JP2001231109A - 運転状態報知装置およびこれを備える燃料電池搭載車両 - Google Patents

運転状態報知装置およびこれを備える燃料電池搭載車両

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JP2001231109A
JP2001231109A JP2000039081A JP2000039081A JP2001231109A JP 2001231109 A JP2001231109 A JP 2001231109A JP 2000039081 A JP2000039081 A JP 2000039081A JP 2000039081 A JP2000039081 A JP 2000039081A JP 2001231109 A JP2001231109 A JP 2001231109A
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heat engine
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fuel cell
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Atsushi Tabata
淳 田端
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも燃料電池を電源とする電動機と
熱機関とを駆動力源として備える車両において車両の運
転状態を容易に把握することができる報知装置を提供す
ること。 【解決手段】ハイブリッドECUが、ディスプレイ駆動
回路に対してエンジン走行モードに対応する画面をディ
スプレイ70上に表示するよう要求すると、ディスプレ
イ駆動回路は、駆動力源であるエンジンを示す領域Eg
を点灯させ、ドライブシャフトを示す領域Ds、車軸を
示す領域Axおよび車輪を示す領域Whを動力伝達方向
に明滅させる。このとき、駆動用モータを示す領域、燃
料電池を示す領域およびバッテリを示す領域は消灯して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱機関および電動
機を駆動力源として備えるハイブリッド車両用の運転状
態報知装置およびこれを備えるハイブリッド車両に関す
る。
【0002】
【従来の技術】これまで動力源に内燃機関(熱機関)を
備える車両では、計器盤上あるいはセンターコンソール
中に配置されている表示装置等を介して区間燃費、平均
車速等といった車両の走行情報を運転者に提供する技術
が種々実用化されてきた。これら技術は近年注目を浴び
ているハイブリッド車両に対しても同様にして適用可能
であり、駆動力源に内燃機関と電動機とを備えているハ
イブリッド車両では、上記情報に加え現在の駆動力源が
内燃機関であるのか、あるいは電動機であるのかといっ
た情報も提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハイブリッド車両における駆動力源、動力伝達経路に関
する情報の提供は、どちらかというとハイブリッド車両
を購入したユーザに対して非ハイブリッド車両との差異
を明示し、ハイブリッド車両を運転しているという事実
を伝えることを企図する傾向にあった。したがって、情
報の提供の仕方も、単に駆動力源、および動力伝達経路
を表示するに過ぎず、必ずしも車両走行に際して必要不
可欠な情報を適切な方法で提供しているとはいえなかっ
た。
【0004】また、これまで実用化されているハイブリ
ッド車両は、電動機の電源として燃料の補給を要しない
二次電池を備えており、ユーザは内燃機関用の燃料、例
えば、ガソリンの残量のみを管理していれば良かった。
これに対して、燃料電池を電源として備える場合には、
ガソリン等の内燃機関用燃料に加えて、燃料電池用の燃
料、例えば、メタノールの残量をも管理する必要があ
る。また、これら内燃機関用燃料を消費する内燃機関と
燃料電池用燃料を消費する燃料電池(電動機)は互いに
独立して制御されている。このように異なる複数の燃料
の管理は、これまでの車両では一般的に要求されない行
為であると共に、各燃料が互いに独立して異なる原動機
によって消費されるので、その残量管理は容易ではな
い。さらに、異なる複数の燃料を使用するので、単に燃
料残量を表示するのみでは走行可能距離、走行コスト等
の把握が困難な場合がある。
【0005】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、少なくとも燃料電池を電源とする電動
機と燃料を燃焼して駆動力を得る熱機関とを駆動力源と
して備える車両において車両の運転状態を容易に把握す
ることができる報知装置を提供することを目的とする。
また、異なる二種類以上の要補充燃料に関する情報の取
り扱いを容易にする報知装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するために本発明の第1の態様は、燃料の
燃焼により駆動力を発生させる熱機関と少なくとも燃料
電池を電源とする電動機とを駆動力源として備える車両
の運転状態を報知する装置を提供する。本発明の第1の
態様に係る運転状態報知装置は、前記燃料電池、前記熱
機関および前記電動機のエネルギ情報を報知するエネル
ギ情報報知手段を備えることを特徴とする。
【0007】本発明の第1の態様によれば、燃料電池、
熱機関、および電動機のエネルギ情報を報知するので、
燃料の燃焼により駆動力を得る熱機関と少なくとも燃料
電池を電源とする電動機とを駆動力源として備える車両
であっても、車両の運転状態を容易に把握できる態様に
て報知することができる。なお、本発明の第1の態様に
おけるエネルギ情報には、例えば、エネルギ伝達経路、
エネルギ出力割合等の報知が含まれ得る。また、本発明
の第1の態様における報知の態様としては、視覚を介し
て車両の運転状態を報知する態様の他、聴覚、嗅覚等を
介して車両の運転状態を報知する態様も含まれる。
【0008】本発明の第2の態様は、燃料の燃焼により
駆動力を発生させる熱機関と少なくとも燃料電池を電源
とする電動機とを駆動力源として備える車両の運転状態
を報知する装置を提供する。本発明の第2の態様に係る
運転状態報知装置は、前記燃料電池が有する電力、前記
熱機関の出力、および前記電動機の出力の伝達状態を報
知する伝達状態報知手段を備えることを特徴とする。
【0009】本発明の第2の態様によれば、燃料電池が
有する電力、熱機関の出力、および電動機の出力を伝達
状態を報知するので、燃料の燃焼により駆動力を得る熱
機関と少なくとも燃料電池を電源とする電動機とを駆動
力源として備える車両であっても、車両の運転状態を容
易に把握できる態様にて報知することができる。
【0010】本発明の第2の態様に係る運転状態報知装
置において、前記車両はさらに二次電池を電源として備
え、前記伝達状態報知手段はさらに、二次電池が有する
電力の伝達状態を報知することができる。かかる構成を
備える場合には、電動機が燃料電池および二次電池のい
ずれを電源として動作しているかを容易に把握できる態
様にて報知することができる。なお、本発明の第2の態
様における伝達状態の報知には、例えば、伝達経路、伝
達割合、伝達電力・出力等の報知が含まれ得る。また、
本発明の第2の態様における報知の態様としては、視覚
を介して車両の運転状態を報知する態様の他、聴覚、嗅
覚等を介して車両の運転状態を報知する態様も含まれ
る。
【0011】本発明の第3の態様は、燃料の燃焼により
駆動力を発生させる熱機関と少なくとも燃料電池を電源
とする電動機とを駆動力源として備える車両の運転状態
を報知する装置を提供する。本発明の第3の態様に係る
運転状態報知装置は、前記電動機および前記熱機関のう
ち駆動力源として運転されている駆動力源を報知する駆
動力源報知手段と、前記運転されている駆動力源から車
輪への動力伝達経路を報知する動力伝達経路報知手段と
を備えることを特徴とする。
【0012】本発明の第3の態様によれば、電動機およ
び熱機関のうち駆動力源として運転されている駆動力源
を報知し、また、運転されている駆動力源から車輪への
動力伝達経路を報知するので、燃料の燃焼により駆動力
を得る熱機関と少なくとも燃料電池を電源とする電動機
とを駆動力源として備える車両であっても、車両の運転
状態を容易に把握できる態様にて報知することができ
る。
【0013】本発明の第3の態様に係る運転状態報知装
置において、前記車両はさらに二次電池を電源として備
え、前記運転状態報知装置は前記燃料電池および前記二
次電池のうち前記電動機に電力を供給している電源を報
知する電源報知手段を備えることができる。かかる構成
を備える場合には、電動機が燃料電池および二次電池の
いずれを電源として動作しているかを容易に把握できる
態様にて報知することができる。
【0014】本発明の第3の態様に係る運転状態報知装
置はさらに、前記熱機関用の燃料量が燃料切れに対応す
る第1残量より多い第2残量を下回った際に前記熱機関
用燃料量が前記第2残量である旨を報知する熱機関用燃
料残量報知手段を備えることができる。前記熱機関残量
報知手段は、前記熱機関用燃料量が前記第2残量を超え
るまで前記熱機関用燃料量が前記第2残量未満であるこ
とを継続して報知することができる。本発明の第3の態
様に係る運転状態報知装置はさらに、前記熱機関用燃料
が前記第1残量を下回った際に前記熱機関用燃料残量報
知手段による報知とは異なる態様にて前記熱機関用燃料
量が第1残量である旨を報知する熱機関用燃料残量警告
手段を備えることができる。かかる構成を備える場合に
は、熱機関用燃料量を2段階に分けて報知することがで
きる。
【0015】本発明の第3の態様に係る運転状態報知装
置において、前記燃料電池用の燃料量が燃料切れに対応
する燃料量を下回った際に前記燃料電池用燃量が燃料切
れである旨を報知する燃料電池用燃料切れ報知手段を備
えることができる。なお、前記熱機関用燃料と前記燃料
電池用燃料とは異なる燃料であっても良い。本本発明の
第3の態様に係る運転状態報知装置において、前記燃料
電池用燃料切れ報知手段は、前記熱機関用燃料残量報知
手段または前記熱機関用燃料残量警告手段の近傍に表示
され得る。かかる構成を備える場合には、熱機関および
燃料電池の燃料量に関する情報を個別に報知することが
できる。また、熱機関用燃料と燃料電池用燃料が異なる
場合には、異なる二種類以上の要補充燃料に関する情報
の取り扱いを容易にすることができる。
【0016】本発明の第3の態様に係る運転状態報知装
置はさらに、前記熱機関用燃料量および燃料電池用燃料
量に基づいて走行可能距離を報知する走行可能距離報知
手段を備えることができる。なお、前記熱機関用燃料と
前記燃料電池用燃料とは異なる燃料であっても良い。本
発明の第3の態様に係る運転状態報知装置において、前
記走行可能距離報知手段は、前記熱機関用燃料量に基づ
いて前記熱機関のみで走行可能な距離と、前記燃料電池
燃料量に基づいて前記電動機のみで走行可能な距離のう
ち少なくともいずれか一方を報知することができる。か
かる構成を備える場合には、様々な運転状態での走行可
能距離を報知することができる。
【0017】本発明の第3の態様に係る運転状態報知装
置はさらに、前記熱機関用燃料量と前記燃料電池用燃料
量との使用比率を報知する燃料使用比率報知手段を備え
ることができる。また、本発明の第3の態様に係る運転
状態報知装置はさらに、前記熱機関用燃料および前記燃
料電池用燃料の少なくともいずれか一方の燃料単価を入
力する入力手段を備え、前記使用比率および前記入力さ
れた燃料単価に基づいて走行距離に対する費用を報知す
る走行費用報知手段を備えることができる。かかる構成
を備える場合には、独立して消費されると共に異なる燃
料に関する走行費用を容易に認識できる態様にて報知す
ることができる。
【0018】なお、本発明の第3の態様における報知の
態様としては、視覚を介して車両の運転状態を報知する
態様の他、聴覚、嗅覚等を介して車両の運転状態を報知
する態様も含まれる。
【0019】本発明の第4の態様は、燃料の燃焼により
駆動力を得る熱機関と少なくとも燃料電池を電源として
電力により駆動力を得る電動機とを駆動力源として備え
る車両の運転状態報知装置を提供する。本発明の第4の
態様に係る運転状態報知装置は、前記熱機関を示す熱機
関表示領域と、前記熱機関表示領域と直列に配置されて
いる前記電動機を示す電動機表示領域と、前記燃料電池
を示す燃料電池表示領域と、前記燃料電池表示領域と直
列に配置されている二次電池を示す二次電池表示領域と
を備え、前記燃料電池表示領域および前記二次電池表示
領域は、前記熱機関表示領域と前記電動機表示領域とに
よって形成される配列に対して交差するように配置され
ていることを特徴とする。
【0020】本発明の第4の態様によれば、燃料の燃焼
により駆動力を得る熱機関と少なくとも燃料電池を電源
とする電動機とを駆動力源として備える車両であって
も、車両の運転状態を容易に把握できる態様にて報知す
ることができる。すなわち、熱機関により出力された駆
動力と燃料電池または二次電池を電源として電動機によ
って出力された駆動力が合成されて車両の駆動力として
出力される状態を報知することができる。
【0021】本発明の第4の態様に係る運転状態報知装
置はさらに、前記熱機関表示領域の近傍に配置されてい
ると共に、前記熱機関用の燃料量に関する情報を表示す
る熱機関用燃料情報表示領域と、前記燃料電池表示領域
の近傍に配置されていると共に、前記燃料電池用の燃料
量に関する情報を表示する燃料電池用燃料情報表示領域
とを備えることができる。かかる構成を備える場合に
は、熱機関用燃料の残量および燃料電池の燃料の残量に
関する情報を同時に報知することができるとともに、熱
機関用燃料および燃料電池用燃料が異なる場合であって
も燃料残量に関する管理を容易化することができる。
【0022】本発明の第5の態様は、燃料の燃焼により
駆動力を得る熱機関と少なくとも燃料電池を電源として
電力により駆動力を得る電動機とを駆動力源として備え
る車両の運転状態報知装置を提供する。本発明の第5の
態様に係る運転状態報知装置は、前記熱機関を示す熱機
関表示領域と、前記熱機関表示領域と直列に配置されて
いると共に前記電動機を示す電動機表示領域と、前記電
動機表示領域と直列に配置されていると共に車輪を示す
車輪表示領域と、熱機関表示領域と電動機表示領域、電
動機表示領域と車輪表示領域とをそれぞれ結ぶと共に駆
動力の伝達状態を示す動力伝達表示領域と、前記動力伝
達表示領域により区画形成される2つの領域の内、一の
領域に配置されている燃料電池を表示する燃料電池表示
領域と、前記2つの領域の内、他の領域に配置されてい
る二次電池を表示する二次電池表示領域とを備えること
を特徴とする。
【0023】本発明の第5の態様によれば、燃料の燃焼
により駆動力を得る熱機関と少なくとも燃料電池を電源
とする電動機とを駆動力源として備える車両であって
も、車両の運転状態を容易に把握できる態様にて報知す
ることができる。すなわち、熱機関と電動機とを結ぶ動
力伝達表示領域によって熱機関により出力された駆動力
を表示し、電源として用いられている燃料電池または二
次電池から電動機への電力の供給を表示し、さらに電動
機にて出力された駆動力が熱機関からの駆動力に合成さ
れる様子を表示することができる。このように、駆動力
の伝達経路、合成の様子を表示できると共に、電動機へ
の電力の流れを表示することができるので、運転者等は
車両の運転状態を容易に把握することができる。
【0024】本発明の第5の態様に係る運転状態報知装
置はさらに、前記熱機関表示領域の近傍に配置されてい
ると共に、前記熱機関用の燃料量に関する情報を表示す
る熱機関用燃料情報表示領域と、前記燃料電池表示領域
の近傍に配置されていると共に、前記燃料電池用の燃料
量に関する情報を表示する燃料電池用燃料情報表示領域
とを備えることができる。かかる構成を備える場合に
は、熱機関用燃料の残量および燃料電池の燃料の残量に
関する情報を同時に報知することができるとともに、熱
機関用燃料および燃料電池用燃料が異なる場合であって
も燃料残量に関する管理を容易化することができる。
【0025】本発明の第6の態様は、燃料の燃焼により
駆動力を得る熱機関と少なくとも燃料電池を電源とする
電動機とを駆動力源に備える車両を提供する。本発明の
第6の態様に係る車両は、前記電動機の運転状態を管理
する電動機管理手段と、前記熱機関の運転状態を管理す
る熱機関管理手段と、前記駆動力源決定手段、前記電動
機管理手段、および前記熱機関管理手段からの情報を反
映して車両の運転状態を報知する運転状態報知手段とを
備えることを特徴とする。
【0026】本発明の第6の態様によれば、電動機管理
手段、および熱機関管理手段からの情報を反映して車両
の運転状態を報知する運転状態報知手段を備えるので、
燃料の燃焼により駆動力を得る熱機関と少なくとも燃料
電池を電源とする電動機とを駆動力源として備える車両
であっても、車両の運転状態を容易に把握できる態様に
て報知することができる。
【0027】本発明の第6の態様に係る車両はさらに、
二次電池を電源として備え、前記電動機管理手段は前記
燃料電池および前記二次電池の少なくともいずれか一方
を電源として使用し、前記運転状態報知手段は前記電動
機管理手段によって使用されている電源を報知すること
ができる。かかる構成を備える場合には、電動機が燃料
電池および二次電池のいずれを電源として動作している
かを容易に把握できる態様にて報知することができる。
【0028】本発明の第6の態様に係る車両において、
前記熱機関管理手段は熱機関用燃料量を検出し、前記運
転状態報知手段は、前記熱機関管理手段が燃料切れに対
応する第1残量より多い第2残量を検出した際には、前
記熱機関用燃料量が前記第2残量である旨を報知するこ
とができる。また、前記運転状態報知手段は前記熱機関
用燃料量が前記第2残量を超えるまで前記熱機関用燃料
量が前記第2残量未満であることの報知を継続すること
ができる。さらに、前記運転状態報知手段は前記熱機関
管理手段が前記第1残量を検知した際には、前記第2残
量をである旨を報知した際の態様とは異なる態様にて前
記熱機関燃料量が第1残量である旨を報知することがで
きる。かかる構成を備える場合には、熱機関用燃料量を
2段階に分けて報知することができる。
【0029】本発明の第6の態様に係る車両において、
前記電動機管理手段は燃料電池用燃料量を検出し、前記
運転状態報知手段は、前記電動機管理手段が前記燃料電
池用燃料の燃料切れに対応する燃料電池燃料切れ残量を
検知した際には、前記燃料電池用燃量が燃料切れである
旨を報知することができる。なお、前記熱機関用燃料と
前記燃料電池用燃料とは異なる燃料であっても良い。ま
た、前記運転状態報知手段は前記第1残量の報知または
前記第2残量の報知と同時に前記燃焼電池用燃料の燃料
切れを報知することができる。かかる構成を備える場合
には、熱機関および燃料電池の燃料量に関する情報を個
別に報知することができる。また、熱機関用燃料と燃料
電池用燃料が異なる場合には、異なる二種類以上の要補
充燃料に関する情報の取り扱いを容易にすることができ
る。
【0030】本発明の第6の態様に係る車両において、
前記熱機関管理手段は熱機関用燃料量を検出し、前記電
動機管理手段は燃料電池用燃料量を検出し、前記運転状
態報知手段は前記検出された熱機関燃料量および燃料電
池用燃料量に基づいて走行可能距離を報知することがで
きる。ここで、前記熱機関用燃料と前記燃料電池用燃料
とは異なる燃料であっても良い。本発明の第6の態様に
係る車両において、前記運転状態報知手段は、前記検出
された熱機関燃料量に基づいて前記熱機関のみで走行可
能な距離と、前記検出された燃料電池燃料量に基づいて
前記電動機のみで走行可能な距離のうち少なくともいず
れか一方を報知することができる。かかる構成を備える
場合には、様々な運転状態での走行可能距離を報知する
ことができる。
【0031】本発明の第6の態様に係る車両において、
前記運転状態報知手段は前記熱機関用燃料量と前記燃料
電池用燃料量との使用比率を報知することができる。本
発明の第6の態様に係る車両はさらに、前記熱機関用燃
料および前記燃料電池用燃料の少なくともいずれか一方
の燃料単価を入力する入力手段を備え、前記運転状態報
知手段は前記使用比率および入力された燃料単価に基づ
いて走行距離に対する費用を報知することができる。か
かる構成を備える場合には、独立して消費されると共に
異なる燃料に関する走行費用を容易に認識できる態様に
て報知することができる。
【0032】なお、本発明の第4ないし第6の態様にお
ける報知の態様としては、視覚を介して車両の運転状態
を報知する態様の他、聴覚、嗅覚等を介して車両の運転
状態を報知する態様も含まれる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るハイブリッド
車両の運転状態報知装置についていくつかの実施例に基
づいて説明する。
【0034】図1〜図3を参照して本実施例の運転状態
報知装置が用いられ得る車両の概略構成について説明す
る。図1は以下の複数の実施例において共通して用いら
れ得る車両の概略構成を示すブロック図である。図2は
各実施例において共通に用いられ得る表示装置を中心と
する運転状態報知装置の制御回路構成を示すブロック図
である。図3は制御ユニット60の入出力信号関係を示
すブロック図である。
【0035】車両は駆動力源としてエンジン(熱機関、
内燃機関)10、および駆動モータ20を備え、エンジ
ン10と駆動モータ20との間には両者10、20の機
械的結合を継合および解除するための入力クラッチ18
が配置されている。駆動用モータ20の動力出力側には
トルクコンバータ30、トランスミッション35が配置
されており、トランスミッション35の出力側にはドラ
イブシャフト40、ディファレンシャルギヤ41、車軸
42を介して車輪43が接続されている。
【0036】エンジン10は、例えば、ガソリンを燃料
とする一般的なガソリンエンジンであり、制御ユニット
60によってその運転状態が制御される。エンジン10
には発生した出力を外部に出力するクランクシャフト1
1、制御ユニット60からの指令に基づいて所定量の燃
料を噴射するインジェクタ12、制御ユニット60から
の指令に基づいて所定のタイミングにて点火プラグを介
して電気火花を生成させるイグナイタ(図示せず)等が
備えられている。クランクシャフト11にはエンジン1
0の回転数を検出するためのエンジン回転数センサ50
(図2参照)が配置されている。エンジン10の周りに
は、パワーステアリング用の油圧を生成するパワーステ
アリング用油圧ポンプ、空調機用の冷媒を循環させるた
めのエアコンディショナー用コンプレッサ、エンジン1
0を冷却する冷却液を循環させるためのウォータポンプ
等の補機13が配置されている。これら補機13はタイ
ミングベルト14、電磁式クラッチ15を介してクラン
クシャフト11に連結されており、エンジン10の運転
中は、クランクシャフト11から出力される駆動力がタ
イミングベルト14を介して伝達されることによって駆
動される。
【0037】エンジン10の周囲には、さらに補機駆動
用モータ16が配置されている。補機駆動用モータ16
は、タイミングベルト14を介して補機13と結合され
ている。補機駆動用モータ16は、制御ユニット60か
らの指令に基づいてエンジン10の停止中にタイミング
ベルト14を介して補機13を駆動する。かかる場合に
は、制御ユニット60からの指令により電磁式クラッチ
15はオフ(解放)され、エンジン10を駆動系から遮
断して補機駆動用モータ16の負荷が軽減される。補機
駆動用モータ16の電源、並びに駆動回路については後
述する。
【0038】駆動用モータ20は三相の同期モータであ
り、外周面に複数個の永久磁石を有するロータ21と、
回転磁界を形成するための三相コイルが巻回されたステ
ータ22とを備える。駆動用モータ20はロータ22に
備えられた永久磁石による磁界とステータ22の三相コ
イルによって形成される磁界との相互作用によって回転
する。ロータ22が外力によって駆動される場合には、
これら磁界の相互作用によって三相コイルの両端に起電
力が生成される。ロータ22の回転軸23のエンジン1
0側は入力クラッチ18を介してクランクシャフト11
と継合・解放可能に結合されている。車両が駆動用モー
タ20のみによって駆動されている場合には、入力クラ
ッチ18を解放してエンジン10を動力ラインから遮断
することにより、駆動用モータ20の負荷を低減する。
ロータ22の回転軸23のトルクコンバータ30側には
トルクコンバータ30の入力軸が結合されている。回転
軸23には駆動用モータ20の回転数を検出するための
レゾルバ51(図2参照)が配置されている。
【0039】駆動用モータ20および補機駆動用モータ
16の電源としては、燃料電池200、バッテリ(二次
電池)210が備えられている。本実施例では、基本的
に燃料電池200が各モータ16、20の主電源として
用いられる。バッテリ210は、例えば、燃料電池20
0の運転状態が安定するまでの期間等の燃料電池200
が十分な電力を供給できない時期に補助電源として機能
すると共に、制御ユニット60、その他の電装部品に対
する主電源として機能する。
【0040】各モータ16、20と各電源200、21
0との間にはインバータ220、230および切替スイ
ッチ240が配置されている。インバータ220、23
0は制御ユニット60と信号線を介して接続されてお
り、制御ユニット60からの指令に基づいて各モータ1
6、20に対して制御電流を供給する。切替スイッチ2
40は、各モータ16、20と各電源200、210と
の接続状態を任意に切り換えるためのスイッチであり、
切替スイッチ240は各モータ16、20のステータ2
1に接続されている。
【0041】トルクコンバータ30は、一般的な流体式
トルクコンバータであり、入力軸に入力された駆動トル
クを増幅して出力軸から出力する。また、トルクコンバ
ータには入力軸と出力軸とを機械的に結合するロックア
ップ用のクラッチ(図示せず)が備えられており、この
ロックアップ用クラッチは制御ユニット60からの指令
に基づいて継合・解放する。なお、トルクコンバータの
詳細な構成および作用は公知であるからその説明を省略
する。AT35は内部にプラネタリギヤを有する5段式
自動変速機であり、ギヤの組み合わせを制御する油圧回
路36を備えている。油圧回路36は制御線を介して制
御ユニット60と接続されており、車速およびアクセル
踏み込み量等に応じて制御ユニット60が適切な変速比
を決定し、油圧回路36を介してギヤの組み合わせを自
動的に変更することによって変速比を変える。AT35
の出力軸はドライブシャフト40に連結されており、A
T35の出力軸から出力された駆動力は、ドライブシャ
フト40、ディファレンシャルギヤ41、車軸42を介
して車輪43に伝達される。
【0042】次に、図2を参照して表示装置を中心とす
る運転状態報知装置の制御回路構成について説明する。
制御ユニット60は、ハイブリッドECU(電子制御ユ
ニット)600、およびエンジンECU610を備えて
いる。各ECU600、610には図示しないCPU、
ROM、RAM等が備えられている。なお、これらEC
Uは例示であり、例えば、ブレーキECU、トランスミ
ッションECU等がハイブリッドECU600とは別に
備えられ得る。
【0043】ハイブリッドECU600は、制御ユニッ
ト60の中核をなすECUであり、エンジンECU61
0と双方向通信可能に信号線を介して接続されている。
ハイブリッドECU600には、エンジン10のクラン
クシャフト11の回転数を検出するエンジン回転数セン
サ50、駆動用モータ20の回転数を検出するレゾルバ
51、車両の車速を検出する車速センサ52、ギヤポジ
ションを検出するシフトポジションセンサ53、アクセ
ル踏み込み量をアクセル開度として検出するアクセル開
度センサ54が信号線を介して接続されている。さら
に、ハイブリッドECU600には、エンジン10の燃
料であるガソリンの残量を検出するガソリン残量センサ
55、燃料電池200の燃料であるメタノールの残量を
検出するメタノール残量センサ56、バッテリ210の
充電率を検出するSOCセンサ57、タッチパネル式表
示ディスプレイ70を駆動するディスプレイ駆動回路7
1がそれぞれ信号線を介して接続されている。ガソリン
残量センサ55はガソリンタンク100に配置されてお
り、インジェクタ12は燃料通路を介してガソリンタン
ク100と接続されている。メタノール残量センサ56
はメタノールタンク110に配置されており、燃料電池
200はメタノール配管を介してメタノールタンク11
0と接続されている。
【0044】ハイブリッドECU600にはこの他にも
図3に示すように種々のセンサが信号線を介して入力ポ
ート側に接続され、種々の制御回路が信号線を介して出
力ポート側に接続されている。
【0045】ハイブリッドECU600は、ROM内に
各種センサから取得した車両の運転状態に関する情報を
処理して運転状態をディスプレイ70上へ表示するため
のプログラム、後述する適切な情報へと加工するための
プログラム、およびエンジン10と駆動モータ20との
運転切替を決定するためのマップを格納している。ま
た、ハイブリッドECU600は、ディスプレイ70か
らの入力に従って取得した情報を適切な形式に加工して
ディスプレイ駆動回路71を制御してディスプレイ70
上に表示させる。
【0046】エンジンECU610は、ハイブリッドE
CU600からの要求に基づいてインジェクタ12を制
御して要求燃料噴射量を実現し、点火タイミング、スロ
ットル開度等を制御してエンジン10の運転状態を制御
する。また、駆動モータ20のみによる車両走行時(以
下、「EV走行時」という。)には、ハイブリッドEC
U600からの要求に従って、エンジン10に対する燃
料噴射を停止してエンジン10の運転を停止させる。
【0047】ハイブリッドECU600は、エンジン停
止中にはインバータ220、230、切替スイッチ24
0を介して補機駆動用モータ16を制御し、エンジン1
0停止時における補機13の駆動を実現する。ハイブリ
ッドECU600は、エンジン停止状態からエンジン1
0の運転を再開させる際には、補機駆動用モータ16を
駆動してエンジン回転数を始動回転数まで上昇させ、エ
ンジンECU610に対して燃料噴射制御および点火制
御を要求する。
【0048】次に、上記構成を備えるハイブリッド車両
の基本的な走行動作について図4を参照して説明する。
図4は車速、アクセル開度およびシフトポジションに基
づいてエンジン10および駆動用モータ20のいずれを
駆動力源とするかを決定するために用いられるマップを
示す説明図である。なお、図4に示すマップは、車両要
求出力を出力する駆動力源を決定するために用いられる
マップの一例に過ぎない。また、車両加速時等には、エ
ンジン10による走行域であっても駆動用モータ20に
て必要な出力がアシストされ得る。
【0049】イグニッションポジションがOFF位置か
ら車両始動位置(STA)に切り換えられると、ハイブ
リッドECU600は、車速センサ52およびアクセル
開度センサ54からそれぞれ車速vおよびアクセル開度
θを取得する。ハイブリッドECU600は取得した車
速vおよびアクセル開度θに基づいて図4のマップから
エンジン10および駆動用モータ20のいずれを駆動力
源として用いるか決定する。車速0からの0発進時に
は、通常、車速vおよびアクセル開度θの交点はEV走
行域に存在するので、ハイブリッドECU600は駆動
用モータ20を駆動力源として決定すると共に、油圧回
路36に対してギヤポジションを1stに設定するよう
指令を送る。ハイブリッドECU600は、入力クラッ
チ18を解放させてエンジン10を動力伝達系から切り
離す。ハイブリッドECU600は、切替スイッチ24
0を制御してインバータ220からの電力供給線と駆動
用モータ20のステータ22とを接続させる。ハイブリ
ッドECU600は、インバータ220を制御してアク
セル開度θおよび車速vから求めた要求出力を駆動用モ
ータ20に出力させる。あるいは、燃料電池200の運
転状態が不安定な場合には、切替スイッチ240を制御
してインバータ230からの電力供給線と駆動用モータ
20のステータ22とを接続させる。ハイブリッドEC
U600は、インバータ230を制御してアクセル開度
θおよび車速vから求めた要求出力を駆動用モータ20
に出力させる。車両発進後、EV走行域内で車速が上昇
するに連れ、ハイブリッドECU600は最適なギヤポ
ジションを逐次算出し、油圧回路36を介して算出した
ギヤポジションを実現する。
【0050】EV走行時には補機13は補機駆動用モー
タ16によって駆動されている。ハイブリッドECU6
00は、電磁式クラッチ15を解放させてエンジン10
を補機駆動系から遮断し、切替スイッチ240を制御し
てインバータ220からの電力供給線と補機駆動用モー
タ16の電力入力線とを接続する。必要に応じてバッテ
リ210が電源として用いられる点は駆動用モータ20
の場合と同様である。
【0051】車速vまたはアクセル開度θのいずれか一
方がEV走行域を外れると、すなわち、エンジン走行域
に入るとハイブリッドECU600は駆動用モータ20
からエンジン10への駆動力源の切り換えを決定する。
この決定と共にハイブリッドECU600は、補機駆動
用モータ16を一旦停止させて電磁式クラッチ15をオ
ン(継合)してクランクシャフト11と補機駆動用モー
タ16とをタイミングベルト14を介して連結する。ハ
イブリッドECU600は、補機駆動用モータ16を駆
動してエンジン回転数を始動時回転数まで上昇させ、エ
ンジンECU610に対して始動制御を要求する。エン
ジンECU610は要求に応じてインジェクタ12、イ
グナイタ(図示せず)等を制御してエンジン10の爆発
燃焼を開始させる。ハイブリッドECU600は、エン
ジン10の完爆を検出した後、入力クラッチ18をオン
してトルクコンバータ30および5速AT35を介して
クランクシャフト11とドライブシャフト40とを連結
する。この状態では、エンジン10の出力はトルクコン
バータ30にて増幅され、5速AT35によって最適な
速度に減速されたのちドライブシャフト40に伝達され
る。
【0052】ハイブリッドECU600は、入力クラッ
チ18を継合させた後、エンジンECU610に対して
アクセル開度θおよび車速vから求めた車両要求出力の
出力を要求する。エンジンECU610は、ハイブリッ
ドECU600からの要求に基づいて、インジェクタ1
2、イグナイタ(図示せず)等を制御してエンジン10
の運転状態を制御する。ハイブリッドECU600は、
車速vおよびアクセル開度θに基づいて最適なギヤポジ
ションを算出し、油圧回路36を介して算出したギヤポ
ジションを実現する。なお、エンジン走行時であっても
車両要求出力の変動量が大きな場合、ハイブリッドEC
U600は駆動用モータ20を作動させて必要なアシス
ト出力を出力させる。
【0053】エンジン走行時には、補機13はエンジン
10の駆動力によって駆動される。すなわち、クランク
シャフト11から出力された駆動力はタイミングベルト
14を介して補機13に伝達される。
【0054】ハイブリッドECU600はSOCセンサ
57から得られるSOCの値が下限しきい値を下回った
場合には、EV走行時およびエンジン走行時に関わりな
く切替スイッチ240を制御してインバータ220とイ
ンバータ230を接続させてバッテリ210の充電を行
うことができる。
【0055】続いて、第1実施例に係る運転状態報知装
置の作用について図5〜図11を参照して説明する。図
5は第1実施例に係る運転状態報知装置の報知動作のう
ちEV走行状態からエンジン走行状態への切り換え時に
実行される制御ルーチンを示すフローチャートである。
図6はガソリン残量Fgの判定に用いられるマップを示
す説明図である。図7はエンジン走行モードを示すディ
スプレイ70の表示画面の一例である。図8はガソリン
欠時EV走行モードを示すディスプレイ70の表示画面
の一例である。図9は第1実施例に係る運転状態報知装
置の報知動作のうちエンジン走行状態からEV走行状態
への切り換え時に実行される制御ルーチンを示すフロー
チャートである。図10はメタノール欠時エンジン走行
モードを示すディスプレイ70の表示画面の一例であ
る。図11はEV走行モードを示すディスプレイ70の
表示画面の一例である。
【0056】先ず、EV走行状態からエンジン走行状態
への切り換え時に実行される制御について説明する。本
制御ルーチンは、説明を省略するEV走行メインルーチ
ン実行中に、例えば、8ms毎に実行される。本制御ル
ーチンが開始すると、ハイブリッドECU600は、ア
クセル開度センサ54および車速センサ52からそれぞ
れアクセル開度θおよび車速vを取得する(ステップS
100)。ハイブリッドECU600は、取得したアク
セル開度θおよび車速vに基づき既述の図4に示すマッ
プを参照してEV走行からエンジン走行への切換タイミ
ングが発生しているか否かを判定する(ステップS11
0)。ハイブリッドECU600は、切換タイミングが
発生していないと判定した場合には(ステップS11
0:No)、メインルーチンに戻る。なお、本制御ルー
チン開始時にはバッテリ210を電源としてEV走行し
ているものとする。
【0057】ハイブリッドECU600は、切換タイミ
ングが発生していると判定した場合には(ステップS1
10:Yes)、図6のマップに基づいてガソリン残量
センサ55から取得したガソリン残量Fgremが第1残
量しきい値Fgref1よりも小さいか否かを判定する
(ステップS120)。図6において、各しきい値は実
践にて示すようにガソリン消費率に対して独立であって
も良く、あるいは、破線にて示すようにガソリン消費率
を反映しても良い。ここで、ガソリン消費率とは単位距
離当たりあるいは単位時間当たりのガソリン消費量を意
味する。このように、ガソリン消費率の高い領域では各
しきい値を高くすることでより適切なガソリン残量Fg
remの管理を実行することができる。なお、第1残量し
きい値Fgref1は従来のガソリン切れに相当する残量
であり、例えば、ガソリンの残量が5リットル程度の残
量を意味する。ハイブリッドECU600は、ガソリン
残量Fgremが第1残量しきい値Fgref1以上であると
判定した場合には(ステップS120:No)、エンジ
ンECU610に対してエンジン始動要求を送信する
(ステップS130)。エンジンECU610は、上述
した手順にてエンジン10を始動させて、要求されてい
る車両出力を出力するようエンジン10の運転状態を制
御する。ハイブリッドECU600は、ディスプレイ駆
動回路71に対して通常時のエンジン走行(エンジン走
行モード)に対応する画面をディスプレイ70上に表示
するよう要求し(ステップS140)、メインルーチン
に戻る。ディスプレイ駆動回路71は、図7に示すよう
に、駆動力源であるエンジン10を示す領域Egを点灯
させ、ドライブシャフト23、車軸42および車輪43
を示す領域Ds、Ax、Whを動力伝達方向に明滅させ
る。
【0058】一方、ハイブリッドECU600は、ステ
ップS120にてガソリン残量Fgrefが第1残量しき
い値Fgref1未満であると判定した場合には(ステッ
プS120:Yes)、電源をバッテリ210から燃料
電池200に切り換え駆動用モータ20を駆動力源とす
るEV走行を継続する(ステップS150)。すなわ
ち、本第1実施例では、ガソリン残量Fgrefが第1残
量しきい値Fgref1未満の場合には、EV走行からエ
ンジン走行への切り替えタイミングであってもEV走行
を継続する。ハイブリッドECU600は、ディスプレ
イ駆動回路71に対してガソリン残量切れ時におけるモ
ータ走行(ガソリン完欠時EV走行モード)に対応する
画面をディスプレイ70上に表示するよう要求し(ステ
ップS160)、メインルーチンに戻る。ディスプレイ
駆動回路71は、図8に示すように、駆動力源である駆
動用モータ20を示す領域Mgを点灯させ、バッテリを
示す領域Btを消灯して電源である燃料電池を示す領域
Fcを点灯させ、ドライブシャフト23、車軸42およ
び車輪43を示す領域Ds、Ax、Whを動力伝達方向
に明滅させる。また、ガソリン残量が第1残量しきい値
Fgref1未満であり、燃料補給を促すためにガソリン
切れ表示領域Fgを点滅させる(ハッチング表示は点滅
を意味するものとする。以下の説明においても同様)。
【0059】次に、図9を参照してエンジン走行状態か
らEV走行状態への切り換えタイミング時に実行される
運転状態報知装置の作用について説明する。本制御ルー
チンは、説明を省略するガソリン走行メインルーチン実
行中に、例えば、8ms毎に実行される。本制御ルーチ
ンが開始すると、ハイブリッドECU600は、アクセ
ル開度センサ54および車速センサ52からそれぞれア
クセル開度θおよび車速vを取得する(ステップS20
0)。ハイブリッドECU600は、取得したアクセル
開度θおよび車速vに基づき既述の図4に示すマップを
参照してガソリン走行からEV走行への切換タイミング
が発生しているか否かを判定する(ステップS21
0)。ハイブリッドECU600は、切換タイミングが
発生していないと判定した場合には(ステップS21
0:No)、メインルーチンに戻る。
【0060】ハイブリッドECU600は、切換タイミ
ングが発生していると判定した場合には(ステップS2
10:Yes)、メタノール残量センサ55から取得し
たメタノール残量Fmremがメタノール残量しきい値F
mrefよりも小さいか否かを判定する(ステップS22
0)。ここで、メタノール残量しきい値Fmrefは、ま
もなくメタノールが残量切れとなることを意味する量で
あり、例えば、メタノールの残量が5リットル程度の残
量を意味する。ハイブリッドECU600は、メタノー
ル残量Fmremがメタノール残量しきい値Fmref未満で
あると判定した場合には(ステップS220:No)、
エンジンECU610に対して運転の継続を要求する
(ステップS230)。エンジンECU610は、要求
されている車両出力を出力するようエンジン10の運転
状態を制御する。すなわち、本第1実施例では、メタノ
ール残量Fmrefがメタノール残量しきい値Fmref未満
の場合には、エンジン走行からEV走行への切り替えタ
イミングであってもガソリン走行を継続する。
【0061】ハイブリッドECU600は、ディスプレ
イ駆動回路71に対してメタノール残量切れ時における
エンジン走行(メタノール欠時エンジン走行モード)に
対応する画面をディスプレイ70上に表示するよう要求
し(ステップS240)、メインルーチンに戻る。ディ
スプレイ駆動回路71は、図10に示すように、駆動力
源であるエンジン10を示す領域Egを点灯させ、ドラ
イブシャフト23、車軸42および車輪43を示す領域
Ds、Ax、Whを動力伝達方向に明滅させる。また、
メタノール残量Fmremがメタノール残量しきい値Fmr
ef未満であり、燃料補給を促すためにメタノール切れ表
示領域Fmを点滅させる。
【0062】一方、ハイブリッドECU600は、ステ
ップS220にてメタノール残量Fmrefがメタノール
残量しきい値Fmref以上であると判定した場合には
(ステップS220:Yes)、燃料電池200を電源
とするEV走行を実行するために駆動用モータ20を作
動させる(ステップS250)。ハイブリッドECU6
00は、ディスプレイ駆動回路71に対して通常のモー
タ走行(EV走行モード)に対応する画面をディスプレ
イ70上に表示するよう要求し(ステップS260)、
メインルーチンに戻る。ディスプレイ駆動回路71は、
図11に示すように、駆動力源の切替に対応してエンジ
ン10を示す領域Egを消灯して駆動用モータ20を示
す領域Mgを点灯させる。また、ディスプレイ駆動回路
71は、電源である燃料電池を示す領域Fcを点灯さ
せ、ドライブシャフト23、車軸42および車輪43を
示す領域Ds、Ax、Whを動力伝達方向に点滅させ
る。
【0063】このように、車両の運転情報の中で現在の
駆動力源、電源、ならびに、動力伝達経路がディスプレ
イ70上に表示されるので、運転者は運転状態を容易に
把握することができる。また、ガソリンまたはメタノー
ルの補給を促すためにガソリン切れ表示領域Fgまたは
メタノール切れ表示領域Fmを点滅させるので、運転者
し対して燃料不足を明確に報知することができる。すな
わち、上記構成のハイブリッド車両では、ガソリンまた
はメタノールのいずれか一方がやがて燃料切れとなる運
転状態にあっても運転可能なエンジン10または駆動用
モータ20によって走行を継続することができるが、か
かる状態下では通常のハイブリッド制御を実行すること
ができない。また、運転者に対しても現在の運転状態が
通常のハイブリッド制御下にあるのか、あるいは、燃料
不足に起因して一時的に採られている運転状態なのかを
報知することができる。
【0064】・第2の実施例 次に、本発明に係る運転状態報知装置の第2の実施例に
ついて図12〜図15を参照して説明する。図12は第
2実施例に係る運転状態報知装置にて運転状態を報知す
るために実行される制御ルーチンを示すフローチャート
である。図13はガソリン残量Fgremを管理して駆動
力源を決定するための制御ルーチンを示すフローチャー
トである。図14は第2実施例におけるガソリン欠時E
V走行モードを示すディスプレイ70の表示画面の一例
を示す説明図である。図15はメタノール残量Fmrem
を管理して駆動力源を決定するための制御ルーチンを示
すフローチャートである。なお、第2実施例に係る運転
状態報知装置および運転状態報知装置が用いられ得る車
両の構成は、第1実施例において説明した各構成を同様
なので同一の構成には同一の符号を付してその説明を省
略する。
【0065】第2の実施例では、駆動力源の切り換えに
際して、エンジン10のトルクと駆動用モータ20のト
ルクのトルク差に基づいて駆動力源の切換タイミングを
遅延させることを特徴とする。
【0066】先ず、ガソリン残量Fgremを管理する制
御について主にエンジン走行状態からEV走行状態への
切り換えを念頭において説明する。本制御ルーチンは、
説明を省略するエンジン走行メインルーチン実行中に、
例えば、8ms毎に実行される。本制御ルーチンが開始
すると、ハイブリッドECU600は、アクセル開度セ
ンサ54および車速センサ52からそれぞれアクセル開
度θおよび車速vを取得する(ステップS300)。ハ
イブリッドECU600は、取得したアクセル開度θお
よび車速vに基づき現在のエンジントルクTeを算出す
ると共に駆動用モータ20によって出力可能なモータト
ルクTmを算出する(ステップS310)。
【0067】ハイブリッドECU600は、エンジント
ルクTeとモータトルクTmとの差分トルクの絶対値が
駆動力源の切り換えによって衝撃、振動等を与えるトル
ク差Tref未満であるか否かを判定する(ステップS3
20)。すなわち、エンジン10が出力可能なトルクT
eは300Nm程であるのに対して駆動用モータ20が
出力可能なトルクTmは120Nm程度であり、エンジ
ントルクTeが200Nmであれば駆動用モータ20は
同等のトルクTmを出力し得ない。この現象は、一般的
に高車速、高アクセル開度領域で発生し、かかる場合に
駆動力源の切り換えを実行すればトルク差に起因する衝
撃、振動が発生しドライバビリティを損なう。ハイブリ
ッドECU600は、エンジントルクTeとモータトル
クTmとの差の絶対値がトルク差Tref以上であると判
定した場合には(ステップS320:No)、本制御ル
ーチンを抜けてメインルーチンに戻る。
【0068】これに対して、ハイブリッドECU600
は、エンジントルクTeとモータトルクTmとの差の絶
対値がトルク差Tref未満であると判定した場合には
(ステップS320:Yes)、次に説明する駆動力源
決定処理を実行し(ステップS330)本制御ルーチン
を抜けてメインルーチンに戻る。
【0069】駆動力源決定処理について図13を参照し
て説明する。ハイブリッドECU600は、ガソリン残
量センサ55から取得したガソリン残量Fgremが第2
残量しきい値Fgref2未満であるか否かを判定する
(ステップS3301)。ここで、第2残量しきい値F
gref2は第1残量しきい値Fgref1よりも多い残量で
あり、例えば、ガソリンの残量が10リットル程度の残
量を意味する。第2実施例ではエンジントルクTeとモ
ータトルクTmとの絶対値差がトルク差Tref以上の場
合には駆動力源の切り換えを遅延させるので、ガソリン
残量Fgの管理に余裕値を持たせることが好ましいから
である。ハイブリッドECU600は、ガソリン残量F
gremが第2残量しきい値Fgref2以上であると判定し
た場合には(ステップS3301:No)、先に取得し
たアクセル開度θおよび車速vに基づき既述の図4に示
すマップを参照して駆動力源を決定する(ステップS3
302)。ハイブリッドECU600は、決定された駆
動力源がエンジン10であるか否かを判定し(ステップ
S3303)、決定された駆動力源がエンジン10の場
合には(ステップS3303:Yes)、エンジンEC
U610に対してエンジン10の継続運転を要求する
(ステップS3304)。エンジンECU610は、要
求されている車両出力を出力するようにエンジン10の
運転状態を制御する。ハイブリッドECU600は、デ
ィスプレイ駆動回路71に対してエンジン走行モードに
対応する画面(図7参照)をディスプレイ70上に表示
するよう要求し(ステップS3305)、メインルーチ
ンに戻る。
【0070】一方、ハイブリッドECU600は、決定
された駆動力源が駆動用モータ20の場合には(ステッ
プS3303:No)、燃料電池200を電源として用
いて要求されている車両トルクを出力するEV走行を実
行するために駆動用モータ20を作動させる(ステップ
S3306)。ハイブリッドECU600は、ディスプ
レイ駆動回路71に対して図11に示すEV走行モード
に対応する画面をディスプレイ70上に表示するよう要
求し(ステップS260)、メインルーチンに戻る。
【0071】ハイブリッドECU600が、ガソリン残
量Fgremは第2残量しきい値Fgref2未満であると判
定した場合には(ステップS3301:Yes)、エン
ジン走行を禁止するフラグを立て(ステップS330
8)、燃料電池200を電源として用いて要求されてい
る車両トルクあるいは最大モータトルクを出力するEV
走行を実行するために駆動用モータ20を駆動制御する
(ステップS3309)。ハイブリッドECU600
は、ディスプレイ駆動回路71に対して図14に示すガ
ソリン残量が第2しきい値Fgref2未満の場合におけ
るモータ走行(ガソリン欠時EV走行モード)に対応す
る画面をディスプレイ70上に表示するよう要求し(ス
テップS3310)、メインルーチンに戻る。ディスプ
レイ駆動回路71は、ガソリン切れ表示領域Fgを点灯
させると共に、電源である燃料電池を示す領域Fcを点
灯させ、ドライブシャフト23、車軸42および車輪4
3を示す領域Ds、Ax、Whを動力伝達方向に明滅さ
せる。第2残量しきい値Fgref2に対応するガソリン
切れ表示領域の報知態様は、第1残量しきい値Fgref
1に対応するガソリン切れ表示領域の報知態様(点滅報
知)とは異なる。また、ガソリン走行禁止フラグは、例
えば、ガソリンタンク100に燃料が補給されガソリン
残量が第2ガソリン残量しきい値Fgref2を超えるま
でクリヤされない。
【0072】次に、メタノール残量Fmremを管理する
制御について主にEV走行状態からエンジン走行状態へ
の切り換えを念頭において図12および図15を参照し
て説明する。図15はメタノール残量Fmremを管理し
て駆動力源を決定する駆動力源決定処理を実行するため
の制御ルーチンである。本制御ルーチンは、図12の駆
動力源決定処理(ステップS330)の他の態様であ
り、ガソリン残量Fgremを管理して駆動力源を決定す
る駆動力源決定処理(図13)と同時にまたは交互に実
行され得る。なお、本制御ルーチンの構成ステップのう
ちガソリン残量Fgremを管理して駆動力源を決定する
駆動力源決定処理を実行するための制御ルーチン(図1
3)の構成ステップと同等のステップについては下1桁
に同一のステップ番号付してその説明を省略する。ま
た、前提となる制御ルーチン(図12)についても説明
を省略する。
【0073】ステップS330(図12)から本制御ル
ーチンに移行すると、ハイブリッドECU600は、メ
タノール残量センサ56から取得したメタノール残量F
mremがメタノール残量しきい値Fmref未満であるか否
かを判定する(ステップS3321)。ここで、メタノ
ール残量しきい値Fmrefは第1実施例において用いた
メタノール残量しきい値Fmrefと同義である。ハイブ
リッドECU600は、メタノール残量Fmremがメタ
ノール残量しきい値Fmref未満であると判定した場合
には(ステップS3321:Yes)、EV走行を禁止
するフラグを立て(ステップS3328)、エンジンE
CU610に対してエンジン10を始動させて要求され
ている車両トルクを出力する運転を実行するよう要求
(ステップS3329)。ハイブリッドECU600
は、ディスプレイ駆動回路71に対して図10に示すメ
タノール欠時EV走行モードに対応する画面をディスプ
レイ70上に表示するよう要求し(ステップS333
0)、メインルーチンに戻る。
【0074】これに対して、ハイブリッドECU600
がメタノール残量Fmremはメタノール残量しきい値F
mref以上であると判定した場合には(ステップS33
21:Yes)、ステップS3322〜ステップS33
27が実行される。ただし、本制御ルーチンではEV走
行状態からエンジン走行状態への切り換えを念頭におい
ているので、ステップS3324の処理はエンジン始動
処理となり、ステップS3326の処理は駆動用モータ
20の継続運転処理となる。
【0075】上記説明は、主にエンジン走行状態からE
V走行状態への切り換え、あるいは、主にEV走行状態
からエンジン走行状態への切り換えのいずれかを念頭に
おいているが、EV走行状態からエンジン走行状態への
切り換え、あるいは、エンジン走行状態からEV走行へ
の切り換えにも同様に上記説明が適用されることはいう
までもない。かかる場合には、ステップS3304およ
びステップS3306の各処理が相互に入れ替わるのみ
なので、詳細な説明は省略する。
【0076】このように、車両の運転情報の中で現在の
駆動力源、電源、ならびに、動力伝達経路がディスプレ
イ70上に表示されるので、運転者は運転状態を容易に
把握することができる。また、ガソリンの補給を促すた
めにガソリン切れ表示領域Fgを点灯させ、またはメタ
ノールの補給を促すためにメタノール切れ表示領域Fm
を点滅させるので、運転者し対して燃料不足を明確に報
知することができる。すなわち、上記構成のハイブリッ
ド車両では、ガソリンまたはメタノールのいずれか一方
がやがて燃料切れとなる運転状態にあっても運転可能な
エンジン10または駆動用モータ20によって走行を継
続することができるが、かかる状態下では通常のハイブ
リッド制御を実行することができない。
【0077】また、運転者に対しても現在の運転状態が
通常のハイブリッド制御下にあるのか、あるいは、燃料
不足に起因して一時的に採られている運転状態なのかを
報知することができる。さらに、第2実施例では、エン
ジントルクTeとモータトルクTmとの間にトルク差T
refが存在する場合には、駆動力源の切り換えを遅延さ
せるので、必ずしも運転者の要求する運転状態が直ちに
実行されない場合がある。しかしながら、ディスプレイ
70を介して運転状態を報知することにより想定してい
る運転状態と実際の運転状態との差に起因するドライバ
ビリティの低下を防止することができる。
【0078】・第3の実施例 次に、本発明に係る運転状態報知装置の第3の実施例に
ついて図16〜図19を参照して説明する。図16は第
3実施例に係る運転状態報知装置にて運転状態を報知す
るために実行される制御ルーチンを示すフローチャート
である。図17は第3実施例における駆動力源を決定す
るための制御ルーチンを示すフローチャートである。図
18はガソリン完欠時における駆動力源を決定するため
の制御ルーチンを示すフローチャートである。図19は
ガソリン要補給EV走行モードを示すディスプレイ70
の表示画面の一例である。なお、第3実施例に係る運転
状態報知装置および運転状態報知装置が用いられ得る車
両の構成は、第1実施例および第2実施例において説明
した各構成を同様なので同一の構成には同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0079】本制御ルーチンは、説明を省略するガソリ
ン走行メインルーチン実行中に、例えば、8ms毎に実
行される。すなわち、本制御ルーチンはガソリン残量F
gが第2残量しきい値Fgref2未満となった場合にE
V走行へ切り換える際に実行される制御ルーチンであ
る。本制御ルーチンが開始すると、ハイブリッドECU
600は、アクセル開度センサ54および車速センサ5
2からそれぞれアクセル開度θおよび車速vを取得する
(ステップS400)。ハイブリッドECU600は、
ガソリン残量センサ55から取得したガソリン残量Fg
remが第2残量しきい値Fgref2よりも小さいか否かを
判定する(ステップS410)。ここで、第2残量しき
い値Fgref2は第2実施例にて用いた第2残量しきい
値Fgref2と同義である。また、メタノール残量Fmr
emは十分な残量であるものとする。ハイブリッドECU
600は、ガソリン残量Fgremが第2残量しきい値F
gref2以上であると判定した場合には(ステップS4
10:No)、駆動力源決定処理を実行する(ステップ
S420)。この駆動力源決定処理の詳細については後
述する。
【0080】一方、ハイブリッドECU600がガソリ
ン残量Fgremは第2残量しきい値Fgref2未満である
と判定した場合には(ステップS410:Yes)、ハ
イブリッドECU600は、取得したアクセル開度θお
よび車速vに基づき現在のエンジントルクTeを算出す
ると共に駆動用モータ20によって出力可能なモータト
ルクTmを算出する(ステップS430)。ハイブリッ
ドECU600は、エンジントルクTeとモータトルク
Tmとの差分トルクの絶対値が駆動力源の切り換えによ
って衝撃、振動等を与えるトルク差Tref未満であるか
否かを判定する(ステップS440)。ハイブリッドE
CU600は、エンジントルクTeとモータトルクTm
との差の絶対値がトルク差Tref未満であると判定した
場合には(ステップS440:Yes)、燃料電池20
0を電源として駆動用モータ20を駆動制御し、要求さ
れている車両トルクあるいは最大トルクを出力させる。
すなわち、駆動用モータ20によって要求車両トルクを
出力可能な場合には要求車両トルクをモータトルクTm
とし、出力不可能な場合には駆動用モータ20によって
出力可能な最大のモータトルクTmを出力させる。ハイ
ブリッドECU600は、ディスプレイ駆動回路71に
対して図14に示すガソリン欠時EV走行モードに対応
する画面をディスプレイ70上に表示するよう要求し
(ステップS460)、メインルーチンに戻る。なお、
第2ガソリン切れ表示領域の報知態様は、第1残量しき
い値Fgref1とは異なる報知形態である点は第2実施
例と同様である。ガソリン欠時EV走行モードを表示す
ることにより、運転者に対して要求トルクが出力されな
いことも報知することができる。
【0081】これに対して、ハイブリッドECU600
が、エンジントルクTeとモータトルクTmとの差の絶
対値がトルク差Tref以上であると判定した場合には
(ステップS440:No)、ガソリン残量センサ55
から取得したガソリン残量Fgremが第1残量しきい値
Fgref1未満であるか否かを判定する(ステップS4
70)。ここで、第1残量しきい値Fgref1は第1実
施例にて用いた第1残量しきい値Fgref1と同義であ
る。ハイブリッドECU600は、ガソリン残量Fgre
mが第1残量しきい値Fgref1未満であると判定した場
合には(ステップS470:Yes)、駆動用モータ2
0を駆動制御し(ステップS480)。ディスプレイ駆
動回路71に対して図19に示すガソリンの補給を要求
するモータ走行(ガソリン要補給EV走行モード)に対
応する画面をディスプレイ70上に表示するよう要求し
て(ステップS490)、メインルーチンに戻る。この
運転状態は、従来のガソリンエンジン等のエンジン車両
では走行不可能な運転状態であり、燃料電池200を電
源として備えているハイブリッド車両であるために走行
し得る運転状態である。そこで、ディスプレイ駆動回路
71は、例えば、ガソリン切れを表示する領域Fgを点
滅させると共にエンジン10を表示する領域Egを点滅
させる。この結果、通常時とは異なる運転状態下にある
ことを明確に報知することができると共に、運転者に対
して早急なガソリン補給を促すことができる。
【0082】一方、ハイブリッドECU600が、ガソ
リン残量Fgremは第1残量しきい値Fgref1以上であ
ると判定した場合には(ステップS470:No)、ガ
ソリン残量切れ時における駆動力源決定処理(ガソリン
完欠時駆動力源決定処理)を実行する(ステップS50
0)。すなわち、第3実施例では、ガソリン残量Fgre
mを2段階に分けて管理し、エンジントルクTeとモー
タトルクTmとの絶対トルク差が判断値Tref以上であ
る限り、ガソリン残量Fgremが燃料切れに相当する第
1残量しきいFgref1未満となるまで駆動力源の切り
換えを遅延させる。この結果、駆動力源の切り換えに伴
うドライバビリティの低下を向上させることができる。
【0083】続いて、図17を参照して駆動力源決定処
理(ステップS420)を詳述する。本制御ルーチンが
開始すると、ハイブリッドECU600は、先に取得し
たアクセル開度θおよび車速vに基づき既述の図4に示
すマップを参照して駆動力源を決定する(ステップS4
201)。ハイブリッドECU600は、決定された駆
動力源がエンジン10であるか否かを判定し(ステップ
S4202)、決定された駆動力源がエンジン10の場
合には(ステップS4202:Yes)、エンジンEC
U610に対してエンジン10の制御(継続運転)を要
求する(ステップS4203)。エンジンECU610
は、要求されている車両出力を出力するようにエンジン
10の運転状態を制御する。ハイブリッドECU600
は、ディスプレイ駆動回路71に対してエンジン走行モ
ードに対応する画面(図7参照)をディスプレイ70上
に表示するよう要求し(ステップS4204)、メイン
ルーチンに戻る。
【0084】一方、ハイブリッドECU600は、決定
された駆動力源が駆動用モータ20の場合には(ステッ
プS4202:No)、燃料電池200を電源として用
いて要求されている車両トルクを出力するEV走行を実
行するために駆動用モータ20を制御する(ステップS
4205)。ハイブリッドECU600は、ディスプレ
イ駆動回路71に対して図11に示すEV走行モードに
対応する画面をディスプレイ70上に表示するよう要求
し(ステップS4206)、メインルーチンに戻る。
【0085】次に、図18、図20および図21を参照
してガソリン完欠時駆動力源決定処理(ステップS50
0)を詳述する。図20はガソリン完欠時エンジン走行
モードを示すディスプレイ70の表示画面の一例であ
る。図21はガソリン完欠時EV走行モードを示すディ
スプレイ70の表示画面の一例である。なお、本制御ル
ーチンのうちディスプレイ駆動回路71によりディスプ
レイ70の表示態様を指示するステップ(ステップS5
004、ステップS5006)を除く残りの各ステップ
(ステップS5001〜S5003およびS5005)
は駆動力源決定処理(図17)における構成ステップと
同一なので下一桁に同一のステップ番号を付すことでそ
の説明を簡略にする。
【0086】ハイブリッドECU600は、マップに基
づき駆動力源を決定し(ステップS5001)、エンジ
ン10が駆動力源の場合には(ステップS5002:Y
es)、エンジンECU610に対してエンジン10の
制御(継続運転)を要求する(ステップS5003)。
ハイブリッドECU600は、ディスプレイ駆動回路7
1に対してガソリン残量切れ時におけるエンジン走行モ
ード(ガソリン完欠時エンジン走行モード)に対応する
画面をディスプレイ70上に表示するよう要求し(ステ
ップS5004)、メインルーチンに戻る。ディスプレ
イ駆動回路71は、図20に示すように、エンジン10
を示す領域Egを点灯させ、ドライブシャフト23、車
軸42および車輪43を示す領域Ds、Ax、Whを動
力伝達方向に明滅させる。また、ディスプレイ駆動回路
71は、ガソリン欠を示す領域Fgを点滅させてガソリ
ン残量Fgが第1残量しきい値Fgref1未満でのエン
ジン走行であることを報知する。かかる報知によって、
運転者に対して早期のガソリン補給を促すこともでき
る。
【0087】一方、ハイブリッドECU600は、決定
された駆動力源が駆動用モータ20の場合には(ステッ
プS5002:No)、駆動用モータ20を制御し(ス
テップS5005)、ディスプレイ駆動回路71に対し
てEV走行モードに対応する画面をディスプレイ70上
に表示するよう要求し(ステップS5006)、メイン
ルーチンに戻る。ディスプレイ駆動回路71は、図21
に示すように、エンジン10を示す領域Egを消灯させ
ると共に駆動用モータ20を示す領域Mgを点灯させ、
さらに、燃料電池200を示す領域Fcを点灯させる。
また、ディスプレイ駆動回路71は、ドライブシャフト
23、車軸42および車輪43を示す領域Ds、Ax、
Whを動力伝達方向に明滅させ、ガソリン欠を示す領域
Fgを点滅させてガソリン残量Fgが第1残量しきい値
Fgref1未満でのEV走行であることを報知する。か
かる報知によって、運転者に対して要求トルクが出力さ
れないことがある旨の注意、および早期のガソリン補給
を促すことができる。
【0088】以上の構成を備える第3実施例に係る運転
状態報知装置は、第1および第2実施例によって得られ
る効果に加えて、次のような効果をもたらす。第3実施
例におけるディスプレイ駆動回路71は、第1残量しき
い値Fgref1および第2残量しきい値Fgref2を検出
した場合には、それぞれ異なる態様にて報知するので、
車両側によってドライバビリティを向上するためにガソ
リン残量Fgremが2段階に分けて管理されていても運
転者は車両の運転状態を容易に把握することができる。
すなわち、ドライバビリティと運転状態の把握容易性の
双方を両立させることができる。
【0089】なお、第3実施例ではエンジン走行かEV
走行への駆動力源の切り換えを前提として説明したが、
EV走行からエンジン走行への駆動力源の切り換えの場
合にも同様に適用され得る。また、ガソリン残量Fgre
mを2段階に分けて管理しているが、同様にしてメタノ
ール残量Fmremを2段階に分けて管理しても良い。
【0090】・第4実施例 第4実施例に係る運転状態報知装置について図22ない
し図24を参照して説明する。図22は第4実施例に係
る運転状態報知装置のディスプレイ表示処理を実行する
ための制御ルーチンを示すフローチャートである。図2
3は各表示処理に対応してディスプレイ70上に表示さ
れる情報表示形態の一例を示す説明図である。図24は
燃料消費表示処理において燃料費を算出および表示した
ディスプレイ70上の表示形態の一例を示す説明図であ
る。なお、第4実施例に係る運転状態報知装置および運
転状態報知装置が用いられ得る車両の構成は、上記各実
施例において説明した各構成を同様なので同一の構成に
は同一の符号を付してその説明を省略する。第4実施例
では、ディスプレイ70はタッチパネル70aを有する
表示装置であり、入力装置と出力装置とを兼ねている。
【0091】本制御ルーチンはイグニッションキーポジ
ションがオン位置に切り換えられると開始し、ハイブリ
ッドECU600はタッチパネル70aを介したキー入
力を待機する(ステップS500:No)。なお、ディ
スプレイ70上には、初期画面として上記各実施例にて
説明した車両運転状態を示す表示態様が表示されている
と共に、例えば、運転情報を呼び出すためのメニューキ
ー、オーディオ操作画面を呼び出すためのオーディオキ
ー、エアコン操作画面を呼び出すためのエアコンキー等
が表示されている。ハイブリッドECU600は、キー
入力がなされると(ステップS500:Yes)、入力
キーがメニューキーであるか否かを判定する(ステップ
S510)。ハイブリッドECU600は、入力キーが
メニューキーでないと判定した場合には(ステップS5
10:No)、本制御ルーチンを終了する。
【0092】ハイブリッドECU600は、入力キーが
メニューキーであると判定した場合には(ステップS5
10:Yes)、入力キーが燃料消費キーK1であるか
否かを判定する(ステップS520)。ハイブリッドE
CU600は、入力キーが燃料消費キーK1であると判
定した場合には(ステップS520:Yes)、燃料消
費表示処理を実行する(ステップS530)。
【0093】燃料消費表示処理では、例えば、図23に
示すように燃料消費量を表示する。あるいは、図24に
示すように燃料費を表示するための画面を表示する。燃
料費表示画面では、ガソリンの単価(1リットル当た
り)とメタノールの単価(1リットル当たり)がディス
プレイ70を介して入力されると、ディスプレイ駆動回
路71が入力データをハイブリッドECU600に送信
し、ハイブリッドECU600は、燃料使用比率を基に
して1km走行するために要する燃料費を算出する。入
力操作は、操作者がガソリンまたはメタノールの表示ボ
タン、数字ボタン、および実行ボタンに触れることによ
り実行される。ハイブリッドECU600は、算出結果
をディスプレイ駆動回路71を介してディスプレイ70
上に表示する。
【0094】図22に戻り説明を続けると、ハイブリッ
ドECU600は、入力キーが燃料消費キーK1でない
場合には(ステップS520:No)、入力キーが使用
比率キーK2であるか否かを判定する(ステップS54
0)。ハイブリッドECU600は、入力キーが使用比
率キーK2の場合には(ステップS540:Yes)、
使用比率表示処理を実行し(ステップS550)、ディ
スプレイ駆動回路71は、図23に示すように使用比率
をディスプレイ70上に表示させる。これに対して入力
キーが使用比率キーK2でない場合には(ステップS5
40:No)、ハイブリッドECU600は、入力キー
が燃料残量キーK3であるか否かを判定する。ハイブリ
ッドECU600は、入力キーが燃料残量キーK3の場
合には(ステップS560:Yes)、燃料残量表示処
理を実行し(ステップS570)、ディスプレイ駆動回
路71は、図23に示すように燃料残量をディスプレイ
70上に表示させる。ハイブリッドECU600は、入
力キーが燃料残量キーK3でない場合には(ステップS
560:No)、走行可能距離表示処理を実行して(ス
テップS580)、本制御ルーチンを終了する。ディス
プレイ駆動回路71は、図23に示すように走行可能距
離をディスプレイ70上に表示させる。
【0095】以上説明したように、第4実施例に係る運
転状態報知装置は、ガソリン燃料およびメタノール燃料
に関する種々の情報を操作者の要求に応じて報知するこ
とができる。エンジン10および燃料電池200(駆動
用モータ20)にて独立して消費されるガソリンおよび
メタノールの使用比率、各燃料の残量を表示し得るの
で、消費率の異なる各燃料に関する情報を容易に把握す
ることができる。また、相互に独立して消費されるガソ
リンおよびメタノールに関するコストを燃料費という態
様で表示するので、走行コストを容易に把握することが
できる。さらに、各燃料毎の走行可能距離、およびトー
タルの走行可能距離を表示し得るので、走行可能距離を
詳細に把握することができる。
【0096】以上、いくつかの実施例に基づき本発明に
係る運転状態報知装置を説明してきたが、上記した実施
例は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本
発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並び
に特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され
得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはも
ちろんである。
【0097】第1残量しきい値Fgref1と第2残量し
きい値Fgref2の上記報知態様は一例であり、両者の
報知を区別できる態様であればどのような態様であって
も良い。例えば、ディスプレイ70がカラーディスプレ
イの場合には、点灯状態に合わせて、あるいは点灯状態
に代えて、表示色を変えて報知してもよい。一般的に、
黄色、赤色といった色は注意を喚起する色であることが
認識されており、運転者に対して情報の重要度を容易に
伝達することができる。
【0098】また、上記各実施例では報知手段としてデ
ィスプレイ70を介した視覚報知を実施しているが、視
覚報知の形態としてはディスプレイ70上に表示する形
態の他に、フロントガラス上に虚像を投影する形態を含
むヘッドアップディスプレイ形態、ホログラム効果を利
用した3次元の表示形態も同様に用いられ得る、さら
に、報知の態様としては、視覚報知に限られず、例え
ば、スピーカを介した聴覚報知、嗅覚を介した嗅覚報知
を用いても良い。
【0099】また、上記各実施例におけるディスプレイ
70上の表示形態は一例に過ぎず、車両の構成、あるい
は、要求される情報に応じて適宜変更され得ることは言
うまでもない。
【0100】上記各実施例では、エンジン10の燃料と
してガソリンを、燃料電池200の燃料としてメタノー
ルを用いているが、ガソリンを共通の燃料として用いて
も良く、あるいは、軽油をエンジン10の燃料として用
いたり、水素を燃料電池の燃料として用いても良い。
【0101】上記各実施例では説明していないが、例え
ば、図25に示すように駆動用モータ表示領域Mgから
バッテリ表示領域Baへ向かう矢印を点灯させてエネル
ギ回生時には駆動用モータ20からバッテリ210に電
力が流れる状態が表示しても良い。また、バッテリ21
0の充電率が下限しきい値未満の場合には、図26に示
すように燃料電池表示領域Fcからバッテリ表示領域B
aへ向かう矢印を点灯させて燃料電池200によってバ
ッテリ210を充電している状態を表示しても良い。
【0102】上記各実施例では、ドライブシャフト表示
領域Df等といった動力伝達経路の報知態様について一
例しか挙げていないが、様々な態様を採り得ることは言
うまでもない。例えば、エンジン10から出力された駆
動力の伝達態様の表示と、駆動用モータ20から出力さ
れた駆動力の伝達態様の表示を変えて、両駆動力源1
0、20からの駆動力が合成される様子を表示するよう
にしても良い。駆動力の合成の表示態様は、例えば、エ
ンジン10からの駆動力と駆動用モータ20からの駆動
力とを並行に表示しても良く、あるいは、駆動力合成後
の表示態様を両者10、20からの駆動力の表示態様と
異なるようにしても良い。
【0103】第1実施例では、ガソリン残量のしきい値
として従来のガソリン切れに対応する第1残量しきい値
Fgref1を用いてガソリン残量を判断しているが、ガ
ソリン切れに対応する残量よりも多い、例えば、第2残
量しきい値Fgref2を用いてガソリン残量を判断して
も良い。
【0104】上記各実施例ではフロントエンジン・リア
ドライブの二輪駆動方式を例にとって説明したが、その
他の二輪駆動方式、あるいは、図27に示すように四輪
駆動方式に対しても、同様に適用し得る。四輪駆動方式
の場合には、例えば、図示するようにどの車輪に対して
どの程度の駆動力が伝達されているかを報知してもよ
い。図27の例では、前輪の二輪にはそれぞれ30%の
駆動力が伝達され、後輪の二輪にはそれぞれ20%の駆
動力が伝達されている。
【0105】また、上記各実施例では動力の伝達状態お
よび電力の伝達状態を報知する例を用いて説明したが、
電気エネルギ、機械エネルギといったエネルギの伝達状
態のみを報知しても良い。さらに、各駆動力源より出力
される出力の伝達経路を報知する他に、例えば、図27
に示すように各駆動力源により出力される出力の割合を
報知しても良い。図27に示す例では、エンジン10に
よって車両要求出力のうち80%の駆動力が、駆動用モ
ータ20によって20%の駆動力が出力されている。か
かる構成を備える場合には、例えば、エンジン10およ
び駆動用モータ20によって同時に駆動力が出力されて
いる場合であっても、エンジン10と駆動用モータ20
の出力割合を知ることができる。
【0106】さらに、上記各実施例では、車室内におけ
る車両の運転状態の報知について説明したが、車両の運
転状態を交通管理者、交通管理機関等に対して報知(発
信)するようにしても良い。かかる場合には、車両の運
転状態を通じてリアルタイムな交通情報、道路情報等を
把握することが可能となり、これら情報を反映すること
によってより適切な交通管理、道路管理等を実行するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る各実施例において共通して用いら
れ得る車両の概略構成を示すブロック図である。
【図2】各実施例において共通に用いられ得る表示装置
を中心とする運転状態報知装置の制御回路構成を示すブ
ロック図である。
【図3】制御ユニット60の入出力信号関係を示すブロ
ック図である。
【図4】車速、アクセル開度およびシフトポジションに
基づいてエンジン10および駆動用モータ20のいずれ
を駆動力源とするかを決定するために用いられるマップ
を示す説明図である。
【図5】第1実施例に係る運転状態報知装置の報知動作
のうちEV走行状態からエンジン走行状態への切り換え
時に実行される制御ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図6】ガソリン残量Fgの判定に用いられるマップを
示す説明図である。
【図7】エンジン走行モードを示すディスプレイ70の
表示画面の一例を示す説明図である。
【図8】ガソリン完欠時EV走行モードを示すディスプ
レイ70の表示画面の一例を示す説明図である。
【図9】第1実施例に係る運転状態報知装置の報知動作
のうちエンジン走行状態からEV走行状態への切り換え
時に実行される制御ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図10】メタノール欠時エンジン走行モードを示すデ
ィスプレイ70の表示画面の一例を示す説明図である。
【図11】EV走行モードを示すディスプレイ70の表
示画面の一例を示す説明図である。
【図12】第2実施例に係る運転状態報知装置にて運転
状態を報知するために実行される制御ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図13】ガソリン残量Fgremを管理して駆動力源を
決定するための制御ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図14】第2実施例におけるガソリン欠時EV走行モ
ードを示すディスプレイ70の表示画面の一例を示す説
明図である。
【図15】メタノール残量Fmremを管理して駆動力源
を決定するための制御ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図16】第3実施例に係る運転状態報知装置にて運転
状態を報知するために実行される制御ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図17】第3実施例における駆動力源を決定するため
の制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図18】ガソリン完欠時における駆動力源を決定する
ための制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図19】ガソリン要補給EV走行モードを示すディス
プレイ70の表示画面の一例を示す説明図である。
【図20】ガソリン完欠時エンジン走行モードを示すデ
ィスプレイ70の表示画面の一例を示す説明図である。
【図21】ガソリン完欠時EV走行モードを示すディス
プレイ70の表示画面の一例を示す説明図である。
【図22】第4実施例に係る運転状態報知装置のディス
プレイ表示処理を実行するための制御ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図23】各表示処理に対応してディスプレイ70上に
表示される情報表示形態の一例を示す説明図である。
【図24】燃料消費表示処理において燃料費を算出およ
び表示したディスプレイ70上の表示形態の一例を示す
説明図である。
【図25】その他の実施例におけるディスプレイ70の
表示画面の一例を示す説明図である。
【図26】その他の実施例におけるディスプレイ70の
表示画面の一例を示す説明図である。
【図27】その他の実施例におけるディスプレイ70の
表示画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…エンジン 11…クランクシャフト 12…インジェクタ 13…補機 14…タイミングベルト 15…多板式電磁式クラッチ 16…補機駆動用モータ 20…駆動用モータ 21…ロータ 22…ステータ 23…回転軸 30…トルクコンバータ 35…自動変速機(5速AT) 36…油圧回路 40…ドライブシャフト 41…ディファレンシャルギヤ 42…車軸 43…車輪 50…エンジン回転数センサ 51…レゾルバ 52…車速センサ 53…シフトポジションセンサ 54…アクセル開度センサ 55…ガソリン残量センサ 56…メタノール残量センサ 57…SOCセンサ 60…制御ユニット 70…ディスプレイ 70a…タッチパネル 71…ディスプレイ駆動回路 100…ガソリンタンク 110…メタノールタンク 200…燃料電池 210…バッテリ 220…インバータ 230…インバータ 600…ハイブリッドECU 610…エンジンECU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 8/04 B60K 9/00 E

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料の燃焼により駆動力を発生させる熱機
    関と少なくとも燃料電池を電源とする電動機とを駆動力
    源として備える車両の運転状態を報知する装置であっ
    て、 前記燃料電池、前記熱機関および前記電動機のエネルギ
    情報を報知するエネルギ情報報知手段を備える運転状態
    報知装置。
  2. 【請求項2】燃料の燃焼により駆動力を発生させる熱機
    関と少なくとも燃料電池を電源とする電動機とを駆動力
    源として備える車両の運転状態を報知する装置であっ
    て、 前記燃料電池が有する電力、前記熱機関の出力、および
    前記電動機の出力の伝達状態を報知する伝達状態報知手
    段を備える運転状態報知装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の運転状態報知装置におい
    て、 前記車両はさらに二次電池を電源として備え、 前記伝達状態報知手段はさらに、二次電池が有する電力
    の伝達状態を報知することを特徴とする運転状態報知装
    置。
  4. 【請求項4】燃料の燃焼により駆動力を発生させる熱機
    関と少なくとも燃料電池を電源とする電動機とを駆動力
    源として備える車両の運転状態を報知する装置であっ
    て、 前記電動機および前記熱機関のうち駆動力源として運転
    されている駆動力源を報知する駆動力源報知手段と、 前記運転されている駆動力源から車輪への動力伝達経路
    を報知する動力伝達経路報知手段とを備える運転状態報
    知装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の運転状態報知装置におい
    て、 前記車両はさらに二次電池を電源として備え、 前記運転状態報知装置は前記燃料電池および前記二次電
    池のうち前記電動機に電力を供給している電源を報知す
    る電源報知手段を備えることを特徴とする運転状態報知
    装置。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の運転状態報知装置はさら
    に、 前記熱機関用の燃料量が燃料切れに対応する第1残量よ
    り多い第2残量を下回った際に前記熱機関用燃料量が前
    記第2残量である旨を報知する熱機関用燃料残量報知手
    段を備えることを特徴とする運転状態報知装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の運転状態報知装置におい
    て、 前記熱機関残量報知手段は、前記熱機関用燃料量が前記
    第2残量を超えるまで前記熱機関用燃料量が前記第2残
    量未満であることを継続して報知することを特徴とする
    運転状態報知装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の運転状態報知装置におい
    て、 前記熱機関用燃料が前記第1残量を下回った際に前記熱
    機関用燃料残量報知手段による報知とは異なる態様にて
    前記熱機関用燃料量が第1残量である旨を報知する熱機
    関用燃料残量警告手段を備えることを特徴とする運転状
    態報知装置。
  9. 【請求項9】請求項4ないし請求項8のいずれか1の請
    求項に記載の運転状態報知装置において、 前記燃料電池用の燃料量が燃料切れに対応する燃料量を
    下回った際に前記燃料電池用燃量が燃料切れである旨を
    報知する燃料電池用燃料切れ報知手段を備えることを特
    徴とする運転状態報知装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の運転状態報知装置にお
    いて、 前記熱機関用燃料と前記燃料電池用燃料とは異なる燃料
    であることを特徴とする運転状態報知装置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の運転状態報知装置に
    おいて、 前記燃料電池用燃料切れ報知手段は、前記熱機関用燃料
    残量報知手段または前記熱機関用燃料残量警告手段の近
    傍に表示されることを特徴とする運転状態報知装置。
  12. 【請求項12】請求項4に記載の運転状態報知装置はさ
    らに、 前記熱機関用燃料量および燃料電池用燃料量に基づいて
    走行可能距離を報知する走行可能距離報知手段を備える
    ことを特徴とする運転状態報知装置。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の運転状態報知装置に
    おいて、 前記熱機関用燃料と前記燃料電池用燃料とは異なる燃料
    であることを特徴とする運転状態報知装置。
  14. 【請求項14】請求項12または請求項13に記載の運
    転状態報知装置において、 前記走行可能距離報知手段は、前記熱機関用燃料量に基
    づいて前記熱機関のみで走行可能な距離と、前記燃料電
    池燃料量に基づいて前記電動機のみで走行可能な距離の
    うち少なくともいずれか一方を報知することを特徴とす
    る運転状態報知装置。
  15. 【請求項15】請求項13に記載の運転状態報知装置は
    さらに、 前記熱機関用燃料量と前記燃料電池用燃料量との使用比
    率を報知する燃料使用比率報知手段を備えることを特徴
    とする運転状態報知装置。
  16. 【請求項16】請求項15に記載の運転状態報知装置は
    さらに、 前記熱機関用燃料および前記燃料電池用燃料の少なくと
    もいずれか一方の燃料単価を入力する入力手段を備え、 前記使用比率および前記入力された燃料単価に基づいて
    走行距離に対する費用を報知する走行費用報知手段を備
    えることを特徴とする運転状態報知装置。
  17. 【請求項17】燃料の燃焼により駆動力を得る熱機関と
    少なくとも燃料電池を電源として電力により駆動力を得
    る電動機とを駆動力源として備える車両の運転状態報知
    装置であって、 前記熱機関を示す熱機関表示領域と、 前記熱機関表示領域と直列に配置されている前記電動機
    を示す電動機表示領域と、 前記燃料電池を示す燃料電池表示領域と、 前記燃料電池表示領域と直列に配置されている二次電池
    を示す二次電池表示領域とを備え、 前記燃料電池表示領域および前記二次電池表示領域は、
    前記熱機関表示領域と前記電動機表示領域とによって形
    成される配列に対して交差するように配置されている運
    転状態報知装置。
  18. 【請求項18】請求項17に記載の運転状態報知装置は
    さらに、 前記熱機関表示領域の近傍に配置されていると共に、前
    記熱機関用の燃料量に関する情報を表示する熱機関用燃
    料情報表示領域と、 前記燃料電池表示領域の近傍に配置されていると共に、
    前記燃料電池用の燃料量に関する情報を表示する燃料電
    池用燃料情報表示領域とを備えることを特徴とする運転
    状態報知装置。
  19. 【請求項19】燃料の燃焼により駆動力を得る熱機関と
    少なくとも燃料電池を電源として電力により駆動力を得
    る電動機とを駆動力源として備える車両の運転状態報知
    装置であって、 前記熱機関を示す熱機関表示領域と、 前記熱機関表示領域と直列に配置されていると共に前記
    電動機を示す電動機表示領域と、 前記電動機表示領域と直列に配置されていると共に車輪
    を示す車輪表示領域と、 熱機関表示領域と電動機表示領域、電動機表示領域と車
    輪表示領域とをそれぞれ結ぶと共に駆動力の伝達状態を
    示す動力伝達表示領域と、 前記動力伝達表示領域により区画形成される2つの領域
    の内、一の領域に配置されている燃料電池を表示する燃
    料電池表示領域と、 前記2つの領域の内、他の領域に配置されている二次電
    池を表示する二次電池表示領域とを備える運転状態報知
    装置。
  20. 【請求項20】請求項19に記載の運転状態報知装置は
    さらに、 前記熱機関表示領域の近傍に配置されていると共に、前
    記熱機関用の燃料量に関する情報を表示する熱機関用燃
    料情報表示領域と、 前記燃料電池表示領域の近傍に配置されていると共に、
    前記燃料電池用の燃料量に関する情報を表示する燃料電
    池用燃料情報表示領域とを備えることを特徴とする運転
    状態報知装置。
  21. 【請求項21】燃料の燃焼により駆動力を得る熱機関と
    少なくとも燃料電池を電源とする電動機とを駆動力源に
    備える車両であって、 前記電動機の運転状態を管理する電動機管理手段と、 前記熱機関の運転状態を管理する熱機関管理手段と、 前記電動機管理手段、および前記熱機関管理手段からの
    情報を反映して車両の運転状態を報知する運転状態報知
    手段とを備える車両。
  22. 【請求項22】請求項21に記載の車両はさらに、 二次電池を電源として備え、 前記電動機管理手段は前記燃料電池および前記二次電池
    の少なくともいずれか一方を電源として使用し、 前記運転状態報知手段は前記電動機管理手段によって使
    用されている電源を報知することを特徴とする車両。
  23. 【請求項23】請求項21に記載の車両において、 前記熱機関管理手段は熱機関用燃料量を検出し、 前記運転状態報知手段は、前記熱機関管理手段が燃料切
    れに対応する第1残量より多い第2残量を検出した際に
    は、前記熱機関用燃料量が前記第2残量である旨を報知
    することを特徴とする車両。
  24. 【請求項24】請求項23に記載の車両において、 前記運転状態報知手段は前記熱機関用燃料量が前記第2
    残量を超えるまで前記熱機関用燃料量が前記第2残量未
    満であることの報知を継続することを特徴とする車両。
  25. 【請求項25】請求項24に記載の車両において、 前記運転状態報知手段は前記熱機関管理手段が前記第1
    残量を検知した際には、前記第2残量をである旨を報知
    した際の態様とは異なる態様にて前記熱機関燃料量が第
    1残量である旨を報知することを特徴とする車両。
  26. 【請求項26】請求項22に記載の車両において、 前記電動機管理手段は燃料電池用燃料量を検出し、 前記運転状態報知手段は、前記電動機管理手段が前記燃
    料電池用燃料の燃料切れに対応する燃料電池燃料切れ残
    量を検知した際には、前記燃料電池用燃量が燃料切れで
    ある旨を報知することを特徴とする車両。
  27. 【請求項27】請求項26に記載の車両において、 前記熱機関用燃料と前記燃料電池用燃料とは異なる燃料
    であることを特徴とする車両。
  28. 【請求項28】請求項27に記載の車両において、 前記運転状態報知手段は前記第1残量の報知または前記
    第2残量の報知と同時に前記燃焼電池用燃料の燃料切れ
    を報知することを特徴とする車両。
  29. 【請求項29】請求項21に記載の車両において、 前記熱機関管理手段は熱機関用燃料量を検出し、 前記電動機管理手段は燃料電池用燃料量を検出し、 前記運転状態報知手段は前記検出された熱機関燃料量お
    よび燃料電池用燃料量に基づいて走行可能距離を報知す
    ることを特徴とする車両。
  30. 【請求項30】請求項29に記載の車両において、 前記熱機関用燃料と前記燃料電池用燃料とは異なる燃料
    であることを特徴とする車両。
  31. 【請求項31】請求項29または請求項30に記載の車
    両において、 前記運転状態報知手段は、前記検出された熱機関燃料量
    に基づいて前記熱機関のみで走行可能な距離と、前記検
    出された燃料電池燃料量に基づいて前記電動機のみで走
    行可能な距離のうち少なくともいずれか一方を報知する
    ことを特徴とする車両。
  32. 【請求項32】請求項30に記載の車両において、 前記運転状態報知手段は前記熱機関用燃料量と前記燃料
    電池用燃料量との使用比率を報知することを特徴とする
    車両。
  33. 【請求項33】請求項32に記載の車両はさらに、 前記熱機関用燃料および前記燃料電池用燃料の少なくと
    もいずれか一方の燃料単価を入力する入力手段を備え、 前記運転状態報知手段は前記使用比率および入力された
    燃料単価に基づいて走行距離に対する費用を報知するこ
    とを特徴とする車両。
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