JP2001230506A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2001230506A
JP2001230506A JP2000036081A JP2000036081A JP2001230506A JP 2001230506 A JP2001230506 A JP 2001230506A JP 2000036081 A JP2000036081 A JP 2000036081A JP 2000036081 A JP2000036081 A JP 2000036081A JP 2001230506 A JP2001230506 A JP 2001230506A
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circuit board
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boards
printed
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Kinwai Ryu
欽わい 劉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストが安く、精度の高いプリント基板
の位置決めを可能とし、製造作業を簡単に行なえるよう
にし、プリント基板の大型化を防止する。 【解決手段】 相互に接続すべき少なくとも1つの接続
端子をそれぞれ有する複数のプリント基板を接続する構
造において、プリント基板のうち一方のプリント基板3
の少なくとも1つの接続端子の端部に突起部3eを形成
する一方、他方のプリント基板2の接続端子の端部領域
に挿入口2dを形成する。また、プリント基板3の接続
端子配置部3aには回転防止用の保持部3fを形成す
る。突起部3eを挿入口2dに挿入し、保持部3fをプ
リント基板2の端縁に係止し、両基板を位置決めし、接
続端子どうしを半田付けする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相互に接続すべき
少なくとも1つの接続端子をそれぞれ有する複数のプリ
ント基板を有する電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント基板は、カメラやビデオカメラ
などの、種々の電子機器に用いられている。近年ではこ
れらの機器の機能が高度化しており、搭載される電気回
路も複雑化しているために、プリント基板も複数に分け
て組み込む場合が多くなっている。また、限定されたス
ペースの中で回路を実装するために、プリント基板とし
てはいわゆるフレキシブルプリント基板などと呼ばれる
薄型かつ変形可能なものを用いる構成も多い。
【0003】図6は、この種の従来のプリント基板どう
しを接続する構造を示したものである。ここでは、プリ
ント基板が実装される機器の一例としてカメラを考え
る。図6において、第1のプリント基板12がカメラ本
体14に配置されており、この第1のプリント基板12
の上に第2のプリント基板13が重畳した2階建て構造
となっている。
【0004】そして、プリント基板同士間でお互い電気
的に接続可能にするため、プリント基板12、13のそ
れぞれの接続端子12a、13bを半田17により相互
に接続している。半田17は接続部位の上で直接に加熱
し溶融させ、両接続端子12a、13bを互いに接合さ
せて電気的な接続を形成する。
【0005】プリント基板12、13の接続端子12
a、13bは、あらかじめフォトレジストなどの手法に
より、相互接続のためにそれぞれの基板上に等間隔で形
成されている。
【0006】したがって、接続端子12a、13bの位
置を互いに正確に合致させるために、たとえば図示のよ
うな位置決め穴と支持ピンを用いる構造が用いられる。
【0007】すなわち、第2のプリント基板13端部の
接続端子が配列された接続端子配置部13cの両端には
位置決め穴13aを設け、また、第1のプリント基板1
2にも同じ位置に位置決め穴を設ける。プリント基板1
2、13のこれらの位置決め穴を、カメラ本体14から
突出した支持ピン14aが貫通することにより接続端子
12a、13bの相互位置が決定される。
【0008】また、支持ピン14aによる位置決め穴1
3aの破断を未然に防止するために、該位置決め穴13
aの周囲に補強パターン13dを形成しておく。プリン
ト基板12側の不図示の位置決め穴にも同様の補強パタ
ーンが形成される。
【0009】図7はプリント基板の接続端子どうしを位
置決めするための異なる従来構造を示したものである。
このような構造は、たとえば実公昭61−16708号
公報に開示されており、プリント基板15の挿入部をあ
らかじめ所定角度折曲げて折曲部15aを形成し、この
折曲部15aをリジット基板16の長孔16aに挿入し
て端部の端子を半田付し、また、プリント基板15の中
間部をリジット基板16の切込部16bに折り返して挿
入し、保護部材を用いることなくプリント基板15を保
持する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のうち図6の従来
構造では、接続される両基板の接続端子をお互いに正確
に合致させるように、接続端子が配置されている接続端
子配置部については平坦度が必要である。ところが、補
強パターンを周囲に形成してあるプリント基板12、1
3の位置決め穴は、カバーレイ及び補強パターンの厚み
だけ接続端子配置部よりも厚くなってしまうため、上記
の平坦度を得るため、プリント基板12、13の位置決
め穴は該接続配置部からかなり離れた位置に設ける必要
があり、このために相互接合部の必要面積が大きくなっ
てしまい、プリント基板の大型化を招く、という問題が
あった。
【0011】また、図7の従来構造では、両プリント基
板の接続端子部を互いに接合させるように、一方の基板
(図7の16)に長孔16aを設置することが必要とな
り、また、この長孔16aを設ける基板はリジットであ
る必要がある。また、長孔16aを設けることにより、
基板上の信号パターンの引き回しが難しくなり、また、
信号パターンの引き回しのために長孔16a以外のスペ
ースを利用しなければならないから、結局プリント基板
の面積が大きくなってしまう問題がある。また、図7の
構造では、両プリント基板の接続端子部を互いに接合す
るために、プリント基板の先端部に折曲部を形成する必
要があり、この折曲部のために通常のプリント基板より
も変形に対する耐性、信頼性が求められ、製造コストも
高くなるという欠点があった。
【0012】本発明の課題は、上記の問題を解決し、製
造コストが安く、精度の高いプリント基板の位置決めを
可能とし、製造作業を簡単に行なえるようにし、かつ、
プリント基板の大型化を防止することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、相互に接続すべき接続端子をそれ
ぞれ有する複数のプリント基板を有する電子機器におい
て、前記プリント基板のうち一方のプリント基板の少な
くとも1つの接続端子の端部に形成された突起部と、前
記プリント基板のうち他方のプリント基板の接続端子の
端部領域に形成され、前記突起部を挿入可能な挿入口と
を有する構成を採用した。
【0014】あるいはさらに、前記突起部が前記複数の
プリント基板の接続端子どうしを半田付けするための半
田部としての機能を有する構成を採用した。
【0015】あるいはさらに、前記挿入口をプリント基
板のカバーレイ無被覆領域内に設けた構成を採用した。
【0016】あるいはさらに、前記プリント基板のうち
一方のプリント基板に他方のプリント基板と係合してプ
リント基板の回転を防止する保持部を設けた構成を採用
した。
【0017】あるいはさらに、前記保持部を、プリント
基板の接続端子が配列された接続端子配置部近傍に設け
た構成を採用した。
【0018】あるいはさらに、前記保持部を、プリント
基板の接続端子が配列された接続端子配置部と離間した
位置に設けた構成を採用した。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
【0020】(第1の実施形態)図1および図2は本発
明の第1の実施形態を示している。図1は相互接続され
る2つのプリント基板を示し、図2は図1の接続部を拡
大して示したものである。
【0021】図1および図2において、符号1はカメラ
本体、2は第1のプリント基板であり、プリント基板2
はカメラ本体1に沿って配置され、不図示のビスや両面
テープなどによりカメラ本体1に固定されている。
【0022】第1のプリント基板2の周縁部には、他の
異なるプリント基板と接続するために接続端子配置部2
aが突出するように形成され、この接続端子配置部2a
には、カバーレイ無被覆領域2bが配置されている。
【0023】そして、もう一方のプリント基板3と接続
するための複数の接続端子2cのパターンは接続端子配
置部2aのカバーレイ無被覆領域2bの位置まで延長さ
れて形成されている。
【0024】また、接続端子配置部2aのカバーレイ無
被覆領域2b内に面する接続端子2cの1つの終端位置
には、挿入口2dが設けられている。この挿入口2dは
位置決め穴として機能するとともに、半田を盛って接続
端子どうしを接合するための半田付け部としても機能す
る。
【0025】ここでは挿入口2dは1つのみ設けた構造
を示しているが、任意の接続端子2cの終端近傍の位置
に少なくとも1つ以上設ければよい。
【0026】第1のプリント基板2と接続される第2の
プリント基板3は、上記の挿入口2dを用いて位置決め
される。
【0027】第2のプリント基板3の端部には、第1の
プリント基板2の接続端子配置部2aと接続するため
に、図2に示すような形状の接続端子配置部3aが形成
され、この端部領域はカバーレイ無被覆領域3bとなっ
ている。プリント基板3側の複数の接続端子3cは、カ
バーレイ無被覆領域3bの位置まで延長されて形成され
ている。
【0028】接続端子配置部3aの先端には接続端子3
cと連続して半田部3dが形成され、半田部3dの1つ
には、上記の第1のプリント基板2の挿入口2dに挿入
できるような突起部3eが形成されている。
【0029】また、接続端子配置部3aが回転しないよ
うに、接続端子配置部3aの両側面に、回転防止用の保
持部3fが形成されている。保持部3fは、図2のよう
なカギ型の爪形状であり、図1のようにプリント基板2
の端縁2eと係合可能である。
【0030】したがって、プリント基板3の突起部3e
をプリント基板2の挿入口2dに挿入することにより位
置決めを行なうことができ、また、プリント基板3の保
持部3fを図1のようにプリント基板2の端縁2eと係
合させることにより、プリント基板3の接続端子配置部
3aの回転を規制することができる。
【0031】組立作業の際には、プリント基板3の突起
部3eをプリント基板2の挿入口2dに挿入し、プリン
ト基板3の保持部3fをプリント基板2の端縁と係合さ
せることだけで、容易に両基板の接続端子2c、3cを
相互に合致させることができ、かつ、第2のプリント基
板3の接続端子配置部3aを安定し回転しない状態にす
ることができる。
【0032】また、この結合状態においては、第2のプ
リント基板3の半田部3dの位置まで延長された複数の
接続端子3cが第1のプリント基板2の複数の接続端子
2cと重畳するような2階建て構造が形成され、この状
態で接続端子2c、3c上で半田4を直接に加熱し、溶
融させることにより、両プリント基板の接続端子2c、
3cを相互に接合させて電気的に接続することができ
る。このとき、上記の挿入口2d、突起部3e、および
保持部3fの位置決め機能により、半田付け作業も容易
に行なうことができる。
【0033】以上に説明したように、本実施形態によれ
ば、第2のプリント基板3の接続端子配置部3aの先端
部に成形された突起部3eと、接続端子配置部3aの両
側面に成形された回転防止用の保持部3fとを利用し
て、両プリント基板のカバーレイ無被覆領域2b、3b
の位置決めを簡単に行なうことができ、従来のようなプ
リント基板に長孔や専用の位置決め穴は必要がなくな
り、信号パターンの引き回しが良く、信号パターンのた
めに大きな実装スペースを必要とせず、プリント基板の
小型化を図ることができる。
【0034】また、図6のような位置決め穴を用いない
ため、簡単安価に製造でき、また、接続端子部分の平坦
度を容易に得ることができ、信号パターンの引き回しも
制限されることがなく、さらに、突起部、挿入口、ある
いは回転防止用の保持部は、プリント基板と一体形成に
より簡単安価に形成でき、また、図7の従来例のように
基板の折曲に関して過剰な信頼性を必要としないので、
この意味でも製造コストは小くて済む。
【0035】(第2の実施形態)図3は本発明の第2の
実施形態を示したものであり、相互接続される2つのプ
リント基板を示している。
【0036】本実施形態における構造は、第1の実施形
態のものと類似であり、第1の実施形態に示したものと
同一の構造要素は図3においても図1と図2と同じ符号
で表示し、これらの構造要素については説明を省略する
ものとする。なお、図3では第1のプリント基板は符号
6により、第2のプリント基板は符号7により示され、
また、両基板の構成要素は上記の符号の後にアルファベ
ットを付して示してある。
【0037】図3において第1の実施形態と大きく異な
るのは、第1のプリント基板6の端縁6fの外側に突出
するように回転防止用の保持部6aを設けた点である。
【0038】プリント基板6の回転防止用の保持部6a
は、図示のようなカギ型の爪形状であり、この保持部6
aによってプリント基板7の接続端子配置部7aの両端
が保持され、回転が防止される。
【0039】その他の構造はほぼ第1実施形態と同様で
あり、図3のように、第2のプリント基板7の接続端子
配置部7aの先端に突起部7bが設けられ、この突起部
7bを第1のプリント基板6の接続端子配置部6bに設
けた挿入口6cに挿入することにより水平方向の位置決
めが行なわれる。
【0040】したがって、第2のプリント基板7の突起
部7bの一部を挿入口6cに挿入し、同時に、接続端子
配置部7aの一部を回転防止用の保持部6aによって保
持させることにより、両プリント基板6、7の接続端子
6d、7eを相互に簡単かつ確実に合致させることがで
きる。これにより、第2のプリント基板7の接続端子配
置部7aが安定し、回転しない状態となり、両プリント
基板のカバーレイ無被覆領域6e、7cの位置決めを容
易に行なうことができる。
【0041】また、この結合状態においては、第2のプ
リント基板7の半田部7dの位置まで延長された複数の
接続端子7eが第1のプリント基板6の複数の接続端子
6dと重畳するような2階建て構造が形成され、この状
態でそれぞれの接続端子6d、7e上で半田5を直接に
加熱し、半田5を溶融させることにより、両プリント基
板の接続端子6d、7eを相互に接合させて電気的に接
続することができる。
【0042】以上に説明したように、本実施形態によれ
ば、第2のプリント基板7に設けた接続端子配置部7a
の先端部に成形された突起部7bと、第1のプリント基
板6の端縁6fに成形された回転防止用の保持部6aと
を利用して、両プリント基板のカバーレイ無被覆領域6
e、7cの位置決めを簡単に行なうことができ、従来の
ようなプリント基板に長孔や専用の位置決め穴は必要が
なくなり、信号パターンの引き回しが良く、信号パター
ンのために大きな実装スペースを必要とせず、プリント
基板の小型化を図ることができる。
【0043】また、図6のような位置決め穴を用いない
ため、簡単安価に製造でき、また、接続端子部分の平坦
度を容易に得ることができ、信号パターンの引き回しも
制限されることがなく、さらに、突起部、挿入口、ある
いは回転防止用の保持部は、プリント基板と一体形成に
より簡単安価に形成でき、また、図7の従来例のように
基板の折曲に関して過剰な信頼性を必要としないので、
この意味でも製造コストは小くて済む。
【0044】(第3の実施形態)図4は本発明の第3の
実施形態を示したものであり、相互接続される2つのプ
リント基板を示している。
【0045】本実施形態における構造は第1の実施形態
のものと類似であり、第1の実施形態に示したものと同
一の構造要素は図4においても図1と図2と同じ符号で
表示し、これらの構造要素については説明を省略するも
のとする。なお、図4では第1のプリント基板は符号8
により、第2のプリント基板は符号9により示され、ま
た、両基板の構成要素は上記の符号の後にアルファベッ
トを付して示してある。
【0046】図4において、第1の実施形態と異なるの
は、第1のプリント基板8の端縁8e内側を切り欠いた
形状の保持部8aを設けた点である。
【0047】プリント基板8の回転防止用の保持部8a
は、図示のようにプリント基板8の端縁8e内側を切り
欠くようにして形成されたカギ型の爪形状であり、この
保持部8aによってプリント基板9の接続端子配置部9
aの両端が保持され、回転が防止される。
【0048】その他の構造はほぼ第1実施形態と同様で
あり、第2のプリント基板9の接続端子配置部9aの先
端に突起部9bが設けられ、この突起部9bを第1のプ
リント基板8の接続端子配置部8bに設けた挿入口8c
に挿入することにより水平方向の位置決めが行なわれ
る。
【0049】したがって、第2のプリント基板9の突起
部9bの一部を挿入口8cに挿入し、同時に、接続端子
配置部9aの一部を回転防止用の保持部8aによって保
持させることにより、両プリント基板8、9の接続端子
8d、9eを相互に簡単かつ確実に合致させることがで
きる。これにより、第2のプリント基板9の接続端子配
置部9aが安定し、回転しない状態となり、両プリント
基板のカバーレイ無被覆領域8f、9cの位置決めを容
易に行なうことができる。
【0050】また、この結合状態においては、上記第2
のプリント基板9の半田部9dの位置まで延長された複
数の接続端子9eが第1のプリント基板8の複数の接続
端子8dと重畳するような2階建て構造が形成され、こ
の状態でそれぞれの接続端子8d、9e上で半田5を直
接に加熱し、半田5を溶融させることにより、両プリン
ト基板の接続端子8d、9eを相互に接合させて電気的
に接続することができる。
【0051】以上に説明したように、本実施形態によれ
ば、第2のプリント基板9に設けた接続端子配置部9a
の先端部に成形された突起部9bと、第1のプリント基
板8の端縁8eを切り欠くように成形された回転防止用
の保持部8aとを利用して、両プリント基板のカバーレ
イ無被覆領域8f、9cの位置決めを簡単に行なうこと
ができ、従来のようなプリント基板に長孔や専用の位置
決め穴は必要がなくなり、信号パターンの引き回しが良
く、信号パターンのために大きな実装スペースを必要と
せず、プリント基板の小型化を図ることができる。
【0052】また、図6のような位置決め穴を用いない
ため、簡単安価に製造でき、また、接続端子部分の平坦
度を容易に得ることができ、信号パターンの引き回しも
制限されることがなく、さらに、突起部、挿入口、ある
いは回転防止用の保持部は、プリント基板と一体形成に
より簡単安価に形成でき、また、図7の従来例のように
基板の折曲に関して過剰な信頼性を必要としないので、
この意味でも製造コストは小くて済む。
【0053】(第4の実施形態)図5は本発明の第4の
実施形態を示したものであり、相互接続される2つのプ
リント基板を示している。
【0054】本実施形態における構造は第1の実施形態
のものと類似であり、第1の実施形態に示したものと同
一の構造要素は図5においても図1と図2と同じ符号で
表示し、これらの構造要素については説明を省略するも
のとする。なお、図5では第1のプリント基板は符号1
1により、第2のプリント基板は符号10により示さ
れ、また、両基板の構成要素は上記の符号の後にアルフ
ァベットを付して示してある。
【0055】図5において、第1実施形態(あるいは第
3実施形態)と異なるのは、第1、第2のプリント基板
11、10の重畳部位が第1〜第3の実施形態よりも大
きい、すなわち、プリント基板10がプリント基板11
のより内側に寄った位置でプリント基板11と結合され
るような構造であり、このような基本構造に対応するた
めに、第2のプリント基板10の中間部10fの両側面
に同基板の接続端子配置部10aの回転を防止する保持
部10cを設けた点にある。
【0056】保持部10cは、図示のようにプリント基
板10中間部10fの両側面に形成されたカギ型の爪形
状であり、この保持部10cによってプリント基板11
の端縁11eが保持され、回転が防止される。
【0057】その他の構造は、上記の通り、両基板の結
合位置がプリント基板11の内側に寄った位置にある以
外はほぼ第1実施形態と同様であり、接続端子配置部1
0aの先端に形成された突起部10bを第1のプリント
基板11の第1の接続端子配置部11aに設けられた挿
入口11bに挿入することにより水平方向の位置決めが
行なわれる。
【0058】したがって、第2のプリント基板10の突
起部10bを挿入口11bに挿入し、同時に、回転防止
用の保持部10cを第1のプリント基板11の端縁11
eに係合させることにより、両プリント基板11、10
の接続端子11e、10dを相互に簡単かつ確実に合致
させることができる。これにより、第2のプリント基板
10の接続端子配置部10aは安定し、回転しない状態
となり、両プリント基板のカバーレイ無被覆領域10
g、11cの位置決めを容易に行なうことができる。
【0059】また、この結合状態においては、第2のプ
リント基板10の半田部10dの位置まで延長された複
数の接続端子10eが上記第1のプリント基板11の複
数の接続端子11dと重畳するような2階建て構造が形
成され、この状態でそれぞれの接続端子10e、11d
上で半田5を直接に加熱し、半田5を溶融させることに
より、両プリント基板の接続端子10e、11dを相互
に接合させて電気的に接続することができる。
【0060】以上に説明したように、本実施形態によれ
ば、接続端子配置部10aの先端部に成形された突起部
10bと、第2のプリント基板10の中間部に成形され
た回転防止用の保持部10cとを利用して、両プリント
基板のカバーレイ無被覆領域10g、11cの位置決め
を簡単に行なうことができ、従来のようなプリント基板
に長孔や専用の位置決め穴は必要がなくなり、信号パタ
ーンの引き回しが良く、信号パターンのために大きな実
装スペースを必要とせず、プリント基板の小型化を図る
ことができる。
【0061】また、図6のような位置決め穴を用いない
ため、簡単安価に製造でき、また、接続端子部分の平坦
度を容易に得ることができ、信号パターンの引き回しも
制限されることがなく、さらに、突起部、挿入口、ある
いは回転防止用の保持部は、プリント基板と一体形成に
より簡単安価に形成でき、また、図7の従来例のように
基板の折曲に関して過剰な信頼性を必要としないので、
この意味でも製造コストは小くて済む。
【0062】以上、4つの実施形態を示したが、各実施
形態に共通の作用効果として、さらに以下のようなもの
がある。
【0063】一方のプリント基板の少なくとも1つの接
続端子の端部に突起を形成し、これを他方のプリント基
板の接続端子の端部領域に形成された挿入口に挿入する
構造であるため、挿入口の形状を小さくすることがで
き、信号パターンの引き回しが容易であり、基板の接続
端子配置部の必要面積を減らすことができる。
【0064】また、突起部がプリント基板の接続端子ど
うしを半田付けするための半田部としても機能する構造
であるので、接続端子配置部にその他の専用半田部は必
要なく、プリント基板の外形を小さくすることができ
る。
【0065】また、突起部と接続端子配置部とを一体形
成することができ、プリント基板の外形を小さくするこ
とができる。
【0066】また、カバーレイ無被覆領域内と、カバー
レイ無被覆領域内の位置まで延長された接続端子の端部
近傍に挿入口を設けることにより、挿入口の外周に専用
の補強パターンは必要がなく、カバーレイの形状も小さ
くでき、プリント基板の小型化に効果がある。
【0067】また、突起部の近傍に回転防止用保持部を
設けることにより、両プリント基板の接合部分を簡単に
位置決めすることができ、接続の信頼性も高め、接続端
子の半田付けが容易となる。
【0068】また、プリント基板の一方に回転防止用保
持部を設ける構造により、両プリント基板の接合部分を
簡単に位置決めすることができ、接続の信頼性も高め、
接続端子の半田付けが容易となる。
【0069】以上では、相互接続される2つのプリント
基板を第1/第2のプリント基板として言及したが、こ
の「第1/第2」はあくまでも便宜上のものであって、
上記の2つのプリント基板のうち一方の構成部材が他方
のプリント基板に設けられていてもよく、このような変
形は本発明を逸脱しない範囲で適宜実施することができ
るのはいうまでもない。もちろん、突起部、挿入口、あ
るいは回転防止用の保持部の数は、上記の各実施形態に
示したものに限定されることなく必要に応じて増減する
ことができる。
【0070】また、相互接続されるプリント基板が実装
される電子機器としてカメラを考えたが、相互接続され
るプリント基板が実装される電子機器であれば、本発明
の構造を実施できるのはいうまでもない。
【0071】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、相互に接続すべき接続端子をそれぞれ有する
複数のプリント基板を有する電子機器において、前記プ
リント基板のうち一方のプリント基板の少なくとも1つ
の接続端子の端部に形成された突起部と、前記プリント
基板のうち他方のプリント基板の接続端子の端部領域に
形成され、前記突起部を挿入可能な挿入口とを有する構
成を採用しているので、前記突起部を前記挿入口に挿入
することにより容易にプリント基板どうしの位置決め、
および接続作業を行なうことができ、製造コストが安
く、精度の高いプリント基板の位置決めが可能であり、
製造作業を簡単にでき、従来のようなプリント基板に長
孔や専用の位置決め穴は必要がなくなり、信号パターン
の引き回しが良く、信号パターンのために大きな実装ス
ペースを必要とせず、プリント基板の大型化を防止でき
る、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態において、相互接続さ
れる2つのプリント基板を示した斜視図である。
【図2】図1の第2のプリント基板を拡大して示した斜
視図である。
【図3】本発明の第2の実施形態において、相互接続さ
れる2つのプリント基板を示した斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施形態において、相互接続さ
れる2つのプリント基板を示した斜視図である。
【図5】本発明の第4の実施形態において、相互接続さ
れる2つのプリント基板を示した斜視図である。
【図6】従来の2つのプリント基板を相互接続する構成
を示した斜視図である。
【図7】従来の2つのプリント基板を相互接続する異な
る構成を示した斜視図である。
【符号の説明】
1、14 カメラ本体 2、6、8、11、12 第1のプリント基板 3、7、9、10、13 第2のプリント基板 2a、6b、8b、11a 接続端子配置部 7a、9a、10a カバーレイ無被覆領域 2b、3b、6e、7c カバーレイ無被覆領域 8f、9c カバーレイ無被覆領域 2c、3c、6d、7e、8d、9e、10e、11d
接続端子 2d、6c、8c、11b 挿入口 2e、6f、8e、11e 端縁 3d、7d、9d、10d 半田部 3e、7b、9b、10b 突起部 3f、6a、8a、10c 保持部 4、5、17 半田 10f 中間部 12a、13b 接続端子 13a 位置決め穴 13c 接続端子配置部 13d 補強パターン 14a 支持ピン 15 プリント基板 15a 折曲部 16 リジット基板 16a 長孔 16b 切込部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に接続すべき接続端子をそれぞれ有
    する複数のプリント基板を有する電子機器において、 前記プリント基板のうち一方のプリント基板の少なくと
    も1つの接続端子の端部に形成された突起部と、 前記プリント基板のうち他方のプリント基板の接続端子
    の端部領域に形成され、前記突起部を挿入可能な挿入口
    とを有することを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記突起部が前記複数のプリント基板の
    接続端子どうしを半田付けするための半田部としての機
    能を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機
    器。
  3. 【請求項3】 前記挿入口をプリント基板のカバーレイ
    無被覆領域内に設けたことを特徴とする請求項1に記載
    の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記プリント基板のうち一方のプリント
    基板に他方のプリント基板と係合してプリント基板の回
    転を防止する保持部を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 前記保持部を、プリント基板の接続端子
    が配列された接続端子配置部近傍に設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 前記保持部を、プリント基板の接続端子
    が配列された接続端子配置部と離間した位置に設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7365683B2 (en) 2003-03-14 2008-04-29 Lg Electronics Inc. Active smart antenna system and fabrication method thereof
US10120209B2 (en) 2015-09-18 2018-11-06 Fujitsu Optical Components Limited Optical transmission device and optical module

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