JP2001232338A - 溶出防止方法 - Google Patents
溶出防止方法Info
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- JP2001232338A JP2001232338A JP2000045317A JP2000045317A JP2001232338A JP 2001232338 A JP2001232338 A JP 2001232338A JP 2000045317 A JP2000045317 A JP 2000045317A JP 2000045317 A JP2000045317 A JP 2000045317A JP 2001232338 A JP2001232338 A JP 2001232338A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】六価クロムを含む固化物から、六価クロムの溶
出を防止する方法を提供すること。 【解決手段】水硬性物質を用いた六価クロムを含む固化
物から六価クロムの溶出を防止する方法において、該水
硬性物質として、セメント100重量部、および、石灰
をCaO換算で20〜150重量部含む組成物を用いる
ことを特徴とする、該固化物から六価クロムの溶出を防
止する方法。
出を防止する方法を提供すること。 【解決手段】水硬性物質を用いた六価クロムを含む固化
物から六価クロムの溶出を防止する方法において、該水
硬性物質として、セメント100重量部、および、石灰
をCaO換算で20〜150重量部含む組成物を用いる
ことを特徴とする、該固化物から六価クロムの溶出を防
止する方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、六価クロムを含有
する固化物からの六価クロム溶出防止方法に関する。
する固化物からの六価クロム溶出防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】水硬性物質は、水和によって固化すると
いう性質を有しているため、建築物・構造物等の硬化体
や、地盤・土壌の固化材として幅広く用いられている。
いう性質を有しているため、建築物・構造物等の硬化体
や、地盤・土壌の固化材として幅広く用いられている。
【0003】一般的に水硬性物質としてセメントがよく
知られている。通常、セメントは種々の原料を用いて製
造されるが、その原料に起因して、六価クロムが含まれ
る場合がある。また、廃棄物処理のため、水硬性物質と
ともに六価クロム含有物を加えて処理する場合もある。
知られている。通常、セメントは種々の原料を用いて製
造されるが、その原料に起因して、六価クロムが含まれ
る場合がある。また、廃棄物処理のため、水硬性物質と
ともに六価クロム含有物を加えて処理する場合もある。
【0004】上記したように、水硬性物質を用いて六価
クロムが含有した固化物を形成した際、水硬性物質が水
和によって固化した後も六価クロムが溶出する場合があ
り、特に、地盤・土壌とともに混合・固化した固化物、
その中でも、火山灰質粘性土とともに混合・固化した固
化物において、その傾向は大である。
クロムが含有した固化物を形成した際、水硬性物質が水
和によって固化した後も六価クロムが溶出する場合があ
り、特に、地盤・土壌とともに混合・固化した固化物、
その中でも、火山灰質粘性土とともに混合・固化した固
化物において、その傾向は大である。
【0005】そのため、六価クロムの溶出を防止する方
法として、種々の方法が試みられている。たとえば、ス
ラグを多量に配合することにより、六価クロムの溶出は
ある程度制御できるが、逆に強度発現性が低下するとい
う問題点があった。
法として、種々の方法が試みられている。たとえば、ス
ラグを多量に配合することにより、六価クロムの溶出は
ある程度制御できるが、逆に強度発現性が低下するとい
う問題点があった。
【0006】本発明者は、すでに、上記問題点を解決す
る方法として、特定の組成を有するセメントとスラグと
を用いた六価クロムの溶出を防止する方法を提案してい
る(特願平11−117411号)。しかしながら、上
記方法では、特に六価クロムの溶出の傾向が大である火
山灰質粘性土の場合において、六価クロムの溶出を防止
できるものの、固化物の強度に関しては改良の余地があ
った。
る方法として、特定の組成を有するセメントとスラグと
を用いた六価クロムの溶出を防止する方法を提案してい
る(特願平11−117411号)。しかしながら、上
記方法では、特に六価クロムの溶出の傾向が大である火
山灰質粘性土の場合において、六価クロムの溶出を防止
できるものの、固化物の強度に関しては改良の余地があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、あらゆる
条件、すなわち溶出の傾向が大である火山灰質粘性土を
用いた場合でも、強度を保持しつつ、かつ、六価クロム
の溶出を防止する経済的な方法が求められている。
条件、すなわち溶出の傾向が大である火山灰質粘性土を
用いた場合でも、強度を保持しつつ、かつ、六価クロム
の溶出を防止する経済的な方法が求められている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者が鋭意研究を重ねた結果、水硬性物質を用
いて固化した六価クロムを含有する固化物、特に地盤・
土壌とともに固化する際に、セメントと特定量の石灰と
を用いることにより、六価クロムの溶出を防止できるこ
とを見いだし、本発明を発明するに至った。
め、本発明者が鋭意研究を重ねた結果、水硬性物質を用
いて固化した六価クロムを含有する固化物、特に地盤・
土壌とともに固化する際に、セメントと特定量の石灰と
を用いることにより、六価クロムの溶出を防止できるこ
とを見いだし、本発明を発明するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、水硬性物質を用いた
六価クロムを含む固化物から六価クロムの溶出を防止す
る方法において、該水硬性物質として、セメント100
重量部と、および、CaO換算で石灰20〜150重量
部とを含む組成物を用いることを特徴とする、該固化物
から六価クロムの溶出を防止する方法である。
六価クロムを含む固化物から六価クロムの溶出を防止す
る方法において、該水硬性物質として、セメント100
重量部と、および、CaO換算で石灰20〜150重量
部とを含む組成物を用いることを特徴とする、該固化物
から六価クロムの溶出を防止する方法である。
【0010】本発明によれば、水硬性物質として、セメ
ント100重量部と、および、CaO換算で石灰20〜
150重量部とを含む組成物を用いることにより、どの
ような土壌、たとえば六価クロムの溶出傾向が大きい火
山灰質粘性土と混合・固化させても、セメント及び/又
は同時に混合した六価クロム含有物に起因する六価クロ
ムの溶出を制御することが可能となる。
ント100重量部と、および、CaO換算で石灰20〜
150重量部とを含む組成物を用いることにより、どの
ような土壌、たとえば六価クロムの溶出傾向が大きい火
山灰質粘性土と混合・固化させても、セメント及び/又
は同時に混合した六価クロム含有物に起因する六価クロ
ムの溶出を制御することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、詳細に説明する。
【0012】本発明において用いられるセメントは、特
に制限されず公知のセメントを用いることができるが、
その中でもポルトランド系セメントが好適である。ポル
トランド系セメントとしては、公知の方法により調製し
たものを用いることができ、たとえば、普通ポルトラン
ドセメント、早強セメント、超早強ポルトランドセメン
ト、中庸熱ポルトランドセメントなどの単味セメント、
あるいは高炉セメント、フライアッシュセメントなどの
混合系ポルトランドセメントなどを用いることができ
る。また,強度発現性から考えるとセメントの粉末度は
高い方が好ましく、ブレーン値として3500〜450
0cm2/g程度のものが好ましい。
に制限されず公知のセメントを用いることができるが、
その中でもポルトランド系セメントが好適である。ポル
トランド系セメントとしては、公知の方法により調製し
たものを用いることができ、たとえば、普通ポルトラン
ドセメント、早強セメント、超早強ポルトランドセメン
ト、中庸熱ポルトランドセメントなどの単味セメント、
あるいは高炉セメント、フライアッシュセメントなどの
混合系ポルトランドセメントなどを用いることができ
る。また,強度発現性から考えるとセメントの粉末度は
高い方が好ましく、ブレーン値として3500〜450
0cm2/g程度のものが好ましい。
【0013】本発明において用いられる石灰としては、
特に制限されず、生石灰でも消石灰でもよい。しかし、
長期保存するような場合は、消石灰は保存中に風化し易
いので生石灰の方が好ましい。また、生石灰は、セメン
トと混合する場合の混合物の均一性、混合のし易さ等を
勘案すると粉粒体が好ましく、具体的には、最大粒径は
25mm以下、さらに好ましくは10mm以下のものが
好適である。消石灰も、市販の粉体状のものを適宜用い
ればよい。
特に制限されず、生石灰でも消石灰でもよい。しかし、
長期保存するような場合は、消石灰は保存中に風化し易
いので生石灰の方が好ましい。また、生石灰は、セメン
トと混合する場合の混合物の均一性、混合のし易さ等を
勘案すると粉粒体が好ましく、具体的には、最大粒径は
25mm以下、さらに好ましくは10mm以下のものが
好適である。消石灰も、市販の粉体状のものを適宜用い
ればよい。
【0014】本発明において用いられる水硬性物質は、
上記セメントと上記石灰が特定の範囲で含有している必
要がある。
上記セメントと上記石灰が特定の範囲で含有している必
要がある。
【0015】すなわち、石灰の配合量は、上記セメント
100重量部に対し、CaO換算量で20〜150重量
部必要であり、好ましくは30〜120重量部である。
CaO換算量で石灰が20量部より小さい場合は、六価
クロムの溶出防止効果が発現しにくくなるため好ましく
ない。一方、CaO換算量で石灰が150重量部より大
きい場合は、強度発現性が低下するので好ましくない。
100重量部に対し、CaO換算量で20〜150重量
部必要であり、好ましくは30〜120重量部である。
CaO換算量で石灰が20量部より小さい場合は、六価
クロムの溶出防止効果が発現しにくくなるため好ましく
ない。一方、CaO換算量で石灰が150重量部より大
きい場合は、強度発現性が低下するので好ましくない。
【0016】上記水硬性物質には、本発明の効果を阻害
しない範囲で、その他の成分が含有しててもよい。たと
えば、石膏、硫酸ナトリウムや減水剤等の添加剤等があ
げられる。上記その他成分の配合量としては、前記セメ
ント100重量部に対し、20重量部以下が好適であ
り、上記した石膏の場合であれば、前記セメント100
重量部に対し、3〜15重量部の範囲から適宜選択して
配合すればよい。
しない範囲で、その他の成分が含有しててもよい。たと
えば、石膏、硫酸ナトリウムや減水剤等の添加剤等があ
げられる。上記その他成分の配合量としては、前記セメ
ント100重量部に対し、20重量部以下が好適であ
り、上記した石膏の場合であれば、前記セメント100
重量部に対し、3〜15重量部の範囲から適宜選択して
配合すればよい。
【0017】本発明において六価クロムは、用いたセメ
ントに起因するもの、あるいは別途加えた六価クロム含
有物、例えば、六価クロム汚染廃土等に起因するもの、
のいずれも問わない。六価クロムの含有量も特に制限さ
れるものではないが、1〜100ppmにおいて本発明
の効果が十分発揮される。
ントに起因するもの、あるいは別途加えた六価クロム含
有物、例えば、六価クロム汚染廃土等に起因するもの、
のいずれも問わない。六価クロムの含有量も特に制限さ
れるものではないが、1〜100ppmにおいて本発明
の効果が十分発揮される。
【0018】本発明の方法は、前記水硬性物質のみから
なる六価クロムを含有する固化物だけでなく、上記水硬
性物質を固化材として用い、土壌等、特に、六価クロム
の溶出傾向が大きい火山灰質粘性土と一緒に混合・固化
した固化物においても、十分に六価クロムの溶出を制御
することができる。
なる六価クロムを含有する固化物だけでなく、上記水硬
性物質を固化材として用い、土壌等、特に、六価クロム
の溶出傾向が大きい火山灰質粘性土と一緒に混合・固化
した固化物においても、十分に六価クロムの溶出を制御
することができる。
【0019】上記の場合において、用いられる土壌は特
に制限されず、固化処理が求められる各種土壌、たとえ
ば、火山灰土、砂質土、粘性土、ヘドロ、有機質土など
にも適用可能である。
に制限されず、固化処理が求められる各種土壌、たとえ
ば、火山灰土、砂質土、粘性土、ヘドロ、有機質土など
にも適用可能である。
【0020】特に、本発明の方法においては、火山灰質
粘性土においても効果が十分に発揮されるのが特徴であ
る。
粘性土においても効果が十分に発揮されるのが特徴であ
る。
【0021】上記火山灰質粘性土は、日本に広く分布し
ているが、たとえば日本においては関東ローム、黒ぼ
く、赤ぼくなどがよく知られている。
ているが、たとえば日本においては関東ローム、黒ぼ
く、赤ぼくなどがよく知られている。
【0022】本発明において、上記した土壌と共に混合
・固化する場合における、前記水硬性物質と土壌との混
合割合は特に制限されず、目的の改良強度に応じ、適宜
設定すればよい。通常は、土壌1m3あたり、前記水硬
性物質50〜400kgの範囲で適宜設定すればよい。
・固化する場合における、前記水硬性物質と土壌との混
合割合は特に制限されず、目的の改良強度に応じ、適宜
設定すればよい。通常は、土壌1m3あたり、前記水硬
性物質50〜400kgの範囲で適宜設定すればよい。
【0023】本発明において、上記した水硬性物質およ
び土壌等の混合・固化方法は、特に制限されず、従来公
知の方法、例えばスタビライザーやバックホウによる粉
体混合方法や、モルタルミキサーなどで前記水硬性物質
に水を加えてスラリー状にして、これをアースオーガな
どで土壌に添加混合して固化する方法等を採用すればよ
い。また、上記粉体混合方法の場合、土壌が充分な水分
を含んでいない場合は、適宜、適量の水を加えればよ
い。締め固めができる場合は、充分に転圧をすることが
好適である。
び土壌等の混合・固化方法は、特に制限されず、従来公
知の方法、例えばスタビライザーやバックホウによる粉
体混合方法や、モルタルミキサーなどで前記水硬性物質
に水を加えてスラリー状にして、これをアースオーガな
どで土壌に添加混合して固化する方法等を採用すればよ
い。また、上記粉体混合方法の場合、土壌が充分な水分
を含んでいない場合は、適宜、適量の水を加えればよ
い。締め固めができる場合は、充分に転圧をすることが
好適である。
【0024】また、上記混合方法において、土壌等と混
合する前に、スラリー混合の場合は、土壌等と混合する
前に、モルタルミキサー等で水硬性物質と水とを予備混
合しておくことが好ましく、粉体混合の場合は、水硬性
物質をドラムミキサーなどで十分予備混合しておくこと
が好ましい。上記予備混合しない時は、水硬性物質と土
壌とを十分混合すればよい。
合する前に、スラリー混合の場合は、土壌等と混合する
前に、モルタルミキサー等で水硬性物質と水とを予備混
合しておくことが好ましく、粉体混合の場合は、水硬性
物質をドラムミキサーなどで十分予備混合しておくこと
が好ましい。上記予備混合しない時は、水硬性物質と土
壌とを十分混合すればよい。
【0025】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に説明するため
に、実施例および比較例を掲げて説明するが、本発明は
これらの実施例に限定されるものではない。
に、実施例および比較例を掲げて説明するが、本発明は
これらの実施例に限定されるものではない。
【0026】なお、実施例で用いたセメントは、六価ク
ロムを26ppm含有させた普通ポルトランドセメント
及び六価クロムを25ppm含有させた早強セメントを
用いた。また、生石灰及び消石灰は、工業用石灰JIS
R9001−93の規格品でいずれも純度95%以上
の市販品を用いた。なお、生石灰については目開き5m
mの篩をパスしたものを用いた.石膏は、排煙脱硫の二
水石膏乾燥粉末品を用いた。
ロムを26ppm含有させた普通ポルトランドセメント
及び六価クロムを25ppm含有させた早強セメントを
用いた。また、生石灰及び消石灰は、工業用石灰JIS
R9001−93の規格品でいずれも純度95%以上
の市販品を用いた。なお、生石灰については目開き5m
mの篩をパスしたものを用いた.石膏は、排煙脱硫の二
水石膏乾燥粉末品を用いた。
【0027】固化する対象土としては、関東ロームおよ
びまさ土を用いた。まさ土は、含水比20.8%、湿潤
密度2.0の砂質土であり、関東ロームは、含水比11
9.5%、湿潤密度1.317であるものを用いた。
びまさ土を用いた。まさ土は、含水比20.8%、湿潤
密度2.0の砂質土であり、関東ロームは、含水比11
9.5%、湿潤密度1.317であるものを用いた。
【0028】また、実施例・比較例における六価クロム
の溶出量は、固化体の一軸圧縮強度測定後の供試体につ
いて環境庁告示46号に準じて検液を作り、これをジフ
ェニルカルバジドを用いる吸光光度法によって測定し
た。供試体の風乾は室内にて2日間行った。
の溶出量は、固化体の一軸圧縮強度測定後の供試体につ
いて環境庁告示46号に準じて検液を作り、これをジフ
ェニルカルバジドを用いる吸光光度法によって測定し
た。供試体の風乾は室内にて2日間行った。
【0029】固化体の強度は5cmφ×10cmHの供
試体いついてJIS A1216に規定する方法に準じ
て一軸圧縮強度を測定した。
試体いついてJIS A1216に規定する方法に準じ
て一軸圧縮強度を測定した。
【0030】実施例1〜5、比較例1〜7表1に示す配
合比のセメント、石灰および石膏と、土壌とをソイルミ
キサーで混合した。混合後、5cmφ×10cmHの型
枠に詰め固化させ、所定の日数において脱型し、強度と
六価クロムの溶出量とを測定した。結果を表2に示し
た。
合比のセメント、石灰および石膏と、土壌とをソイルミ
キサーで混合した。混合後、5cmφ×10cmHの型
枠に詰め固化させ、所定の日数において脱型し、強度と
六価クロムの溶出量とを測定した。結果を表2に示し
た。
【0031】なお、固化材の添加量は関東ロームの場合
で150kg/m3であり、まさ土の場合で100kg
/m3である.また、表1におけるNCは普通セメント
を示し、HCは早強セメントを示す。
で150kg/m3であり、まさ土の場合で100kg
/m3である.また、表1におけるNCは普通セメント
を示し、HCは早強セメントを示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、どのような土壌、たと
えば六価クロムの溶出傾向が大きい火山灰土壌と混合・
固化しても、該セメント及び/又は同時に混合した六価
クロム含有物質に起因する六価クロムの溶出を制御する
ことが可能となる。
えば六価クロムの溶出傾向が大きい火山灰土壌と混合・
固化しても、該セメント及び/又は同時に混合した六価
クロム含有物質に起因する六価クロムの溶出を制御する
ことが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 28/02 C04B 28/14 28/14 C09K 17/06 Z C09K 17/06 17/10 Z 17/10 B09B 3/00 ZAB
Claims (1)
- 【請求項1】水硬性物質を用いた六価クロムを含む固化
物から六価クロムの溶出を防止する方法において、該水
硬性物質として、セメント100重量部、および、石灰
をCaO換算で20〜150重量部含む組成物を用いる
ことを特徴とする、該固化物から六価クロムの溶出を防
止する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000045317A JP2001232338A (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | 溶出防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000045317A JP2001232338A (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | 溶出防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001232338A true JP2001232338A (ja) | 2001-08-28 |
Family
ID=18567922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000045317A Pending JP2001232338A (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | 溶出防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001232338A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002316843A (ja) * | 2001-04-12 | 2002-10-31 | Ube Ind Ltd | セメントクリンカーの製造方法 |
JP2007138102A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-06-07 | Mitsubishi Materials Corp | 地盤改良用固化材 |
JP2021009067A (ja) * | 2019-07-01 | 2021-01-28 | 奥村組土木興業株式会社 | 含有率測定方法及びこれを用いた改良土の製造方法 |
JP2021063148A (ja) * | 2019-10-10 | 2021-04-22 | 四国電力株式会社 | イオン溶出抑制方法、および改良土 |
-
2000
- 2000-02-23 JP JP2000045317A patent/JP2001232338A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002316843A (ja) * | 2001-04-12 | 2002-10-31 | Ube Ind Ltd | セメントクリンカーの製造方法 |
JP2007138102A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-06-07 | Mitsubishi Materials Corp | 地盤改良用固化材 |
JP2021009067A (ja) * | 2019-07-01 | 2021-01-28 | 奥村組土木興業株式会社 | 含有率測定方法及びこれを用いた改良土の製造方法 |
JP7090386B2 (ja) | 2019-07-01 | 2022-06-24 | 奥村組土木興業株式会社 | 含有率測定方法及びこれを用いた改良土の製造方法 |
JP2021063148A (ja) * | 2019-10-10 | 2021-04-22 | 四国電力株式会社 | イオン溶出抑制方法、および改良土 |
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