JP2001231249A - チャージポンプ回路 - Google Patents

チャージポンプ回路

Info

Publication number
JP2001231249A
JP2001231249A JP2000371512A JP2000371512A JP2001231249A JP 2001231249 A JP2001231249 A JP 2001231249A JP 2000371512 A JP2000371512 A JP 2000371512A JP 2000371512 A JP2000371512 A JP 2000371512A JP 2001231249 A JP2001231249 A JP 2001231249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charge pump
voltage
pump circuit
diode
clock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000371512A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3475173B2 (ja
Inventor
Takao Nano
隆夫 名野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2000371512A priority Critical patent/JP3475173B2/ja
Publication of JP2001231249A publication Critical patent/JP2001231249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3475173B2 publication Critical patent/JP3475173B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】Vddより小さな電圧ステップの昇圧を可能と
するとともに、回路の効率ηを改善したチャージポンプ
回路を提供する。 【解決手段】直列に接続されたダイオードD1、D2
と、ダイオードD1、D2の接続点に接続される2つの
コンデンサC1A、C1Bと、コンデンサC1Bにクロ
ックを供給するクロックドライバー11と、クロックの
電圧レベルに応じて、コンデンサC1A、C1Bをダイ
オードD1、D2の接続点に直列に接続し、又は並列に
接続するためのスイッチS1、S2、S3と、を備え、
ダイオードD2から昇圧電圧を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源回路等に用い
られるチャージポンプ回路に関し、特に昇圧電圧のステ
ップを電源電圧よりも小さいステップで自由に調節でき
るとともに、回路効率を大幅に改善したチャージポンプ
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ディクソンによって開発されたチャージ
ポンプ回路(charge-pump circuit)は、ポンピング・
パケット(pumping packet)を複数段、直列接続し、各
ポンピング・パケットの昇圧(voltage fluctuation)に
より、LSIチップの電源電圧Vddよりも高い電圧を
発生するものである。例えば、フラッシュメモリ(Flas
h memories)のプログラム/消去(program/erase)の
ための電圧を発生するために使用されている。
【0003】これらの使用例は、数十μA程度の出力負
荷電流を対象としたものである。かかる低負荷電流チャ
ージポンプ回路は、カップリング・キャパシタ(coupli
ngcapacitors)やダイオードとしての働きをするMO
SFET などの全てをLSIに内蔵できる点で有利で
ある。近年、フラッシュメモリ(Flash memories)の低
電圧化に伴い、昇圧効率を改善して高電圧を発生するチ
ャージポンプ回路が提案されている。
【0004】一方近年はビデオカメラ、デジタルカメ
ラ、携帯電話などの携帯機器が普及しているが、これら
の携帯機器では液晶を表示するための高電圧、大電流
(数mA)が必要である。これらの高電圧発生回路とし
ては、スイッチングレギュレータが使用されている。
【0005】スイッチングレギュレータの原理はコイル
に大電流を流して逆起電力で一度に昇圧するもので、高
電圧、大電流を効率良く得ることができるのが特徴であ
る。携帯機器では特に電力効率(出力電力/入力電力)
が重視され、この点ではスイッチングレギュレータは適
している。しかしコイルに大電流を流す時に高調波ノイ
ズが発生し、この高調波ノイズの影響を防ぐための電源
回路のシールドが必要とされる。携帯機器において高電
圧を低ノイズで発生させることは、小型化および高感度
化から要求されてきている。
【0006】チャージポンプ回路の各ポンピング・パケ
ット(pumping packets)はダイオードのしきい値など
の電圧ロスを無視すると、理論的には1段当たり電源電
圧Vddの昇圧をする。チャージポンプ回路の入力電圧
VinをVddとし、n段のポンピング・パケットを電
源からシリーズに直列接続すれば、(n+1)×(Vd
d−Vt)の昇圧ができる。ただし、Vddは電源電
圧、Vtはダイオードの順方向のしきい値電圧である。
以下の説明では簡単のため、Vt=0Vとする。
【0007】図9は、従来例のチャージポンプ回路(n
=4)を示す概略回路図である。図9中、D1〜D5
は、直列に接続されたダイオ−ド、C1〜C4はダイオ
ードD1〜D5の接続点に一端が接続されたコンデン
サ、1は、コンデンサD1〜D5の他端にクロックΦ
1、Φ2を供給するクロックドライバーである。ここ
で、クロックΦ1,Φ2は互いに逆位相のクロックパル
スである。2は、ダイオードD5から出力される昇圧電
圧VH、出力電流Ioutによって駆動される電流負荷で
ある。ここで、このチャージポンプ回路は、4つのポン
ピング・パケットを有しており、4段(n=4)のチャ
ージポンプ回路に相当する。
【0008】次に、このチャージポンプ回路の動作を説
明する。クロックドライバー1から出力されるクロック
Φ1=Lレベル、Φ2=Hレベルの時、図中の実線矢印
の方向に2×Ioutの電流が流れる。ここで、Ioutは、
最終段のダイオードD5から流れる出力電流である。
【0009】次に、クロックΦ1=Hレベル、Φ2=L
レベルの時は、図中の点線矢印の方向に2×Ioutの電
流が流れる。これらの電流が交互に流れることによっ
て、各段の昇圧が行われ、最終段のダイオードD5から
昇圧電圧VHとして5Vddが出力される。
【0010】最終段のダイオードD5から流れる出力電
流をIoutとすると、初段のダイオードD1に入力され
る電流は平均的には、Ioutに等しい。また、図中の実
線矢印、点線矢印で示した電流も平均的にIoutに等し
い。したがって、チャージポンプ回路の効率ηをη=出
力電力/入力電力(%)と定義すると、この回路の効率
は、次式で表される。
【0011】 η=5Vdd×Iout/Vdd×5Iout=100% すなわち、上記のような動作条件において、このチャー
ジポンプ回路の効率は100%である。
【0012】上記のように、チャージポンプ回路は、
(n+1)×Vddを昇圧出力する。ただし、nはチャー
ジポンプ回路のポンピング段数、Vddは電源電圧であ
る。したがって、たとえば、Vdd=5Vであれば、n
段のチャージポンプ出力電圧の理論値VHnは、n=1
の場合、VH1=2×Vdd=10V、n=2の場合、V
2=3×Vdd=15V、n=3の場合、VH3=4×
Vdd=20Vというように、Vddステップの階段電
圧となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】さて、例えば、チャー
ジポンプ回路を高電圧発生回路として用いる場合、所望
の高電圧に設定するために、レギュレータによって電圧
調整を行うことが考えられる。図10は、レギュレータ
を設けたn段のチャージポンプ回路の概略回路図であ
る。なお、図10中、図9中と同一構成部分については
同一符号を付して説明を省略する。
【0014】図10中、D1〜Dnは直列に接続された
ダイオードである。そして、最終段のダイオードDnか
ら出力される昇圧電圧VHnはレギュレータ3によって
降圧され、電流負荷2に供給される。レギュレータ3を
通して得る最終出力電圧をVoutとし、出力電流をI
outとすると、チャージポンプ回路の効率ηは、η=
出力電力/入力電力=Vout×Iout/(n+1)×
Vdd×Iout=Vout/(n+1)・Vddと定
義される。
【0015】チャージポンプ段数nが大、即ち昇圧比=
VHn/Vdd が大の場合は、チャージポンプ回路
は、ほぼ高効率を得ることができる。しかしながら、電
源電圧変動範囲が広く、Vout/Vdd が小の場合
には効率が悪化する。例えば、チャージポンプ段数nは
可変制御方式として、Vdd=4V〜5.5V、Vou
t=6.5Vという仕様を仮定する。すると、この仮定
下において、段数n=1が最適となり、Vdd=4V、
5V、5.5Vの各電源電圧においてチャージポンプ回
路の効率ηは以下の如くになる。 Vdd=4V n=1 VH=8V η=81% Vdd=5V n=1 VH=10V η=65% Vdd=5.5V n=1 VH=11V η=59% このように、電源電圧Vddが上がると効率ηは悪化し
てしまう。ここで、もしn=0.5が存在すれば、以下
のような高効率が得られる。 Vdd=4V n=1 VH=8V η=81% Vdd=5V n=0.5 VH=7.5V η=86% Vdd=5.5V n=0.5 VH=8.25V η=79% これは、チャージポンプ回路において昇圧電圧を0.5
Vddのステップで行うことを意味する。しかしなが
ら、従来のチャージポンプ回路は、Vddステップの昇
圧を行うものであって、Vddより小さな電圧ステップ
の昇圧を可能とするチャージポンプ回路は提案されてい
ない。
【0016】そこで、本発明の目的は、Vddより小さ
な電圧ステップの昇圧を可能とするとともに、回路の効
率ηを改善したチャージポンプ回路を提供することであ
る。すなわち、本発明者が提案するチャージポンプ回路
は、理論出力電圧として、1.5Vdd、2Vdd、
2.5Vdd、3Vdd、…を得ることを可能とするも
のである。 また、本発明の他の目的は、この基本のチ
ャージポンプ回路を拡張することにより、1.5Vd
d、1.75Vdd、2Vdd、2.25Vdd、2.
5Vdd、2.75Vdd、3Vdd…という更に小さ
い電圧ステップの昇圧電圧を得ることである。更にま
た、例えば1.33Vdd、1.66Vdd、2Vd
d、2.33Vdd、2.66Vdd、3Vdd、…と
いうように任意の電圧ステップの昇圧電圧を得ることで
ある。また、同様のマイナス電圧を得ることを可能とす
ることである。本発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明かに
なるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願の発明中、代表的な
ものの概要を説明すれば、以下のとおりである。
【0018】第1のチャージポンプ回路は、直列に接続
された複数のダイオードと、ダイオードの接続点に接続
される2以上のコンデンサと、コンデンサにクロックを
供給するクロック供給手段と、クロックの電圧レベルに
応じて、2以上のコンデンサをダイオードの接続点に直
列又は並列に接続するためのスイッチ手段と、を備え、
ダイオードから昇圧電圧を出力するものである。
【0019】かかる構成は、本願発明の基本的な構成を
成すものであり、電源電圧より小さな電圧ステップの昇
圧を可能とするとともに、回路の効率ηを改善できるも
のである。
【0020】第2のチャージポンプ回路は、直列に接続
された複数のダイオードと、初段のダイオードに電源電
圧を供給する電圧源と、初段のダイオードと次段のダイ
オードとの接続点に接続される2以上のコンデンサと、
コンデンサにクロックを供給するクロック供給手段と、
クロックがLレベルの時に前記2以上のコンデンサをダ
イオードの接続点に直列に接続し、クロックがHレベル
の時に前記2以上のコンデンサをダイオードの接続点に
並列に接続するように切換えるスイッチ手段と、を備
え、最終段のダイオードから電源電圧に比して小さい電
圧ステップの正の昇圧電圧を出力するというものであ
る。
【0021】かかる構成によれば、電源電圧より小さい
正の電圧ステップの昇圧を可能とするとともに、回路の
効率ηを改善できるものである。
【0022】第3のチャージポンプ回路は、直列に接続
された複数のダイオードと、直列に接続された複数のダ
イオードと、初段のダイオードに電源電圧を供給する電
圧源と、初段のダイオードと次段のダイオードとの接続
点に接続される2以上の第1のコンデンサと、接続点を
除く他のダイオードの接続点に接続された1以上の第2
のコンデンサと、第1のコンデンサ及び第2のコンデン
サに逆位相のクロックを交互に供給するクロック供給手
段と、第1のコンデンサに供給されるクロックの電圧レ
ベルに応じて前記2以上の第1のコンデンサの接続状態
を切換えるスイッチ手段とを、備え、スイッチ手段は、
第1のコンデンサに供給されるクロックがLレベルの時
に2以上のコンデンサを初段のダイオードと次段のダイ
オードとの接続点に直列に接続し、クロックがHレベル
の時に2以上のコンデンサをその接続点に並列に接続す
るように切換え、最終段のダイオードから、電源電圧の
電圧ステップに、電源電圧に比して小さな電圧ステップ
を加算した正の昇圧電圧を出力するというものである。
【0023】かかる構成によれば、電源電圧の電圧ステ
ップに、電源電圧に比して小さな電圧ステップを加算し
た正の昇圧電圧を出力することができ、しかも回路の効
率ηを改善できる。
【0024】第4のチャージポンプ回路は、第2、第3
のチャージポンプ回路において、前記スイッチ手段を制
御するスイッチ制御手段を備え、このスイッチ制御手段
から出力されるスイッチ制御信号に応じて、前記2以上
のコンデンサを前記初段のダイオードと前記次段のダイ
オードとの接続点に、常時直列に接続するか前記クロッ
クのレベルに応じて直列又は並列に接続するかを切換え
るようにしたものである。
【0025】かかる構成によれば、電源電圧の電圧ステ
ップの昇圧と、電源電圧に比して小さな電圧ステップの
昇圧とを1つのチャージポンプ回路によって実現でき、
昇圧電圧をより高精度に設定できるとともに、回路の効
率ηを向上できる。
【0026】第5のチャージポンプ回路は、第2、第3
のチャージポンプ回路において、最終段のダイオードか
ら出力される昇圧電圧を調整するレギュレータを設けた
ものである。
【0027】第6のチャージポンプ回路は、第3、第
4、第5のチャージポンプ回路において、最終段のダイ
オードから出力される昇圧電圧を検知する電圧検知手段
と、その検知結果に応じてチャージポンプ回路の段数を
制御するチャージポンプ回路段数制御手段とを備えるも
のである。
【0028】かかる構成によれば、昇圧電圧に応じて、
チャージポンプ回路の段数を切換え、昇圧電圧を調節す
ることにより、さらに回路の効率ηを向上できる。
【0029】第7のチャージポンプ回路は、第1、2、
3、4、5、6のチャージポンプ回路において、ダイオ
ードは、ゲート及びソースを共通接続したMOSトラン
ジスタから成るというものである。かかる構成によれ
ば、MOSプロセスにおいてダイオードを別個に作る必
要がなく、製造しやすい。
【0030】第8のチャージポンプ回路は、第1、2、
3、4、5、6のチャージポンプ回路においてスイッチ
手段は、MOSトランジスタから成るというものであ
る。かかる構成によれば、回路素子数が少なく、構成が
簡単である。
【0031】第9のチャージポンプ回路は、初段のダイ
オードに接地電圧が供給されるとともに直列に接続され
た複数のダイオードと、初段のダイオードと次段のダイ
オードとの接続点に接続される2以上のコンデンサと、
コンデンサにクロックを供給するクロックドライバー手
段と、クロックがHレベルの時に2以上のコンデンサを
ダイオードの接続点に直列に接続し、クロックがLレベ
ルの時に2以上のコンデンサをダイオードの接続点に並
列に接続するように切換えるスイッチ手段と、を備え、
最終段のダイオードからクロックドライバー手段に供給
される電源電圧に比して小さい電圧ステップで、負の昇
圧電圧を出力するものである。
【0032】かかる構成によれば、電源電圧より小さい
負の電圧ステップの昇圧を可能とするとともに、回路の
効率ηを改善できるものである。
【0033】第10のチャージポンプ回路は、初段のダ
イオードに接地電圧が供給されるとともに直列に接続さ
れた複数のダイオードと、初段のダイオードと次段のダ
イオードとの接続点に接続される2以上の第1のコンデ
ンサと、接続点を除く他のダイオードの接続点に接続さ
れた1以上の第2のコンデンサと、第1のコンデンサ及
び第2のコンデンサに逆位相のクロックを交互に供給す
るクロック供給手段と、第1のコンデンサに供給される
クロックの電圧レベルに応じて2以上の第1のコンデン
サの接続状態を切換えるスイッチ手段とを、備え、スイ
ッチ手段は、第1のコンデンサに供給されるクロックが
Hレベルの時に2以上のコンデンサを初段のダイオード
と次段のダイオードとの接続点に直列に接続し、クロッ
クがLレベルの時に2以上のコンデンサをその接続点に
並列に接続するように切換え、最終段のダイオードか
ら、クロックドライバー手段に供給される電源電圧に比
して小さな電圧ステップで、負の昇圧電圧を出力すると
いうものである。
【0034】かかる構成によれば、クロックドライバー
手段に供給される電源電圧に比して小さな電圧ステップ
で、負の昇圧電圧を出力することができ、しかも回路の
効率ηを改善できる。
【0035】第11のチャージポンプ回路は、第9、第
10のチャージポンプ回路において、スイッチ手段は、
スイッチ制御信号に応じて、第1のコンデンサに供給さ
れるクロックの電圧レベルにかかわらず、2以上のコン
デンサを初段のダイオードと次段のダイオードとの接続
点に常に直列に接続するように制御されるというもので
ある。
【0036】かかる構成によれば、電源電圧の電圧ステ
ップの昇圧と電源電圧に比して小さな電圧ステップの昇
圧を1つのチャージポンプ回路によって実現でき、昇圧
電圧をより高精度に設定できるとともに、回路の効率η
を向上できる。
【0037】第12のチャージポンプ回路は、第9、第
10のチャージポンプ回路において、最終段のダイオー
ドから出力される昇圧電圧を調整するレギュレータを設
けたものである。
【0038】第13のチャージポンプ回路は、第9、第
10、第11、第12のチャージポンプ回路において、
最終段のダイオードから出力される昇圧電圧を検知する
電圧検知手段と、その検知結果に応じてチャージポンプ
回路の段数を制御するチャージポンプ回路段数制御手段
とを備えるものである。
【0039】かかる構成によれば、昇圧電圧に応じて、
チャージポンプ回路の段数を切換え、昇圧電圧を調節す
ることにより、さらに回路の効率ηを向上できる。
【0040】第14のチャージポンプ回路は、第9〜第
13のチャージポンプ回路において、ダイオードは、ゲ
ート及びソースを共通接続したMOSトランジスタから
成るというものである。かかる構成によれば、MOSプ
ロセスにおいてダイオードを別個に作る必要がなく、製
造しやすい。
【0041】第15のチャージポンプ回路は、第9〜第
13のチャージポンプ回路において、スイッチ手段は、
MOSトランジスタから成るというものである。かかる
構成によれば、回路素子数が少なく、構成が簡単であ
る。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態〜第
6の実施形態について、図1〜図9を参照しながら説明
する。図1は、第1の実施形態に係るチャージポンプ回
路を示す概略回路図である。
【0043】図1(a)(b)において、ダイオードD
1、D2が直列に接続され、ダイオードD1のアノード
には電源電圧Vddが供給されている。ダイオードD
1、D2は、たとえばゲートとドレインを共通接続した
MOSトランジスタによって構成することができる。S
1、S2、S3は、ダイオードD1、D2の接続点に、
コンデンサC1A、C1Bを並列または直列に切換えて
接続するためのスイッチである。
【0044】これらのスイッチS1、S2、S3は、た
とえば、MOSトランジスタによって構成することがで
きる。11は、コンデンサC1Bにクロックを供給する
クロックドライバーである。クロックドライバー11
は、たとえば2段のCMOSインバータによって構成さ
れる。12は、ダイオードD2から出力される昇圧電圧
VHが供給される負荷である。また、CLはダイオード
D2の出力ノードが有する容量である。
【0045】このチャージポンプ回路の動作を説明する
と、以下の通りである。クロックドライバー11の入力
クロックがLレベル(CLK=Low)のとき、図1
(a)に示すように、S1=オフ,S2=オン,S3=
オフとすると、2つのコンデンサC1A、CIBは、ダ
イオードD1、D2の接続点に直列接続される。する
と、各コンデンサC1A、C1Bは、Vdd/2に充電
される。このとき、電源電圧VddからコンデンサC1
A,C1Bに流れ込んだ電流をIinとすると、クロッ
クドライバー11には同じ電流 Idv=Iin が流れ
込む。
【0046】次に、クロックドライバー11の入力クロ
ックがHレベル(CLK=High)のとき、図1
(b)に示すように、S1=オン,S2=オフ,S3=
オンとすると、2つのコンデンサC1A、C1Bはダイ
オードD1、D2の接続点に並列接続される。すると、
各コンデンサC1A、C1Bの電圧はVdd/2である
から、クロックドライバー11の出力をVddとする
と、ダイオードD1、D2の接続点の電圧VH1は1.
5Vddに昇圧される。また、このとき、2つのコンデ
ンサC1A、C1Bから次段のダイオードD2に流れ出
る電流は2×Iinとなる。クロックドライバー11か
らは同じ電流 Idv=2×linが流れ出る。
【0047】ダイオードD2から出力される出力電流I
outを一定とし、各電流を全て時間平均電流とする
と、定常時には以下のようになる。 Iin=Iout/2 Vout=1.5Vdd(ただし、ドライバーの電源電
圧をVddとする) Idv=Iout/2(クロックドライバーに流れ込む
電流) Idv=Iout(クロックドライバーの電源Vddか
ら流れ出る電流) ただし、Voutは、ダイオードD2から出力される出
力電圧であり、簡単のため、ダイオードD1、D2のし
きい値電圧を0Vとする。
【0048】本実施形態のチャージポンプ回路の要点
は、クロックCLKのレベルに応じて、コンデンサC1
A,C1Bを並列接続して充電し、直列接続して放電す
ることを繰り返すことにより、Vdd/2のステップで
昇圧を行うものである。また、ここで重要な点は、CL
K=Lのとき、電源電圧Vddからの入力電流Iinが
出力電流Ioutの1/2であるという点である。これ
により、出力電圧のレギュレーションを行わない場合の
回路の理論効率ηを100%とすることができ、昇圧電
圧を1.5Vddにしたことによる電力ロスはない。
【0049】すなわち、入力電流は、CLK=Hのとき
のIoutと、CLK=LのときのIout/2との和
となるから、 η=出力電力/入力電力=(1+0.5Vout)×Io
ut/Vout×1.5Iout=100% これは、実質的に、0.5段チャージポンプ回路と言え
る。しかも、回路の理論効率ηは100%とすることが
できる。0.5Vddという電圧を作る方法は他にも考
えられる。たとえば、抵抗分割による方法である。しか
し、回路の効率ηを100%とすることはできず、電力
ロスを伴うものである。これに対して、本発明によれ
ば、コンデンサの接続をクロックCLKのレベルに応じ
て、並列と直列に交互に切換えているので、電圧ロスを
理論的に0%とすることができる。
【0050】また、2つのコンデンサC1A、C1Bを
クロックCLKの状態によらず、直列にしたままで動作
させれば(S1=オフ,S2=オン,S3=オフ)、従
来のチャージポンプと同じ働きをし、Vout=2Vd
dとなる。この場合、スイッチ制御回路(負図示)を設
け、このスイッチ制御回路からスイッチS1、S2、S
3にスイッチ制御信号を供給することにより、2つのコ
ンデンサC1A、C1Bを常時直列に接続するかクロッ
クCLKの電圧レベルに応じて直列又は並列に接続する
かを切換可能とするように構成される。
【0051】すなわち、本実施形態のチャージポンプ回
路は、出力電圧Voutとして、1.5Vdd、あるい
は2Vddを得ることができる。換言すれば、0.5段
と1段との切換が可能である。
【0052】また、0.5段チャージポンプ回路を一般
化すると、m個のコンデンサを直列、並列に切換えるこ
とにより、Vdd+Vdd/mの出力電圧Voutを得
ることもできる。
【0053】図2は、切換スイッチS1〜S3をMOS
FET(MOSトランジスタ)に置き換えた0.5段チ
ャージポンプ回路である。スイッチS1、S2、S3は
MOSトランジスタM1、M2、M3にそれぞれ対応し
ている。点線で囲まれた部分は、直並列コンデンサ13
であり、以下、この直並列コンデンサ13を図示のよう
なシンボルによって表すものとする。
【0054】図3は、第2の実施形態に係るチャージポ
ンプ回路を示す概略回路図である。このチャージポンプ
回路は、(n+0.5)Vdd昇圧チャージポンプ回路
であって、段数nに応じて、(n+0.5)Vddまた
は(n+1)Vddの昇圧電圧を出力する。
【0055】図3において、ダイオードD1〜Dn+1が直
列に接続され、ダイオードD1のアノードには電源電圧
Vddが供給されている。ダイオードD1〜Dn+1は、た
とえばゲートとドレインを共通接続したMOSトランジ
スタによって構成できる。ダイオードD1、D2の接続点
には、直並列コンデンサ13が接続され、クロックドラ
イバー11aからクロックCLKが供給される。
【0056】また、各ダイオードD2、Dn+1の各接続点
にはコンデンサC2〜Cnが接続され、クロックドライバ
ー11bからクロックCLK2〜CLKnが供給され
る。ここで、クロックCLK、CLK2〜CLKnは、
交互に逆位相のクロックであるとする。14は、ダイオ
ードDn+1から出力される昇圧電圧VHn+1を調整するレ
ギュレータである。そして、レギュレータ14の出力V
outは負荷12に印加される。
【0057】15は、昇圧電圧VHn+1を検知する検知
回路であり、検知結果をチャージポンプ回路段数制御回
路16に出力する。検知回路15は、たとえば、昇圧電
圧VHn+1と基準電圧Vrefとを比較する差動アンプ
であり、たとえばVHn+1>Vrefのとき「H」を出
力し、VHn+1<Vrefのとき「L」を出力する。
【0058】チャージポンプ回路段数制御回路16は、
検知回路15の出力に応じて、クロック制御信号をクロ
ックドライバー11bに出力する。クロックドライバー
11bはたとえばナンド回路で構成されている。また、
17は検知回路15の検知結果に応じて、直並列コンデ
ンサ13によって0.5Vddの昇圧を行うか、Vdd
の昇圧を行うかを切換える直並列コンデンサ制御回路で
ある。
【0059】チャージポンプ回路段数制御回路16は、
検知回路15の出力に応じて、チャージポンプ回路の段
数を制御する。電源は電池から供給され、電池の消耗に
つれて、電源電圧Vddは下がる。そして電源電圧Vd
dの変化はVHn+1の値として現れる。電源電圧Vddが
上がればVHn+1が上がり、電源電圧Vddが下がればVHn
+1も下がる。レギュレータによりVout=VHn+1−Δvと
して所望のVoutを得るが、この時Δvは捨てる電圧であ
りΔvを最小にすることが、チャージポンプ回路の効率
向上につながる。
【0060】電源電圧Vddが高いときは、チャージポ
ンプ回路の段数を小に、電源電圧Vddが低くなったと
きは、チャージポンプ回路の段数を大にすることにより
Δvを最小にする。携帯機器のスイッチを入れて、チャ
ージポンプ回路の動作が安定した後に、チャージポンプ
回路段数制御回路16が働きチャージポンプ回路の段数
を最適にする。携帯機器のスイッチを切るまで、その制
御した段数は変わらない。即ち携帯機器のスイッチを入
れる度にチャージポンプ回路段数制御回路16が働く。
【0061】たとえば、図3におけるクロックCKL
n’をHレベル固定とし、ダイオードの働きをするMOSF
ETを常時オンとする。これはチャージポンプの段数が1
段減ったことに等価である。0.5段減らす場合は、既
に述べたように、初段のポンピングパケットのコンデン
サーを直列、並列として働かせる。この組み合わせによ
り、チャージポンプ殿数は実質的にn段、n-0.5段、n-1
段、n-1.5段、n-2段、…、と調整できる。Δvが最小と
なる段数とすれば良い。
【0062】上記の(n+0.5)Vdd昇圧チャージ
ポンプ回路は、第1の実施形態の0.5段または1段チ
ャージポンプ回路とn段チャージポンプ回路を組み合わ
せたものであり、その昇圧電圧VHn+1は、(n+0.
5)Vddまたは、(n+1)Vddとなる。また、検
知回路15、チャージポンプ回路段数制御回路16を機
能させることにより、n段チャージポンプ回路の段数を
可変とすることができる。それに応じて、昇圧電圧VH
n+1を可変とすることができる。たとえば、チャージポ
ンプ回路段数制御回路16が発生するクロック制御信号
によりクロックCLKn’をHレベルに固定(クロック
停止)し、Dn+1に該当するMOSトランジスタを常時
オンにすれば、チャージポンプ段数はn−1になる。
【0063】こうして、(n+0.5)Vdd昇圧チャ
ージポンプ回路は、1.5Vdd、2Vdd、2.5V
dd、3Vdd…というように、0.5Vddステップ
の昇圧電圧を出力する。そして、レギュレータ14は、
この昇圧電圧を所望の電圧に調整して、負荷12に印加
する。
【0064】図4は、第3の実施形態に係るチャージポ
ンプ回路を示す概略回路図である。このチャージポンプ
回路は、−0.5Vdd昇圧チャージポンプ回路であ
り、接地電圧に対して−0.5Vddの昇圧電圧を作成
するものである。
【0065】図4(a)(b)において、ダイオード
D’1、D’2が直列に接続され、ダイオードD’1の
カソードには接地電圧(0V)が供給されている。ダイ
オードD’1、D’2は、たとえばゲートとドレインを
共通接続したMOSトランジスタによって構成すること
ができる。
【0066】S1、S2、S3は、ダイオードD’1、
D’2の接続点に、コンデンサC1A、C1Bを並列ま
たは直列に切換えて接続するためのスイッチである。こ
れらのスイッチS1、S2、S3は、図5に示すよう
に、MOSトランジスタによって構成することができ
る。21は、コンデンサC1Bにクロックを供給するク
ロックドライバーである。クロックドライバー21は、
たとえば2段のCMOSインバータによって構成され
る。なお、ダイオードD’2から出力される出力電圧が
負荷(図示しない)に印加される。
【0067】このチャージポンプ回路の動作原理は第1
の実施形態のものと同様であるが、その概要は以下の通
りである。
【0068】クロックドライバー21の入力クロックが
Hレベルのとき(CK1=High)のとき、S1=オ
フ,S2=オン,S3=オフとすると、2つのコンデン
サC1A、C1Bは直列接続となり、各コンデンサの端
子電圧は図4(a)のように、0 V、Vdd/2、V
ddとなる。すなわち、各コンデンサーは、Vdd/2
の電圧に充電される。
【0069】クロックドライバー21の入力クロックが
Lレベルのとき(CK2=Low)のとき、S1=オ
ン,S2=オフ,S3=オンとすると、2つのコンデン
サC1A,C1Bは並列接続となる。クロックドライバ
ー21の出力電圧は、Vddから0Vに下がるので、ポ
ンプノードの電圧VL1は、VL1=Vdd/2−Vd
d=−Vdd/2となる。
【0070】負荷に流れる電流をIout一定とし、各
電流を全て時間平均電流とすると、定常時には以下のよ
うになる。 ダイオードD’1の電流 ID1=Iout/2 ダイオードD’2の電流 ID2=Iout クロックドライバーの電流 Idv1=Iout/2
(CK1=High) クロックドライバーの電流 Idv2=Iout
(CK2=Low) Vout=-1.5Vdd (ただし、ドライバーの電
源電圧をVddとする) −0.5Vdd昇圧チャージポンプ回路の入力電力は、
ドライバーの消費電力となる。また、CK1=Hのと
き、ダイオードD1’の電流ID1が出力電流ID2=
Ioutの1/2である。このため、出力のレギュレー
ションがなければ理論効率は100%となり、Vout
=−1.5Vddにしたためのロスはない。すなわち、
第1の実施形態のものと同様に、回路の効率ηは、次式
のように100%になる。
【0071】η=1.5Vout×Iout/Vout
×1.5Iout=100% また、2つのコンデンサC1A、C1BをクロックCK
1、CK2の状態によらず、直列にしたままで動作させ
れば(S1=オフ,S2=オン,S3=オフ)、従来の
チャージポンプと同じ働きをし、Vout=−Vddと
なる。
【0072】この場合、スイッチ制御回路(負図示)を
設け、このスイッチ制御回路からスイッチS1、S2、
S3にスイッチ制御信号を供給することにより、2つの
コンデンサC1A、C1Bを常時直列に接続するか、ク
ロックCK1、CK2の電圧レベルに応じて直列又は並
列に接続するかを切換可能とするように構成される。
【0073】すなわち、本実施形態のチャージポンプ回
路は、出力電圧Voutとして、−0.5Vdd、ある
いは−Vddを得ることが出来る。換言すれば、0.5
段と1段との切換が可能である。
【0074】また、−0.5Vddチャージポンプ回路
を一般化すると、m個のコンデンサを直列、並列に切換
えることにより、−Vdd/mの出力電圧Voutを得
ることもできる。
【0075】図6は、第4の実施形態に係るチャージポ
ンプ回路を示す概略回路図である。このチャージポンプ
回路は、−0.5Vddステップ昇圧チャージポンプ回
路であって、スイッチS1、S2、S3の制御によっ
て、−(n−0.5)Vddまたは−nVddの昇圧電
圧を出力する。
【0076】図6において、ダイオードD’1〜D’n+1
が直列に接続され、ダイオードD’1のカノードには接
地電圧(0V)が供給されている。ダイオードD’1〜
D’n+1は、たとえばゲートとドレインを共通接続した
MOSトランジスタによって構成できる。
【0077】ダイオードD’1、D’2の接続点には、第
3の実施形態の直並列コンデンサが接続され、クロック
ドライバー21からクロックCK1、CK2が供給され
る。なお、図6において、クロックドライバー21の入
力クロックはCK1=Highとあるが、当然CK2=
Lowの場合も含む。また、各ダイオードD’2〜D’
n+1の各接続点にはコンデンサC2〜Cnが接続さ
れ、クロックドライバー21からクロックCK2〜CK
nが供給される。
【0078】なお、図6中、C3〜Cn、他のクロック
ドライバーについては省略されている。ここで、クロッ
クCK1、CK2〜CKnは交互に逆位相のクロックと
する。22は、負荷であり、ダイオードD’n+1から
出力される昇圧電圧VHn+1が印加される負荷である。
【0079】この−0.5Vddステップ昇圧チャージ
ポンプ回路は、第3の実施形態の0.5段または1段チ
ャージポンプ回路とn段チャージポンプ回路を組み合わ
せたものであり、その昇圧電圧VHn+1は、−(n−
0.5)Vddまたは、−nVddとなる。また、第2
の実施形態と同様に、検知回路、チャージポンプ回路段
数制御回路を設けることにより、n段チャージポンプ回
路の段数を可変とすることができる。それに応じて、昇
圧電圧VHn+1を可変とすることができる。たとえ
ば、クロックCLKnを停止し、D’n+1に該当するM
OSトランジスタを常時オンにすれば、チャージポンプ
段数はn−1になる。
【0080】こうして、−0.5Vddステップ昇圧チ
ャージポンプ回路は、−0.5Vdd、−Vdd、−
1.5Vdd、−2Vdd、−2.5Vdd…というよ
うに、−0.5Vddステップの昇圧電圧を出力する。
また、ダイオードD’n+1の出力段に不図示のレギュレ
ータを設けることにより、この昇圧電圧VHn+1を所
望の電圧Voutに調整して、負荷22に印加すること
もできる。
【0081】図7は、第5の実施形態に係るチャージポ
ンプ回路を示す概略回路図である。このチャージポンプ
回路は、1.25Vdd昇圧チャージポンプ回路であ
る。図10(a)(b)において、ダイオードD1、D
2が直列に接続され、ダイオードD1のアノードには電
源電圧Vddが供給されている。ダイオードD1、D2
は、たとえばゲートとドレインを共通接続したMOSト
ランジスタによって構成することができる。S1〜S9
は、ダイオードD1、D2の接続点に、コンデンサC1
A、C1B、C1C、C1Dを並列または直列に切換え
て接続するためのスイッチである。
【0082】これらのスイッチS1〜S9は、たとえ
ば、MOSトランジスタによって構成することができ
る。31は、コンデンサC1Dにクロックを供給するク
ロックドライバーである。クロックドライバー31は、
たとえば2段のCMOSインバータによって構成され
る。なお、ダイオードD2から出力される出力電圧が負
荷(図示しない)に印加される。
【0083】このチャージポンプ回路の動作を説明する
と、以下の通りである。クロックドライバー31の入力
クロックがLレベル(CLK=Low)のとき、図7
(a)に示すように、S1〜S3=オン,S4〜S9=
オフとすると、4つのコンデンサC1A〜CIDは、ダ
イオードD1、D2の接続点に直列接続される。する
と、各コンデンサC1A〜C1Dは、Vdd/4に充電
される。
【0084】次に、クロックドライバー31の入力クロ
ックがHレベルのとき(CLK=High)のとき、図
7(b)に示すように、S1〜S3=オフ,S4〜S9
=オンとすると、4つのコンデンサC1A〜C1Dはダ
イオードD1、D2の接続点に並列接続される。する
と、各コンデンサC1A〜C1Dの電圧はVdd/4で
あるから、クロックドライバー11の出力をVddとす
ると、ダイオードD1、D2の接続点の電圧は1.25
Vddに昇圧される。
【0085】図8は、第6の実施形態に係るチャージポ
ンプ回路を示す概略回路図である。このチャージポンプ
回路は、0.25Vddステップ±昇圧チャージポンプ
回路である。図8において、30は+0.25Vddス
テップ昇圧チャージポンプ回路、50は、−0.25V
ddステップ昇圧チャージポンプ回路、40は、+1.
25Vdd昇圧チャージポンプ回路であって、その出力
電圧1.25Vddは、スイッチS10、S11の切換
に応じてクロックドライバー31b、51bの電源電圧
として供給される。+1.25Vdd昇圧チャージポン
プ回路40は、第5の実施形態と同様の構成であるため
詳細な説明は省略するが、クロックドライバー41、4
つの直並列コンデンサ42とを含み、1.25Vddの
電圧を出力するものである。
【0086】+0.25Vddステップ昇圧チャージポ
ンプ回路30は、0.25ステップで昇圧電圧Vout
=1.5Vdd、1.75Vdd、2Vdd、2.25
Vdd、2.5Vdd、2.75Vdd、…を出力す
る。一方、−0.25Vddステップ昇圧チャージポン
プ回路50は、−0.5Vdd、−Vdd、−1.5V
dd、−1.75Vdd、−2Vdd、−2.25Vd
d、−2.5Vdd、−2.75dd、…を出力する。
2つのチャージポンプ回路30、50は、後に説明する
ように別々に動作するが、これらを組み合わせることに
より、正電圧及び負電圧の電源を構成することができ
る。
【0087】+0.25Vddステップ昇圧チャージポ
ンプ回路30の構成は以下の通りである。ダイオードD
1〜Dn+1は直列に接続されており、その初段ダイオ
ードD1のアノードには電源電圧Vddが供給されてい
る。33(C1)は、ダイオードD1、D2の接続点に
接続された2個の直並列コンデンサ、C2、C3…は、
ダイオードD2〜Dn+1の各接続点に接続されたコン
デンサ、32はダイオードDn+1の出力に接続された
負荷である。
【0088】また、31aは直並列コンデンサ33にク
ロックCLKを供給するクロックドライバー、31bは
コンデンサC2、C3…にクロックCLKを供給するク
ロッククドライバーである。ここで、各クロックドライ
バー31a、31bのクロックCLKは交互に逆位相の
クロックであるとする。また、S10はクロックドライ
バー31aの電源電圧として、1.25Vdd又はVd
dを切換えて供給するためのスイッチである。
【0089】また、必要に応じて、第2の実施形態と同
様に、検知回路、チャージポンプ回路段数制御回路、レ
ギュレータを設けることができる。
【0090】次に、−0.25Vddステップ昇圧チャ
ージポンプ回路50の構成は以下の通りである。ダイオ
ードD’1〜D’n+1は直列に接続されており、その
初段ダイオードD’1のアノードには接地電圧(0V)
が供給されている。53(C’1)は、ダイオードD’
1、D’2の接続点に接続された2個の直並列コンデン
サ、C’2、C’3…は、ダイオードD’2〜D’n+
1の各接続点に接続されたコンデンサ、52はダイオー
ドD’n+1の出力に接続された負荷である。
【0091】また、51aは直並列コンデンサ53にク
ロックCKを供給するクロックドライバー、51bはコ
ンデンサC’2にクロックCKを供給するクロックドラ
イバー、51cは、コンデンサC’3…にクロックCK
を供給するクロックドライバーである。ここで、各クロ
ックドライバー51a、51b、51cのクロックCK
は交互に逆位相のクロックであるとする。また、S11
はクロックドライバー51bの電源電圧として、1.2
5Vdd又はVddを切換えて供給するためのスイッチ
である。また、必要に応じて、第2の実施形態と同様
に、検知回路、チャージポンプ回路段数制御回路、レギ
ュレータを設けることができる。
【0092】次に、+0.25Vddステップ昇圧チャ
ージポンプ回路30の動作を説明すれば、以下の通りで
ある。いま、1段目のポンプノード電圧VH1に着目す
ると、スイッチ10がVdd側に切換えられ、クロック
ドライバー31aの電源電圧にVddが供給されている
とする。すると、ポンプノード電圧VH1は、第1の実
施形態によって説明したように、直並列コンデンサ33
が直並列切換動作をする場合にはVdd+1/2Vdd
=1.5Vdd、直並列コンデンサが常に直列接続で動
作する場合にはVdd+Vdd=2Vddとなる。
【0093】一方、スイッチ10が1.25Vdd側に
切換えられ、クロックドライバー31aの電源電圧に
1.25Vddが供給されているとする。すると、直並
列コンデンサ33が直並列の切換動作をする場合には
1.25Vdd+1/2Vdd=1.75Vdd、直並
列コンデンサが常に直列接続で動作する場合には1.2
5Vdd+Vdd=2.25Vddとなる。
【0094】すなわち、ポンプノード電圧VH1とし
て、スイッチ10及び直並列コンデンサ33の切換に応
じて、1.5Vdd、1.75Vdd、2Vdd、2.
25Vddが得られることがわかる。したがって、2段
目のポンプノード電圧としては、Vddが加算されるか
ら、2.5Vdd、2.75Vdd、3Vdd、3.2
5Vddが得られることがわかる。こうして、2段目以
降のチャージポンプ段数nの制御によって、任意の0.
25Vddステップの昇圧電圧を得ることができる。
【0095】次に、−0.25Vddステップ昇圧チャ
ージポンプ回路50の動作についても同様であるが、2
段目のコンデンサC2に接続されたクロックドライバー
51bの電源電圧をスイッチ11によって切換える点が
異なる。もし、1段目のクロックドライバー51aの電
源電圧を切換えようとすると、その電源電圧が1/2と
なるため、0.25Vddの電圧ステップを得ることが
できないためである。
【0096】これにより、1段目のポンプノード電圧V
H’1として、直並列コンデンサ53の切換に応じて、
0.5VddまたはVddが得られ、2段目のポンプノ
ード電圧VH’2として、スイッチ11の切換に応じ
て、−1.5Vdd、−1.75Vdd、−2Vdd、
−2.25Vdd得られる。こうして、3段目以降のチ
ャージポンプ段数を制御することによって、任意の−
0.25Vddステップの昇圧電圧を得ることができ
る。
【0097】また、本実施形態のチャージポンプ回路に
おいて、直並列コンデンサ33、42、53のコンデン
サ数を変えることにより、任意のステップの昇圧電圧を
得ることができることも特許の範囲である。たとえば、
直並列コンデンサ33、42、53を3つのコンデンサ
と対応する切換スイッチによって構成することにより、
0.33Vddステップのチャージポンプ回路を構成す
ることができる。すなわち、この場合の昇圧電圧は、
1.33Vdd、1.66Vdd、2Vdd、1. .
33Vdd,2.66Vdd、3Vdd、…、−1.6
6、−2Vdd、−2.33Vdd、−2.66Vd
d、−3Vdd、…となる。
【0098】
【発明の効果】本願において開示された発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0099】第1に、クロックのレベルに応じてコンデ
ンサを直列、並列に切換えることにより、電源電圧Vd
dより小さな電圧ステップの正又は負の昇圧電圧を得る
ことを可能とするとともに、回路の効率ηを改善できる
ものである。
【0100】第2に、n段のチャージポンプ回路との組
み合わせにより、電源電圧Vddの電圧ステップに、電
源電圧に比して小さな電圧ステップを加算した正又は負
の昇圧電圧を出力することができ、しかも回路の効率η
を改善できる。
【0101】第3に、さらにレギュレータ、電圧検知手
段、クロック制御手段を備えることにより、昇圧電圧に
応じて、チャージポンプ回路の段数を切換え、昇圧電圧
を調節することにより、さらに回路の効率ηを向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るチャージポンプ
回路を示す概略回路図である。
【図2】切換スイッチS1〜S3をMOSFET(MO
Sトランジスタ)に置き換えた0.5段チャージポンプ
回路を示す概略回路図である。
【図3】第2の実施形態に係るチャージポンプ回路を示
す概略回路図である。
【図4】第3の実施形態に係るチャージポンプ回路を示
す概略回路図である。
【図5】切換スイッチS1〜S3をMOSFET(MO
Sトランジスタ)に置き換えた0.5段チャージポンプ
回路を示す概略回路図である。
【図6】第4の実施形態に係るチャージポンプ回路を示
す概略回路図である。
【図7】第5の実施形態に係るチャージポンプ回路を示
す概略回路図である。
【図8】第6の実施形態に係るチャージポンプ回路を示
す概略回路図である。
【図9】従来例のチャージポンプ回路(n=4)を示す
概略回路図である。
【図10】レギュレータを設けたn段のチャージポンプ
回路の概略回路図である。
【符号の説明】
D1、D2 ダイオード C1A、C1B コンデンサ S1、S2、S3 スイッチ 11 クロックドライバー 12 負荷 13 直並列コンデンサ 14 レギュレータ 15 検知回路 16 チャージポンプ回路段数制御回路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に接続された複数のダイオードと、 前記ダイオードの接続点に接続される2以上のコンデン
    サと、 前記コンデンサにクロックを供給するクロック供給手段
    と、 前記クロックの電圧レベルに応じて、前記2以上のコン
    デンサを前記ダイオードの接続点に直列又は並列に接続
    するためのスイッチ手段と、 を備え、前記ダイオードから昇圧電圧を出力することを
    特徴とするチャージポンプ回路。
  2. 【請求項2】 直列に接続された複数のダイオードと、 前記初段のダイオードに電源電圧を供給する電圧源と、 前記初段のダイオードと次段のダイオードとの接続点に
    接続される2以上のコンデンサと、 前記コンデンサにクロックを供給するクロック供給手段
    と、前記クロックがLレベルの時に前記2以上のコンデ
    ンサを前記ダイオードの接続点に直列に接続し、前記ク
    ロックがHレベルの時に前記2以上のコンデンサを前記
    ダイオードの接続点に並列に接続するように切換えるス
    イッチ手段と、 を備え、前記最終段のダイオードから前記電源電圧に比
    して小さい電圧ステップの正の昇圧電圧を出力すること
    を特徴とするチャージポンプ回路。
  3. 【請求項3】 直列に接続された複数のダイオードと、 前記初段のダイオードに電源電圧を供給する電圧源と、
    前記初段のダイオードと次段のダイオードとの接続点に
    接続される2以上の第1のコンデンサと、 前記接続点を除く他のダイオードの接続点に接続された
    1以上の第2のコンデンサと、 前記第1のコンデンサ及び第2のコンデンサに逆位相の
    クロックを交互に供給するクロック供給手段と、 前記第1のコンデンサに供給されるクロックの電圧レベ
    ルに応じて前記2以上の第1のコンデンサの接続状態を
    切換えるスイッチ手段とを、備え、 前記スイッチ手段は、前記第1のコンデンサに供給され
    るクロックがLレベルの時に前記2以上のコンデンサを
    前記初段のダイオードと次段のダイオードとの接続点に
    直列に接続し、該クロックがHレベルの時に前記2以上
    のコンデンサをその接続点に並列に接続するように切換
    え、前記最終段のダイオードから、前記電源電圧の電圧
    ステップに、前記電源電圧に比して小さな電圧ステップ
    を加算した正の昇圧電圧を出力することを特徴とするチ
    ャージポンプ回路。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載のチャージ
    ポンプ回路であって、前記スイッチ手段を制御するスイ
    ッチ制御手段を備え、このスイッチ制御手段から出力さ
    れるスイッチ制御信号に応じて、前記2以上のコンデン
    サを前記初段のダイオードと前記次段のダイオードとの
    接続点に、常時直列に接続するか前記クロックのレベル
    に応じて直列又は並列に接続するかを切換えるようにし
    たことを特徴とするチャージポンプ回路。
  5. 【請求項5】 請求項2又は請求項3に記載のチャージ
    ポンプ回路であって、前記最終段のダイオードから出力
    される昇圧電圧を調整するレギュレータを設けたことを
    特徴とするチャージポンプ回路。
  6. 【請求項6】 請求項3、4、5に記載のチャージポン
    プ回路であって、前記最終段のダイオードから出力され
    る昇圧電圧を検知する電圧検知手段と、その検知結果に
    応じてチャージポンプ回路の段数を制御するチャージポ
    ンプ回路段数制御手段とを備えることを特徴とするチャ
    ージポンプ回路。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5、6に記載の
    チャージポンプ回路であって、前記ダイオードは、ゲー
    ト及びソースを共通接続したMOSトランジスタから成
    ることを特徴とするチャージポンプ回路。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6に記載の
    チャージポンプ回路であって、前記スイッチ手段は、M
    OSトランジスタから成ることを特徴とするチャージポ
    ンプ回路。
  9. 【請求項9】 初段のダイオードに接地電圧が供給され
    るとともに直列に接続された複数のダイオードと、 前記初段のダイオードと次段のダイオードとの接続点に
    接続される2以上のコンデンサと、 前記コンデンサにクロックを供給するクロックドライバ
    ー手段と、 前記クロックがHレベルの時に前記2以上のコンデンサ
    を前記ダイオードの接続点に直列に接続し、前記クロッ
    クがLレベルの時に前記2以上のコンデンサを前記ダイ
    オードの接続点に並列に接続するように切換えるスイッ
    チ手段と、 を備え、前記最終段のダイオードから前記クロックドラ
    イバー手段に供給される電源電圧に比して小さい電圧ス
    テップで、負の昇圧電圧を出力することを特徴とするチ
    ャージポンプ回路。
  10. 【請求項10】 初段のダイオードに接地電圧が供給さ
    れるとともに直列に接続された複数のダイオードと、 前記初段のダイオードと次段のダイオードとの接続点に
    接続される2以上の第1のコンデンサと、 前記接続点を除く他のダイオードの接続点に接続された
    1以上の第2のコンデンサと、 前記第1のコンデンサ及び第2のコンデンサに逆相のク
    ロックを交互に供給するクロックドライバー手段と、 前記第1のコンデンサに供給されるクロックの電圧レベ
    ルに応じて前記2以上の第1のコンデンサの接続状態を
    切換えるスイッチ手段とを、備え、 前記スイッチ手段は、前記第1のコンデンサに供給され
    るクロックがHレベルの時に前記2以上のコンデンサを
    前記初段のダイオードと次段のダイオードとの接続点に
    直列に接続し、該クロックがLレベルの時に前記2以上
    のコンデンサをその接続点に並列に接続するように切換
    えるスイッチ手段と、 を備え、前記最終段のダイオードから前記クロックドラ
    イバー手段に供給される電源電圧に比して小さな電圧ス
    テップで、負の昇圧電圧を出力することを特徴とするチ
    ャージポンプ回路。
  11. 【請求項11】 請求項9又は請求項10に記載のチャ
    ージポンプ回路であって、前記スイッチ手段を制御する
    スイッチ制御手段を備え、このスイッチ制御手段から出
    力されるスイッチ制御信号に応じて、前記2以上のコン
    デンサを前記初段のダイオードと前記次段のダイオード
    との接続点に、常時直列に接続するか前記クロックのレ
    ベルに応じて直列又は並列に接続するかを切換えるよう
    にしたことを特徴とするチャージポンプ回路。
  12. 【請求項12】 請求項9又は請求項10に記載のチャ
    ージポンプ回路であって、前記最終段のダイオードから
    出力される昇圧電圧を調整するレギュレータを設けたこ
    とを特徴とするチャージポンプ回路。
  13. 【請求項13】 請求項9、10、11、12に記載の
    チャージポンプ回路であって、前記最終段のダイオード
    から出力される昇圧電圧を検知する電圧検知手段と、そ
    の検知結果に応じてチャージポンプ回路の段数を制御す
    るチャージポンプ回路段数制御手段とを備えることを特
    徴とするチャージポンプ回路。
  14. 【請求項14】 請求項9、10、11、12、13に
    記載のチャージポンプ回路であって、前記ダイオード
    は、ゲート及びソースを共通接続したMOSトランジス
    タから成ることを特徴とするチャージポンプ回路。
  15. 【請求項15】 請求項9、10、11、12、13に
    記載のチャージポンプ回路であって、前記スイッチ手段
    は、MOSトランジスタから成ることを特徴とするチャ
    ージポンプ回路。
JP2000371512A 1999-12-08 2000-12-06 チャージポンプ回路 Expired - Fee Related JP3475173B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000371512A JP3475173B2 (ja) 1999-12-08 2000-12-06 チャージポンプ回路

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-348475 1999-12-08
JP34847599 1999-12-08
JP34847499 1999-12-08
JP11-348474 1999-12-08
JP2000371512A JP3475173B2 (ja) 1999-12-08 2000-12-06 チャージポンプ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001231249A true JP2001231249A (ja) 2001-08-24
JP3475173B2 JP3475173B2 (ja) 2003-12-08

Family

ID=27341284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000371512A Expired - Fee Related JP3475173B2 (ja) 1999-12-08 2000-12-06 チャージポンプ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3475173B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006074993A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Samsung Electronics Co Ltd リップル−フリー内部電圧を発生する半導体装置
US7123067B2 (en) 2002-05-28 2006-10-17 Sony Corporation Voltage-change control circuit and method
KR100708575B1 (ko) 2004-10-13 2007-04-18 리치테크 테코놀로지 코포레이션 Led 드라이브 회로에 응용되는 전하 펌프
KR100729702B1 (ko) 2004-03-30 2007-06-19 산요덴키가부시키가이샤 구동 회로
US7342437B2 (en) 2005-01-24 2008-03-11 Sanyo Electric Co., Ltd. Charge pump circuit
US7583131B2 (en) 2007-02-28 2009-09-01 Sanyo Electric Co., Ltd. Charge pump circuit
JP2013254967A (ja) * 2007-08-30 2013-12-19 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
CN110350905A (zh) * 2018-04-03 2019-10-18 中国科学院声学研究所 一种mems电容式加速度计接口电路
CN112684928A (zh) * 2019-10-17 2021-04-20 奇景光电股份有限公司 适用于触控显示整合驱动器的电荷泵电路

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10302492A (ja) * 1997-02-27 1998-11-13 Toshiba Corp 半導体集積回路装置および記憶装置
JPH11252921A (ja) * 1997-09-15 1999-09-17 General Instr Corp 電圧変換装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10302492A (ja) * 1997-02-27 1998-11-13 Toshiba Corp 半導体集積回路装置および記憶装置
JPH11252921A (ja) * 1997-09-15 1999-09-17 General Instr Corp 電圧変換装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101013891B1 (ko) 2002-05-28 2011-02-15 소니 주식회사 전압 변화 제어 회로 및 방법
US7123067B2 (en) 2002-05-28 2006-10-17 Sony Corporation Voltage-change control circuit and method
KR100729702B1 (ko) 2004-03-30 2007-06-19 산요덴키가부시키가이샤 구동 회로
US7463236B2 (en) 2004-03-30 2008-12-09 Sanyo Electric Co., Ltd. Driver circuit
JP2006074993A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Samsung Electronics Co Ltd リップル−フリー内部電圧を発生する半導体装置
KR100708575B1 (ko) 2004-10-13 2007-04-18 리치테크 테코놀로지 코포레이션 Led 드라이브 회로에 응용되는 전하 펌프
US7342437B2 (en) 2005-01-24 2008-03-11 Sanyo Electric Co., Ltd. Charge pump circuit
US7583131B2 (en) 2007-02-28 2009-09-01 Sanyo Electric Co., Ltd. Charge pump circuit
JP2013254967A (ja) * 2007-08-30 2013-12-19 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
CN110350905A (zh) * 2018-04-03 2019-10-18 中国科学院声学研究所 一种mems电容式加速度计接口电路
CN110350905B (zh) * 2018-04-03 2024-04-19 中国科学院声学研究所 一种mems电容式加速度计接口电路
CN112684928A (zh) * 2019-10-17 2021-04-20 奇景光电股份有限公司 适用于触控显示整合驱动器的电荷泵电路
CN112684928B (zh) * 2019-10-17 2023-12-19 奇景光电股份有限公司 适用于触控显示整合驱动器的电荷泵电路

Also Published As

Publication number Publication date
JP3475173B2 (ja) 2003-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100377698B1 (ko) 차지펌프 회로
US20040246044A1 (en) Charge pump circuit
KR100407100B1 (ko) 차지 펌프 회로
US6946899B2 (en) Charge pump circuit
JP4209878B2 (ja) チャージポンプ回路とこれを利用した直流変換装置
US7652522B2 (en) High efficiency low cost bi-directional charge pump circuit for very low voltage applications
JP2003111386A (ja) Dc−dcコンバータの制御方法
JP2003033007A (ja) チャージポンプ回路の制御方法
JP2009060702A (ja) チャージポンプ式昇圧回路
JP3475173B2 (ja) チャージポンプ回路
US6605985B2 (en) High-efficiency power charge pump supplying high DC output currents
JP2008253031A (ja) チャージポンプ回路
JP2003033006A (ja) チャージポンプ回路
JP3475138B2 (ja) チャージポンプ回路
JP3475178B2 (ja) チャージポンプ回路
KR100403528B1 (ko) 차지 펌프 회로 및 그 제어 방법
JP3548161B2 (ja) チャージポンプ回路
JP2002233134A (ja) チャージポンプ回路
JP2004336985A (ja) チャージポンプ回路
JP2005117830A (ja) チャージポンプ回路
JP3713267B2 (ja) チャージポンプ回路
US10972005B2 (en) Charge pump circuit, semiconductor device, and semiconductor memory device
JP2002084740A (ja) チャージポンプ回路
KR100663984B1 (ko) 시스템 온 글래스(SoG)를 위한 소 면적 차지 펌프 회로
JP2002058237A (ja) チャージポンプ回路及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070919

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130919

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees