JP2001228011A - 体重計 - Google Patents

体重計

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JP2001228011A
JP2001228011A JP2000034681A JP2000034681A JP2001228011A JP 2001228011 A JP2001228011 A JP 2001228011A JP 2000034681 A JP2000034681 A JP 2000034681A JP 2000034681 A JP2000034681 A JP 2000034681A JP 2001228011 A JP2001228011 A JP 2001228011A
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load
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load sensor
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JP2000034681A
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Yoichi Kuroki
洋一 黒木
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の体重計は、ノイズ等の影響によって体
重の測定が正確にはできないという課題を有している。 【解決手段】 交流電源の1周期の間測定を継続し、こ
の測定値の平均値から体重を演算するようにして、電源
ノイズによる影響を低減した正確な測定ができる体重計
としているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に使用される
体重計や、便座に取り付けられて使用される体重計に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタル式の体重計は、一般的に
は、荷重センサの出力を増幅回路で増幅し、この信号を
体重演算回路で受けて、体重演算回路が演算した体重を
表示部で表示する構成としている。
【0003】このとき、ノーメンテナンス化を図った
り、暖房洗浄便座等の商品に組み込んで使用する構成と
したときには、装置の電源には乾電池ではなく家庭の商
用交流電源を使用するものである。前記暖房洗浄便座
は、洗浄水の供給や脱臭装置を駆動するために商用交流
電源を使用しているものである。このような商用交流電
源を電源として使用する構成のものは、ノイズ等の影響
によって体重の測定が正確にできないという問題を有し
ているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、従来
の体重計は、ノイズ等の影響によって体重の測定が正確
にはできないという課題を有している。
【0005】すなわち、便座に内蔵している体重計の場
合は、荷重センサの微少な出力電圧を数百倍から数千倍
に増幅して、この電圧を測定して体重を演算しているも
のである。このため、荷重センサの微少な信号電圧に、
電源ハムあるいはノイズが重畳されると、測定誤差が大
きくなるものである。特に、電源に交流であるAC10
0Vを使用していると、交流成分がDC電源に重畳さ
れ、その影響を受けやすくなっている。また近くに、交
流電源を使用している電源があると、誘導、空中伝搬等
により、ノイズとして重畳されるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、交流電源の1
周期の間測定を継続し、この測定値の平均値から体重を
演算するようにして、電源ノイズによる影響を低減した
正確な測定ができる体重計としているものである。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、交流
電源の1周期の間測定を継続し、この測定値の平均値か
ら体重を演算するようにして、電源ノイズによる影響を
低減した正確な測定ができる体重計としているものであ
る。
【0008】請求項2に記載した発明は、体重演算手段
が電源周期の整数倍の時間だけ測定を継続し、この測定
値の平均値から体重を演算するようにして、電源ノイズ
による影響を低減した正確な測定ができる体重計として
いる。
【0009】請求項3に記載した発明は、交流電源の0
Vに同期したZVPに同期して体重の測定を開始し、Z
VPの間隔の整数倍の時間だけ測定を継続し、この測定
値の平均値から体重を演算するようにして、電源ノイズ
による影響を低減した正確な測定ができる体重計として
いる。
【0010】請求項4に記載した発明は、無負荷以外の
2点以上の荷重を使って求めた荷重センサの出力電圧と
荷重との関係である電圧−荷重変換係数kによって体重
を演算する構成として、精度の高い電圧−荷重変換係数
kを求めることができ、測定誤差の少ない体重計として
いる。
【0011】請求項5に記載した発明は、ゴム弾性体ま
たはスプリングを脚部に配置した構成として、脚浮きを
なくし精度の高い測定ができる体重計としている。
【0012】請求項6に記載した発明は、脚部の高さを
調整する調整手段を有する構成として、脚浮きをなくし
精度の高い測定ができる体重計としている。
【0013】請求項7に記載した発明は、荷重センサの
測定値の変化によって脚部の高さの調整が完了したかど
うかを判定する構成として、精度の高いオフセット電圧
が測定でき、測定誤差の少ない体重計としている。
【0014】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例につ
いて説明する。図1(a)は本実施例の構成を示す平面
図であり、図1(b)は本実施例の構成を示す側面図で
ある。
【0015】体重計本体1は、内部に例えばストレイン
ゲージによって構成した複数の荷重センサ2の信号を受
ける回路部5を備えている。また、表面には使用者が載
る荷台3を有している。荷台3は、ステンレス等の金属
によって構成してあり、人間が載っても変形しない構造
となっている。また体重計本体1の底部には、前記荷重
センサ2と、荷重センサ2の底面を覆って床面に接する
ように配置した脚4を有している。
【0016】荷重センサ2は、前記しているようにスト
レインゲージを用いている。ストレインゲージは、荷重
を受けると受けた荷重に応じた信号を発生する。図2
は、前記荷重センサ2の出力特性を示す特性図である。
すなわち、荷重センサ2の信号は、加えられた荷重に対
して直線的に変化するものである。すなわち、荷重セン
サ2の出力電圧は、荷重センサ2に印加された荷重に対
して一次関数の関係で変化するものである。荷重センサ
2の出力は、非常に小さく、数10kgの荷重を印加し
た時でも数mV程度である。このため本実施例では、回
路部5に増幅回路を設けてこの信号を約1000倍程度
増幅し、数Vの電圧信号として取り扱っている。
【0017】前記回路部5は、図3に示すような構成と
している。図3は、回路部5の構成を示すブロック図で
ある。回路部5は、荷重センサ2の出力を増幅する増幅
手段6と、増幅手段6の出力から体重を演算する体重演
算手段7と、体重演算手段7が演算した体重を表示する
表示部8を備えている。
【0018】以下、本実施例の動作について説明する。
測定者が体重計本体1の荷台3上に乗ると、脚4はこの
測定者の荷重を受ける。同時に脚4の上に配置している
荷重センサ2は脚4から上向きの荷重を受ける。つま
り、測定者の体重に相当する上向きの荷重を受けるもの
である。本実施例では荷重センサ2は、体重計本体1を
支持している4本の脚4の上部にそれぞれ配置してい
る。つまり4本使用している。増幅手段6は、前記4本
の荷重センサ2からの信号を受けて、これらの信号を増
幅する。このとき、本実施例では体重計としての精度を
最大荷重100kgの0.2%である±200gとして
いる。また増幅手段6の増幅率は約1000倍に設定し
ている。増幅された信号は、体重演算手段7に入力され
る。体重演算手段7は、A/Dコンバータ9、マイクロ
コンピュータ10、零点調整時のオフセット電圧値、電
圧−荷重変換係数などを記憶するメモリ11、電源の周
期と同じ長さの周期信号を発生する電源周期発生手段1
2から構成している。前記電源周期発生手段12は、電
源の1周期に相当する信号を発生するもので、必ずしも
電源のゼロボルトパルスに同期している必要はない。
【0019】前記増幅された信号は、A/Dコンバータ
9でデジタル信号に変換され、マイクロコンピュータ1
0に入力される。マイクロコンピュータ10は、この信
号から(数1)に基づいて体重を演算する。
【0020】
【数1】
【0021】なお(数1)は荷重センサ2が1個の場合
であり、本実施例の荷重センサ2を4個使用している場
合は、(数2)に示す演算式を使用して体重を演算す
る。
【0022】
【数2】
【0023】(数1)あるいは(数2)に示しているk
は電圧−荷重変換係数であり、4個の荷重センサ2のそ
れぞれの特性を示している。本実施例では予め4個の荷
重センサ2のそれぞれについて、値がわかっている荷重
を印加したときに発生する電圧の大きさを測定して、こ
のkを測定してメモリ11に記憶している。また、Cb
はオフセット電圧と称されているものであり、無負荷状
態の時に荷重センサ2が出力する電圧の大きさであり、
同様に本実施例では予めこの値を測定してメモリ11に
記憶している。
【0024】このとき本実施例ではマイクロコンピュー
タ10は、電源オンの状態では、無負荷状態で常時零点
の調整を行っている。すなわち、前記(数1)あるいは
(数2)に示しているオフセット電圧値Cbの更新を行
っている。
【0025】またVは荷台3の上に人体が乗ったときに
荷重センサ2が出力している電圧信号の大きさである。
本実施例では、マイクロコンピュータ10は、約1ms
毎にこの電圧信号の大きさ、すなわち荷重値をモニタし
ている。すなわち、電源周期発生手段12が発生する出
力パルスで測定を開始し、この測定を電源周期発生手段
12が発生する電源周期と同じ時間に発生する出力パル
ス信号を受けるまで連続して測定を実行する。つまり、
電源の周期が50Hzの時には20msに、電源周期が
60Hzの時には16.67msに達したときに測定を
停止するものである。従って電源周期が50Hzのとき
には体重測定を20回連続して行い、電源周期が60H
zのときには体重測定を16回連続して行うものであ
る。またこの毎回の測定結果をメモリ11に保存し、測
定終了時にメモリ11に保存した全データを使用して平
均値を演算する。この平均値を体重として表示手段8に
表示するものである。
【0026】以上のように本実施例によれば、電源の1
周期に相当する時間の間、荷重センサ2の出力を連続し
て測定し、この測定値の平均を計算する構成として、電
源から回路に入り込んだり、空中伝搬で載るノイズの影
響を低減でき、正確な測定ができる体重計を実現するも
のである。
【0027】(実施例2)次に本発明の第2の実施例に
ついて説明する。図4は本実施例の回路構成を示すブロ
ック図である。本実施例では、電源周期発生手段12が
有している基準クロックをカウントし、測定開始のタイ
ミングを通知するパルス信号と、前記パルス信号を発生
してから電源周期の整数倍に達したときに測定終了のタ
イミングを通知するパルス信号を出力するゲート13を
設けている。マイクロコンピュータ10は、前記ゲート
13から測定開始のタイミングを通知するパルス信号を
受けたときから体重の測定を開始し、この測定作業を実
施例1と同様に約1msecの時間間隔で測定終了のタ
イミングを示すパルス信号をゲート13から受けるまで
継続しているものである。このとき、個々の測定データ
は実施例1と同様にメモリ11に保存しており、測定を
終了した段階でメモリ11に保存している全ての測定デ
ータを平均して体重を演算して表示部8に表示してい
る。
【0028】なお本実施例では、ゲート13が出力する
測定終了を示すパルス信号を発生するタイミングは、マ
イクロコンピュータ10が設定するようにしている。す
なわち、電源周期の整数倍の設定は、マイクロコンピュ
ータ10が行うものである。
【0029】従って本実施例では、ゲート13の設定を
電源周期の5倍として設定したときには、電源周波数が
50Hzであるとした場合には、1ms毎に体重測定を
実行しているため、100回の計測を実行することにな
るものである。つまり100回の測定データの平均値を
体重としているものである。
【0030】以上のように本実施例によれば、電源周期
の整数倍の時間の間、荷重センサ2の出力を連続測定
し、その測定値の平均を計算して体重を演算して表示部
8に表示する構成としているため、電源から回路に入り
込んだり、空中伝搬で載るノイズの影響をうち消し、正
確な測定ができる体重計を実現できるものである。
【0031】(実施例3)続いて本発明の第3の実施例
について説明する。図5は本実施例の構成を説明するブ
ロック図である。本実施例では、ZVP発生手段14と
交流電源15を使用している。すなわち本実施例では、
体重演算手段7は、交流電源15の0Vに同期してZV
P信号を発生するZVP発生手段14が発生するZVP
信号に同期して体重の測定を開始し、ZVPの間隔の整
数倍の時間だけ測定を継続し、この測定値の平均値から
体重を演算するものである。
【0032】以下実施例の動作について説明する。使用
者が体重計1の荷台3に載り、測定開始を指示するとマ
イクロコンピュータ10は測定を開始する。すなわち本
体1内に収容している4つの荷重センサ2が検出し、出
力した使用者の体重に応じた信号は、増幅手段6から体
重演算手段7に伝達される。マイクロコンピュータ10
は、ZVP発生手段14が発生するZVP信号を受ける
と同時に、約1ms毎に連続して荷重センサ2が検出し
た信号を受ける。この信号の受信は、ゲート13が出力
する前記ZVP信号の間隔の整数倍の時間に相当する時
間に発生する信号を受けるまで行われる。こうして受け
たZVPの整数倍に相当する非常に多くの体重データ
は、実施例1あるいは実施例2で説明しているように、
メモリ11に記憶させ、測定が終了した段階で平均値を
演算するものである。この平均値を測定者の体重とし
て、表示部8に表示する。
【0033】以上のように本実施例によれば、測定開始
の信号をAC電源がから作り出したZVPに同期させ、
ZVPの偶数倍を基準に連続測定を終了する構成とする
ことによって、簡単な構成で、電源ハムのノイズの影響
を低減した正確な測定ができる体重計を実現するもので
ある。
【0034】(実施例4)次に本発明の第4の実施例に
ついて説明する。図6は本実施例の構成を説明するブロ
ック図である。本実施例では、係数測定モード切替SW
16と、荷重1SW17と、荷重2SW18を使用して
いる。係数測定モード切替SW16は、マイクロコンピ
ュータ10が電圧−荷重変換係数kを認識するための切
替スイッチである。また、荷重1SW17は、基準荷重
f1(kg)を電気的に接続するためのスイッチであ
る。荷重2SW18は、基準荷重f2(kg)を電気的
に接続するためのスイッチである。
【0035】以下実施例の動作について説明する。本実
施例は、前記各実施例で説明している体重計の測定精度
を維持するための構成に関するものである。使用者が、
係数測定モード切替SW16をオンに設定すると、前記
実施例で説明している電圧−荷重変換係数kを測定する
測定モードに入るものである。この状態で、荷重1SW
17をオンにすると、荷重センサ2には基準荷重f1
(kg)が接続される。マイクロコンピュータ10は、
この時の増幅手段6の出力電圧V1を測定する。続いて
荷重1SW17をオフにして、荷重2SW18をオンに
すると、荷重センサ2には基準荷重f2kgが接続され
る。マイクロコンピュータ10はこの時の増幅手段6の
出力電圧V2を測定する。
【0036】マイクロコンピュータ10は、これらの結
果から、電圧−荷重変換係数kを、k=(f2−f1)
/(V2−V1)として演算する。このようにして、4
つの荷重センサ2の電圧−荷重変換係数kを求めるもの
である。この係数を測定するときに使用する荷重f1,
f2は、予め、決めておく。
【0037】このとき、荷重1を0kgにすると、無負
荷のために、荷重センサ2自身の持つ固有振動、そり等
の影響がでて、測定値が不安定となる。このため本実施
例では、荷重1あるいは荷重2の設定を0以外の荷重に
設定しているものである。このため、本実施例によれ
ば、荷重センサ2自身が有している固有振動やそりによ
る影響を無視でき、正確な電圧−荷重変換係数kを測定
できるものである。またこの測定を行った後は、当然メ
モリ11に保存している電圧−荷重変換係数kの値をこ
の測定の結果に書き換えるものである。
【0038】以上のように本実施例によれば、電圧−荷
重変換係数kを測定する基準荷重を無負荷以外の2点の
基準荷重から求めることで、より精度の高い係数を、決
めることができ高精度の体重計とすることができる。電
圧−荷重変換係数kを決めるときの荷重は、体定格荷重
の約1割から2割である5kgか10kgを1点とし
て、もう1点は定格荷重とすることが好ましい。
【0039】(実施例5)次に本発明の第5の実施例に
ついて説明する。図7(a)は本実施例の構成を説明す
る平面図であり、図7(b)は同じく側面図である。本
実施例では体重計本体1を支持している脚4にゴム等の
軟質の材料、あるいはスプリング等で構成した弾性体1
9を取り付けている。本体1と脚4との間には荷重セン
サ2を取り付けている。
【0040】以下本実施例の動作について説明する。体
重計として正確に動作させるためには、4本の脚4が床
面に接し、さらに床面に垂直に荷重が印加され、この荷
重が、荷重センサ2に垂直に印加されなければならな
い。
【0041】このとき体重計を載置している床面に凸凹
があると、この凸凹によって、脚4が浮いたりするもの
である。脚4が浮くと、荷重が垂直に印加されず、従っ
て荷重センサ2には荷重が正しく印加されないことにな
る。本実施例ではこの凸凹を吸収するために、弾性体1
9を脚4に取り付けている。弾性体19はゴム等の軟質
の材料、あるいはスプリングによって構成している。こ
のため、体重計を設置している床面に凹凸が存在して
も、この凹凸を吸収することができ、荷重センサ2には
均等に荷重が印加されるものである。
【0042】従って本実施例によれば、床面の凸凹を吸
収でき、荷重センサ2に荷重が均等にかかって、精度の
高い測定ができる体重計を実現するものである。
【0043】なおこのとき、弾性体19として、硬度の
異なる複数のゴムを重ねて使用する構成としたときに
は、床面の凸凹や段差を一層効果的に吸収でき、より精
度の高い測定ができる体重計を実現できるものである。
【0044】(実施例6)次に本発明の第6の実施例に
ついて説明する。図8は本実施例の構成を説明する側面
図である。本実施例では、荷重センサ2を取り付けてい
る脚4の高さを調整する脚高さ調整手段20を備えてい
るものである。脚高さ調整手段20は、例えばねじによ
って構成している。
【0045】次に本実施例の動作について説明する。実
施例5でも説明しているように、荷重センサ2に取り付
けられた脚4が床面や便器から離れて浮いた状態になる
と、荷重を印加したときに荷重センサ2は不安定な状態
となるものである。つまり、荷重センサ2のそりや、荷
重センサ2自身の振動等によって出力電圧が不安定な状
態となるものである。またこの状態では、荷重センサ2
に印加される荷重が大きくなるほどこの不安定な状態は
大きくなるものである。本実施例では、脚高さ調整手段
20を使用して、4つの脚4のすべてが必ず床面や便器
に接するように調整することができるものである。この
ため、本実施例によれば、正確な体重測定ができる体重
計を実現できるものである。
【0046】(実施例7)次に本発明の第7の実施例に
ついて説明する。図9は本実施例の構成を説明するブロ
ック図である。本実施例では、マイクロコンピュータ1
0に、モード切替SW21と、無負荷SW22と、載置
SW23を備えている。モード切替SW21は、脚の高
さ調整するときにオンするスイッチで、無負荷SW22
は荷重センサ2が無負荷であることを知らせるスイッチ
であり、載置SW23は、体重計が床面におかれたこと
を知らせるスイッチである。
【0047】本実施例では、脚4のすべてに荷重が印加
されている事を判定するために、荷重センサ2に荷重が
印加されてない状態を測定し、設置した時の荷重センサ
2の出力電圧から荷重が印加された荷重センサ2と荷重
が印加されていない荷重センサ2を判定して、表示手段
8に荷重が印加されていない荷重センサ2を表示するよ
うにしているものである。
【0048】次に本実施例の動作について説明する。体
重計を設置するときに、モード切替SW21をオンにす
る。その後で、体重計1を持ち上げた状態、すなわち荷
重センサ2が床面等に接触していない状態で無負荷SW
22をオンにする。マイクロコンピュータ10は、この
時の各荷重センサ2の出力電圧を測定する。次に、床面
に設置した状態で載置SW23を押す。各荷重センサの
出力をマイクロコンピュータ10が測定する。こうして
測定した2つの状態を示す測定値をメモリ11に記憶し
ておいて、実際に荷重が印加された状態での荷重センサ
2の出力電圧から、荷重を計算し、無負荷の荷重センサ
2を表示手段8で表示する。表示された内容から、使用
者が無負荷状態の荷重センサ2の脚の高さを調整手段2
0で調整し、上記と同じ動作を繰り返し、すべての荷重
センサ2に荷重が印加されるように脚の高さを調整す
る。このようにして、すべてに荷重が印加されるように
する。
【0049】以上のように、本実施例によれば、簡単に
正確に脚の高さを調整でき、荷重センサ2のすべてに初
期荷重が印加されるものである。このため荷重センサ2
の無負荷時の不安定さが無くなり、0点調整の測定がよ
り正確となって、正確な体重測定ができる体重計を実現
できるものである。
【0050】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、荷重に応じ
た電気信号を発生する荷重センサと、前記荷重センサの
信号を用いて体重を演算し、演算した体重値を表示手段
に表示する体重演算手段とを備え、前記体重演算手段
は、交流電源の1周期間の間測定を継続した測定結果の
平均値から体重を演算する構成として、電源ノイズによ
る影響を低減した正確な測定ができる体重計を実現する
ものである。
【0051】請求項2に記載した発明は、体重演算手段
は、交流電源の1周期の整数倍の時間だけ測定を継続
し、この測定結果の平均値から体重を演算する構成とし
て、電源ノイズによる影響を低減した正確な測定ができ
る体重計を実現するものである。
【0052】請求項3に記載した発明は、体重演算手段
は、交流電源の0Vに同期したZVPに同期して体重の
測定を開始し、ZVPの間隔の整数倍の時間だけ測定を
継続し、この測定値の平均値から体重を演算する構成と
して、電源ノイズによる影響を低減した正確な測定がで
きる体重計を実現するものである。
【0053】請求項4に記載した発明は、体重演算手段
は、無負荷以外の2点以上の荷重を使って求めた荷重セ
ンサの出力電圧と荷重との関係である電圧−荷重変換係
数kによって体重を演算する構成として、精度の高い電
圧−荷重変換係数kを求めることができ、測定誤差の少
ない体重計を実現するものである。
【0054】請求項5に記載した発明は、ゴム弾性体ま
たはスプリングを脚部に配置した構成として、脚浮きを
なくし精度の高い測定ができる体重計を実現するもので
ある。
【0055】請求項6に記載した発明は、脚部の高さ調
整手段を有する構成として、脚浮きをなくし精度の高い
測定ができる体重計を実現するものである。
【0056】請求項7に記載した発明は、荷重センサの
測定値の変化によって脚部の高さの調整が完了したかど
うかを判定する構成として、精度の高い体重測定ができ
る体重計を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施例である体重計の構
成を示す平面図 (b)同、側面図
【図2】同、荷重センサの特性を示す特性図
【図3】同、電気接続を示すブロック図
【図4】本発明の第2の実施例である体重計の電気接続
を示すブロック図
【図5】本発明の第3の実施例である体重計の電気接続
を示すブロック図
【図6】本発明の第4の実施例である体重計の電気接続
を示すブロック図
【図7】(a)本発明の第5の実施例である体重計の構
成を示す平面図 (b)同、側面図
【図8】本発明の第6の実施例である体重計の構成を示
す側面図
【図9】本発明の第7の実施例である体重計の電気接続
を示すブロック図
【符号の説明】
1 体重計本体 2 荷重センサ 3 荷台 4 脚 5 回路部 6 増幅手段 7 体重演算手段 8 表示部 9 A/Dコンバータ 10 マイクロコンピュータ 11 メモリ 12 電源周期発生手段 13 ゲート 14 ZVP発生手段 15 交流電源 16 係数測定モード切替SW 17 荷重1SW 18 荷重2SW 19 弾性体 20 脚高さ調整手段 21 モード切替SW 22 無負荷SW 23 載置SW

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷重に応じた電気信号を発生する荷重セ
    ンサと、前記荷重センサの信号を用いて体重を演算し、
    演算した体重値を表示手段に表示する体重演算手段とを
    備え、前記体重演算手段は、交流電源の1周期間の間測
    定を継続した測定結果の平均値から体重を演算する体重
    計。
  2. 【請求項2】 体重演算手段は、交流電源の1周期の整
    数倍の時間だけ測定を継続し、この測定結果の平均値か
    ら体重を演算する請求項1に記載した体重計。
  3. 【請求項3】 体重演算手段は、交流電源の0Vに同期
    したZVPに同期して体重の測定を開始し、ZVPの間
    隔の整数倍の時間だけ測定を継続し、この測定値の平均
    値から体重を演算する請求項1または2に記載した体重
    計。
  4. 【請求項4】 体重演算手段は、無負荷以外の2点以上
    の荷重を使って求めた荷重センサの出力電圧と荷重との
    関係である電圧−荷重変換係数kによって体重を演算す
    る請求項1から3のいずれか1項に記載した体重計。
  5. 【請求項5】 ゴム弾性体またはスプリングを脚部に配
    置した請求項1から4のいずれか1項に記載した体重
    計。
  6. 【請求項6】 脚部の高さを調整する調整手段を有する
    請求項1から4のいずれか1項に記載した体重計。
  7. 【請求項7】 荷重センサの測定値の変化によって脚部
    の高さの調整が完了したかどうかを判定する請求項6に
    記載した体重計。
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