JP2001235601A - 紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物及び紫外線吸収性プラスチックレンズの製造方法 - Google Patents

紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物及び紫外線吸収性プラスチックレンズの製造方法

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JP2001235601A
JP2001235601A JP2000349646A JP2000349646A JP2001235601A JP 2001235601 A JP2001235601 A JP 2001235601A JP 2000349646 A JP2000349646 A JP 2000349646A JP 2000349646 A JP2000349646 A JP 2000349646A JP 2001235601 A JP2001235601 A JP 2001235601A
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plastic lens
ultraviolet
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absorbing plastic
absorbing
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JP2000349646A
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English (en)
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Takeaki Iryo
毅明 井領
Hitoshi Mizuno
人志 水野
Toshihito Kanai
利仁 金井
Satoshi Kubota
聡 久保田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重合時間が短く、生産コストを低減できる紫
外線吸収性プラスチックレンズ用組成物及び紫外線吸収
性プラスチックレンズの製造方法を提供する。 【解決手段】 原料モノマーを100重量部、紫外線吸
収剤を0.1〜5重量部、可視光領域に吸収特性を有す
る光重合開始剤を0.0005〜5重量部含有する紫外
線吸収性プラスチックレンズ用組成物を用い、これを光
重合させて紫外線吸収性プラスチックレンズを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼を紫外線から守
ることができる紫外線吸収性プラスチックレンズを製造
するための紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物及
び紫外線吸収性プラスチックレンズの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】太陽光線に含まれている400nm以下
の波長を有する紫外線は、眼の角膜や水晶体に悪影響を
及ぼすことが知られている。海や山などの紫外線量の多
い場所で太陽光線に眼を曝すと、角膜炎を起こしやす
い。また、紫外線の蓄積性により、水晶体に白内障を引
き起こす場合がある。そのため、眼鏡レンズ、特に近年
需要の多いプラスチックレンズに紫外線吸収能力を付与
することが求められている。
【0003】従来、プラスチックレンズに紫外線吸収能
力を付与するための方法として、紫外線吸収剤を溶剤に
溶解し、これをプラスチックレンズ基材に塗布すること
により、プラスチックレンズ表面に紫外線吸収剤を含浸
させる方法がある(特開平9−269401号公報)。
【0004】また、モノマー組成物中に紫外線吸収剤を
添加した重合性組成物を重合させてプラスチックレンズ
を得る、いわゆる練り混み方法も提案されている(特開
平10−186291号公報、特開平11−21860
2号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、紫外線
吸収剤をプラスチックレンズ表面に含浸させる方法で
は、含浸工程が別途必要になり、工程数が増加し、製造
コストの上昇を招くという問題がある。また、紫外線吸
収剤によってレンズ表面の物性が変化するため、レンズ
表面に後から形成するハードコート層やプライマー層と
の密着性が低下するという問題もある。
【0006】一方、練り混み法は、工程数が増加するこ
とはないが、モノマー中に紫外線をほとんど吸収するの
に十分な量で紫外線吸収剤を配合しているため、紫外光
領域の光線がほとんど紫外線吸収剤で吸収されてしまう
ことから、紫外線による光重合ができず、熱重合でプラ
スチックレンズを製造している。
【0007】かかる熱重合方法は、重合時間が長くかか
り、高価な成形型を多く用意しなければならないため、
製造コストが高いという問題がある。また、重合時間が
長いため、納品までの日数が必要となり、クイックデリ
バリができないという問題もある。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、眼を紫外線から守ることができる紫外線吸収性プ
ラスチックレンズを短い重合時間で、低生産コストで製
造することができる紫外線吸収性プラスチックレンズ用
組成物及び紫外線吸収性プラスチックレンズの製造方法
の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため、鋭意検討を重ねた結果、可視光領域に吸
収特性を有する光重合開始剤を用いることによって、原
料モノマー中に紫外線吸収剤を紫外線をほとんど吸収す
るのに十分な量で配合していても、光重合開始剤が可視
光領域の光でラジカル分解するため、練り混み方法で光
重合ができること、これにより、重合時間が短時間で済
み、生産コストを低減できることを見い出し、本発明を
なすに至った。
【0010】また、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾ
ール系化合物が好適であること、可視光領域に吸収特性
を有する光重合開始剤として、ビスアシルフォスフィン
オキサイド構造を含む化合物が好適であることを見い出
した。
【0011】従って、請求項1記載の発明は、原料モノ
マーを100重量部、紫外線吸収剤を0.1〜5重量
部、可視光領域に吸収特性を有する光重合開始剤を0.
0005〜5重量部含有することを特徴とする紫外線吸
収性プラスチックレンズ用組成物を提供する。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物におい
て、前記紫外線吸収剤が、ベンゾトリアゾール系化合物
であることを特徴とする紫外線吸収性プラスチックレン
ズ用組成物を提供する。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物におい
て、前記光重合開始剤が、ビスアシルフォスフィンオキ
サイド構造を含む化合物であることを特徴とする紫外線
吸収性プラスチックレンズ用組成物を提供する。
【0014】さらに、請求項4記載の発明は、請求項1
〜3いずれかに記載の紫外線吸収性プラスチックレンズ
用組成物を光重合させてプラスチックレンズを得ること
を特徴とする紫外線吸収性プラスチックレンズの製造方
法を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の紫外線吸収性プラ
スチックレンズ用組成物及び紫外線吸収性プラスチック
レンズの製造方法の実施の形態について説明するが、本
発明は、下記の実施の形態に限定されるものではない。
【0016】本発明のプラスチックレンズ用組成物は、
上述したように、原料モノマーを100重量部、紫外線
吸収剤を0.1〜5重量部、可視光領域に吸収特性を有
する光重合開始剤を0.0005〜5重量部含有するも
のである。
【0017】原料モノマーとしては、光重合できるもの
であれば、いずれのものも使用可能であり、制限される
ものではない。原料モノマーは、単官能又は多官能の反
応基を有するもので、例えば脂肪族、脂環族、芳香族ア
ルコールのアクリレート又はメタアクリレート、ウレタ
ンアクリレート、ウレタンメタクリレート、エポキシア
クリレート、エポキシメタクリレート、ポリエステルア
クリレート、ポリエステルメタクリレート等の分子内に
1つ又は2つ以上のラジカル重合性二重結合を有する化
合物が使用可能である。
【0018】例えば、特開平8−176243号公報、
特開平11−152317号公報、特開平11−158
229号公報、特開平11−174201号公報、特開
平11−174202号公報、特開平11−17420
3号公報などに記載されている原料モノマーを使用する
ことができる。原料モノマーの具体的な例を次に示す。
【0019】(A)ビスフェノールAジグリシジルエー
テルとメタクリル酸とを反応させて得られたエポキシジ
メタクリレート、テトラブロモビスフェノールAジグリ
シジルエーテルとアクリル酸とを反応させて得られたエ
ポキシジアクリレート、ビスフェノールFジグリシジル
エーテルとメタクリル酸とを反応させて得られるエポキ
シジメタクリレートに代表される一分子中に(メタ)ア
クリロイルオキシ基を2個以上有するエポキシポリ(メ
タ)アクリレート。
【0020】(B)ノナブチレングリコールジメタクリ
レート、ドデカブチレングリコールジメタクリレートに
代表されるポリブチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート。
【0021】(C)フェニルメタクリレート、ベンジル
メタクリレート、フェニルエチルメタクリレート、o−
ビフェニルメタクリレート、ノナエチレングリコールジ
メタクリレート、2,2−ビス(4−メタクリロイルオ
キシエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
メタクリロイルオキシジエトキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−アクリロイルオキシジエトキシフェ
ニル)プロパン、2−フェニル−2−(4−メタクリロ
イルオキシエトキシフェニル)プロパン、2−フェニル
−2−(4−アクリロイルオキシエトキシフェニル)プ
ロパン、フェノキシエチルアクリレートに代表される分
子内に少なくとも1個のメタクリロイル基またはアクリ
ロイル基を有する(メタ)アクリレート化合物。
【0022】(D)イソホロンジイソシアネートと2−
ヒドロキシプロピルメタクリレートを反応させて得られ
たウレタンジメタクリレート、メチレンビス(4−シク
ロヘキシルイソシアネート)と2−ヒドロキシエチルメ
タクリレートを反応させて得られたウレタンジメタクリ
レート、キシリレンジイソシアネートと2−ヒドロキシ
エチルメタクリレートを反応させて得られたウレタンジ
メタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレー
トとm−キシリレンジイソシアネートとを反応させて得
られたウレタンジメタクリレートに代表される分子内に
(メタ)アクリロイルオキシ基を2個以上有するウレタ
ンポリ(メタ)アクリレート。
【0023】(E)トリス(2−ヒドロキシエチル)イ
ソシアヌル酸のトリ(メタ)アクリル酸エステル、トリ
ス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌル酸のジ(メ
タ)アクリル酸エステル等のイソシアヌル酸の(メタ)
アクリレート化合物。
【0024】(F)イソボルニルメタクリレート、ノナ
エチレングリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサ
メチレングリコールジメタクリレートなどに代表される
低粘度の(メタ)アクリレートモノマー。
【0025】(G)2−(4−ビニルベンジルチオ)エ
タノールおよび2−(3−ビニルベンジルチオ)エタノ
ールの混合体、2−(4−ビニルベンジルチオ)イソプ
ロパノールおよび2−(3−ビニルベンジルチオ)イソ
プロパノールの混合体、2−(4−ビニルベンジルチ
オ)ブタノールおよび2−(3−ビニルベンジルチオ)
ブタノールの混合体に代表される少なくとも1種のヒド
ロキシル基と硫黄原子を含有する芳香族ビニル化合物
と、イソシアナトエチル(メタ)アクリレート、m−キ
シリレンジイソシアネート、m−テトラメチルキシリレ
ンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ト
リス(イソシアナトヘキシル)イソシアヌレート、ビス
(4,4’−イソシアナトシクロヘキシル)メタン、
1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、
ビス(4,4’−イソシアナトフェニル)メタンに代表
されるイソシアネート化合物とを反応させて得られる含
硫黄ウレタン−ビニル化合物。
【0026】(H)o−ビス(4−ビニルベンジルチオ
エチル)フタレート、ビス(4−ビニルベンジルチオエ
チル)スクシネート、m−ビス(4−ビニルベンジルチ
オエチル)フタレートに代表されるスチリル基含有含硫
黄芳香族化合物。
【0027】(I)2−ヒドロキシエチルメタクリレー
トや2−ヒドロキシエチルメタクリレート等のヒドロキ
シルキ含有(メタ)アクリレート化合物と4,4'−ビス
(イソシアナトエチルチオメチル)フェニルスルフィド
や4,4'−ビス(イソシアナトエチルチオエチリデン)
フェニルスルフィド等のビスフェニルチオエーテル基を
有するジイソシアネート化合物とを反応させて得られる
ビスフェニルチオエーテル基含有ウレタン(メタ)アク
リレート化合物。
【0028】(J)4,4'−ビス(メタクリロイルオキ
シエチリデン)フェニルスルフィド、4,4'−ビス(メ
タクリロイルエトキシチオメチレン)フェニルスルフィ
ド、4,4'−ビス(メタクリロイルエトキシチオエチリ
デン)フェニルスルフィド等のビスフェニルチオエーテ
ル基含有ジ(メタ)アクリレート化合物。
【0029】(K)p−ビス(β−(メタ)アクリロイ
ルオキシエチルチオ)キシリレン、m−ビス(β−(メ
タ)アクリロイルオキシエチルチオ)キシリレンに代表
されるフェニル基にチオエーテル基とアクリロイル基と
を有する基が結合した含硫黄ジ(メタ)アクリレート化
合物。
【0030】これらの群の中から適宜選択して組成物を
構成することができる。例えば、(A)+(B)+
(C)+(D)、(A)+(B)+(C)+(E)+
(F)、(G)+(K)+(C)、(H)+(K)+
C)、(I)+(K)+(C)、(J)+(K)+
(C)の組み合わせを例示することができる。
【0031】本発明で用いる紫外線吸収剤としては、原
料モノマーとの相溶性に優れる紫外線吸収剤であれば、
どの紫外線吸収剤も使用可能であり、例えば、ベンゾフ
ェノン系、ベンゾトリアゾール系、サリチル酸フェニル
系、トリアジン系、ニッケル塩系などをあげることがで
きる。なかでも、ベンゾトリアゾール系は、原料モノマ
ーに対する溶解性が良好であり、紫外線吸収能力が高
く、しかも化合物単体での色が淡色か白色でレンズが着
色しにくいという特徴を備えているため、好ましい。
【0032】ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤として
は、例えば2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキ
シ−5−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2−ヒドロキシ−3、5−ジ・tert−ブ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロ
キシ−3、5−ジ・tert−アミルフェニル)ベンゾ
トリアゾール、5−クロロ−2−(3,5−ジ−ter
t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾ
トリアゾール、2−(3−tert−ブチル−2−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)−5−クロロ−2H−ベ
ンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−tert−ペン
チル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリア
ゾール、2−(3,5−ジ−tert−ブチル−2−ヒ
ドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−
(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチル
−(3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミジルメチ
ル)フェノール、2−(2−ヒドロキシ−5−tert
−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、
1.6−ビス(4−ベンゾイル−3−ヒドロキシフェノ
キシ)−ヘキサン、1,4−ビス(4−ベンゾイル−4
−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2
−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−
2H−ベンゾトリアゾール等を例示することができる。
また、(メタ)アクリロイルオキシ基等の重合性官能基
を有する反応型紫外線吸収剤、例えば2−(2−ヒドロ
キシ−5−メタクリロキシエチルフェニル)−2H−ベ
ンゾトリアゾールを使用することもできる。
【0033】紫外線吸収剤の配合量は、プラスチックレ
ンズに400nm以下の紫外線を十分に吸収させるのに
十分な量であり、具体的には原料モノマー100重量部
に対して0.1〜5重量部、好ましくは0.2〜3重量
部である。紫外線吸収剤の配合量が少なすぎると十分に
紫外線の透過を抑制できず、眼を紫外線から保護できな
い。一方、紫外線吸収剤の配合量が多すぎると、原料モ
ノマーへの溶解が困難になり、成形時にプラスチックレ
ンズ表面に紫外線吸収剤が析出したり、ガラス型との密
着性が低下したり、重合反応が阻害されるという不都合
が生じる。
【0034】本発明で用いる光重合開始剤としては、4
00nm以上の可視光領域に吸収特性を有する必要があ
る。このような光重合開始剤としては、例えば、ビス
(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリ
メチル−ペンチルフォスフィンオキサイド(BAPO
1)、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フ
ェニルフォスフィンオキサイド(BAPO2)を挙げる
ことができる。これらの化合物は、ビスアシルフォスフ
ィンオキサイド構造を有することに共通性がある。前者
のBAPO1は単品では供給されておらず、BAPO1
と2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパ
ン−1−オンとの1:3の混合物(チバガイギー社製、
商品名イルガキュア1700)、BAPO1と1−ヒド
ロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトンとの1:3
の混合物(チバガイギー社製、商品名イルガキュア18
00)、BAPO1と1−ヒドロキシ−シクロヘキシル
−フェニル−ケトンとの1:1の混合物(チバガイギー
社製、商品名イルガキュア1850)等として市販され
ている。後者のBAPO2はチバガイギー社製、商品名
イルガキュア819として単品で供給されている。ま
た、α−アミノアルキルフェノン系の2−ベンジル−2
−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)
−ブタノン−1(チバガイギー社製、商品名イルガキュ
ア369)も使用可能である。
【0035】光重合開始剤の配合量は、原料モノマー1
00重量部に対して0.0005〜5重量部の範囲、好
ましくは0.005〜2重量部の範囲である。光重合開
始剤の配合量が少なすぎると十分に重合できない場合が
あり、一方、多すぎるとレンズが着色する場合がある。
【0036】図1に、これらのBAPO1、BOPO
2、及び光重合開始剤として一般的に用いられるTPO
(2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフ
ィンオキサイド)のそれぞれのアセトニトリル0.1%
濃度での吸収特性を示す。
【0037】TPOは、この濃度では400nm以上の
可視光線領域での吸収がBAPO1とBAPO2に比べ
て小さく、このため400nm以上の可視光線もわずか
に吸収する紫外線吸収剤の吸収領域と重複してしまう。
BAPO1とBAPO2は可視光領域の400〜440
nmの波長範囲に吸収特性を有し、紫外線吸収剤との併
用に適している。なお、TPOも濃度を高くすれば可視
光領域に吸収特性を有するようになるが、BAPO1と
BAPO2よりは添加量をかなり多くする必要がある。
【0038】また、光重合の際に紫外線の照射に用いら
れる水銀灯は、紫外光領域だけでなく、可視光領域にも
分光分布を有し、紫外線吸収剤を配合して400nm以
下の紫外線を全て紫外線吸収剤で吸収されたとしても、
可視光領域に吸収特性を有する光重合開始剤を可視光領
域でラジカル分解させ、重合を起こさせることができ
る。
【0039】図2に主な水銀灯の分光分布を示す。水銀
灯の中でも、メタルハライドランプと超高圧水銀灯が可
視光領域に強い分布を有するため、水銀ショートアーク
ランプや高圧水銀灯よりも好ましく用いることができ
る。
【0040】本発明の紫外線吸収性プラスチックレンズ
用組成物は、可視光領域に吸収特性を有する光重合開始
剤を用いているため、得られるプラスチックレンズがわ
ずかに着色する場合がある。この場合は、ブルーイング
剤を添加することにより、着色を防止することができ
る。
【0041】本発明の紫外線吸収性プラスチックレンズ
用組成物には、上述した成分以外に、熱重合を併用する
ために、有機過酸化物、アゾ系化合物などの熱重合開始
剤を併用することができる。また、その他、酸化防止
剤、顔料、帯電防止剤、内部離型剤等を配合することが
できる。
【0042】本発明の紫外線吸収性プラスチックレンズ
用組成物を用いてプラスチックレンズを得る紫外線吸収
性プラスチックレンズの製造方法では、プラスチックレ
ンズの形状のキャビティを有する成形型に紫外線吸収性
プラスチックレンズ用組成物を注入して重合する注型法
が一般的である。成形型は、予め内面を鏡面研磨したガ
ラス製またはプラスチック製の型2枚の側面にポリエス
テル粘着テープを巻回して2枚の型を固定すると共に、
キャビティを形成して組立て、そのキャビティに光硬化
性組成物を注入する。あるいは、ガスケットを用いて2
枚の成形型を組み立てても良い。
【0043】その後、その片側もしくは両側から、超高
圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等の水銀ランプを
用いて、波長100〜600nmの活性エネルギー線を
1〜100J/cm2の範囲で照射して、本発明の紫外
線吸収性プラスチックレンズ用組成物を重合し3次元構
造の架橋重合硬化を行い硬化させればよい。光照射時間
は、0.5〜60分程度である。この際の活性エネルギ
ー線を照射する雰囲気は、空気中でもよいし、窒素、ア
ルゴン等の不活性ガス中でもよい。また、活性エネルギ
ー線の照射量を0.5〜10J/cm2として、注入し
た組成物をゲル化させて不流動化させた後、80〜15
0℃の熱風炉中に1〜5時間放置し、重合を完結させる
という活性エネルギー線と熱による2段階工程による硬
化方法でプラスチックレンズを得ることもできる。本発
明方法によって得られた紫外線吸収性プラスチックレン
ズには、必要に応じて、片側または両面に、ハードコー
ト処理、無反射コート処理、染色処理等の処理を施すこ
とができる。
【0044】
【実施例】<実施例1>(A)成分としてビスフェノー
ルAジグリシジルエーテルとメタクリル酸とを反応させ
て得られたエポキシジメタクリレートを40g、(B)
成分としてノナブチレングリコールジメタクリレートを
20g、(C)成分としてフェニルメタクリレートを2
5g、(D)成分としてイソホロンジイソシアネートと
2−ヒドロキシプロピルメタクリレートを反応させて得
られたウレタンジメタクリレートを15g、紫外線吸収
剤として2−(2−ヒドロキシ−5−tert−オクチ
ルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾールを2.0g、
熱重合開始剤としてt−ブチルパーオキシイソブチレー
トを0.1g、光重合開始剤としてイルガキュア180
0を0.3g、酸化防止剤としてトリドデシルフォスフ
ェートを0.2g混合し、室温でよく攪拌した後、50
mmHgに減圧して10分間脱気した。そして、この組
成物をプラスチックレンズ成形型(径70mmのレンズ
成型用ガラス製モールド2枚でポリ塩化ビニル製ガスケ
ットで挟んだ中心内厚1.5mm、度数−2.0Dとし
たもの)に該組成物を注入した。次いで、該組成物を注
入した成形型に両面からランプ長10インチ、3kWの
メタルハライドランプにより30J/cm2 の紫外線照
射をした後、成形型からプラスチックレンズを脱型し、
130℃で2時間加熱してアニール処理を行った。
【0045】得られた紫外線吸収性プラスチックレンズ
の屈折率は1.54であり、400nm以下の紫外線を
ほとんど吸収できた。 <実施例2>(A)成分としてビスフェノールAジグリ
シジルエーテルとメタクリル酸とを反応させて得られた
エポキシジメタクリレートを40g、(B)成分として
ノナブチレングリコールジメタクリレートを20g、
(C)成分としてベンジルメタクリレートを25g、
(D)成分としてイソホロンジイソシアネートと2−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレートを反応させて得られた
ウレタンジメタクリレートを15g、紫外線吸収剤とし
て2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H
−ベンゾトリアゾールを1.3g、熱重合開始剤として
t−ブチルパーオキシイソブチレートを0.1g、光重
合開始剤としてイルガキュア1850を0.08g、酸
化防止剤としてトリドデシルフォスフェートを0.2g
を用いた以外は、全て実施例1と同様にしてプラスチッ
クレンズを製造した。
【0046】得られた紫外線吸収性プラスチックレンズ
の屈折率は1.55であり、400nm以下の紫外線を
ほとんど吸収できた。 <実施例3>(A)成分としてビスフェノールAジグリ
シジルエーテルとメタクリル酸とを反応させて得られた
エポキシジメタクリレートを45g、(B)成分として
ノナブチレングリコールジメタクリレートを10g、
(C)成分としてベンジルメタクリレートを30g、
(E)成分としてトリス(2−ヒドロキシエチル)イソ
シアヌル酸トリアクリレート[東亜合成(株)製、商品
名M315]を5g、(F)成分としてイソボルニルメ
タクリレートを2.5gおよびノナエチレングリコール
ジメタクリレートを7.5g、さらに、光重合開始剤と
してイルガキュア819を0.08g、熱重合開始剤と
してt−ブチルパーオキシイソブチレートを0.1g、
紫外線吸収剤として2−(3,5−ジ−tert−ペン
チル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリア
ゾールを0.5g、酸化防止剤としてトリドデシルフォ
スフェートを0.2g加えて混合し、室温でよく撹拌し
た後、50mmHgに減圧して10分間脱気した。次い
で、鏡面仕上げした径70mmのレンズ成型用ガラス製
モールド2枚を対向させ、周囲をポリ塩化ビニル製ガス
ケットで囲んだ中心内厚1.5mm、度数−2.0Dの
プラスチックレンズ成形型に組成物を注入した。次い
で、成形型の両面から、ランプ長10インチ、3kwの
メタルハライドランプにより30J/cm2の紫外線を
照射し、成形型から成形物を脱型した後、130℃で2
時間加熱してアニール処理を行い、プラスチックレンズ
を得た。
【0047】得られた紫外線吸収性プラスチックレンズ
の屈折率は1.55であり、400nm以下の紫外線を
ほとんど吸収できた。 <実施例4>(G)成分として2−(4−ビニルベンジ
ルチオ)エタノールおよび2−(3−ビニルベンジルチ
オ)エタノールの混合体とm−キシリレンジイソシアネ
ートとを反応させて得られた含硫黄ウレタン−ビニル化
合物を40g、(K)成分としてp−ビス(β−メタク
リロイルオキシエチルチオ)キシリレンを35g、
(C)成分として2,2−ビス(4−アクリロイルオキ
シジエトキシフェニル)プロパンを15g、(C)成分
としてベンジルメタクリレートを10g、酸化防止剤と
してトリエチルホスファイトを0.5g、酸化防止剤と
してビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−プ
ペリジル)セバケートを0.5g,紫外線吸収剤として
2−(3,5−ジ−tert−ブチル−2−ヒドロキシ
フェニル)−2H−ベンゾトリアゾールを0.5g、光
重合開始剤としてイルガキュア1700を0.3g、熱
重合開始剤としてt−ブチルパ−オキシイソブチレート
を0.1g添加して混合し、室温でよく攪拌した後、7
kPaに減圧して10分間脱気した。
【0048】この組成物を、予め内側面を鏡面仕上げし
た直径70mm、中心厚1.5mm、度数マイナス6.
0度に組み合わせて周囲をポリエステルテープで囲んだ
眼鏡レンズ成形型を作成し、成形型内に注入した。次い
で、成形型の両面から3kwのメタルハライドランプに
より30J/cm2 の紫外線を照射し、該組成物の硬化
を完了した。その後、この硬化物を脱型し、130℃で
1時間加熱してプラスチックレンズを得た。
【0049】得られた紫外線吸収性プラスチックレンズ
の屈折率は1.60であり、400nm以下の紫外線を
ほとんど吸収できた。 <実施例5>(H)成分としてo−ビス(4−ビニルベ
ンジルチオエチル)フタレートを50g、(K)成分と
してp−ビス(β−メタクリロイルオキシエチルチオ)
キシリレンを35g、(C)成分としてベンジルメタク
リレートを5gおよび2,2−ビス(4−メタクリロイ
ルオキシジエトキシフェニル)プロパンを10g、紫外
線吸収剤として2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニル)−2H−ベンゾトリアゾールを1.2g、光重合
開始剤としてイルガキュア819を0.1g、熱重合開
始剤としてt−ブチルパ−オキシイソブチレートを0.
1g加えて混合し、室温でよく撹拌した後、50mmH
gに減圧して10分間脱気した。この組成物を、径70
mm、中心厚1.5mm、度数マイナス6.0度に組み合
わせて周囲をポリエステルテープで囲んだプラスチック
レンズ成形型内に注入した。次いで、成形型の両面か
ら、3kwのメタルハライドランプにより、約6分間で
50J/cm2の紫外線を照射し、組成物の硬化を完了
した。その後、この硬化物を脱型し、130℃で1時間
加熱してアニール処理を行ない、プラスチックレンズを
得た。
【0050】得られた紫外線吸収性プラスチックレンズ
の屈折率は1.60であり、400nm以下の紫外線を
ほとんど吸収できた。 <実施例6>(I)成分として2−ヒドロキシエチルメ
タクリレートと4,4'−ビス(イソシアナトエチルチオ
メチル)フェニルスルフィドとを反応させて得られたビ
スフェニルチオエーテル基含有ウレタン(メタ)アクリ
レートを70g、(K)成分としてp−ビス(β−メタ
クリロイルオキシエチルチオ)キシリレンを10g、
(C)成分としてベンジルメタクリレートを15gおよ
びノナエチレングリコールジメタクリレートを5g、紫
外線吸収剤として2−(2−ヒドロキシ−4−オクチル
オキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾールを1.0
g、光重合開始剤としてイルガキュア1800を0.3
g、熱重合開始剤としてt−ブチルパ−オキシイソブチ
レートを0.1g加えて混合し、室温でよく撹拌した
後、50mmHgに減圧して10分間脱気した。この組
成物を予め内側面を鏡面仕上げした径70mm、中心厚
1.5mm、度数マイナス6.0度に組み合わせて周囲を
ポリエステルテープで囲んだプラスチックレンズ成形型
内に注入した。次いで、成形型の両面から、3kwのメ
タルハライドランプにより、約6分間で50J/cm2
の紫外線を照射し、組成物の硬化を完了した。その後、
この硬化物を脱型し、130℃で1時間加熱してアニー
ル処理を行ない、プラスチックレンズを得た。
【0051】得られた紫外線吸収性プラスチックレンズ
の屈折率は1.60であり、400nm以下の紫外線を
ほとんど吸収できた。 <実施例7>(J)成分として4,4'−ビス(メタクリ
ロイルエチリデン)フェニルスルフィドを70g、
(K)成分としてp−ビス(β−メタクリロイルオキシ
エチルチオ)キシリレンを10g、(C)成分としてベ
ンジルメタクリレートを10gおよび2,2−ビス(4
−メタクリロイルオキシジエトキシフェニル)プロパン
を10g、紫外線吸収剤として2−(2−ヒドロキシ−
5−tert−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリ
アゾールを2.0g、光重合開始剤としてイルガキュア
1850を0.2g、熱重合開始剤としてt−ブチルパ
−オキシイソブチレートを0.1g加えて混合し、室温
でよく撹拌した後、50mmHgに減圧して10分間脱
気した。この組成物を径70mm、中心厚1.5mm、
度数マイナス6.0度に組み合わせて周囲をポリエステ
ルテープで囲んだプラスチックレンズ成形型内に注入し
た。次いで、成形型の両面から、3kwのメタルハライ
ドランプにより、約6分間で50J/cm2の紫外線を
照射し、組成物の硬化を完了した。その後、この硬化物
を脱型し、130℃で1時間加熱してアニール処理を行
ない、プラスチックレンズを得た。
【0052】得られた紫外線吸収性プラスチックレンズ
の屈折率は1.59であり、400nm以下の紫外線を
ほとんど吸収できた。 <比較例>実施例1において、光重合開始剤のイルガキ
ュア1800 0.3gを2,4,6−トリメチルベン
ゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド(TPO)
0.05gに変更する以外は同様にして組成物の調製と
脱気を行った。
【0053】そして、この組成物を実施例1と同様のプ
ラスチックレンズ成形型内に注入した。次いで、成形型
の両面から2kwの高圧水銀灯により30J/cm2
紫外線を照射したが、硬化しなかった。
【0054】
【発明の効果】本発明の紫外線吸収性プラスチックレン
ズ用組成物は、原料モノマーに対し、プラスチックレン
ズに紫外線吸収能力を付与するのに十分な量の紫外線吸
収剤を配合すると共に、可視光領域に吸収特性を有する
光重合開始剤を配合したことにより、光硬化により速や
かに硬化させることができるため、重合時間が短く、生
産コストを低減することができる。
【0055】本発明の紫外線吸収性プラスチックレンズ
の製造方法によれば、かかる紫外線吸収性プラスチック
レンズ用組成物を用いたことにより、光硬化による短い
重合時間で生産できるため、眼を紫外線から保護できる
紫外線吸収性プラスチックレンズを低コストで生産でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】BAPO1、BOPO2、及びTPOの吸収特
性を示すグラフである(アセトニトリル中、0.1%濃
度)。
【図2】主な水銀ランプの分光分布を示すグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 5/22 G02B 5/22 G02C 7/02 G02C 7/02 (72)発明者 金井 利仁 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 久保田 聡 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料モノマーを100重量部、紫外線吸
    収剤を0.1〜5重量部、可視光領域に吸収特性を有す
    る光重合開始剤を0.0005〜5重量部含有すること
    を特徴とする紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成
    物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の紫外線吸収性プラスチッ
    クレンズ用組成物において、 前記紫外線吸収剤が、ベンゾトリアゾール系化合物であ
    ることを特徴とする紫外線吸収性プラスチックレンズ用
    組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の紫外線吸収性プラ
    スチックレンズ用組成物において、 前記光重合開始剤が、ビスアシルフォスフィンオキサイ
    ド構造を含む化合物であることを特徴とする紫外線吸収
    性プラスチックレンズ用組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれかに記載の紫外線吸
    収性プラスチックレンズ用組成物を光重合させてプラス
    チックレンズを得ることを特徴とする紫外線吸収性プラ
    スチックレンズの製造方法。
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