JP2001231267A - 電源装置、放電灯点灯装置及び照明装置 - Google Patents

電源装置、放電灯点灯装置及び照明装置

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JP2001231267A
JP2001231267A JP2000036948A JP2000036948A JP2001231267A JP 2001231267 A JP2001231267 A JP 2001231267A JP 2000036948 A JP2000036948 A JP 2000036948A JP 2000036948 A JP2000036948 A JP 2000036948A JP 2001231267 A JP2001231267 A JP 2001231267A
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switching element
power supply
voltage
capacitor
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JP2000036948A
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Toshiyuki Hiraoka
敏行 平岡
Hiroyuki Kudo
啓之 工藤
Tomokazu Usami
朋和 宇佐美
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】交流電源からの入力電流に歪が少なく、低い耐
圧のスイッチンク゛素子を用いても高い入力電圧に対応可能な
電源装置、放電灯点灯装置及び照明装置を提供する。 【解決手段】部分平滑回路Sと変形ハーフフ゛リッシ゛型のインハ゛ータ
回路INVとを組み合わせ、ローサイト゛側のスイッチンク゛素子Q2がオン
したときに充電するように部分平滑回路Sを接続し、負
荷回路LDをハイサイト゛側のスイッチンク゛素子Q1に並列に接続した
構成とし、ローサイト゛側のスイッチンク゛素子Q2がオンしたときに部
分平滑回路Sが充電し、ローサイト゛側のスイッチンク゛素子Q2に流れ
る電流はハイサイト゛側のスイッチンク゛素子Q1よりも多く流れ、ローサ
イト゛側のスイッチンク゛素子Q2は電源電圧以上の電圧はかから
ず、ハイサイト゛側のスイッチンク゛素子Q1には変形ハーフフ゛リッシ゛型のイン
ハ゛ータ回路INVの負荷側インタ゛クタンスと第2のコンテ゛ンサC2で振動
した電圧が印加され、電源電圧より高い電圧がかかる。
即ち、ハイサイト゛側のスイッチンク゛素子Q1とローサイト゛側のスイッチンク゛素
子Q2で、同程度の大きさのスイッチンク゛素子を使用可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電源からの入
力電流の歪を改善可能な部分平滑回路を用いて構成され
る電源装置、放電灯点灯装置及び照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交流電源を整流し平滑して得た直
流電圧を、スイッチング素子をオン,オフさせることに
よって交流電圧に変換して負荷に供給するインバータ回
路を用いた電源装置が知られている。このような電源装
置では、交流電源からの入力電流の歪を改善することが
要求されている。
【0003】そこで、交流電源ACをダイオードブリッ
ジのような全波整流回路で整流し、該全波整流電圧(直
流出力電圧)を、上記入力電流の歪を改善する目的の部
分平滑回路を通した後、インバータ回路により高周波交
流電圧に変換して負荷回路LDに供給する電源装置が開
発されている。
【0004】図13は、部分平滑回路と1石式のインバ
ータ回路を組み合わせた従来の電源装置の回路図を示し
ている。ここでは、電源装置の一例として、負荷回路L
Dに放電灯回路を用いた放電灯点灯装置について説明す
る。
【0005】図13において、電源装置は、交流電源A
Cからの電圧をフィルタFILを介してダイオードブリ
ッジ(D1 〜D4 )のような整流回路RECに供給し、
整流回路RECで全波整流した後、高周波バイパス回路
(C1 ,D5 ,C2 )を介し、さらに部分平滑回路Sを
介して1石式インバータ回路INVの両端に供給する構
成となっている。前記高周波バイパス回路は、整流回路
RECの出力端間に並列的に接続した高周波バイパス用
の第1のコンデンサC1 及び高周波バイパス用の第2の
コンデンサC2 と、該第1,第2のコンデンサC1 ,C
2 の正極端子間に接続した第1のダイオードD5 とから
構成されている。前記第1,第2のコンデンサC1 ,C
2はほぼ同容量にされている。
【0006】部分平滑回路Sは、前記第1のダイオード
D5 のカソードと前記第2のコンデンサC2 の接続点
と、基準電位ラインLref との間に平滑コンデンサC3
とコイルL1 とダイオードD6 の直列回路を接続し、コ
イルL1 とダイオードD6 のカソードの接続点にダイオ
ードD7 のアノードを接続して構成されている。
【0007】インバータ回路INVは、1石式のインバ
ータ回路で構成され、前記平滑コンデンサC3 の正極側
出力端と前記基準電位ラインLref との間に共振コンデ
ンサC4 とスイッチング素子Q1 のコレクタ・エミッタ
とを直列に接続し、共振コンデンサC4 とスイッチング
素子Q1 のコレクタとの接続点を前記部分平滑回路Sの
ダイオードD7 のカソードに接続する一方共振コイルL
2 を介して前記絶縁トランスT1 の1次巻線のもう一方
の端部に接続し、前記スイッチング素子Q1 のベース1
に図示しない駆動回路からの高周波信号(例えば50k
Hz)を供給して前記スイッチング素子Q1 をオン/オ
フ制御する構成とし、さらに前記絶縁トランスT1 の2
次巻線の両端間には、放電灯FLの一方のフィラメント
と予熱用コンデンサC5 ともう一方のフィラメントとを
直列に接続している。絶縁トランスT1 と放電灯FLと
予熱用コンデンサC5 とは、負荷回路LDを構成してい
る。
【0008】なお、スイッチング素子Q1 としてバイポ
ーラトランジスタを用いた場合には、コレクタ・エミッ
タ間に並列に逆導通用のダイオードが必要になるが、図
13の従来例では、ダイオードD6 ,D7 の直列回路が
Q1 の逆導通用ダイオードの機能を果たしているので、
逆導通用のダイオードを別に接続していない。
【0009】上記の電源装置で、交流電源ACが投入さ
れている状態では、前記第2のコンデンサC2 の両端電
圧をVDCとし、前記平滑コンデンサC3 の両端電圧をV
C3としたときの、それぞれの電圧VDC,VC3の関係は図
14に示すようになっている。平滑コンデンサC3 の両
端電圧VC3は一点鎖線に示すようにほぼ一定の電位とな
っているが、第2のコンデンサC2 の両端電圧VDCは実
線に示されるように整流回路RECの全波整流出力波形
に対してその波形の谷の部分(電源ゼロクロス付近)が
埋まるような波形となっている。即ち、全波整流出力波
形の平滑電圧VC3よりも低い部分では、整流波形の谷を
埋めかつ谷底に相当する部分(電源ゼロクロス部分)が
尖ったような波形となっている。
【0010】次に、電源電圧(全波整流回路RECの整
流電圧)VREC と平滑コンデンサC3 の両端電圧VC3と
について、図14の波形における、i)VREC >VC3 の
期間(即ち電源ピーク付近)と、ii)VREC <VC3 の
期間(即ち電源ゼロクロス付近)と、に分けて動作を説
明する。
【0011】i)VREC >VC3 の期間は、図13にスイ
ッチング素子Q1 のオン(ON),オフ(OFF)に伴
う電流経路を記入してある。
【0012】図13で、スイッチング素子Q1 がオンし
たときは、交流電源ACから整流回路REC,平滑コン
デンサC3 ,コイルL1 ,ダイオードD7 ,スイッチン
グ素子Q1 ,基準電位ラインLref と電流が流れると共
に、交流電源ACから整流回路REC,絶縁トランスT
1 の1次巻線,コイルL2 ,スイッチング素子Q1,基
準電位ラインLref と電流が流れる。スイッチング素子
Q1 がオフしたときには、コイルL2 ,コンデンサC4
,絶縁トランスT1 の1次巻線の経路で流れ、コンデ
ンサC4 の充電後はその逆の経路で流れる(共振電流)
一方、コイルL1,ダイオードD7 ,コンデンサC4 ,
平滑コンデンサC3のようにも流れる。
【0013】ii)VREC <VC3 の期間は、図15にス
イッチング素子Q1 のオン(ON),オフ(OFF)に
伴う電流経路を記入してある。
【0014】図15で、スイッチング素子Q1 がオンし
たときは、第2のコンデンサC2 から絶縁トランスT1
の1次巻線,コイルL2 ,スイッチング素子Q1,基準
電位ラインLref と電流(主として第2のコンデンサC
2 からの電流であるが、平滑コンデンサC3 や第1のコ
ンデンサC1 からの電流も含まれる)が流れる。スイッ
チング素子Q1 がオフしたときには、コイルL2 ,コン
デンサC4 ,絶縁トランスT1 の1次巻線の経路で流
れ、コンデンサC4 の充電後はその逆の経路で流れる
(共振電流)。
【0015】ところで、図13(図15)に示した装置
では、交流電源ACの電源電圧が例えば200Vである
場合には、スイッチング素子Q1 には共振電圧が印加さ
れるため最大で1500V位の電圧がかかり、これに耐
え得る耐圧スイッチング素子としてはバイポーラトラン
ジスタしかなく、このバイポーラトランジスタに代え
て、IC化が容易なFET(電界効果トランジスタ)を
用いることができなかった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、入力電流
歪を改善する部分平滑回路と1石式インバータ回路とを
組み合わせた従来の電源装置では、入力電圧の高い条件
でも、IC化が可能な低い耐圧のスイッチング素子を用
いることができないという問題があった。
【0017】そこで、本発明は上記の問題に鑑み、交流
電源からの入力電流に歪が少なく、IC化可能な低い耐
圧のスイッチング素子を用いても、高い入力電圧に対応
可能な電源装置、放電灯点灯装置及び照明装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る電源装置は、交流電源からの電圧を全波整流する整流
回路と;前記整流回路の出力端間に並列的に接続される
第1,第2のコンデンサとこれらのコンデンサの正極間
に接続される第1のダイオードを含む高周波バイパス回
路と;前記高周波バイパス回路の出力を平滑する部分平
滑回路と;ハイサイド側,ローサイド側にそれぞれ第
1,第2のスイッチング素子を備え、これらのスイッチ
ング素子のスイッチング作用を利用して、前記部分平滑
回路からの直流電圧を所定の周波数の高周波電圧に変換
し、負荷回路を駆動するハーフブリッジ型のインバータ
回路と;を具備したことを特徴とする。
【0019】請求項1の発明において、前記整流回路は
例えばダイオードブリッジによる全波整流回路で構成さ
れる。前記スイッチング素子としては、例えば電界効果
トランジスタ(FET)を用いることができる。この場
合、電界効果トランジスタがその構成上内蔵している寄
生ダイオードを逆導通用に利用することができる。
【0020】スイッチング素子のスイッチング周波数
は、整流回路の出力周波数より高く、数十kHz以上が
好ましく、40〜50kHz程度がより好ましい。(以
上は以下の説明についても同様である。)請求項2記載
の発明は、請求項1に記載の電源装置において、前記ハ
ーフブリッジ型のインバータ回路は、ローサイド側のス
イッチング素子がオンしたときに充電するように前記部
分平滑回路を接続し、前記負荷回路をハイサイド側のス
イッチング素子に並列的に接続する変形ハーフブリッジ
型のインバータ回路で構成したことを特徴とする。
【0021】請求項3記載の発明は、請求項1記載の電
源装置において、前記整流回路をダイオードブリッジで
構成し、前記高周波バイパス回路を構成する前記第1,
第2のコンデンサと前記第1のダイオードについては、
前記第1のコンデンサを前記ダイオードブリッジの前段
に配置し、前記第2のコンデンサを前記ダイオードブリ
ッジの後段に配置し、前記第1のダイオードを前記ダイ
オードブリッジと兼用にする構成としたことを特徴とす
る。
【0022】この発明において、第1のダイオードの兼
用となるダイオードブリッジを高速ダイオードに置き換
えることが好ましい。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれか1つに記載の電源装置において、前記ハーフブ
リッジ型のインバータ回路における前記第1,第2のス
イッチング素子を、MOSFETで構成したことを特徴
とする。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
いずれか1つに記載の電源装置において、前記高周波バ
イパス回路における前記第2のコンデンサを、基板上に
て前記ハーフブリッジ型のインバータ回路の近くに配置
したことを特徴とする。
【0025】請求項6記載の発明による電源装置は、交
流電源からの電圧を全波整流する整流回路と;前記整流
回路の出力端間に並列的に接続される第1,第2のコン
デンサとこれらのコンデンサの正極間に接続される第1
のダイオードを含む高周波バイパス回路と;前記高周波
バイパス回路の出力を平滑する部分平滑回路と;1つの
スイッチング素子を備え、このスイッチング素子のスイ
ッチング作用を利用して、前記部分平滑回路からの直流
電圧を所定の周波数の高周波電圧に変換し、負荷回路を
駆動する1石式のインバータ回路と;を具備し、前記高
周波バイパス回路における前記第2のコンデンサを、基
板上にて前記1石式のインバータ回路の近くに配置した
ことを特徴とする。
【0026】請求項7記載の発明は、請求項6記載の電
源装置において、前記1石式のインバータ回路は、さら
に共振回路を備え、該振回路における共振コンデンサを
ハイサイド側とローサイド側の2つに分けたことを特徴
とする。
【0027】請求項8記載の発明による放電灯点灯装置
は、前記負荷回路は、放電灯回路であることを特徴とす
る。
【0028】この説明において、放電灯は、蛍光ラン
プ、高輝度放電灯等どのような放電灯であってもよい。
(以上は以下の説明についても同様である。)請求項9
記載の発明による照明装置は、請求項8記載の放電灯点
灯装置と;この放電灯点灯装置における放電灯が装着さ
れる照明器具本体と;を具備したことを特徴とする。
【0029】請求項1の発明においては、部分平滑回路
とハーフブリッジ型のインバータ回路とを組み合わせた
構成とすることにより、部分平滑回路により入力電流歪
を改善できると共に、ハーフブリッジ型のインバータ回
路により高い入力電圧に対しても、高い耐圧のスイッチ
ング素子が不要になる。
【0030】請求項2の発明においては、充電回路及び
負荷回路と、2つのスイッチング素子との、バランスの
良い組み合わせにより、入力電圧の高い条件でも使用可
能な回路を構成できる。
【0031】請求項3の発明においては、第1のコンデ
ンサをダイオードブリッジの前段に配置し、第2のコン
デンサをダイオードブリッジの後段に配置し、第1のダ
イオードをダイオードブリッジと兼用にする構成とし、
部品点数を削減できる。なお、兼用するダイオードを高
速用にすることが好ましい。
【0032】請求項4の発明においては、ハーフブリッ
ジ型のインバータ回路の第1,第2のスイッチング素子
にMOSFETを使用することで、IC等を使用した駆
動が可能になる。
【0033】請求項5,6においては、第2のコンデン
サを、基板上でハーフブリッジ型インバータ回路又は1
石式インバータ回路の近くに配置したので、大きな電流
が流れる基板上のパターンを短くできる。
【0034】請求項7においては、共振コンデンサをハ
イサイド側とローサイド側の2つに分けたことにより共
振コンデンサにかかる耐圧を分散できると共に、クレス
トファクタが良くなり、第2のコンデンサに流れる電流
が増えるため、大きな電流が流れる基板上のパターンを
短くする効果が大きくなる。
【0035】請求項8の発明においては、部分平滑回路
により入力電流歪を改善できると共に、ハーフブリッジ
型のインバータ回路により高い入力電圧に対しても、高
い耐圧のスイッチング素子が不要な放電灯点灯装置を実
現できる。
【0036】請求項9の発明においては、部分平滑回路
により入力電流歪を改善できると共に、ハーフブリッジ
型のインバータ回路により高い入力電圧に対しても、高
い耐圧のスイッチング素子が不要な照明装着を実現でき
る。
【0037】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の
電源装置を示す回路図である。本実施の形態は、部分平
滑回路と変形ハーフブリッジ型のインバータ回路を組み
合わせた構成としている。ここでは、電源装置の一例と
して、負荷回路LDに放電灯回路を用いた放電灯点灯装
置の構成を示している。
【0038】図1において、電源装置は、交流電源AC
からの電圧をフィルタFILを介してダイオードブリッ
ジ(D1 〜D4 )のような整流回路RECに供給し、整
流回路RECで全波整流した後、高周波バイパス回路
(C1 ,D5 ,C2 )を介し、さらに部分平滑回路Sを
介して変形ハーフブリッジ型インバータ回路INVの両
端に供給する構成となっている。前記高周波バイパス回
路は、整流回路RECの出力端間に並列的に接続した高
周波バイパス用の第1のコンデンサC1 及び高周波バイ
パス用の第2のコンデンサC2 と、該第1,第2のコン
デンサC1 ,C2 の正極端子間に接続した第1のダイオ
ードD5 とから構成されている。前記第1,第2のコン
デンサC1 ,C2はほぼ同容量にされている。
【0039】部分平滑回路Sは、前記第1のダイオード
D5 のカソードと前記第2のコンデンサC2 の接続点
と、基準電位ラインLref との間に平滑コンデンサC3
とコイルL1 とダイオードD6 の直列回路を接続し、コ
イルL1 とダイオードD6 のカソードとの接続点にダイ
オードD7 のアノードを接続した構成となっている。
【0040】インバータ回路INVは、変形ハーフブリ
ッジ型のインバータ回路で構成され、前記平滑コンデン
サC3 の正極側出力端と基準電位ラインLref との間
に、第1,第2のスイッチング素子Q1 ,Q2 を直列に
接続し、第1のスイッチング素子Q1 の高電位ラインを
共振コンデンサC4 を介して絶縁トランスT1 の1次巻
線の一端に接続し、第1,第2のスイッチング素子Q1
,Q2 の接続点を前記部分平滑回路SのダイオードD7
のカソードに接続する一方共振コイルL2 を介して前
記絶縁トランスT1 の1次巻線のもう一方の端部に接続
し、前記第1,第2のスイッチング素子Q1 ,Q2 の各
ベースにそれぞれ高周波パルス発生手段である駆動回路
10から互いに極性の異なる所定周波数(例えば50k
Hz)の高周波パルスを供給して前記スイッチング素子
Q1 ,Q2 を交互にオン/オフ制御する構成とし、前記
絶縁トランスT1 の2次巻線の両端子間には、放電灯F
Lの一方のフィラメントと予熱用コンデンサC5 ともう
一方のフィラメントとを直列に接続している。絶縁トラ
ンスT1 と放電灯FLと予熱用コンデンサC5 とは、負
荷回路LDを構成している。
【0041】以下の説明で、第1のスイッチング素子Q
1 は高電位側(ハイサイド側という)のスイッチング素
子Q1 、第2のスイッチング素子Q2 は低電位側(ロー
サイド側という)のスイッチング素子Q2 と呼ぶことが
ある。
【0042】上記駆動回路10は、図3(a) ,(b) に示
すような互いに極性の異なる所定周波数(例えば50k
Hz)のスイッチング用高周波パルスを発生して、ハイ
サイド側のスイッチング素子Q1 ,ローサイド側のスイ
ッチング素子Q2 の各ゲートに供給し、これらスイッチ
ング素子Q1 ,Q2 を交互にオン/オフ(ON/OF
F)駆動するようになっている。なお、スイッチング素
子Q1 ,Q2 に供給するスイッチングパルスには、両ス
イッチング素子Q1 ,Q2 を同時にオフ(OFF)状態
とする期間tが存在している。
【0043】上記構成の電源装置においては、部分平滑
回路Sと変形ハーフブリッジ型のインバータ回路INV
とを組み合わせた構成とすることにより、部分平滑回路
Sにより入力電流Iinの歪を改善できると共に、変形ハ
ーフブリッジ型のインバータ回路INVにより高い入力
電圧(例えば200V入力)に対しても、高い耐圧のス
イッチング素子(例えばバイポーラトランジスタ)を用
いる必要はなくなる。図1の構成では、第1,第2のス
イッチング素子Q1 ,Q2 として、図2に示すようなM
OSFETも使用可能となり、IC(集積)回路で構成
することが可能となる。なお、スイッチング素子Q1 ,
Q2 としてFETを用いた場合には、その構成上内蔵し
ている寄生ダイオードを逆導通用に利用することがで
き、逆導通用のダイオードD11,D12を別に接続しなく
てもよい。
【0044】図4は、図1の回路各部の電圧及び電流の
波形図である。図4の縦の各列(a) ,(b) ,(c) におい
て、図4(a) は放電灯FLが点灯した時の、交流電源A
Cの電源周波数が例えば50Hzの場合の電源周期での
波形を示し、図4(b) は図4(a) の波形における電源電
圧が高いとき(即ち電源ピーク付近)を時間軸方向に拡
大して示し、図4(c) は図4(a) の波形における電源電
圧が低いとき(即ち電源ゼロクロス付近)を時間軸方向
に拡大して示している。
【0045】また、図4の横の各行においては、VDCは
第2のコンデンサC2 の両端電圧、Iinは交流電源AC
から入力する入力電流Iin、VDS(Q1)はスイッチン
グ素子Q1 のドレイン・ソース間電圧、ID(Q1)はス
イッチング素子Q1 のドレイン電流、VDS(Q2)はス
イッチング素子Q2 のドレイン・ソース間電圧、ID
(Q2)はスイッチング素子Q2 のドレイン電流であ
る。
【0046】図5は図4のVDS(Q1)のドレイン・ソ
ース間の電圧波形を更に拡大して示すもので、電源ピー
ク付近(b) に相当する波形と、電源ゼロクロス付近(c)
に相当する波形と、両者(b) ,(c) 間の谷部分に相当す
る波形とを示してある。
【0047】次に、図1の回路動作を説明する。図4
(a) に示す電源周期における電源電圧が高い時(図4
(b) の電源ピーク付近のとき)の動作を、図1を参照し
ながら説明する。
【0048】ローサイド側のスイッチング素子Q2 がオ
ンで、ハイサイド側のスイッチング素子Q1 がオフの時
は、交流電源ACから整流回路RECを通り、第1のダ
イオードD5 を通って、平滑コンデンサC3 を充電しな
がらコイルL1 ,ダイオードD7 及びローサイド側スイ
ッチング素子Q2 を経て電流が流れると共にダイオード
D5 を通った電流は共振コンデンサC4 ,トランスT1
の1次巻線,共振コイルL2 及びローサイド側スイッチ
ング素子Q2 を経て電流が流れるそして、ローサイド側
のスイッチング素子Q2 がオフで、ハイサイド側のスイ
ッチング素子Q1 がオンの状態となった時には、コイル
L2 などに蓄えられたエネルギーに基づいてスイッチン
グ素子Q1 を通りコンデンサC4 との間で共振する形で
電流となって流れる一方コイルL1 に蓄えたエネルギー
に基づいてダイオードD7 ,スイッチング素子Q1 及び
平滑コンデンサC3 のルートで電流が流れる。このよう
にローサイド側のスイッチング素子Q2 がオンしたとき
に部分平滑回路Sの平滑コンデンサC3 が充電されるよ
うにスイッチング素子Q2 に充電電流が流れるが、この
充電電流はハイサイド側のスイッチング素子Q1 がオン
したときにスイッチング素子Q1 に流れる電流量よりも
多い。
【0049】次に、図4(a) に示す電源周期における電
源電圧が低い時(図4(c) の電源ゼロクロス付近のと
き)の動作を、図6(a) 〜(d) を参照しながら説明す
る。
【0050】スイッチング素子Q1 がオフで、スイッチ
ング素子Q2 がオンしたときには、図6(a) に示すよう
に第2のコンデンサC2 からコンデンサC4 ,絶縁トラ
ンスT1 の1次巻線,コイルL2 ,スイッチング素子Q
2 ,基準電位ラインLref と電流(主として第2のコン
デンサC2 からの電流であるが、平滑コンデンサC3や
第1のコンデンサC1 からの電流も含まれる)が流れ
る。スイッチング素子Q1 がオフの状態で、スイッチン
グ素子Q2 がオフしたときには、コイルL2 ,ダイオー
ドD11,コンデンサC4 ,絶縁トランスT1 の1次巻線
の経路で電流が流れ、スイッチング素子Q1 がオンする
と、図6(c) に示すようにコンデンサC4の充電電荷が
スイッチング素子Q1 を通って図6(b) とは逆の経路で
流れる。その後、スイッチング素子Q2 がオフ状態でス
イッチング素子Q1 がオフすると、図6(d) に示すよう
に図6(c) の状態から第2のコンデンサC2 を充電する
方向に電流が流れる。つまり、コンデンサC4 ,第2の
コンデンサC2 ,ダイオードD12,コイルL2,絶縁ト
ランスT1 の1次巻線の経路で電流が流れる。その後
は、スイッチング素子Q1 がオフの状態でスイッチング
素子Q2 がオンしたときには、図6(a) の状態に戻り、
図6(d) の時に第2のコンデンサC2 に充電された電荷
が、コンデンサC4 ,絶縁トランスT1 の1次巻線,コ
イルL2 ,スイッチング素子Q2 の経路で流れることに
なる。このように電源電圧が低い時には、図4(a) のV
DS(Q1 )にも示されているように、ハイサイド側のス
イッチング素子Q1 には負荷側のコイルL2 と第2のコ
ンデンサC2 に基づいた振動した電圧が印加されるた
め、電源電圧以上の電圧が加わることになる。しかしな
がら、この時のスイッチング素子Q1 に流れる電流量
は、スイッチング素子Q2 に流れる電流量に比べて少な
い。
【0051】以上述べた図1の実施の形態によれば、部
分平滑回路Sと変形ハーフブリッジ型のインバータ回路
INVとを組み合わせ、ローサイド側のスイッチング素
子Q2 がオンしたときに充電するように部分平滑回路S
を接続して、負荷回路LDをハイサイド側のスイッチン
グ素子Q1 に並列に接続する構成としたことにより、ロ
ーサイド側のスイッチング素子Q2 がオンしたときに部
分平滑回路Sが充電し、ローサイド側のスイッチング素
子Q2 に流れる電流はハイサイド側のスイッチング素子
Q1 よりも多く流れる。また、負荷回路LDをハイサイ
ド側のスイッチング素子Q1 に並列に接続した場合、ロ
ーサイド側のスイッチング素子Q2 は電源電圧以上の電
圧はかからないが、ハイサイド側のスイッチング素子Q
1 には、インバータ回路INVの負荷側のインダクタン
スと第2のコンデンサC2 で振動した電圧が印加される
ため、電源電圧より高い電圧がかかる。つまり、本実施
の形態の構成にすることで、ハイサイド側のスイッチン
グ素子Q1 とローサイド側のスイッチング素子Q2 で以
下の表1のような使い分けができ、同程度の電力容量
(即ち同程度の大きさ)のスイッチング素子を使用する
ことができる。
【0052】
【表1】 図7は本発明の第2の実施の形態の電源装置を示す回路
図である。図7の実施の形態で、図1と異なる点は、高
周波バイパス回路を構成する前記第1,第2のコンデン
サC1 ,C2 と前記第1のダイオードD5 については、
前記第1のコンデンサC1 を整流回路RECを構成する
ダイオードブリッジの前段に配置し、前記第2のコンデ
ンサC2 を前記ダイオードブリッジの後段に配置し、前
記第1のダイオードD5 を前記ダイオードブリッジと兼
用にすることで、第1のダイオードD5 を省略したこと
である。これにより、部品点数を削減できる。ただし、
兼用するダイオードブリッジRECのダイオードとして
高速用ダイオードを使用することが好ましい。高速用ダ
イオードとしては、FRD(高速逆回復ダイオード)或
いはSBD(ショトキーバリアダイオード)がある。
【0053】なお、以上述べた第1,第2の実施の形態
では、負荷回路LDがハイサイド側のスイッチング素子
Q1 に並列に接続する変形ハーフブリッジ型のインバー
タ回路について説明したが、本発明はこれに限定され
ず、負荷回路LDがハイサイド側,ローサイド側のスイ
ッチング素子Q1 ,Q2 の両方に跨って接続する形態の
通常のハーフブリッジ型のインバータ回路に対して応用
することも可能である。
【0054】図8〜図11は本発明の第3の実施の形態
の電源装置を説明するための図である。図8及び図9は
本発明実施の形態と比較するための、従来例の回路図及
びその基板上の配置図を示しており、図10及び図11
は本発明実施の形態の回路図及びその基板上の配置図を
示している。本実施の形態では、部分平滑回路と1石式
インバータ回路とを組み合わせたものについて説明す
る。
【0055】図8は図15(又は図13)と同じであ
る。図9は図8の回路を基板上に配置した場合を概略的
に示している。従来、高周波バイパス回路の第2のコン
デンサC2 は、基板上で、電源回路側である整流回路
(REC)の直ぐ近くに配置されており、1石式インバ
ータ回路とは離れた場所に配置されていた。しかしなが
ら、第2のコンデンサC2 がインバータ回路側から離れ
た場所に配置されていると、第2のコンデンサC2とイ
ンバータ回路側の間の主回路電流が流れる導体パターン
路が長くなる。つまり、基板上で大きな電流が流れる距
離が長くなり、損失が大きい。また、ハイサイド側にあ
る共振コンデンサC4 にかかる高電圧(耐圧)を分散さ
せる目的で、共振コンデンサC4 をハイサイド側とロー
サイド側の2つに分けた構成とした場合、クレストファ
クタが良くなるものの、第2のコンデンサC2 に流れる
電流が増えるため、大きな電流(主回路電流)が流れる
距離が長くなることの悪影響が大きくなる。
【0056】そこで、本発明の第3の実施の形態では、
図10及び図11に示すように、第2のコンデンサC2
をインバータ回路側のすぐ近く或いはインバータ回路側
に配置することにより、大きな電流(主回路電流)が流
れる基板上の導体パターン路を短くしたものである。
【0057】さらに、前記共振コンデンサC4 (図8参
照)をハイサイド側とローサイド側の2つの共振コンデ
ンサC41,C42(図10参照)に分けた構成とすること
によって、クレストファクタが良くなり、第2のコンデ
ンサC2 に流れる電流が増えるため、大きな電流(主回
路電流)が流れる基板上の導体パターンを短くする効果
がより大きくなる。
【0058】なお、図10及び図11では、部分平滑回
路と1石式インバータ回路を用いた電源装置を例として
説明しているが、図10及び図11で述べた発明の一部
を、部分平滑回路と変形ハーフブリッジ型インバータ回
路を用いた図1の電源装置に適用することも可能であ
る。即ち、図1における前記第2のコンデンサC2 を、
基板上で変形ハーフブリッジ型インバータ回路の近く或
いは該インバータ回路内に配置することにより、主回路
電流の流れる導体パターンの距離を短くして、損失を軽
減することが可能となる。
【0059】図12は、図1〜図11で説明した電源装
置における負荷回路LDを放電灯回路とした場合の放電
灯点灯装置を搭載した照明装置を示す斜視図である。
【0060】図12において、照明装置20は、天井等
に取り付けられた照明器具本体21と、この照明器具本
体21の内部に配設した放電灯点灯装置22とで構成さ
れている。放電灯点灯装置22は部分平滑回路と変形ハ
ーフブリッジ型インバータ回路を備えた放電灯点灯装
置、或いは部分平滑回路と1石式インバータ回路を備え
た放電灯点灯装置であって、放電灯点灯装置22におけ
る放電灯FLは、照明器具本体21の外面に装着されて
いる。この放電灯点灯装置22として図1〜図11に示
した電源装置が用いられるので、入力電流歪を改善でき
ると共に、高い入力電圧に対しても、高い耐圧のスイッ
チング素子が不要でIC駆動が可能な放電灯点灯装置及
び照明装置を実現できる。
【0061】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、部分平滑回路
とハーフブリッジ型のインバータ回路とを組み合わせた
構成とすることにより、部分平滑回路により入力電流歪
を改善できると共に、ハーフブリッジ型のインバータ回
路により高い入力電圧に対しても、高い耐圧のスイッチ
ング素子が不要になり、IC化が可能な低い耐圧のスイ
ッチング素子が使用可能となる。
【0062】請求項2の発明によれば、充電回路及び負
荷回路と、2つのスイッチング素子との、バランスの良
い組み合わせにより、入力電圧の高い条件でも使用可能
な回路を構成できる。
【0063】請求項3の発明によれば、第1のコンデン
サをダイオードブリッジの前段に配置し、第2のコンデ
ンサをダイオードブリッジの後段に配置し、第1のダイ
オードをダイオードブリッジと兼用にする構成とし、高
速用にすることで部品点数を削減できる。
【0064】請求項4の発明においては、ハーフブリッ
ジ型のインバータ回路の第1,第2のスイッチング素子
にMOSFETを使用することで、IC等を使用した駆
動が可能になる。
【0065】請求項5,6によれば、第2のコンデンサ
を、基板上でハーフブリッジ型インバータ回路又は1石
式インバータ回路の近くに配置したので、大きな電流が
流れる基板上のパターンを短くできる。
【0066】請求項7によれば、共振コンデンサをハイ
サイド側とローサイド側の2つに分けたことにより共振
コンデンサにかかる耐圧を分散できると共に、クレスト
ファクタが良くなり、第2のコンデンサに流れる電流が
増えるため、大きな電流が流れる基板上のパターンを短
くする効果が大きくなる。
【0067】請求項8の発明によれば、部分平滑回路に
より入力電流歪を改善できると共に、ハーフブリッジ型
のインバータ回路により高い入力電圧に対しても、高い
耐圧のスイッチング素子が不要で、IC化が可能な低い
耐圧のスイッチング素子を使用可能な放電灯点灯装置を
実現できる。
【0068】請求項9の発明によれば、部分平滑回路に
より入力電流歪を改善できると共に、ハーフブリッジ型
のインバータ回路により高い入力電圧に対しても、高い
耐圧のスイッチング素子が不要、IC化が可能な低い耐
圧のスイッチング素子を使用可能な照明装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電源装置を示す回
路図。
【図2】図1におけるスイッチング素子としてMOSF
ETを用いた場合の構成を示す回路図。
【図3】図2の駆動回路で発生される高周波パルスに基
づいてハイサイド側,ローサイド側のスイッチング素子
のオン/オフタイミングを示す図。
【図4】図1における回路各部の電圧及び電流の波形を
示す図。
【図5】図4におけるスイッチング素子Q1 の電圧波形
を構成する高周波波形を時間軸方向に拡大して示す図。
【図6】図1の装置における電源ゼロクロス付近での動
作を説明する図。
【図7】本発明の第2の実施の形態の電源装置を示す回
路図。
【図8】従来例の問題点を示す回路図。
【図9】図8に関連した基板上の配置を概略的に示す
図。
【図10】本発明の第3の実施の形態の電源装置を示す
回路図。
【図11】図10に関連した基板上の配置を概略的に示
す図。
【図12】本発明に係る照明装置を示す斜視図。
【図13】従来の電源装置を示す回路図。
【図14】図13における平滑コンデンサC3の両端電
圧と第2のコンデンサC2 の両端電圧波形を示す図。
【図15】図13の装置における電源ゼロクロス付近で
の動作を示す図。
【符号の説明】
AC…交流電源 REC…整流回路 INV…変形ハーフブリッジ型或いは1石式のインバー
タ回路 S…部分平滑回路 C1 …第1のコンデンサ C2 …第2のコンデンサ C3 …平滑コンデンサ D5 …第1のダイオード Q1 …第1のスイッチング素子 Q2 …第2のスイッチング素子 LD…負荷回路 10…駆動回路(高周波パルス発生手段) FL…放電灯 C4 …共振コンデンサ L1 …コイル L2 …共振コイル C41,C42…共振コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇佐美 朋和 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 Fターム(参考) 3K072 AC03 BB03 CA16 GB11 HA02 HA05 5H006 AA02 AA07 BB08 CA01 CB01 CB08 CC08 5H007 AA02 AA08 BB03 CA01 CB07 CB09 CB12 CB17 CC32

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源からの電圧を全波整流する整流回
    路と;前記整流回路の出力端間に並列的に接続される第
    1,第2のコンデンサとこれらのコンデンサの正極間に
    接続される第1のダイオードを含む高周波バイパス回路
    と;前記高周波バイパス回路の出力を平滑する部分平滑
    回路と;ハイサイド側,ローサイド側にそれぞれ第1,
    第2のスイッチング素子を備え、これらのスイッチング
    素子のスイッチング作用を利用して、前記部分平滑回路
    からの直流電圧を所定の周波数の高周波電圧に変換し、
    負荷回路を駆動するハーフブリッジ型のインバータ回路
    と;を具備したことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】前記ハーフブリッジ型のインバータ回路
    は、ローサイド側のスイッチング素子がオンしたときに
    充電するように前記部分平滑回路を接続し、前記負荷回
    路をハイサイド側のスイッチング素子に並列的に接続す
    る変形ハーフブリッジ型のインバータ回路で構成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 【請求項3】前記整流回路をダイオードブリッジで構成
    し、前記高周波バイパス回路を構成する前記第1,第2
    のコンデンサと前記第1のダイオードについては、前記
    第1のコンデンサを前記ダイオードブリッジの前段に配
    置し、前記第2のコンデンサを前記ダイオードブリッジ
    の後段に配置し、前記第1のダイオードを前記ダイオー
    ドブリッジと兼用にする構成としたことを特徴とする請
    求項1記載の電源装置。
  4. 【請求項4】前記ハーフブリッジ型のインバータ回路に
    おける前記第1,第2のスイッチング素子を、MOSF
    ETで構成したことを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れか1つに記載の電源装置。
  5. 【請求項5】前記高周波バイパス回路における前記第2
    のコンデンサを、基板上にて前記ハーフブリッジ型のイ
    ンバータ回路の近くに配置したことを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれか1つに記載の電源装置。
  6. 【請求項6】交流電源からの電圧を全波整流する整流回
    路と;前記整流回路の出力端間に並列的に接続される第
    1,第2のコンデンサとこれらのコンデンサの正極間に
    接続される第1のダイオードを含む高周波バイパス回路
    と;前記高周波バイパス回路の出力を平滑する部分平滑
    回路と;1つのスイッチング素子を備え、このスイッチ
    ング素子のスイッチング作用を利用して、前記部分平滑
    回路からの直流電圧を所定の周波数の高周波電圧に変換
    し、負荷回路を駆動する1石式のインバータ回路と;を
    具備し、 前記高周波バイパス回路における前記第2のコンデンサ
    を、基板上にて前記1石式のインバータ回路の近くに配
    置したことを特徴とする電源装置。
  7. 【請求項7】前記1石式のインバータ回路は、さらに共
    振回路を備え、該共振回路における共振コンデンサをハ
    イサイド側とローサイド側の2つに分けたことを特徴と
    する請求項6記載の電源装置。
  8. 【請求項8】前記負荷回路は、放電灯回路であることを
    特徴とする放電灯点灯装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の放電灯点灯装置と;この放
    電灯点灯装置における放電灯が装着される照明器具本体
    と;を具備したことを特徴とする照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003081758A1 (fr) * 2002-03-26 2003-10-02 Matsushita Electric Works, Ltd. Convertisseur de puissance
JP2007174881A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Samsung Electronics Co Ltd インバータ回路、バックライト装置及びそれを用いた液晶表示装置
JP2017085734A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 東芝ライテック株式会社 電源装置および照明器具

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