JPH0823354A - 信号入出力装置 - Google Patents

信号入出力装置

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JPH0823354A
JPH0823354A JP6154379A JP15437994A JPH0823354A JP H0823354 A JPH0823354 A JP H0823354A JP 6154379 A JP6154379 A JP 6154379A JP 15437994 A JP15437994 A JP 15437994A JP H0823354 A JPH0823354 A JP H0823354A
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circuit
transmission
output
signal
input
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JP6154379A
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Akira Tanaka
彰 田中
Kenichi Ishibashi
賢一 石橋
Akira Yamagiwa
明 山際
Takehisa Hayashi
林  剛久
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】差動型同時双方向伝送装置における欠点、例え
ば送信回路の出力反転に伴い対をなす自己の受信回路の
入力にパルスノイズが発生すること等を容易に解決し、
高速な同時双方向伝送を可能とする。 【構成】1対の信号入出力装置100とその装置間を接
続する信号伝送路10及び11から構成され、各々の信
号入出力装置100aは、差動の送信回路7aと、差動
の受信回路8aと、抵抗器1aから6aを有する。自己
の送信回路7aの出力は受信回路8aの入力に影響を与
えず、受信回路8aは相手側の送信回路7bからの信号
のみを受信する。抵抗器1aから6aは、受動素子回路
9a及び送信回路7aの出力抵抗と組をなして、それぞ
れ波形整形フィルタ及び整合終端器を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は信号入出力装置、更に詳
しくいえば、電子計算機あるいは通信機器等の信号入出
力装置で、特に複数の信号入出力装置間で双方向に差動
信号の送受信を同時に行なう場合に使用される装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の差動信号の送受信を行う同時双方
向伝送装置が公開特許公報、特開昭47−11702号
に開示されている。この従来知られている同時双方向伝
送装置の主たる目的は、同じ伝送速度を有する通常の単
方向伝送の信号入出力装置に比べて必要な信号伝送路の
本数を半減することにあり、各信号入出力装置内に設け
た小規模な抵抗器回路による信号電位の分圧のみによっ
て、送信回路の出力が自己の受信回路の入力へ回り込む
ことを防ぎ、相手側の信号入出力装置から送られた信号
を受信することである。
【0003】上記従来の同時双方向伝送装置は、差動信
号を伝送する第1及び第2の信号伝送路の両端に整合終
端抵抗器を備えた信号入出力装置を接続する。各信号入
出力装置は、第1及び第2の出力端子を備えた送信回路
を有する。この第1及び第2の出力端子は、それぞれ整
合終端抵抗器を介して第1及び第2の信号伝送路に差動
の送信信号を供給するように接続する。また、各信号入
出力装置は、反転入力端子と非反転入力端子を備えた差
動受信回路を有し、相手側信号入出力装置から上記信号
伝送路を介して伝送された信号を受信する。さらに送信
回路の第1の出力端子と第2の信号伝送路との間に分圧
抵抗器を設け、この分圧電位を上記受信回路の非反転入
力端子に入力する。同様に送信回路の第2の出力端子と
第1の信号伝送路との間に分圧抵抗器を設け、この分圧
電位を受信回路の反転入力端子に入力する。上記分圧抵
抗器の抵抗値は、いずれも整合終端抵抗器の値に比べて
十分に大きな値をもたなければならない。上記信号入出
力装置において、分圧抵抗器及び整合終端抵抗器は、送
信回路の出力が自己の受信回路の反転入力端子と非反転
入力端子との間の差動信号として回り込むことを防ぎ、
同時に相手側から上記信号伝送路を介して伝送された信
号の少なくとも一部分を受信回路の反転・非反転入力端
子に入力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は上記従来の
技術は特に高速な同時双方向伝送を行なう場合におい
て、次の3つの問題点を有することに気がついた。第1
に従来の入出力装置においては、受信回路の反転・非反
転入力端子に相手入出力装置からの信号の他に自己の送
信回路の差動相補出力である第1及び第2の出力の中央
電位、すなわち出力“高”と“低”のちょうど中央の電
位を直接印加している。このため、送信回路の出力が反
転するときには、第1及び第2の出力が同時に反転しな
ければ、自己の受信回路の反転・非反転入力端子に現わ
れる受信信号に影響を与えてしまう欠点があった。伝送
速度が十分に遅ければこの欠点を無視することができ
た。しかし近年技術の進歩により高速伝送装置の送信回
路としても用いられることが多くなったCMOSやTT
Lの差動送信回路は、一般に送信回路の第1の出力部と
第2の出力部を各々独立して構成する。このため出力反
転の開始時間とそれに要する時間に関して、第1及び第
2の出力の間に差異が生ずる。この様な欠点を解決する
ことなく従来の技術をそのまま高速伝送に適用した場
合、送信回路の第1及び第2の出力が反転する際に受信
回路の反転・非反転入力端子にパルス性のノイズが発生
する。このパルスノイズは原理的には同相ノイズである
が、実際には受信回路の同相ノイズ除去が十分でないた
めその一部が差動ノイズへと変化し、装置のノイズ余裕
度を低下させる。また、相手から受信した信号の反転時
にパルスノイズが現われると、受信回路のジッタが増大
する。
【0005】第2に、従来の技術では、受信回路の入力
端子に接続する分圧抵抗器の抵抗値を、整合終端抵抗器
の抵抗値に比べて十分に大きくしなければならなかった
ため、受信回路の反転・非反転入力回路の入力端子へ与
える電流が非常に小さくならざるを得なかった。したが
って、この受信回路の入力部に大きな寄生容量等がある
場合には、受信信号の反転時の波形が鈍り、高速な信号
伝送を行なうことが困難となる欠点があった。また一般
に、市販されているRS−422等の高速伝送規格品の
受信回路の入力部では、回路保護のため抵抗器を介して
反転・非反転入力端子をそれぞれ接地電位及び電源電位
に接続している。このため、このような受信回路を従来
技術に用いると受信信号に保護回路による直流電位が重
畳し、本来受信した信号に比べ、振幅の低下やジッタの
増大を引き起こす。
【0006】第3に、従来の技術では、送信回路の出力
抵抗を無視していたが、実際には送信回路は出力抵抗を
有するために、信号伝送路の両側に接続された各々の信
号入出力装置へ入力する送信データの組み合わせによ
り、送信回路の差動出力振幅が一定にならないという欠
点があった。この理由を説明する。各々の信号入出力装
置へ入力する送信データの組み合わせがそれぞれ“高”
と“高”あるいは“低”と“低”の場合、信号伝送路の
両端には電位差が生じないため信号伝送路に電流は流れ
ず、また分圧抵抗器の抵抗値も大きいため、送信回路の
出力端子にはほとんど電流が流れない。このとき送信回
路の出力抵抗における電圧降下は最小であるので、差動
出力振幅は最大となる。一方、送信データの組み合わせ
がそれぞれ“高”と“低”あるいは“低”と“高”の場
合には、信号伝送路の両端に電位差が生じて信号伝送路
に電流が流れるため、送信回路の出力には大きな電流が
流れる。このとき送信回路の出力抵抗における電圧降下
は最大となるので、差動出力振幅は最小となる。CMO
SやTTLの送信回路は年々高速化されつつあるが、一
般にこれらの出力抵抗はECL等に比べて大きいため、
上記の欠点により高速伝送を目的とした場合には、CM
OSやTTLの送信回路を用いることが困難であった。
【0007】従って、本発明の第1の目的は、上記第1
の欠点を解決するために、従来の技術に示した入出力送
装置に小規模な受動素子回路を付加するだけで、受信回
路に入力する受信信号を鈍らせることなく、自己の送信
回路から受信回路へ回り込むパルスノイズを低減するこ
とである。本発明の第2の目的は、上記第2及び第3の
欠点を解決するために、信号伝送路との整合終端を保っ
たまま受信回路の入力端子に接続する分圧抵抗器の抵抗
値を従来の技術とは全く逆に小さくすることである。本
発明の第3の目的は、前述従来技術の欠点を解決した入
出力装置を高速なパラレル伝送に適用する際にその伝送
速度を制限する最大の要因であるデータ間スキュー(デ
ータの伝搬遅延時間ばらつき)を低減し、より一層高速
な信号伝送を可能とすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による信号入出力装置は、差動信号を出力す
る第1及び第2の出力端子もつ送信回路と、第1から第
6の端子を備え、上記第1及び第2の端子がそれぞれ上
記送信回路の第1及び第2の出力端子に接続し、上記第
3及び第4の端子がそれぞれ第1及び第2の信号伝送路
に接続する抵抗器回路と、上記抵抗器回路の第5及び第
6の端子からの信号を入力とし、上記抵抗器回路ととも
に低域通過フィルタ及び等化フィルタの少なくとも一方
を構成する受動素子回路と、非反転入力端子及び反転入
力端子がそれぞれ上記受動素子回路の第1及び第2の主
力端子に接続された受信回路を設けて構成される。抵抗
器回路は従来の技術と同様に、上記信号伝送路上に自己
の送信回路が出力する差動信号と相手側の信号入出力装
置が出力する差動信号を合成するとともに、この合成信
号から自己の送信回路が出力する差動信号を分離して取
り除き相手側の信号入出力装置が出力した差動信号の少
なくとも一部を抽出する。
【0009】本発明により新たに設けた受動素子回路
は、抵抗器回路及び受信回路の入力部と作用して、受信
回路の入力端子に入力すべく抽出した差動信号のノイズ
低減をする低域通過フィルタあるいは信号伝送路の周波
数損失特性補償をする等化フィルタを構成する。受動素
子回路の代わりに、能動素子を用いた回路を設けて能動
フィルタを構成することも可能である。ここで、抵抗器
回路と受動素子回路で構成するフィルタは、信号伝送路
から受信回路への経路に対する周波数特性と、自己の送
信回路から上記受信回路への経路に対する周波数特性が
異なる。このため受信信号を鈍らせることなく、自己の
送信回路から自己の受信回路へ回り込むパルスノイズの
みを効果的に低減することを可能とする。
【0010】また、上記抵抗器回路は上記第1及び第3
の端子に接続する第1の抵抗器と、上記第2及び第4の
端子に接続する第2の抵抗器と、上記第1及び第6の端
子に接続する第3の抵抗器と、上記第2及び第5の端子
に接続する第4の抵抗器と、上記第3及び第5の端子に
接続する第5の抵抗器と、上記第4及び第6の端子に接
続する第6の抵抗器から構成され、上記第1、第2、第
3、第4、第5及び第6の抵抗器の抵抗値をそれぞれR
1、R1、R2、R2、R3及びR3とし、上記信号伝
送路の特性インピーダンスをZ0、及び上記送信回路の
出力抵抗をRsとしたとき、これらの値の間に
【0011】
【数5】
【0012】
【数6】
【0013】
【数7】
【0014】ここで、
【0015】
【数8】
【0016】が少なくとも近似的に成り立つようにし
た。ここで(1)式は自己の送信回路の出力が受信回路
に入る分をキャンセルさせる条件であり、(2)式は入
出力装置と信号伝送路との整合条件である。(3)式は
抵抗器として存在する値の条件である。
【0017】
【作用】本発明による信号入出力装置に送信データを入
力すると、信号伝送路上に送信回路の出力と相手側の信
号入出力装置の出力の合成信号が発生する。この合成信
号から相手側の送信信号の少なくとも一部を抽出し、受
信回路を通して受信データを出力する。本発明による信
号入出力装置の受動素子回路は、抵抗器回路及び受信回
路の入力部と作用してフィルタを構成している。このフ
ィルタは、送信回路出力端子から自己の受信回路入力端
子にかけての経路に関して低い遮断周波数の低域通過フ
ィルタを構成し、一方、信号伝送路から受信回路入力端
子の経路に関して高い遮断周波数をもつので、受信信号
を鈍らせることなく自己の送信回路から回り込むパルス
ノイズのみを低減する。
【0018】本発明による信号入出力装置の抵抗器回路
では、上記(1)ないし(4)式を近似的に満たす各抵
抗器で構成され、抵抗器回路と送信回路の出力抵抗が作
用して信号伝送路を整合終端するため、従来技術と違い
分圧抵抗器の抵抗値を自由に選ぶことが可能となる。す
なわち、受信回路入力部の容量が大きい場合これにより
受信波形が鈍ることを防ぐため、受信回路の入力端子に
接続する分圧抵抗器の抵抗値R2及びR3を小さくして
受信回路入力部へ十分な大きさの電流を与えることがで
きる。また、分圧抵抗器の抵抗値R2及びR3を小くす
れば、市販のRS−422等の規格品の受信回路を用い
た場合でも、その入力部の保護回路によるノイズ余裕度
の低下やジッタの増大を引き起こす心配はなくなる。
【0019】各々の信号入出力装置へ入力する送信デー
タの組み合わせによる送信振幅の変動を小さく抑さえる
手段の一つは、信号伝送路を流れる電流を小さくし分圧
抵抗器を流れる電流との差を小さくすることである。し
たがって、最も簡単には整合終端抵抗器の抵抗値R1を
大きくすればよい。このとき、分圧抵抗器の抵抗値R2
及びR3は上記(1)から(4)式により決まり、送信
回路の出力部を流れる電流の大きさの変動が小さくな
り、振幅を一定にすることができる。
【0020】上述のようにして従来技術の欠点を解決し
た本発明による信号入出力装置は、1対の信号入出力装
置間に高速な送信データを同時に入力すると、データは
信号伝送路を伝わり相手側の信号入出力装置から同時に
出力される。このとき、信号伝送路が切断されているか
あるいは相手側の送信回路の出力抵抗がハイ・インピー
ダンスになっているならば、送信データはそれぞれ信号
伝送路の切断箇所あるいは相手側の信号入出力装置で全
反射され、自己の信号入出力装置の受信データとして出
力される。この受信データにより信号伝送路の往復の伝
搬遅延スキューを測定することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。以下の図
において各構成要素に付した添え字a及びbは、それぞ
れ信号伝送線路を介して接続した第1及び第2の信号入
出力装置に関することを示し、第1の信号入出力装置を
自己、第2の信号入出力装置を相手側と呼ぶ。自己、相
手側を特に区別しない場合には、添え字a及びbを省略
して説明する。
【0022】<実施例1>図1は、本発明による信号入
出力装置を使用した同時双方向伝送装置の第1の実施例
の構成を示す回路図である。図1において、100は信
号入出力装置、1及び2はそれぞれ第1及び第2の抵抗
器、3及び4はそれぞれ第3及び第4の抵抗器、5及び
6はそれぞれ第5及び第6の抵抗器であり、抵抗器1及
び抵抗器2を整合終端抵抗器、抵抗器3及び抵抗器6を
第1の分圧抵抗器、抵抗器4及び抵抗器5を第2の分圧
抵抗器、抵抗器1から6により構成する回路を総称して
抵抗器回路と呼ぶ。7は送信データに対応する差動信号
を出力する送信回路、8は差動信号を入力してそれに対
応する受信データを出力する受信回路、9は受動素子回
路、10、11は信号伝送路、12は送信回路7へ送信
データを入力する入力端子、13及び14は送信回路7
の第1及び第2の出力端子、15及び16は抵抗器回路
と信号伝送路10、11との接続端子、17及び18は
抵抗器回路と受動素子回路9との接続端子、19及び2
0は受信回路8の反転・非反転入力端子、21は受信回
路8の受信データを出力する出力端子である。また、R
1からR3は各抵抗器の抵抗値、Zoは信号伝送路10
及び11間の特性インピーダンス、Rsは送信回路7の
出力抵抗値を示す。
【0023】図2は、図1の実施例の動作説明のための
タイミング図である。特に同時双方向に差動信号の伝送
を行っているときの図1の各部の波形を示し、波形番号
は図1の構成要素番号と同一である。ただし、19a’
及び20a’は説明のために受動素子回路9aを設けな
い場合の反転・非反転入力端子19a及び20aの波形
を示す。また、tpdは信号伝送路10及び11の伝搬
遅延時間、tskewは送信回路7の出力13及び14
間のスキューである。
【0024】信号伝送路10及び11は、両側の信号入
出力装置100a及び100bにおける抵抗器回路の抵
抗器1から6及び送信回路7の出力抵抗値Rsとの組に
よって整合終端されている。第1の信号入出力装置10
0aに注目して、動作を説明する。端子12に送信デー
タを入力すると、端子15及び16に信号入出力装置1
00aと100bの差動出力を合成した3値論理の差動
電位が生じる。この状態を図2の12a及びbから16
aに示す。送信すると同時に上記3値の合成差動信号か
ら自己の送信信号の寄与分を引き算して相手側の信号入
出力装置100bが送信した差動信号を反転・非反転入
力端子19a及び20aへ抽出し、受信回路8aを通し
て端子21aへ出力する。このように、受信回路8aの
入力が自己の送信回路7aの出力と無関係に決まるため
には、送信回路7aが出力端子13a及び14aの電位
に係りなく、両電位の中央値を反転・非反転入力端子1
9a及び20aに印加するようにしなければならない。
このようにしたとき端子17a及び18aの電位は、相
手側の信号入出力装置100bから信号伝送路10及び
11と抵抗器回路1aから6aを介して伝わった受信信
号の電位と、出力端子13a及び14aの中央電位の和
となるが、送信回路7aの入力12aが“高”のときで
も“低”のときでも出力端子13a及び14aは互いに
相補となることから、後者の中央電位は常に一定に保た
れる。したがって、受信回路8aの入力は前者の受信信
号のみにより一意に定まる。上述の動作を理想的に行う
ためには、仮に出力13aが”ΔV”だけ変化したとき
には、出力14aも同時に”−ΔV”だけ変化して両出
力の中央電位を一定値に保たなければならない。もしそ
うでないと、自己の反転・非反転入力端子19a及び2
0aに現われる信号に影響を与えてしまうからである。
一般に、出力13a及び14aが反転するときには両者
の間に時間的な「ずれ」すなわちスキューがあり、また
出力13aの変化に要する時間と出力14aの変化に要
する時間も全く同じではない。したがって、自己の送信
回路7aの出力13a及び14aが反転する度に、相手
側の信号入出力装置100bから信号伝送路10及び1
1を介して受け取った信号にパルス性のノイズが発生す
る。この状態を図2の13a、14a、19a’及び2
0a’に示す。また、このパルス性のノイズの周波数成
分は、出力13a及び14aの反転速度に対応して決ま
るので、通常パルス性のノイズの周波数は伝送信号の周
波数よりも1桁程度高い。
【0025】このパルス性のノイズを低減するため、端
子17a及び18aに受動素子回路9aを設けている。
受動素子回路9aは、端子17a及び18aとアースと
の間を接続するコンデンサ31a及び32aで構成され
ている。抵抗器回路の抵抗1aから6aとコンデンサ3
1a及び32aは低域通過フィルタを構成する。送信回
路7aから対をなす受信回路8aへの経路の抵抗値は、
信号伝送路10及び11から受信回路8aへの経路の抵
抗値より大きいため、パルスノイズの経路に対しては遮
断周波が低く、受信信号に対しては遮断周波数が高い低
域通過フィルタとなる。これにより、フィルタは受信信
号を鈍らせることなくパルスノイズを低減させ、受信回
路8aは十分なノイズ余裕度をもって出力端子21aに
受信データを出力することができる。この状態を図2の
19aから21bに示す。
【0026】以上の動作を十分なノイズ余裕度をもって
正しく行うためには、整合終端抵抗器1及び2の値が等
しく、また、分圧抵抗器のうち抵抗器3及び4の値が等
しく抵抗器5及び6の値が等しい平衡回路であることが
望ましい。さらに、図1に示すようにそれぞれの抵抗値
をR1、R2及びR3、信号伝送路10及び11の特性
インピーダンスをZo、送信回路7の出力抵抗をRsと
おくとき、これらの抵抗値の間に前記(1)から(4)
式を近似的に満たしているこが望ましい。(1)から
(4)式を満たしている限り、抵抗器回路の抵抗1から
6は送信回路7の出力抵抗Rsと作用して信号伝送路1
0及び11を整合終端し、かつ自己の送信回路7aの出
力が対をなす受信回路8aの受信信号に回り込むことを
防ぐことができる。実際に値を決定する場合、整合終端
抵抗器の抵抗値R1を適度に大きくとることにより分圧
抵抗器の抵抗値R2及びR3をR1よりやや大きい値程
度におさえておくとよい。このようにすることにより、
受信回路8の入力端子19及び20に十分な電流を与え
ることが可能となり、寄生容量等の影響により受信信号
の波形が鈍ることを防ぎ、高速伝送を可能にする。
【0027】具体的に、例えば、Z0=100Ω、Rs
=30Ωのとき、R1=47Ω、R2=270Ω、R3
=120Ωとするとよい。また、送信回路7及び受信回
路8を例えばそれぞれRS−422規格ICの差動ライ
ン・ドライバIC及び差動ライン・レシーバICで実現
することができる。このとき送信回路7の出力反転に要
する時間は約1nsであるので、受動素子回路9のない
場合に受信回路8の入力部19及び20に現われるパル
スノイズの周波数成分は約300MHz以上となる。そ
こで、図1に示すコンデンサ31及び32の値をともに
10pFとして受動素子回路9を構成すると、パルスノ
イズの経路に対する遮断周波数は約80MHz、一方受
信信号の経路に対する遮断周波数は約200MHzとな
る。このとき例えば現在高速伝送網の伝送速度としてよ
く知られた伝送速度10Mbpsの信号伝送を行うと、
受信信号を鈍らせることなく回り込みによるパルス性ノ
イズのみを低減させることが可能となる。
【0028】図3、図4及び図5は、いずれも受動素子
回路9の他の構成例を示す回路図である。図3のように
端子19及び20に抵抗器33及び34を接続した場
合、抵抗器回路の抵抗1から6と受動素子回路9及び反
転・非反転入力端子19及び20の寄生容量は、組とな
って2次の低域通過フィルタを構成するので、図1の例
よりもさらに効果的にパルス性ノイズを低減することが
可能となる。
【0029】図4に示すように、コンデンサ31及び3
2の部品点数を減らして、線間を接続するコンデンサ3
5で置き換えて、2次の低域フィルタを構成している。
コンデンサ35を線間寄生容量で実現すれば、部品点
数、コスト及び実装面積などをさらに削減することがで
きる。さらに、抵抗33の両端及び34の両端をそれぞ
れ短絡すれば、同様の利点をもつ1次の低域フィルタと
なる。ただし、図4のようにコンデンサ35を線間に設
けた場合には、同相のパルス成分に対してはフィルタは
作用せず、差動のパルス成分のみを低減することにな
る。
【0030】図5の受動素子回路は、抵抗器33及び3
4のそれぞれに並列にコンデンサ36及び37を設け、
さらに、線路間に抵抗器38を設けることにより簡単な
等化器を構成している。この構成を用いると、信号伝送
路10及び11の周波数損失を補償することができる。
【0031】上述のように、受信回路の端子17a及び
18aには図3から図5に例示したように様々な内部構
成の受動素子回路9aを接続することができる。なぜな
ら、送信回路7aの出力端子13a及び14aの送信信
号は、自己の端子17a及び18aの間に電位差を発生
させないため、端子17a及び18aに何らかの回路を
付加したことにより信号の回り込みが発生することはな
いからである。
【0032】図6は、送信回路7の出力抵抗Rsの電圧
降下について説明するため、図2の動作説明図の一部を
さらに詳細に示したタイムチャート図である。41は送
信回路7の出力の電圧降下である。図示のように、従来
は送信回路7の出力抵抗Rsにおける電圧降下のため
に、信号伝送路10及び11の両側に接続された各々の
信号入出力装置100へ入力する送信データの組み合わ
せにより、送信回路7の差動出力振幅が変化してしまう
という問題があった。以下、その理由を述べる。入力端
子12a及び12bに入力する送信データの組み合わせ
がそれぞれ“高”と“高”あるいは“低”と“低”の場
合には、信号伝送路10及び11の両端には電位差が生
じないため信号伝送路10及び11に電流は流れない。
このため、送信回路7の出力端子13及び14を流れる
出力電流が小さく、出力抵抗Rsにおける電圧降下も小
さいため出力振幅は大きくなる。一方、送信データの組
み合わせがそれぞれ“高”と“低”あるいは“低”と
“高”の場合には、信号伝送路10及び11に大きな電
流が流れるため、送信回路7の出力端子13及び14を
流れる出力電流が大きく、出力抵抗Rsにおける電圧降
下41を生じて出力振幅は小さくなる。
【0033】電圧降下41を小さくするには、整合終端
抵抗器1及び2の抵抗値R1を大きくし、したがって、
前記(1)ないし(4)式を満たすべく分圧抵抗器の抵
抗値R2及びR3を相対的に小さくし、送信データの組
み合わせが“高”と“低”あるいは“低”と“高”のと
きに信号伝送路10及び11を流れる電流を小さくする
とよい。なぜならこれにより、送信データの組み合わせ
の変化に伴う送信回路7の出力電流の変化を小さくでき
るので、回路構成を変更することなく容易に送信回路7
の出力電流をほぼ一定の大きさに保つことができるから
である。すなわち、電圧降下41の影響を抑え、送信回
路7の出力振幅を一定に保つことができる。
【0034】<実施例2>図7は、本発明による信号入
出力装置の他の実施例にの動作説明のための真理値表で
ある。図8は上記本発明による入出力装置の他の実施例
を示すブロック図である。本実施例は接続障害検出機能
を有する入出力装置である。
【0035】図7により、接続障害検出機能をもつ本実
施例における伝送手順を説明する。始めに、信号入出力
装置100aの送信データ12aを“高”、信号入出力
装置100bの送信データ12bを“低”に設定する。
信号入出力装置100aと信号入出力装置100bが正
常に接続され正常に動作している場合、当然、信号入出
力装置100aの受信データ21aは信号入出力装置1
00bが送信している“低”、一方、信号入出力装置1
00bの受信データ21bは信号入出力装置100aが
送信している“高”となる。ところが、信号入出力装置
100aと信号入出力装置100bの接続に異常が発生
した、あるいは信号入出力装置100bの電源が切れた
等の理由で信号入出力装置100bの送信回路7bがハ
イ・インピーダンスとなったなどの障害が発生した場
合、信号入出力装置100aの受信データ21aは信号
入出力装置100a自身が送信している“高”へと反転
する。同様に、信号入出力装置100bの受信データ2
1bは信号入出力装置100bが送信している“低”へ
と反転する。これは、端子15及び16にそれぞれ整合
終端された信号伝送路10及び11を接続しなければ、
送信回路7から自己の受信回路8への回り込みを打ち消
すことができないからである。
【0036】図8に示す信号入出力装置において、80
は反転検出器であり、端子21から出力される信号が反
転したときに障害検出信号を出力する。端子12への入
力データは、図8に示すように互いに異なるレベルに固
定された一定値である。上述のように、信号伝送路1
0、11の両端に接続された入出力装置100a及び1
00bに、あらかじめ互いに異なる一定レベルの入力デ
ータを与えておく。障害発生時には各々の受信データが
反転し、反転検出器80が障害検出信号を出力する。
入出力上装置を複数有するパラレルの伝送装置等におい
て、1回線を図8のような反転検出器80を持つ構成に
すれば、接続障害検出機能を実装する目的で新たに別の
信号入出力装置を設ける必要はない効果がある。
【0037】<実施例3>図9は、本発明による信号入
出力装置の第3の実施例の構成を示すブロック図であ
る。本実施例は電源投入後の立ち上げ時などに、相手側
の信号入出力装置100bあるいは100aと信号を送
受信することなく、場合によっては信号伝送路10及び
11を接続することもなく、自己の信号入出力装置10
0aあるいは100bが正常に動作するか否かを判定す
る、自己検査機能を有する実施例である。図のなかで、
81は、送信データと受信データを比較し、両者が一致
しない場合にそのことを示す不一致信号を出力する比較
器である。
【0038】本実施例は、自己の信号入出力装置100
aに信号伝送路10あるいは11を接続しない場合、あ
るいは相手側の信号入出力装置100bを電源オフにす
るか、相手側の送信回路7bが3ステート送信回路であ
ってかつイネーブル・オフにすることにより、相手側の
送信回路7bがハイ・インピーダンス状態にある場合、
実施例2で説明した理由により送信回路7aの送信した
信号を自己の受信回路8aで受信する。そこで、送信デ
ータと受信データを比較するように比較器81を設け、
上記の状況において、自己の送信回路7aへの送信デー
タ12aと自己の受信回路8aからの受信データ21a
が一致しているか否かを判定できるように構成されてい
る。従って、本実施例では、相手側の信号入出力装置1
00bとの信号の送受信を行うことなく、自己の信号入
出力装置100aが正常に動作することを確認できる。
【0039】<実施例4>図10は、本発明による信号
入出力装置の第4の実施例の構成を示すブロック図であ
る。本実施例は、送受信すべきデータのない一時待機中
の消費電力を低減する、低消費電力待機機能を有する。
同図において、82はAND回路であり、待機モード信
号82と送信データの論理積信号を入力端子12の加え
るようにこうせいされている。待機モード信号は、信号
送受信時には“高”レベル、一時待機中には“低”レベ
ルとなる。
【0040】AND回路82により、信号送受信時には
送信データがそのまま入力端子12へ入力されるが、一
時待機に入り待機モード信号が“低”レベルとなると入
力端子12は必ず“低”レベルに固定される。相手側も
同様に一時待機に入ると送信信号は互いに同じ“低”レ
ベルとなる。このとき、信号伝送路10及び11を流れ
る電流は零となり、信号入出力装置100に供給する電
流は最小となり消費電力を低減する。固定するレベルを
共に“高”としても同様の機能を実現できる。あるい
は、一定レベルに固定しなくとも、同時に互いに同じレ
ベルのデータを送信する手段を設けることにより、消費
電力を大きく低減できる。
【0041】<実施例5>図11は、本発明による信号
入出力装置の第4の実施例の構成を示すブロック図であ
る。本実施例は、前記信号入出力装置が/第1及び第2
の信号伝送路で相互に結合された同時双方向伝送装置の
複数組で構成され、伝搬遅延スキューを低減する機能を
備えたパラレル伝送型の同時双方向伝送装置である。同
図において101は信号入出力装置を複数並べたパラレ
ル伝送型の信号入出力装置、200は抵抗器回路の抵抗
1から6と受動素子回路9を図1のごとく接続した回
路、300は可変遅延回路、400はスキュー検出回
路、50は3ステート送信回路7のイネーブル信号Eの
入力端子である。
【0042】スキュー調整時には、信号入出力装置10
1aでは制御端子50aを介して入力するイネーブル信
号Eaにより送信回路7aを動作状態に保ち、一方信号
入出力装置101bではイネーブル信号Ebにより送信
回路7bをハイ・インピーダンス状態とする。受信回路
8aは、自己の信号入出力装置101aが出力する差動
信号の信号入出力装置101bにおける反射波を、2つ
の信号入出力装置101a及び101b間の往復時間だ
け遅れて受信することができる。これを利用してスキュ
ー検出回路400は受信信号間のスキューを測定し、可
変遅延回路300を最適に調整し、スキューを低減す
る。
【0043】本実施例のパラレル伝送装置は、一般のパ
ラレル伝送装置において伝送速度及び伝送距離を制限す
る最大の要因である各信号伝送路間のスキューを低減
し、長距離高速のパラレル伝送を可能にする。
【0044】
【発明の効果】本発明によると、信号入出力装置と該装
置間を信号伝送路で接続した従来の同時双方向伝送装置
を、特に高速の信号伝送に使用する場合に生ずる種々の
問題を容易に解決できる。第1に、送信回路の出力反転
に伴い自己の受信回路の入力に発生するパルスノイズに
関して、本来の受信信号を鈍らせることなく効率よくパ
ルスノイズを低減する。この目的のために付加する受動
素子回路は最低わずか1個のコンデンサで構成すること
が可能であるので、非常に低費用で大きな効果をあげら
れるという効果がある。また、信号伝送路の周波数損失
を補償することも可能である。
【0045】第2に従来技術と違い、抵抗器回路と送信
回路の出力抵抗が作用して信号伝送路を整合終端するの
で、個々の抵抗値に広い選択の幅をもたせ、最適な値に
選ぶことが可能となる。例えば受信回路の入力容量が大
きい場合でも、その入力端子に接続する抵抗の値を十分
に低くして入力部に十分な電流を与えることにより、信
号伝送路の周波数損失の影響以上に受信波形が鈍ること
を防ぐことができる。このとき同時に、市販の規格品で
あり入力部に保護回路を内蔵する受信回路ICを用いた
場合でも、ノイズ余裕度の低下やジッタの増大を引き起
こすことはなくなる。
【0046】第3に、整合終端抵抗器の値を任意に大き
くすることも可能となる。これにより、従来技術におい
て各々の信号入出力装置に入力する送信データの組み合
わせにより変動していた送信回路の出力振幅が、常にほ
ぼ一定となる。またこの効果は上記第2の効果と同時に
実現することができる。
【0047】以上のように、本発明は従来の技術にみら
れた問題点を改善し、高速な同時双方向伝送を可能とす
る。さらに、従来の技術や一般てきな単方向の伝送回路
にない便利な機能を実現する。例えば、障害検出機構
や、相手側と送受信するまでもなく単体で自己の信号入
出力装置が正常か否かを判定する自己検査機能や、低消
費電力待機機能や、パラレル伝送装置におけるスキュー
低減機能などである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による信号入出力装置の第1の実施例の
回路図である。
【図2】図1に示した実施例の動作を説明するタイミン
グ図である。
【図3】図1に示した受動素子回路9の他の構成例を示
す回路図である。
【図4】図1に示した受動素子回路9の他の構成例を示
す回路図である。
【図5】図1に示した受動素子回路9の他の構成例を示
す回路図である。
【図6】図2の一部を更に詳細に説明するタイミング図
である。
【図7】本発明による信号入出力装置の第2の実施例の
動作説明のための伝送手順を示す真理値表である。
【図8】本発明による信号入出力装置の第2の実施例の
構成を示すブロック図である。
【図9】本発明による信号入出力装置の第3の実施例の
構成を示すブロック図である。
【図10】本発明による信号入出力装置の第4の実施例
の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明による信号入出力装置の第5の実施例
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
a、b:それぞれ信号伝送路の左側の装置及び右側の装
置を表す添字 1、2:合成抵抗器 3、5:分圧抵抗器 4、6:分圧抵抗器3及び5と対をなす分圧抵抗器 7:差動送信回路 8:差動受信回路 9:受動素子回路 Z0:信号伝送路の特性インピーダンス tpd:信号伝送路の伝搬遅延時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 剛久 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】差動信号を出力する第1及び第2の出力端
    子をもつ送信回路と、第1から第6の端子を備え、上記
    第1及び第2の端子がそれぞれ上記送信回路の第1及び
    第2の出力端子に接続され、上記第3及び第4の端子が
    それぞれ第1及び第2の信号伝送路に接続される抵抗器
    回路と、上記抵抗器回路の第5及び第6の端子からの信
    号を入力とし、上記抵抗器回路とともに低域通過フィル
    タ及び等化フィルタの少なくとも一方を構成する受動素
    子回路と、非反転入力端子及び反転入力端子がそれぞれ
    上記受動素子回路の第1及び第2の出力端子に接続され
    た受信回路を有して構成されたことを特徴とする信号入
    出力装置。
  2. 【請求項2】上記抵抗器回路が上記第1及び第3の端子
    に接続する第1の抵抗器と、上記第2及び第4の端子に
    接続する第2の抵抗器と、上記第1及び第6の端子に接
    続する第3の抵抗器と、上記第2及び第5の端子に接続
    する第4の抵抗器と、上記第3及び第5の端子に接続す
    る第5の抵抗器と、上記第4及び第6の端子に接続する
    第6の抵抗器から成り、上記第1、第2、第3、第4、
    第5及び第6の抵抗器の抵抗値をそれぞれR1、R1、
    R2、R2、R3及びR3とし、上記信号伝送路の特性
    インピーダンスをZ0、及び上記送信回路の出力抵抗を
    Rsとしたとき、これらの抵抗値の間に 【数1】 【数2】 【数3】 ここで、 【数4】 が近似的に成り立つようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載の信号入出力装置。
  3. 【請求項3】上記受動素子回路が抵抗器とコンデンサと
    から構成されたことを特徴とす請求項1又は2に記載の
    信号入出力装置。
  4. 【請求項4】上記受動素子回路が、上記抵抗器回路の第
    5の端子と上記受信回路のアースに接続されたコンデン
    サと、上記抵抗器回路の第6の端子と上記受信回路のア
    ースに接続されたコンデンサから成ることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の同時双方向伝送装置。
  5. 【請求項5】上記受信回路の出力部に、受信信号が反転
    したことを検出し上記検出結果を出力する手段を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の信号入出力装
    置。
  6. 【請求項6】上記送信回路へ入力する送信データと上記
    受信回路が出力する受信データを比較する手段を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の信号入出力装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし4のいずれかに記載の信号
    入出力装置が上記第1及び第2の信号伝送路で相互に結
    合された少なくとも1組を持つことを特徴とする同時双
    方向伝送装置。
  8. 【請求項8】上記信号入出力装置が送信データを伝送相
    手の信号入出力装置と互いに同じレベルに固定する手段
    を有することを特徴とする請求項7に記載の同時双方向
    伝送装置。
  9. 【請求項9】上記組が複数でパラレル信号伝送を行う同
    時双方向伝送装置において、複数の信号入出力装置の少
    なくとも1の信号入出力装置は、1以上の上記受信回路
    の出力端子と上記信号入出力装置の出力端子との間を接
    続する可変遅延回路と、2以上の上記信号入出力装置の
    出力信号を入力し上記出力信号間の伝搬遅延スキューを
    検出し、検出結果に基づいて上記1以上の可変遅延回路
    の遅延量を制御するスキュー検出回路を有することを特
    徴とする同時双方向伝送装置。
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