JP4848004B2 - 双方向データ伝送を行う通信回路 - Google Patents

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Description

本発明は双方向のデータ伝送に関する。
多くの場合、通信システムでは同一の物理通信リンクを利用して、両方向にデータを転送することが必要である。かかる双方向通信リンクを使用する通信システムでは、双方向通信リンクの各端に通信端子を設けているが、この通信端子はデータを送信する送信回路とデータを受信する受信回路を含んでいる。
同一の物理回線を利用して両方向にデータを転送するには、両方向のデータフローを分離することが必要である:したがって、関連する送信回路の送信する信号と別の送信回路から受信する信号とを受信回路が混同しないようにする必要がある。
信号の混同を回避するために、同時に受信するデータがない場合にのみ送信回路にデータを送信させる方法を確立することが、従来技術ではよく知られている。しかし送信時間は回線の長さに依るため、これに対応する待ち時間−ラウンドトリップ時間とも称する−をさらに考慮する必要がある。
高速集積回路とも称し、更には一般に被試験デバイスDUTとも称するデータレートの高い集積回路は、自動試験装置ATEがかかる回路を試験する際、高速試験を行えばATEとDUTとの間のデータ方向が頻繁に変わることから、ラウンドトリップ時間も付加して考慮する必要があるという問題に直面している。従ってラウンドトリップ時間の影響を回避するために、米国特許第6,064,242号は、ATEにおけるドライバとコンパレータを分離して、それぞれ独立した回線を利用して被試験デバイスに接続させるという試験設定を開示している。
固体回路に関するIEEEジャーナル(第38巻12号、2003年12月)の「オンダイ波形捕捉を行う8Gb/sの同時双方向リンク(An 8-Gb/s Simultaneous Bidirectional Link With On-Die Waveform Capture)」という記事の中で、1つの物理リンクを利用してデジタルデータを同時に送受信する方法が示されている。この記事によれば、受信するデジタルデータストリームを検出する受信回路におけるコンパレータ閾値は、送信されたデジタルデータストリームの実際の値によって切り替わる。
米国特許第6064242号明細書 「オンダイ波形捕捉を行う8Gb/sの同時双方向リンク(An 8-Gb/s Simultaneous Bidirectional Link With On-Die Waveform Capture)」、IEEEジャーナル、第38巻、第12号、2003年12月
本発明の目的は、改良した双方向データ伝送を提供することである。この目的は独立請求項によって解決する。従属請求項では好ましい実施形態を示す。
本発明の一実施形態によって、1本の信号線を利用して双方向データ伝送を提供する通信回路を提供する。該通信回路は、第1デジタルデータストリームを受信して、対応する第1信号を信号線の近端から、該信号線の遠端に接続する遠隔デバイスに送信し、遠隔デバイスから信号線の近端において第2信号を受信して、この信号から第2デジタルデータストリームを導出する。レプリカ生成回路は、第1デジタルデータストリーム又は第1デジタルデータストリームから導出した信号に応じてレプリカ信号を提供するが、このレプリカ信号は、任意の一定値が乗算されている点、及び/又は振幅若しくは時間の少なくとも一方に関連した一定値分シフトされているという点で、前記第1デジタルデータストリームとは異なる。抽出回路は、レプリカ信号と、信号線の近端から取り込んだ(又は近端で取り出した)信号に応じて、第2デジタルデータストリームを抽出する。
本発明の一実施形態によれば、通信回路は通信回線に接続することで、第1デジタルデータストリームに応じて通信回線に第1データ信号を送信し、通信回線から第2データ信号を受信し、受信した第2データ信号に応じて第2デジタルデータストリームを生成する。第1デジタルデータストリームに応じて第1ドライバ信号と第2ドライバ信号を生成する信号生成回路を備える。さらに、第1ドライバ信号と第2ドライバ信号を受信して、これら信号に応じて第1送信信号を生成する信号インタフェース回路を備える。反対方向において、インタフェース回路は通信回線から第2送信信号を受信し、この第2送信信号と第1ドライバ信号に応じてコンパレータ信号を生成する。信号受信回路はコンパレータ信号と第2ドライバ信号に応じて第2デジタルデータストリームを生成するが、この第2デジタルデータストリームは、受信した送信信号中のビットストリーム情報に対応する。
更なる実施形態では、第1ドライバ信号と第2ドライバ信号は互いに補完関係にある。即ち、第1ドライバ信号が高い値から低い値へとトグルする場合には、第2ドライバ信号は低い値から高い値へと変わり、その逆の場合も同様である。
受信した送信信号に対する第1ドライバ信号の影響は、第2ドライバにより減少する又はなくなる。 信号受信回路は第1データ信号からのデータ情報と第2データ信号からのデータ情報を混同することはない。よって、コンパレータ信号は第1デジタルデータストリームのトグルには依存しない。
これにより、例えば送信されるデジタルデータの実際のデータ値に基づく2つの規定値同士の間で信号受信回路のコンパレータ閾値を動的に切り替えることにより、動的な信号の補正を行う必要がないという利点が生じる。よって、信号生成回路と信号受信回路の間で時間を整合させる必要がない。
さらなる実施形態では、ATEはテスタノードとも呼ばれる複数のパーピン電子回路を有しており、その各々を複数の双方向伝送回線を利用して対応する被試験デバイスDUTに接続する。各テスタノードはそれ自身の送信信号が、対応するDUTピンから受信した信号に対して与える影響を減少させる又は影響をなくす手段を含む。このことにより、DUTとATEの電子回路間の距離が有意に長いという状況でも、双方向性のATEで高速集積回路を試験することが可能となる。
各テスタノードはドライバの入力、又はドライバの出力、又はドライバの入力と出力の両方を組み合わせたものに直接依存した信号を作成するレプリカ生成回路を含み得る。抽出回路は、レプリカ生成回路の出力とテスタノードにおける信号を受け取り、DUTの出力において生成された信号を実質的に示す信号を抽出する。抽出回路のこれらの出力がコンパレータに提供されると、該コンパレータの出力はDUTから受信した信号に類似したデジタルデータを提供する。
本発明のその他の目的とその実施形態に付随する利点の多くについては、添付の図面と共に以下の好適な実施形態の詳細な記載を参照することで、容易に、そしてより良く理解されよう。実質上又は機能上同等若しくは同様の特徴については、同じ参照番号を付して示す。
図2は、複数のチャネル211及び212を含む自動試験装置ATE21と、複数のDUTピン回路M21及びM22を含む被試験デバイスDUT22とを使用した試験設定の実施形態を示しており、前記チャネルの各々は、(ATE)通信回路とも呼ばれるATEピン電子回路M11又はM12を含むよう例示している。各ATEピン電子回路M11又はM12は、複数の双方向伝送回線TL1及びTL2のうちの1つに接続する。伝送回線TL1及びTL2の各々の遠端は、DUTピン221又は222を利用してDUTピン回路M21又はM22のうちの1つに接続する。
現在の試験システムのデータレートは極めて高いため(例えば、3ギガビット/秒)、通信レベルにおける如何なる待ち時間も回避することが重要である。本発明により、ATE21とDUT22の間の高速通信が可能となる。
一例として、ATEはパーピン構造に基づいたATEとするが、DUTのピンは各ATEピン電子回路に接続し、各ATEピン電子回路は互いに独立して試験シーケンスを生成すると共に応答データを受信し、その調整については共通の制御回路が行う。パーピン構造を使用するATEの例としては、アジレントテクノロジー社(Agilent Technologies)の半導体試験システムであるAgilent83000ファミリとAgilent93000ファミリがある。これらシリーズの詳細は、例えば欧州特許第859318号、同第864977号、同第886214号、同第882991号、米国特許第5,499,248号、及び同第5,453,995号で開示されている。
図9aは双方向通信設定を例示しており、この図では伝送回線TLの近端に接続する第1通信回路M11と通信回線TLの遠端に接続する第2通信回路M21が示されている。第1通信回路M11は、ドライバ回路D、回路抵抗RS、レプリカ生成回路RG、及び抽出回路ECを含む。第1デジタルデータストリームDD1を提供するデジタル信号入力は、ドライバ回路Dの入力とレプリカ生成回路RGの入力に接続している。ドライバ回路Dの出力は回路抵抗RSを越えて各ATEノード若しくはピンTNに接続すると共に、レプリカ生成回路RGの第2の入力に接続する。レプリカ生成回路RGの出力とATEノードTNはそれぞれ、抽出回路ECの入力に接続し、抽出回路ECはデジタル信号出力に出力信号RC1を提供する。
第1通信回路M11及び第2通信回路M21は同様であっても異なっていてもよい。以下の記載では、本発明による通信回路の実施形態を詳細に説明する。
ドライバDはその入力においてデジタルデータストリームDD1を受信し、その出力において高電圧レベルと低電圧レベルとの間で電圧トグルを行うドライバ信号を生成する。なお、この電圧トグルはデジタルデータストリームのトグルに対応する、即ち、第1ドライバ回路はその入力において値1を受信した場合に高電圧レベルを生成し、値0を受信した場合に低電圧レベルを生成する。この信号は回路抵抗RSを越えて信号線TLに提供される。
レプリカ生成回路RGは、デジタルデータストリームDD1自体又はドライバ回路Dが生成したドライバ信号のうちの少なくとも一方を受信する。レプリカ生成回路RGはその出力において、ドライバ信号に略比例した(例えば定数を乗算した、又は振幅若しくは時間のうちの少なくとも一方に関して一定値だけシフトさせた)レプリカ信号を提供する。
以下の例では、望ましくない反射を回避するべく伝送回線TLの特性インピーダンスRに通信回路M11を適合させるものとする。ドライバDの出力抵坑はゼロであると見なすことができるため、伝送回線TLから第1通信回路M11に向かう抵抗は回路抵抗Rに等しい。従って、回路抵抗RSは伝送回線TLの特性インピーダンスRと同じになるよう選択する。レプリカ信号は、ドライバ信号を半分にしたものに略同じになるよう選択する。抽出回路ECは、レプリカ信号と信号線の端子TNからの信号を受信する。この端子TNからの信号は、第1通信回路M11の生成した第1ドライバ信号S1と遠隔の通信回路M21の生成した第2信号S2とを重畳したものである。抽出回路ECは端子TNから取り込んだ信号とレプリカ信号を結合させて、遠隔のデバイスの生成したデジタル情報を含む第2信号S2を実質的に導出する。
図9cは、レプリカ生成回路RGと抽出回路ECを具現化した第1の例を示す。レプリカ生成回路はドライバ回路Dにおいて受信したデジタルデータストリームを取り込み、この信号をレプリカドライバDGに提供する。レプリカドライバDGは、ドライバDの生成した信号の半分の振幅を示す信号を生成する。抽出回路は、レプリカ信号と端子TNから取り込んだ信号との差の差分信号を生成する加算回路Aを含む。回路抵抗RSと伝送回線TLの特性インピーダンスRは等しいため、この差分信号は理想的にもドライバ信号の影響を受けず、遠隔のデバイスの生成した信号の純粋なレプリカを形成する。抽出回路のコンパレータDEは、この信号からデジタルデータコンテンツRC1を抽出する。
ドライバDとDGは、デジタルドライバ又は線形増幅器として具現化できる。
ドライバD及びDGは、第1通信回路M11から遠隔回路M21への(送信方向)周波数依存信号損失を補償するプリエンファシス手段を含み得る。
コンパレータDEは、遠隔回路M21から通信回路M11への(受信方向)周波数依存信号損失を補償する等化機能を含み得る。
第1通信回路M11又は遠隔回路M21の少なくとも一方は、データの同時送受信を行うことができる。
図9dは、図9cを具現化したものの変形を示す。レプリカドライバDGの代わりに、ドライバDの出力と接地との間で2つの抵抗Ryを直列に接続する。抵抗Ry同士の間の接続は、レプリカドライバの出力ではなく加算回路に接続する。
図9bは図9aの変形を示しており、この図には第1伝送回線TLと第2若しくは補完伝送回線TL’を利用して並列通信を行うための差動通信回路M11’が存在する。第1伝送回線TL1と補完伝送回線TL’を空間的に連結することにより、差動インピーダンスを使用した所謂差動回線が形成される。通信回路M11’は差動データリンク含み、この差動データリンクは差動ドライバD’と、差動レプリカ生成回路RG’と、差動抽出回路EC’を含む。図5、図6a、図7aに関する記載から、更なる具現化に関する詳細が理解されよう。
図1は、第1通信回路M11の更なる実施形態の原理を示すブロック図である。(第1)通信回路M11は、伝送回線TLに接続する選択肢として適用することができる。通信回路M11は、生成回路入力111、第1生成回路出力112、及び第2生成回路出力113を備える信号生成回路DRと、受信回路入力132及び受信回路出力131を備える信号受信回路RCと、インタフェース回路CIと、を含む。
信号生成回路の第1出力112は第1ドライバ信号S1aをインタフェース回路CIに提供し、また第2出力113は第2ドライバ信号S1bをインタフェース回路CIに提供する。インタフェース回路CIは、伝送回線TLの近い方の端子若しくは終端に第1送信信号S1を提供する。さらに、同じ端子にて第2送信信号S2が受信されるが、この信号S2は伝送回線TLの遠端における遠隔通信回路(図示せず)が生成した信号である。
第1デジタルデータ信号は、例えば値0と1で表す2進値を含む。信号生成回路DRの生成した第1ドライバ信号及び第2ドライバ信号(S1a、S1b)は、物理伝送チャネル上で伝送される物理信号であるが、この伝送チャネルは有線の電気接続、又は無線接続、又は有線接続と無線接続の両方を組み合わせたものとして具現することができる。これらの信号は入力デジタルデータストリームのデジタルデータシーケンスに対応する一連の電流若しくは電圧パルスを示す。各データは、0(ゼロ)である第1の値か、1である第2の値かのいずれかを示す。ドライバは、これらの値の各々に対して所定の物理パルスを生成するが、物理パルスに関する例を挙げると、値0に対してはゼロボルトの電圧を、そして値1という第1パルスに対しては2ボルトの電圧を生成する。本例のフォーマット若しくは調整は、いわゆる非ゼロ復帰(NRZ)とも称するものである。別の例はいわゆるゼロ復帰(RZ)フォーマットであるが、この場合高パルスのパルス幅はデータ信号のビットサイクルより小さい。一般に、パルスは任意の適切なフォーマットを有し得る。
一実施形態において、第1ドライバ信号と第2ドライバ信号は、入力されたデジタル信号DD1のデジタル値に対して補完関係をなすように生成される。これは信号の振幅、即ち入力デジタル信号DD1の値と両ドライバ信号を加算したものの値が異なることに関するパルス同士の間の電流差若しくは電圧差をゼロとする、あるいは第1ドライバ信号S1aの信号の振幅に対して少なくとも減少させるということを意味している。
インタフェース回路CIは第1ドライバ信号S1a及び第2ドライバ信号S1bを結合させて第1送信信号S1とし、伝送回線TLに送る。補完ドライバ信号を受動的に結合させる場合には、送信信号の振幅を第1ドライバ信号に対して減少させる。
第1送信信号S1を送信するのと同時に、第2送信信号S2を伝送回線から同一端子にて受信するため、第1ドライバ信号S1aと第2送信信号S2はこの端子において必然的に混合される。インタフェース回路CIは伝送回線端子で受信した混合信号に応答して比較信号を提供する。インタフェース回路CIの別の端子に接続した信号受信回路RCは、インタフェース回路CIが提供した比較信号S2bと第2ドライバ信号S1bの両方を付加したものを受信する。
インタフェース回路CIの特性、例えば信号生成回路DRに接続したCI端子に対するCIのインピーダンスは、少なくとも信号受信回路が第2送信信号S2のデータコンテンツを適切に検出することができる程度にまで、コンパレータ入力132において第1ドライバ信号S1aの影響と第2ドライバ信号S1bの影響が相殺されるように選択される。
図3aは、これまでの図面の通信回路M11の更なる実施形態を示す電気回路を示す。第1端子1と第2端子2を含むインタフェース回路CIは、単一のインタフェース抵抗R1bとして具現化する。第1端子1は伝送回線TLの近端に接続し、第1抵抗R1を介して第1ドライバD1の出力に接続する。第2端子2は第2抵抗R1aを介して第2ドライバD1aの出力に接続すると共に、電圧コンパレータC1の第1入力(+)に接続する。
第1ドライバD1はその入力においてデジタルデータストリームDD1を受信し、その出力において第1高電圧VHI1と低電圧VLO1との間の電圧トグルを出力するが、このトグルは、デジタルデータストリームのトグルに対応する。即ち、第1ドライバは、その入力で値1を受信した場合には第1高電圧VHI1を生成し、入力で値0を受信した場合には第1低電圧VLO1を生成する。
第2ドライバD1aはその入力において、インバータINVで反転されたデジタルデータストリームを受信し、その出力において第2高電圧VHI1aと第2低電圧VLO1aとの間の電圧トグルを生成する。この電圧トグルは、反転されたデータストリームのトグルに対応する。即ち、第2ドライバD1aはデジタルデータストリームDD1が値0を示す場合には第2高電圧VHI1aを生成し、デジタルデータストリームDD1が値1を示す場合には、第2低電圧VLO1aを生成する。
第1ドライバD1と第2ドライバD1aは、デジタルドライバ若しくは線形増幅回路として具現化できる。
原則として、第1ドライバD1と第2ドライバD1aの電圧レベルは異なる値を有し得る。以下では、第1ドライバD1の第1高電圧VH1が第2ドライバD1aの第2高電圧VH1aと等しく(VH1=VH1a)、また第1低電圧VL1が第2低電圧VL1aと等しい(VL1=VL1a)と想定する。
ドライバD1とD1aの両方の出力は、第1抵抗R1、第2抵抗R1a、及び第3抵抗R1bを含む抵抗ネットワークを越えて伝送回線TLに接続する。
信号受信回路RCは、電圧コンパレータC1として具現化しているが、その正の入力は第2端子2に接続し、負の入力は閾値電圧VTH1に接続する。
第2デジタルデータストリームは第1ドライバ信号と第2ドライバ信号を如何にトグルしても影響を受けることはない。よって理想的なケースでは、DD1がトグルしていてもコンパレータの正の入力は全く変化しない。このことは第1抵抗R1、第2抵抗R1a、及びインタフェース抵抗R1bに対して適切な値を選択することにより達成される。
抵抗の値R1、R1a、及びR1bを決定するための第1の条件は、ネットワークを伝送回線TLの特性インピーダンスRに合わせて反射を回避すべきであるということである。ドライバD1とD1aの出力抵坑はゼロと見なすことができる。よって、伝送回線TLから第1通信回路M11方向への抵抗は、第1抵抗R1と第2抵抗R1a及びインタフェース抵抗R1bの合計とを並列接続したものとなる。
R=(R1・(R1a+R1b))/(R1+R1a+R1b)
満たすべき別の条件は、第1データストリームDD1のトグルによる第2端子2の電圧の変化を所定値未満とすることで、かかるトグルにより、第2端子2と閾値電圧VTH1との電圧差に応じてコンパレータC1が生成する第2デジタルデータストリームRC1が影響を受けないようにすることである。以下では、電圧変化をゼロと想定する。
伝送回線インピーダンスと値を同じとする第1抵抗と第1ドライバのみを含む基準構成に比べて減衰値を最小とすることが望ましい。この基準構成に対して、伝送回線における電圧振幅を基準ドライバにおける電圧振幅(=VHI1−VIO1)の半分とする。力学上及び精度上の理由から、補完ドライバの組み合わせによる付加的なドライバでの減衰を適度に小さいものとすべきである。また、伝送回線TLからインタフェース抵抗R1bを通ってコンパレータC1に至るまでの第2送信信号の付加的な受信回路での減衰も、適度に小さいものとすべきである。
3つの抵抗値の可能な関係を分析によって算出することができる。これらの値を決定するには、シミュレーションあるいは測定によって行うという方法もある。シミュレーションから得た合理的な結果は、以下のようなものとなった。
R1=1.2・R、R1a=4.5・R、及びR1b=1.5・R
図3bは一例の抵抗の値と、伝送回線インピーダンスR=50オームの場合の対応する減衰とを示す表である。
1列目から3列目までは、第1抵抗R1、第2抵抗R1a、及びインタフェース抵抗R1bの一例の値をオームで示したものである。4列目から6列目までは、対応するドライバ減衰DA、受信回路若しくはコンパレータ減衰CA、及び総減衰TAを示しているが、この総減衰TAはドライバ減衰DAとコンパレータ減衰CAとを乗算した値である。なお、値1はゼロ減衰を示し、値0は総減衰を示す。総減衰TAは、遠端のコンパレータにおける信号と上述の基準構成の対応する信号との比を示すが、ここでは遠端における通信回路は他端における通信回路と同様であると仮定する。
ここにリストする例の場合、比較的最小の総減衰は、R1=55オーム、R1a=390オーム、R1b=160オーム、そして総減衰TAが0.58という1番目の行にリストした第1セットによって達成される。
コンパレータC1の正の入力と電気的接地との間に寄生容量が存在する場合には、受信信号は時間定数がキャパシタンス、即ち3つの抵抗R1、R1a、及びR1bの値に依存するローパス効果により影響を受けるため、最大データレートが減少する。この場合、抵抗R1a及びR1bに対して適度に低い値を選択することが好ましい。低い寄生容量効果と低い総減衰との間でうまくバランスをとる選択の一例を、図3bの第2列にリストした第2セットによって示す。
図4aは図1の通信回線の代替的な具現例を示す。ここで、第1ドライバ信号は、第3抵抗R3上でインタフェース抵抗R3aの第1端子1に接続する一定のバッファ電圧VH1を提供する電圧バッファB1により具現化する。並列して、第1電源の第1電流I1は、第1スイッチS1上で第1端子1に提供される。第1デジタルデータストリームDD1によって第1スイッチS1を制御すると、実際のデジタルデータが高いか低いかによって第1電流I1が第1端子1をオンオフする。さらに、第2スイッチS1a上で第2端子2に第2電流I1aを提供する第2電源が示されているが、第2端子2は図3aで示すようにコンパレータC1の正の入力に接続している。第2スイッチS1aを第1デジタルデータストリームDD1によって制御すると、第2電流I1aが切り替わって第2端子2がオンオフされる。この第2端子2は第1スイッチS1に対して補完的な関係にある。即ち、第2スイッチS1aがオンになると、第1スイッチS1はオフとなり、逆の場合も成り立つ。図3aの実施形態と同様に、コンパレータC1の第2入力には、一定の閾値電圧VTH1が提供される。
第2電流S1aとR1における信号線、及びデジタルデータストリームDD1の値が低い場合に伝送回線に定電圧VHI1が提供されることによる電流により、単一電源による場合に比べて一定程度まで伝送回線TLにおける信号の振幅が減少する。しかし、インタフェース抵抗R3aにおいて電圧が降下するため、I1aとR3aを図4bの式によって例示するように正確に定義した場合に、コンパレータC1の正の入力は第1データストリームDD1から独立したままとなる。
電流源によるアプローチにより、図3aと図3bを参照して記載したように、更なるコンパレータの減衰は生じない。単一の電流ドライバを備えた基準セットアップに比較した更なるドライバの減衰は、以下の式によって定義する:DA=(I1−I1a)/I。1換言すれば、小さいI1a/I1比と大きいR3a/R3比を組み合わせることが、小さい減衰を生じる良好な選択である。
図3aと同様に、コンパレータC1の正の入力と接地との間の寄生容量が存在するため、受信信号はキャパシタンスと抵抗R3及びR3aに依存する時間定数を有するローパス効果の影響を受ける。この影響を減らすために、抵抗R3aとR3の並列接続がかなり小さくなるように選択すべきである。
電流I1aと抵抗R3及びR3aによって電圧シフトが生じることにより、第2端子2における電圧は、コンパレータC1に対する最適な範囲外となる可能性がある。端子2の電圧を最適の範囲にシフトさせるために、定電流源によって具現するのが好ましい端子2にオフセット電流IOSを提供する。代替的方法としては、この電流は端子2と合理的な高電圧(例えば端子1の電圧より高い電圧)との間に接続したオフセット抵抗によって供給される。
図4bは、閾値VTH1、バッファ電圧VHI1、第3抵抗R3、上述した近い方の通信回路M11の第1電流I1、そして第1遠隔バッファ電圧VHI1’、第3遠隔抵抗R3’、第1遠隔電流I1’、及び類似した遠隔通信回路(図示せず)の第2遠隔電流I1a’に関連する第1の式を示す。
第2の式は、伝送回線インピーダンスR、第1電流I1、及び第2電流I1aの関数としてインタフェース抵抗R3aの値を示している。
第3の式は、伝送回線インピーダンスRと第1電流I1及び第2電流I1aの関数として伝送回線TLにおける所謂シングルエンド信号電圧振幅(s/e振幅)を示す。
図5は図3aの変形を示しており、これは第1伝送回線TL及び第2若しくは補完的な伝送回線TL’上で並列に通信を行うことに適応させたものである。第1伝送回線TLと補完的伝送回線TL’は空間的に連結され得るため、差分インピーダンスを備えた所謂差分ラインが形成される。
従って通信回路M11は、補完的な第1端子1’と補完的な第2端子2’に対して、補完的なインタフェース抵抗R1Nbを有する補完的なインタフェース回路をさらに含む。 第1補完端子1’は補完伝送回線TL’の近端と、第1補完抵抗R1N上で補完ドライバD1aの出力とに接続する。閾値電圧VTH1に接続するのではなく、電圧コンパレータC1の第2入力は第2補完端子2’に接続し、この第2補完端子2’は第2補完抵抗R1Na上で第1ドライバD1の出力にさらに接続する。
電圧コンパレータC1は、第2端子2と第2補完端子2’との電圧差の経過に応じて、第2デジタルデータストリームRC1を生成する。
一般に、第1ドライバ及び第2ドライバの電圧と第1抵抗ネットワークR1、R1a、及びR1bの抵抗は、第2抵抗ネットワークR1N、R1Na、及びR1Nbの抵抗とは関係なく決定することができる。例として、そして対称性の理由から、次の値同士が同じであるように選択することを提案する。
第1高電圧(VHI1)と第2高電圧(VHI1a)、
第1低電圧(VLO1)と第2低電圧(VLO1a)、
第1抵抗(R1)と第1補完抵抗(R1N)、
第2抵抗(R1a)と第2補完抵抗(R1Na)、
インタフェース回路の抵抗(R1b)と補完インタフェース回路の抵抗(R1Nb)。
図6aは図4aに対応する変形を示しており、第1伝送回線TLと補完伝送回線TL’を利用して並列通信を行うよう適応している。従って、通信回路M11は第1補完端子1’に対する補完抵抗R3Naを有する補完インタフェース回路と第2補完端子2’とをさらに含む。ここで第1スイッチS1と第2スイッチS1aの各入力端子は、図4aのように対応する第1電流源I1と第2電流源I1aに接続する。さらに、両スイッチは既存の端子にそれぞれ相反的な更なる出力端子を有する。
第1補完端子1’は、補完伝送回線TL’と、補完第3抵抗R3Nを越えて直流電圧デドライバB1と、第1スイッチS1の相反的な出力端子に接続する。
第2補完端子2’は、第2スイッチS1aの相反的な出力端子と、電圧コンパレータC1の第2入力に接続する。
電圧コンパレータC1の正の入力は第2補完端子2’に接続し、コンパレータC1の負の入力は第2端子2に接続する。よって、コンパレータC1は第2端子2と第2補完端子2’の電圧差の経過に応じて第2デジタルデータストリームRC1を生成する。
図4aにおけるオフセット電流IOSと同様に、オフセット電流が第2端子2と補完端子2’の各々に提供されることで、これら端子の電圧が最適な範囲にシフトされ得る。これらの電流の提供は、定電流源によって具現化するのが好ましい。代替的に、オフセット抵抗によってこれらの電流を提供することもでき、オフセット抵抗の各々は、適度な高電圧源と端子2の間、及び適度な高電圧源と端子2’の間に接続するようにする。
一例では、第3抵抗R3は第3補完抵抗R3Nに等しく、インタフェース抵抗R3aは補完インタフェース抵抗R3Naに等しい。図6bは、伝送回線インピーダンスR、第1電流I1、および第2電流I1aの関数として第3(補完)抵抗R3aを表した第1の式を示す。
第2の式は、伝送回線インピーダンスR、第1電流I1、及び第2電流I1aの関数として、伝送回線TLにおける所謂シングルエンド信号電圧振幅(s/e振幅)を示す。
図7aは図6aの回路を具現化した一例を示す。図7aでは第1電流源I1及び第2電流源I1aと第1スイッチS1及び第2スイッチS1aを、複数の等価トランジスタ(Q1aからQ1f)と共通の電流源I0とによって具現化している。トランジスタQ1aからQ1fのエミッタ又はソースは共通電流源I0に接続し、第1数量n(本例ではn=1)のトランジスタ(トランジスタQ1a)のコレクタ若しくはドレインは第2端子2に接続し、第2数量m(本例ではm=2)のトランジスタ(Q1b、Q1c)のコレクタ若しくはソースは第1補完端子1’に接続し、第3数量n(本例ではn=1)のトランジスタ(トランジスタQ1f)のコレクタ若しくはドレインは第2補完端子2’に接続し、第4数量m(本例ではm=2)のトランジスタ(Q1d、Q1e)のコレクタ若しくはソースは第1端子1に接続する。第1数量および第2数量のトランジスタのベース又はゲートには第1デジタルデータストリームDD1を提供し、第3数量及び第4数量のトランジスタのベースには補完デジタルデータストリームDD1Bを提供する。
一例として、第1数量及び第3数量は数nを、そして第2数量及び第4数量は数mを有する。ここで、n及びmは任意の自然数である。
直接又は一連の抵抗R3a、R3Naを介して補完的に流れる電流の比率は、スイッチを構成する際の等価デバイスの数の比率によって決まる。ここに示す例では、比率はm/n(本例ではm=2、n=1)である。
図6bと同様に、そして一例として、第3抵抗R3は第3補完抵抗R3Nに等しく、インタフェース抵抗R3aは補完インタフェース抵抗R3Naに等しい。図7bは伝送回線インピーダンスRと数n及びmの関数として第3抵抗R3a(又は第3補完抵抗R3Na)を表した第1の式を示す。
第2の式は、伝送回線インピーダンスRと、共通電流I1と数n及びmの関数として伝送回線TLにおける所謂シングルエンド信号電圧振幅(s/e振幅)を示す。
代替的な実施形態では、トランジスタの大きさを異ならせる。この場合には、直接又は一連の抵抗R3a、R3Naを介して補完的に流れる電流は、対応するトランジスタの大きさと数の比に依存する。これにより、分数の比を達成することができる。
更なる代替実施形態では、単一コレクタ又は単一ドレイントランジスタの代わりにマルチコレクタ又はマルチドレイントランジスタを使用する。
トランジスタの例としてバイポーラnpnトランジスタを示す。代替的に、pnpバイポーラトランジスタ又は電界効果トランジスタ(FET)としてトランジスタを具現化することができる。
半導体プロセスにおいて抵抗値にばらつきがあることにより、抵抗と伝送回線インピーダンスの目的とする関係を正確に達成することが困難である。これはコンパレータの入力における送信信号を抑圧することとなり、理想的ではない。よって実施形態では、追加の電流減衰回路を第2端子2と第1数量のトランジスタ(Q1a)のコレクタとの間に、そして補完端子2’と第3数量のトランジスタ(Q1f)のコレクタとの間に接続する。減衰回路は、デジタル−アナログコンバータによって制御するのが好ましく、コンバータの設定についてはキャリブレーション測定によって決定する。代替実施形態では、減衰回路ではなく乗算回路を備える。
図8aは集積回路において図4aを具現化した一例を示しており、図7aと同様に、第1電流源I1及び第2電流源I1aと第1スイッチS1及び第2スイッチS1aを、共通の電流源I0と複数の等価トランジスタQ1aからQ1fにより具現化する。トランジスタQ1aからQ1fのエミッタ又はソースは共通電流源I0に接続し、第1数量n(本例ではn=1)のトランジスタ(トランジスタQ1a)のコレクタ若しくはドレインは第2端子2に接続し、第2数量m(m=2)のトランジスタ(Q1b、Q1c)のコレクタ若しくはソースはトランジスタのベース電圧以上の適切な定電圧を提供する端子3に接続し、第3数量n(n=1)のトランジスタ(トランジスタQ1f)のコレクタ又はドレインは、第4数量m(m=2)のトランジスタ(Q1d、Q1e)のコレクタ又はソースと共に第1端子1に接続する。第1数量のトランジスタ及び第2数量のトランジスタのベース又はゲートには、第1デジタルデータストリームDD1を提供し、第3数量のトランジスタ及び第4数量のトランジスタのベースには、補完デジタルデータストリームDD1Bを提供する。
図7aと同様に、そして一例として、第1数量と第3数量は数nを示し、第2数量と第4数量は数mを示す。なお、n及びmは任意の自然数とする。
図8bは、第3抵抗R3aを伝送回線インピーダンスRと数n及びmの関数として表す第1の式を示す。
第2の式は、伝送回線インピーダンスRと共通電流I1と数n及びmの関数として、伝送回線TLにおける所謂シングルエンド信号電圧振幅(s/e振幅)を示す。
本発明の実施形態による通信回路の原理を示すブロック図である。 本発明の更なる実施形態による複数の双方向通信回線を介して接続した自動試験装置と被試験デバイスを用いた試験設定を示す。 図1の通信回路の第1実施形態を示す電気回路を示す。 図3aの電気回路に関する一例の抵抗値と減衰値を示す表である。 図1の通信回路の第2実施形態を示す電気回路を示す。 図4aに関する式を示す。 差動通信リンクを利用した通信に適合した図3aの変形を示す。 差動データリンクを利用した通信に適合した図4aの変形を示す。 図6aに関する式を示す。 集積回路において図6aを具現化した一例を示す。 図7aに関する式を示す。 集積回路において図4aを具現化した一例を示す。 図8aに関する式を示す。 本発明の実施形態による双方向通信構成の設定を示すブロック図である。 差動データリンクを使用した図9aの変形を示す。 図9aに関する第1の具現化例を示す。 図9aに関する第2の具現化例を示す。
符号の説明
M11 通信回路
TL 信号線
DD1 第1デジタルデータストリーム
RC1 第2デジタルデータストリーム
RG レプリカ生成回路
S1b レプリカ信号
S2b コンパレータ信号
EC 抽出回路
S1 第1信号
S2 第2信号

Claims (9)

  1. 第1デジタルデータストリーム(DD1)を受信すると共に、対応する第1信号(S1)を信号線(TL)の近端から前記信号線(TL)の遠端に接続した遠隔デバイスに送信し、前記信号線(TL)の前記近端にて前記遠隔デバイスからの第2信号(S2)を受信し、前記信号から第2デジタルデータストリーム(RC1)を導出するよう適応した、1本の信号線を利用して双方向データ伝送を提供する通信回路(M11、M12)であって、
    前記信号線(TL)の近端に接続される第1端子(1)と、
    前記第1端子(1)と第2端子(2)との間に接続されたインタフェース抵抗(R3a)と、
    第3抵抗(R3)を介して前記第1端子(1)に接続され、一定のバッファ電圧(VHI1)を提供する電圧バッファ(B1)と、
    第1スイッチ(S1)を介して前記第1端子(1)に第1電流(I1)を提供する第1電源と、
    第2スイッチ(S1a)を介して前記第2端子(2)に第2電流(I1a)を提供する第2電源と、
    前記第2端子(2)が第1入力に接続されると共に、一定の閾値電圧(VTH1)が第2入力に提供され、当該第2端子(2)と当該閾値電圧(VTH1)との電圧差に応じて前記第2デジタルデータストリーム(RC1)を生成する電圧コンパレータ(C1)と、を備え、
    前記第1デジタルデータストリーム(DD1)中で電圧が変化したことで、前記第2端子(2)において生じる電圧レベルの変化が所定電圧値未満となるように、前記第1端子(1)と前記第2端子(2)との間の前記インタフェース抵抗(R3a)を選択し、
    前記第1スイッチ(S1)と前記第2スイッチ(S1a)のオンオフが、前記第1デジタルデータストリーム(DD1)に応じて逆となること、
    を特徴とする通信回路。
  2. 前記第2端子(2)にオフセット電流(IOS)を提供する手段をさらに含み、好ましくは前記第2端子(2)の電圧が所定の範囲にシフトするように一定の電流源によって実施すること、
    を特徴とする請求項1に記載の通信回路。
  3. 前記インタフェース抵抗(R3a)が、
    R3a=R3/2・(I1/I1a−1)
    の式によって導出され、前記式においてR3aが前記インタフェース抵抗(R3a)を示し、R3が前記第3抵抗(R3)を示し、I1が前記第1電源第1電流(I1)を示し、I1aが前記第2電源第2電流(I1a)を示すこと、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の通信回路。
  4. 第1補完端子(1’)と第2補完端子(2’)に対して補完インタフェース抵抗(R3Na)を用いる補完インタフェース回路をさらに含み、
    対応する前記第1電源及び前記第2電源の各々にその入力端子を接続された前記第1スイッチ(S1)及び前記第2スイッチ(S1a)がそれぞれ付加的な相反的出力端子を有し、
    前記第1補完端子(1’)が補完伝送回線(TL’)と、第3補完抵抗(R3N)を越えて前記電圧バッファ(B1)と、前記第1スイッチ(S1)の相反的出力端子と、に接続し、
    前記第2補完端子(2’)が前記第2スイッチ(S1a)の相反的出力端子と、前記電圧コンパレータ(C1)の第2入力とに接続し、
    前記電圧コンパレータ(C1)が、前記第2端子(2)と前記第2補完端子(2’)との電圧差の経過に応じて前記第2デジタルデータストリーム(RC1)を生成すること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の通信回路。
  5. 前記第1電源、前記第2電源、前記第1スイッチ(S1)、及び前記第2スイッチ(S1a)が、共通の電流源(I0)及び複数のトランジスタ(Q1aからQ1f)によって提供されることによって、
    前記トランジスタ(Q1aからQ1f)のエミッタ又はソースが前記共通の電流源(I0)に接続し、
    第1数量のトランジスタ(Q1a)のコレクタ若しくはドレインが前記第2端子(2)に接続し、第2数量のトランジスタ(Q1b、Q1c)のコレクタ又はドレインが前記第1補完端子(1’)に接続し、第3数量のトランジスタ(Q1f)のコレクタ若しくはドレインが前記第2補完端子(2’)に接続し、第4数量のトランジスタ(Q1d、Q1e)のコレクタ若しくはドレインが前記第1端子(1)に接続し、
    前記第1数量のトランジスタ及び前記第2数量のトランジスタのベース又はゲートには前記第1デジタルデータストリーム(DD1)が提供され、前記第3数量のトランジスタ及び前記第4数量のトランジスタのベースには、第1補完デジタルデータストリーム(DD1B)が提供されること、
    を特徴とする請求項4に記載の通信回路。
  6. 前記第1数量及び前記第3数量が任意の第1の自然数(n)であり、前記第2数量及び前記第4数量が任意の第2の自然数(m)であること、
    を特徴とする請求項5に記載の通信回路。
  7. 前記第3抵抗(R3)は前記第3補完抵抗(R3N)に等しく、
    前記インタフェース抵抗(R3a)は前記補完インタフェース抵抗(R3Na)に等しいこと、
    を特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の通信回路。
  8. 複数の伝送回線(TL1、TL2)を越えて被試験デバイスDUT(22)の対応するピン(221、222)に接続するよう適応した複数のパーピン電気回路(211、212)を備える自動試験装置ATE(21)であって、前記自動試験装置ATE(21)が、前記複数の伝送回線(TL1、TL2)のうちの1つに接続する、請求項1から7のいずれか一項に記載の複数の通信回路(M11、M12)を含むこと、
    を特徴とする自動試験装置。
  9. 第1デジタルデータストリーム(DD1)を受信すると共に、対応する第1信号(S1)を信号線(TL)の近端から前記信号線(TL)の遠端に接続した遠隔デバイスに送信し、前記信号線(TL)の前記近端にて前記遠隔デバイスからの第2信号(S2)を受信し、前記信号から第2デジタルデータストリーム(RC1)を導出する、1本の信号線(TL)を利用して双方向データ伝送を行う方法であって、
    前記信号線(TL)の近端に接続される第1端子(1)に、電圧バッファ(B1)から第3抵抗(R3)を介して一定のバッファ電圧(VHI1)を提供し、
    第1スイッチ(S1)を介して前記第1端子(1)に第1電源から第1電流(I1)を提供し、
    インタフェース抵抗(R3a)を介して前記第1端子(1)に接続された第2端子(2)に、第2スイッチ(S1a)を介して第2電源から第2電流(I1a)を提供し、
    前記第2端子(2)が第1入力に接続されると共に、一定の閾値電圧(VTH1)が第2入力に提供される電圧コンパレータ(C1)により、当該第2端子(2)と当該閾値電圧(VTH1)との電圧差に応じて前記第2デジタルデータストリーム(RC1)を生成し、
    前記第1デジタルデータストリーム(DD1)中で電圧が変化したことで、前記第2端子(2)において生じる電圧レベルの変化が所定電圧値未満となるように、前記第1端子(1)と前記第2端子(2)との間の前記インタフェース抵抗(R3a)を選択し、
    前記第1スイッチ(S1)と前記第2スイッチ(S1a)のオンオフを、前記第1デジタルデータストリーム(DD1)に応じて逆とすること、
    を特徴とする方法。
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