JP2001234475A - 樹脂加工布の製造方法 - Google Patents

樹脂加工布の製造方法

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JP2001234475A
JP2001234475A JP2000049425A JP2000049425A JP2001234475A JP 2001234475 A JP2001234475 A JP 2001234475A JP 2000049425 A JP2000049425 A JP 2000049425A JP 2000049425 A JP2000049425 A JP 2000049425A JP 2001234475 A JP2001234475 A JP 2001234475A
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Motohiro Kojima
基裕 小嶋
Reiichi Hazama
令一 波左間
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Unitika Fibers Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱可塑性樹脂を水分散物や水乳化物の状態で
被覆加工を行う場合の樹脂加工布として必要な特性を満
たすために十分な付着量を塗布されている樹脂加工布の
製造方法を提供する。 【解決手段】 平均粒径が5μm以下である共重合ポリ
エステル樹脂、ポリオレフィン樹脂等の熱可塑性樹脂の
水分散物あるいは乳化物に、平均粒径が10〜150μ
mで最大粒径が200μm以下である熱可塑性樹脂粉末
を混合して、樹脂固形分濃度が40〜80%になるよう
に調整した樹脂液で、ポリエステル繊維等の繊維からな
る織編物等の布帛の少なくとも片面を被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラック幌、防水
布、メッシュシート、飛散防止シート等の産業資材に用
いられる樹脂加工布の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、樹脂加工布である工事用メッ
シュシートや飛散防止メッシュシートあるいはトラック
幌、テント地等の防水布についてはよく知られている。
これらはビニロン、ポリアミド、ポリエステル、アラミ
ド等の紡績糸、または長繊維糸を用いて製編織した布帛
に、ディッピング、コーティング等の方法で主に塩化ビ
ニル系樹脂を被覆加工することにより製造されている。
しかし、塩化ビニル系樹脂を含有している製品は、焼却
時に塩素が発生し、ダイオキシンや塩化水素ガス等の発
生要因物質として問題視されることから、これに変わる
樹脂として、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリウレタン系樹脂
等の熱可塑性樹脂を用いることが始められていて、これ
らの樹脂を溶剤に溶解して用いる溶剤溶液、樹脂粒を水
に分散して用いる水分散物、樹脂粒を水に乳化剤を併用
して用いる水乳化物等の樹脂液の状態でで被覆加工が行
なわれている。これらの樹脂液のうち、水分散物や水乳
化物は、保存安定性の点から平均粒径が5μm以下の樹
脂粒で、有効固形分濃度が25〜50%程度のものが使
用されている。全固形分濃度が50%以下の樹脂液を用
いて樹脂加工したのでは、基布に塗布した樹脂液の過半
を蒸発させるために、樹脂加工布として必要な特性を満
たすだけの樹脂付着量を確保することが困難であり、樹
脂液の全固形分濃度を炭酸カルシウム等の無機充填剤の
添加により補った場合、樹脂被膜の耐摩耗性等の基本的
物性を得ることが困難であるといった問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
現状に鑑みてなされたものであり、熱可塑性樹脂を水分
散物や水乳化物の状態で被覆加工を行う場合の樹脂加工
布として必要な特性を満たすために十分な付着量を塗布
されている樹脂加工布の製造方法を提供することを目的
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するものであり、 1.平均粒径が5μm以下である熱可塑性樹脂微粉末の
水分散物あるいは乳化物に、平均粒径が10〜150μ
mで最大粒径が200μm以下である熱可塑性樹脂粉末
を混合して、樹脂固形分濃度が40〜80%になるよう
に調整した樹脂液で、布帛の少なくとも片面を被覆する
ことを特徴とする樹脂加工布の製造方法 2.熱可塑性樹脂が、テレフタル酸とイソフタル酸また
は脂肪族ジカルボン酸である酸成分と、炭素数2〜6個
の直鎖グリコールと炭素数2〜6個の側鎖グリコールま
たはエーテルグリコールであるアルコール成分からなる
共重合ポリエステル樹脂であり、共重合ポリエステル樹
脂の分子量が10000〜80000で、ガラス転移点
温度が−50℃〜70℃であることを特徴とする上記の
樹脂加工布の製造方法. 3.全固形分に対して難燃剤を5%〜30%添加するこ
とを特徴とする上記の樹脂加工布の製造方法.を要旨と
するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明では、平均粒径が5μm以下である熱可塑性樹脂
の微粉末の水分散物あるいは水乳化物に、平均粒径が1
0〜150μmで最大粒径が200μm以下である熱可
塑性樹脂粉末を混合した樹脂液で布帛の被覆加工を行
う。
【0006】本発明において、被覆加工用の基布となる
布帛は、ポリエステル、ポリアミド、ビニロン、アラミ
ド等の合成繊維の紡績糸、または長繊維糸を用いて製編
織した織物あるいは編物であり、布帛の物性や寸法安定
性等の点から、織物であるのが好ましく、工事用メッシ
ュシート用の場合は、組織で空隙をもたせた模紗組織の
織物、防水布であれば平組織で高密度の織物を用いれば
よい。本発明において、布帛としてポリエステル繊維か
らなる布帛を用いる場合のポリエステル繊維は、ポリエ
チレンテレフタレート、あるいはポリエチレンテレフタ
レートを主たる成分としポリエチレンテレフタレートの
特性を保持する程度に第3成分を共重合もしくは混合し
たポリエステルを溶融紡糸して作られる繊維であり、長
繊維糸もしくは短繊維の紡績糸のいずれであってもよ
い。このポリエステル繊維には帯電防止剤、難燃剤およ
び顔料等が重合時あるいは紡糸時に添加された難燃原着
糸であってもよい。またポリエステル繊維は、相対粘度
が1.30以上であるのが好ましく、より好ましくは
1.35以上である。相対粘度が1.30未満であると
産業資材用途の樹脂加工布としての強度および過酷な条
件下における耐久性が劣り樹脂加工布に求められる引張
強力、引裂強力、タフネス、及び耐摩耗性等の基本的物
性を得られない恐れがある。
【0007】本発明においては、熱可塑性樹脂の微粉末
の水分散物あるいは水乳化物に、粒径の大きい熱可塑性
樹脂の粉末を混合して用いるが、樹脂の微粉末の水分散
物あるいは水乳化物を用いると、有機溶剤系と比較して
加工作業上、環境上安全で、加工機は防爆型でなくても
良く、加工機選択の幅も広がることとなる。また、平均
粒径が5μm以下である樹脂の微粉末の水分散物あるい
は乳化物を樹脂粉末の分散媒として用いることにより、
樹脂の微粉末が基布の糸条内に浸透し、かつ粉末が基布
上に皮膜を形成するので、堅牢な被膜を形成することが
可能となる。また、水分散物ないし乳化物が、樹脂粉末
や難燃剤等の沈降を防ぐ作用をし、樹脂液の安定性に寄
与する。
【0008】樹脂の水分散物あまいは乳化物に対する樹
脂粉末の添加量は、樹脂液の全固形分濃度が40〜80
%になるように調整される。全固形分濃度が40%未満
であれば、ポリエステル基布に塗布する際に、樹脂加工
布としての特性を満たすために十分な付着量を塗布する
ことが出来ない。80%以上であれば、樹脂液の溶液粘
度が高くなり作業性が悪化する。好ましくは、50%〜
70%になるように調整する。また、水分散物ないし乳
化物の樹脂成分と樹脂粉末のそれぞれの樹脂の種類、ガ
ラス転移点温度Tg、融点等は、異なっていてもよい。
ただし、融点は180℃以下であることが望ましい。融
点が180℃以下であれば、基布の熱収縮が小さい温度
でのキュアリングが可能となる。
【0009】一方、樹脂の水分散物ないし乳化物に対し
て添加する樹脂粉末の平均粒径は、樹脂安定性、加工適
性等から考えると、10〜150μmで、最大粒径は2
00μm以下であるのが好ましい。また、平均粒径が5
μm以下の樹脂と平均粒径が10〜150μmである樹
脂の割合は、90:10〜20:80であるのが好まし
い。
【0010】本発明において、用いる熱可塑性樹脂とし
ては、ポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エ
チレン−酢酸ビニル共重合樹脂、アクリル系樹脂、共重
合ポリエステル系樹脂等が挙げられる。ポリオレフィン
系樹脂としては、エチレンやプロピレン等を主モノマー
とし、ジエン類、アクリル酸エステル類や酢酸ビニル等
を官能基モノマーとして導入し、重合されたものが挙げ
られる。特にエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂は、酢酸
ビニルの含量により、柔軟性やゴム弾性等を調整するこ
とが出来るため好適である。
【0011】また、アクリル系樹脂では、アクリル酸エ
ステルを主モノマーとし、酢酸ビニルやスチレン等を官
能基モノマーとして導入したものが挙げられる。アクリ
ル酸エステルとしては、メチルエステルから長鎖のエス
テルまで種々あり、エステル基の種類により、柔軟性等
の諸物性を調整することが可能である。ポリウレタン系
樹脂としては、ポリオキシエチレングリコール等のポリ
エーテル系、ポリエチレンアジペート等のポリエステル
系、アクリル系などのオリゴマーポリオール成分と、ト
リイソシアネート等の芳香族系やヘキサメチレンジイソ
シアネート等の脂肪族系のポリイソシアネート成分を重
付加させたものが挙げられる。これらの諸原料の選択、
組み合わせ、反応条件等の要因を調整し、さらに必要に
応じて鎖延長剤や架橋剤等を添加することにより、被膜
樹脂として必要な機械的物性および柔軟性を付与するこ
とができる。
【0012】基布がポリエステル繊維である布帛である
場合に、用いる熱可塑性樹脂として最も好ましいのは、
共重合ポリエステルである。共重合ポリエステルは、ポ
リエステル繊維に対する接着性に優れ、また樹脂特性と
して耐摩耗性にも優れる。共重合ポリエステルとして
は、フェノール/四塩化炭素(6/4)中で測定した極
限粘度が0.4〜1.5であり、テレフタル酸とイソフ
タル酸または脂肪族ジカルボン酸である酸成分を用い、
炭素数2〜6個の直鎖グリコールと炭素数2〜6個の側
鎖グリコールまたはエーテルグリコールをアルコール成
分として用いて共重合したポリエステルが好適である。
脂肪族ジカルボン酸としてはアジピン酸、コハク酸、セ
バシン酸、ドデカンジオン酸またはそれらの低級アルキ
ルエステルが使用される。また炭素数2〜6個の直鎖グ
リコールとしてはエチレングリコール、1,4ブタジオ
ール等が挙げられ、炭素数2〜6個の側鎖グリコールと
しては1,2プロピレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、1,2ブタンジオール等が挙げられ、さらに炭
素数2〜6個のエーテルグリコールとしてはジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール等が挙げられる。
これらの酸成分の共重合割合は、テレフタル酸成分と他
の酸成分とがモル比で80:20〜20:80、またアルコール
成分の共重合割合は、直鎖グリコールと他のグリコール
成分とがモル比で80:20〜20:80であるのが好適であ
る。テレフタル酸とイソフタル酸または脂肪族ジカルボ
ン酸を酸成分として用い、炭素数2〜6個の直鎖グリコ
ールと炭素数2〜6個の側鎖グリコールまたはエーテル
グリコールをアルコール成分として用いて共重合したポ
リエステルは、被覆用樹脂として最も好適であり、それ
は酸成分の中にテレフタル酸やイソフタル酸等の芳香族
ジカルボン酸をポリマー内部に存在させることにより機
械的物性を保持させ、脂肪族ジカルボン酸を同時に重合
させることによりポリマー自体に柔軟性を付与すること
ができ、その柔軟性はアルコール成分の炭素数により調
整可能になるからであり、また比較的安価で原料が入手
できるためである。これらの共重合ポリエステルは、分
子量が10000〜80000の範囲であることが好ま
しい。分子量が10000未満では樹脂の凝集力が弱
く、樹脂の機械的物性が劣り、80000を越えると溶
液粘度が高くなり加工作業性が悪くなる。また製品の柔
軟性は共重合成分を調整することにより、ガラス転移点
温度Tgを調整すればよく、従来の塩化ビニル系樹脂加
工の樹脂加工布と同等の柔軟性を得るには、アルコール
成分の炭素数を調整して、ガラス転移点温度Tgを−5
0℃〜70℃程度にするのが好ましい。ガラス転移点温
度が−50℃以下であると、製品は非常に柔らかいが、
表面にかなりのべとつき感(タック)が生じ、実際の展
張等の作業性、防汚性が悪化し、70℃以上であると硬
い風合いとなり折り畳んで収納するなどの作業性、繊維
への接着性が悪化する。特に、共重合ポリエステルは可
塑剤を添加することなく加工できるため、可塑剤のブリ
ードによる経時変化がなく、表面のタックが長期にわた
って発生しないため、防汚剤による後加工工程を必要と
しないといった利点も有する。
【0013】本発明では、難燃性を要求される用途に適
応するために、必要に応じて難燃剤を併用してもよい。
用いる難燃剤としては、ハロゲン系(デカブロジフェニ
ルエーテル、デクロランプラス)、リン系(リン酸アン
モニウム、リン酸メラミン等)、アンチモン系(三酸化
アンチモン等)、ホウ素系、シリコーン系等の化合物が
挙げられる。また難燃助剤として金属水酸化物、例えば
水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等を用いても
よい。これらの難燃剤の樹脂に対する添加量(難燃助剤
を用いる場合はそれも含む)は、要求される難燃性、樹
脂の布帛に対する塗布量等により最適な量を加えればよ
いが、全固形分に対して5〜30%であるのが好まし
い。5%未満であれば十分な難燃性が得られず、30%
以上であれば樹脂被膜の強度が弱くなる可能性がある。
特に、共重合ポリエステル樹脂は、ポリエステル繊維と
燃焼挙動が同じと考えられるため、他の樹脂を使用した
場合に比べて少ない使用量で有効な難燃処方が確立でき
る。また、製品性能向上や美観のために、樹脂の性能を
十分に保持できる程度に、樹脂液に対して樹脂粉末およ
び難燃剤以外に耐候剤、帯電防止剤、顔料等を同時に添
加しても良い。さらに、樹脂液中の樹脂粉末の分散状態
を持続させるために、樹脂液に対して適当な増粘剤を添
加することにより、樹脂液の粘度を調整しても良い。
【0014】本発明における布帛に対する上記の樹脂液
での被覆加工は、布帛の少なくとも片面を被覆するため
に行うが、この樹脂被覆加工の方法は特に限定されず、
コーティング、ディッピング等の通常の樹脂加工法で加
工することが可能である。しかし、基布に対する樹脂の
接着性を良くし、樹脂付着量を調整しやすく、加工コス
トの低減を考慮するとディッピング加工が好ましい。
【0015】
【作用】本発明によると、平均粒径が5μm以下である
樹脂の微粉末の水分散物あるいは乳化物を分散媒として
用いることにより、有機溶剤系と比較して加工作業上、
環境上安全で、加工機は防爆型でなくても良く、加工機
選択の幅も広がることとなり、水分散物ないし乳化物が
樹脂粉末や難燃剤等の沈降を防ぐ作用をし、樹脂液の安
定性に寄与して、均一な被覆加工を可能とする。また、
被覆加工において、樹脂の微粉末が基布の糸条内に浸透
して、物理的な接着基盤にもなり、その上に樹脂皮膜が
形成されることになるで、十分な付着量で熱可塑性樹脂
を塗布することが可能となり、堅牢な被膜を形成するこ
とが可能となる。
【0016】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る.実施例における性能の評価は、次の方法によって行
った。 (1)目付 JIS L−1096に準じて目付(g/m2)を測定し
た。 (2)引張強力 JIS L−1096に準じて引張強力(N/3cm)を
測定した。 (3)切断伸度 JIS L−1096に準じて切断伸度(%)を測定し
た。 (4)引裂強力 JIS L−1096に準じて引裂強力(N)を測定し
た。 (5)難燃性試験 JIS L−1091 A−1法(45°ミクロバーナ
ー法)に準じて試験し、区分3の規格に合格するものを
○、不合格のものを×とした。 (6)耐摩耗性 JIS L−1096 6.17 B法(スコット形
法)に準じて、荷重19.6Nで摩擦回数200回で試
験し、異常のないものを○、一部剥離の見られるものを
△、剥離しているものを×とした。 (7)耐水圧 JIS L−1092(低圧法)に準じて評価した。 (8)ウェルダー接着強力 高周波ウェルダー接着機にLW−4000A(クイーン
ライト電子精工株式会社製)を用い、出力4kW、電流
値0.3アンペア、圧力20Pa、高周波発信時間3
秒、融着時間3秒、冷却時間3秒の条件で3cm×10
cmの金属バーを使用してウェルダー接着加工を行い、
ウェルダー接合部(3cm長)を含む3cm巾の試料を
用い、JIS K−6854のT型剥離試験法に準じ、
接着部の剥離強力を測定した。 (9)耐候性 試料をデューパネルウェザーメーター(スガ試験機株式
会社製、DPWL−5R、設定温度 63℃)に96時
間照射させた後、試料の引張強力を測定し、照射前の引
張強力との強力保持率を評価した。
【0017】実施例1 経糸、緯糸共にポリエステルマルチフィラメント560
dtex/96fを用い、密度が経46本/吋、緯46本/
吋に製織し(目付300g/m2)、これを基布 (以下、
基布1) として下記組成−1の共重合オレフィン系樹脂
液(全固形分65%)によりディッピング加工(塗布量
200g/m2、乾燥温度150℃)を施し、180℃で
キュアを行って、本発明による実施例1の防水布用の樹
脂加工布を得た。 〔組成−1〕 ・スミカフレックスS−752 100重量部 (エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、平均粒
径 0.4μm、固形分50%、住友化学工業株式会社製) ・フロービーズHE−5320 44重量部 (ポリエチレン樹脂粉末、平均粒径15μm、最大粒径20
μm、住友精化株式会社製) ・チバファストP(耐候剤) 4重量部 ・炭酸カルシウム(粉末) 1重量部 ・顔料 1重量部
【0018】実施例2 ジメチルテレフタレート388部、1,2−プロピレン
グリコール280部、トリメチロールプロパン5部、イ
ルガノックス−1330(酸化防止剤、チバガイギー株
式会社製)0.5部、テトラブチルチタネート0.06
8部をオートクレーブに仕込み、170〜200℃で5
時間エステル交換反応を実施した後、数平均分子量12
00の2官能ポリプロピレングリコールを10部仕込み
次いで反応系を20分かけて670Paまで減圧し、こ
の間250℃まで昇温した。更に13Pa、250℃で
重縮合反応を60分間行って、共重合ポリエステルのチ
ップ (大きさ2×2×2mm) を得た。得られた共重合ポ
リエステルの数平均分子量は、THF溶液でのゲル浸透
クロマトグラフィーによる分析では21000であっ
た。また熱分析の結果、ガラス転移点温度Tgは−40
℃であった。得られた共重合ポリエステルチップをブチ
ルセルソルブ溶剤中で加熱し、分散させた後、常温のモ
ノエタノールアミンの1%水溶液60部中に撹拌しなが
ら滴下した。この分散液は半透明で粘度は10cps、
平均粒径0.5μmであった。また分散液に粘度調整剤
として、SN−シックナーA−818(アニオン系及び
非イオン系特殊界面活性剤、サンノプコ株式会社製)を
10部添加し、固形分濃度30%、溶液粘度8000c
psの共重合ポリエステル分散液Aを得た。別に得られ
た共重合ポリエステルチップを粉砕し、平均粒径30μ
m、最大粒径50μmの共重合ポリエステル粉末Aを得
た。実施例1で用いた基布1に対し、下記組成−2の共
重合ポリエステル系樹脂液(全固形分60%)によるデ
ィッピング加工を実施例1と同様に行って、塗布量が1
70g/m2の本発明による実施例2の防水布用の樹脂加
工布を得た。 〔組成−2〕 ・共重合ポリエステル分散液A 100重量部 (平均粒径 0.5μm) ・共重合ポリエステル粉末A 75重量部 (平均粒径30μm、最大粒径50μm) ・チバファスト P(耐候剤) 4重量部 ・炭酸カルシウム(粉末) 1重量部 ・顔料 1重量部
【0019】実施例3 実施例1で用いた基布1に対し、実施例2で用いた共重
合ポリエステル粉末Aを添加した下記組成−3の共重合
アクリル系樹脂液(全固形分65%)によるディッピン
グ加工を実施例1と同様に行い、塗布量が200g/m2
の本発明による実施例3の防水布用の樹脂加工布実施例
3を得た。 〔組成−3〕 ・ニューコート#9100 100重量部 (アクリル酸エステル共重合体エマルジョン、平均粒径
3μm、固形分50%、新中村化学工業株式会社製) ・共重合ポリエステル粉末A 44重量部 (平均粒径30μm、最大粒径50μm) ・チバファスト P(耐候剤) 4重量部 ・炭酸カルシウム(粉末) 1重量部 ・顔料 1重量部
【0020】実施例4 実施例1で用いた基布1に対し、実施例2で用いた共重
合ポリエステル粉末Aを添加した下記組成−4のポリウ
レタン系樹脂液(全固形分65%)によるディッピング
加工を実施例1と同様に行い、塗布量が200g/m2
本発明による実施例4の防水布用の樹脂加工布を得た。
〔組成−4〕 ・ニューコートJR−68 100重量部 (ポリウレタン系樹脂エマルジョン、平均粒径1μm、
固形分50%、新中村化学工業株式会社製) ・共重合ポリエステル粉末A 44重量部 (平均粒径30μm、最大粒径50μm) ・チバファスト P(耐候剤) 4重量部 ・炭酸カルシウム(粉末) 1重量部 ・顔料 1重量部
【0021】比較例1 全固形分50%である共重合オレフィン系樹脂液〔組成
−5〕を用い、実施例1と同様に樹脂加工し、樹脂付着
量が100g/m2の比較例1の防水布を得た。また、比
較例として〔組成−5〕の樹脂液に対してフロービーズ
HE−5320(ポリエチレン樹脂粉末)を添加するこ
とにより全固形分濃度を本発明の範囲よりも高いものを
作成しようと試みたが、共重合オレフィン系樹脂液が固
化したため加工できなかった。 〔組成−5〕 ・スミカフレックスS−752 100重量部 (エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、平均粒
径 0.4μm、固形分50%、住友化学工業株式会社製) ・チバファストP(耐候剤) 4重量部 ・炭酸カルシウム(粉末) 1重量部 ・顔料 1重量部
【0022】比較例2 全固形分40%である共重合ポリエステル系樹脂液〔組
成−6〕を用い、実施例1と同様に樹脂加工し、樹脂付
着量が100g/m2の比較例2の防水布を作成した。ま
た、比較例として〔組成−6〕の樹脂液に対して、実施
例2と同様に最大粒径が50μmの共重合ポリエステル
粉末Aを添加することにより全固形分濃度を本発明の範
囲よりも高いものを作成しようと試みたが、共重合ポリ
エステル系樹脂液が固化したため加工できなかった。 〔組成−6〕 ・共重合ポリエステル分散液A 100重量部 (平均粒径0.5μm) ・チバファスト P(耐候剤) 4重量部 ・炭酸カルシウム(粉末) 1重量部 ・顔料 1重量部
【0023】比較例3 全固形分50%である共重合アクリル系樹脂液〔組成−
7〕を用い、実施例1と同様に樹脂加工し、樹脂付着量
が100g/m2の比較例3の防水布を得た。また、比較
例として〔組成−7〕の樹脂液に対して実施例2の共重
合ポリエステル粉末Aを添加することにより、全固形分
濃度を本発明の範囲よりも高いものを作成しようと試み
たが、共重合アクリル系樹脂液が固化したため加工でき
なかった。 〔組成−7〕 ・ニューコート#9100 100重量部 (アクリル酸エステル共重合体エマルジョン、平均粒径
3μm、固形分50%、新中村化学工業株式会社製) ・チバファストP(耐候剤) 4重量部 ・炭酸カルシウム(粉末) 1重量部 ・顔料 1重量部
【0024】比較例4 全固形分50%であるポリウレタン系樹脂液〔組成−
8〕を用い、実施例1と同様に樹脂加工し、樹脂付着量
が100g/m2の比較例4の防水布を得た。また、比較
例として〔組成−8〕の樹脂液に対して実施例2の共重
合ポリエステル粉末Aを添加することにより、全固形分
濃度を本発明の範囲よりも高いものを作成しようと試み
たが、ポリウレタン系樹脂液が固化したため加工できな
かった。 〔組成−8〕 ・ニューコートJR−68 100重量部 (ポリウレタン系樹脂エマルジョン、平均粒径1μm、
固形分50%、新中村化学工業株式会社製) ・チバファストP(耐候剤) 4重量部 ・炭酸カルシウム(粉末) 1重量部 ・顔料 1重量部
【0025】比較例5 実施例1にて用いた基布1に、下記〔組成−9〕よりな
る塩化ビニルペーストのディッピング加工(塗布量28
0g/m2、乾燥温度150℃)を施し、180℃でキュ
アを行って、比較例7の防水布用の樹脂加工布を得た。 〔組成−9〕 ・ゼオン121 50重量部 (塩化ビニルペースト、日本ゼオン株式会社製) ・DOP 15重量部 (可塑剤、三菱モンサイト株式会社製) ・DINP 15重量部 (可塑剤、三菱モンサイト株式会社製) ・アデカ−O−130P 3重量部 (可塑剤、アデカアーガス株式会社製) ・KV−62B−4 3重量部 (安定剤、共立薬品株式会社製) ・三酸化アンチモン 7重量部 ・炭酸カルシウム 7重量部 ・顔料 1重量部
【0026】実施例5 経糸、緯糸共にポリエステルマルチフィラメント830
dtex/70fを用い、密度が経33本/吋、緯33本/
吋の6本1完全の模紗組織の織物を製織し(目付220
g/m2)、これを基布 (以下、基布2) として下記〔組
成−10〕の共重合オレフィン系樹脂液(全固形分65
%)よるディッピング加工(塗布量200g/m2、乾燥
温度150℃)を施し、180℃でキュアを行って、本
発明による難燃剤の割合が17%の実施例5のメッシュ
シート用の樹脂加工布を得た。 〔組成−10〕 ・スミカフレックスS−752 100重量部 (エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、平均粒
径 0.4μm、固形分50%、住友化学工業株式会社製) ・フロービーズHE−5320 23重量部 (ポリエチレン樹脂粉末、平均粒径15μm、最大粒径20
μm、住友精化株式会社製) ・K−19−A 12重量部 (リン酸エステル系難燃剤、有効成分 100%、明成化学
工業株式会社製) ・水酸化アルミニウム 4重量部 ・チバファストP(耐候剤) 4重量部 ・炭酸カルシウム(粉末) 1重量部 ・顔料 1重量部
【0027】実施例6 実施例5で用いた基布2に対し、下記〔組成−11〕の
共重合ポリエステル系樹脂液(全固形分60%)による
ディッピング加工を実施例1と同様に行って、塗布量が
170g/m2の本発明による難燃剤の割合が8%の実施
例6のメッシュシート用の樹脂加工布を得た。 〔組成−11〕 ・共重合ポリエステル分散液A 100重量部 (平均粒径 0.5μm) ・共重合ポリエステル粉末A 66重量部 (平均粒径30μm、最大粒径50μm) ・K−19−A 7重量部 (リン酸エステル系難燃剤、有効成分 100%、明成化学
工業株式会社製) ・水酸化アルミニウム 2重量部 ・チバファストP(耐候剤) 2重量部 ・炭酸カルシウム(粉末) 1重量部 ・顔料 1重量部
【0028】実施例7 実施例5で用いた基布2に対し、下記組成−12の共重
合オレフィン系樹脂組成物(全固形分65%)によるデ
ィッピング加工を実施例5と同様に行って、難燃剤の割
合が38%の実施例7のメッシュシート用の樹脂加工布
を得た。 [組成−12] ・スミカフレックスS−752 100重量部 (エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、平均粒
径 0.4μm、固形分50%、住友化学工業株式会社製) ・フロービーズHE−5320 6重量部 (ポリエチレン樹脂粉末、平均粒径15μm、最大粒径20
μm、住友精化株式会社製) ・K−19−A 35重量部 (リン酸エステル系難燃剤、有効成分 100%、明成化学
工業株式会社製) ・水酸化アルミニウム 2重量部 ・チバファスト P(耐候剤) 4重量部 ・炭酸カルシウム(粉末) 1重量部 ・顔料 1重量部
【0029】比較例6 実施例5にて用いた基布2に、全固形分55%である共
重合オレフィン系樹脂液〔組成−13〕を用い、実施例
5と同様に樹脂加工し、樹脂付着量が100g/m2の比
較例6の防水布用の樹脂加工布を得た。 [組成−13] ・スミカフレックスS−752 100重量部 (エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、平均粒
径 0.4μm、固形分50%、住友化学工業株式会社製) ・K−19−A 7重量部 (リン酸エステル系難燃剤、有効成分 100%、明成化学
工業株式会社製) ・チバファスト P(耐候剤) 4重量部 ・炭酸カルシウム(粉末) 1重量部 ・顔料 1重量部
【0030】比較例7 実施例5にて用いた基布2に、全固形分40%である共
重合ポリエステル系樹脂液[組成−14]を用い、実施
例5と同様に樹脂加工し、樹脂付着量が100g/m2
比較例2の防水布の樹脂加工布を得た。 [組成−14] ・共重合ポリエステル分散液A 100重量部 (平均粒径0.5μm) ・K−19−A 4重量部 (リン酸エステル系難燃剤、有効成分 100%、明成化学
工業株式会社製) ・チバファスト P(耐候剤) 4重量部 ・炭酸カルシウム(粉末) 1重量部 ・顔料 1重量部
【0031】比較例8 実施例6で用いた基布2に、比較例5で用いた〔組成−
9〕よりなる塩化ビニルペーストのディッピング加工
(塗布量200g/m2、乾燥温度150℃)を施し、1
80℃でキュアを行って、比較例8のメッシュシート用
の樹脂加工布を得た。実施例1〜7及び比較例1〜8の
評価結果を併せて表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】表1より明らかなように、共重合オレフィ
ン系樹脂で加工した実施例1、共重合アクリル系樹脂で
加工した実施例3およびポリウレタン樹脂で加工した実
施例4の防水布は、塩化ビニル系樹脂で加工した比較例
5とほぼ同等の性能を有していた。さらに、共重合ポリ
エステル系樹脂で加工した実施例2の防水布は、塩化ビ
ニル系樹脂のペーストで加工した防水布比較例5とほぼ
同等の性能を有しており、かつ目付において30g/m2
軽いものとなった。これに対して、粒子径の小さい樹脂
のみからなる全固形分濃度が低い樹脂液で加工した比較
例1〜4は、樹脂付着量が少なく、耐摩耗性、耐水圧、
耐候性など耐久性において劣るものであった。また、表
1より明らかなように共重合オレフィン系樹脂で加工し
た実施例5のメッシュシートは、塩化ビニル系樹脂のペ
ーストで加工した比較例8とほぼ同等の性能を有してい
た。さらに、共重合ポリエステル系樹脂で加工した実施
例6は、難燃剤の量が共重合オレフィン系樹脂で加工し
たものよりも少ないにもかかわらず、塩化ビニル系樹脂
で加工した比較例8とほぼ同等の性能を有しており、か
つ目付において30g/m2軽いものとなった。これに対
して、粒子径の小さい樹脂のみからなる全固形分濃度が
低い樹脂液で加工した比較例6〜7は、樹脂付着量が少
なく、耐摩耗性、耐候性など耐久性において劣るもので
あった。
【0034】
【発明の効果】本発明によると、樹脂加工布として必要
な特性を満たすために、十分な付着量で熱可塑性樹脂を
布帛に塗布することが可能となり、塩化ビニル系樹脂の
ペーストで被覆した製品と同等の性能の樹脂加工布を提
供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 BB06W BB06X BG04W BG04X CF04W CF04X CK03W CK03X CK04W CK04X DE076 DE126 DE146 DH046 ED076 FA08W FA08X FD136 HA07 4L033 AB04 AC05 AC15 BA05 BA39 CA12 CA18 CA46 CA50 DA04 DA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径が5μm以下である熱可塑性樹
    脂微粉末の水分散物あるいは乳化物に、平均粒径が10
    〜150μmで最大粒径が200μm以下である熱可塑
    性樹脂粉末を混合して、樹脂固形分濃度が40〜80%
    になるように調整した樹脂液で、布帛の少なくとも片面
    を被覆することを特徴とする樹脂加工布の製造方法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂が、テレフタル酸とイソフ
    タル酸または脂肪族ジカルボン酸である酸成分と、炭素
    数2〜6個の直鎖グリコールと炭素数2〜6個の側鎖グ
    リコールまたはエーテルグリコールであるアルコール成
    分からなる共重合ポリエステル樹脂であり、共重合ポリ
    エステル樹脂の分子量が10000〜80000で、ガ
    ラス転移点温度が−50℃〜70℃であることを特徴と
    する請求項1記載の樹脂加工布の製造方法。
  3. 【請求項3】 全固形分に対して難燃剤を5%〜30%
    添加することを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の樹脂加工布の製造方法。
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