0018】また、前記誘電体基板内において、前記外
側に位置する共振電極と前記誘電体層を間に挟んで重な
る内層アース電極を有するようにしてもよい。この場
合、前記複数の共振電極が積層されて構成される共振器
本体を間に挟むように複数の内層アース電極が形成さ
れ、前記複数の内層アース電極に最も近接した位置にあ
る複数の共振電極における少なくとも一部が他の共振電
極よりも幅広に形成されていることが好ましい。
【0019】これにより、積層型誘電体共振器の製造時
に、複数の共振電極に積層ずれ等が生じても、内層アー
ス電極と容量を形成するのは、外側に位置する共振電極
だけとなり、所望の共振周波数を容易に得ることがで
き、再現性が良好となる。
【0020】そして、前記複数の内層アース電極に最も
近接した位置にある複数の共振電極において、少なくと
も前記内層アース電極と重なる部分を幅広に形成するこ
とが好ましい。即ち、前記内層アース電極と重なってい
ない部分の一部を他の部分よりも幅狭に形成する。この
場合、内層アース電極に最も近接した位置にある複数の
共振電極と内層アース電極間に形成される静電容量が大
きくなるため、共振電極の更なる短縮化を図ることがで
き、積層型誘電体共振器の小型化に有利となる。
【0021】特に、前記複数の内層アース電極に最も近
接した位置にある複数の共振電極において、前記内層ア
ース電極と重なる部分の一部を他の部分よりも幅広に形
成することが好ましい。この場合、幅広の部分が完全に
内層アース電極に含まれる形態となるため、内層アース
電極に最も近接した位置にある複数の共振電極に積層ず
れ等があっても、内層アース電極間に形成される静電容
量値は変化しない。
【0022】しかも、内層アース電極に最も近接した位
置にある複数の共振電極と内層アース電極との間に形成
される静電容量は、幅広の部分によって支配されるた
め、内層アース電極と重なる幅狭の他の部分から他の共
振電極がはみ出たとしても、容量の増加は非常に小さい
ものとなり、特性変動はほとんど生じない。
【0023】なお、前記複数の内層アース電極に最も近
接した位置にある複数の共振電極以外の前記他の共振電
極は、該内層アース電極と重なる部分の一部が他の部分
よりも幅広に形成されていてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る積層型誘電体
共振器の実施の形態例を図1〜図6を参照しながら説明
する。
【0025】本実施の形態に係る積層型誘電体共振器1
0は、図1に示すように、複数の誘電体層(S1〜S
6)が積層、焼成一体化されて構成され、図2に示すよ
うに、側面にアース電極12が形成された誘電体基板1
4を有する。図1では、第1〜第6の誘電体層S1〜S
6を順次積層して誘電体基板14を構成した例を示す。
誘電体層S1〜S6の積層枚数はあくまでも一例であ
り、また、これら第1〜第6の誘電体層S1〜S6はそ
れぞれ1枚あるいは複数枚の層にて構成される。
【0026】更に、この実施の形態に係る積層型誘電体
共振器10においては、第3〜第5の誘電体層S3〜S
5の各一主面にそれぞれ共振電極(第1〜第3の共振電
極16A〜16C)が形成され、第2及び第6の誘電体
層S2及びS6の各一主面にそれぞれ内層アース電極1
8A及び18Bが形成されている。各内層アース電極1
8A及び18Bは、図2に示すように、第1及び第3の
共振電極16A〜16Cの各開放端とそれぞれ静電容量
C1及びC2が形成される位置に配されている。
【0027】また、第1〜第3の共振電極16A〜16
Cを1/4波長の共振電極とした場合は、図2に示すよ
うに、誘電体基板14の側面のうち、第1〜第3の共振
電極16A〜16Cの各一端を誘電体基板14の側面に
形成されたアース電極12と短絡させた構造が採用され
る。
【0028】そして、この実施の形態においては、図1
に示すように、3枚の共振電極16A〜16Cのうち、
各内層アース電極18A及び18Bに近接する第1及び
第3の共振電極16A及び16Cの開放端部分20A及
び20Cが幅広に形成されている。図3に示すように、
各幅広の部分20A及び20Cは平面的にそれぞれ内層
アース電極18A及び18Bに完全に含まれた形態とな
っている。一方、第2の共振電極16Bは、幅Wが一定
の短冊状に形成されており、該幅Wは、第1及び第3の
共振電極16A及び16Cにおける幅広部分20A及び
20C以外の部分の幅とほぼ同じとされている。
【0029】即ち、第1及び第2の内層アース電極18
A及び18B間には、第1及び第3の共振電極16A及
び16Cにおける各幅広の部分20A及び20Cが存在
し、更に、これら幅広の部分20A及び20Cの間に、
幅Wが一定で、かつ、幅広の部分20A及び20Cより
も狭い幅Wを有する第2の共振電極16Bの開放端部分
20Bが介在されたかたちとなっている。
【0030】更に、第2の共振電極16Bの形成におい
ては、第2の共振電極16Bの開放端22Bが、第1及
び第3の共振電極16A及び16Cの開放端22A及び
22Cよりも短絡端寄りに位置するように形成されてい
る。
【0031】そして、理想的なかたちとして、図3に示
すように、第1〜第3の共振電極16A〜16Cを各中
心位置を一致させて形成した場合を想定し、第2の共振
電極16Bの側端から第1の共振電極16A(又は第3
の共振電極16C)の側端までの間隔をA、並びに第2
の共振電極16Bの開放端22Bから第1の共振電極1
6A(又は第3の共振電極16C)の開放端22A(又
は22C)までの間隔をB、図4に示すように、これら
3枚の共振電極16A〜16Cを各中心位置が互いに一
致するように積層する際に生じる積層ずれ量をCとした
とき、A>C及びB>Cを満足するようになっている。
【0032】このように、本実施の形態に係る積層型誘
電体共振器10においては、第1及び第2の内層アース
電極18A及び18Bに最も近接した位置にある第1及
び第3の共振電極16A及び16Cにおける開放端部分
20A及び20Cを第2の共振電極16Bの開放端部分
20Bよりも幅広に形成するようにしたので、積層型誘
電体共振器10の製造時に、第1〜第3の共振電極16
A〜16Cに積層ずれ等が生じても、第1及び第2の内
層アース電極18A及び18Bと容量C1及びC2を形
成するのは、第1及び第3の共振電極16A及び16C
だけとなり、所望の共振周波数を容易に得ることがで
き、再現性が良好となる。
【0033】換言すれば、本実施の形態に係る積層型誘
電体共振器10においては、その製造時に、第1〜第3
の共振電極16A〜16Cに積層ずれ等が生じても、特
性変動を少なくすることができ、複数の共振電極16A
〜16Cを積層方向に重ねて積層型誘電体共振器10を
構成することによる効果(高Q値、小型化、高性能)を
最大限に発揮させることができる。
【0034】特に、この実施の形態では、第1及び第3
の共振電極16A及び16Cの各開放端部分20A及び
20Cを他の部分よりも幅広に形成しているため、第1
の内層アース電極18Aと第1の共振電極16A間の静
電容量C1並びに第2の内層アース電極18Bと第3の
共振電極16C間の静電容量C2を共に大きくすること
ができ、その結果、共振電極16A〜16Cの更なる短
縮化を図ることができ、積層型誘電体共振器10の小型
化に有利となる。
【0035】また、この実施の形態では、第1及び第3
の共振電極16A及び16Cのうち、幅広とされた開放
端部分20A及び20Cが完全に第1及び第2の内層ア
ース電極18A及び18Bに含まれる形態となるため、
第1及び第3の共振電極16A及び16Cが第1及び第
2の内層アース電極18A及び18Bに対して積層ずれ
等があっても、第1の内層アース電極18Aとの間に形
成される静電容量C1の値並びに第2の内層アース電極
18Bとの間に形成される静電容量C2の値は共に変化
しない。
【0036】しかも、これら静電容量C1及びC2は、
幅広とされた開放端部分20A及び20Cによって支配
されるため、図4に示すように、第1の共振電極16A
及び第3の共振電極16Cのうち、第1及び第2の内層
アース電極18A及び18Bと重なる幅狭の部分から第
2の共振電極16Bがはみ出たとしても(斜線Gで示
す)、静電容量C1及びC2の値の増加は非常に小さい
ものとなり、特性変動はほとんど生じない。
【0037】上述の例では、第2の共振電極16Bとし
て幅Wが一定とされた共振電極を形成した例を示した
が、その他、図5に示す第1の変形例に係る積層型誘電
体共振器10aのように、第2の共振電極16Bの開放
端部分20Bを幅広に形成するようにしてもよい。
【0038】この場合、第2の共振電極16Bにおける
開放端部分20Bの側端から第1の共振電極16A(又
は第3の共振電極16C)における開放端部分20A
(又は20C)の側端までの間隔をD、第2の共振電極
16Bの開放端22Bから第1の共振電極16A(又は
第3の共振電極16C)の開放端22A(又は22C)
までの間隔をE、第2の共振電極16Bにおける開放端
部分20Bの短絡端側の端部から第1の共振電極16A
(又は第3の共振電極16C)の開放端部分20A(又
は20C)の短絡端側の端部までの間隔をFとし、これ
ら3枚の共振電極16A〜16Cを各中心位置が互いに
一致するように積層する際に生じる積層ずれ量をCとし
たとき、D>C、E>C及びF>Cを満足することが好
ましい。
【0039】また、図6に示す第2の変形例に係る積層
型誘電体共振器10bのように、第1及び第3の共振電
極16A及び16Cにおける幅広とされた各開放端部分
20A及び20Cが第1及び第2の内層アース電極18
A及び18Bから一部はみ出すように形成するようにし
てもよい。
【0040】また、上述の例では、誘電体基板14内に
3枚の共振電極16A〜16Cを形成するようにした
が、誘電体基板14内に4枚以上の共振電極を形成する
ようにしてもよい。この場合、第1及び第2の内層アー
ス電極18A及び18Bに近接する2枚の共振電極のみ
に上述の第1及び第3の共振電極16A及び16Cと同
様の構成をもたせ、その他の共振電極に上述の第2の共
振電極16Bと同様の構成をもたせることで、上述と同
様の効果を得ることができる。
【0041】なお、この発明に係る積層型誘電体共振器
は、上述の実施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱
することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんで
ある。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る積層
型誘電体共振器によれば、製造時に積層ずれ等が生じて
も、特性変動が少なく、再現性が良好となり、複数の共
振電極を積層方向に重ねて共振器を構成することによる
効果(高Q値、小型化、高性能)を最大限に発揮させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る積層型誘電体共振器を示す
分解斜視図である。
【図2】本実施の形態に係る積層型誘電体共振器を示す
縦断面図である。
【図3】本実施の形態に係る積層型誘電体共振器におけ
る理想的な積層形態を示す平面図である。
【図4】本実施の形態に係る積層型誘電体共振器におい
て、積層ずれが生じた状態を示す平面図である。
【図5】第1の変形例に係る積層型誘電体共振器を示す
平面図である。
【図6】第2の変形例に係る積層型誘電体共振器を示す
平面図である。
【図7】従来例に係る積層型誘電体共振器を示す斜視図
である。
【図8】従来例に係る積層型誘電体共振器の不具合を説
明するための断面図である。
【符号の説明】
10、10a、10b…積層型誘電体共振器 12…アース電極 14…誘電体基板 16A〜16C…共振電極 18A、18B…
内層アース電極 20A〜20C…開放端部分 22A〜22C…
開放端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 靖彦 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 水野 和幸 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 野口 剛司 長野県佐久市猿久保664−1 双信電機株 式会社内 Fターム(参考) 5J006 HB03 LA02 LA12 LA21 LA25

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の誘電体層が積層されて構成された誘
    電体基板内に複数の共振電極が前記誘電体層を間に挟ん
    で積層方向に重ねられて構成された積層型誘電体共振器
    において、 少なくとも3枚以上の共振電極が重ねられ、 これら共振電極のうち、積層形態上、外側に位置する共
    振電極の少なくとも一部が他の共振電極よりも幅広に形
    成されていることを特徴とする積層型誘電体共振器。
  2. 【請求項2】請求項1記載の積層型誘電体共振器におい
    て、 前記複数の共振電極を各中心位置が互いに一致するよう
    に積層する際に生じる積層ずれ量が、前記他の共振電極
    に対する前記外側に位置する共振電極のはみ出し量より
    も小さいことを特徴とする積層型誘電体共振器。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の積層型誘電体共振器
    において、 前記誘電体基板内に前記外側に位置する共振電極と前記
    誘電体層を間に挟んで重なる内層アース電極を有するこ
    とを特徴とする積層型誘電体共振器。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層
    型誘電体共振器において、 前記複数の共振電極が積層されて構成される共振器本体
    を間に挟むように複数の内層アース電極が形成され、 前記複数の内層アース電極に最も近接した位置にある複
    数の共振電極における少なくとも一部が他の共振電極よ
    りも幅広に形成されていることを特徴とする積層型誘電
    体共振器。
  5. 【請求項5】請求項4記載の積層型誘電体共振器におい
    て、 前記複数の内層アース電極に最も近接した位置にある複
    数の共振電極は、少なくとも前記内層アース電極と重な
    る部分が幅広に形成されていることを特徴とする積層型
    誘電体共振器。
  6. 【請求項6】請求項5記載の積層型誘電体共振器におい
    て、 前記複数の内層アース電極に最も近接した位置にある複
    数の共振電極は、前記内層アース電極と重なっていない
    部分の一部が他の部分よりも幅狭に形成されていること
    を特徴とする積層型誘電体共振器。
  7. 【請求項7】請求項4記載の積層型誘電体共振器におい
    て、 前記複数の内層アース電極に最も近接した位置にある複
    数の共振電極は、前記内層アース電極と重なる部分の一
    部が他の部分よりも幅広に形成されていることを特徴と
    する積層型誘電体共振器。
  8. 【請求項8】請求項4記載の積層型誘電体共振器におい
    て、 前記複数の内層アース電極に最も近接した位置にある複
    数の共振電極以外の前記他の共振電極は、該内層アース
    電極と重なる部分の一部が他の部分よりも幅広に形成さ
    れていることを特徴とする積層型誘電体共振器。
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