JP2001234750A - エンジンのリードバルブ - Google Patents
エンジンのリードバルブInfo
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- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
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- F01L3/205—Reed valves
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- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/7722—Line condition change responsive valves
- Y10T137/7837—Direct response valves [i.e., check valve type]
- Y10T137/7838—Plural
- Y10T137/7839—Dividing and recombining in a single flow path
- Y10T137/784—Integral resilient member forms plural valves
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- Y10T137/7892—With stop
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Geometry (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リード片の閉止時の曲げ変形を抑制したエン
ジンのリードバルブを提供する。 【解決手段】 リードバルブ7は、弁孔16および弁座
17を有するバルブ本体18と、前記弁座17に着座す
る樹脂製のリード片19を備える。リード片19は、そ
の基端部を前記バルブ本体18に支持させる。前記バル
ブ本体18には前記弁孔16を横切る格子20を形成
し、格子20の外面は弁座面と同一平面となるように設
定する。弁孔16は、前記格子20により同一の開口面
積を持つ複数の開口部16aに分割する。
ジンのリードバルブを提供する。 【解決手段】 リードバルブ7は、弁孔16および弁座
17を有するバルブ本体18と、前記弁座17に着座す
る樹脂製のリード片19を備える。リード片19は、そ
の基端部を前記バルブ本体18に支持させる。前記バル
ブ本体18には前記弁孔16を横切る格子20を形成
し、格子20の外面は弁座面と同一平面となるように設
定する。弁孔16は、前記格子20により同一の開口面
積を持つ複数の開口部16aに分割する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、直噴式
2サイクルエンジンの吸気通路内に配置され、燃料を含
まない吸気の逆流を防止するリードバルブに関する。
2サイクルエンジンの吸気通路内に配置され、燃料を含
まない吸気の逆流を防止するリードバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、燃料と空気の混合気をクランク
室圧縮する方式の2サイクルエンジンに用いられるリー
ドバルブの断面図である。このリードバルブは、金属製
のバルブ本体38の弁孔36を開閉する樹脂製のリード
片39の基端部を、前記バルブ本体38にねじ体40で
支持して構成される。バルブ本体38の弁孔36は単一
開口部からなり、図10に側面図で示すように、横並び
に複数(ここでは3つ)配置されており、各弁孔36を
対応する各1枚のリード片39で開閉するように、3枚
のリード片39が、バルブ本体38の弁座37に着座さ
せてある。弁座面はゴム層41で被覆されている。関連
技術として実開昭60−47832号公報がある。
室圧縮する方式の2サイクルエンジンに用いられるリー
ドバルブの断面図である。このリードバルブは、金属製
のバルブ本体38の弁孔36を開閉する樹脂製のリード
片39の基端部を、前記バルブ本体38にねじ体40で
支持して構成される。バルブ本体38の弁孔36は単一
開口部からなり、図10に側面図で示すように、横並び
に複数(ここでは3つ)配置されており、各弁孔36を
対応する各1枚のリード片39で開閉するように、3枚
のリード片39が、バルブ本体38の弁座37に着座さ
せてある。弁座面はゴム層41で被覆されている。関連
技術として実開昭60−47832号公報がある。
【0003】また、リード片39の開閉動作に伴ってリ
ード片39の先端39aが弁座面に繰り返し当たると、
ゴム層41で被覆された弁座面と樹脂製リード片39と
の硬度差の関係によって、リード片39の先端39aが
傷むことがあるので、リード片39の先端39aは、図
9に断面図で示すように、弁座面から若干(約0.5〜
1mm)はみ出すように設定されている。こうすると、
リード片39の先端39aはバルブ本体38から浮いた
状態となり、バルブ本体38に接触しない。
ード片39の先端39aが弁座面に繰り返し当たると、
ゴム層41で被覆された弁座面と樹脂製リード片39と
の硬度差の関係によって、リード片39の先端39aが
傷むことがあるので、リード片39の先端39aは、図
9に断面図で示すように、弁座面から若干(約0.5〜
1mm)はみ出すように設定されている。こうすると、
リード片39の先端39aはバルブ本体38から浮いた
状態となり、バルブ本体38に接触しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10のよう
に1枚のリード片39で、単一開口部からなる弁孔36
を開閉するのでは、運転中の背圧の繰り返し変動により
リード片39にかかる曲げ荷重で、リード片39の閉止
時(着座状態)における曲げ変形が大きくなる。特に、
前記構成のリードバルブを、空気のみをクランク室圧縮
する直噴エンジンに用いた場合には、燃料による気化熱
がなく、リードバルブ自体の温度が上昇するため、樹脂
製のリード片39が軟かくなって、閉止時の曲げ変形が
さらに大きくなる。
に1枚のリード片39で、単一開口部からなる弁孔36
を開閉するのでは、運転中の背圧の繰り返し変動により
リード片39にかかる曲げ荷重で、リード片39の閉止
時(着座状態)における曲げ変形が大きくなる。特に、
前記構成のリードバルブを、空気のみをクランク室圧縮
する直噴エンジンに用いた場合には、燃料による気化熱
がなく、リードバルブ自体の温度が上昇するため、樹脂
製のリード片39が軟かくなって、閉止時の曲げ変形が
さらに大きくなる。
【0005】また、弁座面から若干はみ出すように設定
したリード片39の先端39aも、温度上昇で軟かくな
るので、バルブ本体38の弁座面から外れた、ゴム層4
1の被覆されていない先端露出部分42に当たることに
より、傷み易くなる。リードバルブが混合気の通る吸気
通路内に配置されている場合は、上述のとおり、燃料の
気化熱によりリード片39の温度上昇が抑制されて、リ
ード片が硬いままであるから、その先端39aは、変形
が小さので、バルブ本体38の前記先端露出部分42に
当たらない。
したリード片39の先端39aも、温度上昇で軟かくな
るので、バルブ本体38の弁座面から外れた、ゴム層4
1の被覆されていない先端露出部分42に当たることに
より、傷み易くなる。リードバルブが混合気の通る吸気
通路内に配置されている場合は、上述のとおり、燃料の
気化熱によりリード片39の温度上昇が抑制されて、リ
ード片が硬いままであるから、その先端39aは、変形
が小さので、バルブ本体38の前記先端露出部分42に
当たらない。
【0006】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
ので、リード片の閉止時の曲げ変形を抑制できるエンジ
ンのリードバルブを提供することを目的とする。
ので、リード片の閉止時の曲げ変形を抑制できるエンジ
ンのリードバルブを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明に係るエンジンのリードバルブは、エン
ジンの吸気通路を開閉するものであって、弁孔および弁
座を有するバルブ本体と、前記弁座に着座する樹脂製の
リード片とを備え、前記バルブ本体に前記弁孔を横切る
格子が形成され、格子の外面が弁座面と同一平面となる
ように設定されている。
ために、本発明に係るエンジンのリードバルブは、エン
ジンの吸気通路を開閉するものであって、弁孔および弁
座を有するバルブ本体と、前記弁座に着座する樹脂製の
リード片とを備え、前記バルブ本体に前記弁孔を横切る
格子が形成され、格子の外面が弁座面と同一平面となる
ように設定されている。
【0008】上記構成によれば、リード片が弁座に着座
した状態において、リード片は、弁座面だけでなく、弁
孔を横切る格子によっても受け止められるので、リード
片の閉止時の曲げ変形が抑制される。
した状態において、リード片は、弁座面だけでなく、弁
孔を横切る格子によっても受け止められるので、リード
片の閉止時の曲げ変形が抑制される。
【0009】本発明の好ましい実施形態によれば、前記
格子により弁孔が同一の開口面積を持つ複数の開口部に
分割されている。この構成によれば、格子の配置バラン
スが良いので、リード片の閉止時の曲げ変形がさらに抑
制される。
格子により弁孔が同一の開口面積を持つ複数の開口部に
分割されている。この構成によれば、格子の配置バラン
スが良いので、リード片の閉止時の曲げ変形がさらに抑
制される。
【0010】また、本発明の好ましい実施形態では、請
求項1または2の構成において、前記弁座面がゴム層に
より被覆されており、前記リード片の先端縁がゴム層に
接触するように設定されている。この構成によれば、リ
ードバルブ自体が温度上昇する直噴エンジンに用いた場
合に、温度上昇により軟かくなったリード片の先端が、
ゴム層により被覆された弁座面に当たり、バルブ本体に
おけるゴム層のない部分に当たらないので、開閉動作の
繰り返しによりリード片の先端が傷むのを防止できる。
求項1または2の構成において、前記弁座面がゴム層に
より被覆されており、前記リード片の先端縁がゴム層に
接触するように設定されている。この構成によれば、リ
ードバルブ自体が温度上昇する直噴エンジンに用いた場
合に、温度上昇により軟かくなったリード片の先端が、
ゴム層により被覆された弁座面に当たり、バルブ本体に
おけるゴム層のない部分に当たらないので、開閉動作の
繰り返しによりリード片の先端が傷むのを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の
一実施形態であるリードバルブを装備した2サイクルエ
ンジンの概略構成を示す断面図である。この2サイクル
エンジン1は、空気のみをクランク室圧縮する直噴エン
ジンであって、シリンダ2の下部のクランク室3には吸
気通路4が連通させてある。吸気通路4の入口にはエア
クリーナ5が設けられ、吸気通路4の途中にはスロット
ルバルブ6および吸気の逆流を防止するリードバルブ7
が配置されている。
ついて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の
一実施形態であるリードバルブを装備した2サイクルエ
ンジンの概略構成を示す断面図である。この2サイクル
エンジン1は、空気のみをクランク室圧縮する直噴エン
ジンであって、シリンダ2の下部のクランク室3には吸
気通路4が連通させてある。吸気通路4の入口にはエア
クリーナ5が設けられ、吸気通路4の途中にはスロット
ルバルブ6および吸気の逆流を防止するリードバルブ7
が配置されている。
【0012】このエンジン1は、ピストン8の上昇行程
時に、エアクリーナ5および吸気通路4を介して空気を
クランク室2内に吸い込み、下降行程においてクランク
室3内で空気を予圧縮し、その空気を掃気通路9を介し
て燃焼室10へ供給する。ピストン8の上昇行程におい
て、燃焼室10でさらに空気を圧縮し、上死点付近にお
いて噴射ノズル11から燃焼室10内へ燃料を噴射し
て、前記圧縮空気中で燃焼させる。燃焼に伴うピストン
8の下降行程では、掃気通路9に先立って開く排気ポー
ト12から、燃焼室10内の燃焼ガスを排出する。
時に、エアクリーナ5および吸気通路4を介して空気を
クランク室2内に吸い込み、下降行程においてクランク
室3内で空気を予圧縮し、その空気を掃気通路9を介し
て燃焼室10へ供給する。ピストン8の上昇行程におい
て、燃焼室10でさらに空気を圧縮し、上死点付近にお
いて噴射ノズル11から燃焼室10内へ燃料を噴射し
て、前記圧縮空気中で燃焼させる。燃焼に伴うピストン
8の下降行程では、掃気通路9に先立って開く排気ポー
ト12から、燃焼室10内の燃焼ガスを排出する。
【0013】図2は前記リードバルブ7の縦断面図を示
す。このリードバルブ7は、吸気通路4の一部を形成す
る弁孔16と弁座17とを有するバルブ本体18と、こ
のバルブ本体18に基端部が支持されて前記弁座17に
着座する薄板状のリード片19とを備えている。バルブ
本体18はアルミニウムのような金属材料からなり、吸
気通路4の下流側へ突出する断面が2等辺三角形状に形
成され、傾斜した両側部に、図3に示すように、複数
(ここでは3つ)の弁孔16が横並びに配置されてい
る。各弁孔16は、その弁孔16を縦方向に横切る格子
20によって、同一開口面積を持つ複数(ここでは2
つ)の開口部16a,16aに分割されている。
す。このリードバルブ7は、吸気通路4の一部を形成す
る弁孔16と弁座17とを有するバルブ本体18と、こ
のバルブ本体18に基端部が支持されて前記弁座17に
着座する薄板状のリード片19とを備えている。バルブ
本体18はアルミニウムのような金属材料からなり、吸
気通路4の下流側へ突出する断面が2等辺三角形状に形
成され、傾斜した両側部に、図3に示すように、複数
(ここでは3つ)の弁孔16が横並びに配置されてい
る。各弁孔16は、その弁孔16を縦方向に横切る格子
20によって、同一開口面積を持つ複数(ここでは2
つ)の開口部16a,16aに分割されている。
【0014】前記弁座17は、弁孔16が開口するバル
ブ本体18の両側部の外面の、弁孔16の周辺を含む面
域に形成され、その弁座面、つまり、リード片19と対
向する外面は、ニトリル系樹脂などからなるゴム層15
により被覆されている。前記格子20の外面は弁座面と
同一平面となるように設定されている。ここでは、格子
20の外面も前記ゴム層15で被覆されていて、格子2
0が弁座17の一部を兼ねるようにされている。なお、
バルブ本体18内には、図2に示す樹脂製の空気ガイド
部材22が装着されている。
ブ本体18の両側部の外面の、弁孔16の周辺を含む面
域に形成され、その弁座面、つまり、リード片19と対
向する外面は、ニトリル系樹脂などからなるゴム層15
により被覆されている。前記格子20の外面は弁座面と
同一平面となるように設定されている。ここでは、格子
20の外面も前記ゴム層15で被覆されていて、格子2
0が弁座17の一部を兼ねるようにされている。なお、
バルブ本体18内には、図2に示す樹脂製の空気ガイド
部材22が装着されている。
【0015】前記リード片19は例えばエポキシ樹脂か
らなり、その基端部が金属のような剛体からなるストッ
パー23と共に、ねじ体24によりバルブ本体18の両
側面の上辺部に片持ち状に締め付け固定されている。図
3に示すように、バルブ本体18の両側部の各弁孔16
を開閉する3枚のリード片19は、基端部において一体
に連結されている。また、リード片19の先端縁19a
は、図5に断面図で示すように、リード片19の閉止時
に、ゴム層15で覆われた弁座面の先端に合致する位置
に設定されており、これによって、リード片19の閉止
時にその先端縁19aが弁座面を被覆するゴム層15に
接触するようになっている。
らなり、その基端部が金属のような剛体からなるストッ
パー23と共に、ねじ体24によりバルブ本体18の両
側面の上辺部に片持ち状に締め付け固定されている。図
3に示すように、バルブ本体18の両側部の各弁孔16
を開閉する3枚のリード片19は、基端部において一体
に連結されている。また、リード片19の先端縁19a
は、図5に断面図で示すように、リード片19の閉止時
に、ゴム層15で覆われた弁座面の先端に合致する位置
に設定されており、これによって、リード片19の閉止
時にその先端縁19aが弁座面を被覆するゴム層15に
接触するようになっている。
【0016】図2のストッパー23は、リード片19の
最大開度を設定する部材であって、ねじ体24で固定さ
れる基端部から先端側に向かってバルブ本体18の弁座
面から漸次離間するように湾曲させてある。このストッ
パー23にはスリット状の通気窓25が図2の紙面に直
交する方向に複数並んで形成されている。
最大開度を設定する部材であって、ねじ体24で固定さ
れる基端部から先端側に向かってバルブ本体18の弁座
面から漸次離間するように湾曲させてある。このストッ
パー23にはスリット状の通気窓25が図2の紙面に直
交する方向に複数並んで形成されている。
【0017】前記リードバルブ7は、図2に示す取付構
造によって吸気通路4に取り付けられる。すなわち、吸
気通路4を形成する吸入管26の下流端フランジ26a
と、クランク室3を形成するクランクケース27におけ
る吸入口28の口縁28aとで、バルブ本体18のフラ
ンジ18aを挟み、前記吸入口28の口縁28aに埋め
込まれたスタッドボルト29に螺合したナット30で、
前記両フランジ18a,26aを前記吸入口28の口縁
28aに締め付けることによって、リードバルブ7が吸
気通路4内に配置される。なお、吸入口28の口縁28
aとフランジ18aとの間、および両フランジ18a,
26aの間にはそれぞれ、リング状のシール部材31,
32が介挿されて、リードバルブ7の取付部のシールが
図られている。
造によって吸気通路4に取り付けられる。すなわち、吸
気通路4を形成する吸入管26の下流端フランジ26a
と、クランク室3を形成するクランクケース27におけ
る吸入口28の口縁28aとで、バルブ本体18のフラ
ンジ18aを挟み、前記吸入口28の口縁28aに埋め
込まれたスタッドボルト29に螺合したナット30で、
前記両フランジ18a,26aを前記吸入口28の口縁
28aに締め付けることによって、リードバルブ7が吸
気通路4内に配置される。なお、吸入口28の口縁28
aとフランジ18aとの間、および両フランジ18a,
26aの間にはそれぞれ、リング状のシール部材31,
32が介挿されて、リードバルブ7の取付部のシールが
図られている。
【0018】つぎに、前記リードバルブ7の動作を説明
する。図1のピストン8の上昇行程時、クランク室3内
に発生する負圧により図2のリード片19が開き、エア
クリーナ5および吸気通路4のスロットルバルブ6を経
てクランク室3内へ空気が矢印A方向に吸い込まれる。
ピストン8の下降行程時にはクランク室3内が加圧され
るので、リード片19は弁孔16を塞ぐ着座状態を保
つ。エンジン運転中に、リード片19はこのような開閉
動作を繰り返し、リード片19の下流側の圧力である背
圧の繰り返し変動により、リード片19に大きな曲げ荷
重がかかるが、このときリード片19は、閉止状態にお
いて、弁座面だけでなく、図3に示す弁孔16を横切る
格子20によっても支持されるので、リード片19の曲
げ変形が抑制される。
する。図1のピストン8の上昇行程時、クランク室3内
に発生する負圧により図2のリード片19が開き、エア
クリーナ5および吸気通路4のスロットルバルブ6を経
てクランク室3内へ空気が矢印A方向に吸い込まれる。
ピストン8の下降行程時にはクランク室3内が加圧され
るので、リード片19は弁孔16を塞ぐ着座状態を保
つ。エンジン運転中に、リード片19はこのような開閉
動作を繰り返し、リード片19の下流側の圧力である背
圧の繰り返し変動により、リード片19に大きな曲げ荷
重がかかるが、このときリード片19は、閉止状態にお
いて、弁座面だけでなく、図3に示す弁孔16を横切る
格子20によっても支持されるので、リード片19の曲
げ変形が抑制される。
【0019】また、前記格子20により、弁孔16は同
一の開口面積を持つ2つの開口部16a,16aに分割
されているので、格子20の配置バランスが良く、リー
ド片19の閉止時の曲げ変形がさらに抑制される。
一の開口面積を持つ2つの開口部16a,16aに分割
されているので、格子20の配置バランスが良く、リー
ド片19の閉止時の曲げ変形がさらに抑制される。
【0020】また、図1に示すような直噴エンジンに前
記リードバルブ7を用いた場合には、燃料の気化熱がな
いので、リードバルブ7自体が温度上昇し、樹脂製のリ
ード片19が軟かくなるが、この実施形態では、図5の
リード片19の先端縁19aが、弁座面を覆うゴム層1
5に当たるので、開閉動作の繰り返しによりリード片1
9の先端縁19aが傷むのを防止できる。すなわち、従
来例のようにリード片19の先端縁19aをゴム層15
から若干はみ出すように設定すると、温度上昇で軟かく
なったリード片19の先端が、バルブ本体18における
ゴム層15で被覆されていない金属露出部分186に繰
り返し打ち付けられて、その先端縁19aが傷むことが
あるが、この実施形態の場合、そのような現象が生じな
い。
記リードバルブ7を用いた場合には、燃料の気化熱がな
いので、リードバルブ7自体が温度上昇し、樹脂製のリ
ード片19が軟かくなるが、この実施形態では、図5の
リード片19の先端縁19aが、弁座面を覆うゴム層1
5に当たるので、開閉動作の繰り返しによりリード片1
9の先端縁19aが傷むのを防止できる。すなわち、従
来例のようにリード片19の先端縁19aをゴム層15
から若干はみ出すように設定すると、温度上昇で軟かく
なったリード片19の先端が、バルブ本体18における
ゴム層15で被覆されていない金属露出部分186に繰
り返し打ち付けられて、その先端縁19aが傷むことが
あるが、この実施形態の場合、そのような現象が生じな
い。
【0021】前記実施形態では、図3に示す弁孔16を
横切る縦の格子20で、各弁孔16を2つの開口部16
a,16aに分割したが、これに限らず、図6に示すよ
うに、弁孔16を横切る横の格子21で、各弁孔16を
2つの開口部16b,16bに分割してもよい。さらに
は、図7に示すように、弁孔16を横切る縦横の格子2
0,21で、各弁孔16を4つの開口部16cに分割し
てもよい。
横切る縦の格子20で、各弁孔16を2つの開口部16
a,16aに分割したが、これに限らず、図6に示すよ
うに、弁孔16を横切る横の格子21で、各弁孔16を
2つの開口部16b,16bに分割してもよい。さらに
は、図7に示すように、弁孔16を横切る縦横の格子2
0,21で、各弁孔16を4つの開口部16cに分割し
てもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明のエンジンのリー
ドバルブによれば、弁孔および弁座を有するバルブ本体
と、このバルブ本体に基端部が支持されて前記弁座に着
座する樹脂製のリード片とを備え、前記バルブ本体に前
記弁孔を横切る格子が形成され、格子の外面が弁座面と
同一平面となるように設定されているため、リード片の
閉止時の曲げ変形が抑制される。
ドバルブによれば、弁孔および弁座を有するバルブ本体
と、このバルブ本体に基端部が支持されて前記弁座に着
座する樹脂製のリード片とを備え、前記バルブ本体に前
記弁孔を横切る格子が形成され、格子の外面が弁座面と
同一平面となるように設定されているため、リード片の
閉止時の曲げ変形が抑制される。
【図1】本発明の一実施形態に係るリードバルブを装備
した2サイクルエンジンの概略構成を示す断面図であ
る。
した2サイクルエンジンの概略構成を示す断面図であ
る。
【図2】前記リードバルブの取付状態を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図3】同リードバルブにおけるバルブ本体の側面図で
ある。
ある。
【図4】同リードバルブにおけるリード片の平面図であ
る。
る。
【図5】同リードバルブの部分拡大縦断面図である。
【図6】同リードバルブにおける格子の他の例を示す側
面図である。
面図である。
【図7】同格子のさらに他の例を示す側面図である。
【図8】従来のリードバルブの縦断面図である。
【図9】同リードバルブの部分拡大縦断面図である。
【図10】同リードバルブにおけるバルブ本体の側面図
である。
である。
1…2サイクルエンジン、4…吸気通路、7…リードバ
ルブ、16…弁孔、17…弁座、18…バルブ本体、1
9…リード片、20,21…格子
ルブ、16…弁孔、17…弁座、18…バルブ本体、1
9…リード片、20,21…格子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 厚典 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 Fターム(参考) 3H058 AA15 BB21 BB24 BB25 CA23 CB04 CB12 CB14 CB19 CC04 EE04 EE15
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンの吸気通路を開閉するリードバ
ルブであって、 弁孔および弁座を有するバルブ本体と、このバルブ本体
に基端部が支持されて前記弁座に着座する樹脂製のリー
ド片とを備え、 前記バルブ本体に前記弁孔を横切る格子が形成され、格
子の外面が弁座面と同一平面となるように設定されてい
るエンジンのリードバルブ。 - 【請求項2】 請求項1において、前記格子により前記
弁孔が同一の開口面積を持つ複数の開口部に分割されて
いるエンジンのリードバルブ。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記弁座面
がゴム層により被覆されており、前記リード片の先端縁
がゴム層に接触するように設定されているエンジンのリ
ードバルブ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000050872A JP2001234750A (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | エンジンのリードバルブ |
US09/793,489 US20010032676A1 (en) | 2000-02-28 | 2001-06-12 | Reed valve for engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000050872A JP2001234750A (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | エンジンのリードバルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001234750A true JP2001234750A (ja) | 2001-08-31 |
Family
ID=18572610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000050872A Pending JP2001234750A (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | エンジンのリードバルブ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20010032676A1 (ja) |
JP (1) | JP2001234750A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003184562A (ja) * | 2001-12-20 | 2003-07-03 | Arai Pump Mfg Co Ltd | リードバルブ |
JP2004138200A (ja) * | 2002-10-18 | 2004-05-13 | Eagle Ind Co Ltd | リードバルブ |
JP2014503058A (ja) * | 2011-01-07 | 2014-02-06 | エクスコア エアロスペース インコーポレイテッド | 極低温および高逆圧に適した高速チェックバルブ |
WO2018179651A1 (ja) * | 2017-03-29 | 2018-10-04 | 株式会社ミクニ | リードバルブ |
JP2018162668A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | スズキ株式会社 | エンジンの排気浄化装置及び車両 |
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JP2007056747A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Toshihiko Yamamoto | エンジンの吸気装置 |
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CA2992292C (en) * | 2015-07-23 | 2024-01-02 | Power Tech Staple and Nail, Inc. | Elastomeric exhaust reed valve for combustion driven fastener hand tool |
TWI746950B (zh) * | 2018-10-09 | 2021-11-21 | 先進光電科技股份有限公司 | 防耀光顯示系統 |
-
2000
- 2000-02-28 JP JP2000050872A patent/JP2001234750A/ja active Pending
-
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- 2001-06-12 US US09/793,489 patent/US20010032676A1/en not_active Abandoned
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JP2018168925A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | 株式会社ミクニ | リードバルブ |
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Publication number | Publication date |
---|---|
US20010032676A1 (en) | 2001-10-25 |
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