JP2001230500A - GaN/AlGaNまたはAlGaN/AlGaN量子井戸構造の形成方法 - Google Patents

GaN/AlGaNまたはAlGaN/AlGaN量子井戸構造の形成方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 GaN/AlGaNまたはAlGaN/Al
GaN系量子井戸構造の場合、室温での発光効率が極め
て悪く、その効率を改善させることが必要であった。 【解決手段】 GaN/AlGaNまたはAlGaN/
AlGaN量子井戸構造の井戸層の結晶成長において、
キャリアガスとして窒素を使用すること、および/また
はInを含む物質を同時供給することにより井戸層に圧
縮性歪みを付与することにより、量子井戸構造の歪みの
大きさおよび/または符号を制御する。これにより、井
戸層の厚さをコントロールすることなく、量子井戸構造
の結晶性、対称性、光学特性を大幅に改善することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光情報処理分野な
どへの応用が期待されているGaN系発光ダイオードま
たは半導体レーザ装置などの量子井戸構造の形成方法お
よび該形成方法によって製造された量子井戸構造を有す
る半導体レーザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザ素子等として脚光を浴びて
いる量子井戸構造を有したGaN/AlGaNまたはA
lGaN/AlGaN半導体の製造方法において、結晶
性、対称性、光学特性等の改良には、量子井戸層に圧縮
歪みをかけると効果があることが分かってきた。例え
ば、特開平10−335742号公報には、InGaP
の量子井戸層の厚さを8nmより小さくしてGaAs基
板より大きい格子定数を持つように格子不整合を作り、
量子井戸層に圧縮性歪みを加えた半導体レーザー装置が
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】GaN/AlGaNま
たはAlGaN/AlGaN系量子井戸構造の場合、従
来、下地のGaN層を水素キャリア中で作製し、その上
のGaN/AlGaN量子井戸構造を水素キャリア中で
作製していたが、室温での発光効率が極めて悪く、その
効率を改善させることが必要であった。上記の特開平1
0−335742号公報に示される半導体レーザ装置で
は、井戸層の厚さを薄くすることで、圧縮歪みを増大し
て発光効率を改善しているが、この場合、井戸層の厚さ
を厳しくコントロールする必要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、先に、水素
キャリア中で作成されたGaNの単層膜は、バルクのG
aNに対して圧縮歪みを受け、窒素キャリア中で作成し
たGaNの単層膜は、バルクのGaNに対して引っ張り
歪みを受けることと、これらにInをドープすることで
単層膜の歪みの大きさを制御し、結晶性、光学特性の改
善に成功した。
【0005】本発明者は、さらに、量子井戸構造に上記
の知見を適用するに当たり、等電子Inドーピング(G
aN、AlGaNのGaおよびAlはIII族であり、
NはV族である。そこに、Inをドーピングした場合、
InもIII族なので、荷電子の数はGaおよびAlと
同じである。これを等電子ドーピングという。)という
手法を量子井戸層形成時に試み、量子井戸構造を形成す
る際のキャリアガスの選択により量子井戸層の結晶性の
改善を図ることができることを見出した。
【0006】すなわち、本発明は、MOVPE法により
量子井戸構造を形成する方法において、下地GaN層を
水素キャリアまたは窒素キャリア中で製作し、GaN/
AlGaNまたはAlGaN/AlGaN量子井戸構造
の結晶成長において、キャリアを窒素ガスとすることに
より量子井戸層に圧縮性歪み(ただし、圧縮性歪みは下
地GaNを基準に取る。)を付与することにより歪みの
大きさを制御することを特徴とする量子井戸構造の形成
方法である。なお、圧縮性歪みは下地GaNを基準に取
るということは、下地GaNの面方向の格子定数(格子
定数a)に対する歪みが圧縮性となることを言い、バル
クGaNの歪みに対する歪みのことではない。
【0007】また、本発明は、MOVPE法により量子
井戸構造を形成する方法において、下地GaN層を水素
キャリアまたは窒素キャリア中で製作し、GaN/Al
GaNまたはAlGaN/AlGaN量子井戸構造の結
晶成長において、量子井戸層のGaN層または量子井戸
層のGAlaN層の成長において、キャリアガス中にイ
ンジウム源ガスを同時供給することにより量子井戸層に
引っ張り性歪みまたは圧縮性歪み(ただし、引っ張り性
歪みまたは圧縮性歪みは下地GaNを基準に取る。)を
付与することにより、歪みの大きさおよび符号を制御す
ることを特徴とする量子井戸構造の形成方法である。
【0008】また、本発明は、MOVPE法により量子
井戸構造を形成する方法において、下地GaN層を水素
キャリアまたは窒素キャリア中で製作し、GaN/Al
GaNまたはAlGaN/AlGaN量子井戸構造の結
晶成長において、キャリアを窒素ガスとするとともに、
量子井戸層のGaN層または量子井戸層のGAlaN層
の成長において、キャリアガス中にインジウム源ガスを
同時供給することにより量子井戸層に引っ張り性歪みま
たは圧縮性歪み(ただし、引っ張り性歪みまたは圧縮性
歪みは下地GaNを基準に取る。)を付与することによ
り、歪みの大きさおよび符号を制御することを特徴とす
る量子井戸構造の形成方法である。
【0009】さらに、本発明は、上記各方法により得ら
れた量子井戸構造を有する発光ダイオードまたは半導体
レーザ装置である。
【0010】本発明は、上記各方法によって、量子井戸
構造の井戸層の厚さをコントロールすることなく周期性
の良好な量子井戸構造が作製され、量子井戸構造の結晶
性、対称性、光学特性を大幅に改善することに成功し
た。
【0011】以下に、本発明を実験データに基づいて説
明する。図1は、本発明の方法を用いて形成する量子井
戸構造(MQW)を示す側面図である。この試料の構造
は、サファイア(0001)基板上に低温堆積AlNバ
ッファ層30nmをまず成長させ、その上に下地GaN
層2μmを積んだ。ここまでは、全て水素キャリア中で
作製し、下地GaN層は、バルクGaNに対して圧縮性
の歪みを有することがわかっている。その上に、GaN
(5nm)/Al 0.17Ga0.83N(7nm)の量子井戸
構造(10QWs)を窒素キャリア中で作製したもので
ある。なお、比較のために水素キャリア中でも量子井戸
構造を作製した。
【0012】一般に、MOVPE法によるGaN/Al
GaN量子井戸構造の形成には、成長温度1050〜1
100℃が採用されているが、本実験では、結晶成長は
成長温度は950℃〜1000℃とし、窒素キャリアガ
スは、流量5l/分〜10l/分で、GaNおよび/ま
たはAlGaN成長時に供給した。Inドープの効果と
In源ガスの流量依存性を確認するために、In源とし
てトリメチルインジウムを0〜10μmol/分の流量
でキャリアガス中に同時供給した。
【0013】図2(a)は、いわゆる(0002)2θ
−ωスキャンX線回折スペクトルである。この図から、
窒素中で作製したMQWの方が、比較のために水素中で
作製したMQWに比べてピークの数が多く、ピークその
ものも鋭い形をしている。このことから、窒素中で作製
したMQWの方が、MQWの周期性がよく、かつ、界面
がより平坦であることが示されている。
【0014】図2(b)は、室温でのフォトルミネッセ
ンス(PL、発光)スペクトルである。窒素中で作製し
たMQWに関しては、量子井戸構造からの発光も観測さ
れているのに対して、比較のために水素中で作製した方
は、下地のGaNからの発光しか見えていない。図2
(a)、図2(b)から、窒素キャリアの方が水素キャ
リアを用いた場合よりもMQWの結晶性および発光特性
は良好であると言える。
【0015】図3(a)は、比較のため水素中で作製し
たMQWの(10−10)面回折のX線ロッキングカー
ブの半値幅のTMI(トリメチルインジウム)流量依存
性(図の横軸方向)を示すグラフである。いわゆる、ツ
イストというa軸に関する情報が得られる。
【0016】この図では、MQWのうち、(1)井戸層
GaNにのみInをドーピングしたもの(●)、(2)
障壁層AlGaNにのみInをドーピングしたもの
(△)、および(3)両者にInをドーピングしたもの
(×)、の3種類のデータを示している。(2)の場合
には、TMIの流量に対して大きな変化はない。(1)
と(3)は、同じ程度に(2)より大きなTMI流量依
存性を示し、Inの供給量を増やすほどに、結晶性が改
善されていることがわかる。つまり、井戸層GaNにI
nをドーピングすることが、より効果的であると考えら
れる。
【0017】図3(b)は、同じ実験を、窒素中で作製
したMQWに対して行った半値幅のTMI流量依存性
(図の横軸方向)を示す。これも、やはり、全く同様の
結果を表している。
【0018】図4(a)、図4(b)ともに、図2
(a)で示したスペクトルと同様のものである。ただ
し、TMI流量依存性(図の縦軸方向)を加えている。
(a)は、比較のため水素中で作製したMQWに関する
ものであり、(b)は、窒素中で作製したMQWに関す
るものである。これらの図からも、両者ともに、Inを
増やしていく(図の縦軸方向)につれて、ピークの数が
増えている、すなわち、周期性が明確に現れていること
が確認された。
【0019】図5(a)、(b)は、水素中および窒素
中で作製したMQWのスペクトルの各ピークの半値幅の
TMI流量依存性(図の横軸方向)を取ったものであ
る。記号0(●)、+1(×)、−1(△)は、図4中
のそれぞれのピークに対応する。これらのグラフから、
半値幅がTMIの流量の増加(図の横軸方向)とともに
減少している、すなわち、結晶性がよくなっていること
がわかる。
【0020】図6は、図2(b)と同じく、PLスペク
トルである。ただし、TMI流量の依存性(図の縦軸方
向)を取ってある。この図から、水素、窒素ガス中で作
製したMQWが、ともに、TMI流量の増加につれて、
MQWからの発光が増大していることがわかる。なお、
矢印はピーク位置を示している。
【0021】図7(a)は、図6から得られる、PLの
発光強度のTMI流量依存性(図の横軸方向)を表し、
図7(b)は、同じく図6から得られるPLのピーク位
置(矢印の位置)のTMI流量依存性(図の横軸方向)
を表している。図7(a)から、窒素ガスを用いたMQ
Wの方が発光強度が大きいということがわかる。さら
に、窒素ガス、水素ガスどちらを用いても、TMI流量
の増加とともに、発光強度が増大することも確認され
た。
【0022】一方、図7(b)のピーク位置について
は、比較のため水素ガス中で作製したMQWに関して
は、TMI流量の増大(図の横軸方向)とともに、低エ
ネルギー側へとシフトしているのに対し、窒素ガス中で
作製したMQWに関しては、反対の傾向を示しているこ
とがわかる。これは、TMIの供給量の増大とともに膜
内の歪みが緩和されることに基づいているものと考えら
れる。
【0023】図8は、窒素ガスで作製したGaN膜(N
2 −GaNと表記する)および比較のため水素ガス中で
作製したGaN膜(H2 −GaNと表記する)の歪みの
TMI流量依存性(矢印方向)を格子定数cとaの関係
で表している。TMI流量増加とともに歪みが小さくな
っていることがわかる。さらに、水素中で作製したGa
N(H2 −GaN)は、バルクGaNに対し圧縮性歪み
を、窒素中で作製したGaN(N2 −GaN)は、バル
クGaNに対し引っ張り性歪みを受けていることもわか
る。
【0024】したがって、水素中で作製する(H2 −G
aN)とバルクGaNに対し圧縮性の歪みになり、窒素
中で作製する(N2 −GaN)とバルクGaNに対し引
っ張り性の歪みになるので、図9(b)に概念的に示す
ように、バルクGaNに対し圧縮性である下地H2 −G
aNの上に引っ張り性のN2 −GaN井戸層を積むと、
2 −GaN井戸層は、それが単独で存在しているとき
よりも、下地のH2 −GaNの影響を受けて圧縮歪みを
感じることになる。これに対して、図9(a)に示すよ
うに、下地H2 −GaNの上に積んだH2 −GaN井戸
層は、下地H2−GaNの影響を受けず、歪みを感じな
い(無歪み)ことになる。一般に、結晶性などの特性
は、圧縮性の方が引っ張り性よりも良好である。
【0025】図10は、図8に示す実験結果を踏まえた
実験の結果を示すものである。以上の実験では、下地と
なるGaN膜は、全て水素ガス中で作製したもの(H2
−GaNと表記する)であった。ここでは、窒素ガス中
で作製したGaN膜(N2 −GaNと表記する)も使用
した。すなわち、下地が、H2 −GaNまたはN2 −G
aNで、上に積むMQWも、H2 −MQWとN2 −MQ
Wを準備した。したがって、4種類の構造が得られるこ
とになる。
【0026】図10(a)は、H2 −MQWで、下地を
2 −GaNまたはH2 −GaNとしたもの、図10
(b)は、N2 −MQWについて、同じく、下地をN2
−GaNまたはH2 −GaNとしたものの(0002)
2θ−ωスキャンX線回折スペクトルである。
【0027】これらの図から、MQWの受ける歪みが引
っ張り歪み(下地N2 −GaN、H 2 −MQW)<無歪
み(下地H2 −GaN、H2 −MQW)、無歪み(下地
2−GaN、N2 −MQW)<圧縮歪み(下地H2
GaN、N2 −MQW)の順に、MQWの周期性がよく
なっていることがわかる。すなわち、キャリアガスの窒
素と水素を組み合わせることにより、下地GaNとMQ
Wにかかる歪みの符号(+引っ張り歪み、−圧縮性歪
み)を制御することが可能である。
【0028】図11(a)、(b)は、図10の4種類
の構造についてのPLスペクトルを示す。MQWの周期
性の結果と一致するように、発光強度に関しても、MQ
Wの受ける歪みが引っ張り歪み<無歪み<圧縮歪み、の
順に強くなっていることがわかり、下地GaNを水素キ
ャリアガスとし、量子井戸層を窒素ガスキャリアとした
場合に、優れた発光強度が得られる。
【0029】なお、以上は、GaN/AlGaNの成長
におけるキャリアガスの作用について述べたが、GaN
/AlGaNの障壁層のAlGaNより少しAlの組成
の少ないAlGaNを井戸層にそのまま持ってきても、
Alの組成が数%程度であれば、GaNの特性はそのま
まであり、結晶性おいて同様の結果が得られる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、水素キャリアまたは窒素キャ
リアで作成したバルクGaNに対して歪みをもつ下地G
aNの上に積むGaN井戸層またはAlGaN井戸層の
成長におけるキャリアを窒素ガスとすることおよび/ま
たはInドープにより量子井戸構造にかかる圧縮性歪み
の大きさを制御することができ、これにより、井戸層の
厚さをコントロールすることなく、量子井戸構造の結晶
性、対称性、光学特性を大幅に改善することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の量子井戸構造を有する試料の
概念を示す側面図である。
【図2】図2(a)は、窒素中で製作したMQWと水素
中で製作したMQWの(0002)2θωスキャンX線
回折スペクトルを示す図である。図2(b)は、図2
(a)のMQWの室温でのフォトルミネッセンス(P
L、発光)スペクトルを示す図である。
【図3】図3(a)、(b)は、水素中で作製したMQ
Wの(10−10)面回折のX線ロッキングカーブの半
値幅のTMI供給依存性を示すグラフである。
【図4】図4(a)、(b)は、窒素中で製作したMQ
Wと水素中で製作したMQWのTMI流量依存性による
(0002)2θ−ωスキャンX線回折スペクトルを示
す図である。
【図5】図5(a)、(b)は、図4中のそれぞれのピ
ークの半値幅のTMI流量依存性を示すグラフである。
【図6】図6は、室温でのPLスペクトルのTMI流量
の依存性を示すグラフである。
【図7】図7(a)は、図6から得られる、PLの発光
強度のTMI流量依存性(図の横軸方向)を表し、図7
(b)は、同じく図6から得られるPLのピーク位置の
TMI流量依存性を示すグラフである。
【図8】図8は、窒素ガスで作製したGaN膜(N2
GaN)および水素ガス中で作製したGaN膜(H2
GaN)の歪みのTMI流量依存性を格子定数cとaの
関係で示すグラフである。
【図9】図9(a)、(b)は、窒素ガスで作製したG
aN膜(N2 −GaN)および水素ガス中で作製したG
aN膜(H2 −GaN)の歪みの違いを示す概念図であ
る。
【図10】図10(a)は、H2 −MQWで、下地をN
2 −GaNまたはH2 −GaNとしたもの、10(b)
は、N2 −MQWについて、同じく、下地をN2 −Ga
NまたはH2 −GaNとしたものの(0002)2θ−
ωスキャンX線回折スペクトルを示す図である。
【図11】図11(a)、(b)は、図10に示す4種
類の構造についてのPLスペクトルを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F041 AA03 AA40 CA05 CA34 CA40 CA46 CA57 CA65 5F045 AA04 AB09 AB14 AB17 AC08 AC15 AD13 AF09 AF13 BB12 BB16 CA10 CA12 DA55 DA69 5F073 AA74 CA07 CB05 CB07 CB18 DA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MOVPE法により量子井戸構造を形成
    する方法において、下地GaN層を水素キャリアまたは
    窒素キャリア中で製作し、GaN/AlGaNまたはA
    lGaN/AlGaN量子井戸構造の結晶成長におい
    て、キャリアを窒素ガスとすることにより量子井戸層に
    圧縮性歪み(ただし、圧縮性歪みは下地GaNを基準に
    取る。)を付与することにより歪みの大きさを制御する
    ことを特徴とする量子井戸構造の形成方法。
  2. 【請求項2】 MOVPE法により量子井戸構造を形成
    する方法において、下地GaN層を水素キャリアまたは
    窒素キャリア中で製作し、GaN/AlGaNまたはA
    lGaN/AlGaN量子井戸構造の結晶成長におい
    て、量子井戸層のGaN層または量子井戸層のAlGa
    N層の成長において、キャリアガス中にインジウム源ガ
    スを同時供給することにより量子井戸層に引っ張り性歪
    みまたは圧縮性歪み(ただし、引っ張り性歪みまたは圧
    縮性歪みは下地GaNを基準に取る。)を付与すること
    により、歪みの大きさおよび符号を制御することを特徴
    とする量子井戸構造の形成方法。
  3. 【請求項3】 MOVPE法により量子井戸構造を形成
    する方法において、下地GaN層を水素キャリアまたは
    窒素キャリア中で製作し、GaN/AlGaNまたはA
    lGaN/AlGaN量子井戸構造の結晶成長におい
    て、キャリアを窒素ガスとするとともに、量子井戸層の
    GaN層または量子井戸層のGAlaN層の成長におい
    て、キャリアガス中にインジウム源ガスを同時供給する
    ことにより量子井戸層に引っ張り性歪みまたは圧縮性歪
    み(ただし、引っ張り性歪みまたは圧縮性歪みは下地G
    aNを基準に取る。)を付与することにより、歪みの大
    きさおよび符号を制御することを特徴とする量子井戸構
    造の形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の方法
    により得られた量子井戸構造を有する発光ダイオードま
    たは半導体レーザ装置。
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