JP2001228931A - クロックドライバ回路およびクロック配線方法 - Google Patents

クロックドライバ回路およびクロック配線方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接する配線の長さ、層間配線の交差による
配線容量の不均一性を調整して、クロックスキューの少
ないクロックドライバ回路およびクロック配線方法を提
供する。 【解決手段】 クロックドライバ回路を、単相クロック
信号が入力される入力端子100と、この入力端子に接
続され、単相クロック信号を正相および逆相のクロック
信号に変換して出力する初段クロックドライバ回路10
1と、この初段クロックドライバ101から出力された
正相および逆相のクロック信号を中継する中間クロック
ドライバ回路102〜10Nと、この中間ドライバ回路
102〜10Nによって中継された正相および逆相のク
ロック信号を単相クロック信号に変換して出力する最終
段クロックドライバ回路201〜20Nと、初段クロッ
クドライバ回路101から中間クロックドライバ回路1
02〜10Nを介して最終段クロックドライバ回路20
1〜20Nを接続し、正相および逆相のクロック信号を
伝送する2本の配線11〜1Nとから構成し、2本の配
線配線11〜1Nを可能な限り隣接して配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
おけるクロックドライバ回路、およびクロック配線方法
に関するもので、特に、クロックスキューを低減させた
クロックドライバ回路、およびクロック配線方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路では、内部動作の同期を
とるために一般的にはクロック信号を用いている。この
ような場合、半導体集積回路内のクロック信号発生部か
ら発生したクロック信号、もしくは外部から入力された
クロック信号を半導体集積回路における回路ブロック全
体へ分配するためのクロックドライバ回路およびクロッ
ク配線を半導体集積回路内に設けることが一般的であ
る。クロック信号による同期をとる必要のある半導体集
積回路では、クロックが分配されるクロックドライバ回
路の物理的な配置に応じてクロック配線が決まる。この
ため、それぞれの回路ブロックに至るまでのクロック配
線の長さがアンバランスになり、配線負荷にばらつきが
生じることがある。その結果、各クロックドライバでの
遅延差が生じ、各回路ブロックへのクロック信号の伝搬
時間に差異を生じる。これはクロックスキューと呼ばれ
る。このクロックスキューはデータすり抜けと呼ばれる
回路誤動作を生じさせる場合がある。したがって、この
クロックスキューを低減することは半導体集積回路設計
上必要である。
【0003】このようなクロックスキュー低減を目的と
した半導体集積回路としては、例えば特開平7-183778号
公報に開示されているものがある。ここで開示されたク
ロック配線方法では、回路ブロックであるセルの配置
後、クロック配線を形成する際に、隣接配線を配線禁止
領域とする。その後、クロックドライバから各セルまで
のクロック配線の距離が同一となるようにクロック配線
の経路指定を行う。配線終了後、配線容量をシミュレー
トして、さらに配線の長さのアンバランスを計算する。
この計算結果に応じて、配線禁止領域を用いて各々の系
統のクロック配線の長さを等しくするため、S字状の追
加配線を形成する。この追加配線によって配線容量を均
一にして、クロックスキューの低減を図っている。また
特開平11-3945号公報には、系統が異なる複数のクロッ
ク信号に同期し動作する半導体集積回路において、系統
が異なるクロック信号間のスキューを低減できるクロッ
クツリー設計方法が示されている。この設計方法によれ
ば、2系統のクロック信号がそれぞれ入力される2つの入
力端子と、対応する2つの出力端子を有するクロックバ
ッファセルを用いてクロック信号を伝達している。具体
的には、一つのクロックバッファの出力端子から出力さ
れる二つのクロック信号について2系統のクロックツリ
ーが形成される。クロック信号が入力されるクロックパ
ッドからクロックバッファセルを介して2本のクロック
信号配線はほぼ平行に配線されるため、クロック配線の
長さは等しくなり、スキューは低減する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7-183778号公報に記載されている半導体集積回路のクロ
ック配線方法では、隣接配線との容量や、下層または上
層の配線との交差による配線容量などを考慮した配線容
量の不均一性によるクロックスキューは考慮されていな
い。また、一度クロック配線のレイアウトを決定し、シ
ミュレート後に再度配線を修正をするため、作業時間が
増加するといった問題がある。また、特開平11-3945号
公報に記載されている半導体集積回路のクロック配線方
法では、予め系統が異なるクロック配線がそれぞれ隣接
して配線されるため、隣接容量の変化は少なく、これに
よるスキューが低減できるメリットがある。ただし、層
間配線の交差による配線容量の不均一性に基づくクロッ
クスキューの調整については考慮されていない。このた
め、層間配線の交差による配線容量の不均一性が大きい
場合、大幅な配線の改修が必要となり、作業時間が増加
するといった問題がある。本発明の目的は、上述のよう
な問題に鑑みてなされたものであり、隣接する配線の長
さ、層間配線の交差による配線容量の不均一性を調整す
ることができるクロックドライバ回路およびクロック配
線方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るクロックド
ライバ回路は、単相クロック信号が入力される入力端子
と、この入力端子に接続され、単相クロック信号を正相
および逆相のクロック信号に変換して出力する初段クロ
ックドライバ回路と、この初段クロックドライバから出
力された正相および逆相のクロック信号を中継する中間
クロックドライバ回路と、この中間クロックドライバ回
路によって中継された正相および逆相のクロック信号を
単相クロック信号に変換して出力する最終段クロックド
ライバ回路と、初段クロックドライバ回路から中間クロ
ックドライバ回路を介して最終段クロックドライバ回路
を接続し、正相および逆相のクロック信号を伝送する2
本の配線とを有し、この2本の配線は可能な限り隣接し
て配置した。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施例に
関わるクロックドライバ回路を示す簡略回路図である。
クロック入力端子100は、クロックドライバ回路101の入
力端子に接続される。クロックドライバ回路101は後に
詳細に説明するが、1つの入力端子と2つの出力端子を有
し、入力されたクロック信号を正相、逆相の2つのクロ
ック信号にして出力する。クロックドライバ回路101の2
つの出力端子には2本のクロック配線10が接続される。
このクロック配線10は、クロックドライバ回路102の2つ
の入力端子に接続される。クロックドライバ回路102、1
03、...10Nは2つの入力端子と2つの出力端子を有
し、入力された正相、逆相クロック信号を正相、逆相の
2つのクロック信号として出力する。クロックドライバ
回路102の出力端子は2本のクロック配線11に接続され、
このクロック配線11がクロックドライバ回路103の2つの
入力端子に接続される。以降、クロック配線12、1
3、...1Nがクロックドライバ回路103、104、...1
0N、20Nに接続される。最終段のクロックドライバ回路2
01、202、...20Nは2つの入力端子と1つの出力端子
を有し、入力された正相、逆相の2つのクロック信号を
正相のクロック信号にして出力する。最終段のクロック
ドライバ回路201、202、...20Nの出力端子は各論理
素子ブロック301、302、...30Nのクロック入力部に
接続される。ここで、2本のクロック配線10、1
1、...1Nは、図2(a)に示すように配線間隔dを可
能な限り小さくして隣接させて同じ層で2本の配線20
1、202を形成するか、もしくは図2(b)に示すよ
うに絶縁層203を介して上下層にて略同一の位置に2
本の配線204、205を形成する。また、2本のクロ
ック配線10、11、...1Nは、図1で示されているよう
にHツリー構造などバランスツリー形に形成してもよい
し、一部をトランク形、バス形を併用して形成してもよ
い。
【0007】次に、図1で示された半導体集積回路の動
作について説明する。半導体集積回路の外部から入力さ
れた、もしくは半導体集積回路内部で生成したクロック
信号が入力端子100に入力される。入力されたクロック
信号は、クロックドライバ回路101(この実施例におけ
る初段クロックドライバに相当)にて、正相、逆相の2
つのクロック信号に変換される。正相、逆相の2つのク
ロック信号は2本のクロック配線10それぞれへ出力、伝
送され、次段のクロックドライバ回路102に入力され
る。次段のクロックドライバ回路102(この実施例にお
ける中間クロックドライバに相当)は、正相入力、逆相
入力の2つの入力端子を有している。入力された正相お
よび逆相のクロック信号は、それぞれある遅延時間をも
ってクロックドライバ回路102の正相出力、逆相出力の
2つの出力端子から2本のクロック配線11それぞれへ出
力、伝送され、さらに次段のクロックドライバ回路103
(この実施例における中間クロックドライバに相当)へ
入力される。このクロックドライバ回路103も正相入
力、逆相入力の2つの入力端子を有している。同様にし
てクロックドライバ回路104、105、...10N(この実
施例における中間クロックドライバに相当)、さらには
最終段クロックドライバ回路201、202、...20Nへ正
相および逆相のクロック信号が伝搬される。各論理素子
ブロック301、302、...30Nのクロック入力部へ接続
される最終段クロックドライバ回路201、202、...20
Nは、正相および逆相のクロック信号を受取って、正相
クロック信号のみを各論理素子へ供給する。
【0008】このように第1の実施例においては、図2
(a)及び(b)に示すように予め2本の配線を可能な限
り隣接して配線する。したがって、クロック配線の配置
決定後に他の配線がクロック配線の近くに修正されて位
置することになった場合でも、クロック配線の容量の変
化が少ないというメリットがある。また、正相および逆
相のクロック信号が隣接した2本の配線を伝搬するた
め、図3(a)に示すような電磁界301の結合が生じ
る。これにより、単に2本の配線が隣接して配線された
場合よりも、近接して配置された他の配線からの影響が
少なくなる。また、第1の実施例におけるクロック配線
は、2本の配線を可能な限り隣接して配線することとし
たが、図3(b)に示すように、この2本の配線の両脇
にシールドとして一定電位、もしくは接地された配線を
配置することも可能である。この両脇の配線は、シール
ドとして外部からのノイズ抑制に効果がある。また、他
配線が隣接して配線されることによるクロック配線の負
荷容量変動の抑制にも効果が有る。これまで、半導体集
積回路全体の配線レイアウト前に予めクロック配線のレ
イアウトを決定した場合、全体の配線レイアウト後に他
の配線の影響によってクロック配線の負荷容量にばらつ
きが生じる場合があった。第1の実施例によれば、正相
および逆相のクロック信号が伝播される2本のクロック
配線ができるだけ近接して配置されている。したがっ
て、クロック配線の容量はこの2本のクロック配線によ
る容量が支配的になり、他の配線の影響は小さい。これ
により、半導体集積回路全体の配線レイアウト前のクロ
ック配線によるスキュー見積は、半導体集積回路全体の
配線レイアウト後もほぼ同じである。また、第1の実施
例におけるクロック配線は、ゲートアレイ、エンベデッ
ドアレイ、もしくはセルベースシステム上で、CADシス
テムで設計および実現することが容易に可能である。
【0009】図4(a)、(b)及び(c)は、本発明の
第2の実施例に関するクロックドライバ回路を示す一部
ブロック図である。なお、クロックドライバ回路全体に
ついては、上述の第1の実施例において示した図1の回路
と同一であるためその説明は省略する。図4(a)は図
1で示した第1の実施例で初段のクロックドライバ10
1として用いられた1入力2出力のクロックドライバ回路
のブロック図である。図4(a)において、例えば接地
電位Gndである0Vから電源電位Vddである3.3Vまで振
幅する全振幅単相クロック信号がクロック入力端子Aに
入力される。入力された全振幅単相クロック信号は、ク
ロック信号受信部401に送られる。クロック信号受信
部401では全振幅単相クロック信号を振幅がより小さ
い(例えば0.55Vから0.8Vの間で振幅する)小振
幅の正相および逆相のクロック信号に変換して出力す
る。この正相および逆相の小振幅クロック信号は、クロ
ック信号送信部402に送られる。クロック信号送信部
402では送られてきた正相および逆相の小振幅クロッ
ク信号を整形して2つの出力端子Y、YNから出力する。
結果として、全振幅単相クロック信号は所定の遅延を持
って、正相および逆相の小振幅クロック信号として出力
される。図4(b)は図1で示した第1の実施例で第2
段〜最終段の前のクロックドライバ102〜10Nとし
て用いられた2入力2出力のクロックドライバ回路(図
4(b)ではクロックドライバ回路102として表わ
す)のブロック図である。正相および逆相の小振幅クロ
ック信号が2つのクロック入力端子A、ANに入力され
る。入力された正相および逆相の小振幅クロック信号
は、クロック信号受信部403に送られる。クロック信
号受信部403では正相および逆相の小振幅クロック信
号を整形して出力する。この正相および逆相の小振幅ク
ロック信号は、クロック信号送信部404に送られる。
クロック信号送信部404では送られてきた正相および
逆相の小振幅クロック信号を整形して2つの出力端子
Y、YNから出力する。結果として、正相および逆相の小
振幅クロック信号は所定の遅延を持って出力される。図
4(c)は図1で示した第1の実施例で最終段のクロッ
クドライバ201〜20Nとして用いられた2入力1出
力のクロックドライバ回路(図4(c)ではクロックド
ライバ回路201として表わす)のブロック図である。
図4(c)において、2つのクロック入力端子A、Anに
は正相および逆相の小振幅クロック信号が入力される。
入力された正相および逆相の小振幅クロック信号は、ク
ロック信号受信部405に送られる。クロック信号受信
部405では正相および逆相の小振幅クロック信号を整
形して出力する。この正相および逆相の小振幅クロック
信号は、クロック信号送信部406に送られる。クロッ
ク信号送信部406では送られてきた正相および逆相の
小振幅クロック信号を増幅して出力端子Yから、正相、
逆相のいずれかを取り出し、全振幅単相クロック信号と
して出力する。結果として、正相および逆相の小振幅ク
ロック信号は所定の遅延を持って全振幅単相クロック信
号として出力される。
【0010】図5は図4(a)に示したクロックドライバ
回路101の回路構成を示す図である。図5において、
クロック信号受信部401は第1および第2の差動増幅
回路501、502を有している。第1の差動増幅回路
501は第1および第2のPMOSトランジスタ511、5
12と第1および第2のNMOSトランジスタ521、52
2とから構成されている。第1および第2のPMOSトラン
ジスタ511、512のソースには電源電位が与えられ
ている。第1および第2のNMOSトランジスタ521、
522のソースには接地電位が与えられている。第1お
よび第2のNMOSトランジスタ521、522のゲート
は共通接続され、かつ、第1のPMOSトランジスタ5
11と第1のNMOSトランジスタ521のドレインに
共通に接続される。第2のPMOSトランジスタ512
と第2のNMOSトランジスタ522のドレインは共通
にクロック信号受信部401の第1の出力ノード541
に接続される。第2の差動増幅回路502は第3および
第4のPMOSトランジスタ513、514と第3および第
4のNMOSトランジスタ523、524とから構成されて
いる。第3および第4のPMOSトランジスタ513、51
4のソースには電源電位が与えられている。第3および
第4のNMOSトランジスタ523、524のソースには
接地電位が与えられている。第3および第4のNMOSト
ランジスタ523、524のゲートは共通接続され、か
つ、第3のPMOSトランジスタ513と第3のNMO
Sトランジスタ523のドレインに共通に接続されてい
る。第4のPMOSトランジスタ514と第4のNMO
Sトランジスタ524のドレインは共通にクロック信号
受信部401の第2の出力ノード542に接続されてい
る。単相の全振幅クロック信号が入力される入力端子A
は第1および第4のPMOSトランジスタ511、514の
ゲートへ接続されている。一方、第2および第3のPMOS
トランジスタ512、513のゲートには基準電位が与
えられる。基準電位は、電源電位の1/2程度に設定す
ればよい。なお、図5においては電源電位と接地間を抵
抗503、504で分割して基準電位を作成するよう図
示しているが、このほかの方法で基準電位を作成できる
ことはいうまでもない。
【0011】クロック信号送信部402は第1および第
2のNMOSプッシュプル回路551、552から構成
されている。第1のNMOSプッシュプル回路551は
第5および第6のNMOSトランジスタ561、562
とから構成される。第5のNMOSトランジスタ561
の第1の端子には電源電位があたえられ、第6のNMO
Sトランジスタ562の第1の端子には接地電位が与え
られる。第5および第6のNMOSトランジスタ56
1、562の第2の端子は共通に正相出力端子Yに接続
される。第2のNMOSプッシュプル回路552は第7
および第8のNMOSトランジスタ563、564とか
ら構成される。第7のNMOSトランジスタ563の第
1の端子には電源電位があたえられ、第8のNMOSト
ランジスタ564の第1の端子には接地電位が与えられ
る。第7および第8のNMOSトランジスタ563、5
64の第2の端子は共通に逆相出力端子YNに接続され
る。第5および第8のNMOSトランジスタ561、5
64のゲートは第1の出力ノード541に接続され、第
6および第7のNMOSトランジスタ562、563の
ゲートは第2の出力ノード542に接続される。
【0012】次に、図5に示したクロックドライバ回路
101の動作について説明する。なお、説明の都合上、
入力端子Aに入力されている全振幅の単相クロック信号
がLレベルからHレベルに変化するタイミングで説明を
行う。入力端子Aに与えられる電位レベルがLレベルか
らHレベルに変化するので、クロック信号受信部401
の第1のPMOSトランジスタ511および第4のPM
OSトランジスタ514はOFF方向に変化する(即
ち、これらPMOSトランジスタ511、514はON
抵抗が大きくなっていく)。一方、第2および第3のP
MOSトランジスタ512、513のゲートには基準電
位が与えられているため、これらのトランジスタ51
2、513には変化がない。第1の差動増幅回路501
では第1および第2のNMOSトランジスタ521、5
22のゲートに与えられる電位が低くなり、ON抵抗が
大きくなっていく。このため、第1の出力ノード541
の電位は若干上昇する。一方、第2の差動増幅回路50
2では第3および第4のNMOSトランジスタ523、
524のゲートに与えられる電位に変化はないが、上述
したように第4のPMOSトランジスタ514はOFF
方向に変化する。このため、第2の出力ノード542の
電位は若干降下する。以上説明したように、入力端子A
に与えられた全振幅単相クロック信号は、小振幅に変換
されて第1の出力ノード541から入力端子に与えられ
たクロック信号と同相のクロック信号が、第2の出力ノ
ード542から入力端子に与えられたクロック信号と逆
相のクロック信号が出力される。なお、小振幅させるク
ロック信号の電位レベルは、消費電流やPMOSトラン
ジスタの閾値などを考慮して、接地電位(0V)近辺に
設定することが望ましい。
【0013】第1の出力ノード541の電位が若干上昇
するので、クロック信号送信部402の第5および第8
のNMOSトランジスタ561、564はそのON抵抗
が低くなる。一方、第2の出力ノード542の電位が若
干降下するので、クロック信号送信部402の第6およ
び第7のNMOSトランジスタ562、563はそのO
N抵抗が高くなる。このため、正相出力端子Yの電位は
若干高くなり、逆相出力端子YNの電位は若干低くな
る。結果として、正相出力端子Yからは入力端子に与え
られたクロック信号と同相の小振幅クロック信号が、逆
相出力端子YNからは入力端子に与えられたクロック信
号と逆相の小振幅クロック信号が出力される。
【0014】図6は図4(b)に示したクロックドライバ
回路102の回路構成を示す図である。図6において、
クロック信号受信部403は第1および第2の差動増幅
回路601、602を有している。第1の差動増幅回路
601は第1および第2のPMOSトランジスタ611、6
12と第1および第2のNMOSトランジスタ621、62
2とから構成されている。第1および第2のPMOSトラン
ジスタ611、612のソースには電源電位が与えられ
ている。第1および第2のNMOSトランジスタ621、
622のソースには接地電位が与えられている。第1お
よび第2のNMOSトランジスタ621、622のゲート
は共通接続され、かつ、第1のPMOSトランジスタ6
11と第1のNMOSトランジスタ621のドレインに
共通に接続されている。第2のPMOSトランジスタ6
12と第2のNMOSトランジスタ622のドレインは
共通にクロック信号受信部403の第1の出力ノード6
41に接続されている。第2の差動増幅回路602は第
3および第4のPMOSトランジスタ613、614と第3
および第4のNMOSトランジスタ623、624とから構
成されている。第3および第4のPMOSトランジスタ61
3、614のソースには電源電位が与えられている。第
3および第4のNMOSトランジスタ623、624のソ
ースには接地電位が与えられている。第3および第4の
NMOSトランジスタ623、624のゲートは共通接続
され、かつ、第3のPMOSトランジスタ613と第3
のNMOSトランジスタ623のドレインに共通に接続
されている。第4のPMOSトランジスタ614と第4
のNMOSトランジスタ624のドレインは共通にクロ
ック信号受信部403の第2の出力ノード642に接続
されている。正相の小振幅クロック信号が入力される正
相入力端子Aは、第1および第4のPMOSトランジスタ6
11、614のゲートに接続されている。逆相の小振幅
クロック信号が入力される逆相入力端子ANは、第2お
よび第3のPMOSトランジスタ612、613のゲートに
接続されている。
【0015】クロック信号送信部404は第1および第
2のNMOSプッシュプル回路651、652から構成
されている。第1のNMOSプッシュプル回路651は
第5および第6のNMOSトランジスタ661、662
とから構成される。第5のNMOSトランジスタ661
の第1の端子には電源電位があたえられ、第6のNMO
Sトランジスタ662の第1の端子には接地電位が与え
られる。第5および第6のNMOSトランジスタ66
1、662の第2の端子は共通に正相出力端子Yに接続
される。第2のNMOSプッシュプル回路652は第7
および第8のNMOSトランジスタ663、664とか
ら構成される。第7のNMOSトランジスタ663の第
1の端子には電源電位があたえられ、第8のNMOSト
ランジスタ664の第1の端子には接地電位が与えられ
る。第7および第8のNMOSトランジスタ663、6
64の第2の端子は共通に逆相出力端子YNに接続され
ている。第5および第8のNMOSトランジスタ66
1、664のゲートは第1の出力ノード641に接続さ
れ、第6および第7のNMOSトランジスタ662、6
63のゲートは第2の出力ノード642に接続されてい
る。
【0016】次に、図6に示したクロックドライバ回路
102の動作について説明する。なお、説明の都合上、
正相入力端子Aに入力されている小振幅の正相クロック
信号がLレベルからHレベルに、逆相入力端子ANに入
力されている小振幅の逆相クロック信号がHレベルから
Lレベルに、変化するタイミングで説明を行う。正相入
力端子Aに与えられる電位レベルが小振幅レベルにおけ
るLレベルからHレベルに変化するので、クロック信号
受信部403の第1のPMOSトランジスタ611およ
び第4のPMOSトランジスタ614はOFF方向に変
化する(即ち、これらPMOSトランジスタ611、6
14はON抵抗が大きくなっていく)。一方、逆相入力
端子ANに与えられる電位レベルが小振幅レベルにおけ
るHレベルからLレベルに変化するので、第2および第
3のPMOSトランジスタ612、613は、 ON方
向に変化する(即ち、これらPMOSトランジスタ61
2、613はON抵抗が小さくなっていく)。第1の差
動増幅回路601では第1のPMOSトランジスタ61
1がOFF方向に変化するため、第1および第2のNM
OSトランジスタ621、622のゲートに与えられる
電位が低くなり、これらNMOSトランジスタ621、
622のON抵抗が大きくなっていく。また、上述した
ように第2のPMOSトランジスタ612はON方向に
変化する。このため、第1の出力ノード641の電位は
若干上昇する。第2の差動増幅回路602では第3のP
MOSトランジスタ613がON方向に変化するため、
第3および第4のNMOSトランジスタ623、624
のゲートに与えられる電位が上昇し、これらのNMOS
トランジスタ623、624のON抵抗は小さくなる。
上述したように第4のPMOSトランジスタ614はO
FF方向に変化する。このため、第2の出力ノード64
2の電位は若干降下する。以上説明したように、正相入
力端子Aおよび逆相入力端子ANにそれぞれ与えられた
小振幅の正相および逆相クロック信号は、小振幅を保っ
たまま第1の出力ノード641から正相のクロック信号
が、第2の出力ノード642から逆相のクロック信号が
出力される。
【0017】第1の出力ノード641の電位が若干上昇
するので、クロック信号送信部404の第5および第8
のNMOSトランジスタ661、664はそのON抵抗
が低くなる。一方、第2の出力ノード642の電位が若
干降下するので、クロック信号送信部404の第6およ
び第7のNMOSトランジスタ662、663はそのO
N抵抗が高くなる。このため、正相出力端子Yの電位は
若干高くなり、逆相出力端子YNの電位は若干低くな
る。結果として、正相出力端子Yからは正相の小振幅ク
ロック信号が、逆相出力端子YNからは逆相の小振幅ク
ロック信号が出力される。
【0018】図7は図4(c)に示したクロックドライバ
回路201の回路構成を示す図である。図7において、
クロック信号受信部405は第1および第2の差動増幅
回路701、702を有している。第1の差動増幅回路
701は第1および第2のPMOSトランジスタ711、7
12と第1および第2のNMOSトランジスタ721、72
2とから構成されている。第1および第2のPMOSトラン
ジスタ711、712のソースには電源電位が与えられ
ている。第1および第2のNMOSトランジスタ721、
722のソースには接地電位が与えられている。第1お
よび第2のNMOSトランジスタ721、722のゲート
は共通接続され、かつ、第1のPMOSトランジスタ7
11と第1のNMOSトランジスタ721のドレインに
共通に接続されている。第2のPMOSトランジスタ7
12と第2のNMOSトランジスタ722のドレインは
共通にクロック信号受信部405の第1の出力ノード7
41に接続されている。第2の差動増幅回路702は第
3および第4のPMOSトランジスタ713、714と第3
および第4のNMOSトランジスタ723、724とから構
成されている。第3および第4のPMOSトランジスタ71
3、714のソースには電源電位が与えられている。第
3および第4のNMOSトランジスタ723、724のソ
ースには接地電位が与えられている。第3および第4の
NMOSトランジスタ723、724のゲートは共通接続
され、かつ、第3のPMOSトランジスタ713と第3
のNMOSトランジスタ723のドレインに共通に接続
されている。第4のPMOSトランジスタ714と第4
のNMOSトランジスタ724のドレインは共通にクロ
ック信号受信部405の第2の出力ノード742に接続
されている。正相の小振幅クロック信号が入力される正
相入力端子Aは、第1および第4のPMOSトランジスタ7
11、714のゲートに接続されている。逆相の小振幅
クロック信号が入力される逆相入力端子ANは、第2お
よび第3のPMOSトランジスタ712、713のゲートに
接続されている。
【0019】クロック信号送信部406は第3のNMO
S差動増幅回路751と出力段インバータ752とから
構成されている。第3の差動増幅回路751は第5およ
び第6のPMOSトランジスタ761、762と第5および
第6のNMOSトランジスタ771、772とから構成され
ている。第5および第6のPMOSトランジスタ761、7
62のソースには電源電位が与えられている。第5およ
び第6のNMOSトランジスタ771、772のソースに
は接地電位が与えられている。第5および第6のPMOS
トランジスタ761、762のゲートは共通接続され、
かつ、第6のNMOSトランジスタ772と第6のPM
OSトランジスタ762のドレインに共通に接続されて
いる。第5のPMOSトランジスタ761と第5のNM
OSトランジスタ771のドレインは共通に第3の出力
ノード731に接続されている。第5のNMOSトラン
ジスタ771のゲートは第1の出力ノード741に、第
6のNMOSトランジスタ772のゲートは第2の出力
ノード742に接続されている。出力段インバータ75
2は第7のPMOSトランジスタ781と、第7のNM
OSトランジスタ782とから構成されている。第7の
PMOSトランジスタ781のソースには電源電位が与
えられ、ドレインは出力端子Yに接続され、ゲートは第
3の出力ノード731に接続されている。第7のNMO
Sトランジスタ782のソースには接地電位が与えら
れ、ドレインは出力端子Yに接続され、ゲートは第3の
出力ノード731に接続されている。
【0020】次に、図7に示したクロックドライバ回路
201の動作について説明する。なお、説明の都合上、
正相入力端子Aに入力されている小振幅の正相クロック
信号がLレベルからHレベルに、逆相入力端子ANに入
力されている小振幅の逆相クロック信号がHレベルから
Lレベルに、変化するタイミングで説明を行う。正相入
力端子Aに与えられる電位レベルが小振幅レベルにおけ
るLレベルからHレベルに変化するので、クロック信号
受信部405の第1のPMOSトランジスタ711およ
び第4のPMOSトランジスタ714はOFF方向に変
化する(即ち、これらPMOSトランジスタ711、7
14はON抵抗が大きくなっていく)。一方、逆相入力
端子ANに与えられる電位レベルが小振幅レベルにおけ
るHレベルからLレベルに変化するので、第2および第
3のPMOSトランジスタ712、713は、 ON方
向に変化する(即ち、これらPMOSトランジスタ71
2、713はON抵抗が小さくなっていく)。第1の差
動増幅回路701では第1のPMOSトランジスタ71
1がOFF方向に変化するため、第1および第2のNM
OSトランジスタ721、722のゲートに与えられる
電位が低くなり、これらNMOSトランジスタ721、
722のON抵抗が大きくなっていく。また、上述した
ように第2のPMOSトランジスタ712はON方向に
変化する。このため、第1の出力ノード741の電位は
若干上昇する。第2の差動増幅回路702では第3のP
MOSトランジスタ713がON方向に変化するため、
第3および第4のNMOSトランジスタ723、724
のゲートに与えられる電位が上昇し、これらのNMOS
トランジスタ723、724のON抵抗は小さくなる。
上述したように第4のPMOSトランジスタ714はO
FF方向に変化する。このため、第2の出力ノード74
2の電位は若干降下する。以上説明したように、正相入
力端子Aおよび逆相入力端子ANにそれぞれ与えられた
小振幅の正相および逆相クロック信号は、小振幅を保っ
たまま第1の出力ノード741から正相のクロック信号
が、第2の出力ノード742から逆相のクロック信号が
出力される。
【0021】第1の出力ノード741の電位が若干上昇
するので、クロック信号送信部406の第3の差動増幅
回路751の第5のNMOSトランジスタ771はその
ON抵抗が低くなる。一方、第2の出力ノード742の
電位が若干降下するので、第3の差動増幅回路751の
第7のNMOSトランジスタ772はそのON抵抗が高
くなり、第5および第6のPMOSトランジスタのゲートに
与えられる電位も上昇する。このため、第3の出力ノー
ド731の電位は降下していく。第5および第6のNMOS
トランジスタの閾値およびディメンジョンを調整するこ
とにより、第1および第2出力ノード741、742上
の小振幅クロック信号を第3の出力ノード731上で
は、より増幅した振幅の逆相クロック信号に変換するこ
とができる。出力段インバータ752は第3の出力ノー
ド731上の逆相クロック信号を反転して出力端子Yに
単相の正相クロック信号として出力する。出力段インバ
ータ752の第7のPMOS及びNMOSトランジスタ781、
782の閾値およびディメンジョンを調整することによ
り、出力端子Yから出力されるクロック信号の振幅を全
振幅にすることができる。
【0022】図8は図4(a)に示したクロックドライバ
回路101の他の回路構成を示す図である。図8の回路
構成では差動増幅回路を用いず、インバータ回路とNMOS
プッシュプル回路のみでクロックドライバ回路を構成し
ている。図8において、クロック信号受信部401aは
入力段インバータ回路801と第1および第2のプッシ
ュプル回路802、803を有している。入力段インバ
ータ回路801は第1のPMOSトランジスタ811と第1
のNMOSトランジスタ812とから構成されている。入力
段インバータ回路801は入力端子Aに入力された単相
全振幅クロック信号を反転して第1出力ノード813に
出力する。インバータ出力ノード813に現れる逆相ク
ロック信号の振幅を電源電位に近い領域で小さくするた
めには、入力段インバータ回路801を図9のように第
1のPMOSトランジスタ811と第1のNMOSトランジスタ
821に加えて、ノーマリーONの第2のPMOSトランジ
スタ911と第2のNMOSトランジスタ912を直列接続
させたインバータ回路901のような構成にすることで
実現できる。第1のNMOSプッシュプル回路802は
第2および第3のNMOSトランジスタ821、822
から構成される。第2のNMOSトランジスタ821の
第1の端子には電源電位があたえられ、第3のNMOS
トランジスタ822の第1の端子には接地電位が与えら
れる。第2および第3のNMOSトランジスタ821、
822の第2の端子は共通に第1出力ノード841に接
続される。第2のNMOSトランジスタ821のゲートには
電源電位が与えられる。第3のNMOSトランジスタ822
のゲートは入力段インバータの出力ノード813に接続
される。第2のNMOSプッシュプル回路803は第4
および第5のNMOSトランジスタ823、824とか
ら構成される。第4のNMOSトランジスタ823の第
1の端子には電源電位があたえられ、第5のNMOSト
ランジスタ824の第1の端子には接地電位が与えられ
る。第4および第5のNMOSトランジスタ823、8
24の第2の端子は共通に第2の出力ノード842に接
続される。第4のNMOSトランジスタ823のゲート
は入力段インバータの出力ノード813に接続される。
第5のNMOSトランジスタ824のゲートには電源電
位が与えられる。
【0023】クロック信号送信部402aは第3および
第4のNMOSプッシュプル回路851、852から構
成されている。第3のNMOSプッシュプル回路851
は第6および第7のNMOSトランジスタ861、86
2とから構成される。第6のNMOSトランジスタ86
1の第1の端子には電源電位があたえられ、第7のNM
OSトランジスタ862の第1の端子には接地電位が与
えられる。第6および第7のNMOSトランジスタ86
1、862の第2の端子は共通に正相出力端子Yに接続
される。第4のNMOSプッシュプル回路852は第8
および第9のNMOSトランジスタ863、864とか
ら構成される。第8のNMOSトランジスタ863の第
1の端子には電源電位があたえられ、第9のNMOSト
ランジスタ864の第1の端子には接地電位が与えられ
る。第8および第9のNMOSトランジスタ863、8
64の第2の端子は共通に逆相出力端子YNに接続され
る。第6および第9のNMOSトランジスタ861、8
64のゲートは第1の出力ノード841に接続され、第
7および第8のNMOSトランジスタ862、863の
ゲートは第2の出力ノード842に接続される。
【0024】次に、図8に示したクロックドライバ回路
の動作について説明する。なお、説明の都合上、入力端
子Aに入力されている全振幅の単相クロック信号がLレ
ベルからHレベルに変化するタイミングで説明を行う。
入力端子Aに与えられる電位レベルがLレベルからHレ
ベルに変化するので、クロック信号受信部401aの入
力段インバータ801はインバータ出力ノード813に
HレベルからLレベルに変化する逆相クロック信号を出力
する。第1のNMOSプッシュプル回路802の第2のNM
OSトランジスタ821のゲートには電源電位が与えら
れているためON状態を保っている。第3のNMOSトラ
ンジスタ822は、インバータ出力ノード813の電位
がHレベルからLレベルに変化するため、ON状態からOF
F状態に変化する。このため、第2の出力ノード842
の電位は上昇する。一方、第2のNMOSプッシュプル回路
803の第5のNMOSトランジスタ824のゲートに
は電源電位が与えられているためON状態を保っている。
第4のNMOSトランジスタ823は、インバータ出力
ノード813の電位がHレベルからLレベルに変化するた
め、ON状態からOFF状態に変化する。このため、第1
の出力ノード841の電位は降下する。以上説明したよ
うに、入力端子Aに与えらられた全振幅単相クロック信
号は、小振幅に変換されて第1の出力ノード841から
入力端子に与えられたクロック信号と同相のクロック信
号が、第2の出力ノード842から入力端子に与えられ
たクロック信号と逆相のクロック信号が出力される。な
お、小振幅させるクロック信号の電位レベルは、消費電
流やPMOSトランジスタの閾値などを考慮して、接地
電位(0V)近辺に設定することが望ましい。
【0025】第1の出力ノード841の電位が上昇する
ので、クロック信号送信部402aの第6および第9の
NMOSトランジスタ861、864はそのON抵抗が
低くなる。一方、第2の出力ノード842の電位が若干
降下するので、クロック信号送信部402aの第7およ
び第8のNMOSトランジスタ862、863はそのO
N抵抗が高くなる。このため、正相出力端子Yの電位は
若干高くなり、逆相出力端子YNの電位は若干低くな
る。結果として、正相出力端子Yからは入力端子に与え
られたクロック信号と同相の小振幅クロック信号が、逆
相出力端子YNからは入力端子に与えられたクロック信
号と逆相の小振幅クロック信号が出力される。
【0026】以上の説明において、クロック信号受信部
401、403、405で差動増幅回路を2つ使用した
構成を紹介したが、1つの差動増幅回路にて構成するこ
とも可能である。また、差動増幅回路は、PMOS受信の回
路(PMOSトランジスタで信号を受取る)方式を紹介した
が、クロック信号の小振幅レベルを電源側に近い領域に
するのであれば、NMOS受信の回路方式を使用することも
可能である。さらに、クロック信号送信部402、40
2a、404ではNMOSプッシュプル出力回路を用いた
が、PMOSプッシュプル回路、NMOSオープンドレイン回
路、CMOSプッシュプル回路、差動増幅回路などを用いて
小振幅差動クロック信号を生成する構成も可能である。
【0027】以上説明したように、本発明の第2の実施
例によれば、小振幅クロック信号の送受信が可能なクロ
ック信号受信部とクロック信号送信部で構成されるクロ
ックドライバ回路を用いたので、容量差によるスキュー
増加抑制可能となる。図10は、通常のクロックドライ
バ回路(a)と差動小振幅クロックドライバ回路(b)によ
る、負荷容量差に対するスキューを比較したシミュレー
ション結果を示す図である。なお、このシミュレーショ
ンは、図11に示した従来のクロックドライバ回路11
01が可変キャパシタ1102を駆動する場合と、図1
2に示したこの発明のクロックドライバ回路1201が
可変キャパシタ1202、1203を駆動する場合の負
荷容量差に対する到達時間差を計算したものである。可
変キャパシタの容量は、CL=0〜3pFである。図1
3は図11に示した従来のクロックドライバ回路110
1の回路図である。なお、この図において、入力段イン
バータ回路1301を構成する第1のPMOSトランジ
スタ1302のゲート長Lp=0.35μm、ゲート幅
Wp=11μmであり、第1のNMOSトランジスタ1
303のゲート長Ln=0.35μm、ゲート幅Wn=
5.5μmである。また、出力段インバータ回路130
4を構成する第2のPMOSトランジスタ1305のゲ
ート長Lp=0.35μm、ゲート幅Wp=22μmであ
り、第2のNMOSトランジスタ1306のゲート長L
n=0.35μm、ゲート幅Wn=11μmである。ま
た、この発明のクロックドライバ回路1201の回路構
成は図5に示したクロックドライバ回路と同一であるた
め、回路図は省略する。なお、クロックドライバ回路1
201においては、すべてのPMOSトランジスタのゲ
ート長Lp=0.35μm、ゲート幅Wp=20μmであ
り、すべてのNMOSトランジスタのゲート長Ln=
0.35μm、ゲート幅Wn=10μmである。
【0028】図10からわかるように、通常のクロック
ドライバ回路が負荷容量0pF〜3pF間で1ns程度のスキュ
ーが生じるのに対し、差動小振幅クロックドライバ回路
では0.5ns程度のスキューにとどまる。従って負荷容量
のばらつきに対するスキュー抑制が可能である。また、
クロック周波数が高くなると通常のクロックドライバ回
路では負荷容量が大きくなってクロック信号が全振幅出
来なくなり、追従できなくなる恐れがある。しかしなが
ら、本発明の実施例2で示したクロックドライバ回路は
小振幅動作であるため、高クロック周波数で負荷容量が
大きくなっても問題はない。また、差動信号を出力、伝
送させているため、外部からノイズ等がクロック配線に
のっても、信号受信動作には問題がなく、耐ノイズ性に
優れている。さらに、小振幅動作のため充放電電流によ
る消費電力が抑制可能である。第2の実施例におけるク
ロックドライバ回路は、その回路がゲートアレイ、エン
ベデッドアレイ、もしくはセルベースシステム上での基
本セルにて容易に構成することが出来るため、CADシス
テムで設計および実現することが容易に可能である。以
上説明した第2の実施例では、差動クロック信号を伝送
する方式を紹介したが、一方の配線に基準電圧を与え
て、もう一方のクロック配線のみでクロック信号を伝送
することも可能である。また、第2の実施例では、2つの
出力を同相および逆相クロック信号としたが、2つとも
同相出力としてクロック信号伝送することも可能であ
る。この場合、図3(a)とは異なった電磁界分布とな
り、隣接配線間のカップリング容量が減る効果がある。
その一方で他配線の影響を受けやすくなるため、他配線
を離してレイアウトする必要がある。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
隣接する配線の長さ、層間配線の交差による配線容量の
不均一性を調整して、クロックスキューの少ないクロッ
クドライバ回路およびクロック配線方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に関わるクロックドライ
バ回路を示す簡略回路図である。
【図2】可能な限り隣接して配線した2本の配線を示す
図である。
【図3】電磁界の結合を示す図である。
【図4】第2の実施例に関するクロックドライバ回路を
示す一部ブロック図である。
【図5】図4(a)に示したクロックドライバ回路の回路
構成を示す図である。
【図6】図4(b)に示したクロックドライバ回路の回路
構成を示す図である。
【図7】図4(c)に示したクロックドライバ回路201
の回路構成を示す図である。
【図8】図4(a)に示したクロックドライバ回路101
の他の回路構成を示す図である。
【図9】図8に示した入力段インバータ801の変形例
を示す回路図である。
【図10】通常のクロックドライバ回路と差動小振幅ク
ロックドライバ回路による負荷容量差に対するスキュー
を比較したシュミレーション結果を示す図である。
【図11】従来のクロックドライバ回路のシミュレーシ
ョン回路図である。
【図12】この発明のクロックドライバ回路のシミュレ
ーション回路図である。
【図13】従来のクロックドライバ回路の1101の回
路図である。
【符号の説明】
100 入力端子 101〜30N クロックドライバ回路 401、403、405 クロック信号受信部 402、404、406 クロック信号送信部 501、502、601、602、701、702、7
51 差動増幅回路 551、552、651、652、802、803、8
51、852 NMOSプッシュプル回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5B046 AA08 BA06 5B079 BA20 BC03 DD08 DD17 DD20 5F038 BH10 BH19 CA09 CD06 CD08 CD09 CD13 DF01 DF08 EZ09 EZ10 EZ20 5F064 AA03 AA04 CC12 EE02 EE18 EE45 EE46 EE47 EE54

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単相クロック信号が入力される入力端子
    と、 この入力端子に接続され、前記単相クロック信号を正相
    および逆相のクロック信号に変換して出力する初段クロ
    ックドライバ回路と、 この初段クロックドライバから出力された正相および逆
    相のクロック信号を中継する中間クロックドライバ回路
    と、 この中間クロックドライバ回路によって中継された正相
    および逆相のクロック信号を単相クロック信号に変換し
    て出力する最終段クロックドライバ回路と、 前記初段クロックドライバ回路から前記中間クロックド
    ライバ回路を介して最終段クロックドライバ回路を接続
    し、前記正相および逆相のクロック信号を伝送する2本
    の配線とを有し、この2本の配線は可能な限り隣接して
    配置されたクロックドライバ回路。
  2. 【請求項2】 前記2本の配線は同じ配線層で隣接して
    形成された請求項1記載のクロックドライバ回路。
  3. 【請求項3】 前記2本の配線は絶縁層を介して設けら
    れた異なる配線層で上下に形成された請求項1記載のク
    ロックドライバ回路。
  4. 【請求項4】 前記単相クロック信号は所定の振幅を有
    しており、前記正相および逆相クロック信号は前記所定
    の振幅より小さい振幅を有している請求項1記載のクロ
    ックドライバ回路。
  5. 【請求項5】 前記2本の配線は所定の固定電位が与え
    られる配線で囲まれている請求項1記載のクロックドラ
    イバ回路。
  6. 【請求項6】 所定の振幅の単相クロック信号が入力さ
    れる入力端子と、この入力端子に接続され、前記単相ク
    ロック信号をこの単相クロック信号の振幅より小さい振
    幅をもった正相および逆相の小振幅クロック信号に変換
    して出力する初段クロックドライバ回路と、 この初段クロックドライバから出力された正相および逆
    相の小振幅クロック信号を中継する中間クロックドライ
    バ回路と、 この中間クロックドライバ回路によって中継された正相
    および逆相の小振幅クロック信号を所定の振幅の単相ク
    ロック信号に変換して出力する最終段クロックドライバ
    回路と、 前記初段クロックドライバ回路から前記中間クロックド
    ライバ回路を介して最終段クロックドライバ回路を接続
    し、前記正相および逆相の小振幅クロック信号を伝送す
    る2本の配線とを有するクロックドライバ回路。
  7. 【請求項7】 前記2本の配線は可能な限り近接して配
    置された請求項6記載のクロックドライバ回路。
  8. 【請求項8】 前記2本の配線は同じ配線層で隣接して
    形成された請求項7記載のクロックドライバ回路。
  9. 【請求項9】 前記2本の配線は絶縁層を介して設けら
    れた異なる配線層で上下に形成された請求項7記載のク
    ロックドライバ回路。
  10. 【請求項10】 前記2本の配線は所定の固定電位が与
    えられる配線で囲まれている請求項7記載のクロックド
    ライバ回路。
  11. 【請求項11】 前記初段クロックドライバ回路は、前
    記単相クロック信号と基準電圧とを比較し、差動増幅さ
    れた正相および逆相のクロック信号を出力する差動増幅
    回路を含むクロック信号受信部と、前記差動増幅された
    正相および逆相のクロック信号を出力するクロック信号
    出力部とを有する請求項6記載のクロックドライバ回
    路。
  12. 【請求項12】 前記中間クロックドライバ回路は、前
    記正相および逆相のクロック信号を比較し、差動増幅さ
    れた正相および逆相のクロック信号を出力する差動増幅
    回路を含むクロック信号受信部と、前記差動増幅された
    正相および逆相のクロック信号を出力するクロック信号
    出力部とを有する請求項6記載のクロックドライバ回
    路。
  13. 【請求項13】 前記最終段クロックドライバ回路は、
    前記中継された正相および逆相のクロック信号を比較
    し、差動増幅された正相および逆相のクロック信号を出
    力する第1の差動増幅回路を含むクロック信号受信部
    と、前記差動増幅された正相および逆相のクロック信号
    を比較し、差動増幅された正相のクロック信号を生成
    し、この生成した正相のクロック信号を出力するクロッ
    ク信号出力部とを有する請求項6記載のクロックドライ
    バ回路。
  14. 【請求項14】 単相クロック信号が入力される入力端
    子近傍に、この入力端子に接続され、前記単相クロック
    信号を正相および逆相のクロック信号に変換して出力す
    る初段クロックドライバ回路を配置する工程と、 この初段クロックドライバから出力された正相および逆
    相のクロック信号を中継する中間クロックドライバ回路
    を単数または複数個配置する工程と、 この中間クロックドライバ回路によって中継された正相
    および逆相のクロック信号を単相クロック信号に変換し
    て出力する最終段クロックドライバ回路を、論理素子ブ
    ロックのクロック入力部近傍に配置する工程と、 前記初段クロックドライバ回路から前記中間クロックド
    ライバ回路を介して最終段クロックドライバ回路を接続
    し、前記正相および逆相のクロック信号を伝送する2本
    の配線を可能な限り隣接して配置する工程と、 この後前記2本の配線以外の配線を行う工程とを有する
    半導体集積回路のクロック配線方法。
  15. 【請求項15】 前記初段クロックドライバ回路は、前
    記単相クロック信号をこの単相クロック信号の振幅より
    小さい振幅をもった正相および逆相の小振幅クロック信
    号に変換して出力する請求項14記載の半導体集積回路
    のクロック配線方法。
  16. 【請求項16】 前記初段クロックドライバ回路は、前
    記単相クロック信号と基準電圧とを比較し、差動増幅さ
    れた正相および逆相のクロック信号を出力する差動増幅
    回路を含むクロック信号受信部と、前記差動増幅された
    正相および逆相のクロック信号を出力するクロック信号
    出力部とを有する請求項15記載の半導体集積回路のク
    ロック配線方法。
  17. 【請求項17】 前記中間クロックドライバ回路は、前
    記初段クロックドライバから出力された正相および逆相
    の小振幅クロック信号を中継する請求項14記載の半導
    体集積回路のクロック配線方法。
  18. 【請求項18】 前記中間クロックドライバ回路は、前
    記正相および逆相のクロック信号を比較し、差動増幅さ
    れた正相および逆相のクロック信号を出力する差動増幅
    回路を含むクロック信号受信部と、前記差動増幅された
    正相および逆相のクロック信号を出力するクロック信号
    出力部とを有する請求項17記載の半導体集積回路のク
    ロック配線方法。
  19. 【請求項19】 前記最終段クロックドライバ回路は、
    前記中間ドライバ回路によって中継された正相および逆
    相の小振幅クロック信号を所定の振幅の単相クロック信
    号に変換して出力する請求項14記載の半導体集積回路
    のクロック配線方法。
  20. 【請求項20】 前記最終段クロックドライバ回路は、
    前記中継された正相および逆相のクロック信号を比較
    し、差動増幅された正相および逆相のクロック信号を出
    力する第1の差動増幅回路を含むクロック信号受信部
    と、前記差動増幅された正相および逆相のクロック信号
    を比較し、差動増幅された正相のクロック信号を生成
    し、この生成した正相のクロック信号を出力するクロッ
    ク信号出力部とを有する請求項19記載の半導体集積回
    路のクロック配線方法。
  21. 【請求項21】 前記2本の配線は同じ配線層で隣接し
    て形成する請求項14記載の半導体集積回路のクロック
    配線方法。
  22. 【請求項22】 前記2本の配線は絶縁層を介して設け
    られた異なる配線層で上下に形成する請求項14記載の
    半導体集積回路のクロック配線方法。
  23. 【請求項23】 前記2本の配線を所定の固定電位が与
    えられる配線で囲む請求項14記載の半導体集積回路の
    クロック配線方法。
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