JP4874210B2 - 試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、試験装置に関し、特に差動信号を送受信する被試験デバイスを試験する技術に関する。
半導体デバイス間で信号を送受信するために、差動信号が利用される。たとえばXDR−DRAM(eXtreme Data Rate Dynamic Random Access Memory)は、単一の差動伝送線路を利用して差動信号を双方向で高速伝送する。こうした双方向差動インタフェースを有するデバイスを試験する場合、被試験デバイス(DUT)から出力される差動信号の振幅を測定し、良否を判定する試験が行われる。
双方向差動インタフェースを有するDUTを検査する試験装置について検討する。試験装置には、共通の差動伝送線路対(以下、単に差動伝送線路ともいう)に接続されたトランスミッタとレシーバが設けられる。トランスミッタは、DUTにテストパターンを送信し、レシーバは、DUTから出力された差動信号対(以下、単に差動信号ともいう)の論理値を判定したり、差動信号対の差電圧の振幅を検査する。
試験装置のレシーバは、差動伝送線路対を介してDUTと接続されるとともに、試験装置側のトランスミッタとも接続されている。したがって双方向差動インタフェースを備えるDUTの試験装置は、そのレシーバが隣接するトランスミッタの出力の影響を受けないように配慮して設計する必要がある。特許文献1から3には関連技術が記載される。特に特許文献1には、双方向通信において、自らの送信信号をキャンセルして相手側からの信号のみを受信する回路(ハイブリッド回路)が開示されている。
特開昭47−11702号公報 特開平8−23354号公報 特開2006−23233号公報
本発明はかかる状況においてなされたものであり、その包括的な目的は、双方向差動インタフェースを有するDUTの試験装置の提供にある。
本発明のある態様は、被試験デバイスとの間で差動伝送線路を介して差動信号を双方向伝送し、被試験デバイスを検査する試験装置に関する。この試験装置は、被試験デバイスに送信すべきパターンデータにもとづいて第1差動信号を生成するメインドライバアンプと、パターンデータにもとづいて第2差動信号を生成する第1レプリカドライバアンプと、パターンデータにもとづいて第3差動信号を生成する第2レプリカドライバアンプと、第1コンパレータと、第2コンパレータと、メインドライバアンプの一方の出力端子と、差動伝送線路の一方が接続される第1端子の間に設けられた第1抵抗と、メインドライバアンプの他方の出力端子と、差動伝送線路の他方が接続される第2端子の間に設けられた第2抵抗と、第1端子と第1コンパレータの一方の入力端子の間に設けられた第3抵抗と、第2端子と第1コンパレータの他方の入力端子の間に設けられた第4抵抗と、第2端子と第2コンパレータの一方の入力端子の間に設けられた第5抵抗と、第1端子と第2コンパレータの他方の入力端子の間に設けられた第6抵抗と、第1レプリカドライバアンプの一方の出力端子と、第1コンパレータの他方の入力端子の間に設けられた第7抵抗と、第1レプリカドライバアンプの他方の出力端子と、第2コンパレータの他方の入力端子の間に設けられた第8抵抗と、第2レプリカドライバアンプの一方の出力端子と、第2コンパレータの前記一方の入力端子の間に設けられた第9抵抗と、第2レプリカドライバアンプの他方の出力端子と、第1コンパレータの一方の入力端子の間に設けられた第10抵抗と、を備える。
この態様によると、2つのレプリカドライバアンプを設けることにより、メインドライバアンプの出力が第1、第2コンパレータの入力電圧に及ぼす影響をキャンセルし、DUTからの差動信号の振幅判定を行うことができる。
また、通常の差動レシーバは、差動入力信号のペアの差を増幅してシングルエンド信号に変換する差動アンプ(アナログ減算器)を必要とするが、この態様によれば、レシーバに差動アンプが不要となる。
第1レプリカドライバアンプのコモン電圧はメインドライバアンプのコモン電圧を正方向にシフトした電圧であり、第2レプリカドライバアンプのコモン電圧はメインドライバアンプのコモン電圧を負方向にシフトした電圧であってもよい。
この場合、第1コンパレータによって、差動入力信号を高電圧側の判定しきい値電圧と比較し、第2コンパレータによって、差動入力信号を低電圧側の判定しきい値電圧と比較することができる。
第1、第2レプリカドライバアンプはそれぞれ、第2差動信号および第3差動信号のコモン電圧を調節可能に構成されてもよい。
この場合、判定しきい値電圧を調節できる。
第1、第2抵抗の抵抗値をRaと書くとき、第3抵抗から第6抵抗の抵抗値は略等しく、α・Ra(αはパラメータ)で与えられ、第7抵抗から第10抵抗の抵抗値は略等しく、β・Ra(βはパラメータ)で与えられてもよい。なお、「・」は乗算を表す。
この場合、各抵抗の抵抗値を、メインドライバアンプの出力抵抗を基準として設計することができる。
差動伝送線路を介して被試験デバイスに送信される差動信号の半値振幅をVI、メインドライバアンプにより生成される第1差動信号の半値振幅をγ・VI、第1、第2レプリカドライバアンプにより生成される第2、第3差動信号の半値振幅をδ・VIと書くとき、
δ=β/(2・α)
γ={α・(α+β+2)+β}/{α・(α+β)}
を満たすよう設計してもよい。
この場合、メインドライバアンプから出力される第1差動信号が、DUTからの差動入力信号に及ぼす影響を完全にキャンセルできる。
パラメータα、βは、関係式
β={α+2+√(9・α+20・α+4)}/2
を満たしてもよい。この場合、γとδの値を一致させることができ、メインドライバアンプと2つのレプリカドライバアンプとして同じアンプを利用でき、設計を簡易化することができる。
第1レプリカドライバアンプのコモン電圧は、メインドライバアンプのコモン電圧を正方向にε・Voだけシフトした電圧であり、第2レプリカドライバアンプのコモン電圧は、メインドライバアンプのコモン電圧を負方向にε・Voだけシフトした電圧であるとき、
ε=β/(4・α)
を満たしてもよい。この場合、DUTからの差動入力信号のペアの差電圧を、電圧+Vo、−Voと比較し、良否判定を行うことができる。
第1、第2レプリカドライバアンプの電流駆動能力を、メインドライバアンプの電流駆動能力より低く設定してもよい。この場合、消費電力を低減できる。
メインドライバアンプ、第1、第2レプリカドライバアンプの少なくとも一つは、パターンデータにもとづいて差動信号の一方を生成する第1シングルアンプと、反転されたパターンデータにもとづいて差動信号の他方を生成する第2シングルアンプと、を含んでもよい。
ある態様の試験装置は、第1端子と第2端子の電圧レベルを比較するクロスポイント観測用差動コンパレータと、第1端子の電圧を所定の第1しきい値電圧と比較し、第1端子の電圧を所定の第2しきい値電圧と比較するポジ側シングルエンドコンパレータと、第2端子の電圧を所定の第3しきい値電圧と比較し、第2端子の電圧を所定の第4しきい値電圧と比較するネガ側シングルエンドコンパレータと、をさらに備えてもよい。
クロスポイント観測用差動コンパレータを設けることにより、差動信号のクロスポイントを検出でき、ポジ側シングルエンドコンパレータ、ネガ側シングルエンドコンパレータを設けることにより、被試験デバイスから出力された差動信号を、差動信号としてではなくシングルエンドの信号として測定することが可能となる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を、方法、装置などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明にかかる試験装置によれば、双方向差動インタフェースを有するDUTを試験できる。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが部材Bに接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
以下で説明する実施の形態は、双方向差動インタフェースを有する被試験デバイス(DUT)を試験する自動検査装置(ATE:Automatic Test Equipment)に関する。図1は、実施の形態に係るATE100の構成を示す回路図である。ATE100はDUT102と差動伝送線路104を介して接続され、DUT102に対して差動信号を出力し、あるいはDUT102から出力される差動信号を受信する。
DUT102は、送信アンプAMP3、受信アンプAMP4、出力抵抗Rtu1、Rtu2を備える。受信アンプAMP4は、差動伝送線路104を介して入力された差動信号の差電圧(差動成分)を生成し、内部回路(不図示)へと転送する。送信アンプAMP3から出力される差動信号は、差動伝送線路104を介してATE100へと入力される。送信アンプAMP3には出力抵抗Rtu1、Rtu2が設けられる。差動伝送線路104の特性インピーダンスZoは、DUT102の出力抵抗Rtu1、Rtu2とマッチングがとれている。
ATE100は、差動伝送線路104の一方が接続される第1入出力端子P1と、他方が接続される第2入出力端子P2を備える。さらにATE100は、メインドライバアンプAMP0、第1レプリカドライバアンプAMP1、第2レプリカドライバアンプAMP2、第1コンパレータCMP1、第2コンパレータCMP2、第1抵抗R1〜第10抵抗R10を備える。
メインドライバアンプAMP0は、DUT102に送信すべきパターンデータPATにもとづいて第1差動信号Vdを生成する。以下、差動信号Vdの2つの信号のポジ側、ネガ側を表す添え字p、nを付してVdp、Vdnのように記し、また必要に応じて添え字p、nを省略して総称する。その他の差動信号についても同様である。
第1抵抗R1は、メインドライバアンプAMP0の一方の出力端子(非反転出力端子)と、差動伝送線路104の一方が接続される第1入出力端子P1の間に設けられる。第2抵抗R2は、メインドライバアンプAMP0の他方の出力端子(反転出力端子)と、差動伝送線路104の他方が接続される第2入出力端子P2の間に設けられる。第1抵抗R1、第2抵抗R2はメインドライバアンプAMP0の出力抵抗である。
第1レプリカドライバアンプAMP1は、パターンデータPATにもとづいて第2差動信号Vcpp、Vcpnを生成する。第2レプリカドライバアンプAMP2は、パターンデータPATにもとづいて第3差動信号Vcnp、Vcnnを生成する。
第3抵抗R3は、第1入出力端子P1と第1コンパレータCMP1の一方の入力端子(反転入力端子)の間に設けられる。第4抵抗R4は、第2入出力端子P2と第1コンパレータCMP1の他方の入力端子(非反転入力端子)の間に設けられる。第5抵抗R5は、第2入出力端子P2と第2コンパレータCMP2の一方の入力端子(反転入力端子)の間に設けられる。第6抵抗R6は、第1入出力端子P1と第2コンパレータCMP2の他方の入力端子(非反転入力端子)の間に設けられる。
第7抵抗R7は、第1レプリカドライバアンプAMP1の一方の出力端子(非反転出力端子)と、第1コンパレータCMP1の他方の入力端子(非反転入力端子)の間に設けられる。また第8抵抗R8は、第1レプリカドライバアンプAMP1の他方の出力端子(反転出力端子)と、第2コンパレータCMP2の他方の入力端子(非反転入力端子)の間に設けられる。
第9抵抗R9は、第2レプリカドライバアンプAMP2の一方の出力端子(非反転出力端子)と、第2コンパレータCMP2の一方の入力端子(反転入力端子)の間に設けられる。第10抵抗R10は、第2レプリカドライバアンプAMP2の他方の出力端子(反転出力端子)と、第1コンパレータCMP1の一方の入力端子(反転入力端子)の間に設けられる。
第1コンパレータCMP1は、第3抵抗R3と第10抵抗R10の接続ノードN1の電圧Vhnと、第4抵抗R4と第7抵抗R7の接続ノードN2の電圧Vhpを比較し、大小関係に応じたフェイル信号FAIL_Hを出力する。また、第2コンパレータCMP2は、第5抵抗R5と第9抵抗R9の接続ノードN3の電圧Vlnと、第6抵抗R6と第8抵抗R8の接続ノードN4の電圧Vlpを比較し、大小関係に応じたフェイル信号FAIL_Lを出力する。
フェイル信号FAIL_Hは、DUT102からの差動信号の振幅が上側の判定しきい値電圧に満たないときハイレベルとなる。フェイル信号FAIL_Lは、DUT102からの差動信号の振幅が下側の判定しきい値電圧に満たないときハイレベルとなる。理由は後述する。
図2(a)、(b)は、図1の回路図におけるメインドライバアンプAMP0、第1レプリカドライバアンプAMP1、第2レプリカドライバアンプAMP2の動作を説明する図である。図2(a)はアンプの回路シンボルを、図2(b)は動作波形を示す。Ampは、差動出力信号OutP、OutNの半値振幅を、Offsetは、差動出力信号OutP、OutNのバイアス電圧(コモン電圧)を表す。非反転出力OutPおよび反転出力OutNはそれぞれ、入力信号PATが1のとき、
OutP=Offset+Amp
OutN=Offset−Amp
となり、入力信号PATが0のとき、
OutP=Offset−Amp
OutN=Offset+Amp
となる。
なお、図2(a)の回路シンボルに示されるアンプは、そのアンプの振幅およびコモン電圧が、AmpおよびOffsetで表される値を有した状態であることを示すにすぎず、振幅およびコモン電圧を設定するための端子を有しなくてもよい。
図1のATE100によれば、抵抗R1〜R10の抵抗値、メインドライバアンプAMP0、第1レプリカドライバアンプAMP1、第2レプリカドライバアンプAMP2の振幅やコモン電圧を適切に設定することにより、第1コンパレータCMP1、第2コンパレータCMP2の入力電圧から、メインドライバアンプAMP0の出力である第1差動信号の影響を排除することができる。この理由は後述の考察によって明らかになる。
ただし、各抵抗の抵抗値、アンプの特性の組み合わせは無限に存在するため、以下ではいくつかの拘束条件を設けてATE100を設計する手法を説明する。
設計の容易化のため、第3抵抗R3〜第6抵抗R6の抵抗値を等しく、また第7抵抗R7〜第10抵抗R10の抵抗値を等しくする。第1抵抗R1、第2抵抗R2の抵抗値をRaと書くとき、第3抵抗R3から第6抵抗R6の抵抗値をα・Ra(αはパラメータ)で示し、第7抵抗R7から第10抵抗R10の抵抗値をβ・Ra(βはパラメータ)で示す。
拘束条件を説明する。
(拘束条件1)
差動伝送線路104からATE100側を見たインピーダンスは、差動伝送線路104の特性インピーダンスと整合がとれている。DUT102のインピーダンスRtu1、Rtu2はZoと等しい。
(拘束条件2)
DUT102が受ける電圧振幅をVIとするために、DUT102がオープン(非接続状態)の場合の、差動信号Vsp、Vsnが、パターンデータPATが1のとき、
Vsp=VT+VI
Vsn=VT−VI
となるように設計する。
(拘束条件3)
第1コンパレータCMP1、第2コンパレータCMP2の入力電圧Vhp、Vhn、Vlp、Vlnは、メインドライバアンプAMP0の出力の影響を受けない。すなわち、Vhp、Vhn、Vlp、Vlnには、VIの項が現れない。
メインドライバアンプAMP0から出力される第1差動信号Vdp、Vdnのコモン電圧は、差動信号Vsp、Vsnのコモン電圧と等しい。したがってメインドライバアンプAMP0のコモン電圧はVTに設定される。また、メインドライバアンプAMP0から出力される第1差動信号Vdp、Vdnの半値振幅をγ・VIと書く。パラメータγは正の定数である。
第1レプリカドライバアンプAMP1により生成される第2差動信号Vcpp、Vcpnのコモン電圧をメインドライバアンプAMP0のコモン電圧VTを正方向にシフトした電圧VT+ε・Voとし、第2レプリカドライバアンプAMP2のコモン電圧をメインドライバアンプAMP0のコモン電圧VTを負方向にシフトした電圧VT−ε・Voとする。パラメータεは正の定数であり、Voは電圧のディメンジョンを有する値である。εおよびVoについては後述する。シフト量ε・Voは正負に等しくとる。
第1レプリカドライバアンプAMP1、第2レプリカドライバアンプAMP2は、第2差動信号Vcpおよび第3差動信号Vcnのコモン電圧を調節可能に構成することが望ましい。この場合、上側の判定しきい値電圧と下側の判定しきい値電圧を調節できる。
第1レプリカドライバアンプAMP1により生成される第2差動信号Vcpと第2レプリカドライバアンプAMP2により生成される第3差動信号Vcnの半値振幅は等しく、δ・VIであるとする。パラメータδは正の定数である。
パラメータα、β、γは、上述の拘束条件のもと決定することができる。
第1差動信号Vdp、Vdn、第2差動信号Vcpp、Vcpn、第3差動信号Vcnp、Vcnnはそれぞれ、PAT=1のとき
Vdp=VT+γ・VI …(B1)
Vdn=VT−γ・VI …(B2)
Vcpp=VT+ε・Vo+δ・VI…(B3)
Vcpn=VT+ε・Vo−δ・VI…(B4)
Vcnp=VT−ε・Vo+δ・VI…(B5)
Vcnn=VT−ε・Vo−δ・VI…(B6)
と表される。PAT=0の場合、式(B1)〜(B6)のVIを、−VIに置換すればよい。以降の式はPAT=1の場合のみを示す。
第1コンパレータCMP1および第2コンパレータCMP2の入力電圧を求めると、以下の式(C1)〜(C4)を得る。
Figure 0004874210
拘束条件1を考慮すると、第1入出力端子P1、第2入出力端子P2からATE100の内部を臨んだインピーダンスは、特性インピーダンスZoと等しい必要がある。すなわち以下の式(D1)が成り立つ必要がある。
Figure 0004874210
式(D1)から、α、βが決まれば、メインドライバアンプAMP0の出力抵抗である第1抵抗R1、第2抵抗R2の抵抗値Raも一意に決まる。
また、拘束条件2を満たすためには、
α+β+2=γ(α+β)−2・δ …(D2)
が成り立てばよい。式(D1)、(D2)を利用して、DUT102が接続されている場合の差動信号Vsを求めると、
Vsp=(Vup+VT+VI)/2 …(D3)
Vsn=(Vun+VT−VI)/2 …(D4)
となる。
次に拘束条件3を考慮し、第1コンパレータCMP1、第2コンパレータCMP2の入力電圧からVIの項を消去する。拘束条件3および式(C1)、(C2)、(D3)、(D4)、(B3)、(B6)を用いて、γ、δ、εを求めると、式(E1)、(E2)を得る。
Figure 0004874210
式(E1)、(E2)を満たすとき、第1コンパレータCMP1、第2コンパレータCMP2の入力電圧からメインドライバアンプAMP0の出力の影響が排除できる。
さらに、式(E3)が成り立つ場合の第1コンパレータCMP1、第2コンパレータCMP2の出力FAIL_L、FAIL_Hに着目すると、以下の関係式(F1)〜(F4)が成り立つ。
Vup−Vun<Voのとき、FAIL_H=HI …(F1)
Vup−Vun>Voのとき、FAIL_H=LO …(F2)
Vup−Vun>−Voのとき、FAIL_L=HI …(F3)
Vup−Vun<−Voのとき、FAIL_L=LO …(F4)
つまり式(E3)を満たすとき、DUT102からの差動入力信号Vuのペアの差電圧(Vup−Vun)を、電圧+Vo、−Voと比較し、良否判定を行うことができる。
上述の拘束条件1〜3に加えて、以下の拘束条件を考慮してもよい。
(拘束条件4)
α≫1、β≫1とする。
α、βを大きくするほど、消費電力が小さくなるとともに、付加的に設けられた第1レプリカドライバアンプAMP1、第2レプリカドライバアンプAMP2がメインドライバアンプAMP0に及ぼす影響を小さくできる。ただし、第1コンパレータCMP1、第2コンパレータCMP2の入力容量が性能に影響することを考慮すると、α、βは無制限に大きくすることは現実的ではない。たとえば、1<α<10、1<β<10の範囲で設定するのが好ましい。αとβの値を例示すれば、α=3、β=6程度としてもよい。
(拘束条件5)
第1抵抗R1、第2抵抗R2の抵抗値Raは、差動伝送線路104の特性インピーダンスZoより大きければ任意に設定可能であるが、実用的な範囲として
1.1×Zo≦Ra≦1.3×Zo
としてもよい。
(拘束条件6)
メインドライバアンプAMP0、第1レプリカドライバアンプAMP1、第2レプリカドライバアンプAMP2の振幅を等しくする。つまり、
γ=δ
が成り立つように設計する。この場合、各アンプに同一のアンプを利用できるため、回路設計が簡易化できる。
拘束条件6を満たすためには、式(G1)を満たせばよい。
Figure 0004874210

式(G1)を考慮すると、αを決定すればその他の全てのパラメータを一意に決定することができ、設計の自由度は1となる。
以上がATE100の構成である。以下、ATE100の動作を説明する。図3は、図1のATE100の動作状態を示すタイムチャートである。
図3は、上から順に、メインドライバアンプAMP0の出力信号Vd、DUT102の出力信号Vu、DUT102の出力の差動成分(Vup−Vun)、差動伝送線路104のATE100側の信号Vs、第1レプリカドライバアンプAMP1、第2レプリカドライバアンプAMP2の出力信号Vcp、Vcn、第1コンパレータCMP1、第2コンパレータCMP2の入力信号Vh、Vlを示す。各パラメータは、VI=1V、γ=1.42、VT=0V、Vo=0.5V、δ=γ、ε・Vo=0.355Vである。
メインドライバアンプAMP0からは、半値振幅がγ×VI=1.42Vの差動信号Vdが出力される。一方、DUT102からは半値振幅1Vの差動信号Vuが出力される。次段の差動信号Vuは仮想的な波形であり、半値振幅2Vの差動信号Vuの差動成分Vup−Vunを示している。このATE100は、Vup−Vun>Voのとき、第1コンパレータCMP1がパス(ローレベル)を、Vup−Vun<−Voのとき、第2コンパレータCMP2がパス(ローレベル)を出力するように設計されている。このことは、次段以下の波形によって確認できる。
差動伝送線路104のATE100側の差動信号Vsは、メインドライバアンプAMP0の出力とDUT102の出力が合成された信号であり、インピーダンス整合がとれているため、ここでの振幅は半分の0.5Vとなる。
γ=δであるため、第1レプリカドライバアンプAMP1、第2レプリカドライバアンプAMP2の振幅はメインドライバアンプAMP0の振幅と等しい。さらに、ε・Vo=0.355Vであるから、第1レプリカドライバアンプAMP1の出力は正方向に0.355Vシフトし、第2レプリカドライバアンプAMP2の出力は負方向に0.355Vシフトしている。
第1コンパレータCMP1の出力FAIL_Hは、Vhp<VhnのときLoとなり、Vhp>VhnのときHiとなる。ここで、Vhp<Vhnは、(Vup−Vun)>Voの場合と一致する。つまり、第1コンパレータCMP1の出力FAIL_Hは、(Vup−Vun)を+Voと比較した結果を示している。
同様に第2コンパレータCMP2の出力FAIL_Lは、Vlp<VlnのときLoとなり、Vlp>VlnのときHiとなる。ここで、Vlp<Vlnは、(Vup−Vun)<−Voの場合と一致する。つまり、第2コンパレータCMP2の出力FAIL_Lは、(Vlp−Vln)を−Voと比較した結果を示している。
図4は、図1のATE100と対比すべき従来のATEの構成を示す回路図である。図4では、説明の簡潔化のため、ATE200の送信アンプAMP5の出力は、終端電圧VTで固定されているものとする。差動伝送線路204のATE200側の差動信号Vsは、終端電圧VTとDUT202からの差動信号Vuを分圧した電圧となる。
Vsp=(VT+Vup)/2
Vsn=(VT+Vun)/2
従来のATE200では、差動信号Vsの差動成分(Vsp−Vsn)を生成するための差動アンプ(アナログ減算器)DA1が設けられる。
差動アンプDA1の出力Vsp−Vsnは、
Vsp−Vsn=(Vup−Vun)/2
で与えられる。
コンパレータCMP3は、差動成分(Vsp−Vsn)を判定しきい値電圧Vo/2と比較し、判定信号FAIL_Hを出力する。すなわち、コンパレータCMP3の出力は、DUT202の差動出力Vuの差動成分(Vup−Vun)を判定しきい値電圧Voと比較した結果となる。同様に、コンパレータCMP4は、差動成分(Vsp−Vsn)を判定しきい値電圧−Vo/2と比較するから、その出力は、DUT202の差動出力Vuの差動成分(Vup−Vun)を判定しきい値電圧−Voと比較した結果となる。図4のATE200によって、DUT202の差動出力Vuの振幅をしきい値と比較し、振幅がしきい値に満たないときにハイレベルとなる判定信号FAIL_H、FAIL_Lが生成される。
図4の回路では、ATE200において受信した差動信号の差動成分を生成するための差動アンプDA1が必要となる。伝送信号が高速となると、差動アンプDA1の設計の難易度が上がってしまい、また回路面積やコストが問題となる。これに対して、図1のATE100によれば、差動アンプDA1が不要となるという利点がある。
本実施の形態に係るATE100の構成および動作を説明した。上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
メインドライバアンプAMP0、第1レプリカドライバアンプAMP1、第2レプリカドライバアンプAMP2は図1に示すように差動アンプを用いてもよいし、2つのシングルアンプを用いて構成してもよい。図5は、第1の変形例に係るATE100aの構成を示す回路図である。各アンプAMP0、AMP1、AMP2は、それぞれ2つのシングルアンプA0p、A0n、A1p、A1n、A2p、A2nを備える。ドライバDRV1はパターンデータPATにもとづいて、アンプAMP0、AMP1、AMP2のシングルアンプA0p、A1p、A2pを駆動する。ドライバDRV2はパターンデータPATを反転して、アンプAMP0、AMP1、AMP2のシングルアンプA0n、A1n、A2nを駆動する。つまり、メインドライバアンプAMP0は、パターンデータPATにもとづいて前記第1差動信号の一方Vdpを生成する第1シングルアンプA0pと、反転されたパターンデータPATにもとづいて第1差動信号の他方Vdnを生成する第2シングルアンプA0nと、を含む。第1レプリカドライバアンプAMP1、第2レプリカドライバアンプAMP2についても同様である。
図5の回路によっても、図1と同様の効果を得ることができる。アンプAMP0、AMP1、AMP2を、シングルアンプと差動アンプを組み合わせて構成してもよい。
図1の回路では、DUT102の差動出力Vuを、一組の判定しきい値電圧と比較する場合を説明したが、複数の判定しきい値電圧と比較してもよい。図6は、第2の変形例に係るATE100bの構成を示す回路図である。ATE100bは、n個の判定ユニットU1〜Unを備える。各ユニットの基本的な構成は、上述したATE100と同等であり、メインドライバアンプAMP0のみが複数のユニットで共有されている。第1レプリカドライバアンプAMP1、第2レプリカドライバアンプAMP2には、各ユニットごとに異なるコモン電圧VO1〜VOnが与えられる。
図6のATE100bによれば、DUT(不図示)からの差動信号の振幅を、ユニットごとに異なる判定しきい値電圧±VO1、±VO2、…、±VOnと比較することができる。なお図6の回路では複数のユニットが差動伝送線路に接続されることから、上述した拘束条件にもとづいて、各パラメータを計算する必要があるが、本質は図1と変わらない。
図7は、第3の変形例に係るATE100cの構成を示す回路図である。図7のATE100cは、メインドライバアンプAMP0、第1レプリカドライバアンプAMP1、第2レプリカドライバアンプAMP2の前段に、パターンデータPATに遅延を与え、スキューを調節するためのスキューアジャスタSA0〜SA2が設けられている。スキューアジャスタは一般的な遅延回路、位相シフタ等を利用すればよく、その構成は特に限定されない。
メインドライバアンプAMP0、第1レプリカドライバアンプAMP1、第2レプリカドライバアンプAMP2が設計上の、もしくは製造ばらつきに起因した固有のスキューを有している場合に、これを補正せずに、第1コンパレータCMP1、第2コンパレータCMP2の入力からメインドライバアンプAMP0の影響を除外することが困難となる。図7の変形例によれば、アンプごとのスキューを、その前段に設けられたスキューアジャスタによって調節することにより、この問題を解決することができる。
図1において、メインドライバアンプAMP0、第1レプリカドライバアンプAMP1、第2レプリカドライバアンプAMP2が、設計上の、もしくは製造ばらつきに起因した固有の立ち上がり時間(スルーレート)を有している場合、これを補正せずに、第1コンパレータCMP1、第2コンパレータCMP2の入力からメインドライバアンプAMP0の影響を除外することが困難となる。そこで、メインドライバアンプAMP0、第1レプリカドライバアンプAMP1、第2レプリカドライバアンプAMP2ごとに、立ち上がり時間を微調節する機構を設けてもよい。立ち上がり時間を調節するためには、アンプのバイアス電流を調節するなどの公知の技術を利用すればよく、その方式は限定されない。
図8は、第4の変形例に係るATE100dの構成を示す回路図である。図8のATE100dは、図1の構成に加えて、クロスポイント観測用差動コンパレータ30、ポジ側シングルエンドコンパレータ40、ネガ側シングルエンドコンパレータ50を備える。
クロスポイント観測用差動コンパレータ30は、コンパレータ32を含み、第1入出力端子P1の電圧、すなわち差動信号Vsのポジ信号Vspの電圧レベルと、第2入出力端子P2の電圧、すなわちネガ信号Vsnの電圧レベルを比較する。クロスポイント観測用差動コンパレータ30を設けることにより、差動信号Vsのクロスポイントを検出できる。
ポジ側シングルエンドコンパレータ40の第1コンパレータ42は、差動信号Vsのポジ信号Vspを第1しきい値電圧VOHPと比較し、第2コンパレータ44は、差動信号Vsのポジ信号Vspを第2しきい値電圧VOLPと比較する。ネガ側シングルエンドコンパレータ50の第1コンパレータ52は、差動信号Vsのネガ信号Vsnを第3しきい値電圧VOHNと比較し、第2コンパレータ54は、差動信号Vsのネガ信号Vsnを第4しきい値電圧VOLNと比較する。
ポジ側シングルエンドコンパレータ40、ネガ側シングルエンドコンパレータ50を設けることにより、DUT102(不図示)から出力された差動信号Vuを差動信号としてではなく、シングルエンドの信号として測定することが可能となる。
図8の変形例は、図7の変形例、あるいはアンプの立ち上がり時間が調節可能な回路との組み合わせにおいて、特に有効である。図7の回路と組み合わせた場合、メインドライバアンプAMP0、第1レプリカドライバアンプAMP1、第2レプリカドライバアンプAMP2が有する固有のスキューを、クロスポイント観測用差動コンパレータ30を利用して測定でき、測定結果をスキューアジャスタSA0〜SA2に反映させることができる。
またポジ側シングルエンドコンパレータ40、ネガ側シングルエンドコンパレータ50を利用すれば、メインドライバアンプAMP0、第1レプリカドライバアンプAMP1、第2レプリカドライバアンプAMP2の固有の立ち上がり時間を測定することができ、測定結果を各アンプの立ち上がり時間の調節に反映できる。
上述の実施の形態に係るATE100では、差動信号(Vup−Vun)と比較すべき上側の判定しきい値電圧と下側の判定しきい値電圧の絶対値を、同じ値に設定したが、本発明はこれに限定されず、異なる値を設定してもよい。
実施の形態にもとづき、本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を離脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
実施の形態に係るATEの構成を示す回路図である。 図2(a)、(b)は、図1の回路図におけるメインドライバアンプ、第1レプリカドライバアンプ、第2レプリカドライバアンプの動作を説明する図である。 図1のATEの動作状態を示すタイムチャートである。 従来のATEの構成を示す回路図である。 第1の変形例に係るATEの構成を示す回路図である。 第2の変形例に係るATEの構成を示す回路図である。 第3の変形例に係るATEの構成を示す回路図である。 第4の変形例に係るATEの構成を示す回路図である。
符号の説明
100…ATE、102…DUT、104…差動伝送線路、AMP0…メインドライバアンプ、AMP1…第1レプリカドライバアンプ、AMP2…第2レプリカドライバアンプ、R1…第1抵抗、R2…第2抵抗、R3…第3抵抗、R4…第4抵抗、R5…第5抵抗、R6…第6抵抗、R7…第7抵抗、R8…第8抵抗、R9…第9抵抗、R10…第10抵抗、CMP1…第1コンパレータ、CMP2…第2コンパレータ、P1…第1入出力端子、P2…第2入出力端子、P3…第1判定出力端子、P4…第2判定出力端子、30…クロスポイント観測用差動コンパレータ、40…ポジ側シングルエンドコンパレータ、50…ネガ側シングルエンドコンパレータ。

Claims (13)

  1. 被試験デバイスとの間で差動伝送線路を介して差動信号を双方向伝送し、前記被試験デバイスを検査する試験装置であって、
    前記被試験デバイスに送信すべきパターンデータにもとづいて第1差動信号を生成するメインドライバアンプと、
    前記パターンデータにもとづいて第2差動信号を生成する第1レプリカドライバアンプと、
    前記パターンデータにもとづいて第3差動信号を生成する第2レプリカドライバアンプと、
    第1コンパレータと、
    第2コンパレータと、
    前記メインドライバアンプの一方の出力端子と、前記差動伝送線路の一方が接続される第1端子の間に設けられた第1抵抗と、
    前記メインドライバアンプの他方の出力端子と、前記差動伝送線路の他方が接続される第2端子の間に設けられた第2抵抗と、
    前記第1端子と前記第1コンパレータの一方の入力端子の間に設けられた第3抵抗と、
    前記第2端子と前記第1コンパレータの他方の入力端子の間に設けられた第4抵抗と、
    前記第2端子と前記第2コンパレータの一方の入力端子の間に設けられた第5抵抗と、
    前記第1端子と前記第2コンパレータの他方の入力端子の間に設けられた第6抵抗と、
    前記第1レプリカドライバアンプの一方の出力端子と、前記第1コンパレータの前記他方の入力端子の間に設けられた第7抵抗と、
    前記第1レプリカドライバアンプの他方の出力端子と、前記第2コンパレータの前記他方の入力端子の間に設けられた第8抵抗と、
    前記第2レプリカドライバアンプの一方の出力端子と、前記第2コンパレータの前記一方の入力端子の間に設けられた第9抵抗と、
    前記第2レプリカドライバアンプの他方の出力端子と、前記第1コンパレータの前記一方の入力端子の間に設けられた第10抵抗と、
    を備えることを特徴とする試験装置。
  2. 前記第1レプリカドライバアンプのコモン電圧は前記メインドライバアンプのコモン電圧を正方向にシフトした電圧であり、前記第2レプリカドライバアンプのコモン電圧は前記メインドライバアンプのコモン電圧を負方向にシフトした電圧であることを特徴とする請求項1に記載の試験装置。
  3. 前記第1、第2レプリカドライバアンプはそれぞれ、前記第2差動信号および前記第3差動信号のコモン電圧を調節可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載の試験装置。
  4. 前記第1、第2抵抗の抵抗値をRaと書くとき、前記第3抵抗から前記第6抵抗の抵抗値は略等しくα・Ra(αはパラメータ)で与えられ、前記第7抵抗から前記第10抵抗の抵抗値は略等しくβ・Ra(βはパラメータ)で与えられることを特徴とする請求項1に記載の試験装置。
  5. 前記差動伝送線路を介して前記被試験デバイスに送信される差動信号の半値振幅をVI、前記メインドライバアンプにより生成される前記第1差動信号の半値振幅をγ・VI、前記第1、第2レプリカドライバアンプにより生成される前記第2、第3差動信号の半値振幅をδ・VIと書くとき、
    δ=β/(2・α)
    γ={α・(α+β+2)+β}/{α・(α+β)}
    を満たすことを特徴とする請求項4に記載の試験装置。
  6. α、βは、
    β={α+2+√(9・α+20・α+4)}/2
    を満たすことを特徴とする請求項4に記載の試験装置。
  7. 前記第1レプリカドライバアンプのコモン電圧は、前記メインドライバアンプのコモン電圧を正方向にε・Voだけシフトした電圧であり、前記第2レプリカドライバアンプのコモン電圧は、前記メインドライバアンプのコモン電圧を負方向にε・Voだけシフトした電圧であるとき、
    ε=β/(4・α)
    を満たすことを特徴とする請求項4に記載の試験装置。
  8. 前記第1、第2レプリカドライバアンプの電流駆動能力は、前記メインドライバアンプの電流駆動能力より低いことを特徴とする請求項1に記載の試験装置。
  9. 同一の差動伝送線路に接続された請求項1から8のいずれかに記載の試験装置を複数備え、
    複数の試験装置のメインドライバアンプおよび第1、第2抵抗を共有して構成したことを特徴とする試験装置。
  10. 前記メインドライバアンプ、前記第1、第2レプリカドライバアンプの少なくとも一つの前段に設けられ、入力された前記パターンデータの位相を調節するスキューアジャスタをさらに備えることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の試験装置。
  11. 前記メインドライバアンプ、前記第1、第2レプリカドライバアンプの少なくとも一つは、信号の立ち上がり時間を調節可能に構成されることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の試験装置。
  12. 前記メインドライバアンプ、前記第1、第2レプリカドライバアンプの少なくとも一つは、
    前記パターンデータにもとづいて差動信号の一方を生成する第1シングルアンプと、
    反転された前記パターンデータにもとづいて差動信号の他方を生成する第2シングルアンプと、を含むことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の試験装置。
  13. 前記第1端子と前記第2端子の電圧レベルを比較するクロスポイント観測用差動コンパレータと、
    前記第1端子の電圧を所定の第1しきい値電圧と比較し、前記第1端子の電圧を所定の第2しきい値電圧と比較するポジ側シングルエンドコンパレータと、
    前記第2端子の電圧を所定の第3しきい値電圧と比較し、前記第2端子の電圧を所定の第4しきい値電圧と比較するネガ側シングルエンドコンパレータと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の試験装置。
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