JP4356596B2 - データ送受信装置 - Google Patents

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Description

本発明はデータ送受信装置、特に校正データ等を記憶するメモリを備えるセンサに対し、該メモリとの間でデータの送受を行う装置に関する。
従来より、センサ内にメモリを有し、該メモリ内にセンサのメーカ名、センサ種類、形式、シリアル番号、校正値、校正日時等のデータを記憶して必要に応じてこれらのデータを読み書きできるいわゆるTEDS(Transducer Electronic Data Sheet)が提案されており、IEEE1451.4として規格化されている。TEDSでは、センサからの信号ラインと、メモリに対するデータの読み書きを行うデータラインとが単一の信号線で共有化され構成が簡素化されている。センサからの検出信号は、通常、正の値を有する電圧信号としてセンサから出力されるから、この信号との衝突を防止すべく、メモリから出力されるデジタルデータとして負の値を有する2値信号が用いられる。センサ信号は5Vで駆動し、メモリのデジタルデータは−5Vで駆動する等である。以下、メモリを備えるセンサと、このセンサからの検出信号及びメモリからのデータを入力するとともに、メモリに対して各種コマンドあるいは書き込み用データを供給するデータ送受信装置からなるシステムを本明細書ではTEDSシステムと称する。
図7には、TEDSシステムの構成ブロック図が示されている。センサ10及びデータ送受信装置18が単一の信号線1で接続される。センサ10には、アンプ12、センサ素子14及びTEDSメモリ16が設けられる。信号線1にはダイオードを介してアンプ12及びセンサ素子14が直列接続され、さらに装置18側のGND端子に接続される。また、信号線1にはダイオードを介してTEDSメモリ16の負側端子が接続され、TEDSメモリ16の正側端子は装置18側のGND端子に接続される。データ送受信装置18には、アナログ端子(ANALOG)とデジタル端子(DIGITAL)を切り替えるスイッチ20、+電源に接続された定電流源22、及び−電源24が設けられる。センサ素子14の駆動時にはスイッチ20はアナログ端子側に切り替えられ、TEDSメモリ16の駆動時にはスイッチ20はデジタル端子側に切り替えられる。
図8には、スイッチ20をアナログ端子側に切り替えた場合の構成が示されている。センサ10には装置18の正電圧(例えば5V)の定電流源22が接続されることとなり、図中上側のダイオードを介してセンサ素子14が定電流駆動される。センサ素子14は例えばピエゾ抵抗型の3軸加速度センサ素子であり、加速度に応じたアナログセンサ出力(電圧信号)が装置18側のアナログ信号出力端子から出力される。アナログセンサ出力は、例えばA/Dでデジタル信号に変換された後に装置18のメモリに記憶される。装置18はセンサ10のデータレコーダとして機能する。
図9には、スイッチ20をデジタル端子側に切り替えた場合の構成が示されている。センサ10には装置18の負電圧(例えば−5V)の電源24が接続されることとなり、図中下側のダイオードを介してTEDSメモリ16にロジックパワーが供給され、TEDSメモリ16と装置18とのデジタルデータI/Oとの間でデータの送受信が実行される。
具体的には、デジタルデータI/Oには入出力端子を有する装置18のデータドライバが接続され、TEDSメモリ16に記憶されたセンサの校正値等を読み出す際にはデータドライバからリードコマンドを送信し、このリードコマンドに応じてTEDSメモリ16から送信されたデジタルデータをデータドライバで受信する。また、TEDSメモリ16に新たにデータを書き込む(あるいはデータを更新する)際には、ライトコマンドに続いてライトデータをデータドライバからTEDSメモリ16に供給する。但し、TEDSメモリ16は負電圧(−5V)基準であり、データドライバは通常、正電圧で駆動するため、TEDSメモリ16とのデータの送受は反転ロジックとなり、データドライバとTEDSメモリ16との間でデータを送受するために論理反転回路が必要となる。
図10には、装置18内に設けられる論理反転回路の一例が示されている。反転素子にトランス26を用いた例である。TEDSメモリ16から装置18に対して送信されたデータ(装置18から見ると入力信号)は−5Vが基準で0Vのピーク値を有する矩形パルス信号である。パルス幅でデータ値0及び1を表現し、短いパルス幅をデータ値1を示し、長いパルス幅でデータ値0を示す。トランス26の出力側の一端はGNDに接続され、他端から反転信号を取り出す。出力信号は、0Vが基準でピーク値が5Vの矩形パルス信号である。
下記の特許文献1には、トランスを用いた反転回路が開示されている。
特表2004−517533号公報
信号を論理反転させるためには、上記のようにトランスを用いる場合が多いが、トランスは結合時の信号減衰やインピーダンス整合を考慮しなければならず、サイズ的に不利となる問題もある。したがって、トランス以外の素子を用いて論理反転することが望ましいが、その一方で、TEDSシステムでは上記のように単一の信号線でセンサの検出信号とTEDSメモリ16のデジタルデータの送受とを共有しているため、装置18側からTEdSメモリ16に送信されるコマンドやライトデータの伝達を許容し、TEDSメモリ16から装置18に送信されるリードデータの伝達を許容するとともに、装置18側からTEDSメモリ16に送信するときの伝送経路を通ってTEDSメモリ16から装置18に送信されるべき信号が回り込んで影響を与える、いわゆる回り込みを防止することも要求される。
本発明は、トランスを用いることなく、TEDSシステムにおいて論理反転を可能とし、かつ、信号の回り込みも有効に防止し得る装置を提供することにある。
本発明は、センサ素子及び該センサ素子に関するデータを記憶するメモリとを備えたセンサ部と、前記センサ素子からの検出信号を入力するとともに、前記メモリとの間でデータの送受を行うデータ送受信装置とを有し、前記検出信号の入力及びデータの送受を単一の信号線で共有するセンサシステムにおける前記データ送受信装置であって、前記単一の信号線に対し、互いに逆方向に並列接続された第1論理反転素子及び第2論理反転素子を直列接続し、前記第1論理反転素子の信号出力側、あるいは前記第1論理反転素子の信号出力側と前記第2論理反転素子の信号入力側にレベルリミッタを直列接続する。
また、本発明は、センサ素子及び該センサ素子に関するデータを記憶するメモリとを備えたセンサ部と、前記センサ素子からの検出信号を入力するとともに、前記メモリとの間でデータの送受を行うデータ送受信装置とを有し、前記検出信号の入力及びデータの送受を単一の信号線で共有するセンサシステムにおける前記データ送受信装置であって、前記単一の信号線に接続され、前記メモリからの信号を所定の第1しきい値と比較する第1コンパレータと、前記第1コンパレータに接続され、その比較結果に応じて前記メモリからの信号を論理反転する第1反転回路と、前記第1反転回路に接続されるダイオードと、前記ダイオードに接続されるデータドライバと、前記ダイオードと前記データドライバ間に分岐接続され、前記データドライバからの信号及び前記ダイオードからの回り込み信号を所定の第2しきい値と比較する第2コンパレータと、前記第2しきい値を前記第2コンパレータに供給するしきい値生成回路と、前記第2コンパレータに接続され、その比較結果に応じて前記データドライバからの信号を論理反転して前記単一の信号線に出力するとともに前記回り込み信号の伝達を遮断する第2反転回路とを有する。
本発明では、論理反転素子とダイオード等のレベルリミッタとの組合せにより、論理反転を可能とするとともに、回り込み信号による論理伝達を防止する。センサ部のメモリから装置側にデータを送信する場合、論理反転素子で論理反転され、さらにダイオード等のレベルリミッタで論理電圧レベルが減衰して送信される。装置側では論理反転された信号を受信するが、回り込み信号は再び論理反転素子を通ることになるが、ダイオード等のレベルリミッタで論理電圧レベルが減衰しているため、論理反転素子のしきい値との大小関係により論理の伝達が防止される。すなわち、レベルリミッタで論理電圧レベルが減衰しているため、回り込み信号が論理反転素子に入力してもその論理反転レベルがしきい値に達することがなく論理が伝達しない。
本発明によれば、トランスを用いることなく、小型でかつ信号の回り込みも防止できる論理反転回路を有するデータ送受信装置を得ることができ、これにより小型かつ安定したTEDSシステムを構築することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1には、本実施形態のデータ送受信装置18内のデジタルデータI/Oに設けられる論理反転回路の基本構成図が示されている。TEDSメモリ16と装置18のデータドライバとの間に、論理反転素子としての2つのインバータ28、30が互いに逆方向に並列接続される。下側のインバータ28はTEDSメモリ16から装置18に送信されるデータの論理反転素子として機能し、上側のインバータ30は装置18(データドライバ)からTEDSメモリ16に送信されるデータの論理反転素子として機能する。また、インバータ28の出力側にツェナーダイオード32が接続され、インバータ30の入力側にもツェナーダイオード34が接続される。ツェナーダイオード34とデータドライバとの間に分岐接続点Pが存在し、この分岐接続点Pにおいてツェナーダイオード32が接続される。また、TEDSメモリ16とインバータ30との間に分岐接続点Qが存在し、この分岐接続点Qにおいてインバータ28が接続される。
TEDメモリ16から装置18にデジタルデータを送信する場合、TEDSメモリ16からのデジタルデータ(負電圧で駆動される矩形波電圧信号)はインバータ28で論理反転され、さらにツェナーダイオード32で論理電圧(ピーク値電圧)が所定電圧だけ減衰してデータドライバに供給される。このとき、ツェナーダイオード32を通った信号は、データドライバだけでなく、接続分岐点PによりTEDSメモリ16側にも回りこむが(図における信号100)、回り込んだ信号はツェナーダイオード34でその論理電圧が再び所定電圧だけ減衰してインバータ30に供給される。したがって、インバータ30におけるしきい値(反転しきい値)を適当な値に設定し、しきい値>論理電圧レベル(ピーク値電圧)となるようにしきい値を設定することで、(2×所定電圧)だけ減衰した論理電圧を有する回り込み信号の伝達を常に遮断することができる。
装置18のデータドライバからTEDSメモリ16へデータを送信する場合は、送信データはツェナーダイオード34のみを通ってインバータ30に供給されるため、回り込み信号と異なりインバータ30はこの信号を論理反転してTEDSメモリ16に出力することができる。しきい値と論理電圧レベル並びにツェナーダイオード32、34における所定電圧(降下電圧)との大小関係は、
(元の論理電圧レベル−所定電圧)>しきい値>(元の論理電圧レベル−2×所定電圧)である。
図2には、図1の各部a〜dにおける信号波形が示されている。図2(a)はa部の信号波形であり、TEDSメモリ16から送信された信号である。信号はインバータ28に供給され、インバータ28で反転する。図2(b)はb部の信号波形であり、インバータ28の出力信号波形である。論理反転した信号はツェナーダイオード32に供給され、所定電圧だけ論理電圧が減衰してデータドライバに供給される。図2(c)は、c部の信号波形である。図中破線はツェナーダイオード32に入力する前の論理電圧である。Vthはインバータ30におけるしきい値である。論理電圧は、未だしきい値Vthを超える。一方、図2(d)はd部の信号波形であり、ツェナーダイオード34を通った回り込み信号である。回り込み信号100は、ツェナーダイオード34でさらに所定電圧だけ論理電圧が減衰するため、論理電圧がしきい値Vthより小さくなり、インバータ30での反転によっては論理値が伝達しない。したがって、回り込み信号100がTEDSメモリ16に供給され、あるいはインバータ28に再び供給されることを防止できる。
なお、図1では、2つのツェナーダイオード32、34を用いているが、インバータ30でのしきい値Vthを適当に設定することで、ツェナーダイオード34を不要とし、ツェナーダイオード32のみが接続される構成とすることもできる。また、ツェナーダイオード32、34は、入力信号の論理電圧レベルを減衰させる機能を有する素子(ピーク値レベルを制限するレベルリミッタ)であればどのような素子でもよい。
TEDSメモリ16に記憶されたデータを読み出す際には、データドライバからリードコマンドをTEDSメモリ16に供給する。このコマンド信号はツェナーダイオード34及びインバータ30を介して論理反転されてTEDSメモリ16に供給されるとともに、その一部が接続分岐点Qによりインバータ28及びツェナーダイオード32を通って回り込むことになるが、この回り込み信号は2つのインバータ30、28を通っているため元の入力信号と同極性でありほとんど問題ない。TEDSメモリ16にデータを書き込む際のライトデータについても同様である。
図3には、本実施形態の論理反転回路の詳細な回路図が示されている。図1において、ツェナーダイオード32、34の代わりに1個のダイオード46を用いた場合の構成である。IC40及びコンパレータ42がインバータ28として機能し、IC40及びコンパレータ44がインバータ30として機能する。
センサ10のTEDSメモリ16の負側端子は、ダイオードを介して−5V電源に接続され、さらに分岐接続点Qを介してコンパレータ42の非反転入力端子(+)に接続される。また、IC40のX端子に接続される。コンパレータ42の反転入力端子(−)には2つの抵抗R1、R2で規定される分圧がしきい値として供給される。コンパレータ42は、TEDSメモリ16からの信号としきい値とを比較し、比較結果をIC40のB端子に供給する。すなわち、信号レベル≧しきい値であればH(Hi)を出力し、信号レベル<しきい値であればL(Low)を出力する。コンパレータ42の出力端はIC40のB端子に接続される。直列抵抗R1、R2の一端はGNDに接続され、他端は−5Vの電源に接続される。抵抗R1、R2の抵抗値を調整し、例えば反転しきい値=−3.5V程度に設定する。なお、反転しきい値は、コンパレータ42の出力がLからHに切り替わるレベルであり、コンパレータ42の出力がLからHに切り替わることに対応して後述するようにIC40で入力信号が論理反転される。
IC40は、論理反転用のCMOSデジタルICであり、入力端子としてX0、X1、Y0、Y1、Z0、Z1、出力端子としてX、Y、制御端子としてA、B、Cをそれぞれ有する。図4には、IC40の真理値表が示されている。IC40のA端子及びB端子がL(Low)であればX0及びY0がONとなり、X端子からX0端子の入力信号が出力され、Y端子からY0端子の入力信号が出力される。X0端子、Y1端子、Z1端子はいずれもGNDに接続されており、B端子がLであればX端子から0V、Y端子から電源電圧Vcc=5Vが出力される。また、B端子がHであればX0及びY1がONとなり、X端子から0V、Y端子から0Vが出力される。コンパレータ42は、TEDSメモリ16からの入力信号としきい値とを比較し、入力信号がしきい値より小さい場合にはL、しきい値以上であればHを出力してIC40のB端子に供給するから、入力信号レベルが−5VのときにはB端子はLとなって5Vに変換されて出力され、入力信号レベルが0VのときにはB端子はHとなって0Vに変換されて出力される。こうして、−5V基準でピーク値が0Vの矩形信号は5V基準でピーク値が0Vの信号に論理反転されてY端子から出力される。
IC40のY端子はダイオード46を介して1ラインデータドライバIC48に接続される。また、ダイオード46とIC48との間に分岐接続点Pが設けられ、この分岐点においてコンパレータ44の非反転入力端子にも接続される。IC40で論理反転されY端子から出力された信号は、ダイオード46で所定電圧分(例えば1.4V)だけ論理電圧が減衰してIC48に供給される。IC48は、この信号を受信することでTEDSメモリ16のデータを読み取る。ここで、ダイオードによる所定電圧の減衰はIC48が論理値を判断するのに影響のない程度に設定される。一方、分岐接続点Pの存在により、TEDSメモリ16から送信されIC40で論理反転された信号は、回り込み信号100としてコンパレータ44にも供給される。
IC48は、1ラインでデータを送受するICであり、GND、1−w、NC、Vdd、RX、TXD、POL、Vppの各端子を有する。1−w端子は入出力端子、NC端子は非接続端子、Vdd端子は−4.5V〜5.5Vの電源端子、Vpp端子はEPROMのプログラム用電圧端子、RX端子はシリアルデータ送出端子、TXD端子はシリアルデータ受信端子、POL端子はRXとTXDの極性選択端子である。本実施形態ではVddには5Vの電源が接続され、IC48は5Vで駆動される。1−w端子で受信したTEDSメモリ16からのデータはRX端子から外部、例えばデータレコーダに出力される。また、外部からのコマンドデータやライトデータはTXD端子に入力され、1−w端子からTEDSメモリ16に送信される。1−w端子から送信された信号は、分岐接続点Pを介してコンパレータ44の非反転入力端子に入力する。一方、コンパレータ44の反転入力端子には、抵抗R3、R4で規定される分圧がしきい値として供給されている。直列抵抗R3、R4の一端は5Vの電源に接続され、他端はGNDに接続される。抵抗R3、R4の抵抗値を調整し、例えばしきい値=1.2V程度に設定する。コンパレータ44の出力端はIC40のA端子に接続される。信号レベル≧しきい値であればA端子にHが供給され、信号レベル<しきい値であればA端子にはLが供給される。図4の真理値表に示されるとおり、A端子がHのときX1がONとなってX端子から−5Vが出力され、A端子がLのときX0端子がONとなってX端子から0Vが出力される。したがって、基準5V、ピーク値0Vの信号がコンパレータ44に入力すると、5Vのときにしきい値以上となってA端子がHとなりX端子から−5Vが出力され、0Vのときにしきい値より小さくなりA端子がLとなりX端子から0Vが出力される。X端子はTEDSメモリ16に接続されているから、1−w端子からの信号は論理反転されてTEDSメモリ16に供給されることになる。
一方、上記の回り込み信号100は、ダイオード46でその論理電圧(ピーク値電圧)が0Vから所定電圧、具体的には1.4V程度だけ減衰して基準電圧に対するピーク値電圧の差は3.6Vとなっているから、コンパレータ44に入力してもしきい値との比較結果は常に信号レベル>しきい値となり、A端子は常にHとなってX端子から−5Vが出力されるのみとなる。よって、回り込み信号100の論理値はTEDSメモリ16あるいはコンパレータ42に伝達されることはない。
図5には、図3の回路の各部a〜dの信号波形が示されている。図5(a)は図3のa部の信号波形であり、TEDSメモリ16から出力された、基準−5Vでピーク値が0Vの矩形波である。図5(b)はb部の信号波形であり、IC40のY端子からの出力波形である。基準5Vでピーク値が0Vの矩形波形であり、図5(a)の信号波形を論理反転し、さらに5V分だけシフトした波形である。5V分だけシフトさせるのは、装置18のIC48がVdd=5Vで動作するからである。図5(c)はc部の信号波形であり、ダイオード46を通った後の信号波形である。論理電圧が1.4Vだけ減衰し、基準電圧に対するピーク値電圧の差は3.6Vに減衰している。この信号がIC48の1−w端子に入力するとともに回り込み信号100としてコンパレータ44に入力する。図5(d)は、回り込み信号100の波形とコンパレータ44のしきい値Vthとの関係を示す。しきい値Vth=1.2Vであり、ピーク値はこのしきい値を超えないことからコンパレータ44の出力、すなわちA端子は常にHであり、論理反転せず回り込み信号100が伝わることがない。
このように、図3の論理反転回路では、単一の信号線で双方向の論理反転が可能であり、しかも、回り込み信号の影響も防止できる。図3の回路では、ダイオード46での電圧減衰を利用して回り込み信号100の論理電圧をコンパレータ44のしきい値より小さく設定することで論理伝達を防止していることから、コンパレータ44のしきい値の設定は比較的高精度に行うことが必要であり、本実施形態では直列抵抗R3、R4の抵抗分圧によりこれを実現している。ダイオード46を図1に示されるようにツェナーダイオードとすることが好適であり、また、ダイオード46を複数個直列に接続してもよい。もちろん、図1と同様に、他のダイオードをコンパレータ44の入力側に設けてもよい。図6にはこの場合の論理反転回路の構成が示されている。ダイオード46の代わりにツェナーダイオード49が設けられ、コンパレータ44の非反転入力端子にツェナーダイオード50が設けられる。ツェナーダイオード49は図1のツェナーダイオード32に対応し、ツェナーダイオード50は図1のツェナーダイオード34に対応する。
本実施形態のTEDSシステムにおけるセンサは、加速度センサのみならず温度センサ、歪みセンサ等、任意のセンサを用いることができる。また、TEDSメモリ16に記憶するデータとしては、メーカ名、センサ型番、センサシリアル番号、校正(キャリブレーション)日時、センサ感度、校正担当者名、校正値、センサの取付位置、ユーザデータ等を記憶できる。
実施形態の基本構成図である。 図1各部の信号波形説明図である。 実施形態の回路構成図である。 図3におけるICの真理値表を示す図である。 図3各部の信号波形説明図である。 実施形態の他の回路構成図である。 TEDSシステムの構成図である。 センサ出力を入力する場合の構成図である。 TEDSメモリデータを読み出す場合の構成図である。 トランスを用いた論理反転回路の構成図である。
符号の説明
1 信号線(共有信号線)、10 センサ、14 センサ素子、16 TEDSメモリ、18 データ送受信装置。

Claims (7)

  1. センサ素子及び該センサ素子に関するデータを記憶するメモリとを備えたセンサ部と、 前記センサ素子からの検出信号を入力するとともに、前記メモリとの間でデータの送受を行うデータ送受信装置と、
    を有し、前記検出信号の入力及びデータの送受を単一の信号線で共有するセンサシステムにおける前記データ送受信装置であって、
    前記単一の信号線に対し、互いに逆方向に並列接続された第1論理反転素子及び第2論理反転素子を直列接続し、
    前記第1論理反転素子の信号出力側、あるいは前記第1論理反転素子の信号出力側と前記第2論理反転素子の信号入力側にレベルリミッタを直列接続する
    ことを特徴とするデータ送受信装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記レベルリミッタはダイオードであることを特徴とするデータ送受信装置。
  3. センサ素子及び該センサ素子に関するデータを記憶するメモリとを備えたセンサ部と、 前記センサ素子からの検出信号を入力するとともに、前記メモリとの間でデータの送受を行うデータ送受信装置と、
    を有し、前記検出信号の入力及びデータの送受を単一の信号線で共有するセンサシステムにおける前記データ送受信装置であって、
    前記単一の信号線に接続され、前記メモリからの信号を所定の第1しきい値と比較する第1コンパレータと、
    前記第1コンパレータに接続され、その比較結果に応じて前記メモリからの信号を論理反転する第1反転回路と、
    前記第1反転回路に接続されるダイオードと、
    前記ダイオードに接続されるデータドライバと、
    前記ダイオードと前記データドライバ間に分岐接続され、前記データドライバからの信号及び前記ダイオードからの回り込み信号を所定の第2しきい値と比較する第2コンパレータと、
    前記第2しきい値を前記第2コンパレータに供給するしきい値生成回路と、
    前記第2コンパレータに接続され、その比較結果に応じて前記データドライバからの信号を論理反転して前記単一の信号線に出力するとともに前記回り込み信号の伝達を遮断する第2反転回路と、
    を有することを特徴とするデータ送受信装置。
  4. 請求項3記載の装置において、さらに、
    分岐接続点と前記第2コンパレータとの間に接続される第2ダイオードと、
    を有することを特徴とするデータ送受信装置。
  5. 請求項3記載の装置において、
    前記しきい値生成回路は、一端が電源に接続され、他端が接地された直列抵抗を含み、該直列抵抗の分圧により前記第2しきい値を生成することを特徴とするデータ送受信装置。
  6. 請求項3記載の装置において、
    前記第1反転回路及び前記第2反転回路は、単一の反転回路で共有されることを特徴とするデータ送受信装置。
  7. 請求項3、4のいずれかに記載の装置において、
    前記ダイオードは、ツェナーダイオードであることを特徴とするデータ送受信装置。
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