JP2001231656A - シートバックのバックボード - Google Patents

シートバックのバックボード

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JP2001231656A
JP2001231656A JP2000045459A JP2000045459A JP2001231656A JP 2001231656 A JP2001231656 A JP 2001231656A JP 2000045459 A JP2000045459 A JP 2000045459A JP 2000045459 A JP2000045459 A JP 2000045459A JP 2001231656 A JP2001231656 A JP 2001231656A
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JP
Japan
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hook member
board body
hole
shaft
mounting base
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000045459A
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English (en)
Inventor
Sukebumi Kawashita
下 資 文 川
Mitsuru Terui
井 満 照
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SHINWA MOKKO KK
Original Assignee
SHINWA MOKKO KK
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Publication date
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フック部材のフック片をブラケットに係止し
ても、振動等により摩擦音が発生するのを防止する。リ
ベットを省略する。部品点数を減少させ、組付け工程数
を減少させる。 【解決手段】 フック部材31を取付基部32と、ブラ
ケット3bに係止されるフック片33とから形成する。
取付基部32の裏面側に軸部35を形成し、軸部35の
先端にフランジ部37を形成する。取付基部32の裏面
側よりボード本体23側に突出する係止突起41を形成
する。取付基部32の外周縁にボード本体23側に突出
する押さえ片45を形成する。ボード本体23にフラン
ジ部37を挿通することができる透孔25を形成する。
フランジ部37を挿通することができない軸穴26を透
孔25の一側より連続して形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートバックのバ
ックボードに関し、更に詳細に説明すると、ボード本体
と、該ボード本体の正面側に取付けられる表皮材とを備
え、前記ボード本体にフック部材が取付けられ、該フッ
ク部材がシートバックフレームに固着されたブラケット
に係止されてシートバックの背面側に取付けられるシー
トバックのバックボードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用シート等のシートバッ
クの背面側には、図11に示す如く、バックボード5が
取付けられ、車両用シート1のシートバック3には内側
に収納される部品、例えばサイドエアーバッグ装置,ラ
ンバーサポート装置等をシートバックの背面側から取付
けた後に、シートバックの背面側にバックボード5が取
付けられ、シートバックの背面側の外観の向上を図って
いる。このバックボード5は、例えば、ハードボード等
の木質繊維基材から形成されている。尚、図11中、符
号2はシートクッションである。
【0003】また、図12に示す如く、バックボード5
は木質繊維基材から所望の形状に成形されたボード本体
7と、このボード本体7の表面側に積層されて取付けら
れた感触及び外観を向上させる表皮材8とから形成され
ている。この表皮材8の外周縁はボード本体7の裏面側
にタッカー9止めされている。更に、バックボード5の
表面側に伸縮性を有する布地やネット等を張設して形成
されたポケット10が取付けられている。
【0004】図12に示す如く、バックボード5のボー
ド本体7の裏面側の上部にはシートバック3に係止する
ための断面略L字状のフック片が形成されたフック部材
12が左右一対設けられ、このフック部材12はリベッ
トまたはボルト等により夫々固着されている。またボー
ド本体7の裏面側の下部にはシートバック3に係止する
ためのクリップ14が左右に上下一対づつ合計4個設け
られている。
【0005】また、図10に示す従来例では、前記フッ
ク部材12を取付基部12aと、該取付基部12aから
後方に突出する断面略L字状のフック片12bとから形
成し、前記取付基部12aにリベット16用の透孔12
cを形成し、前記取付基部12aの一側に爪部18を形
成している。またボード本体7にリベット16用の透孔
7aが設けられ、またこのリベット16用の透孔7aと
近接して前記取付基部12aの爪部18が係止される回
転止め孔7bが形成されている。
【0006】前記ボード本体7の回転止め孔7bに取付
基部12aの一側の爪部18を係止して回転止めした状
態で、前記リベット16をボード本体7の透孔7aに挿
通し、フック部材12の取付基部12aの透孔12cよ
り突出するリベット16の先端をカシメ処理することに
より、フック部材12をボード本体7にリベット16止
めしている。
【0007】図9に示す如く、ボード本体7に表皮材8
を積層して取付け、バックボード5を形成した後、シー
トバックフレーム3aに固着されたブラケット3bにバ
ックボード5のフック部材12のフック片12bを下方
から係止し、ボード本体7の裏面側の下部のクリップ1
4をシートバック3に係止することによりバックボード
5がシートバック3に取付られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来のバッ
クボード5においては、ボード本体7にリベット16用
の透孔7aと、このリベット16用の透孔7aと近接し
て前記取付基部12aの爪部18が係止される回転止め
孔7bとが適宜の間隔を置いて形成されているので、ボ
ード本体7の寸法精度が要求され、またフック部材12
は鉄板のプレス加工品から形成され、フック部材12の
取付基部12aの透孔12cと一側の爪部18との間隔
の寸法精度が要求され、またフック部材12のフック片
12bをシートバックフレーム3aに固着されたブラケ
ット3bに係止すると振動等により摩擦音が発生し、図
9に示す如く、消音材19をフック片12b等に巻き付
けて取付けなければならず、この消音材19は片面に粘
着材等を塗布した不織布等からなるテープ状のもの等か
ら形成され、消音材19のコストが増大すると共に巻き
付け工程数が増大する欠点を有し、またリベット16を
用いているので、リベット16のコストが増大すると共
に先端のカシメ処理工程数が増大する等の欠点を有して
いた。
【0009】本発明の目的は、フック部材のフック片を
シートバックフレームに固着されたブラケットに係止し
ても、振動等により摩擦音が発生する虞れがなく、消音
材をフック片等に巻き付けて取付ける必要がなく、また
リベットを省略することができ、部品点数を減少させ、
組付け工程数を減少させることができ、コストを減少さ
せることができ、取付作業を簡易迅速に行え、然もガタ
ツキのない確実な取付け状態を得ることができる外観及
び経済性に優れ、高級感をだすことができるシートバッ
クのバックボードを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載のシー
トバックのバックボードは、ボード本体と、該ボード本
体の正面側に取付けられる表皮材とを備え、前記ボード
本体にフック部材が取付けられ、該フック部材がシート
バックフレームに固着されたブラケットに係止されてシ
ートバックの背面側に取付けられるシートバックのバッ
クボードにおいて、前記フック部材は取付基部と、該取
付基部から後方に突出しシートバックフレームに固着さ
れたブラケットに係止されるフック片とを有し、前記取
付基部の裏面側に軸部が形成され、該軸部の先端にフラ
ンジ部が形成され、前記ボード本体に前記フック部材の
軸部の先端のフランジ部を挿通することができる透孔が
形成され、前記フック部材の軸部を挿通することができ
且つ前記フランジ部を挿通することができない軸穴が前
記透孔の一側より連続して形成され、前記フック部材の
フランジ部をボード本体の裏面側より透孔に挿通し、フ
ック部材の軸部を軸穴に移動させることによりフック部
材のフランジ部がボード本体の表面側に係止されること
を特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項2に記載のシートバ
ックのバックボードは、ボード本体と、該ボード本体の
正面側に取付けられる表皮材とを備え、前記ボード本体
にフック部材が取付けられ、該フック部材がシートバッ
クフレームに固着されたブラケットに係止されてシート
バックの背面側に取付けられるシートバックのバックボ
ードにおいて、前記フック部材は取付基部と、該取付基
部から後方に突出しシートバックフレームに固着された
ブラケットに係止されるフック片とを有し、前記取付基
部の裏面側に軸部が形成され、該軸部の先端にフランジ
部が形成され、前記取付基部の裏面側よりボード本体側
に突出する係止突起が前記取付基部に形成され、前記ボ
ード本体に前記フック部材の軸部の先端のフランジ部を
挿通することができる透孔が形成され、前記フック部材
の軸部を挿通することができ且つ前記フランジ部を挿通
することができない軸穴が前記透孔の一側より連続して
形成され、前記ボード本体に前記係止突起を係止する係
止部が形成され、前記フック部材のフランジ部をボード
本体の裏面側より透孔に挿通し、フック部材の軸部を軸
穴に移動させることによりフック部材のフランジ部がボ
ード本体の表面側に係止され、且つ前記フック部材の軸
部が軸穴の端部に当接すると、前記フック部材の係止突
起が前記ボード本体の係止部に係止されることを特徴と
する。
【0012】また、本発明の請求項3に記載のシートバ
ックのバックボードは、ボード本体と、該ボード本体の
正面側に取付けられる表皮材とを備え、前記ボード本体
にフック部材が取付けられ、該フック部材がシートバッ
クフレームに固着されたブラケットに係止されてシート
バックの背面側に取付けられるシートバックのバックボ
ードにおいて、前記フック部材は合成樹脂材から一体に
成形された取付基部と、該取付基部から後方に突出しシ
ートバックフレームに固着されたブラケットに係止され
るフック片とを有し、前記取付基部の裏面側に軸部が形
成され、該軸部の先端にフランジ部が形成され、前記取
付基部の裏面側よりボード本体側に突出する係止突起が
前記取付基部に形成され、前記取付基部の外周縁にボー
ド本体側に突出する押さえ片が形成され、前記ボード本
体に前記フック部材の軸部の先端のフランジ部を挿通す
ることができる透孔が形成され、前記フック部材の軸部
を挿通することができ且つ前記フランジ部を挿通するこ
とができない軸穴が前記透孔の一側より連続して形成さ
れ、前記ボード本体に前記係止突起を係止する係止部が
形成され、前記フック部材のフランジ部をボード本体の
裏面側より透孔に挿通し、フック部材の軸部を軸穴に移
動させることによりフック部材のフランジ部がボード本
体の表面側に係止され、前記押さえ片がボード本体を押
圧すると共に、前記フック部材の軸部が軸穴の端部に当
接すると、前記フック部材の係止突起が前記ボード本体
の係止部に係止されることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項1に記載のシートバックの
バックボードによれば、フック部材は取付基部と、該取
付基部から後方に突出しシートバックフレームに固着さ
れたブラケットに係止されるフック片とを有し、前記取
付基部の裏面側に軸部が形成され、該軸部の先端にフラ
ンジ部が形成され、前記ボード本体に前記フック部材の
軸部の先端のフランジ部を挿通することができる透孔が
形成され、前記フック部材の軸部を挿通することができ
且つ前記フランジ部を挿通することができない軸穴が前
記透孔の一側より連続して形成され、前記フック部材の
フランジ部をボード本体の裏面側より透孔に挿通し、フ
ック部材の軸部を軸穴に移動させることによりフック部
材のフランジ部がボード本体の表面側に係止されるの
で、フック部材をボード本体にリベットを用いてリベッ
ト止めする必要がなく、リベットの先端のカシメ処理工
程を省略することができ、部品点数を減少させ、組付け
工程数を減少させることができ、コストを減少させるこ
とができ、取付作業を簡易迅速に行え、然もガタツキの
ない確実な取付け状態を得ることができる。
【0014】本発明の請求項2に記載のシートバックの
バックボードによれば、フック部材は取付基部と、該取
付基部から後方に突出しシートバックフレームに固着さ
れたブラケットに係止されるフック片とを有し、前記取
付基部の裏面側に軸部が形成され、該軸部の先端にフラ
ンジ部が形成され、前記取付基部の裏面側よりボード本
体側に突出する係止突起が前記取付基部に形成され、前
記ボード本体に前記フック部材の軸部の先端のフランジ
部を挿通することができる透孔が形成され、前記フック
部材の軸部を挿通することができ且つ前記フランジ部を
挿通することができない軸穴が前記透孔の一側より連続
して形成され、前記ボード本体に前記係止突起を係止す
る係止部が形成され、前記フック部材のフランジ部をボ
ード本体の裏面側より透孔に挿通し、フック部材の軸部
を軸穴に移動させることによりフック部材のフランジ部
がボード本体の表面側に係止され、且つ前記フック部材
の軸部が軸穴の端部に当接すると、前記フック部材の係
止突起が前記ボード本体の係止部に係止されるので、フ
ック部材をボード本体にリベットを用いてリベット止め
する必要がなく、リベットの先端のカシメ処理工程を省
略することができ、部品点数を減少させ、組付け工程数
を減少させることができ、コストを減少させることがで
き、取付作業を簡易迅速に行え、然もガタツキのない確
実な取付け状態を得ることができる。
【0015】本発明の請求項3に記載のシートバックの
バックボードによれば、フック部材は合成樹脂材から一
体に成形された取付基部と、該取付基部から後方に突出
しシートバックフレームに固着されたブラケットに係止
されるフック片とを有し、前記取付基部の裏面側に軸部
が形成され、該軸部の先端にフランジ部が形成され、前
記取付基部の裏面側よりボード本体側に突出する係止突
起が前記取付基部に形成され、前記取付基部の外周縁に
ボード本体側に突出する押さえ片が形成され、前記ボー
ド本体に前記フック部材の軸部の先端のフランジ部を挿
通することができる透孔が形成され、前記フック部材の
軸部を挿通することができ且つ前記フランジ部を挿通す
ることができない軸穴が前記透孔の一側より連続して形
成され、前記ボード本体に前記係止突起を係止する係止
部が形成され、前記フック部材のフランジ部をボード本
体の裏面側より透孔に挿通し、フック部材の軸部を軸穴
に移動させることによりフック部材のフランジ部がボー
ド本体の表面側に係止され、前記押さえ片がボード本体
を押圧すると共に、前記フック部材の軸部が軸穴の端部
に当接すると、前記フック部材の係止突起が前記ボード
本体の係止部に係止されるので、フック部材のフック片
をシートバックフレームに固着されたブラケットに係止
しても、フック部材が合成樹脂材から一体に成形されて
いるため振動等により摩擦音が発生する虞れがなく、消
音材をフック片等に巻き付けて取付ける必要がなく、ま
たフック部材をボード本体にリベットを用いてリベット
止めする必要がなく、リベットの先端のカシメ処理工程
を省略することができ、部品点数を減少させ、組付け工
程数を減少させることができ、コストを減少させること
ができ、取付作業を簡易迅速に行え、然もガタツキのな
い確実な取付け状態を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るシートバックの
バックボードを図面を参照して詳述する。図1乃至図8
には、本発明に係るシートバックのバックボードの実施
の形態が夫々示されており、本実施の形態では車両用シ
ート1のシートバック3に適用した場合につき説明する
が、車両用シート1のシートバック3に限定されるもの
ではない。尚、従来の技術で示した図11の車両用シー
ト1は本発明において援用する。
【0017】図1乃至図4に示す如く、前記シートバッ
ク3の背面形状に対応して形成されたバックボード21
は薄い木質繊維基材から成形されたボード本体23と、
図3及び図4に示されているように、このボード本体2
3の表面側に取付けられた表皮材24とを有している。
尚、バックボード21は表皮材24を省略してボード本
体23のみから形成するものであってもよい。また表皮
材24はボード本体23の外周縁にタッカー9止めされ
ているが、バックボード21の表面側に接着剤等により
接合させてもよい。
【0018】このボード本体23は木質繊維としての木
材のチップとバインダーを主成分として形成されてい
る。尚、本実施の形態で、木材のチップを木質繊維とし
て用いたが、これ以外の木質繊維、例えば、ボール紙等
であってもよく、更に合成樹脂成形品であってもよい。
前記ボード本体23は厚さ2.5mm程度に形成されてい
るが、これよりも薄く形成することもできる。
【0019】前記ボード本体23の上部に左右一対のフ
ック部材31が取付けられ、このフック部材31がシー
トバックフレーム3aに固着されたブラケット3bに係
止されてシートバック3の背面側に取付けられている。
図6乃至図8に示す如く、前記フック部材31は合成樹
脂材から一体に成形された取付基部32と、この取付基
部32から後方に突出しシートバックフレーム3aに固
着されたブラケット3bに係止されるフック片33とを
有している。前記フック片33は側面から見てL字状に
形成され、内側中央に上下方向に延びる補強部33aが
突出形成されている。
【0020】前記取付基部32の裏面側略中央に軸部3
5が形成され、この軸部35の先端にフランジ部37が
形成されている。前記軸部35は本実施の形態では、直
径5mm、長さが2.9mmに形成されている。尚、軸部3
5の長さはボード本体23の厚さに対応して形成され、
ボード本体23の厚さより多少長く形成される。前記フ
ランジ部37の裏面側には円弧面37aが形成され、フ
ランジ部37の外周縁側の厚みが薄く形成されている。
【0021】前記ボード本体23に前記フック部材31
の軸部35の先端のフランジ部37を挿通することがで
きる透孔25が形成され、この透孔25と連続する軸部
35を挿通することができる軸穴26が一体に形成され
ている。前記軸穴26はフック部材31の軸部35を挿
通することができ且つ前記フランジ部37を挿通するこ
とができないものである。
【0022】図5に示す如く、前記フック部材31のフ
ランジ部37をボード本体23の裏面側より透孔25に
挿通し、フック部材31の軸部35を軸穴26に移動さ
せることによりフック部材31のフランジ部37がボー
ド本体23の表面側に係止される。尚、ボード本体23
にフック部材31を取付けた後に、ボード本体23の表
面側に表皮材24が取付けられるが、ボード本体23と
表皮材24とを予め取付けた状態でフック部材31を後
付けにより取付けることもできる。
【0023】前記取付基部32よりボード本体23側に
突出する係止突起41が前記取付基部32に形成され、
前記ボード本体23に前記係止突起41を係止する係止
部としての係止穴43が形成されている。前記フック部
材31のフランジ部37をボード本体23の裏面側より
透孔25に挿通し、フック部材31の軸部35を軸穴2
6の端部方向に移動させることができる。
【0024】前記フック部材31の軸部35を軸穴26
の端部方向に移動させることにより、フランジ部37が
ボード本体23の表面側に係止され、且つ前記軸部35
が軸穴26の端部に当接すると、前記フック部材31の
係止突起41が前記ボード本体23の係止部としての係
止穴43に係止される。尚、係止突起41の下部の取付
基部32にはスリット41aが形成され、係止突起41
に弾力性を付与している。
【0025】更に、図6及び図7に示す如く、前記取付
基部32の外周縁にボード本体23側に突出する複数の
押さえ片45が形成され、この押さえ片45は取付基部
32の一側の上下位置と係止突起41が形成された側の
中央位置に夫々形成されている。前記押さえ片45がボ
ード本体23を押圧する。尚、押さえ片45の形状及び
数は図示のものに限定されるものではない。
【0026】図1及び図3に示す如く、バックボード2
1の下部は従来と同様に樹脂クリップ51により固着さ
れる。ボード本体23の下部に形成されたクリップ穴2
9に樹脂クリップ51が挿入され、樹脂クリップ51が
下部フレーム3c等に係止される。
【0027】
【発明の効果】以上が本発明に係るシートバックのバッ
クボードの実施の形態であるが、本発明の請求項1に記
載のシートバックのバックボードによれば、フック部材
は取付基部と、該取付基部から後方に突出しシートバッ
クフレームに固着されたブラケットに係止されるフック
片とを有し、前記取付基部の裏面側に軸部が形成され、
該軸部の先端にフランジ部が形成され、前記ボード本体
に前記フック部材の軸部の先端のフランジ部を挿通する
ことができる透孔が形成され、前記フック部材の軸部を
挿通することができ且つ前記フランジ部を挿通すること
ができない軸穴が前記透孔の一側より連続して形成さ
れ、前記フック部材のフランジ部をボード本体の裏面側
より透孔に挿通し、フック部材の軸部を軸穴に移動させ
ることによりフック部材のフランジ部がボード本体の表
面側に係止されるので、フック部材をボード本体にリベ
ットを用いてリベット止めする必要がなく、リベットの
先端のカシメ処理工程を省略することができ、部品点数
を減少させ、組付け工程数を減少させることができ、コ
ストを減少させることができ、取付作業を簡易迅速に行
え、然もガタツキのない確実な取付け状態を得ることが
できる。
【0028】本発明の請求項2に記載のシートバックの
バックボードによれば、フック部材は取付基部と、該取
付基部から後方に突出しシートバックフレームに固着さ
れたブラケットに係止されるフック片とを有し、前記取
付基部の裏面側に軸部が形成され、該軸部の先端にフラ
ンジ部が形成され、前記取付基部の裏面側よりボード本
体側に突出する係止突起が前記取付基部に形成され、前
記ボード本体に前記フック部材の軸部の先端のフランジ
部を挿通することができる透孔が形成され、前記フック
部材の軸部を挿通することができ且つ前記フランジ部を
挿通することができない軸穴が前記透孔の一側より連続
して形成され、前記ボード本体に前記係止突起を係止す
る係止部が形成され、前記フック部材のフランジ部をボ
ード本体の裏面側より透孔に挿通し、フック部材の軸部
を軸穴に移動させることによりフック部材のフランジ部
がボード本体の表面側に係止され、且つ前記フック部材
の軸部が軸穴の端部に当接すると、前記フック部材の係
止突起が前記ボード本体の係止部に係止されるので、フ
ック部材をボード本体にリベットを用いてリベット止め
する必要がなく、リベットの先端のカシメ処理工程を省
略することができ、部品点数を減少させ、組付け工程数
を減少させることができ、コストを減少させることがで
き、取付作業を簡易迅速に行え、然もガタツキのない確
実な取付け状態を得ることができる。
【0029】本発明の請求項3に記載のシートバックの
バックボードによれば、フック部材は合成樹脂材から一
体に成形された取付基部と、該取付基部から後方に突出
しシートバックフレームに固着されたブラケットに係止
されるフック片とを有し、前記取付基部の裏面側に軸部
が形成され、該軸部の先端にフランジ部が形成され、前
記取付基部の裏面側よりボード本体側に突出する係止突
起が前記取付基部に形成され、前記取付基部の外周縁に
ボード本体側に突出する押さえ片が形成され、前記ボー
ド本体に前記フック部材の軸部の先端のフランジ部を挿
通することができる透孔が形成され、前記フック部材の
軸部を挿通することができ且つ前記フランジ部を挿通す
ることができない軸穴が前記透孔の一側より連続して形
成され、前記ボード本体に前記係止突起を係止する係止
部が形成され、前記フック部材のフランジ部をボード本
体の裏面側より透孔に挿通し、フック部材の軸部を軸穴
に移動させることによりフック部材のフランジ部がボー
ド本体の表面側に係止され、前記押さえ片がボード本体
を押圧すると共に、前記フック部材の軸部が軸穴の端部
に当接すると、前記フック部材の係止突起が前記ボード
本体の係止部に係止されるので、フック部材のフック片
をシートバックフレームに固着されたブラケットに係止
しても、フック部材が合成樹脂材から一体に成形されて
いるため振動等により摩擦音が発生する虞れがなく、消
音材をフック片等に巻き付けて取付ける必要がなく、ま
たフック部材をボード本体にリベットを用いてリベット
止めする必要がなく、リベットの先端のカシメ処理工程
を省略することができ、部品点数を減少させ、組付け工
程数を減少させることができ、コストを減少させること
ができ、取付作業を簡易迅速に行え、然もガタツキのな
い確実な取付け状態を得ることができる。
【0030】本発明によれば、フック部材のフック片を
シートバックフレームに固着されたブラケットに係止し
ても、振動等により摩擦音が発生する虞れがなく、消音
材をフック片等に巻き付けて取付ける必要がなく、また
リベットを省略することができ、部品点数を減少させ、
組付け工程数を減少させることができ、コストを減少さ
せることができ、取付作業を簡易迅速に行え、然もガタ
ツキのない確実な取付け状態を得ることができる外観及
び経済性に優れ、高級感をだすことができるシートバッ
クのバックボードを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートバックのバックボードの裏
面斜視図。
【図2】本発明に係るシートバックのバックボードのボ
ード本体の斜視図。
【図3】本発明に係るシートバックのバックボードを適
用したシートバックの断面図。
【図4】本発明に係るシートバックのバックボードを適
用したシートバックの一部拡大断面図。
【図5】本発明に係るシートバックのバックボードにフ
ック部材を取付ける状態の正面説明図。
【図6】本発明に係るシートバックのバックボードのフ
ック部材の斜視図。
【図7】本発明に係るシートバックのバックボードのフ
ック部材の裏面図。
【図8】本発明に係るシートバックのバックボードのフ
ック部材の側面図。
【図9】従来のバックボードの取付け状態を示すシート
バックの一部側断面図。
【図10】従来のシートバックのバックボードの裏面斜
視図。
【図11】従来のバックボードの取付け状態を示す車両
用シートの裏面斜視図。
【図12】従来のシートバックのバックボードの裏面斜
視図。
【符号の説明】
1 車両用シート 3 シートバック 3a シートバックフレーム 3b ブラケット 3c 下部フレーム 21 バックボード 23 ボード本体 24 表皮材 25 透孔 26 軸穴 29 クリップ穴 31 フック部材 32 取付基部 33 フック片 33a 補強部 35 軸部 37 フランジ部 37a 円弧面 41 係止突起 43 係止部としての係止穴 45 押さえ片 51 樹脂クリップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボード本体と、該ボード本体の正面側に
    取付けられる表皮材とを備え、前記ボード本体にフック
    部材が取付けられ、該フック部材がシートバックフレー
    ムに固着されたブラケットに係止されてシートバックの
    背面側に取付けられるシートバックのバックボードにお
    いて、 前記フック部材は取付基部と、該取付基部から後方に突
    出しシートバックフレームに固着されたブラケットに係
    止されるフック片とを有し、前記取付基部の裏面側に軸
    部が形成され、該軸部の先端にフランジ部が形成され、
    前記ボード本体に前記フック部材の軸部の先端のフラン
    ジ部を挿通することができる透孔が形成され、前記フッ
    ク部材の軸部を挿通することができ且つ前記フランジ部
    を挿通することができない軸穴が前記透孔の一側より連
    続して形成され、前記フック部材のフランジ部をボード
    本体の裏面側より透孔に挿通し、フック部材の軸部を軸
    穴に移動させることによりフック部材のフランジ部がボ
    ード本体の表面側に係止されることを特徴とするシート
    バックのバックボード。
  2. 【請求項2】 ボード本体と、該ボード本体の正面側に
    取付けられる表皮材とを備え、前記ボード本体にフック
    部材が取付けられ、該フック部材がシートバックフレー
    ムに固着されたブラケットに係止されてシートバックの
    背面側に取付けられるシートバックのバックボードにお
    いて、 前記フック部材は取付基部と、該取付基部から後方に突
    出しシートバックフレームに固着されたブラケットに係
    止されるフック片とを有し、前記取付基部の裏面側に軸
    部が形成され、該軸部の先端にフランジ部が形成され、
    前記取付基部の裏面側よりボード本体側に突出する係止
    突起が前記取付基部に形成され、前記ボード本体に前記
    フック部材の軸部の先端のフランジ部を挿通することが
    できる透孔が形成され、前記フック部材の軸部を挿通す
    ることができ且つ前記フランジ部を挿通することができ
    ない軸穴が前記透孔の一側より連続して形成され、前記
    ボード本体に前記係止突起を係止する係止部が形成さ
    れ、前記フック部材のフランジ部をボード本体の裏面側
    より透孔に挿通し、フック部材の軸部を軸穴に移動させ
    ることによりフック部材のフランジ部がボード本体の表
    面側に係止され、且つ前記フック部材の軸部が軸穴の端
    部に当接すると、前記フック部材の係止突起が前記ボー
    ド本体の係止部に係止されることを特徴とするシートバ
    ックのバックボード。
  3. 【請求項3】 ボード本体と、該ボード本体の正面側に
    取付けられる表皮材とを備え、前記ボード本体にフック
    部材が取付けられ、該フック部材がシートバックフレー
    ムに固着されたブラケットに係止されてシートバックの
    背面側に取付けられるシートバックのバックボードにお
    いて、 前記フック部材は合成樹脂材から一体に成形された取付
    基部と、該取付基部から後方に突出しシートバックフレ
    ームに固着されたブラケットに係止されるフック片とを
    有し、前記取付基部の裏面側に軸部が形成され、該軸部
    の先端にフランジ部が形成され、前記取付基部の裏面側
    よりボード本体側に突出する係止突起が前記取付基部に
    形成され、前記取付基部の外周縁にボード本体側に突出
    する押さえ片が形成され、前記ボード本体に前記フック
    部材の軸部の先端のフランジ部を挿通することができる
    透孔が形成され、前記フック部材の軸部を挿通すること
    ができ且つ前記フランジ部を挿通することができない軸
    穴が前記透孔の一側より連続して形成され、前記ボード
    本体に前記係止突起を係止する係止部が形成され、前記
    フック部材のフランジ部をボード本体の裏面側より透孔
    に挿通し、フック部材の軸部を軸穴に移動させることに
    よりフック部材のフランジ部がボード本体の表面側に係
    止され、前記押さえ片がボード本体を押圧すると共に、
    前記フック部材の軸部が軸穴の端部に当接すると、前記
    フック部材の係止突起が前記ボード本体の係止部に係止
    されることを特徴とするシートバックのバックボード。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008062767A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Mitsubishi Automob Eng Co Ltd 車室内の荷物保持部材
JP2013001178A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Toyota Boshoku Corp 車両用シート

Cited By (3)

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