JP2001237336A - 半導体素子収納用パッケージ - Google Patents

半導体素子収納用パッケージ

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JP2001237336A
JP2001237336A JP2000048268A JP2000048268A JP2001237336A JP 2001237336 A JP2001237336 A JP 2001237336A JP 2000048268 A JP2000048268 A JP 2000048268A JP 2000048268 A JP2000048268 A JP 2000048268A JP 2001237336 A JP2001237336 A JP 2001237336A
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insulating base
package
wiring layer
heat
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Tetsuo Hirakawa
哲生 平川
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】収容する半導体素子を安定、かつ正常に作動さ
せることができない。 【解決手段】複数の配線層5を有するとともに上面に半
導体素子3が搭載される搭載部1aが形成され、かつ下
面に放熱体10が取着されている絶縁基体1と、蓋体2
とから成り、内部に半導体素子3を収容する半導体素子
収納用パッケージであって、前記絶縁基体1は比誘電率
が7以下のガラスセラミックス焼結体で、配線層5は電
気抵抗率が2.5μΩ・cm以下の金属材料で、放熱体
10はヤング率が100GPa以下のアルミニウム又は
アルミニウムを主成分とする合金で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子を収容
するための半導体素子収納用パッケージに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子を収容するための半導
体素子収納用パッケージは、一般に酸化アルミニウム質
焼結体等の電気絶縁材料から成り、その上面の略中央部
に半導体素子を収容するための凹部及び該凹部周辺から
周縁部にかけて導出されたタングステン、モリブデン、
マンガン等の高融点金属材料から成る配線層を有する絶
縁基体と、半導体素子を外部電気回路に電気的に接続す
るために前記配線層に銀ロウ材等のロウ材を介してロウ
付けされた外部リード端子と、蓋体とから構成されてお
り、絶縁基体の凹部底面に半導体素子を接着剤を介して
接着固定するとともに該半導体素子の各電極をボンディ
ングワイヤを介して配線層に接続し、しかる後、絶縁基
体上面に蓋体をガラス、樹脂、ロウ材等から成る封止材
を介して接合させ、絶縁基体と蓋体とから成る容器内部
に半導体素子を気密に収容することによって製品として
の半導体装置となる。
【0003】また、前記半導体素子収納用パッケージ
は、絶縁基体の下面にタングステン、モリブデン、マン
ガン等の高融点金属材料から成る金属層が被着されてお
り、該金属層に銅等の熱伝導性に優れた金属材料から成
る放熱板を銀ロウ材(BAg−8等)を介しロウ付けし
ておくことによって半導体素子が作動時に発する熱を放
熱板を介し外部(大気中)に良好に放散されるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の半導体素子収納用パッケージにおいては絶縁基体を
形成する酸化アルミニウム質焼結体の比誘電率が9〜1
0(室温1MHz)と高いことから絶縁基体に設けた配
線層を伝わる電気信号の伝搬速度が遅く、そのため信号
の高速伝搬を要求する半導体素子は収容が不可となる欠
点を有していた。
【0005】また絶縁基体に形成されている配線層はタ
ングステンやモリブデン、マンガン等の高融点金属材料
により形成されており、該タングステン等はその電気抵
抗率が5.4μΩ・cm(20℃)以上と高いことから
配線層に電気信号を伝搬させた場合、電気信号に大きな
減衰を生じ、電気信号を正確、かつ確実に伝搬させるこ
とができないという欠点も有していた。
【0006】そこで上記欠点を解消するために絶縁基体
を比誘電率が低く、且つ低温焼成ができ配線層として銅
や銀、金等の電気抵抗率が低い金属材料で形成すること
ができるガラスセラミックス焼結体で形成することが提
案されている。
【0007】かかる絶縁基体をガラスセラミックス焼結
体で形成した半導体素子収納用パッケージは、ガラスセ
ラミックス焼結体の比誘電率が7以下(室温1MHz)
と低いことから絶縁基体に設けた配線層を伝わる電気信
号の伝搬速度を速いものとして信号の高速伝搬を要求す
る半導体素子の収容が可能となる。
【0008】また前記ガラスセラミックス焼結体は低温
焼成(約800℃〜900℃)が可能であることから配
線層に電気抵抗率が低い銅や銀、金を使用することがで
き、その結果、配線層に電気信号を伝搬させた場合、電
気信号に大きな減衰を生じることなく、電気信号を正
確、かつ確実に伝搬させることが可能となる。
【0009】しかしながら、前記絶縁基体をガラスセラ
ミックス焼結体で形成した半導体素子収納用パッケージ
は、ガラスセラミックス焼結体の熱伝導率が約2.5W
/m・K程度と低いため、半導体素子が作動時に大量の
熱を発生した場合、該熱を外部に良好に放散させること
ができず、その結果、半導体素子が該半導体素子自身の
発する熱によって高温となり、半導体素子に熱破壊を招
来させたり、特性に熱変化を来し、正常に作動させるこ
とができなくなるという欠点が誘発されてしまう。
【0010】またこの半導体素子が発する熱の問題に対
し、従来の半導体素子収納用パッケージと同様、ガラス
セラミックス焼結体から成る絶縁基体の下面に銅や銀、
金等の金属材料から成る金属層を被着させておき、該金
属層に熱伝導性に優れた銅から成る放熱板を銀ロウ材
(BAg−8等)を介しロウ付けすることが考えられ
る。
【0011】しかしながら、放熱体を形成する銅はその
熱膨張係数が17ppm/℃、ヤング率が130GPa
であるのに対し、絶縁基体を形成するガラスセラミック
ス焼結体の熱膨張係数は5ppm/℃〜6ppm/℃で
熱膨張係数が大きく相違するため絶縁基体と放熱体の両
者に半導体素子が作動時に発生した熱が印加されると両
者間に大きな熱応力が発生するとともに該熱応力が絶縁
基体に大きく作用して、絶縁基体に割れやクラックが招
来し、その結果、絶縁基体と蓋体とから成る容器の気密
封止が破れ、内部に収容する半導体素子を長期間にわた
り正常、且つ安定に作動させることができないという欠
点が誘発されてしまう。
【0012】本発明は上記諸欠点に鑑み案出されたもの
で、その目的は内部に高速駆動を行う半導体素子を収容
することができ、かつ収容する半導体素子を長期間にわ
たり正常、かつ安定に作動させることができる半導体素
子収納用パッケージを提供することにある。
【0013】
【課題を対決するための手段】本発明は、複数の配線層
を有するとともに上面に半導体素子が搭載される搭載部
が形成され、かつ下面に放熱体が取着されている絶縁基
体と、蓋体とから成り、内部に半導体素子を収容する半
導体素子収納用パッケージであって、前記絶縁基体は比
誘電率が7以下のガラスセラミックス焼結体で、配線層
は電気抵抗率が2.5μΩ・cm以下の金属材料で、放
熱体はヤング率が100GPa以下のアルミニウム又は
アルミニウムを主成分とする合金で形成されていること
を特徴とするものである。
【0014】また本発明は、前記配線層が銅、銀、金の
少なくともl種より形成されていることを特徴とするも
のである。
【0015】本発明の半導体素子収納用パッケージによ
れば、絶縁基体を比誘電率が7以下(室温1MHz)の
ガラスセラミックス焼結体で形成したことから、絶縁基
体に設けた配線層を伝わる電気信号の伝搬速度を速いも
のとして信号の高速伝搬を要求する半導体素子の収容が
可能となる。
【0016】また本発明の半導体素子収納用パッケージ
によれば、絶縁基体を低温焼成(約800℃〜900
℃)が可能なガラスセラミックス焼結体で形成したこと
から、絶縁基体と同時焼成により形成される配線層を電
気抵抗率が低い銅や銀、金で形成することができ、その
結果、配線層に電気信号を伝搬させた場合、電気信号に
大きな減衰を生じることなく、電気信号を正確、かつ確
実に伝搬させることも可能となる。
【0017】更に本発明の半導体素子収納用パッケージ
によれば、絶縁基体の下面に、熱伝導率が約200W/
m・Kのアルミニウム又はアルミニウムを主成分とする
合金から成る放熱体が取着されていることから半導体素
子が作動時に大量の熱を発生したとしてもその熱は放熱
体を介して外部に良好に放散され、その結果、半導体素
子を常に適温として半導体素子を長期間にわたり正常、
かつ安定に作動させることができる。
【0018】また更に本発明の半導体素子収納用パッケ
ージによれば、絶縁基体の下面に取着される放熱体のヤ
ング率を100GPa以下としたことから半導体素子の
作動時に発生した熱が絶縁基体と放熱体に作用し、両者
間に両者の熱膨張係数の相違に起因して熱応力が発生し
たとしてもその熱応力は放熱体が変形することによって
吸収され、その結果、絶縁基体に大きな応力が印加され
ることはなく、絶縁基体に割れやクラックが招来するの
を有効に防止して絶縁基体と蓋体とから成る容器の気密
封止を完全とし、容器内部に収容する半導体素子を長期
間にわたり正常、且つ安定に作動させることが可能とな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明を添付図面に基づき
詳細に説明する。図1は、本発明の半導体素子収納用パ
ツケージの一実施例を示し、1は絶縁基体、2は蓋体で
ある。この絶縁基体1と蓋体2とで半導体素子3を収容
するための容器4が構成される。
【0020】前記絶縁基体1は、その上面中央部に半導
体素子3が搭載収容される凹部1aが設けてあり、該凹
部1a底面には半導体素子3がロウ材、ガラス、樹脂等
の接着剤を介して搭載される。
【0021】前記絶縁基体1は、ガラスセラミックス焼
結体から成り、具体的には、 l)硼珪酸ガラスにアルミナ(Al23)もしくはムラ
イト(3Al23・2SiO2)を添加して成る原料粉末
より製作されるガラスセラミックス焼結体(比誘電率5
〜6) 2)コージエライト系結晶化ガラスにアルミナ(Al2
3)もしくはムライト(3Al23・2SiO2)を添
加して成る原料粉末より製作されるガラスセラミックス
焼結体(比誘電率5〜6) 3)ムライト系結晶化ガラスにアルミナ(Al23)も
しくはムライト(3Al23・2SiO2)を添加して
成る原料粉末より製作されるガラスセラミックス焼結体
(比誘電率5〜6) 等で形成されている。
【0022】前記絶縁基体1は、例えば、硼珪酸ガラス
にアルミナ(Al23)もしくはムライト(3Al23
・2SiO2)を添加して成る原料粉末より製作される
ガラスセラミックス焼結体から成る場合、原料粉末の組
成が重量比で72〜76%のシリカ(SiO2)、15
〜17%の酸化硼素(B23)、2〜4%の酸化アルミ
ニウム(Al23)、1.5%以下の酸化マグネシウム
(MgO)、1.1〜1.4%の酸化ジルコニウム(Z
rO2)、酸化ナトリウム(Na2O)、酸化カリウム
(K2O)及び酸化リチウム(Li2O)の合計量が2.
0〜3.0%から成る硼珪酸ガラス粉末にアルミナ(A
23)、石英(SiO2)及びコージエライト(2M
gO・2Al23・5SiO2)の各粉末とアクリル樹
脂を主成分とするバインダー及び分散剤、可塑剤、有機
溶媒を加えて泥漿物を作るとともに該泥漿物をドクター
ブレード法やカレンダロール法を採用することによって
グリーンシート(生シート)となし、しかる後、前記グ
リーンシートに適当な打ち抜き加工を施すとともにこれ
を複数枚積層し、約800〜900℃の温度で焼成する
ことによって製作される。
【0023】また前記絶縁基体1は凹部1a周辺から外
周縁にかけて複数の配線層5が被着形成されおり、該配
線層5は内部に収容する半導体素子3の各電極を外部電
気回路に電気的に接続する作用をなし、配線層5の凹部
1a周辺部には半導体素子3の各電極がボンディングワ
イヤ6を介して電気的に接続され、また外周縁に導出さ
れた部材には外部電気回路と接続される外部リード端子
7がロウ材を介して取着されている。
【0024】前記配線屠5は銅、銀、金等の電気抵抗率
が2.5μΩ・cm以下の金属材料から成り、例えば、
銅等の粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合して得た
銅ぺーストを絶縁基体1となるグリーンシートに予め従
来周知のスクリーン印刷法により所定パターンに印刷塗
布しておくことよって絶縁基体1の凹部1a周辺から外
周縁にかけて被着形成される。
【0025】前記配線層5を形成する銅、銀、金等の金
属材料はその融点が約1000℃と低いものの絶縁基体
1を構成するガラスセラミックス焼結体の焼成温度が低
いことから絶縁基体1に所定パターンに被着形成するこ
とが可能となる。
【0026】また前記配線層5はその電気抵抗率が2.
5μΩ・cm以下と低いことから配線層5を介して容器
4内部に収容する半導体素子3と外部電気回路との間に
電気信号の出し入れをしたとしても、配線層5において
電気信号が大きく減衰することはなく、その結果、半導
体素子3に正確、かつ確実な駆動を行わせることができ
る。
【0027】更に前記配線層5は、該配線層5の被着形
成されている絶縁基体1の比誘電率が7以下(室温1M
Hz)、好適には5.5〜6と低いことから配線層5を
伝わる電気信号の伝搬速度が速いものとなり、その結
果、配線層5を介して容器4内部に収容する半導体素子
3と外部電気回路との間に電気信号の出し入れをしたと
しても、電気信号の伝搬に遅延を生じることなく、半導
体素子3に正確、かつ確実に電気信号を出し入れするこ
とができる。
【0028】なお、前記配線層5は銅や銀から成る場
合、その露出表面に耐蝕性に優れる金等をメッキ法によ
り1.0μm〜20μmの厚みに被着させておくと配線
層5の酸化腐食を有効に防止することができるとともに
配線屠5とボンディングワイヤ6との接続及び配線層5
への外部リード端子7の取着を強固となすことができ
る。従って、前記配線層5は銅や銀から成る場合、配線
層5の酸化腐食を防止し、配線層5とボンディングワイ
ヤ6及び外部リード端子7との取着を強固とするには配
線屠5の露出表面に金等の耐蝕性に優れる金属を1.0
μm〜20μmの厚みに被着させておくことが好まし
い。
【0029】また前記絶縁基体1に被着した配線層5に
ロウ付けされる外部リード端子7は鉄−ニッケル−コバ
ルト合金や鉄−ニッケル合金等の金属材料から成り、半
導体素子3の各電極を外部電気回路に電気的に接続する
作用をなす。
【0030】前記外部リード端子7は鉄−ニッケル−コ
バルト合金等のインゴット(塊)を圧延加工法や打ち抜
き加工法等、従来周知の金属加工法を採用し、所定の形
状に形成することによって製作される。
【0031】前記外部リード端子7は融点が500℃以
下の金属材料からなるロウ材、具体的には、10重量%
乃至50重量%のインジウムまたは錫と、10重量%乃
至70重量%の銀と、10重量%乃至75重量%のアン
チモンと、10重量%以下の銅とから成る合金、あるい
は88重量%の金と、12重量%のゲルマニウムとの共
晶合金が好適に使用される。
【0032】前記ロウ材はその融点が500℃以下と低
いことから絶縁基体1に被着させた配線層5に外部リー
ド端子7をロウ付けする際、ロウ材を加熱溶融させる熱
によって絶縁基体1が大きく変形することはなく、その
結果、絶縁基体1に被着させた配線層5に断線等を招来
することもない。
【0033】更に前記絶縁基体1はその下面に金属層8
が被着形成されており、談金属層8にはロウ材9を介し
て放熱体10がロウ付け取着されている。
【0034】前記絶縁基体1の下面に被着形成されてい
る金属層8は放熱体10を絶縁基体1にロウ付けするた
めの下地金属層として作用し、銅、銀、金等の金属材料
から成り、前述の配線層5と同様の方法によって絶縁基
体1の下面に被着形成される。
【0035】また前記金属層8にロウ付けされる放熱体
10は、半導体素子3が作動時に発生する熱を吸収する
とともに、該吸収した熱を外部(大気中)に放散させ、
これによって半導体素子3を常に適温とする作用をな
し、ヤング率が100GPa以下のアルミニウム又はア
ルミニウムを主成分とする合金が使用されている。
【0036】前記絶縁基体1にロウ付け取着されている
アルミニウム又はアルミニウムを主成分とする合金から
なる放熱体10は、その熱伝導率が約200W/m・K
であり、熱を伝え易いことから半導体素子3が作動時に
大量の熱を発生したとしてもその熱は放熱体10を介し
て外部に良好に放散され、その結果、半導体素子3を常
に適温として半導体素子3を長期間にわたり正常、かつ
安定に作動させることができる。
【0037】また前記絶縁基体1にロウ付け取着されて
いる放熱体10はそのヤング率が100GPa以下と小
さいことから絶縁基体1と放熱体10に、絶縁基体1に
放熱体10をロウ付け取着する際の熱や半導体素子3が
作動時に発する熱等が作用し、絶縁基体1と放熱体10
との間に両者の熱膨張係数の相違に起因して熱応力が発
生したとしてもその熱応力は放熱体10を適度に変形さ
せることによって吸収され、その結果、絶縁基体1に大
きな応力が印加されることはなく、絶縁基体1に割れや
クラックが招来するのを有効に防止して絶縁基体1と蓋
体2とから成る容器4の気密封止を完全とし、容器4内
部に収容する半導体素子3を長期間にわたり正常、且つ
安定に作動させることが可能となる。
【0038】なお、前記放熱体10は、ヤング率が10
0GPaを超えると、絶縁基体1と放熱体10との間に
発生する熱応力を放熱体10が良好に吸収できなくなっ
て絶縁基体1にクラックや割れ等が発生してしまう。従
って、前記放熱体10はヤング率が100GPa以下に
特定される。
【0039】更に前記放熱体10は絶縁基体1の下面に
被着させた金属層8にロウ材9を介してロウ付けされて
おり、かかるロウ材9はそアルミニウム−シリコンから
成る材料により形成されている。
【0040】前記ロウ材9としては、具体的には、88
重量%のアルミニウムと、12重量%のシリコンから成
る共晶合金から成り、マグネシウムを添加物として添加
したり、チタン、ジルコニウム、ハフニウムおよびこれ
らの水素化物の少なくとも1種より成る活性金属を2〜
5重量%添加してもよい。前記マグネシウムを添加物と
して添加する場合は、アルミニウム、シリコン、マグネ
シウムをそれぞれ90重量%、7.5重量%、2.5重
量%とした合金から成り、前述の場合と同様、チタン、
ジルコニウム、ハフニウムおよびこれらの水素化物の少
なくとも1種より成る活性金属を2〜5重量%添加して
もよい。
【0041】かくして、本発明の半導体素子収納用パッ
ケージによれば、絶縁基体1の凹部1a底面に半導体素
子3をガラス、樹脂、ロウ材等の接着剤を介して搭載固
定するとともに半導体素子3の各電極を配線層5にボン
ディングワイヤ6を介して電気的に接続し、しかる後、
絶縁基体1の上面に蓋体2をガラス、樹脂、ロウ材等の
封止材を介して接合させ、絶縁基体1と蓋体2とから成
る容器4内部に半導体素子3を気密に収容することによ
って製品としての半導体装置が完成する。
【0042】なお、本発明は上述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば
種々の変更は可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明の半導体素子収納用パッケージに
よれば、絶縁基体を比誘電率が7以下(室温1MHz)
のガラスセラミックス焼結体で形成したことから、絶縁
基体に設けた配線層を伝わる電気信号の伝搬速度を速い
ものとして信号の高速伝搬を要求する半導体素子の収容
が可能となる。
【0044】また本発明の半導体素子収納用パッケージ
によれば、絶縁基体を低温焼成(約800℃〜900
℃)が可能なガラスセラミックス焼結体で形成したこと
から、絶縁基体と同時焼成により形成される配線層を電
気抵抗率が低い銅や銀、金で形成することができ、その
結果、配線層に電気信号を伝搬させた場合、電気信号に
大きな減衰を生じることなく、電気信号を正確、かつ確
実に伝搬させることも可能となる。
【0045】更に本発明の半導体素子収納用パッケージ
によれば、絶縁基体の下面に、熱伝導率が約200W/
m・Kのアルミニウム又はアルミニウムを主成分とする
合金から成る放熱体が取着されていること半導体素子が
作動時に大量の熱を発生したとしてもその熱は放熱体を
介して外部に良好に放散され、その結果、半導体素子を
常に適温として半導体素子を長期間にわたり正常、かつ
安定に作動させることができる。
【0046】また更に本発明の半導体素子収納用パッケ
ージによれば、絶縁基体の下面に取着される放熱体のヤ
ング率を100GPa以下としたことから半導体素子の
作動時に発生した熱が絶縁基体と放熱体に作用し、両者
間に両者の熱膨張係数の相違に起因して熱応力が発生し
たとしてもその熱応力は放熱体が変形することによって
吸収され、その結果、絶縁基体に大きな応力が印加され
ることはなく、絶縁基体に割れやクラックが招来するの
を有効に防止して絶縁基体と蓋体とから成る容器の気密
封止を完全とし、容器内部に収容する半導体素子を長期
間にわたり正常、かつ安定に作動させることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体素子収納用パッケージの一実施
例を示す断面図である。
【符号の説明】
l・・・・・・絶縁基体 la・・・・・半導体素子搭載部 2・・・・・・蓋体 3・・・・・・半導体素子 4・・・・・・容器 5・・・・・・配線層 8・・・・・・金属層 9・・・・・・ロウ材 10・・・・・放熱体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の配線層を有するとともに上面に半導
    体素子が搭載される搭載部が形成され、かつ下面に放熱
    体が取着されている絶縁基体と、蓋体とから成り、内部
    に半導体素子を収容する半導体素子収納用パッケージで
    あって、前記絶縁基体は比誘電率が7以下のガラスセラ
    ミックス焼結体で、配線層は電気抵抗率が2.5μΩ・
    cm以下の金属材料で、放熱体はヤング率が100GP
    a以下のアルミニウム又はアルミニウムを主成分とする
    合金で形成されていることを特徴とする半導体素子収納
    用パッケージ。
  2. 【請求項2】前記配線層が銅、銀、金の少なくとも1種
    より形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体素子収納用パッケージ。
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