JP2001228517A - レーザダイオードのターゲットライト付き水中撮影用ストロボ - Google Patents

レーザダイオードのターゲットライト付き水中撮影用ストロボ

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JP2001228517A
JP2001228517A JP2000042047A JP2000042047A JP2001228517A JP 2001228517 A JP2001228517 A JP 2001228517A JP 2000042047 A JP2000042047 A JP 2000042047A JP 2000042047 A JP2000042047 A JP 2000042047A JP 2001228517 A JP2001228517 A JP 2001228517A
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underwater
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Akihide Inoue
彰英 井上
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TAKEMATSU Y
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INON KK
TAKEMATSU Y
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水中撮影用ストロボの光軸の設定・確認をき
わめて容易に、確実とする。 【解決手段】 カメラ側のシャッター幕開放のタイミン
グにほぼ同期して、自動的に消灯する機構をもつレーザ
ダイオード製のターゲットライトを備えた水中撮影用ス
トロボとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水中撮影用ストロボ
の改良に関する。ダイバーらは、交換レンズ群を選択・
装着した一眼レフカメラを防水カメラハウジングに収納
した水中カメラを水面下に持ち込み、水中撮影を行う
が、水中では、赤い光が水に吸収され青い光が残ってカ
ラーバランスが崩れているうえ、光量が少ないので、ス
トロボが必須である。
【0002】水中撮影におけるストロボは、フレキシブ
ルアームを介して水中カメラに取り付けられるので、そ
の光軸の設定・確認が大変な作業であるが、この発明の
ストロボは、レーザダイオード製のターゲットライトを
備えているので、光軸の設定・確認が簡単に素早くでき
て、シャッターチャンスを逃さない。
【0003】また、絞り込んだスポット光の照射なの
で、被写体の魚に知覚されにくい、カメラのフォーカス
合わせに有効である、電球式ターゲットライトよりも省
エネルギーで、バッテリー寿命が長い、絞り込んだスポ
ット光は、ダイバーがファインダー越しに見やすいの
で、ストロボのレディランプと連動させれば、ファイン
ダーを覗き続けたままで、ストロボの状態を確認できる
等、数々の特長がある。
【0004】なお、本発明の水中撮影用ストロボと併用
されるカメラ類とは、それ自体が防水・耐圧機構を備え
た水中撮影用カメラ類はもちろん、防水ハウジングに収
納された銀塩写真カメラ、APSフィルム対応カメラ、
ディジタルカメラ、ディジタルビデオカメラなどをも含
む。
【0005】
【従来の技術】まず、本件発明(請求項1、2記載の第
1発明、第2発明)のもとになる従来技術について説明
する。水中撮影では、概して、赤い光が水に吸収され青
い光が残ってカラーバランスが崩れているうえに、光量
が少ないので、ストロボが必須である。
【0006】水中カメラ撮影では、図1に示すように、
水中ストロボSは、フレキシブルアームMを介して、水
中カメラCから距離をおいて取り付けられる。(図1参
照)その第1の理由は、図2に示すように、水中の微細
なプランクトンや砂塵の浮遊物の反射・写り込み(降り
しきる雪景色のような写真になってしまう。)を避ける
ために、水中ストロボSの発光軸を、水中カメラCのレ
ンズ系光軸に対してずらす(偏角を設けるとともに、偏
位させる)必要があるからである。
【0007】水中には、微細なプランクトンや砂などの
浮遊物が多数漂っていて、水中撮影用ストロボの強力な
照射光を白く反射するので、撮影用レンズの近傍に光軸
一致で固定された地上式ストロボからの発光では、被写
体の手前にある浮遊物の反射光が、白い雪片の如く撮影
画面に映り込んでしまう現象が起こる。この現象を避け
るためである。(図2参照) また、その第2の理由は、水中撮影時のストロボ光が支
配的なので(撮影時の光の殆どすべてをストロボ光にた
よっているので)、被写体や構図に応じて、ストロボの
位置を自在に変えて、ライティング状態を工夫する必要
があるからである。
【0008】水中撮影では、毎回の撮影毎に、フレキシ
ブルアームMの先のストロボSの位置と向きを調節し
て、次の撮影に備える。それに併せて、ストロボSの発
光照射の向きが、被写体の方向になっているかの設定・
確認も必須である。
【0009】水中での目視の距離感は、地上と異なるの
で、水中ストロボSの光軸の設定・確認は、ダイバーに
とって大変困難な作業である。熟練したダイバーの写真
家は、その負担、作業を軽減するべく、図1に示すよう
なペンライトLの付設・併用の工夫をこらしている。
(図1参照) ペンライトLは、予め、水中ストロボSと光軸がほぼ一
致するように固定されているので、ペンライトLを点灯
して照射すれば、おおよそ、水中ストロボSの光軸の確
認ができるという仕組みである。
【0010】このペンライトLの付設・併用方式にも、
次のような欠点がある。 1.ペンライトLの付設で、水中撮影カメラシステムが
更に嵩高で重くなる。 2.ペンライトLの照射光は、水中で拡散して広がり、
魚に悟られやすいので、撮影前に逃げられて、シャッタ
ーチャンスを逃がしやすい。 3.ペンライトLの照射光は、水中で拡散して広がり、
遠方の被写体近くで弱くなり、照射方向が曖昧になるの
で、水中マスク越しのダイバー撮影者には、確認しづら
い。 4.ペンライトLには、水中でも視認しやすい大光量の
電球が必要で、バッテリーの消耗も早い。 5.ペンライトLのバッテリー寿命と、水中ストロボS
のバッテリー寿命が異なるので、両方の動作を確実にす
る管理が大変である。 6.カメラのシャッターを切った時に、ペンライトLの
照射光が写り込まないように、事前にスイッチをオフに
する作業もあり、手間がかかる。(とくに、スローシャ
ッターの場合には、必ずオフにしなければならない。) このように、従来の水中撮影用ストロボは、種々の問題
を有していた。
【0011】なお、最近、小型ライトを内部に組み込ん
だ水中撮影用ストロボが、上市されているが、その場合
も、バッテリー管理が簡略化される程度で、上述の問題
点は依然解決されていない。
【0012】次いで、本件発明(請求項3以降記載の発
明)のもとになる従来技術について説明する。ダイバー
撮影者は、水中マスク越しに、水中カメラのファインダ
ーを覗きながら、シャッターチャンスを待ちかまえてい
るので、ファインダーを覗き続けた姿勢のままで、水中
撮影用ストロボの状態を把握できることが望ましい。
【0013】概して、水中撮影システムでは、カメラの
状態は、例えば、一眼レフカメラ内蔵の場合など、ファ
インダー内の表示マークによって把握できる。(図4参
照)しかし、ストロボの状態は、ファインダーを覗いて
いてもわからないので、一度、撮影姿勢を崩して、水中
撮影システム全体を持ち替えて、水中撮影用ストロボの
側面にあるチャージ完了表示LED、TTL撮影動作確
認LED等を見て、ストロボの状態を把握する必要があ
る。
【0014】水中撮影の現場は、水流の流れがあり、足
場も悪く、体のバランスも取りにくいので、重く嵩高の
水中撮影機材を持ち替えたり、姿勢を変えることは、大
変な重労働であり、かつ、細心の注意と配慮を要する作
業である。
【0015】我々は、レーザダイオード製のターゲット
ライトを工夫して水中撮影用ストロボに組み込んで、連
動するメカニズムを併せて造り込めば、これらの問題点
も解決できることを見出した。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
水中撮影用ストロボや、それを組み込んだ水中撮影シス
テムは、光軸の設定・確認に関わる種々の欠点があり、
ダイバー撮影者は、水中撮影で多大な作業と努力を強い
られていた。
【0017】この発明は、上述の問題を解決して、水中
撮影の準備段階でのストロボの光軸の設定・確認作業を
軽減し、より優れた内容の水中撮影を可能にするもので
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】この出願の第1発明(基
本発明)の水中撮影用ストロボSSは、図3に示すよう
に、ストロボ発光管SLに加えて、レーザダイオード製
のターゲットライトTLを備えており、その光軸は、ス
トロボの発光方向、即ち、ストロボ発光管SLの光軸と
一致している。
【0019】講義用レーザポインタ等に用いられる汎用
のレーザダイオード部材を工夫して組み込んでいる。レ
ーザダイオード、即ち、半導体レーザは、小型の電子回
路で組み立てられるので、小型、軽量、省電力であり、
これを防水・耐圧性や、低温での動作安定性等に工夫し
ながら、ターゲットライトとして水中撮影用ストロボに
組込めば、小型、軽量、省電力のターゲットライト付き
水中撮影用ストロボが実現できる訳である。(図3参
照) 従来、産業用の大規模システムでない、水中ストロボの
ようなコンパクトな民生用の水中機材に、レーザ光機器
を組み込むことは、全く試みられることがなかった。
【0020】当社開発陣は、防水カメラハウジングの開
発・設計を中心に活躍しているが、その研究・開発過程
で、従来型の水中ストロボや、ペンライト付設ストロボ
の限界・欠点を把握し、対処方法について、種々検討・
実験するうちに、講義ポインタ等として使われているレ
ーザダイオードが、水中でも有効であることを見出し
た。 その知見をもとに、早速、レーザダイオードのタ
ーゲットライトを内部に組み込んだ水中撮影用ストロボ
を試作して、湘南海岸・江ノ島沖にて、水中撮影の実験
を重ねた。
【0021】その結果、レーザダイオードのターゲット
ライト付き水中撮影用ストロボは、下記の1から5の特
長をそなえていることが確認できた。 1.レーザダイオードの照射光は、水中でも、拡散する
ことなく、数十メートル到達する。 2.レーザダイオードの照射光は、拡散することなく、
遠方に到達するので、照射方向がはっきりわかる。 3.レーザダイオードの照射光は、狭く絞られたスポッ
ト光なので、被写体の魚に悟られにくい。 4.レーザダイオードの照射光は、万が一、魚の眼に入
射しても、殆どの場合、魚に知覚されない。 5.レーザダイオードの照射光は、水中で拡散しにく
く、遠方の被写体の近くでも強いスポット光なので、水
中マスク越しのダイバー撮影者にも確認しやすい。(図
4参照) 6.レーザダイオードの照射光は、水中で拡散しにく
く、遠方の被写体の近くでも強いスポット光なので、カ
メラのオートフォーカス合わせにも有効である。もちろ
ん、ダイバー撮影者にも確認しやすいので、マニュアル
のフォーカス合わせにも有効である。(図4参照) また、一般のペンライト方式のターゲットライト付き水
中撮影用ストロボでは、カメラ撮影中に、ライトが点灯
していても、ストロボの強力発光でのため、スローシャ
ッターでない限り、実質的な撮影上のトラブルは生じに
くいが、レーザダイオードのターゲットライト付き水中
撮影用ストロボでは、カメラ撮影中にレーザダイオード
が点灯していると、レーザ光由来の赤点スポットなどが
薄く写り込む場合が多いことも確認できた。
【0022】このため、レーザダイオード方式のターゲ
ットライト付き水中撮影用ストロボでは、カメラ側のシ
ャッター幕開放のタイミングにほぼ同期して、ストロボ
側がシャッター幕開放信号を受信して自動的に消灯する
機構、即ち、カメラのシャッター幕開放にほぼ同期し
て、レーザダイオードのターゲットライトを消す機構を
備える必要があることもわかった。
【0023】なお、後述の実施例でも説明するが、カメ
ラ側シャッター幕開放時間と、ストロボ側消灯時間と
は、正確に同期しているまでの必要はない。あくまで、
スポット照射光が写り込まなければ良いので、その範囲
で、回路設計上の便宜的な工夫は許容される。
【0024】請求項1記載の第1発明は、このようにし
て開発された。図3は、本件のレーザダイオードのター
ゲットライト付き水中撮影用ストロボの外観構成を示
す。(図3参照) ストロボ本体SSの正面には、ストロボ発光管SLと、
レーザダイオードのターゲットライトTLが設けられて
いる。
【0025】側面には、電源スイッチSW1や、モード
選択スイッチSW2、表示部SRなどが設けられてい
る。図示されないストロボ本体の背面には、乾電池バッ
テリーの収納口が設けられている。
【0026】また、本体下部には、アーム取り付け部
や、信号ケーブル接続部SCが設けられている。信号ケ
ーブル接続部SCは、基本的には、カメラ側と電気信号
応答するための電気信号ケーブルEWとの接続口として
構成されるが、後述の第5発明では、光信号ケーブルP
Wとの接続口として構成される。
【0027】電気信号ケーブルEWとの接続口として構
成される前者の場合には、電気接点部位に決して水が侵
入しないように、防水キャップのネジ込み固定で強く封
止する、防水シールゴムを噛ませる等の防水構造が必須
であり、使用時には、それら防水部材の点検も欠かせな
い。
【0028】一方、後述、請求項5記載の第5発明のよ
うに、光信号ケーブルPWとの接続口として構成すると
きには、単に、ストロボの受光素子表面に、光ファイバ
ー末端が圧接・固定できれば良く、水の侵入は怖くない
ので、それら防水機構や、防水部材は全く不要であり、
コンパクト化や、低コスト化のメリットもある。
【0029】また、請求項2記載の第2発明に関連し
て、特に、光の集束性の高いレーザダイオードを使用す
ると、被写体の魚類を照射するような距離のある場面で
も、そのスポット光が、殆ど広がらず魚類に対して十分
に小さくなるように、ターゲットライトを構成する事が
出来る。このようなタイプでは、上記の3、4の点、即
ち、被写体の魚類に悟られにくい点で、特に優れた性能
を発揮することを見出した。(図3−2参照) 通常の講義用ポインタや、ガン照準器用ポインタのレー
ザダイオードでは、照射場面でのスポット光は、明るい
ところでも大勢の人にとって発見しやすい様にある程度
の大きさ(10mm前後)になるが、この発明の場合に
は、水中の薄暗いところで使用され、ダイバー撮影者の
みにわかれば良いし、被写体の魚類には悟られない方が
良いので、照射場面でのスポット光の大きさは、数mm
前後迄に抑えてある。
【0030】魚類の眼は、水中での現場観察からわかる
ように半球状に突出しており、片目で180°方向をカ
バーするほどに視野が超広角であり、一方、レーザダイ
オードの照射スポット光は、針の穴のように狭いエリア
の輝点なので、悟られにくいと思われる。続く実験で、
意図的に、魚の眼に照射しつつ、レーザダイオードを細
かく激しく振り動かして、実質的に、広いエリアを照射
して、刺激すると、魚に悟られたこと、レーザダイオー
ドの色を変えての実験でも同様の結果であったこと等か
ら、照射スポットのエリアの大小が重要であることが明
らかである。
【0031】請求項3記載の第3発明は、レーザダイオ
ードの照射光が、水中で拡散しにくく、遠方の被写体の
近くでも強いスポット光なので、水中マスク越しのダイ
バー撮影者にとって、確認しやすいという上述の5番目
の特長点を活用したものである。(図4参照) 従来技術の欄で説明したように、図4の如く、ダイバー
撮影者は、水中マスク越しに、水中カメラのファインダ
ーを覗きながら、シャッターチャンスを待ちかまえてい
るので、ファインダーを覗き続けた姿勢のままで、水中
撮影用ストロボの状態を把握できることが望ましい。即
ち、撮影姿勢を崩して、水中撮影システム全体を持ち替
えて、水中撮影用ストロボの側面にあるチャージ完了表
示LED、TTL撮影動作確認LED等を見る作業を合
理的に省略したい。
【0032】そこで、ファインダー越しの被写体像のな
かに、スポット着色光(レーザダイオードの種類によ
り、赤、ライトグリーン、オレンジ等がある)として視
認しやすいレーザダイオードの照射光を、ストロボから
ダイバー撮影者への報知信号として活用する事とした。
【0033】水中撮影用ストロボの中に、単に、レーザ
ダイオードをターゲットライトとして組み込むだけでな
く、同時に、次のようなメカニズムを組み込んでおく訳
である。
【0034】ストロボのチャージ完了とほぼ同時に、レ
ーザダイオードのターゲットライトが点灯する機構、或
いは、ダイバー撮影者がカメラのシャッターを半押しに
して、撮影態勢に入ると、そのシャッターボタン半押し
の信号を信号ケーブル経由でストロボ側が受信して、そ
の信号に呼応して、ストロボ内のレーザダイオードのタ
ーゲットライトが点灯する機構、或いは、水中撮影シス
テム内のタイマー、例えば、ストロボ内や、防水カメラ
ハウジング等のカメラ側に仕込まれたタイマーに連動し
て点灯する機構などを組み込んでおく。
【0035】水中撮影の現場に着いて、ストロボの電源
をオンにしたら、あとは、上記の設定条件になると、レ
ーザダイオードのターゲットライトが半ば自動的に点灯
するので、ダイバー撮影者は、カメラのファインダー内
にスポット着色光が見出せる。
【0036】従って、ダイバー撮影者は、従来のように
撮影姿勢を崩すことなく、ファインダーを覗き続けて、
ストロボの状態が把握でき、撮影に専念できる。なお、
本件の発明でいうタイマーは、計時機構のいわゆるタイ
マーのみならず、ワンショットマルチバイブレータ回路
(=単安定マルチバイブレータ)(ゲートスイッチにト
リガー信号が入ると、数秒〜数十秒間、オン状態が持続
する回路)などのタイマー的機能をもつ種々の回路ユニ
ットであっても良い。
【0037】請求項4に記載の第4発明は、上述のよう
なレーザダイオードのターゲットライトの点灯機構に、
さらに、省エネルギーモードを設定している。水中撮影
の現場は、概して、水温が低く、電気回路や発光部の発
熱もすぐに水に奪われて、乾電池バッテリーも低温下の
ため、所期の能力が発揮できず、すぐにパワーが無くな
りやすい。
【0038】従って、本来のストロボ発光以外の目的で
は、できるだけバッテリーのパワーを使わないで、消耗
を避けることが望まれる。このための工夫である。即
ち、水中撮影用ストロボのチャージが完了し、かつ、カ
メラ側のシャッターボタン半押しの信号があるときに点
灯する機構、或いは、水中撮影用ストロボのチャージが
完了し、かつ、タイマーの信号があるときに点灯する機
構をストロボに組み込んだものである。
【0039】これらの点灯設定条件は、通常の地上用の
撮影システムと比べて、さほど違和感がないので、ダイ
バー撮影者も、一度その設定条件を確認すれば、すぐに
慣れて、撮影に専念でき、よりよい写真が撮影できるよ
うになる。
【0040】請求項5に記載の第5発明は、光信号接続
方式に対応したストロボ、即ち、光ファイバー信号ケー
ブル接続部を備え、カメラ側との信号応答を光ファイバ
ー信号ケーブル経由で行うことのできる、レーザダイオ
ードのターゲットライト付き水中撮影用ストロボであ
る。
【0041】水中撮影機材間の信号接続を光信号で行う
方式は、我々が会社設立以来ずっと注力している研究開
発テーマであり、すでに、種々の光信号接続方式の防水
カメラハウジングやストロボを開発して上市してきてお
り、徐々に、その優れたメリットが理解されはじめてい
る。
【0042】光信号接続方式の最大のメリットは、接続
部位からの水の侵入によるダメージが全く無いというこ
とである。光信号接続方式では、それぞれの接続部位
は、発光素子の発光面ないし受光素子の受光面だけを外
部に露出して完全密封できるので、接続部位を経由し
て、撮影機材のストロボ内部に水が侵入することは絶対
に無い。しかも、発光面や、受光面は、透明樹脂製か、
ガラス製なので、万が一そこに海水がかかっても、電気
接点の場合の腐食などのトラブルは生じない。
【0043】光信号接続方式のメリットは、他にも、光
信号多重化で、機器間の信号応答を高度化しやすいこ
と、光信号ケーブル等の関連資材が軽量でコンパクトな
ので、撮影機材のストロボも軽量化や、小型化が図れ
て、より使いやすい製品にできること等さまざまであ
る。
【0044】請求項6記載の発明は、レーザダイオード
のターゲットライトを、光学レンズ系で強く集束させた
発光ダイオードのターゲットライトに置換した、ダイオ
ード式ターゲットライトを備えた水中撮影用ストロボに
関する。
【0045】光学レンズ系で強く集束させた発光ダイオ
ードのターゲットライトであれば、光の到達距離等の点
で、レーザダイオードに劣るものの、光色の選択肢が増
える等のメリットがあるので、複数の水中ストロボを同
時に使用する水中撮影のときには、それぞれのストロボ
の付設ターゲットライトの色を変えておくことにより、
すべてのストロボの照射方向等を、同時に、直感的に、
確実に把握できる等、便利な点がある。
【0046】
【実施例】請求項1に記載の第1発明、請求項2に記載
の第2発明や、本件の水中撮影用ストロボの外観構成に
ついては、図3−1、図3−2、図4などとともに、既
に上記欄で詳述したので、ここでは、回路設計図を中心
に実施例を示して、発明のより具体的な内容を明らかに
していく。なお、これらの回路設計図は、動作原理の説
明の便宜のために一部簡略化されている。また、実施に
当たっての回路構成は、これらに限定されるものではな
い。
【0047】図5は、第3発明のストロボチャージ完了
でレーザダイオードのターゲットライトが点灯する水中
撮影用ストロボの回路構成例である。(図5参照)第5
図の回路構成例では、ネオン管等電圧検出部Vにて、チ
ャージ完了を検出すると、レーザダイオードのターゲッ
トライトLTが点灯する。同時に、ストロボ本体側面の
レディ表示LEDも点灯する。
【0048】そして、シャッターボタン全押しで撮影開
始、即ち、シャッター幕開放になると、カメラ側から、
X接点クローズ信号が出て、ストロボ側の端子X1、X
2間に伝わり、ストロボ放電管Dは強力な発光を開始す
る。
【0049】端子X1、X2間クローズに伴い、トラン
ジスタTR1のベース、エミッタ間はショートするの
で、ストロボ発光とほぼ同時にLTは消灯する。ストロ
ボ発光が終了し、撮影が終了し、シャッター幕が閉じた
ら、カメラ側からのX接点クローズ信号は止まるので、
ストロボ側の端子X1、X2間はオープンになり、レー
ザダイオードのターゲットライトLTは、再び、点灯す
る。
【0050】なお、レーザダイオードのターゲットライ
トLTに隣接するモニター回路Mとは、レーザダイオー
ドの発光状況をモニタリング(監視)して、変動があれ
ば、それを打ち消す方向に補正をかける回路であり、こ
れらの補償回路によって、温度変化等の環境変動があっ
ても、レーザダイオードのターゲットライトLTは、安
定に動作する。
【0051】また、実際のストロボ撮影では、TTL撮
影の場合が多いので、この発明のストロボもTTL撮影
対応機構を備えているが、説明の便宜上、省略してい
る。また、カメラ側から出力されストロボ側の端子X
1、X2間に伝達されるX接点クローズ信号は、カメラ
自体からのX接点クローズ信号でも良いが、防水カメラ
ハウジング等に設けられたX接点連動部位(例えば、防
水シャッターボタンの変位する機構部や、SCR半導体
スイッチなど)からの擬似X接点クローズ信号であって
も良い。これらのなお書き事項は、本件の発明で共通な
ので、以下の実施例の説明では重複説明を避けている。
【0052】図6は、第3発明に係る、ストロボ内のタ
イマー連動でレーザダイオードのターゲットライトが点
灯する水中撮影用ストロボの回路構成例である。(図6
参照) 図6の回路構成例では、チャージ完了とは無関係に、ス
トロボ内のタイマー機構で、レーザダイオードのターゲ
ットライトLTが点灯する。
【0053】ストロボ内のタイマー機構Tを ストロボ
側面の操作スイッチSW(リセットスイッチかゲートス
イッチ)でオンにすれば、数秒〜数十秒の間、レーザダ
イオードのターゲットライトLTが点灯する。
【0054】そして、シャッターボタン全押しで撮影開
始、即ち、シャッター幕開放になると、カメラ側から、
X接点クローズ信号が出て、ストロボ側の端子X1、X
2間に伝わり、ストロボ放電管Dは強力な発光を開始す
る。
【0055】端子X1、X2間クローズに伴い、トラン
ジスタTR1のベース、エミッタ間はショートするの
で、ストロボ発光とほぼ同時にLTは消灯する。ストロ
ボ発光が終了し、撮影が終了し、シャッター幕が閉じた
ら、カメラ側からのX接点クローズ信号は止まるので、
ストロボ側の端子X1、X2間はオープンになり、レー
ザダイオードのターゲットライトLTは、再び、点灯
し、タイマー信号がオンの間点灯し続ける。
【0056】図7は、第3発明に係る、カメラ側のタイ
マー連動でレーザダイオードのターゲットライトが点灯
する水中撮影用ストロボの回路構成例である。(図7参
照)図7の回路構成例でも、チャージ完了とは無関係
に、カメラ側のタイマー機構で、レーザダイオードのタ
ーゲットライトLTが点灯する。
【0057】ストロボ内のタイマー機構Tを ストロボ
側面の操作スイッチSW(リセットスイッチかゲートス
イッチ)でオンにすれば、数秒〜数十秒の間、レーザダ
イオードのターゲットライトLTが点灯する。
【0058】そして、シャッターボタン全押しで撮影開
始、即ち、シャッター幕開放になると、カメラ側から、
X接点クローズ信号が出て、ストロボ側の端子X1、X
2間に伝わり、ストロボ放電管Dは強力な発光を開始す
る。
【0059】端子X1、X2間クローズに伴い、トラン
ジスタTR1のベース、エミッタ間はショートするの
で、ストロボ発光とほぼ同時にLTは消灯する。ストロ
ボ発光が終了し、撮影が終了し、シャッター幕が閉じた
ら、カメラ側からのX接点クローズ信号は止まるので、
ストロボ側の端子X1、X2間はオープンになり、レー
ザダイオードのターゲットライトLTは、再び、点灯
し、タイマー信号がオンの間点灯し続ける。
【0060】図8は、やはり第3発明に係り、チャージ
完了、及び、タイマー連動でレーザダイオードのターゲ
ットライトが点灯する水中撮影用ストロボの回路構成例
である。(図8参照) 図8の回路構成例では、基本的には図5の回路構成例と
同様にチャージ完了を契機に、レーザダイオードのター
ゲットライトLTが点灯する仕組みであるが、ダイバー
撮影者が、撮影時のターゲットライトLTの消灯を視認
しやすいように、タイマー機構で、ターゲットライトL
Tの消灯時間をやや長くしている。
【0061】例えば、実際の撮影時間が1/60秒の場
合、即ち、シャッター幕開放でX接点クローズ信号が出
ている時間が1/60秒の場合、第5図の実施例に示す
基本形では、レーザダイオードのターゲットライトLT
の消灯時間もほぼ1/60秒であるが、この図8の回路
構成例では、タイマー回路TW(もちろん、ワンショッ
トマルチ回路でも良い)の働きで、点灯復帰が少し遅く
なり、ターゲットライトLTの消灯時間は1/2秒であ
る。(さらに長く設定しても良い。) こうすれば、ダイバー撮影者は、撮影時のターゲットラ
イトLTの消灯を視認できて、水中撮影システムの撮影
動作の確認ができるメリットもある。
【0062】このように、ターゲットライトLTの消灯
タイミング、消灯時間等は、基本的に、写り込みが防止
できる範囲で、適宜、工夫できるので、回路設計上の都
合などから、ターゲットライトLTの消灯開始タイミン
グが、カメラシャッター幕開放タイミングよりも、数ミ
リ秒遅れても問題は無い。
【0063】図9は、第4発明の省エネルギーモードを
備えたレーザダイオードのターゲットライト付き水中撮
影用ストロボの回路構成例である。(図9参照) 図9の回路構成例では、ストロボのチャージが完了し、
かつ、カメラ側のシャッターボタン半押しの信号がある
ときに点灯する省エネルギーモードの点灯機構を中心に
説明する。
【0064】ネオン管等電圧検出部Vにて、チャージ完
了を検出したのちに、シャッターボタン半押し信号(或
いは、カメラ側ないしストロボ内部ユニットからのタイ
マー信号)が端子Sに入っている間は、ストロボ本体側
面のレディ表示LED、及び、レーザダイオードのター
ゲットライトLTは、点灯している。
【0065】そして、シャッターボタン全押しで撮影開
始、即ち、シャッター幕開放になると、カメラ側から、
X接点クローズ信号が出て、ストロボ側の端子X1、X
2間に伝わり、ストロボ放電管Dは強力な発光を開始す
る。
【0066】端子X1、X2間クローズに伴い、トラン
ジスタTR3のベース、エミッタ間はショートするの
で、ストロボ発光とほぼ同時にLTは消灯する。ストロ
ボ発光が終了し、撮影が終了し、シャッター幕が閉じた
ら、カメラ側からのX接点クローズ信号は止まるので、
ストロボ側の端子X1、X2間はオープンになり、レー
ザダイオードのターゲットライトLTは、再び、点灯す
る。
【0067】図10も、第4発明の省エネルギーモード
に係り、防水カメラハウジング連動の省エネルギーモー
ドを備えたレーザダイオードのターゲットライト付き水
中撮影用ストロボの回路構成例である。(図10参照) 図10の回路構成例は、本件発明のストロボと、防水カ
メラハウジングとの接続・連携をわかりやすく示すもの
であり、放電管の光量制御回路については、直接関係な
いので省略してある。この実施例の特徴は、図10の右
側に示すように制御回路の一部が防水カメラハウジング
CH内に収まっていて、カメラのシャッター幕が開き、
カメラのX接点がオンすると、それを受けて、防水カメ
ラハウジングCHのターゲットライト制御回路TLCか
ら、ターゲットライトTL消灯の信号が出力されて、ス
トロボ側に伝達される。
【0068】この信号をストロボ(図10左側)が受け
て、レーザダイオードのターゲットライトLTの発光が
停止する仕組みである。ターゲットライト制御回路TL
Cは、カメラCの動作システム信号や、X接点開閉信
号、タイマー等を組み合わせて、ターゲットライトLT
を制御する信号を出力する。この場合も、ターゲットラ
イトLTの消灯タイミング、消灯時間などは、写り込み
が防止できる範囲で、適宜工夫でき、制御回路の動作動
作手順などから、ターゲットライトLTの消灯開始タイ
ミングが、カメラシャッター幕開放タイミングよりも、
数ミリ秒遅れたりして、完全同調でなくても問題は無
い。
【0069】また、ターゲットライトLTの消灯時間
を、シャッター幕開放時間より短くしても良い場合もあ
る。例えば、シャッター幕開放時間が10ミリ秒で、タ
ーゲットライトTLの消灯時間が8ミリ秒であっても、
消灯時期のタイミングが大体合致していれば、写り込み
の問題は生じない。
【0070】ターゲットライトLTの消灯タイミング、
消灯時間等は、基本的に、写り込みが防止できる範囲
で、適宜、工夫できることは、前に述べたとおりであ
り、例えば、内蔵カメラが、C社の一眼レフの場合に
は、X接点クローズの発光開始信号が出る直前、約20
ミリ秒前に、カメラの動作制御信号が一旦消えるので、
この信号をもとに、ターゲットライトLTを消灯する様
にターゲットライト制御回路TLCを組み立てておけ
ば、ストロボが光る一瞬前からターゲットライトLTを
消灯する事が出来る。
【0071】図11は、請求項5記載の第5発明に係
り、光ファイバー信号ケーブル接続部と、レーザダイオ
ードのターゲットライトを備えた水中撮影用ストロボの
構成例である。(図11参照) このストロボは、さらに、光ファイバー信号ケーブル接
続部を備えており、カメラ側との信号応答を光ファイバ
ー信号ケーブル経由で行うことができる。
【0072】防水カメラハウジングCHからストロボS
までの信号接続を光ファイバーで行う方式を カメラ側
ブロック図とともに示している。カメラ側の防水カメラ
ハウジングには、外部に発光面を露出した発光ダイオー
ドLLDがあり、内部で信号処理されてきた電気信号を
光信号に変換して、接続する光ファイバー信号ケーブル
PWに、伝達する。
【0073】ストロボSは、光ファイバー信号ケーブル
接続部SCの受光センサーで、光信号を受信して、これ
を電気信号に復調して、レーザダイオードのターゲット
ライトや、ストロボ発光等を制御する。
【0074】この回路構成例では、カメラC側(防水カ
メラハウジングCHのターゲットライト制御回路TL
C)から、ターゲットライト制御信号が伝達されてき
て、ストロボのターゲットライトTLの動作が動作する
が、さらに、カメラ側のX接点由来の発光開始信号も伝
達されて、それを契機に、ターゲットライトTLの制御
系回路をオフにして、ターゲットライトTLの消灯動作
を確実にする等、諸動作の確実性を高める様に工夫して
いる。
【0075】なお、光ファイバー信号ケーブル接続部を
備えたレーザダイオードのターゲットライト付き水中撮
影用ストロボの特長点等については、第3図とともに前
に述べたとおり、 電気信号ケーブルEWとの接続口で
生ずる水侵入のトラブルが回避できるし、水中撮影シス
テム全体の機能性向上、信頼性向上などが実現できる
し、 接続部の防水機構や、防水部材は全く不要で、コ
ンパクト化や、低コスト化が図れる等である。
【0076】
【発明の効果】この発明のレーザダイオードのターゲッ
トライトを備えた水中撮影用ストロボは、水中撮影での
光軸の設定・確認に関連する従来モデルの欠点、問題
点、課題をすべて解決できるものである。
【0077】水中撮影者は、ストロボ装置内に組み込ま
れたレーザダイオードのターゲットライトの諸動作機構
のおかげで、防水カメラハウジングCHの防水ファイン
ダーを覗き続けたまま、種々の撮影状況が把握できるの
で、右手でカメラ部(防水カメラハウジングの中央部
分)をグリップしつつ防水カメラスイッチを操作し、左
手で防水レンズ部分を支えつつレンズ操作や、撮影動作
を行うことにより、一眼レフカメラと同じ操作で撮影が
でき、撮影内容に意識を集中できる。
【0078】この水中撮影用ストロボを使用すれば、地
上でのストロボ内蔵一眼レフカメラでの撮影と同様に、
ファインダーでの情報確認だけで、ほほすべての撮影状
況が把握でき、操作性や機器保持取扱い性も優れている
ので、初心者も構図設定、ピント合わせ、目標合わせな
どが暗い水面下でも的確にでき、単純な撮影ミスが軽減
され、撮影内容の質的向上もはかれる。
【0079】また、ターゲットライトを集約して一体化
しているため、高機能にもかかわらず、全体フォルムが
小さくコンパクトで軽量なので取り回しも楽であり、防
水構造やメカ部分も簡略化でき、水中撮影システム全体
の信頼性の向上、コスト低減もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、フレキシブルアームMを介して、水中
カメラCから距離をおいて取り付けられる水中ストロボ
Sの具体例を示す。(水中撮影システムの具体的な構成
例でもある。)
【図2】図2は、水中ストロボSの発光軸を、レンズ系
光軸に対してずらし、水中浮遊物の反射・写り込みを避
ける具体例を示す。
【図3】図3は、本件のレーザダイオードのターゲット
ライト付き水中撮影用ストロボの外観構成を示す。図3
下部は、 レーザダイオードのターゲットライトの構成
を示す。
【図4】図4は、ダイバー撮影者が、水中マスク越し
に、水中カメラのファインダーを覗きながら、シャッタ
ーチャンスを待ちかまえる、水中撮影の様子を示す。
【図5】図5は、第3発明のストロボチャージ完了でレ
ーザダイオードのターゲットライトが点灯する水中撮影
用ストロボの回路構成例である。
【図6】図6は、第3発明に係る、ストロボ内のタイマ
ー連動でレーザダイオードのターゲットライトが点灯す
る水中撮影用ストロボの回路構成例である。
【図7】図7は、第3発明に係る、カメラ側のタイマー
連動でレーザダイオードのターゲットライトが点灯する
水中撮影用ストロボの回路構成例である。
【図8】図8は、やはり第3発明に係り、チャージ完
了、及び、タイマー連動でレーザダイオードのターゲッ
トライトが点灯する水中撮影用ストロボの回路構成例で
ある。
【図9】図9は、第4発明の省エネルギーモードを備え
たレーザダイオードのターゲットライト付き水中撮影用
ストロボの回路構成例である。
【図10】図10は、第4発明の省エネルギーモードに
係り、防水カメラハウジング連動の省エネルギーモード
を備えたレーザダイオードのターゲットライト付き水中
撮影用ストロボの回路構成例である。
【図11】図11は、請求項5記載の第5発明に係り、
光ファイバー信号ケーブル接続部と、レーザダイオード
のターゲットライトを備えた水中撮影用ストロボの構成
例である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ側のシャッター幕開放のタイミン
    グにほぼ同期して、自動的に消灯する機構をもつレーザ
    ダイオード製のターゲットライトを備えた水中撮影用ス
    トロボ。
  2. 【請求項2】 レーザダイオード製のターゲットライト
    の集束性が高く、被写体の魚類を照射する場面でも、そ
    のスポット光が魚類に対して小さい、請求項1記載のレ
    ーザダイオード製ターゲットライトを備えた水中撮影用
    ストロボ。
  3. 【請求項3】 水中撮影用ストロボのチャージ完了とほ
    ぼ同時に点灯する機構、及び/又は、カメラ側のシャッ
    ターボタン半押しの信号により点灯する機構、及び/又
    は、タイマーに連動して点灯する機構をもつ、請求項1
    ないし請求項2記載のレーザダイオードのターゲットラ
    イトを備えた水中撮影用ストロボ。
  4. 【請求項4】 水中撮影用ストロボのチャージが完了
    し、かつ、カメラ側のシャッターボタン半押しの信号が
    あるときに点灯する省エネルギーモードの点灯機構、及
    び/又は、水中撮影用ストロボのチャージが完了し、か
    つ、タイマーの信号があるときに点灯する省エネルギー
    モードの点灯機構をもつ、請求項1、請求項2ないし請
    求項3に記載のレーザダイオードのターゲットライトを
    備えた水中撮影用ストロボ。
  5. 【請求項5】 光ファイバー信号ケーブル接続部を備
    え、カメラ側との信号応答を光ファイバー信号ケーブル
    経由で行うことのできる、請求項1、請求項2、請求項
    3ないし請求項4に記載のレーザダイオードのターゲッ
    トライトを備えた水中撮影用ストロボ。
  6. 【請求項6】 レーザダイオードのターゲットライト
    を、光学レンズ系で強く集束させた発光ダイオードのタ
    ーゲットライトに置換した、請求項1、請求項2、請求
    項3、請求項4ないし請求項5に記載のダイオード式タ
    ーゲットライトを備えた水中撮影用ストロボ。
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