JP2021175116A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低い電源電圧で動作可能な半導体装置を得る。【解決手段】本開示の半導体装置は、第1の出力端子および第2の出力端子と、第1の出力端子に接続された第1の正端子と、第2の出力端子に接続された第1の負端子とを有し、第1の信号に応じた差動信号を第1の正端子および第1の負端子から出力する第1のドライバと、第2の出力端子に接続された第2の正端子と、第1の出力端子に接続された第2の負端子とを有し、第1の信号に応じた差動信号を第2の正端子および第2の負端子から出力する第2のドライバとを備える。【選択図】図2

Description

本開示は、差動信号を出力する半導体装置に関する。
しばしば、複数の半導体装置の間で信号伝送が行われる。例えば、特許文献1には、電圧レギュレータを用いて、伝送する信号の電圧振幅を調節する技術が開示されている。
特表2016−525302号公報
ところで、半導体装置では、製造プロセスにおける微細化が進むにつれ、電源電圧が低くなってきている。よって、半導体装置では、低い電源電圧で動作することができることが望まれている。
低い電源電圧で動作可能な半導体装置を提供することが望ましい。
本開示の一実施の形態における半導体装置は、第1の出力端子および第2の出力端子と、第1のドライバと、第2のドライバとを備えている。第1のドライバは、第1の出力端子に接続された第1の正端子と、第2の出力端子に接続された第1の負端子とを有し、第1の信号に応じた差動信号を第1の正端子および第1の負端子から出力するように構成される。第2のドライバは、第2の出力端子に接続された第2の正端子と、第1の出力端子に接続された第2の負端子とを有し、第1の信号に応じた差動信号を第2の正端子および第2の負端子から出力するように構成される。
本開示の一実施の形態における半導体装置では、第1のドライバの第1の正端子は第1の出力端子に接続され、第1のドライバの第1の負端子は第2の出力端子に接続される。第2のドライバの第2の正端子は第2の出力端子に接続され、第2のドライバの第2の負端子は第1の出力端子に接続される。そして、第1のドライバでは、第1の信号に応じた差動信号が第1の正端子および第1の負端子から出力され、第2のドライバでは、この第1の信号に応じた差動信号が第2の正端子および第2の負端子から出力される。
本開示の一実施の形態に係る半導体装置の一構成例を表すブロック図である。 図1に示した送信部の一構成例を表す回路図である。 図2に示したドライバの一動作例を表す説明図である。 図2に示したドライバの他の動作例を表す説明図である。 図1に示した半導体装置の一動作例を表す説明図である。 図1に示した半導体装置の他の動作例を表す説明図である。 比較例に係る送信部の一構成例を表す回路図である。 変形例に係る送信部の一構成例を表す回路図である。 他の変形例に係る送信部の一構成例を表す回路図である。 他の変形例に係る送信部の一構成例を表す回路図である。 他の変形例に係る送信部の一構成例を表す回路図である。 他の変形例に係るドライバの一構成例を表す回路図である。 他の変形例に係るドライバの一構成例を表す回路図である。 他の変形例に係るドライバの一構成例を表す回路図である。 他の変形例に係るドライバの一構成例を表す回路図である。 他の変形例に係るドライバの一構成例を表す回路図である。 他の変形例に係る送信部の一構成例を表すブロック図である。 他の変形例に係る送信部の一構成例を表すブロック図である。 他の変形例に係る送信部の一構成例を表すブロック図である。 他の変形例に係る送信部の一構成例を表すブロック図である。 他の変形例に係る送信部の一構成例を表すブロック図である。 他の変形例に係る送信部の一構成例を表すブロック図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<実施の形態>
[構成例]
図1は、一実施の形態に係る半導体装置(半導体装置1)を備えたシステムの一構成例を表すものである。このシステムは、半導体装置1と、伝送路LP,LNと、半導体装置90とを備えている。半導体装置1は出力端子OUTP,OUTNを有し、半導体装置90は入力端子INP,INNを有する。伝送路LP,LNの特性インピーダンスは、この例では50Ωである。伝送路LPの一端は半導体装置1の出力端子OUTPに接続され、他端は半導体装置90の入力端子INPに接続される。伝送路LNの一端は半導体装置1の出力端子OUTNに接続され、他端は半導体装置90の入力端子INNに接続される。半導体装置1は、伝送路LP,LNを介して信号SP,SNを半導体装置90に送信するように構成される。信号SP,SNは差動信号を構成する。
なお、この例では、いわゆるDC結合により信号伝送を行うようにしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、いわゆるAC結合により信号伝送を行うようにしてもよい。この場合には、例えば、半導体装置1の出力端子OUTPと半導体装置90の入力端子INPとを伝送路LPおよびキャパシタを介して接続するとともに、半導体装置1の出力端子OUTNと半導体装置90の入力端子INNとを伝送路LNおよびキャパシタを介して接続する。
半導体装置1は、処理部11と、送信部20とを有している。
処理部11は、所定の処理を行うことにより、半導体装置90に送信すべきデータを含む信号S11を生成するように構成される。信号S11は差動信号である。
送信部20は、信号S11に基づいて信号SP,SNを生成し、この信号SP,SNを半導体装置90に対して送信するように構成される。送信部20は、バッファ回路21と、ドライバDRVA,DRVBと、出力制御部24とを有している。
バッファ回路21は、信号S11に基づいて信号S21を生成するように構成される。信号S21は差動信号である。バッファ回路21は、電源ノードNVDDにおける電源電圧VDDおよび接地ノードNVSSにおける接地電圧VSSに基づいて動作する。例えば、電源ノードNVDDには、半導体装置1の外部から電源電圧VDDが供給され、接地ノードNVSSには、半導体装置1の外部から接地電圧VSSが供給されるようになっている。
ドライバDRVA,DRVBは、信号S21に基づいて信号SP,SNを生成するように構成される。ドライバDRVA,DRVBのそれぞれは、電源ノードNVDDにおける電源電圧VDDおよび接地ノードNVSSにおける接地電圧VSSに基づいて動作するようになっている。ドライバDRVAの正出力端子は半導体装置1の出力端子OUTPに接続され、負出力端子は半導体装置1の出力端子OUTNに接続される。また、ドライバDRVBの正出力端子は半導体装置1の出力端子OUTNに接続され、負出力端子は半導体装置1の出力端子OUTPに接続される。
出力制御部24は、送信部20の出力インピーダンスを調節し、信号SP,SNの振幅を調整するように構成される。
図2は、送信部20の一構成例をより具体的に表すものである。
バッファ回路21は、トランジスタMP01,MN01,MP02,MN02を有している。トランジスタMP01,MP02はP型のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタであり、トランジスタMN01,MN02はN型のMOSトランジスタである。
トランジスタMP01のゲートはトランジスタMN01のゲートに接続されるとともに処理部11に接続され、ソースは電源ノードNVDDに接続され、ドレインはトランジスタMN01のドレインに接続されるとともにドライバDRVA,DRVBに接続される。トランジスタMN01のゲートはトランジスタMP01のゲートに接続されるとともに処理部11に接続され、ドレインはトランジスタMP01のドレインに接続されるとともにドライバDRVA,DRVBに接続され、ソースは接地ノードNVSSに接続される。トランジスタMP02のゲートはトランジスタMN02のゲートに接続されるとともに処理部11に接続され、ソースは電源ノードNVDDに接続され、ドレインはトランジスタMN02のドレインに接続されるとともにドライバDRVA,DRVBに接続される。トランジスタMN02のゲートはトランジスタMP02のゲートに接続されるとともに処理部11に接続され、ドレインはトランジスタMP02のドレインに接続されるとともにドライバDRVA,DRVBに接続され、ソースは接地ノードNVSSに接続される。
ドライバDRVAは、ドライバDRVA1〜DRVA40を有している。ドライバDRVA1〜DRVA40は、互いに同じ回路構成を有している。半導体装置1では、例えば、ドライバDRVA1〜DRVA40のレイアウトパターンを互いに同じにすることができる。以下、ドライバDRVA1を例に挙げて説明する。ドライバDRVA1は、トランジスタMP11〜MP14と、トランジスタMN11〜MN18と、抵抗素子RPA,RNAと、出力端子OPA,ONAとを有している。トランジスタMP11〜MP14はP型のMOSトランジスタであり、トランジスタMN11〜MN18はN型のMOSトランジスタである。
トランジスタMN11のゲートには出力制御部24から制御信号が供給され、ソースはトランジスタMN12のソースに接続されるとともにバッファ回路21のトランジスタMP01,MN01のドレインに接続され、ドレインはトランジスタMP11のドレインおよびトランジスタMP12のゲートに接続される。トランジスタMP11のゲートには出力制御部24から制御信号が供給され、ソースは電源ノードNVDDに接続され、ドレインはトランジスタMN11のドレインおよびトランジスタMP12のゲートに接続される。トランジスタMP12のゲートはトランジスタMN11,MP11のドレインに接続され、ソースは電源ノードNVDDに接続され、ドレインはトランジスタMN14のドレインおよび抵抗素子RPAの一端に接続される。
トランジスタMN12のゲートには出力制御部24から制御信号が供給され、ソースはトランジスタMN11のソースに接続されるとともにバッファ回路21のトランジスタMP01,MN01のドレインに接続され、ドレインはトランジスタMN13のドレインおよびトランジスタMN14のゲートに接続される。トランジスタMN13のゲートには出力制御部24から制御信号が供給され、ドレインはトランジスタMN12にドレインおよびトランジスタMN14のゲートに接続され、ソースは接地ノードNVSSに接続される。トランジスタMN14のゲートはトランジスタMN12,MN13のドレインに接続され、ドレインはトランジスタMP12のドレインおよび抵抗素子RPAの一端に接続され、ソースは接地ノードNVSSに接続される。
トランジスタMN15のゲートには出力制御部24から制御信号が供給され、ソースはトランジスタMN16のソースに接続されるとともにバッファ回路21のトランジスタMP02,MN02のドレインに接続され、ドレインはトランジスタMP13のドレインおよびトランジスタMP14のゲートに接続される。トランジスタMP13のゲートには出力制御部24から制御信号が供給され、ソースは電源ノードNVDDに接続され、ドレインはトランジスタMN15のドレインおよびトランジスタMP14のゲートに接続される。トランジスタMP14のゲートはトランジスタMN15,MP13のドレインに接続され、ソースは電源ノードNVDDに接続され、ドレインはトランジスタMN18のドレインおよび抵抗素子RNAの一端に接続される。
トランジスタMN16のゲートには出力制御部24から制御信号が供給され、ソースはトランジスタMN15のソースに接続されるとともにバッファ回路21のトランジスタMP02,MN02のドレインに接続され、ドレインはトランジスタMN17のドレインおよびトランジスタMN18のゲートに接続される。トランジスタMN17のゲートには出力制御部24から制御信号が供給され、ドレインはトランジスタMN16にドレインおよびトランジスタMN18のゲートに接続され、ソースは接地ノードNVSSに接続される。トランジスタMN18のゲートはトランジスタMN16,MN17のドレインに接続され、ドレインはトランジスタMP14のドレインおよび抵抗素子RNAの一端に接続され、ソースは接地ノードNVSSに接続される。
抵抗素子RPAは、半導体装置1の出力端子OUTPに係る出力終端抵抗に対応し、一端はトランジスタMP12,MN14のドレインに接続され、他端はドライバDRVA1の出力端子OPAに接続される。抵抗素子RPAの抵抗値は、この例では、トランジスタMP12がオン状態である場合に、トランジスタMP12のオン抵抗値と抵抗素子RPAの抵抗値の和が1500Ωになり、トランジスタMN14がオン状態である場合に、トランジスタMN14のオン抵抗値と抵抗素子RPAの抵抗値の和が1500Ωになるように設定される。
抵抗素子RNAは、送信部20の出力端子OUTNに係る出力終端抵抗に対応し、一端はトランジスタMP14,MN18のドレインに接続され、他端はドライバDRVA1の出力端子ONAに接続される。抵抗素子RNAの抵抗値は、この例では、トランジスタMP14がオン状態である場合に、トランジスタMP14のオン抵抗値と抵抗素子RNAの抵抗値の和が1500Ωになり、トランジスタMN18がオン状態である場合に、トランジスタMN18のオン抵抗値と抵抗素子RNAの抵抗値の和が1500Ωになるように設定される。
出力端子OPAは、ドライバDRVA1の正出力端子であり、ドライバDRVAの正出力端子に対応する。ドライバDRVA1〜DRVA40のそれぞれの出力端子OPAは、半導体装置1の出力端子OUTPに接続される。出力端子ONAは、ドライバDRVA1の負出力端子であり、ドライバDRVAの負出力端子に対応する。ドライバDRVA1〜DRVA40のそれぞれの出力端子ONAは、半導体装置1の出力端子OUTNに接続される。
ドライバDRVAでは、ドライバDRVA1〜DRVA40のうちの、動作する1または複数のドライバが設定される。これにより、送信部20では、出力インピーダンスを調節し、信号SP,SNの振幅を調整することができるようになっている。
ドライバDRVBは、DRVB1〜DRVB20を有している。ドライバDRVB1〜DRVB20は、互いに同じ回路構成を有している。半導体装置1では、例えば、ドライバDRVB1〜DRVB20のレイアウトパターンを互いに同じにすることができる。以下、ドライバDRVB1を例に挙げて説明する。ドライバDRVB1は、トランジスタMP21〜MP24と、トランジスタMN21〜MN28と、抵抗素子RPB,RNBと、出力端子OPB,ONBとを有している。
トランジスタMP21〜MP24はP型のMOSトランジスタであり、トランジスタMN21〜MN28はN型のMOSトランジスタである。この例では、ドライバDRVB1の回路構成は、ドライバDRVA1の回路構成と同じである。トランジスタMP21〜MP24は、ドライバDRVA1におけるトランジスタMP11〜MP14にそれぞれ対応し、トランジスタMN21〜MN28は、ドライバDRVA1におけるトランジスタMN11〜MN18にそれぞれ対応し、抵抗素子RPB,RNBは、ドライバDRVA1における抵抗素子RPA,RNAにそれぞれ対応する。半導体装置1では、例えば、ドライバDRVB1のレイアウトパターンを、ドライバDRVA1のレイアウトパターンと同じにすることができる。
出力端子OPBは、ドライバDRVB1の正出力端子であり、ドライバDRVBの正出力端子に対応する。ドライバDRVB1〜DRVB20のそれぞれの出力端子OPBは、半導体装置1の出力端子OUTNに接続される。出力端子ONBは、ドライバDRVB1の負出力端子であり、ドライバDRVBの負出力端子に対応する。ドライバDRVB1〜DRVB20のそれぞれの出力端子ONBは、半導体装置1の出力端子OUTPに接続される。
ドライバDRVBでは、ドライバDRVB1〜DRVB20のうちの、動作する1または複数のドライバが設定される。これにより、送信部20では、出力インピーダンスを調節し、信号SP,SNの振幅を調整することができるようになっている。
出力制御部24は、ドライバDRVA1〜DRVA40のうちの動作させる1または複数のドライバを設定するとともに、ドライバDRVB1〜ドライバDRVB20のうちの動作させる1または複数のドライバを設定する。具体的には、出力制御部24は、ドライバDRVA1〜DRVA40のそれぞれにおけるトランジスタMP11,MN11〜MN13,MP13,MN15〜MN17の動作を制御することにより、ドライバDRVA1〜DRVA40のうちの動作させる1または複数のドライバを設定する。また、出力制御部24は、ドライバDRVB1〜DRVB20のそれぞれにおけるトランジスタMP21,MN21〜MN23,MP23,MN25〜MN27の動作を制御することにより、ドライバDRVB1〜DRVB20のうちの動作させる1または複数のドライバを設定する。
図3A,3Bは、出力制御部24の一動作例を表すものであり、図3AはドライバDRVA1を動作させる場合を示し、図3BはドライバDRVA1を動作させない場合を示す。なお、ドライバDRVA2〜DRVA40,DRVB1〜DRVB20についても同様である。図3A,3Bでは、MP11,MN11〜MN13,MP13,MN15〜MN17を、トランジスタの動作状態を示すスイッチで示している
ドライバDRVA1を動作させる場合には、図3Aに示したように、出力制御部24は、ドライバDRVA1のトランジスタMN11,MN12,MN15,MN16をオン状態にするとともに、トランジスタMP11,MN13,MP13,MN17をオフ状態にする。これにより、ドライバDRVA1は、信号S21に基づいて動作する。このようにして、出力制御部24は、ドライバDRVA1を動作させることができる。
ドライバDRVA1を動作させない場合には、図3Bに示したように、出力制御部24は、ドライバDRVA1のトランジスタMN11,MN12,MN15,MN16をオフ状態にするとともに、トランジスタMP11,MN13,MP13,MN17をオン状態にする。これにより、トランジスタMP12,MP14のゲートは電源ノードNVDDに接続されるので、トランジスタMP12,MP14はオフ状態になり、トランジスタMN14,MN18のゲートは接地ノードNVSSに接続されるので、トランジスタMN14,MN18はオフ状態になる。これによりドライバDRVA1は、信号S21に基づいて動作せず、ドライバDRVA1の出力インピーダンスは信号S21に依らずハイインピーダンスになる。このようにして、出力制御部24は、ドライバDRVA1を動作させないようにすることができる。
出力制御部24は、ドライバDRVA1〜DRVA40,DRVB1〜DRVB20のそれぞれを、個別に、動作させあるいは動作させないようにすることができる。このようにして、出力制御部24は、ドライバDRVA1〜DRVA40のうちの動作させる1または複数のドライバを設定するとともに、ドライバDRVB1〜ドライバDRVB20のうちの動作させる1または複数のドライバを設定する。これにより、出力制御部24は、後述するように、送信部20の出力インピーダンスを調節することができ、信号SP,SNの振幅を調整することができるようになっている。
半導体装置90は、図1に示したように、受信部91を有している。受信部91は、半導体装置1から送信された信号SP,SNを受信するように構成される。受信部91は、抵抗素子92と、レシーバ93とを有している。
抵抗素子92は、受信部91の入力終端抵抗であり、一端は半導体装置90の入力端子INPに接続され、他端は半導体装置90の入力端子INNに接続される。抵抗素子92の抵抗値は、この例では約100Ωである。
レシーバ93は、信号SP,SNを受信するように構成される。レシーバ93の正入力端子は半導体装置90の入力端子INPに接続され、負入力端子は半導体装置90の入力端子INNに接続される。
半導体装置90は、受信部91が受信した信号SP,SNに含まれるデータに基づいて、所定の処理を行うようになっている。
ここで、出力端子OUTPは、本開示における「第1の出力端子」の一具体例に対応する。出力端子OUTNは、本開示における「第2の出力端子」の一具体例に対応する。例えばドライバDRVA1は、本開示における「第1のドライバ」の一具体例に対応する。出力端子OPAは、本開示における「第1の正端子」の一具体例に対応する。出力端子ONAは、本開示における「第1の負端子」の一具体例に対応する。例えばドライバDRVB1は、本開示における「第2のドライバ」の一具体例に対応する。出力端子OPBは、本開示における「第2の正端子」の一具体例に対応する。出力端子ONBは、本開示における「第2の負端子」の一具体例に対応する。信号S21は、本開示における「第1の信号」の一具体例に対応する。出力制御部24は、本開示における「制御部」の一具体例に対応する。バッファ回路21は、本開示における「バッファ回路」の一具体例に対応する。
電源ノードNVDDは、本開示における「第1の電源ノード」の一具体例に対応する。接地ノードNVSSは、本開示における「第2の電源ノード」の一具体例に対応する。トランジスタMP12は、本開示における「第1のトランジスタ」の一具体例に対応する。トランジスタMN14は、本開示における「第2のトランジスタ」の一具体例に対応する。トランジスタMP14は、本開示における「第3のトランジスタ」の一具体例に対応する。トランジスタMN18は、本開示における「第4のトランジスタ」の一具体例に対応する。トランジスタMP22は、本開示における「第5のトランジスタ」の一具体例に対応する。トランジスタMN24は、本開示における「第6のトランジスタ」の一具体例に対応する。トランジスタMP24は、本開示における「第7のトランジスタ」の一具体例に対応する。トランジスタMN28は、本開示における「第8のトランジスタ」の一具体例に対応する。抵抗素子RPAは、本開示における「第1の抵抗素子」の一具体例に対応する。抵抗素子RNAは、本開示における「第2の抵抗素子」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の半導体装置1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
まず、図1を参照して、半導体装置1の全体動作概要を説明する。処理部11は、所定の処理を行うことにより、半導体装置90に送信すべきデータを含む信号S11を生成する。送信部20は、信号S11に基づいて信号SP,SNを生成し、この信号SP,SNを半導体装置90に対して送信する。具体的には、バッファ回路21は、信号S11に基づいて信号S21を生成する。ドライバDRVA,DRVBは、信号S21に基づいて信号SP,SNを生成する。出力制御部24は、送信部20の出力インピーダンスを調節し、信号SP,SNの振幅を調整する。
(出力制御部24の動作について)
出力制御部24は、ドライバDRVA1〜DRVA40のうちの動作させる1または複数のドライバを設定するとともに、ドライバDRVB1〜ドライバDRVB20のうちの動作させる1または複数のドライバを設定する。これにより、出力制御部24は、送信部20の出力インピーダンスを調節し、信号SP,SNの振幅を調整することができる。
例えば、送信部20では、例えば、ドライバDRVA1〜DRVA40のうちの動作させるドライバの数と、ドライバDRVB1〜ドライバDRVB20のうちの動作させるドライバの数の合計数を変更することにより、送信部20の出力インピーダンスを調節することができる。
具体的には、送信部20では、例えば、ドライバDRVA1〜DRVA40のうちの動作させるドライバの数と、ドライバDRVB1〜ドライバDRVB20のうちの動作させるドライバの数の合計数が30である場合には、送信部20の出力インピーダンスを約50Ω(=1500/30)にすることができる。そして、この合計数を多くすることにより、送信部20の出力インピーダンスを低くすることができ、この合計数を少なくすることにより、送信部20の出力インピーダンスを高くすることができる。これにより、半導体装置1では、半導体装置1の製造工程におけるいわゆるプロセスばらつきにより、送信部20の出力インピーダンスが所望の値(この例では50Ω)からずれた場合でも、出力インピーダンスを調節することができる。
また、送信部20では、例えば、ドライバDRVA1〜DRVA40のうちの動作させるドライバの数と、ドライバDRVB1〜ドライバDRVB20のうちの動作させるドライバの数の合計数を維持したまま、ドライバDRVA1〜DRVA40のうちの動作させるドライバの数と、ドライバDRVB1〜ドライバDRVB20のうちの動作させるドライバの数とのバランスを変更することにより、送信部20の出力インピーダンスを維持しつつ、信号SP,SNの振幅を調節することができる。
具体的には、例えば、ドライバDRVA1〜DRVA40のうちの30個のドライバを動作させ、ドライバDRVB1〜DRVB20のうちの全てを動作させない場合には、ドライバDRVA,DRVBのうちのドライバDRVAが、信号SP,SNを生成する。
図4は、半導体装置1の一動作例を表すものである。この例では、送信部20は、信号SPを高レベルにし、信号SNを低レベルにしている。この例では、ドライバDRVA,DRVBのうちのドライバDRVAが動作しているので、ドライバDRVAの正出力端子から流れ出た電流IPAは、伝送路LPを介して半導体装置90の入力端子INPに流れ込む。この電流は、受信部91の抵抗素子92に流れ、半導体装置90の入力端子INNから流れ出て、伝送路LNを介してドライバDRVAの負出力端子に、電流INAとして流れ込む。一方、信号SNが高レベルであり、信号SPが低レベルである場合には、図4に示した電流の向きと反対の向きに電流が流れる。信号SP,SNの振幅は、抵抗素子92に流れる電流と、抵抗素子92の抵抗値との積により定まる。
そして、例えば、ドライバDRVA1〜DRVA40のうちの動作させるドライバの数と、ドライバDRVB1〜ドライバDRVB20のうちの動作させるドライバの数の合計数を維持しつつ、ドライバDRVB1〜ドライバDRVB20のうちの動作させるドライバの数を増やす。その際、ドライバDRVA1〜DRVA40のうちの動作させるドライバの数を、ドライバDRVB1〜DRVB20のうちの動作させるドライバの数よりも多くする。これにより、半導体装置1では、送信部20の出力インピーダンスを維持したまま、信号SP,SNの振幅を調節することができる。
図5は、半導体装置1の他の動作例を表すものである。図5において、電流を示す矢印を、電流値が大きいほど大きく描いている。ドライバDRVA1〜DRVA40のうちの動作させるドライバの数は、ドライバDRVB1〜DRVB20のうちの動作させるドライバの数よりも多いので、ドライバDRVAの正出力端子に流れる電流IPAや負出力端子に流れる電流INAは、ドライバDRVBの正出力端子に流れる電流IPBや負出力端子に流れる電流INBよりも大きい。
半導体装置1の出力端子OUTPは、ドライバDRVAの正出力端子およびドライバDRVBの負出力端子に接続されているので、ドライバDRVAの正出力端子から流れ出た電流IPAの一部が、電流INBとしてドライバDRVBの負出力端子に流れ込む。そして、残りの電流(電流IPA−電流INB)が電流IPとして半導体装置90の入力端子INPに流れ込む。この電流は、受信部91の抵抗素子92に流れ、半導体装置90の入力端子INNから電流INとして流れ出る。
半導体装置1の出力端子OUTNは、ドライバDRVAの負出力端子およびドライバDRVBの正出力端子に接続されているので、半導体装置90の入力端子INNから流れ出た電流INと、ドライバDRVBの正出力端子から流れ出た電流IPBとの合計電流が、電流INAとしてドライバDRVAの負出力端子に流れ込む。
このように、半導体装置1の出力端子OUTPは、ドライバDRVAの正出力端子およびドライバDRVBの負出力端子に接続され、半導体装置1の出力端子OUTNは、ドライバDRVAの負出力端子およびドライバDRVBの正出力端子に接続されるので、ドライバDRVAの出力電流は、ドライバDRVBにより逆相でバイパスされる。このようにして、半導体装置1では、受信部91の抵抗素子92に流れる電流を調節することができる。上述したように、信号SP,SNの振幅は、抵抗素子92に流れる電流と、抵抗素子92の抵抗値との積により定まるので、半導体装置1では、このように受信部91の抵抗素子92に流れる電流を調節することにより、信号SP,SNの振幅を調節することができる。
このように、半導体装置1では、信号SP,SNの振幅を調節することができる。これにより、半導体装置1では、半導体装置1の製造工程におけるいわゆるプロセスばらつきにより、信号SP,SNの振幅が所望の振幅からずれた場合でも、信号SP,SNの振幅を調節することができる。
(比較例)
次に、比較例に係る半導体装置1Rと対比して、実施の形態に係る半導体装置1の作用を説明する。本比較例は、信号SP,SNの振幅の変更方法が、本実施の形態とは異なるものである。
図6は、半導体装置1Rにおける送信部20Rの一構成例を表すものである。送信部20Rは、ドライバDRVRと、レギュレータREGH,REGLと、出力制御部24Rとを有している。
ドライバDRVRは、信号S21に基づいて信号SP,SNを生成するように構成される。ドライバDRVRは、電源ノードNVDD2における電源電圧VDD2および電源ノードNVSS2における電源電圧VSS2に基づいて動作するようになっている。ドライバDRVRは、トランジスタMP31,MN31,MP32,MN32と、抵抗素子RP,RNとを有している。トランジスタMP31,MP32はP型のMOSトランジスタであり、トランジスタMN31,MN32はN型のMOSトランジスタである。
トランジスタMP31のゲートはトランジスタMN31のゲートに接続されるとともにバッファ回路21のトランジスタMP01,MN01のドレインに接続され、ソースは電源ノードNVDD2に接続され、ドレインはトランジスタMN31のドレインおよび抵抗素子RPの一端に接続される。トランジスタMN31のゲートはトランジスタMP31のゲートに接続されるとともにバッファ回路21のトランジスタMP01,MN01のドレインに接続され、ドレインはトランジスタMP31のドレインおよび抵抗素子RPの一端に接続され、ソースは電源ノードNVSS2に接続される。トランジスタMP32のゲートはトランジスタMN32のゲートに接続されるとともにバッファ回路21のトランジスタMP02,MN02のドレインに接続され、ソースは電源ノードNVDD2に接続され、ドレインはトランジスタMN32のドレインおよび抵抗素子RNの一端に接続される。トランジスタMN32のゲートはトランジスタMP32のゲートに接続されるとともにバッファ回路21のトランジスタMP02,MN02のドレインに接続され、ドレインはトランジスタMP32のドレインおよび抵抗素子RNの一端に接続され、ソースは電源ノードNVSS2に接続される。
抵抗素子RPの一端はトランジスタMP31,MN31のドレインに接続され、他端は半導体装置1Rの出力端子OUTPに接続される。抵抗素子RPの抵抗値は、この例では、トランジスタMP31がオン状態である場合に、トランジスタMP31のオン抵抗値と抵抗素子RPの抵抗値の和が50Ωになり、トランジスタMN31がオン状態である場合に、トランジスタMN31のオン抵抗値と抵抗素子RPの抵抗値の和が50Ωになるように設定される。
抵抗素子RNの一端はトランジスタMP32,MN32のドレインに接続され、他端は半導体装置1Rの出力端子OUTNに接続される。抵抗素子RNの抵抗値は、この例では、トランジスタMP32がオン状態である場合に、トランジスタMP32のオン抵抗値と抵抗素子RNの抵抗値の和が50Ωになり、トランジスタMN32がオン状態である場合に、トランジスタMN32のオン抵抗値と抵抗素子RNの抵抗値の和が50Ωになるように設定される。
レギュレータREGHは、電圧VHに基づいて、電源ノードNVDD2における電源電圧VDD2を生成するように構成される。レギュレータREGHを構成するアンプの正入力端子には、出力制御部24Rにより電圧VHが供給され、アンプの負入力端子および出力端子は電源ノードNVDD2に接続される。レギュレータREGHは、電源ノードNVDDにおける電源電圧VDDおよび接地ノードNVSSにおける接地電圧VSSに基づいて動作するようになっている。
レギュレータREGLは、電圧VLに基づいて、電源ノードNVSS2における電源電圧VSS2を生成するように構成される。レギュレータREGを構成するアンプの正入力端子には、出力制御部24Rにより電圧VLが供給され、アンプの負入力端子および出力端子は電源ノードNVSS2に接続される。レギュレータREGLは、電源ノードNVDDにおける電源電圧VDDおよび接地ノードNVSSにおける接地電圧VSSに基づいて動作するようになっている。
出力制御部24Rは、電圧VH,VLを設定することにより、信号SP,SNの振幅を調整するように構成される。具体的には、出力制御部24Rは、電圧VHと電圧VLとの差を大きくすることにより、信号SP,SNの振幅を大きくし、電圧VHと電圧VLとの差を小さくすることにより、信号SP,SNの振幅を小さくすることができるようになっている。
近年、製造プロセスにおける微細化が進むにつれ、電源電圧が低くなってきている。比較例に係る半導体装置1Rでは、電源電圧VDDが低くなるほど、例えばドライバDRVRにおけるトランジスタMN31,MN32のゲート・ソース電圧Vgsが小さくなる。すなわち、半導体装置1Rでは、トランジスタMN31,MN32のソースの電源電圧VSS2は、接地電圧VSSよりも高いので、トランジスタMN31,MN32のゲート・ソース電圧Vgsを十分に確保しにくい。これにより、トランジスタMN31,MN32をオン状態にしたときのオン抵抗が大きくなってしまう。オン抵抗を小さくするためには、例えばトランジスタMN31,MN32のゲート幅Wを大きくする必要がある。トランジスタMP31,MP32についても同様である。しかしながら、この場合には、トランジスタMN31,MN32,MP31,MP32の寄生容量が増大するので、例えば信号SP,SNの立ち上がり時間や立ち下がり時間が長くなり、信号SP,SNのビットレートを高めることが難しい。
また、例えば、信号SP,SNの振幅が仕様により定められている場合には、電源電圧VDDが低い場合でも、信号SP,SNの振幅を維持する必要がある。よって、半導体装置1Rでは、例えば、電源電圧VDDが低い電圧になるほど、電源ノードNVDDにおける電源電圧VDDと、電源ノードNVDD2における電源電圧VDD2の電圧差が小さくなるので、レギュレータREGHにおけるアンプを、十分なゲインを確保しつつ安定して動作させることが難しい。
このように、比較例に係る半導体装置1Rでは、低い電源電圧VDDで動作することが難しい。
一方、本実施の形態に係る半導体装置1では、2つのドライバDRVA,DRVBを設け、半導体装置90の受信部91に流れる電流を減らすことにより、信号SP,SNの振幅を調節する。これにより、半導体装置1では、比較例に係る半導体装置1Rにおいて用いられたレギュレータREGH,REGLを省くことができるので、低い電源電圧VDDで動作することができる。
また、半導体装置1では、比較例に係る半導体装置1Rと比べて、例えば、ドライバDRVA,DRVBにおけるトランジスタMN14,MN18,MN24,MN28のゲート・ソース電圧Vgsを大きくすることができる。これにより、例えば、これらのトランジスタMN14,MN18,MN24,MN28のゲート幅Wを小さくすることができ、寄生容量を小さくすることができる。トランジスタMP12,MP14,MP22,MP24についても同様である。その結果、電源電圧VDDが低い場合でも、信号SP,SNのビットレートを高めることができる。
また、このように、ドライバDRVA,DRVBにおけるトランジスタのゲート幅Wを小さくすることができるので、このドライバDRVA,DRVBを駆動するバッファ回路21の駆動力を低減することができるので、バッファ回路21のサイズを小さくすることができる。このように、半導体装置1では、ドライバDRVA,DRVBのサイズを小さくすることができるとともに、バッファ回路21のサイズを小さくすることができるので、チップサイズを小さくすることができる。また、半導体装置1では、このように寄生容量を小さくすることができ、駆動力を低減することができるため、消費電力を低減することができ、送信部20Rにより生じる電源ノイズを低減することができる。
このように、半導体装置1では、出力端子OUTPに接続された出力端子OPAと、出力端子OUTNに接続された出力端子ONAとを有し、信号S21に応じた差動信号を出力端子OPA,ONAから出力するドライバDRVAと、出力端子OUTNに接続された出力端子OPBと、出力端子OUTPに接続された出力端子ONBとを有し、信号S21に応じた差動信号を出力端子OPB,ONBから出力するドライバDRVBとを設けるようにした。この構成により、半導体装置1では、上述したように、半導体装置90の受信部91に流れる電流を減らすことにより、信号SP,SNの振幅を調節することができる。これにより、例えば、ドライバDRVA,DRVBにおけるトランジスタのゲート幅Wを小さくすることができ、寄生容量を小さくすることができるので、低い電源電圧VDDで動作することができる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、出力端子OUTPに接続された出力端子OPAと、出力端子OUTNに接続された出力端子ONAとを有し、信号S21に応じた差動信号を出力端子OPA,ONAから出力するドライバDRVAと、出力端子OUTNに接続された出力端子OPBと、出力端子OUTPに接続された出力端子ONBとを有し、信号S21に応じた差動信号を出力端子OPB,ONBから出力するドライバDRVBとを設けるようにしたので、低い電源電圧で動作することができる。
[変形例1]
上記実施の形態では、ドライバDRVAは複数のドライバ(ドライバDRVA1〜DRVA40)を有し、ドライバDRVBは複数のドライバ(ドライバDRVB1〜DRVB20)を有するようにしたが、これに限定されるものではない。以下に、いくつか例を挙げて本変形例について詳細に説明する。
図7は、本変形例に係る送信部20Aの一構成例を表すものである。この例では、ドライバDRVBは、1つのドライバを有する。ドライバDRVBにおける各素子の素子値は、ドライバDRVA1〜DRVA40のそれぞれにおける各素子の素子値と同じであってもよいし、異なっていてもよい。出力制御部24Aは、送信部20Aの出力インピーダンスを調節することができ、信号SP,SNの振幅を調整することができる。
図8は、本変形例に係る他の送信部20Bの一構成例を表すものである。この例では、ドライバDRVAは、1つのドライバを有する。ドライバDRVAにおける各素子の素子値は、ドライバDRVB1〜DRVB20のそれぞれにおける各素子の素子値と異なっている。具体的には、例えば、ドライバDRVAにおけるトランジスタMP12,MP14のゲート幅は、ドライバDRVB1〜DRVB20のそれぞれにおけるトランジスタMP22,MP24のゲート幅よりも大きいことが望ましく、ドライバDRVAにおけるトランジスタMN14,MN18のゲート幅は、ドライバDRVB1〜DRVB20のそれぞれにおけるトランジスタMN24,MN28のゲート幅よりも大きいことが望ましく、ドライバDRVAにおける抵抗素子RPA,RNAの抵抗値は、ドライバDRVB1〜DRVB20のそれぞれにおけるRPB,RNBの抵抗値よりも小さいことが望ましい。出力制御部24Bは、送信部20Bの出力インピーダンスを調節することができ、信号SP,SNの振幅を調整することができる。
図9は、本変形例に係る他の送信部20Cの一構成例を表すものである。この例では、ドライバDRVAは1つのドライバを有し、ドライバDRVBは1つのドライバを有する。ドライバDRVAにおける各素子の素子値は、ドライバDRVBにおける各素子の素子値と異なっている。具体的には、例えば、ドライバDRVAにおけるトランジスタMP12,MP14のゲート幅は、ドライバDRVBにおけるトランジスタMP22,MP24のゲート幅よりも大きいことが望ましく、ドライバDRVAにおけるトランジスタMN14,MN18のゲート幅は、ドライバDRVBにおけるトランジスタMN24,MN28のゲート幅よりも大きいことが望ましく、ドライバDRVAにおける抵抗素子RPA,RNAの抵抗値は、ドライバDRVBにおけるRPB,RNBの抵抗値よりも小さいことが望ましい。出力制御部24Cは、送信部20Cの出力インピーダンスを調節することができ、信号SP,SNの振幅を調整することができる。
[変形例2]
上記実施の形態では、出力制御部24を設け、半導体装置1の製造後に、送信部20の出力インピーダンスの調節や信号SP,SNの振幅の調整を行うことができるようにしたが、これに限定されるものではない。これに代えて、出力制御部24を設けず、設計時に送信部の出力インピーダンスの調節や信号SP,SNの振幅の調整を行うようにしてもよい。以下に、本変形例に係る半導体装置1Dについて詳細に説明する。
図10は、半導体装置1Dの送信部20Dの一構成例を表すものである。送信部20Dは、バッファ回路21と、ドライバDRVA,DRVBとを有している。
ドライバDRVAは1つのドライバを有する。このドライバDRVAは、トランジスタMP12,MN14,MP14,MN18を有している。トランジスタMP12,MN14のゲートは、バッファ回路21におけるトランジスタMP01,MN01のドレインに接続される。トランジスタMP14,MN18のゲートは、バッファ回路21におけるトランジスタMP02,MN02のドレインに接続される。すなわち、このドライバDRVAは、例えば、図9に示したドライバDRVAから、トランジスタMP11,MP13,MN11〜MN13,MN15〜MN17を省いたものである。
ドライバDRVBは1つのドライバを有する。このドライバDRVBは、トランジスタMP22,MN24,MP24,MN28を有している。トランジスタMP22,MN24のゲートは、バッファ回路21におけるトランジスタMP01,MN01のドレインに接続される。トランジスタMP24,MN28のゲートは、バッファ回路21におけるトランジスタMP02,MN02のドレインに接続される。すなわち、このドライバDRVBは、例えば、図9に示したドライバDRVBから、トランジスタMP21,MP23,MN21〜MN23,MN25〜MN27を省いたものである。
ドライバDRVAにおけるトランジスタMP12,MP14のゲート幅は、ドライバDRVBにおけるトランジスタMP22,MP24のゲート幅よりも大きいことが望ましく、ドライバDRVAにおけるトランジスタMN14,MN18のゲート幅は、ドライバDRVBにおけるトランジスタMN24,MN28のゲート幅よりも大きいことが望ましく、ドライバDRVAにおける抵抗素子RPA,RNAの抵抗値は、ドライバDRVBにおけるRPB,RNBの抵抗値よりも小さいことが望ましい。この半導体装置1Dは、送信部20Dの出力インピーダンスが所望の値(この例では50Ω)になるように、そして、信号SP,SNの振幅が所望の振幅になるように設計される。このような半導体装置1Dは、例えば、半導体装置1Dの製造工程におけるプロセスばらつきにより特性がばらついた場合に、そのばらつきが許容可能なアプリケーションに適用することができる。
[変形例3]
上記実施の形態では、出力制御部24は、ドライバDRVA1〜DRVA40のそれぞれにおけるトランジスタMP11,MN11〜MN13,MP13,MN15〜MN17の動作を制御することにより、ドライバDRVA1〜DRVA40のうちの動作させる1または複数のドライバを設定するようにしたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、ドライバDRVA1〜DRVA40のそれぞれに対する電源電圧の供給を制御することにより、ドライバDRVA1〜DRVA40のうちの動作させる1または複数のドライバを設定してもよい。ドライバDRVBについても同様である。
[変形例4]
上記実施の形態では、ドライバDRVA1〜DRVA40のそれぞれにおいて、抵抗素子RPAをトランジスタMP12,MN14のドレインと出力端子OPAとの間に設けるとともに、抵抗素子RNAをトランジスタMP14,MN18のドレインと出力端子ONAとの間に設けるようにした。そして、ドライバDRVB1〜DRVB20のそれぞれにおいて、抵抗素子RPBをトランジスタMP22,MN24のドレインと出力端子OPBとの間に設けるとともに、抵抗素子RNBをトランジスタMP24,MN28のドレインと出力端子ONBとの間に設けるようにした。しかしながら、これに限定されるものではない。以下に、本変形例について、いくつか例を挙げて詳細に説明する。
図11〜13は、本変形例に係るドライバDRVA1の一例をそれぞれ表すものである。ドライバDRVA2〜DRVA40,DRVB1〜DRVB20についても同様である。なお、図11〜13では、説明の便宜上、トランジスタMP11,MN11〜MN13,MP13,MN15〜MN17の図示を省いている。
例えば、図11に示したドライバDRVA1は、4つの抵抗素子RPA1,RPA2,RNA1,RNA2を有している。抵抗素子RPA1の一端はトランジスタMP12のドレインに接続され、他端は出力端子OPAに接続される。抵抗素子RPA2の一端は出力端子OPAに接続され、他端はトランジスタMN14のドレインに接続される。抵抗素子RNA1の一端はトランジスタMP14のドレインに接続され、他端は出力端子ONAに接続される。抵抗素子RNA2の一端は出力端子ONAに接続され、他端はトランジスタMN18のドレインに接続される。ここで、抵抗素子RPA1は、本開示における「第3の抵抗素子」の一具体例に対応する。抵抗素子RPA2は、本開示における「第4の抵抗素子」の一具体例に対応する。抵抗素子RNA1は、本開示における「第5の抵抗素子」の一具体例に対応する。抵抗素子RNA2は、本開示における「第6の抵抗素子」の一具体例に対応する。
例えば、図12に示したドライバDRVA1は、4つの抵抗素子RPA3,RPA4,RNA3,RNA4を有している。抵抗素子RPA3の一端は電源ノードNVDDに接続され、他端はトランジスタMP12のソースに接続される。抵抗素子RPA4の一端はトランジスタMN14のソースに接続され、他端は接地ノードNVSSに接続される。抵抗素子RNA3の一端は電源ノードNVDDに接続され、他端はトランジスタMP14のソースに接続される。抵抗素子RNA4の一端はトランジスタMN18のソースに接続され、他端は接地ノードNVSSに接続される。ここで、抵抗素子RPA3は、本開示における「第3の抵抗素子」の一具体例に対応する。抵抗素子RPA4は、本開示における「第4の抵抗素子」の一具体例に対応する。抵抗素子RNA3は、本開示における「第5の抵抗素子」の一具体例に対応する。抵抗素子RNA4は、本開示における「第6の抵抗素子」の一具体例に対応する。
例えば、図13に示したドライバDRVA1は、4つの抵抗素子RPA5〜RPA7,RNA5〜RNA7を有している。抵抗素子RPA5の一端は電源ノードNVDDに接続され、他端はトランジスタMP12のソースに接続される。抵抗素子RPA6の一端はトランジスタMN14のソースに接続され、他端は接地ノードNVSSに接続される。抵抗素子RPA7の一端はトランジスタMP12,MN14のドレインに接続され、他端は出力端子OPAに接続される。抵抗素子RNA5の一端は電源ノードNVDDに接続され、他端はトランジスタMP14のソースに接続される。抵抗素子RNA6の一端はトランジスタMN18のソースに接続され、他端は接地ノードNVSSに接続される。抵抗素子RNA7の一端はトランジスタMP14,MN18のドレインに接続され、他端は出力端子ONAに接続される。ここで、抵抗素子RPA5は、本開示における「第3の抵抗素子」の一具体例に対応する。抵抗素子RPA6は、本開示における「第4の抵抗素子」の一具体例に対応する。抵抗素子RPA7は、本開示における「第1の抵抗素子」の一具体例に対応する。抵抗素子RNA5は、本開示における「第5の抵抗素子」の一具体例に対応する。抵抗素子RNA6は、本開示における「第6の抵抗素子」の一具体例に対応する。抵抗素子RNA7は、本開示における「第2の抵抗素子」の一具体例に対応する。
[変形例5]
上記実施の形態では、P型のMOSトランジスタおよびN型のMOSトランジスタの両方を用いて、ドライバDRVA1〜DRVA40,DRVB1〜DRVB20のそれぞれを構成したが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、P型のMOSトランジスタおよびN型のMOSトランジスタのうちの一方を用いて、ドライバDRVA1〜DRVA40,DRVB1〜DRVB20のそれぞれを構成してもよい。以下に、本変形例について、いくつか例を挙げて詳細に説明する。
図14,15は、本変形例に係るドライバDRVA1の一例をそれぞれ表すものである。ドライバDRVA2〜DRVA40,DRVB1〜DRVB20についても同様である。
図14に示したドライバDRVA1は、4つのトランジスタMN41〜MN44を有している。トランジスタMN41のゲートはトランジスタMN44のゲートに接続されるとともにバッファ回路21に接続され、ドレインは電源ノードNVDDに接続され、ソースはトランジスタMN42のドレインおよび抵抗素子RPAの一端に接続される。トランジスタMN42のゲートはトランジスタMN43のゲートに接続されるとともにバッファ回路21に接続され、ドレインはトランジスタMN41のソースおよび抵抗素子RPAの一端に接続され、ソースは接地ノードNVSSに接続される。トランジスタMN43のゲートはトランジスタMN42のゲートに接続されるとともにバッファ回路21に接続され、ドレインは電源ノードNVDDに接続され、ソースはトランジスタMN44のドレインおよび抵抗素子RNAの一端に接続される。トランジスタMN44のゲートはトランジスタMN41のゲートに接続されるとともにバッファ回路21に接続され、ドレインはトランジスタMN43のソースおよび抵抗素子RNAの一端に接続され、ソースは接地ノードNVSSに接続される。ここで、トランジスタMN41は、本開示における「第1のトランジスタ」の一具体例に対応する。トランジスタMN42は、本開示における「第2のトランジスタ」の一具体例に対応する。トランジスタMN43は、本開示における「第3のトランジスタ」の一具体例に対応する。トランジスタMN44は、本開示における「第4のトランジスタ」の一具体例に対応する。
図15に示したドライバDRVA1は、4つのトランジスタMP41〜MP44を有している。トランジスタMP41のゲートはトランジスタMP44のゲートに接続されるとともにバッファ回路21に接続され、ソースは電源ノードNVDDに接続され、ドレインはトランジスタMP42のソースおよび抵抗素子RPAの一端に接続される。トランジスタMP42のゲートはトランジスタMP43のゲートに接続されるとともにバッファ回路21に接続され、ソースはトランジスタMP41のドレインおよび抵抗素子RPAの一端に接続され、ドレインは接地ノードNVSSに接続される。トランジスタMP43のゲートはトランジスタMP42のゲートに接続されるとともにバッファ回路21に接続され、ソースは電源ノードNVDDに接続され、ドレインはトランジスタMP44のソースおよび抵抗素子RNAの一端に接続される。トランジスタMP44のゲートはトランジスタMP41のゲートに接続されるとともにバッファ回路21に接続され、ソースはトランジスタMP43のドレインおよび抵抗素子RNAの一端に接続され、ドレインは接地ノードNVSSに接続される。ここで、トランジスタMP41は、本開示における「第1のトランジスタ」の一具体例に対応する。トランジスタMP42は、本開示における「第2のトランジスタ」の一具体例に対応する。トランジスタMP43は、本開示における「第3のトランジスタ」の一具体例に対応する。トランジスタMP44は、本開示における「第4のトランジスタ」の一具体例に対応する。
[変形例6]
上記実施の形態では、レギュレータを設けないようにしたが、これに限定されるものではない。以下に、本変形例について、いくつか例を挙げて詳細に説明する。
図16は、本変形例に係る送信部20Eの一構成例を表すものである。送信部20Eは、レギュレータREG1と、出力制御部24Eとを有している。
レギュレータREG1は、電圧VHに基づいて、電源ノードNVDD2における電源電圧VDD2を生成するように構成される。レギュレータREG1を構成するアンプの正入力端子には、出力制御部24Eにより電圧VHが供給され、アンプの負入力端子および出力端子は電源ノードNVDD2に接続される。レギュレータREG1は、電源ノードNVDDにおける電源電圧VDDおよび接地ノードNVSSにおける接地電圧VSSに基づいて動作するようになっている。
この例では、バッファ回路21およびドライバDRVA,DRVBは、電源ノードNVDD2における電源電圧VDD2および接地ノードNVSSにおける接地電圧VSSに基づいて動作するようになっている。
出力制御部24Eは、送信部20Eの出力インピーダンスを調節し、信号SP,SNの振幅を調整するように構成される。また、出力制御部24Eは、電圧VHを生成する機能をも有している。電圧VHは、例えば固定された電圧であってもよいし、可変の電圧であってもよい。
送信部20Eでは、このようにレギュレータREG1を設けることにより、例えば、送信部20Eにより生じた電源ノイズが、半導体装置における送信部20E以外の回路に与える影響を抑えることができる。また、送信部20Eでは、例えば、電源電圧VDDに含まれる電源ノイズが送信部20Eに与える影響を抑えることができる。
なお、この例では、レギュレータREG1は、生成した電源電圧VDD2をバッファ回路21およびドライバDRVA,DRVBに供給したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、図17に示す送信部20Fのように、生成した電源電圧VDD2をドライバDRVA,DRVBに供給してもよい。この例では、バッファ回路21は、電源ノードNVDDにおける電源電圧VDDおよび接地ノードNVSSにおける接地電圧VSSに基づいて動作する。
図18は、本変形例に係る他の送信部20Gの一構成例を表すものである。送信部20Gは、レギュレータREG2と、出力制御部24Gとを有している。
レギュレータREG2は、電圧VLに基づいて、電源ノードNVSS2における電源電圧VSS2を生成するように構成される。レギュレータREG2を構成するアンプの正入力端子には、出力制御部24Gにより電圧VLが供給され、アンプの負入力端子および出力端子は電源ノードNVSS2に接続される。レギュレータREG2は、電源ノードNVDDにおける電源電圧VDDおよび接地ノードNVSSにおける接地電圧VSSに基づいて動作するようになっている。
この例では、バッファ回路21は、電源ノードNVDDにおける電源電圧VDDおよび接地ノードNVSSにおける接地電圧VSSに基づいて動作する。ドライバDRVA,DRVBは、電源ノードNVDDにおける電源電圧VDDおよび電源ノードNVSS2における電源電圧VSS2に基づいて動作するようになっている。
出力制御部24Gは、送信部20Gの出力インピーダンスを調節し、信号SP,SNの振幅を調整するように構成される。また、出力制御部24Gは、電圧VLを生成する機能をも有している。電圧VLは、例えば固定された電圧であってもよいし、可変の電圧であってもよい。
また、本変形例に係る送信部20E(図16)および送信部20G(図18)を組み合わせてもよいし、本変形例に係る送信部20F(図17)および送信部20G(図18)を組み合わせてもよい。図19は、送信部20F(図17)および送信部20G(図18)を組み合わせた送信部20Hの一構成例を表すものである。送信部20H、レギュレータREG1,REG2と、出力制御部24Hとを有している。この例では、バッファ回路21は、電源ノードNVDDにおける電源電圧VDDおよび接地ノードNVSSにおける接地電圧VSSに基づいて動作する。ドライバDRVA,DRVBは、電源ノードNVDD2における電源電圧VDD2および電源ノードNVSS2における電源電圧VSS2に基づいて動作するようになっている。
[変形例7]
上記実施の形態では、バッファ回路21およびドライバDRVA,DRVBを1つの電源ノードNVDDに接続したが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、図20に示す送信部20Iのように、バッファ回路21を電源ノードNVDD3に接続するとともに、ドライバDRVA,DRVBを電源ノードNVDDに接続してもよい。電源ノードNVDD3および電源ノードNVDDには、半導体装置の外部から電源電圧が供給される。電源ノードNVDD3における電源電圧と、電源ノードNVDDにおける電源電圧は、互いに等しくてもよいし、互いに異なっていてもよい。
また、例えば、図21に示す送信部20Jのように、電源ノードNVDD3と電源ノードNVDDとの間にフィルタFを設けてもよい。このフィルタFは、インダクタL1と、抵抗素子R1とを有している。インダクタL1の一端は電源ノードNVDD3に接続され、他端は電源ノードNVDDに接続される。抵抗素子R1の一端は電源ノードNVDD3に接続され、他端は電源ノードNVDDに接続される。すなわち、インダクタL1および抵抗素子R1は、互いに並列に接続される。この例では、電源ノードNVDD3における電源電圧と、電源ノードNVDDにおける電源電圧は、互いに等しい。このようなフィルタFを設けることにより、送信部20Jでは、例えば、ドライバDRVA,DRVBにより生じた電源ノイズが、半導体装置におけるドライバDRVA,DRVB以外の回路に与える影響を抑えることができる。また、送信部20Jでは、例えば、電源電圧VDD3に含まれる電源ノイズがドライバDRVA,DRVBに与える影響を抑えることができる。
[その他の変形例]
また、これらの変形例のうちの2以上を組み合わせてもよい。
以上、実施の形態および変形例を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記の各実施の形態等における抵抗素子RPA,RNA,RPB,RNBの抵抗値、ドライバDRVAにおけるドライバの数、ドライバDRVBにおけるドライバの数などは、一例であり、適宜変更してもよい。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成とすることができる。以下の構成の本技術によれば、低い電源電圧で動作することができる。
(1)第1の出力端子および第2の出力端子と、
前記第1の出力端子に接続された第1の正端子と、前記第2の出力端子に接続された第1の負端子とを有し、第1の信号に応じた差動信号を前記第1の正端子および前記第1の負端子から出力する第1のドライバと、
前記第2の出力端子に接続された第2の正端子と、前記第1の出力端子に接続された第2の負端子とを有し、前記第1の信号に応じた差動信号を前記第2の正端子および前記第2の負端子から出力する第2のドライバと
を備えた半導体装置。
(2)前記第1の正端子および前記第2の負端子には、互いに逆向きの電流が流れ、
前記第1の負端子および前記第2の正端子には、互いに逆向きの電流が流れる
前記(1)に記載の半導体装置。
(3)複数の前記第1のドライバと、
複数の前記第2のドライバと、
前記複数の第1のドライバのうちの動作させる前記第1のドライバの数、および前記複数の第2のドライバのうちの動作させる前記第2のドライバの数を設定する制御部と
を備えた
前記(1)または(2)に記載の半導体装置。
(4)前記第1のドライバの回路構成は、前記第2のドライバの回路構成と同じである
前記(3)に記載の半導体装置。
(5)前記制御部は、動作させる前記第1のドライバの数と、動作させる前記第2のドライバの数との和が一定になるように、動作させる前記第1のドライバの数、および動作させる前記第2のドライバの数を設定する
前記(4)に記載の半導体装置。
(6)複数の前記第1のドライバと、
前記複数の第1のドライバのうちの動作させる前記第1のドライバの数を設定する制御部と
を備えた
前記(1)または(2)に記載の半導体装置。
(7)複数の前記第2のドライバと、
前記複数の第2のドライバのうちの動作させる前記第2のドライバの数を設定する制御部と
を備えた
前記(1)または(2)に記載の半導体装置。
(8)前記第1のドライバは、
第1の電源ノードと前記第1の正端子とを結ぶ第1の経路に設けられた第1のトランジスタと、
第2の電源ノードと前記第1の正端子とを結ぶ第2の経路に設けられた第2のトランジスタと、
前記第1の電源ノードと前記第1の負端子とを結ぶ第3の経路に設けられた第3のトランジスタと、
前記第2の電源ノードと前記第1の負端子とを結ぶ第4の経路に設けられた第4のトランジスタと
を有し、
前記第2のドライバは、
前記第1の電源ノードと前記第2の正端子とを結ぶ第5の経路に設けられた第5のトランジスタと、
前記第2の電源ノードと前記第2の正端子とを結ぶ第6の経路に設けられた第6のトランジスタと、
前記第1の電源ノードと前記第2の負端子とを結ぶ第7の経路に設けられた第7のトランジスタと、
前記第2の電源ノードと前記第2の負端子とを結ぶ第8の経路に設けられた第8のトランジスタと
を有する
前記(1)から(7)のいずれかに記載の半導体装置。
(9)前記第1のドライバは、
前記第1の経路および前記第2の経路における重複する第1の部分経路に設けられた第1の抵抗素子と、
前記第3の経路および前記第3の経路における重複する第2の部分経路に設けられた第2の抵抗素子と
をさらに有する
前記(8)に記載の半導体装置。
(10)前記第1のドライバは、
前記第1の経路に設けられた第3の抵抗素子と、
前記第2の経路に設けられた第4の抵抗素子と、
前記第3の経路に設けられた第5の抵抗素子と、
前記第4の経路に設けられた第6の抵抗素子と
をさらに有する
前記(8)または(9)に記載の半導体装置。
(11)前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタは、第1の導電型のトランジスタであり、
前記第3のトランジスタおよび前記第4のトランジスタは、第2の導電型のトランジスタである
前記(8)から(10)のいずれかに記載の半導体装置。
(12)前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ、前記第3のトランジスタ、および前記第4のトランジスタは、互いに同じ導電型のトランジスタである
前記(8)から(10)のいずれかに記載の半導体装置。
(13)前記第1の電源ノードを介して供給された第1の電源電圧および前記第2の電源ノードを介して供給された第2の電源電圧に基づいて動作し、第2の信号に基づいて前記第1の信号を生成するバッファ回路をさらに備えた
前記(8)から(12)のいずれかに記載の半導体装置。
(14)第3の電源ノードを介して供給された第3の電源電圧に基づいて動作し、前記第1の電源電圧を生成するレギュレータをさらに備えた
前記(13)に記載の半導体装置。
(15)第3の電源ノードを介して供給された第3の電源電圧および前記第2の電源ノードを介して供給された第2の電源電圧に基づいて動作し、第2の信号に基づいて前記第1の信号を生成するバッファ回路をさらに備えた
前記(8)から(12)のいずれかに記載の半導体装置。
(16)前記第3の電源ノードを介して供給された前記第3の電源電圧に基づいて動作し、前記第1の電源ノードにおける第1の電源電圧を生成するレギュレータをさらに備えた
前記(15)に記載の半導体装置。
(17)前記第1の電源ノードと前記第3の電源ノードとの間に設けられたフィルタ回路をさらに備えた
前記(15)に記載の半導体装置。
(18)第3の電源ノードを介して供給された第3の電源電圧および第4の電源ノードを介して供給された第4の電源電圧に基づいて動作し、第2の信号に基づいて前記第1の信号を生成するバッファ回路と、
前記第3の電源ノードを介して供給された前記第3の電源電圧に基づいて動作し、前記第1の電源ノードにおける第1の電源電圧を生成する第1のレギュレータと、
前記第4の電源ノードを介して供給された前記第4の電源電圧に基づいて動作し、前記第2の電源ノードにおける第2の電源電圧を生成する第2のレギュレータと
をさらに備えた
前記(8)から(12)のいずれかに記載の半導体装置。
1…半導体装置、11…処理部、20,20A,20B,20C,20D,20E,20F,20G,20H,20I,20J…送信部、21…バッファ回路、24,24A,24B,24C,24E…出力制御部、90…半導体装置、91…受信部、92…抵抗素子、93…レシーバ、DRVA,DRVA1〜DRVA40,DRVB,DRVB1〜DRVB20…ドライバ、F…フィルタ、INP,INN…入力端子、LP,LN…伝送路、L1…インダクタ、MP01,MP02,MP11〜MP14,MP21〜MP24,MP41〜MP44MN01,MN02,MN11〜MN18,MN21〜MN28,MN41〜MN44…トランジスタ、NVDD,NVDD2,NVDD3,NVSS2…電源ノード、NVSS…接地ノード、OPA,ONA,OPB,ONB…出力端子、OUTP,OUTN…出力端子、REG1,REG2…レギュレータ、RPA,RPA1〜RPA7,RNA,RNA1〜RNA7,RPB,RNB…抵抗素子、R1…抵抗素子、SP,SN…信号、S11,S21…信号、VDD,VDD2,VSS2…電源電圧、VH,VL…電圧、VSS…接地電圧。

Claims (18)

  1. 第1の出力端子および第2の出力端子と、
    前記第1の出力端子に接続された第1の正端子と、前記第2の出力端子に接続された第1の負端子とを有し、第1の信号に応じた差動信号を前記第1の正端子および前記第1の負端子から出力する第1のドライバと、
    前記第2の出力端子に接続された第2の正端子と、前記第1の出力端子に接続された第2の負端子とを有し、前記第1の信号に応じた差動信号を前記第2の正端子および前記第2の負端子から出力する第2のドライバと
    を備えた半導体装置。
  2. 前記第1の正端子および前記第2の負端子には、互いに逆向きの電流が流れ、
    前記第1の負端子および前記第2の正端子には、互いに逆向きの電流が流れる
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 複数の前記第1のドライバと、
    複数の前記第2のドライバと、
    前記複数の第1のドライバのうちの動作させる前記第1のドライバの数、および前記複数の第2のドライバのうちの動作させる前記第2のドライバの数を設定する制御部と
    を備えた
    請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記第1のドライバの回路構成は、前記第2のドライバの回路構成と同じである
    請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記制御部は、動作させる前記第1のドライバの数と、動作させる前記第2のドライバの数との和が一定になるように、動作させる前記第1のドライバの数、および動作させる前記第2のドライバの数を設定する
    請求項4に記載の半導体装置。
  6. 複数の前記第1のドライバと、
    前記複数の第1のドライバのうちの動作させる前記第1のドライバの数を設定する制御部と
    を備えた
    請求項1に記載の半導体装置。
  7. 複数の前記第2のドライバと、
    前記複数の第2のドライバのうちの動作させる前記第2のドライバの数を設定する制御部と
    を備えた
    請求項1に記載の半導体装置。
  8. 前記第1のドライバは、
    第1の電源ノードと前記第1の正端子とを結ぶ第1の経路に設けられた第1のトランジスタと、
    第2の電源ノードと前記第1の正端子とを結ぶ第2の経路に設けられた第2のトランジスタと、
    前記第1の電源ノードと前記第1の負端子とを結ぶ第3の経路に設けられた第3のトランジスタと、
    前記第2の電源ノードと前記第1の負端子とを結ぶ第4の経路に設けられた第4のトランジスタと
    を有し、
    前記第2のドライバは、
    前記第1の電源ノードと前記第2の正端子とを結ぶ第5の経路に設けられた第5のトランジスタと、
    前記第2の電源ノードと前記第2の正端子とを結ぶ第6の経路に設けられた第6のトランジスタと、
    前記第1の電源ノードと前記第2の負端子とを結ぶ第7の経路に設けられた第7のトランジスタと、
    前記第2の電源ノードと前記第2の負端子とを結ぶ第8の経路に設けられた第8のトランジスタと
    を有する
    請求項1に記載の半導体装置。
  9. 前記第1のドライバは、
    前記第1の経路および前記第2の経路における重複する第1の部分経路に設けられた第1の抵抗素子と、
    前記第3の経路および前記第3の経路における重複する第2の部分経路に設けられた第2の抵抗素子と
    をさらに有する
    請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記第1のドライバは、
    前記第1の経路に設けられた第3の抵抗素子と、
    前記第2の経路に設けられた第4の抵抗素子と、
    前記第3の経路に設けられた第5の抵抗素子と、
    前記第4の経路に設けられた第6の抵抗素子と
    をさらに有する
    請求項8に記載の半導体装置。
  11. 前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタは、第1の導電型のトランジスタであり、
    前記第3のトランジスタおよび前記第4のトランジスタは、第2の導電型のトランジスタである
    請求項8に記載の半導体装置。
  12. 前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ、前記第3のトランジスタ、および前記第4のトランジスタは、互いに同じ導電型のトランジスタである
    請求項8に記載の半導体装置。
  13. 前記第1の電源ノードを介して供給された第1の電源電圧および前記第2の電源ノードを介して供給された第2の電源電圧に基づいて動作し、第2の信号に基づいて前記第1の信号を生成するバッファ回路をさらに備えた
    請求項8に記載の半導体装置。
  14. 第3の電源ノードを介して供給された第3の電源電圧に基づいて動作し、前記第1の電源電圧を生成するレギュレータをさらに備えた
    請求項13に記載の半導体装置。
  15. 第3の電源ノードを介して供給された第3の電源電圧および前記第2の電源ノードを介して供給された第2の電源電圧に基づいて動作し、第2の信号に基づいて前記第1の信号を生成するバッファ回路をさらに備えた
    請求項8に記載の半導体装置。
  16. 前記第3の電源ノードを介して供給された前記第3の電源電圧に基づいて動作し、前記第1の電源ノードにおける第1の電源電圧を生成するレギュレータをさらに備えた
    請求項15に記載の半導体装置。
  17. 前記第1の電源ノードと前記第3の電源ノードとの間に設けられたフィルタ回路をさらに備えた
    請求項15に記載の半導体装置。
  18. 第3の電源ノードを介して供給された第3の電源電圧および第4の電源ノードを介して供給された第4の電源電圧に基づいて動作し、第2の信号に基づいて前記第1の信号を生成するバッファ回路と、
    前記第3の電源ノードを介して供給された前記第3の電源電圧に基づいて動作し、前記第1の電源ノードにおける第1の電源電圧を生成する第1のレギュレータと、
    前記第4の電源ノードを介して供給された前記第4の電源電圧に基づいて動作し、前記第2の電源ノードにおける第2の電源電圧を生成する第2のレギュレータと
    をさらに備えた
    請求項8に記載の半導体装置。

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