JP4586262B2 - 紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物及び紫外線吸収性プラスチックレンズの製造方法 - Google Patents
紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物及び紫外線吸収性プラスチックレンズの製造方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、眼を紫外線から守ることができる紫外線吸収性プラスチックレンズを製造するための紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物及び紫外線吸収性プラスチックレンズの製造方法に関する。さらには、特定の原料モノマーを使用した時に生ずる硬化後のプラスチックレンズの着色を改善する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
太陽光線に含まれている400nm以下の波長を有する紫外線は、眼の角膜や水晶体に悪影響を及ぼすことが知られている。海や山などの紫外線量の多い場所で太陽光線に眼を曝すと、角膜炎を起こしやすい。また、紫外線の蓄積性により、水晶体に白内障を引き起こす場合がある。そのため、眼鏡レンズ、特に近年需要の多いプラスチックレンズに紫外線吸収能力を付与することが求められている。
【0003】
従来、プラスチックレンズに紫外線吸収能力を付与するための方法として、紫外線吸収剤を溶剤に溶解し、これをプラスチックレンズ基材に塗布することにより、プラスチックレンズ表面に紫外線吸収剤を含浸させる方法がある(特開平9−269401号公報)。
【0004】
また、モノマー組成物中に紫外線吸収剤を添加した重合性組成物を重合させてプラスチックレンズを得る、いわゆる練り混み方法も提案されている(特開平10−186291号公報、特開平11−218602号公報)。
【0005】
さらに、本発明者らは、特願平11−359137号で紫外線吸収性プラスチックレンズを短い重合時間で、低生産コストで製造することができる紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物を提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、紫外線吸収剤をプラスチックレンズ表面に含浸させる方法では、含浸工程が別途必要になり、工程数が増加し、製造コストの上昇を招くという問題がある。また、紫外線吸収剤によってレンズ表面の物性が変化するため、レンズ表面に後から形成するハードコート層やプライマー層との密着性が低下するという問題もある。
【0007】
一方、練り混み法は、工程数が増加することはないが、モノマー中に紫外線をほとんど吸収するのに十分な量で紫外線吸収剤を配合しているため、紫外光領域の光線がほとんど紫外線吸収剤で吸収されてしまうことから、紫外線による光重合ができず、熱重合でプラスチックレンズを製造している。
【0008】
かかる熱重合方法は、重合時間が長くかかり、高価な成形型を多く用意しなければならないため、製造コストが高いという問題がある。また、重合時間が長いため、納品までの日数が必要となり、クイックデリバリができないという問題もある。
【0009】
上記問題を解決するため、本発明者らは、特願平11−359137号で紫外線吸収性プラスチックレンズを短い重合時間で、低生産コストで製造することができる紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物を提案した。しかし、本発明者らのその後の検討で、特開平8−176243号公報、特開平11−152317号公報等に記載されたエポキシ(メタ)アクリレート、ポリブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、および芳香族系のモノ(メタ)アクリレートを主成分とする原料モノマーでは、使用するベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の構造によって硬化後のプラスチックレンズが着色する問題のあることが明らかになった。例えば、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾールのようにフェニル基の3位に第1級のメチル基が付いたベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を使用した場合、硬化後のプラスチックレンズが黄色く着色する。
【0010】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、特定の配合形態をとる原料モノマーを使用して紫外線吸収性プラスチックレンズを短い重合時間で、低生産コストで製造するにあたって、硬化後のプラスチックレンズの着色を改善することができる紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物及び紫外線吸収性プラスチックレンズの製造方法の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記目的を達成するため、鋭意検討を重ねた結果、下記(A)、(B)、(C)、および(D)成分、
(A)下記一般式(I)
【0012】
【化6】
(式中、R1およびR2は、各々独立して水素原子またはメチル基を表し、X1は、各々独立して水素原子、Cl、BrまたはIを表し、mは1〜5の整数を表す。)で示されるエポキシ(メタ)アクリレート 20〜80重量部、
(B)下記一般式(II)
【0013】
【化7】
(式中、R3は各々独立して水素原子またはメチル基を表し、nは5〜16の整数を表す。)で示されるポリブチレングリコールジ(メタ)アクリレート 5〜40重量部、
(C)下記一般式(III)
【0014】
【化8】
(式中、R4は水素原子またはメチル基を表し、R5は−CH2−、−CH2CH2−、
【0015】
【化9】
または、−CH2CH2O−を表し、X2はCl、BrまたはIを表し、pは0〜3の整数を表し、qは0〜5の整数を表す。)で示されるモノ(メタ)アクリレート 5〜40重量部、
(D)分子内に一つ以上の重合性二重結合を有する化合物 1〜60重量部
を主成分として含有する原料モノマー(ただし、(A)〜(D)成分の合計を100重量部とする。)、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、および可視光領域に吸収特性を有する光重合開始剤を含有する紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物を使用し、紫外線吸収性プラスチックレンズを得るにあたり、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤として下記一般式(IV)
【0016】
【化10】
(式中、X3は水素原子またはハロゲン原子を表し、R6とR7は同一又は異種の炭素数4〜15の第3級炭化水素基を表す。)
で表される構造を用いることで、硬化後のプラスチックレンズの着色を改善できることを見い出し、本発明をなすに至った。
【0017】
また、可視光領域に吸収特性を有する光重合開始剤として、ビスアシルフォスフィンオキサイド構造を含む化合物が好適であることを見い出した。
【0018】
従って、請求項1記載の発明は、上記(A)、(B)、(C)および(D)成分を主成分として含有する原料モノマーを100重量部、上記一般式(IV)で表されるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を0.1〜5重量部、可視光領域に吸収特性を有する光重合開始剤を0.0005〜5重量部含有することを特徴とする紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物を提供する。
【0019】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物において、前記光重合開始剤が、ビスアシルフォスフィンオキサイド構造を含む化合物であることを特徴とする紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物を提供する。
【0020】
さらに、請求項3記載の発明は、請求項1〜2いずれかに記載の紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物を光重合させてプラスチックレンズを得ることを特徴とする紫外線吸収性プラスチックレンズの製造方法を提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物及び紫外線吸収性プラスチックレンズの製造方法の実施の形態について説明するが、本発明は、下記の実施の形態に限定されるものではない。
【0022】
本発明のプラスチックレンズ用組成物は、上述したように、前記(A)、(B)、(C)、および(D)成分を主成分として含有する原料モノマーを100重量部、一般式(IV)で示されるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を0.1〜5重量部、可視光領域に吸収特性を有する光重合開始剤を0.0005〜5重量部含有するものである。
【0023】
本発明で用いられる原料モノマーは、硬化後にプラスチックレンズとして好適な諸物性を有する光重合性の組成物である。本発明で用いる(A)成分は、前記一般式(I)で示されるエポキシ(メタ)アクリレートであり、硬化して得られるレンズに、高い屈折率、弾性率、耐熱性および表面硬度を付与する成分である。前記一般式(I)中、mは1〜5の整数であり、ビスフェノール骨格の繰り返し単位数を表わしている。mが5を超えると、(A)成分の粘度が高くなり過ぎて不適である。このエポキシポリ(メタ)アクリレート(A)は、単独で用いてもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。
【0024】
本発明で用いる(B)成分は、前記一般式(II)で示されるポリブチレングリコールジ(メタ)アクリレートであり、硬化して得られるレンズに耐衝撃性および染色性を付与する成分である。ポリブチレングリコールジ(メタ)アクリレート(B)の重合度は、式:−(CH2CH2CH2CH2O)n−で示される繰り返し単位の数nであり、5〜16の整数である。この重合度nが5未満では、十分な可撓性が得られない。また、nが16を超えると、架橋密度の低下を招き、ポリマーの表面硬度、弾性率、耐熱性が低下し、さらにモノマーの粘度も増加するので注型作業性も低下する。好ましい重合度nは、7〜12の整数である。
【0025】
本発明で用いる(C)成分は、前記一般式(III)で示されるモノ(メタ)アクリレートであり、(A)成分、(B)成分のみの使用では得られないレンズ成形時の面精度を向上させる成分である。モノ(メタ)アクリレート化合物(C)の具体例としては、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェニルエチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、3−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2,4,6−トリブロモフェニル(メタ)アクリレート、2,4,6−トリブロモフェノキシエチル(メタ)アクリレート、2,4,6−トリブロモフェニル−ジ(オキシエチル)−(メタ)アクリレートおよび2,4,6−トリブロモベンジル(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらは、単独あるいは2種類以上を混合して用いることができる。特に、レンズの面精度や無色透明性、組成物の粘度等の点から、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェニルエチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレートが好ましい。
【0026】
本発明で用いる(D)成分は、分子内に一つ以上の重合性二重結合を有する化合物であり、硬化して得られるレンズに耐熱性、表面硬度等の諸物性を付与したり、あるいは組成物の粘度を低下させて作業性を向上させる成分である。この化合物(D)の具体例としては、以下の単官能および多官能モノマーがあげられ、これらは、単独あるいは2種類以上を混合して用いることができる。
(D−1):イソホロンジイソシアネートと2−ヒドロキシプロピルメタクリレートを反応させて得られたウレタンジメタクリレート、メチレンビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)と2−ヒドロキシエチルメタクリレートを反応させて得られたウレタンジメタクリレート、キシリレンジイソシアネートと2−ヒドロキシエチルメタクリレートを反応させて得られたウレタンジメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレートとm−キシリレンジイソシアネートとを反応させて得られたウレタンジメタクリレートに代表される分子内に(メタ)アクリロイルオキシ基を2個以上有するウレタンポリ(メタ)アクリレート。
(D−2):トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌル酸のトリ(メタ)アクリル酸エステル、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌル酸のジ(メタ)アクリル酸エステル等のイソシアヌル酸の(メタ)アクリレート化合物。
(D−3):2−(4−ビニルベンジルチオ)エタノールおよび2−(3−ビニルベンジルチオ)エタノールの混合体、2−(4−ビニルベンジルチオ)イソプロパノールおよび2−(3−ビニルベンジルチオ)イソプロパノールの混合体、2−(4−ビニルベンジルチオ)ブタノールおよび2−(3−ビニルベンジルチオ)ブタノールの混合体に代表される少なくとも1種のヒドロキシル基と硫黄原子を含有する芳香族ビニル化合物と、イソシアナトエチル(メタ)アクリレート、m−キシリレンジイソシアネート、m−テトラメチルキシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、トリス(イソシアナトヘキシル)イソシアヌレート、ビス(4,4’−イソシアナトシクロヘキシル)メタン、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、ビス(4,4’−イソシアナトフェニル)メタンに代表されるイソシアネート化合物とを反応させて得られる含硫黄ウレタン−ビニル化合物。
(D−4):p−ビス(β−(メタ)アクリロイルオキシエチルチオ)キシリレン、m−ビス(β−(メタ)アクリロイルオキシエチルチオ)キシリレンに代表されるフェニル基にチオエーテル基とアクリロイル基とを有する基が結合した含硫黄ジ(メタ)アクリレート化合物。
(D−5):(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸i−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸ブトキシエチル、(メタ)アクリル酸アリル、(メタ)アクリル酸メタリル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸2−シアノエチル、(メタ)アクリル酸ジブロモプロピル、(メタ)アクリル酸N−ビニル−2−ピロリドン、(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、(メタ)アクリル酸ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸フォスフォエチル等のモノ(メタ)アクリレート化合物。
(D−6):エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ノナエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等のポリ(またはモノ)エチレングリコールのジ(メタ)アクリレート;プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ノナプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート等のポリ(またはモノ)プロピレングリコールのジ(メタ)アクリレート;1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,14−テトラデカメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールのカプロラクトン付加物のジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールアジペートジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレート、2−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−5−ヒドロキシメチル−5−エチル−1,3−ジオキサンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル]−プロパン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシフェニル]−プロパン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシジエトキシフェニル]−プロパン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシペンタエトキシフェニル]−プロパン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジブロモフェニル]−プロパン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシジエトキシ−3,5−ジブロモフェニル]−プロパン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシペンタエトキシ−3,5−ジブロモフェニル]−プロパン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3, 5−ジメチルフェニル]−プロパン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3−フェニルフェニル]−プロパン、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル]−スルフォン、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシフェニル]−スルフォン、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシジエトキシフェニル]−スルフォン、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシペンタエトキシフェニル]−スルフォン、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3−フェニルフェニル]−スルフォン、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジメチルフェニル]−スルフォン、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル]−スルフィド、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシフェニル]−スルフィド、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシペンタエトキシフェニル]−スルフィド、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3−フェニルフェニル]−スルフィド、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジメチルフェニル]−スルフィド、ジ[(メタ)アクリロイルオキシエトキシ]フォスフェート、トリ[(メタ)アクリロイルオキシエトキシ]フォスフェート等の多官能(メタ)アクリレート化合物。
(D−7):スチレン、ビニルトルエン、クロルスチレン、ブロモスチレン、ジビニルベンゼン、1−ビニルナフタレン、2−ビニルナフタレン、N−ビニルピロリドン等のビニル化合物。
【0027】
本発明の原料モノマーにおける(A)〜(D)成分の配合割合は、(A)〜(D)成分の合計量を100重量部としたとき、(A)成分20〜80重量部、(B)成分5〜40重量部、(C)成分5〜40重量部、(D)成分1〜60重量部である。
【0028】
(A)成分が20重量部未満ではレンズに十分な弾性率、耐熱性、屈折率、表面硬度を付与することができず、80重量部を超えると組成物の粘度が高くなり注型重合の作業性が低下する。(A)成分の好ましい配合量は30〜60重量部である。
【0029】
また、(B)成分が5重量部未満ではレンズに十分な耐衝撃性を付与することができず、かつ染色性も付与できない。一方、40重量部を超えるとレンズの弾性率、耐熱性および表面硬度の低下を招く。(B)成分の好ましい配合量は10〜35重量部である。
【0030】
また、(C)成分が5重量部未満ではレンズの面精度が悪くなり、40重量部を超えるとレンズの耐衝撃性、耐熱性が低下する。(C)成分の好ましい配合量は10〜35重量部である。
【0031】
また、(D)成分は目的とする効果により適宜選択し使用する。使用する化合物により使用量は異なるが、1重量部未満では、目的とする液性状およびレンズとしての特性を付与することができず、60重量部を超えると液性状および各種レンズ性能の低下を招く。(D)成分の好ましい配合量は1〜30重量部である。
本発明で用いるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤は、前記一般式(IV)で表される構造を有し、前記(A)、(B)、(C)、および(D)成分を主成分として含有する原料モノマー系に使用したときに硬化後のプラスチックレンズの着色を改善することができる。ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の構造により、着色に差が生じる原因は定かではないが、(A)成分のエポキシ(メタ)アクリレートの構造中に含まれる水酸基とベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の相互作用により着色が生じ、フェニル基の3位と5位に第3級の炭化水素基が付いた構造の場合に限って、硬化後の着色が抑えられるものと推測する。ただし、着色が目立たないレベルであれば一般式(IV)以外のその他ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を少量併用することも可能である。一般式(IV)で表されるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤としては、例えば5−クロロ−2−(3,5−ジ−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−tert−ペンチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−[2−ヒドロキシ−3、5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾールベンゾトリアゾール等を例示することができる。
【0032】
紫外線吸収剤の配合量は、プラスチックレンズに400nm以下の紫外線を十分に吸収させるのに十分な量であり、具体的には原料モノマー100重量部に対して0.1〜5重量部、好ましくは0.2〜3重量部である。紫外線吸収剤の配合量が少なすぎると十分に紫外線の透過を抑制できず、眼を紫外線から保護できない。一方、紫外線吸収剤の配合量が多すぎると、原料モノマーへの溶解が困難になり、成形時にプラスチックレンズ表面に紫外線吸収剤が析出したり、ガラス型との密着性が低下したり、重合反応が阻害されるという不都合が生じる。
【0033】
本発明で用いる光重合開始剤としては、400nm以上の可視光領域に吸収特性を有する必要がある。このような光重合開始剤としては、例えば、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド(BAPO1)、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド(BAPO2)を挙げることができる。これらの化合物は、ビスアシルフォスフィンオキサイド構造を有することに共通性がある。前者のBAPO1は単品では供給されておらず、BAPO1と2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オンとの1:3の混合物(チバガイギー社製、商品名イルガキュア1700)、BAPO1と1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトンとの1:3の混合物(チバガイギー社製、商品名イルガキュア1800)、BAPO1と1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトンとの1:1の混合物(チバガイギー社製、商品名イルガキュア1850)等として市販されている。後者のBAPO2はチバガイギー社製、商品名イルガキュア819として単品で供給されている。また、α−アミノアルキルフェノン系の2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1(チバガイギー社製、商品名イルガキュア369)も使用可能である。
【0034】
光重合開始剤の配合量は、原料モノマー100重量部に対して0.0005〜5重量部の範囲、好ましくは0.005〜2重量部の範囲である。光重合開始剤の配合量が少なすぎると十分に重合できない場合があり、一方、多すぎるとレンズが着色する場合がある。
【0035】
尚、モノアシルフォスフィンオキサイド構造を有するTPO(2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド)も濃度を高くすれば可視光領域に吸収特性を有するようになり、使用することは可能である。ただし、単独で使用する場合はBAPO1とBAPO2よりは添加量をかなり多くする必要がある。
【0036】
光重合の際に紫外線の照射に用いられる水銀灯は、紫外光領域だけでなく、可視光領域にも分光分布を有し、紫外線吸収剤を配合して400nm以下の紫外線を全て紫外線吸収剤で吸収されたとしても、可視光領域に吸収特性を有する光重合開始剤を可視光領域でラジカル分解させ、重合を起こさせることができる。
【0037】
水銀灯の中でも、メタルハライドランプと超高圧水銀灯が可視光領域に強い分布を有するため、水銀ショートアークランプや高圧水銀灯よりも好ましく用いることができる。
【0038】
本発明の紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物は、可視光領域に吸収特性を有する光重合開始剤を用いているため、得られるプラスチックレンズがわずかに着色する場合がある。この場合は、ブルーイング剤を添加することにより、着色を防止することができる。
【0039】
本発明の紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物には、上述した成分以外に、熱重合を併用するために、有機過酸化物、アゾ系化合物などの熱重合開始剤を併用することができる。また、その他、酸化防止剤、顔料、帯電防止剤、内部離型剤等を配合することができる。
【0040】
本発明の紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物を用いてプラスチックレンズを得る紫外線吸収性プラスチックレンズの製造方法では、プラスチックレンズの形状のキャビティを有する成形型に紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物を注入して重合する注型法が一般的である。成形型は、予め内面を鏡面研磨したガラス製またはプラスチック製の型2枚の側面にポリエステル粘着テープを巻回して2枚の型を固定すると共に、キャビティを形成して組立て、そのキャビティに光硬化性組成物を注入する。あるいは、ガスケットを用いて2枚の成形型を組み立てても良い。
【0041】
その後、その片側もしくは両側から、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等の水銀ランプを用いて、波長100〜600nmの活性エネルギー線を1〜100J/cm2の範囲で照射して、本発明の紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物を重合し3次元構造の架橋重合硬化を行い硬化させればよい。光照射時間は、0.5〜60分程度である。この際の活性エネルギー線を照射する雰囲気は、空気中でもよいし、窒素、アルゴン等の不活性ガス中でもよい。また、活性エネルギー線の照射量を0.5〜10J/cm2として、注入した組成物をゲル化させて不流動化させた後、80〜150℃の熱風炉中に1〜5時間放置し、重合を完結させるという活性エネルギー線と熱による2段階工程による硬化方法でプラスチックレンズを得ることもできる。
本発明方法によって得られた紫外線吸収性プラスチックレンズには、必要に応じて、片側または両面に、ハードコート処理、無反射コート処理、染色処理等の処理を施すことができる。
【0042】
【実施例】
<実施例1>
(A)成分としてビスフェノールAジグリシジルエーテルとメタクリル酸とを反応させて得られたエポキシジメタクリレートを40g、(B)成分としてノナブチレングリコールジメタクリレートを20g、(C)成分としてフェニルメタクリレートを25g、(D)成分としてイソホロンジイソシアネートと2−ヒドロキシプロピルメタクリレートを反応させて得られたウレタンジメタクリレートを15g、紫外線吸収剤として2−(3,5−ジ−tert−ペンチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾールを0.8g、熱重合開始剤としてt−ブチルパーオキシイソブチレートを0.1g、光重合開始剤としてイルガキュア1800を0.3g、酸化防止剤としてトリエチルホスファイトを0.2g混合し、室温でよく攪拌した後、50mmHgに減圧して10分間脱気した。
【0043】
そして、この組成物をプラスチックレンズ成形型(径70mmのレンズ成型用ガラス製モールド2枚でポリ塩化ビニル製ガスケットで挟んだ中心内厚1.5mm、度数−2.0Dとしたもの)に該組成物を注入した。
次いで、該組成物を注入した成形型に両面からランプ長10インチ、3kWのメタルハライドランプにより30J/cm2 の紫外線照射をした後、成形型からプラスチックレンズを脱型し、130℃で2時間加熱してアニール処理を行った。
【0044】
得られた紫外線吸収性プラスチックレンズの屈折率は1.54であり、400nm以下の紫外線をほとんど吸収できた。さらに、着色も見られず、レンズ色は良好であった。
<実施例2>
(A)成分としてビスフェノールAジグリシジルエーテルとメタクリル酸とを反応させて得られたエポキシジメタクリレートを40g、(B)成分としてノナブチレングリコールジメタクリレートを20g、(C)成分としてベンジルメタクリレートを25g、(D)成分としてイソホロンジイソシアネートと2−ヒドロキシプロピルメタクリレートを反応させて得られたウレタンジメタクリレートを15g、紫外線吸収剤として2−(3,5−ジ−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール1.0g、熱重合開始剤としてt−ブチルパーオキシイソブチレートを0.1g、光重合開始剤としてイルガキュア1850を0.08g、酸化防止剤としてトリエチルホスファイトを0.2gを用いた以外は、全て実施例1と同様にしてプラスチックレンズを製造した。
【0045】
得られた紫外線吸収性プラスチックレンズの屈折率は1.55であり、400nm以下の紫外線をほとんど吸収できた。さらに、着色も見られず、レンズ色は良好であった。
<実施例3>
(A)成分としてビスフェノールAジグリシジルエーテルとメタクリル酸とを反応させて得られたエポキシジメタクリレートを45g、(B)成分としてノナブチレングリコールジメタクリレートを10g、(C)成分としてベンジルメタクリレートを30g、(D)成分としてトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌル酸トリアクリレート[東亜合成(株)製、商品名M315]を5g、イソボルニルメタクリレートを2.5g、およびノナエチレングリコールジメタクリレートを7.5g、さらに、光重合開始剤としてイルガキュア819を0.08g、熱重合開始剤としてt−ブチルパーオキシイソブチレートを0.1g、紫外線吸収剤として2−[2−ヒドロキシ−3、5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾールベンゾトリアゾールを1.2g、酸化防止剤としてトリエチルホスファイトを0.2g加えて混合し、室温でよく撹拌した後、50mmHgに減圧して10分間脱気した。
次いで、鏡面仕上げした径70mmのレンズ成型用ガラス製モールド2枚を対向させ、周囲をポリ塩化ビニル製ガスケットで囲んだ中心内厚1.5mm、度数−2.0Dのプラスチックレンズ成形型に組成物を注入した。
次いで、成形型の両面から、ランプ長10インチ、3kwのメタルハライドランプにより30J/cm2の紫外線を照射し、成形型から成形物を脱型した後、130℃で2時間加熱してアニール処理を行い、プラスチックレンズを得た。
【0046】
得られた紫外線吸収性プラスチックレンズの屈折率は1.55であり、400nm以下の紫外線をほとんど吸収できた。さらに、着色も見られず、レンズ色は良好であった。
<比較例>
実施例1において、紫外線吸収剤の2−(3,5−ジ−tert−ペンチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾールを0.8gを2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール1.3gに変更する以外は、全て実施例1と同様にしてプラスチックレンズを製造した。
【0047】
得られた紫外線吸収性プラスチックレンズの屈折率は1.54であり、400nm以下の紫外線をほとんど吸収できた。しかし、黄色い着色が目立ち、このままでは製品にならないレベルであった。
【0048】
【発明の効果】
本発明の紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物は、(A)、(B)、(C)、および(D)成分を主成分として含有する原料モノマーに対し、特定構造のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を配合すると共に、可視光領域に吸収特性を有する光重合開始剤を配合したことにより、光硬化により速やかに硬化させることができる。このため、重合時間が短く、生産コストを低減することができ、同時に硬化後のプラスチックレンズの着色を改善することができる。
【0049】
本発明の紫外線吸収性プラスチックレンズの製造方法によれば、かかる紫外線吸収性プラスチックレンズ用組成物を用いたことにより、光硬化による短い重合時間で生産できるため、眼を紫外線から保護できる紫外線吸収性プラスチックレンズを低コストで生産できる。
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