JP2001228895A - オーディオデータ記憶装置およびオーディオデータ記憶方法 - Google Patents

オーディオデータ記憶装置およびオーディオデータ記憶方法

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JP2001228895A
JP2001228895A JP2000041123A JP2000041123A JP2001228895A JP 2001228895 A JP2001228895 A JP 2001228895A JP 2000041123 A JP2000041123 A JP 2000041123A JP 2000041123 A JP2000041123 A JP 2000041123A JP 2001228895 A JP2001228895 A JP 2001228895A
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Keiji Matsunaga
圭司 松永
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Nippon Columbia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FATファイル形式によるファイル単位によ
りオーディオデータの記憶動作を継続したまま1つのフ
ァイル内を分割できるオーディオデータ記憶方法を提供
する。 【解決手段】 2つの楽曲のオーディオデータTr1−
0〜Tr1−nがヘッダ情報を先頭にして続けて録音さ
れるとともに、分割ポイント当たりの2クラスタのNN
MAHとNNMBHがリザーブされている(A)。楽曲
の切れ目はxxxyHに記録されたTr1−nに含まれ
ているとすると、xxxyHのデータがNNMAHにコ
ピーされ、xxxyHは分割ポイントTr1−n’でク
ローズされる(B)。NNMAHの先頭に、Tr1−
n’の次のデータの始まりがTr2の有効データの先頭
を示すようにTr2用のヘッダ情報を記録し、クラスタ
チェーンを書き換え、ファイル分割が行なわれる
(B)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュメモリ
等の記憶媒体にオーディオデータをWAVEファイル等
のFAT(File Allocation Tabl
e)ファイル形式で記憶させるICレコーダ等のオーデ
ィオデータ記憶装置およびオーディオデータ記憶方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のパーソナルコンピュータ(以下P
C)等は、標準でPCMサウンド入出力機能をサポート
しているため、オーディオデータをファイルとして録音
したり、また、オーディオファイルを再生して音や音楽
を鳴らすことができる。
【0003】このような従来のオーディオデータ記憶装
置の構成を図7を参照して説明する。図中、11はサウ
ンドインタフェース部、12はCPU、13はメモリ、
14は記憶媒体、15は入力端子、16は出力端子であ
る。
【0004】サウンドインタフェース部11は、例え
ば、サウンドカードと呼ばれる基板で実現されており、
アナログオーディオ信号をデジタル信号に変換するA/
Dコンバータ(A/D)、ディジタル信号をアナログオ
ーディオ信号に変換するD/Aコンバータ(D/A)、
CPU12やメモリ13、記憶媒体14と接続するバス
へのデータのインタフェースを行なうインタフェース回
路等からなり、録音時は入力端子15から入力されたア
ナログオーディオ信号をデジタル信号であるオーディオ
データに変換してバスへ出力し、再生時はバスのオーデ
ィオデータをアナログオーディオ信号に変換して出力端
子16に出力する。
【0005】CPU12は、中央制御装置であり、録音
時はオーディオデータをファイルフォーマット化し、記
憶媒体14へ出力する。再生時は記憶媒体14のファイ
ルを解析し、出力すべきオーディオデータを取り出しサ
ウンドインタフェース部11へ送る。録音、再生の単位
は通常ファイル単位であり、連続した1回の録音に対し
通常1個のファイルが作成される。
【0006】図7のオーディオデータ記憶装置における
CPU12の録音時の動作を表すフローチャートを図8
に示す。録音開始の操作がなされると、ファイルオープ
ン(S11)のステップを1回実行した後、サウンドイ
ンタフェース部11からのオーディオデータをファイル
フォーマット化し、記憶媒体4へ出力して記憶動作を開
始する(S12)。記憶終了の指示が出されなければ
(S13)、S12へ戻り、この記録ステップは繰り返
される。記憶終了の指示を認識すると(S13)、ファ
イルクローズを行ない(S14)、一連の録音動作を終
了する。メモリ13はこのCPU12の作業に必要なワ
ークエリアとして使用される。
【0007】このようなオーディオデータ記憶装置によ
り記憶されるデータ形式として、FATファイル形式が
知られている。着脱可能なフラッシュメモリ等の記憶媒
体にFATファイル形式で記憶する一例として、オーデ
ィオデータをWAVEファイルで記憶するオーディオデ
ータ記憶装置がある。WAVEファイルを図9により説
明すると、ヘッダ情報(管理情報)が記録されたフォー
マットチャンクと、オーディオデータが記録されたWA
VEデータチャンクの2つから構成されている。このよ
うなオーディオデータ記憶装置では、記憶の開始から停
止までに記憶されたオーディオデータを1つのファイル
として管理している。したがって、例えば、コンパクト
ディスク(CD)に記録されている複数の楽曲を連続し
てフラッシュメモリに記憶させた場合、1つのファイル
の中に複数の曲が含まれることになる。
【0008】図9は、N曲の楽曲が1つのファイルとし
てフラッシュメモリに記憶されている様子を示している
模式図である。図9に示すように、オーディオデータ記
憶装置は、オーディオデータをWAVEファイルとして
記憶させる場合、まず、フラッシュメモリのデータ記憶
領域に管理情報を含むフォーマットチャンクを記録す
る。この時、フォーマットチャンクには、記憶されるオ
ーディオデータの先頭位置P1が記録される。しかし、
オーディオデータの終了位置P2はこの時点では確定し
ていないので、仮のデータを記録しておく。そして、フ
ォーマットチャンクを記録した後、オーディオデータを
WAVEデータチャンクとして記録する。オーディオデ
ータ記憶装置は、複数の楽曲を記録し、最後の楽曲Nの
記録が終了すると、フォーマットチャンクに楽曲Nの終
了位置P2を記録する。すなわち、記録開始時に記録し
た仮のデータをP2に書き換える。なお、フラッシュメ
モリー等は、ランダムアクセスが可能なので、必ずし
も、フォーマットチャンクおよびWAVEデータチャン
クがフラッシュメモリの記憶領域に物理的に連続して記
憶される必要はない。
【0009】ここで、図7の入力端子15に、例えば、
CDプレーヤを接続して、1枚のCDアルバムをフラッ
シュメモリに録音させることを考える。図9で説明した
ように、N曲の楽曲は1つのファイルとして記憶され
る。楽曲1の先頭の位置(P1)は、フォーマットチャ
ックに記録されるため頭出しができるが、楽曲2,楽曲
3,・・・,楽曲Nの、それぞれの先頭の位置はフォー
マットチャンクに記録されないため、頭出しができな
い。しかしながら、CDアルバムは長いので、出来れば
録音されている複数の曲ごとに頭出しができれば、再生
の際に便利であることはいうまでもない。
【0010】そのためには、WAVEファイルを複数と
しなければならない。ファイルを区別するために、1曲
の録音が終了ごとに記憶動作を停止しなければならな
い。記憶動作を停止すると、次に記憶動作を再開させる
までのオーディオデータは記憶されないので、CDプレ
ーヤも1曲の録音が終了する度に再生動作を中断させな
ければならず、操作が面倒であるという問題がある。
【0011】したがって、従来のオーディオデータ記憶
装置では、オーディオデータの記憶動作を継続したまま
ファイルを分割することはできなかった。
【0012】これに対して、MD(ミニディスク)やC
D−R(CD−Recordable)のような記録媒
体は、管理情報が記録されるTOC(Table Of
Contents)領域とオーディオデータが記録さ
れるデータ記録領域が予め物理的に決められている。こ
のような記録媒体を用いる記憶装置では、複数の楽曲を
連続して記録する場合、楽曲が変わる時点でユーザが楽
曲の変わり目を指示するボタンを押せば、ボタンが押さ
れた時点のアドレスを記憶しておき、記録終了後に各楽
曲のアドレスをTOC領域に記録するという方法を用い
ることによって、記録された複数の楽曲の頭出しが可能
である。
【0013】一方、上述したように、ICレコーダ等が
採用しているWAVEファイル等のFATファイル形式
での記録は、1つのファイルごとにフォーマットチャン
クのような管理情報領域を備えているため、上記のMD
等の記憶装置で採用されている方法を用いた場合、フラ
ッシュメモリのデータ記憶領域全部にオーディオデータ
を記憶させると、各楽曲のヘッダ情報を記録する管理情
報領域を確保できなくなり、それまでに記憶した楽曲全
部が無効になってしまうという問題がある。
【0014】なお、フラッシュメモリには、データ記憶
領域の他にFAT領域があるが、FAT領域には、複数
のファイルにおける各ファイルの位置情報は記録される
が、各ファイルの中の各楽曲の位置情報は記録されない
から、FAT領域によって、1つのデータチャンク内の
楽曲ごとの位置情報を記録することはできない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、FATファイル形式による
ファイル単位によりオーディオデータの記憶動作を継続
したまま1つのファイル内を分割できるオーディオデー
タ記憶装置およびオーディオデータ記憶方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、オーディオデータを、記憶媒体へFAT形式による
ファイル単位で記憶される機能を持つオーディオデータ
記憶装置であって、オーディオデータの記憶動作の継続
中にファイル分割タイミングを指定する分割タイミング
指定手段と、該分割タイミング指定手段により指定され
た分割タイミングにおける分割ポイントを記憶する分割
ポイント記憶手段と、制御手段を有し、該制御手段は、
ファイル分割タイミングが指定されるごとに、分割ポイ
ントを前記分割ポイント記憶手段に記憶させるととも
に、分割タイミングのポイントあたり少なくとも1クラ
スタをその後のオーディオデータの記憶に使用しないよ
うにリザーブし、オーディオデータの記憶が終了した際
に、前記リザーブしたクラスタにヘッダ情報を先頭と
し、前記記憶されたオーディオデータの分割ポイントが
存在するクラスタにおける分割ポイント以降のオーディ
オデータをコピーしてファイルエントリを作成すること
を特徴とするものである。
【0017】請求項2に記載の発明は、オーディオデー
タを、記憶媒体へFAT形式によるファイル単位で記憶
するオーディオデータ記憶方法であって、オーディオデ
ータの記憶動作の継続中に指定されたファイル分割タイ
ミングにおける分割ポイントを記憶するとともに、分割
タイミングのポイントあたり少なくとも1クラスタをそ
の後のオーディオデータの記憶に使用しないようにリザ
ーブし、オーディオデータの記憶が終了した際に、前記
リザーブしたクラスタにヘッダ情報を先頭とし、前記記
憶されたオーディオデータの分割ポイントが存在するク
ラスタにおける分割ポイント以降のオーディオデータを
コピーしてファイルエントリを作成することを特徴とす
るものである。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のオーディオデー
タ記憶装置の実施の形態の一例を説明するための要部の
ブロック図である。図中、1はサウンドインタフェース
部、2はCPU、3はメモリ、4は記憶媒体、5は入力
端子、6は出力端子である。
【0019】サウンドインタフェース部1は、例えば、
サウンドカードと呼ばれる基板で実現されており、アナ
ログオーディオ信号をデジタル信号に変換するA/Dコ
ンバータ(A/D)、ディジタル信号をアナログオーデ
ィオ信号に変換するD/Aコンバータ(D/A)、CP
U2やメモリ3、記憶媒体4と接続するバスへのデータ
のインタフェースを行なうインタフェース回路等からな
り、録音時は入力端子5から入力されたアナログオーデ
ィオ信号をデジタル信号であるオーディオデータに変換
してバスへ出力し、再生時はバスのオーディオデータを
アナログオーディオ信号に変換して出力端子6に出力す
る。メモリ3はワークメモリとして用いることができる
ものであり、RAMであっても、ハードディスク等の記
憶媒体であってもよい。
【0020】CPU2は、中央制御装置であり、録音時
はオーディオデータをファイルフォーマット化し、記憶
媒体4へ出力する。再生時は記憶媒体4のファイルを解
析し、出力すべきオーディオデータを取り出しサウンド
インタフェース部1へ送る。録音、再生の単位は通常フ
ァイル単位であり、連続した1回の録音に対し通常1個
のファイルが作成される。
【0021】図1のオーディオデータ記憶装置における
CPU2の録音時の動作を表すフローチャートを図2に
示す。図示しない操作部から録音スタートの指示がなさ
れると、CPU2は、オーディオデータを記憶媒体4に
記憶させる準備動作(記憶媒体4のFAT領域に記憶さ
れている情報を読み取り、記憶媒体4のデータ記憶領域
の残記憶容量や記憶を開始するアドレス等を確認する動
作)であるファイルオープンを実行する(S1)。
【0022】CPU2は、サウンドインターフェース部
1から入力されたオーディオデータをWAVEファイル
等の所定のファイル形式にフォーマット化し、記憶媒体
4への記憶を開始する(S2)。このとき、まず、記憶
媒体4のデータ記憶領域に管理情報(WAVEファイル
の場合は、フォーマットチャンク)を記憶し、その後、
オーディオデータの記憶を開始する。
【0023】S3に移行して、ファイルの分割の指示が
あったかどうか検出する。ユーザは、例えば、楽曲1が
終了したときに、図示しない操作部からファイル分割の
指示を入力する。ユーザの入力に代えて、曲間の無音検
出等により自動的にファイル分割の指示が出力されるよ
うにしてもよい。S3において、ファイル分割の指示が
ない場合は、S6へ進み、図示しない操作部からオーデ
ィオデータの記憶を終了する指示が入力されたか否かの
検出をする。S3において、ファイル分割の指示があっ
た場合は、S4へ移行して、分割ポイントのアドレスを
メモリ3に記憶させ、S5に進む。
【0024】S5では、記憶媒体4のデータ記憶領域に
ヘッダ情報を記憶する領域(WAVEファイルであれ
ば、フォーマットチャンクを記憶する領域)を確保す
る。この領域の確保は、後述するように、1回のファイ
ル分割指示があると、その時点での空き容量から、少な
くとも2クラスタ分のデータ記憶領域をリザーブする。
リザーブされたクラスタは、引き続き継続するオーディ
オデータの記憶には利用できない。
【0025】S6では、図示しない操作部からオーディ
オデータの記憶を終了する指示が入力されたか否かの検
出をする。オーディオデータの記憶を終了する指示がな
い場合は、S7へ進むが、オーディオデータの記憶を終
了する指示があった場合は、記憶終了時のアドレスをメ
モリ3に記憶させてS8へ進む。
【0026】S7では、記憶媒体4のデータ記憶領域に
オーディオデータを記憶する領域があるか否かの検出を
する。オーディオデータを記憶する領域がある場合は、
S2へ戻るが、オーディオデータを記憶する領域がなけ
れば、そこまでの記録の最終アドレスをメモリ3に記憶
させてS8へ進む。S8では、ファイル分割およびファ
イルクローズを実行し、一連の記憶動作を終了する。
【0027】S8におけるファイル分割についての実施
の形態の一例を図3〜図6を参照して説明する。なお、
オーディオデータは、記憶媒体4にクラスタ単位で記憶
されている。また、1つのファイルのヘッダ情報が記録
される管理情報領域は、1クラスタよりも小さい容量で
あるとする。1つのファイルの管理情報領域が1クラス
タより多いことは、通常は考えられないが、仮に、1ク
ラスタよりも管理情報領域のデータ量が大きいように設
定されている場合には、後述するリザーブするクラスタ
の数を管理情報領域が記録できるように定めればよい。
【0028】まず、概略について図3で説明する。図3
(A)は、停止指示を確認した直後の各クラスタの記録
状況の一例を模式的に示し、図3(B)は、図3(A)
に対して、分割処理を終了した後の各クラスタの記録状
況を模式的に示している。一連のオーディオデータの記
録は、図3(A)に示すように、クラスタ番号0002
Hから始まり、0003Hへ続き、途中を省略した図示
のように、xxxxH、xxxyH、xxxzHへ続
き、再び途中を省略した図示のように、NNNXH、N
NNYHまでのクラスタを使用している。このようなク
ラスタチェーンで記録されているオーディオデータTr
1−0〜Tr1−Nは、0002Hのクラスタの先頭か
らTr1−0〜Tr1−Nのヘッダ情報(WAVEファ
イルであれば、フォーマットチャンク)に始まり、Tr
1−0〜Tr1−Nまでのオーディオデータが記録され
ている。このオーディオデータは、楽曲1と楽曲2との
2つの楽曲からなるものとし、楽曲1と楽曲2との切れ
目において、ファイル分割指示がされているものとす
る。この実施の形態では、ファイル分割指示に基づいて
されるヘッダ情報の記録領域の確保は、2クラスタ分で
あり、図3(A)では、クラスタ番号NNMAHとNN
MBHがリザーブされたクラスタを示している。
【0029】楽曲1と楽曲2との切れ目においてファイ
ル分割指示がされた分割ポイントは、クラスタ番号xx
xyHに記録されたTr1−nのデータに含まれている
とする。クラスタ番号xxxyHにおける分割ポイント
のアドレスは、図2のS4において、メモリ3に記憶さ
れているが、メモリ3から読み出した分割ポイントによ
りTr1−0〜Tr1−Nを分割して、分割ポイント以
前のデータをTr1(トラック1:楽曲1)とし、分割
ポイント以後のデータをTr2(トラック2:楽曲2)
として保存するのである。
【0030】まず、クラスタ番号xxxyHのデータT
r1−nをクラスタ番号NNMAHへコピーし、クラス
タ番号xxxyHのデータの内、Tr1に格納すべき分
割ポイントの位置のデータTr1−n’までとなるよう
にクラスタ番号0002Hに記録されているヘッダ情報
を書き換えてファイルTr1をクローズするとともに、
記憶媒体4のFAT領域のTr1のファイルの管理情報
を書き換える。続いて、クラスタ番号NNMAHのエリ
アの先頭にファイルTr2用のヘッダ情報を記録する。
このとき、クラスタ番号NNMAHにコピーされたデー
タTr1−nにおけるTr1−n’の次のデータの始ま
りがTr2の有効データの先頭を示すようにTr2用の
ヘッダ情報を記録する。さらに、クラスタチェーンが、
クラスタ番号NNMAHの次にクラスタ番号xxxzH
が続くよう設定し、Tr2のファイルエントリ、すなわ
ち、記憶媒体4のFAT領域にTr2のファイルの管理
情報を作成して一連の処理を終了する。
【0031】図3で説明したクラスタ番号xxxyHに
おいて、ファイル分割の指示がなされた場合のファイル
分割のタイミングを図4により詳細に説明する。クラス
タ内における分割ポイントは、図4(A),図5
(A),図6(A)に示すように3つのパターンがあ
る。
【0032】その1は、図4(A)に示すように、楽曲
1と楽曲2の分割ポイントが、丁度クラスタ番号xxx
yHとクラスタ番号xxxzHの境界にきた場合であ
る。その2は、図5(A)に示すように、楽曲1と楽曲
2の分割ポイントがクラスタ番号xxxyHの途中にあ
り、かつ、楽曲1が記憶された容量がヘッダ情報を記録
する管理情報領域に必要な容量よりも大きい場合であ
る。その3は、図6(A)に示すように、楽曲1と楽曲
2の分割ポイントがクラスタ番号xxxyHの途中にあ
り、かつ、楽曲1が記憶された容量がヘッダ情報を記録
する管理情報領域に必要な容量よりも小さい場合であ
る。
【0033】図4(A)の場合は、オーディオデータの
記憶を開始したときに最初に作成した管理情報領域のヘ
ッダ情報を楽曲1のヘッダ情報に書き換える。すなわ
ち、ヘッダ情報における終了アドレスをクラスタ番号x
xxyHの最終アドレスに書き換えて、楽曲1を1つの
ファイルとしてクローズさせる。そして、図4(B)に
示すように、図3(A)におけるリザーブクラスタであ
るクラスタ番号NNMAHのクラスタに、クラスタ番号
xxxzHの先頭アドレスとメモリ3に記憶しておいた
楽曲2の終了アドレスの情報を用いて楽曲2のヘッダ情
報を記録する。
【0034】このとき、ファイルの先頭位置(管理情報
領域の先頭位置)からデータ記憶領域の先頭位置までの
容量が一定の容量に定められているファイル形式を採用
した場合は、管理情報を記録したクラスタ番号NNMA
Hのクラスタの空き領域に、無音データ(オーディオサ
イレンスデー夕)を記録し、無音データの開始アドレス
をオーディオデータの開始アドレスとしてヘッダ情報を
記録する。そうでない場合には、楽曲2の有効データの
先頭のアドレスを楽曲2のオーディオデータの開始アド
レスとしてヘッダ情報を記録する。このようにして、そ
の1のパターンの場合のファイル分割が行なわれる。
【0035】図5(A)の場合は、図5(B)に示すよ
うに、図3(A)におけるリザーブクラスタであるクラ
スタ番号NNMAHのクラスタに、クラスタ番号xxx
yHのクラスタに記憶されたオーディオデータをコピー
する。そして、オーディオデータの記憶を開始したとき
に最初に作成した管理情報領域のヘッダ情報を楽曲1の
ヘッダ情報に書き換える。すなわち、ヘッダ情報におけ
る終了アドレスをクラスタ番号xxxyHにおけるP3
のアドレスをファイルの終了アドレスとして書き換えて
クローズさせる。したがって、クラスタ番号xxxyH
のクラスタに記憶された楽曲2のオーディオデータは無
効になる。次に、図5(C)に示すように、クラスタ番
号NNMAHのクラスタの楽曲1が記憶された領域に、
楽曲2のヘッダ情報を記録する。楽曲2のヘッダ情報に
は、クラスタ番号xxxyHにおけるP3のアドレスに
対応するクラスタ番号NNMAHのP3’のアドレスが
楽曲2の開始アドレスとして記憶されるので、図5
(C)のα領域に残った楽曲1のオーディオデータは無
効となる。クラスタチェーンが、クラスタ番号NNMA
Hの次にクラスタ番号xxxzHが続くよう設定される
ことは図3で説明したとおりである。
【0036】このとき、ファイルの先頭位置(管理情報
領域の先頭位置)からデータ記憶領域の先頭位置までの
容量が一定の容量に定められているファイル形式を採用
した場合は、α領域に無音データを記録し、α領域の先
頭位置を楽曲2の開始アドレスとしてヘッダ情報を記録
する。そうでない場合には、楽曲2の有効データの先頭
のアドレスを楽曲2のオーディオデータの開始アドレス
としてヘッダ情報を記録する。このようにして、その2
のパターンの場合のファイル分割が行なわれる。
【0037】図6(A)の場合は、図6(B)に示すよ
うに、図3(A)におけるリザーブクラスタであるクラ
スタ番号NNMAHのクラスタに、クラスタ番号xxx
yHのクラスタに記憶されたオーディオデータをコピー
する。そして、オーディオデータの記憶を開始したとき
に最初に作成した管理情報領域のヘッダ情報を楽曲1の
ヘッダ情報に書き換える。すなわち、ヘッダ情報におけ
る終了アドレスをクラスタ番号xxxyHにおけるP4
のアドレスをファイルの終了アドレスとして書き換えて
クローズさせる。したがって、クラスタ番号xxxyH
のクラスタに記憶された楽曲2のオーディオデータは無
効になる。次に、図6(C)に示すように、クラスタ番
号NNMAHのクラスタとは別のリザーブクラスタであ
るクラスタ番号NNMBHのクラスタに楽曲2のヘッダ
情報を記録する。楽曲2のヘッダ情報には、クラスタ番
号xxxyHにおけるP4のアドレスに対応するクラス
タ番号NNMAHのP4’のアドレスが楽曲2の開始ア
ドレスとして記憶されるので、図6(B)のβ領域に残
った楽曲1のオーディオデータは無効となる。クラスタ
チェーンは、クラスタ番号NNMBHの次にクラスタ番
号NNMAHが続き、クラスタ番号NNMAHの次にク
ラスタ番号xxxzHが続くよう設定される。
【0038】このとき、ファイルの先頭位置(管理情報
領域の先頭位置)からデータ記憶領域の先頭位置までの
容量が一定の容量に定められているファイル形式を採用
した場合は、ヘッダ情報を記録したクラスタ番号NNM
BHのクラスタの空き領域およびクラスタ番号NNMA
Hのクラスタのβ領域に無音データを記録し、無音デー
タの開始アドレス(P5)を楽曲2のオーディオデータ
の開始アドレスとしてヘッダ情報を記録する。そうでな
い場合には、楽曲2の有効データの先頭のアドレスを楽
曲2のオーディオデータの開始アドレスとしてヘッダ情
報を記録する。このようにして、その3のパターンの場
合のファイル分割が行なわれる。
【0039】このようにして、記憶動作中に入力された
ファイル分割タイミングに応じて、記憶動作を終了した
際にファイル分割により作成された各ファイルは、ヘッ
ダ情報を先頭としてそれに続くオーディオデータの一連
のデータがクラスタ単位で記憶された記憶形式にするこ
とができる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、オーディオデータの連続記憶動作を中断する
ことなく、記憶動作中にファイル分割ポイントの入力を
受け付け、さらに、記憶媒体におけるオーディオデータ
の記憶可能容量からファイル分割ポイント数以上のクラ
スタ数に相当する容量をリザーブしておくことにより、
指定されたファイル分割ポイントでファイルを分割して
記憶でき、分割したファイルは、クラスタ単位で記憶で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーディオデータ記憶装置の実施の形
態の一例を説明するための要部のブロック図である。
【図2】図1のオーディオデータ記憶装置における録音
時の動作を表すフローチャートである。
【図3】本発明におけるファイル分割動作の一例の概略
説明図である。
【図4】図3のファイル分割動作におけるクラスタ内の
分割ポイントに応じた一例の説明図である。
【図5】図3のファイル分割動作におけるクラスタ内の
他の分割ポイントに応じた一例の説明図である。
【図6】図3のファイル分割動作におけるクラスタ内の
他の分割ポイントに応じた一例の説明図である。
【図7】従来のオーディオデータ記憶装置の一例を説明
するための要部のブロック図である。
【図8】図7のオーディオデータ記憶装置における録音
時の動作を表すフローチャートである。
【図9】WAVEファイル形式の説明図である。
【符号の説明】
1…サウンドインタフェース部、2…CPU、3…メモ
リ、4…記憶媒体、5…入力端子、6…出力端子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオデータを、記憶媒体へFAT
    形式によるファイル単位で記憶される機能を持つオーデ
    ィオデータ記憶装置であって、オーディオデータの記憶
    動作の継続中にファイル分割タイミングを指定する分割
    タイミング指定手段と、該分割タイミング指定手段によ
    り指定された分割タイミングにおける分割ポイントを記
    憶する分割ポイント記憶手段と、制御手段を有し、該制
    御手段は、ファイル分割タイミングが指定されるごと
    に、分割ポイントを前記分割ポイント記憶手段に記憶さ
    せるとともに、分割タイミングのポイントあたり少なく
    とも1クラスタをその後のオーディオデータの記憶に使
    用しないようにリザーブし、オーディオデータの記憶が
    終了した際に、前記リザーブしたクラスタにヘッダ情報
    を先頭とし、前記記憶されたオーディオデータの分割ポ
    イントが存在するクラスタにおける分割ポイント以降の
    オーディオデータをコピーしてファイルエントリを作成
    することを特徴とするオーディオデータ記憶装置。
  2. 【請求項2】 オーディオデータを、記憶媒体へFAT
    形式によるファイル単位で記憶するオーディオデータ記
    憶方法であって、オーディオデータの記憶動作の継続中
    に指定されたファイル分割タイミングにおける分割ポイ
    ントを記憶するとともに、分割タイミングのポイントあ
    たり少なくとも1クラスタをその後のオーディオデータ
    の記憶に使用しないようにリザーブし、オーディオデー
    タの記憶が終了した際に、前記リザーブしたクラスタに
    ヘッダ情報を先頭とし、前記記憶されたオーディオデー
    タの分割ポイントが存在するクラスタにおける分割ポイ
    ント以降のオーディオデータをコピーしてファイルエン
    トリを作成することを特徴とするオーディオデータ記憶
    方法。
JP2000041123A 2000-02-18 2000-02-18 オーディオデータ記憶装置およびオーディオデータ記憶方法 Pending JP2001228895A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008010110A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Sony Corp ファイル分割装置、ファイル分割方法及びファイル分割プログラム
JP2010128605A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Olympus Imaging Corp 情報記憶装置、データ記憶方法、およびプログラム
US9978427B2 (en) 2014-01-23 2018-05-22 Teac Corporation Data recorder

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