JP2001232291A5 - - Google Patents

Description

本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、振動発生手段の振動が他の部材を部品側にあるプリント基板に伝達せず、プリント基板との接続部における接続不良などの発生の少ない振動機保持装置を提供することを目的としている。

【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の振動機保持装置においては、振動発生手段に接続されたフレキシブルプリント基板に係合手段を設け、この係合手段を他の部品に設けた係止手段に係合させ、この状態でフレキシブルプリント基板を部品に設けたプリント基板に接続するようにしている。

以上により、振動発生手段において大きな振動が発生しても、その振動が他の部品側に伝達するのを防止することができ、フレキシブルプリント基板が係止手段に一旦係合された状態で他の部品側のプリント基板に接続されているため、プリント基板との接続において接続不良が発生するのを極力防止できるという作用を有する。

【００１７】
【発明の実施の形態】
請求項１記載の振動機保持装置の発明は、フレキシブルプリント基板と、このフレキシブルプリント基板に接続され、振動を発生する振動発生手段と、この振動発生手段を保持する保持部材とを備え、このフレキシブルプリント基板に係合手段を設け、この係合手段を他の部品に設けた別の係止手段に係合させたことを特徴とする。

請求項２記載の発明は、請求項１記載の振動機保持装置において、前記係合手段が前記係止手段に係合された状態で、前記フレキシブルプリント基板が、前記他の部品側にあるプリント基板に接続されていることを特徴とする。

請求項３記載の発明は、請求項１または２記載の振動機保持装置において、前記係止手段が外面に傾斜部を有し、この傾斜部を通過して前記係止手段に係合される係合手段は、前記傾斜部を通過するとき弾性変形し、通過後、弾性変形が解除されることを特徴とする。
請求項４記載の無線機器の発明は、請求項１〜３のいずれか１項記載の振動機保持装置を備えたことを特徴とする。

以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、第１に、振動モータが接続されたフレキシブルプリント基板に、振動伝達防止手段として、振動モータの接続部位とその他の部位との間に屈曲部を設けたり、振動モータの接続部位をその他の部位に対して薄肉化、幅狭化しているので、モータの振動とともにフレキシブルプリント基板のモータ接続部近傍が振動してもその他の部位の振動を防止することができ、併せてフレキシブルプリント基板上に実装された部品の破損を防止するとともに、フレキシブルプリント基板とその近接する部品との間で干渉を防いで異音の発生を防止することができる。これにより実装部品の耐振動特性などのスペックを厳しくする必要がなく、また他の部品の振動防止のための部品を新たに設ける必要をなくして、コストの増大を抑えることができる。なお、抵抗などの実装部品のスペックを厳しくさせないですむから、この点ではむしろ低コストを実現することができる。

【００６３】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の振動機保持装置は、フレキシブルプリント基板と、このフレキシブルプリント基板に接続され、振動を発生する振動発生手段と、この振動発生手段を保持する保持部材とを備え、このフレキシブルプリント基板に係合手段を設け、この係合手段を他の部品に設けた別の係止手段に係合させたものであり、振動発生手段と共にフレキシブルプリント基板の振動発生手段接続部の近傍が振動しても、その振動がそのまま他の部品側に伝達されることがなく、他の部品は勿論のこと、他の部品側にあるあらゆる部品にも振動が伝達されず、他の部品側でのフレキシブルプリント基板の接続に支障が生じるのを極力少なくすることができる。

Claims (4)

1. フレキシブルプリント基板と、このフレキシブルプリント基板に接続され、振動を発生する振動発生手段と、この振動発生手段を保持する保持部材とを備え、前記フレキシブルプリント基板に係合手段を設け、この係合手段を他の部品に設けた別の係止手段に係合させたことを特徴とする振動機保持装置。
2. 前記係合手段が前記係止手段に係合された状態で、前記フレキシブルプリント基板が、前記他の部品側にあるプリント基板に接続されていることを請求項１記載の特徴とする振動機保持装置。
3. 前記係止手段は、外面に傾斜部を有し、この傾斜部を通過して前記係止手段に係合される係合手段は、前記傾斜部を通過するとき弾性変形し、通過後、弾性変形が解除されることを特徴とする請求項１または２記載の振動機保持装置。
4. 請求項１〜３のいずれか１項記載の振動機保持装置を備えた無線機器。