JP2001227628A - 車両制御装置、車両制御方法及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

車両制御装置、車両制御方法及びそのプログラムを記録した記録媒体

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JP2001227628A
JP2001227628A JP2000034019A JP2000034019A JP2001227628A JP 2001227628 A JP2001227628 A JP 2001227628A JP 2000034019 A JP2000034019 A JP 2000034019A JP 2000034019 A JP2000034019 A JP 2000034019A JP 2001227628 A JP2001227628 A JP 2001227628A
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秀喜 有賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】道路状況を正確に判定することができ、運転者
に違和感を与えることがないようにする。 【解決手段】現在位置を検出する現在位置検出手段と、
道路状況データが記録されたデータ記録部16と、現在
位置及び道路状況データに基づいて車両制御を設定する
車両制御設定処理手段91と、所定の基準点から後方及
び前方にかけて設定された判定範囲における前記道路状
況データのうちの道路状況判定データに基づいて、道路
状況を判定する道路状況判定処理手段92と、該道路状
況判定処理手段の判定結果に基づいて、前記車両制御を
実行する車両制御実行処理手段93とを有する。走行方
向によって道路状況の判定が異なることがなくなるの
で、道路状況を正確に判定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両制御装置、車
両制御方法及びそのプログラムを記録した記録媒体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ナビゲーション装置を搭載した車
両においては、現在位置検出手段によって検出された車
両の現在の位置、すなわち、現在位置、運転者が設定し
た目的地等に基づいて案内ルートが算出され、算出され
た案内ルートに従って車両を走行させることができるよ
うになっている。そして、自動変速機において、ナビゲ
ーション情報及び現在位置に基づいて、車両制御として
の走行制御を行うようにした車両制御装置が提供されて
いる。該車両制御装置においては、例えば、車両がコー
ナに差し掛かったときに、コーナ制御が行われ、低速側
の変速段でコーナを通過したり、車両が交差点に差し掛
かったときに、交差点制御が行われ、低速側の変速段で
交差点を通過したりすることができるようになってい
る。
【0003】そのために、前記ナビゲーション装置は、
例えば、コーナ制御において、車両がコーナに差し掛か
ると、ナビゲーション装置のCPUは、データ記録部か
ら各種の道路状況データを読み出し、該道路状況データ
に基づいて、道路状況としてのコーナの形状、すなわ
ち、コーナ形状を判定するとともに、コーナを通過する
に当たり推奨される変速段を推奨値として算出する。そ
して、前記コーナ形状は、道路状況データのうちのノー
ドデータに基づいて判定される。すなわち、前記CPU
は、例えば、現在位置に最も近接するノードからあらか
じめ設定された距離の範囲を判定範囲として設定し、該
判定範囲内における各ノードにおけるノード半径を積算
し、積算値と閾(しきい)値とを比較してコーナ形状が
緩いか、急であるか、中程度であるかを判定する。
【0004】そして、前記CPUは、前記推奨値に対応
する制御推奨フラグ、及び判定結果を表すコーナ形状判
定フラグを制御信号として自動変速機制御装置に送る。
該自動変速機制御装置は、前記制御信号を受けると、運
転者の動作に基づく所定の制御開始条件が満たされると
きに、前記コーナ形状判定フラグによって表される判定
結果に基づいてコーナ制御を許可したり禁止したり、前
記判定結果及び前記制御推奨フラグに基づいて上限の変
速段を決定し、該上限の変速段より上の変速段(高速側
の変速段、変速比の小さい変速段等)で変速を行わない
ようにしたりする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の車両制御装置においては、前記判定範囲を車両の走
行方向における前方に向けて設定するようになっている
ので、コーナ形状を正確に判定することができない。
【0006】すなわち、前記ノードデータにおいて、各
ノードは、道路に沿って複数設定されているが、他の道
路との分岐点の有無、道路の曲率半径等に基づいて必要
と考えられる箇所に設定されるので、各ノード間の距離
は一定ではない。したがって、所定のコーナにおいて車
両をある方向に走行させて前記判定範囲を設定したとき
と、同じコーナにおいて車両を逆の方向に走行させて前
記判定範囲を設定したときとで、判定範囲の距離が同じ
であるにもかかわらず、判定範囲内に収まるノードの数
が異なってしまう。
【0007】その場合、走行方向によって前記ノード半
径の積算値が異なり、コーナ形状を正確に判定すること
ができなくなってしまう。そして、ある方向に車両を走
行させる場合にはコーナ制御が許可され、逆の方向に車
両を走行させる場合にはコーナ制御が禁止される場合が
あり、運転者に違和感を与えてしまう。
【0008】本発明は、前記従来の車両制御装置の問題
点を解決して、道路状況を正確に判定することができ、
運転者に違和感を与えることがない車両制御装置、車両
制御方法及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の車
両制御装置においては、現在位置を検出する現在位置検
出手段と、道路状況データが記録されたデータ記録部
と、現在位置及び道路状況データに基づいて車両制御を
設定する車両制御設定処理手段と、所定の基準点から後
方及び前方にかけて設定された判定範囲における前記道
路状況データのうちの道路状況判定データに基づいて、
道路状況を判定する道路状況判定処理手段と、該道路状
況判定処理手段の判定結果に基づいて、前記車両制御を
実行する車両制御実行処理手段とを有する。
【0010】本発明の他の車両制御装置においては、さ
らに、前記道路状況判定データは前記判定範囲内の各ノ
ードに属するノードデータであり、前記道路状況判定処
理手段は前記ノードデータに基づいてコーナ形状を判定
する。
【0011】本発明の更に他の車両制御装置において
は、さらに、前記道路状況判定処理手段は、前記ノード
データのリンク角の累積値に基づいてコーナ形状を判定
する。
【0012】本発明の更に他の車両制御装置において
は、さらに、前記道路状況判定データは、前記判定範囲
内の各ノードに属するノードデータ、及び該ノードデー
タに基づいて算出される算出データであり、前記道路状
況判定処理手段は、前記ノードデータ及び算出データに
基づいてコーナ形状を判定する。
【0013】本発明の更に他の車両制御装置において
は、さらに、前記道路状況判定処理手段は、前記ノード
データ及び算出データの各リンク角の累積値に基づいて
コーナ形状を判定する。
【0014】本発明の他の車両制御装置においては、現
在位置を検出する現在位置検出手段と、道路状況データ
が記録されたデータ記録部と、前記現在位置及び道路状
況データに基づいて車両制御を設定する車両制御設定処
理手段と、所定の基準点から前方にかけて設定された判
定範囲における前記道路状況データのうちの道路状況判
定データに基づいて、道路状況を判定する道路状況判定
処理手段と、該道路状況判定処理手段の判定結果に基づ
いて、前記車両制御を実行する車両制御実行処理手段と
を有する。
【0015】そして、前記道路状況判定データは、前記
判定範囲内の各ノードに属するノードデータ、及び該ノ
ードデータに基づいて算出される算出データであり、前
記道路状況判定処理手段は、前記ノードデータ及び算出
データに基づいてコーナ形状を判定する。
【0016】本発明の更に他の車両制御装置において
は、さらに、前記算出データは、ノードデータを補間す
ることによって算出される。
【0017】本発明の車両制御方法においては、現在位
置を検出し、データ記録部から道路状況データを読み出
し、現在位置及び道路状況データに基づいて車両制御を
設定し、所定の基準点から後方及び前方にかけて設定さ
れた判定範囲における前記道路状況データのうちの道路
状況判定データに基づいて、道路状況を判定し、判定結
果に基づいて前記車両制御を実行する。
【0018】本発明の記録媒体に記録された車両制御方
法のプログラムにおいては、現在位置を検出し、データ
記録部から道路状況データを読み出し、現在位置及び道
路状況データに基づいて車両制御を設定し、所定の基準
点から後方及び前方にかけて設定された判定範囲におけ
る前記道路状況データのうちの道路状況判定データに基
づいて、道路状況を判定し、判定結果に基づいて前記車
両制御を実行する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の実施の形態における車両制
御装置の機能ブロック図である。
【0021】図において、15は現在位置を検出する現
在位置検出手段としての現在位置検出部、16は道路状
況データが記録されたデータ記録部、91は現在位置及
び道路状況データに基づいて車両制御を設定する車両制
御設定処理手段、92は所定の基準点から後方及び前方
に設定された判定範囲における前記道路状況データのう
ちの道路状況判定データに基づいて、道路状況を判定す
る道路状況判定処理手段、93は該道路状況判定処理手
段92の判定結果に基づいて、前記車両制御を実行する
車両制御実行処理手段である。
【0022】図2は本発明の実施の形態における車両制
御装置の概略図である。
【0023】図において、10は自動変速機(A/
T)、11はエンジン(E/G)、12は前記自動変速
機10の全体の制御を行う車両制御部としての自動変速
機制御装置(CPU)、13は前記エンジン11の全体
の制御を行うエンジン制御装置(CPU)、14はナビ
ゲーション装置、31は該ナビゲーション装置14の全
体の制御を行うCPUである。なお、エンジン制御装置
13によって車両制御部を構成し、スロットル開度、エ
ンジン回転速度等を制御するようにすることもできる。
【0024】また、41はウインカセンサ、42は運転
者によって図示されないアクセルペダルが操作されたこ
とを検出するアクセルセンサ、43は運転者によって図
示されないブレーキペダルが操作されたことを検出する
ブレーキセンサ、44は車速Vを検出する車速センサ、
45はスロットル開度を検出するスロットル開度セン
サ、46は記録媒体としてのROM、47は通常モード
とナビモードとを選択するためのモード選択部である。
【0025】前記ナビゲーション装置14は、現在位置
を検出する現在位置検出手段としての現在位置検出部1
5、道路状況データが記録されたデータ記録部16、入
力された情報に基づいて、ナビゲーション処理等の各種
の演算処理を行うナビゲーション処理部17、入力部3
4、表示部35、音声入力部36、音声出力部37及び
通信部38を有する。
【0026】そして、前記現在位置検出部15は、GP
S21、地磁気センサ22、距離センサ23、ステアリ
ングセンサ24、ビーコンセンサ25、ジャイロセンサ
26、図示されない高度計等から成る。なお、ウインカ
センサ41、アクセルセンサ42、ブレーキセンサ4
3、車速センサ44、スロットル開度センサ45、現在
位置検出部15等のセンサによって検出手段が構成され
る。
【0027】前記GPS21は、人工衛星によって発生
させられた電波を受信して、地球上における現在位置を
検出し、前記地磁気センサ22は、地磁気を測定するこ
とによって車両が向いている方位を検出し、前記距離セ
ンサ23は、道路上の所定の地点間の距離等を検出す
る。前記距離センサ23としては、例えば、図示されな
い車輪の回転数を測定し、該回転数に基づいて距離を検
出するもの、加速度を測定し、該加速度を2回積分して
距離を検出するもの等を使用することができる。
【0028】また、前記ステアリングセンサ24は、舵
(だ)角を検出するためのものであり、例えば、図示さ
れないハンドルの回転部に取り付けられた光学的な回転
センサ、回転抵抗センサ、車輪に取り付けられた角度セ
ンサ等が使用される。
【0029】そして、前記ビーコンセンサ25は、道路
に沿って配設されたビーコンからの位置情報を受信して
現在位置を検出する。前記ジャイロセンサ26は、車両
の回転角速度を検出するものであり、ガスレートジャイ
ロ、振動ジャイロ等が使用される。そして、前記ジャイ
ロセンサ26によって検出された回転角速度を積分する
ことにより、車両が向いている方位を算出することがで
きる。
【0030】なお、前記GPS21及びビーコンセンサ
25においては、それぞれ単独で現在位置を検出するこ
とができるが、距離センサ23の場合は、距離センサ2
3によって検出された距離と、地磁気センサ22及び前
記方位とを組み合わせることにより現在位置が検出され
る。また、距離センサ23によって検出された距離と、
ステアリングセンサ24によって検出された舵角とを組
み合わせることによって現在位置を検出することもでき
る。
【0031】前記データ記録部16は、地図データファ
イル、交差点データファイル、ノードデータファイル、
道路データファイル、写真データファイル、及び各地域
のホテル、ガソリンスタンド、観光地案内等の各主地域
ごとの情報が格納されたデータファイルを備える。前記
各データファイルには、経路を探索するためのデータの
ほか、前記表示部35の画面に、探索した経路に沿って
案内図を表示したり、交差点又は経路における特徴的な
写真、コマ図等を表示したり、次の交差点までの距離、
次の交差点における進行方向等を表示したり、他の案内
情報を表示したりするための各種のデータが格納され
る。なお、前記データ記録部16には、所定の情報を音
声出力部37によって出力するための各種のデータも格
納される。
【0032】ところで、前記交差点データファイルには
各交差点に関する交差点データが、ノードデータファイ
ルにはノードに関するノードデータが、道路データファ
イルには道路に関する道路データがそれぞれ格納され、
前記交差点データ、ノードデータ及び道路データによっ
て道路状況データが構成される。なお、前記ノードデー
タは、前記地図データファイルに格納された地図データ
における道路の位置及び形状を表す要素であり、道路上
の各ノードの絶対位置を表す座標、各ノード間を連結す
るリンクの長さ、各ノードにおける絶対方位を表すリン
ク角等の各データから成る。そして、前記道路データに
よって、道路自体については、幅員、勾(こう)配、カ
ント、バンク、路面の状態、道路の車線数、車線数の減
少する地点、幅員の狭くなる地点等が、コーナについて
は、曲率半径、交差点、T字路、コーナの入口等が、道
路属性については、踏切、高速道路出口ランプウェイ、
高速道路の料金所、降坂路、登坂路、道路種別(国道、
一般道、高速道等)等がそれぞれ表される。
【0033】また、前記ナビゲーション処理部17は、
前記CPU31、該CPU31が各種の演算処理を行う
に当たってワーキングメモリとして使用されるRAM3
2、及び制御プログラムのほか、目的地までの経路の探
索、経路中の走行案内、特定区間の決定等を行うための
各種のプログラムが記録された記録媒体としてのROM
33から成るとともに、前記ナビゲーション処理部17
に、前記入力部34、表示部35、音声入力部36、音
声出力部37及び通信部38が接続される。
【0034】なお、前記データ記録部16及びROM3
3、46は、図示されない磁気コア、半導体メモリ等に
よって構成される。また、前記データ記録部16及びR
OM33、46に代えて、磁気テープ、磁気ディスク、
フロッピーディスク、磁気ドラム、CD、MD、DV
D、光ディスク、ICカード、光カード等の各種の記録
媒体を使用することもできる。
【0035】本実施の形態においては、前記ROM3
3、46に各種のプログラムが記録され、前記データ記
録部16に各種のデータが記録されるようになっている
が、各種のプログラム及び各種のデータを同じ外部の記
録媒体に記録することもできる。この場合、例えば、前
記ナビゲーション処理部17に図示されないフラッシュ
メモリを配設し、前記外部の記録媒体から前記プログラ
ム及びデータを読み出してフラッシュメモリに書き込む
こともできる。したがって、外部の記録媒体を交換する
ことによって前記プログラム及びデータを更新すること
ができる。また、自動変速機制御装置12の制御プログ
ラム等を併せて前記外部の記録媒体に記録することもで
きる。このように、各種の記録媒体に記録されたプログ
ラムを起動し、所定のデータに基づいて各種の処理を行
うことができる。
【0036】さらに、前記通信部38は、FM送信装
置、電話回線等との間で各種のデータの送受信を行うた
めのものであり、例えば、図示されない情報センサ等に
よって受信した渋滞等の道路情報、交通事故情報、GP
S21の検出誤差を検出するD−GPS情報等の各種の
データを受信する。なお、本発明の機能を実現するため
のプログラム及びデータの少なくとも一部を前記通信部
38によって受信し、フラッシュメモリ等に記録するこ
ともできる。
【0037】そして、前記入力部34は、車両の走行を
開始した時の現在位置を修正したり、目的地を入力した
りするためのものであり、表示部35と別に配設された
キーボード、マウス、バーコードリーダ、ライトペン、
遠隔操作用のリモートコントロール装置等を使用するこ
とができる。また、前記入力部34を、表示部35に画
像で表示されたキー又はメニューにタッチすることによ
って入力を行うタッチパネルにより構成することもでき
る。
【0038】そして、前記表示部35には、操作案内、
操作メニュー、操作キーの案内、目的地までの経路、走
行する経路に沿った案内等が表示される。前記表示部3
5としては、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、
プラズマディスプレイ、フロントガラスにホログラムを
投影するホログラム装置等を使用することができる。
【0039】そして、音声入力部36は、図示されない
マイクロホン等によって構成され、音声によって必要な
情報を入力することができるようになっている。さら
に、音声出力部37は、それぞれ図示されない音声合成
装置及びスピーカを備え、音声合成装置によって合成さ
れた音声による案内情報をスピーカから出力する。な
お、音声合成装置によって合成された音声のほかに、各
種の案内情報をテープに録音しておき、該案内情報をス
ピーカから出力することもできる。
【0040】ところで、前記構成の車両制御装置におい
て、自動変速機制御装置12は、ROM46に記録され
た制御プログラムに従ってシフトアップ又はシフトダウ
ンの変速を行う。
【0041】そして、運転者がモード選択部47を操作
することによって通常モードが選択されると、前記自動
変速機制御装置12の図示されない変速処理手段は、前
記車速センサ44によって検出された車速V、及びスロ
ットル開度センサ45によって検出されたスロットル開
度に基づいて、ROM46の図示されない変速マップを
参照し、前記車速V及びスロットル開度に対応する変速
段を選択する。
【0042】また、運転者がモード選択部47を操作す
ることによってナビモードが選択されると、車両制御装
置は、所定の情報、例えば、ナビゲーション情報として
の道路状況データに対応させて車両制御としての走行制
御を行う。そして、前記CPU31は、データ記録部1
6から所定の道路状況データを読み出し、該道路状況デ
ータに従って変速段を制限するための制御内容を設定す
るとともに、該制御内容に対応させて制御推奨フラグf
A〜fD及びコーナ形状判定フラグf1〜f3を制御信
号として自動変速機制御装置12に送る。該自動変速機
制御装置12は、前記制御信号を受けると、運転者の動
作に基づく所定の制御開始条件が満たされるときに、前
記コーナ形状判定フラグf1〜f3によって表される判
定結果に基づいてコーナ制御を許可したり禁止したり、
前記判定結果及び前記制御推奨フラグfA〜fDに基づ
いて上限の変速段を決定し、該上限の変速段より上の変
速段で変速を行わないようにしたりする。本実施の形態
においては、ナビモードが選択されたときに走行制御が
行われるようになっているが、走行制御を常時行うこと
ができる。
【0043】また、前記走行制御として、コーナが連続
する場合に、走行フィーリングが低下するのを防止する
ためのワインディング制御を行ったり、車両が交差点に
差し掛かると想定され、かつ、運転者の動作に基づく所
定の条件が満たされる場合に、交差点制御を行ったりす
ることもできる。
【0044】次に、走行制御として主としてコーナ制御
及び交差点制御を行う場合の前記車両制御装置の動作に
ついて説明する。
【0045】図3は本発明の実施の形態におけるコーナ
制御及び交差点制御を行う場合の車両制御装置の動作を
示すメインフローチャートである。
【0046】まず、ナビゲーション装置14(図2)が
起動されると、CPU31は、現在位置検出部15によ
って検出された現在位置を読み込むとともに、データ記
録部16の道路データファイルにアクセスし、前記現在
位置より前方及び後方の位置の道路状況データを前記道
路データファイルから読み出して、RAM32に制御用
データとして記録する。そして、前記CPU31は、コ
ーナ制御及び交差点制御を行うための制御実施条件が成
立したかどうかを判断する。この場合、該制御実施条件
として、前記道路状況データが前記道路データファイル
内に存在していること、フェール動作が発生していない
こと等が設定される。
【0047】そして、前記制御実施条件が成立すると、
前記CPU31の図示されないコーナ制御判断処理手段
は、コーナ制御判断処理を行い、コーナ制御を行うかど
うかを判断するとともに、CPU31の図示されない交
差点制御判断処理手段は、交差点制御判断処理を行い、
交差点制御を行うかどうかを判断する。
【0048】さらに、コーナ制御及び交差点制御のうち
の少なくとも一方を行うと判断されると、CPU31
は、コーナ制御の制御内容及び交差点制御において設定
された制御内容に従って、コーナ形状判定フラグf1〜
f3及び制御推奨フラグfA〜fDを制御信号として自
動変速機制御装置12に送る。
【0049】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS1 現在位置を読み込み、制御用データを記
録する。 ステップS2 制御実施条件が成立したかどうかを判断
する。制御実施条件が成立した場合はステップS3に進
み、成立していない場合はリターンする。 ステップS3 コーナ制御判断処理を行う。 ステップS4 交差点制御判断処理を行う。 ステップS5 制御信号を自動変速機制御装置12に送
り、リターンする。
【0050】次に、図3のステップS3におけるコーナ
制御判断処理のサブルーチンについて説明する。
【0051】図4は本発明の実施の形態におけるコーナ
制御判断処理のサブルーチンを示す図、図5は本発明の
実施の形態における道路形状判断処理のサブルーチンを
示す図、図6は本発明の実施の形態における推奨変速段
決定処理のサブルーチンを示す図、図7は本発明の実施
の形態における推奨値算出処理のサブルーチンを示す
図、図8は本発明の実施の形態における実際の道路とノ
ードデータとの関係図、図9は本発明の実施の形態にお
けるノードデータの説明図、図10は本発明の実施の形
態における旋回角データの説明図、図11は本発明の実
施の形態における推奨車速マップを示す図、図12は本
発明の実施の形態における減速線図である。なお、図9
及び10において、横軸に車両の位置を、縦軸にリンク
角を、図11において、横軸にノード半径を、縦軸に推
奨車速VR を、図12において、横軸に車両の位置を、
縦軸に車速Vを採ってある。
【0052】まず、CPU31(図2)の図示されない
道路形状判断処理手段は、道路形状判断処理を行い、道
路形状を判断する。すなわち、道路形状判断処理手段
は、前記現在位置、及び現在位置より前方の位置の道路
状況データに基づいて、制御リストを作成し、現在位置
を含む道路上の所定の範囲(例えば、現在位置から1〜
2〔km〕)内の各ノードごとに道路のノード半径を算
出する。なお、必要に応じて現在位置から目的地までの
経路を探索し、探索した経路上のノードについてノード
半径を算出することもできる。
【0053】この場合、道路形状判断処理手段のノード
半径算出処理手段は、前記道路状況データのうちのノー
ドデータに従って、各ノードの絶対座標、及び前記各ノ
ードに隣接する二つのノードの各絶対座標に基づいて演
算を行い、前記ノード半径を算出する。また、道路デー
タとしてあらかじめデータ記録部16にノード半径を、
例えば、各ノードに対応させて記録しておき、必要に応
じて前記ノード半径を読み出すこともできる。
【0054】そして、前記道路形状判断処理手段は、前
記所定の範囲内において前記ノード半径が閾値RTHより
小さいノードが検出されると、コーナ制御を必要とする
コーナが有ると判断する。
【0055】また、CPU31は現在位置から各ノード
までの道路の勾配を算出する。
【0056】次に、前記道路形状判断処理手段の形状判
定処理手段は、形状判定処理を行い、道路状況としての
コーナ形状を判定する。なお、前記形状判定処理手段に
よって道路状況判定処理手段92(図1)が構成され
る。
【0057】図8〜10において、RDは道路、N0
1 、…はノードであり、ノードデータは、各ノードN
0 、N1 、…に属し、対応するノードの絶対座標
(X0 ,T 0 )、(X1 ,T1 )、…、対応するノード
と一つ後方のノードとを連結するリンクL1、L2、…
及び真北に対する各リンクL1、L2、…の絶対方位を
表すリンク角θ1、θ2、…を備える。また、θRDは道
路RD上の各点におけるリンク角、A、B、…は各リン
クL1、L2、…の中点、S0は現在位置である。な
お、前記形状判定処理において、前記ノードデータによ
って道路状況判定データが構成される。
【0058】車両をノードN0 からノードN1 にかけて
走行させる場合、本実施の形態において、現在位置S0
に最も近接するノードN1 を基準点とし、道路RD上に
おいて前記基準点からあらかじめ設定された距離LSだ
け後方に離れた位置に図示されない判定処理開始点が、
前記基準点からあらかじめ設定された距離LEだけ前方
に離れた位置に判定処理終了点SEが設定され、前記判
定処理開始点から判定処理終了点SEまでの区間が、前
記コーナ形状を判定するための判定範囲として設定され
る。すなわち、該判定範囲は、前記基準点から後方及び
前方にかけて所定の距離(LS+LE)にわたって設定
される。なお、本実施の形態においては、現在位置S0
に最も近接するノードN1 を基準点としているが、他の
所定の点を基準点としたり、所定の範囲内の複数のノー
ドを基準点としたりすることもできる。また、本実施の
形態においては、前記距離LS、LEは互いに等しく、
35〔m〕に設定されるが、距離LS、LEを互いに異
ならせて所定の距離にわたって設定することもできる。
【0059】そして、形状判定処理手段は、前記判定範
囲内の旋回角の累積値ΣΘを算出する。そのために、前
記形状判定処理手段は、まず、ノードN1 より前方の距
離LE内の旋回角の累積値ΣΘEを算出する。
【0060】この場合、前述されたように、各ノードN
1 、N2 、…におけるリンク角θ1、θ2、…は、対応
するノードと一つ後方のノードとを連結するリンクL
1、L2、…の絶対方位を表すので、中点A、B、…に
おける接線の絶対方位とほぼ等しい。そこで、前記形状
判定処理手段は、前記累積値ΣΘEを、前記中点Aと判
定処理終了点SEとの間の旋回角に基づいて算出するよ
うにしている。
【0061】この場合、中点A、B間の旋回角をΘ1
し、中点B、C間の旋回角をΘ2 とし、中点Cと判定処
理終了点SEとの間の旋回角をΘSEとすると、前記累積
値ΣΘEは、 ΣΘE=Θ1 +Θ2 +ΘSE になる。また、旋回角Θ1 、Θ2 は、 Θ1 =|θ2−θ1| Θ2 =|θ3−θ2| になる。そして、前記旋回角ΘSEは、中点C、D間の旋
回角Θ3 を直線補間することによって算出される。すな
わち、中点Cと判定処理終了点SEとの間の距離をL
C/SEとし、中点C、D間の距離をLC/D としたとき、旋
回角ΘSEは、 ΘSE=Θ3 ×LC/SE/LC/D である。なお、前記旋回角ΘSEは、ノードデータに基づ
いて算出され、算出データを構成する。したがって、コ
ーナ形状を一層正確に判定することができるので、コー
ナ制御の精度を高くすることができる。
【0062】続いて、前記形状判定処理手段は、累積値
ΣΘEを算出する場合と同様の方法で、ノードN1 より
後方の距離LS内の旋回角の累積値ΣΘSを算出する。
【0063】このようにして、累積値ΣΘE、ΣΘSが
算出されると、前記形状判定処理手段は前記判定範囲内
の旋回角の累積値ΣΘを算出する。
【0064】続いて、前記形状判定処理手段は、前記累
積値ΣΘに基づいてコーナ形状の判定を行う。そのため
に、前記形状判定処理手段は、例えば、前記累積値ΣΘ
が 20〔°〕≦ΣΘ<40〔°〕 である場合、コーナ形状が緩い(緩コーナ)と判定し、
コーナ形状判定フラグf1を設定(オンに)し、 40〔°〕≦ΣΘ<95〔°〕 である場合、コーナ形状が中程度(中コーナ)であると
判定し、コーナ形状判定フラグf2を設定(オンに)
し、 95〔°〕≦ΣΘ である場合、コーナ形状が急(急コーナ)であると判定
し、コーナ形状判定フラグf3を設定(オンに)する。
なお、基準点を複数備える場合、各基準点ごとに累積値
が算出され、最大の累積値に基づいてコーナ形状の判定
が行われる。
【0065】このように、本実施の形態においては、前
記基準点からあらかじめ設定された距離LSだけ後方に
離れた位置に判定処理開始点が、前記基準点からあらか
じめ設定された距離LEだけ前方に離れた位置に判定処
理終了点SEが設定され、前記判定処理開始点から判定
処理終了点SEまでの区間が、前記コーナ形状を判定す
るための判定範囲として設定されるので、走行方向によ
ってコーナ形状の判定が異なることがなくなる。
【0066】したがって、コーナ形状を正確に判定する
ことができる。その結果、ある方向に車両を走行させる
場合にはコーナ制御が許可され、逆の方向に車両を走行
させる場合にはコーナ制御が禁止されることがなくなる
ので、運転者に違和感を与えることがない。
【0067】ところで、コーナ制御においては、車両が
コーナに差し掛かると、現在位置からコーナに到達する
までに車速Vが推奨車速VR になるような減速が必要で
あると判断される。そこで、前記CPU31の図示され
ない推奨変速段決定処理手段は、推奨変速段決定処理を
行い、前記所定の範囲内の各ノードのうちノード半径が
閾値RTHより小さい特定のノードNdi (i=1、2、
…)を選択し、図11の推奨車速マップを参照して、各
ノードNdi について推奨車速VRi(i=1、2、…)
を算出し、該推奨車速VRiに基づいて推奨変速段を決定
する。なお、前記推奨車速マップにおいては、ノード半
径が小さくなると推奨車速VR が低くされ、ノード半径
が大きくなると推奨車速VR が高くされる。また、前記
推奨変速段決定処理手段によって車両制御設定処理手段
91が構成される。
【0068】そのために、各ノードNdi について、現
在の変速段を維持することが望ましいと考えられる閾値
を表す減速加速度基準値α、及びこれ以上減速加速度
(減速の度合い)が大きくなる場合は、変速段を3速以
下にすることが望ましいと考えられる閾値を表す減速加
速度基準値βが設定される。各減速加速度基準値α、β
は、道路の勾配も考慮して設定される。これは、平坦
(たん)な道路において減速を行う場合と、登坂路又は
降坂路において減速を行う場合とでは、同じ距離を走行
させても減速加速度が異なるからである。例えば、登坂
路において、運転者が車両を減速させようとした場合、
積極的にシフトダウンの変速を行わなくても十分な減速
を行うことができる。
【0069】なお、前記各減速加速度基準値α、βを、
道路の勾配に対応させて複数設定することもできる。そ
して、平坦な道路用として1組の減速加速度基準値α、
βをあらかじめ設定しておき、道路の勾配に対応させて
前記各減速加速度基準値α、βを補正することもでき
る。さらに、車両の総重量を算出し、例えば、乗員が1
名である場合と4名である場合とで減速加速度基準値
α、βを異ならせることもできる。この場合、車両の総
重量は、例えば、特定の出力軸トルクを発生させたとき
の加速度に基づいて算出することができる。
【0070】そして、CPU31の図示されない減速線
設定処理手段は、現在位置から各ノードNdi までの区
間距離Lを算出するとともに、該区間距離L、前記推奨
車速VR 及び前記減速加速度基準値αに基づいて、シフ
トアップの変速が行われるのを禁止するための減速線、
すなわち、ホールド制御用減速線Mhを、前記区間距離
L、前記推奨車速VR 及び減速加速度基準値βに基づい
て、シフトダウンの変速を許可するための減速線、すな
わち、変速許可制御用減速線Msをそれぞれ設定する。
この場合、該変速許可制御用減速線Msは、区間距離L
において減速加速度基準値βで減速が行われた場合に、
各ノードNdi を推奨車速VRiで走行することができる
車速Vの値を示す。
【0071】ところで、前記現在位置を現在位置検出部
15によって検出するようになっているので、現在位置
検出部15の検出誤差が生じると、検出された現在位置
と実際の現在位置とが異なってしまう。その場合、減速
加速度基準値βに基づいて前記変速許可制御用減速線M
sを一律に設定すると、実際の道路状況に対応したコー
ナ制御を行うことができなくなってしまう。
【0072】そこで、前記変速許可制御用減速線Msと
は別に、現在位置検出部15の検出誤差を考慮に入れた
変速許可制御用減速線M1を設定するようにしている。
【0073】この場合、該変速許可制御用減速線M1
は、現在位置から前記ノードNdi に到達するまでの車
速パターンを示す減速線部分ma、及び該減速線部分m
aに連続させて形成され、各ノードNdi から現在位置
に近づく側に延びてノード幅を形成する調整部分mcか
ら成る。本実施の形態において、減速線部分maは、変
速許可制御用減速線Msより所定距離だけ、すなわち、
調整部分mcだけずらすことによって形成される。な
お、前記減速線部分maを、変速許可制御用減速線Ms
より所定速度だけ低い値にすることによって形成するこ
ともできる。
【0074】そして、前記調整部分mcの車速Vは、ノ
ードNdi に対応する推奨車速VRiと等しくなるように
設定される。なお、前記調整部分mcを、所定の幅を持
たせて所定の車速パターンで設定することができる。
【0075】また、前記調整部分mcを、現在位置検出
部15による現在位置の検出精度に対応させて変更する
こともできる。例えば、検出精度が低い場合は、調整部
分mcが長く設定される。この場合、前記検出精度は、
各種センサの検出状態、マッチング状態等の現在位置検
出状態を評価し、評価結果に基づいて設定されるので、
後述される第2の判定領域AR2が不必要に広くならな
い。したがって、実際の道路状況に一層対応したコーナ
制御を行うことができる。
【0076】そして、ホールド制御用減速線Mhは、前
記変速許可制御用減速線M1に対応させて、例えば、変
速許可制御用減速線M1より10〔km/h〕だけ低い
値にされる。また、ホールド制御用減速線Mhを変速許
可制御用減速線M1より所定距離だけずらすこともでき
る。そして、前記ホールド制御用減速線Mh及び変速許
可制御用減速線Ms、M1はコーナ制御が終了するまで
固定される。
【0077】なお、前記ホールド制御用減速線Mh及び
変速許可制御用減速線Ms、M1は、いずれも演算によ
って設定することができるだけでなく、演算結果をRO
M33にマップとして記録しておき、該マップを参照す
ることによって設定することもできる。この場合、RO
M33によって減速線設定手段が構成される。また、前
記減速加速度基準値βのほかに、これ以上減速加速度が
大きくなる場合は、変速段を2速以下にすることが望ま
しいと考えられる閾値を表す減速加速度基準値γを設定
することもできる。その場合、変速許可制御用減速線M
s、M1のほかに、シフトダウンの変速を許可するため
の他の減速線を設定することもできる。
【0078】そして、図12に示されるように、変速許
可制御用減速線Msより高速側に、シフトダウンの変速
を許可するための第1の判定領域AR1が、変速許可制
御用減速線Ms、M1間に、現在位置検出部15の検出
誤差を前提にしてシフトダウンの変速を許可するための
第2の判定領域AR2が、ホールド制御用減速線Mhと
変速許可制御用減速線M1との間にシフトアップの変速
を禁止するための第3の判定領域AR3がそれぞれ形成
される。
【0079】本実施の形態においては、現在位置検出部
15の検出誤差が生じても、車両がノードNdi より調
整部分mcの距離だけ手前に到達したときに、現在の車
速V now が第1〜第3の判定領域AR1〜AR3のいず
れに属するかを判定することができるので、コーナ制御
の開始が遅れることはない。
【0080】続いて、CPU31の図示されない推奨値
算出処理手段は、推奨値算出処理を行い、区間距離Lを
算出するとともに、現在位置に対応する第1の設定値と
してのホールド制御用減速線Mhの値Vh、現在位置に
対応する第2の設定値としての変速許可制御用減速線M
1の値V1、及び現在位置に対応する第3の設定値とし
ての変速許可制御用減速線Msの値Vsを算出する。ま
た、前記推奨値算出処理手段は、現在の車速Vnow を読
み込み、該現在の車速Vnow と前記値Vh、V1、Vs
とを比較する。
【0081】そして、現在の車速Vnow が、値Vh以上
であり、かつ、値V1より低く、第3の判定領域AR3
に属する場合、推奨値算出処理手段は、推奨値として、
現在の変速段(以下「実変速段」という。)と同じ変速
段を算出し、該変速段を推奨変速段として決定するとと
もに、コーナ制御用の制御推奨フラグfAを設定(オン
に)する。このとき、該制御推奨フラグfAが設定され
ることによって、自動変速機制御装置12に対してホー
ルド制御が行われることが推奨される。なお、ホールド
制御が行われると、シフトアップの変速が禁止されるの
で、ハンチングが発生するのを防止することができる。
例えば、一旦(いったん)シフトダウンの変速が行われ
て3速になった後に4速になるのが防止される。
【0082】また、前記現在の車速Vnow が、値V1以
上であり、かつ、値Vsより低く、第2の判定領域AR
2に属する場合、前記推奨値算出処理手段は、推奨値と
して、例えば、3速を算出し、3速を推奨変速段として
決定するとともに、コーナ制御用の制御推奨フラグfB
を設定する。このとき、該制御推奨フラグfBが設定さ
れることによって、自動変速機制御装置12に対して実
変速段より低い変速段へのシフトダウンの変速が推奨さ
れる。
【0083】さらに、前記現在の車速Vnow が、値Vs
以上であって第1の判定領域AR1に属する場合、前記
推奨値算出処理手段は、推奨値として、例えば、2速を
算出し、2速を推奨変速段として決定するとともに、コ
ーナ制御用の制御推奨フラグfCを設定する。このと
き、該制御推奨フラグfCが設定されることによって、
自動変速機制御装置12に対して実変速段より低い変速
段へのシフトダウンの変速が推奨される。
【0084】そして、すべてのノードNdi についての
推奨値の算出、及び制御推奨フラグfA〜fCの設定が
終了して制御終了条件が成立すると、前記推奨変速段決
定処理手段は、推奨変速段決定処理を終了する。
【0085】続いて、前記コーナ制御判断処理手段は、
前記コーナ形状判定フラグf1〜f3、及び制御推奨フ
ラグfA〜fCを制御内容として設定する。
【0086】次に、図4のフローチャートについて説明
する。 ステップS3−1 道路形状判断処理を行う。 ステップS3−2 推奨変速段決定処理を行う。 ステップS3−3 制御内容を設定し、リターンする。
【0087】次に、図5のフローチャートについて説明
する。 ステップS3−1−1 制御リストを作成する。 ステップS3−1−2 コーナ制御を必要とするコーナ
が有ると判断する。 ステップS3−1−3 形状判定処理を行い、リターン
する。
【0088】次に、図6のフローチャートについて説明
する。 ステップS3−2−1 減速線を設定する。 ステップS3−2−2 推奨値算出処理を行う。 ステップS3−2−3 制御終了条件が成立したかどう
かを判断する。制御終了条件が成立した場合はリターン
し、成立していない場合はステップS3−2−2に戻
る。
【0089】次に、図7のフローチャートについて説明
する。 ステップS3−2−2−1 現在位置から各ノードNd
i までの区間距離Lを算出する。 ステップS3−2−2−2 値Vh、V1、Vsを算出
する。 ステップS3−2−2−3 現在の車速Vnow を読み込
む。 ステップS3−2−2−4 現在の車速Vnow が前記値
Vh以上であるかどうかを判断する。現在の車速Vnow
が値Vh以上である場合はステップS3−2−2−5
に、現在の車速Vnow が値Vhより低い場合はリターン
する。 ステップS3−2−2−5 現在の車速Vnow が前記値
V1以上であるかどうかを判断する。現在の車速Vnow
が値V1以上である場合はステップS3−2−2−7
に、現在の車速Vnow が値V1より低い場合はステップ
S3−2−2−6に進む。 ステップS3−2−2−6 制御推奨フラグfAを設定
し、リターンする。 ステップS3−2−2−7 現在の車速Vnow が前記値
Vs以上であるかどうかを判断する。現在の車速Vnow
が値Vs以上である場合はステップS3−2−2−9
に、現在の車速Vnow が値Vsより低い場合はステップ
S3−2−2−8に進む。 ステップS3−2−2−8 制御推奨フラグfBを設定
し、リターンする。 ステップS3−2−2−9 制御推奨フラグfCを設定
し、リターンする。
【0090】次に、図3のステップS4における交差点
制御判断処理のサブルーチンについて説明する。
【0091】図13は本発明の実施の形態における交差
点制御判断処理のサブルーチンを示す図である。
【0092】CPU31(図2)の図示されない交差点
制御判断処理手段は、交差点制御判断処理を行い、周辺
の道路状況を判断し、道路属性、複数の交差点間の位置
関係等をチェックする。そして、交差点を通過する際の
推奨値又は推奨される動作が算出され、算出結果に基づ
いて制御内容が設定され、該制御内容に従って交差点制
御用の制御推奨フラグfDが設定される。なお、前記交
差点制御判断処理手段によって車両制御設定処理手段9
1(図1)が構成される。
【0093】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS4−1 周辺の道路状況を判断する。 ステップS4−2 推奨値又は推奨される動作を算出す
る。 ステップS4−3 制御内容を設定し、リターンする。
【0094】次に、自動変速機制御装置12の動作につ
いて説明する。
【0095】図14は本発明の実施の形態における自動
変速機制御装置の動作を示すメインフローチャート、図
15は本発明の実施の形態における協調制御判断処理の
サブルーチンを示す図、図16は本発明の実施の形態に
おける上限変速段決定処理のサブルーチンを示す図であ
る。
【0096】自動変速機制御装置12(図2)は、アク
セルセンサ42の検出信号、ブレーキセンサ43の検出
信号、車速センサ44によって検出された車速V、スロ
ットル開度センサ45によって検出されたスロットル開
度等の車両情報を読み込む。そして、自動変速機制御装
置12の図示されない基本自動変速機制御判断処理手段
は、基本自動変速機制御判断処理を行い、ROM46に
記録された図示されない基本の変速マップを参照し、前
記車速V及びスロットル開度に対応する変速段を決定す
る。
【0097】続いて、自動変速機制御装置12は、協調
制御条件が成立したかどうかを判断する。この場合、協
調制御条件が成立したかどうかは、車両が走行制御を行
うのに適した状態にあるかどうかによって判断する。例
えば、前記協調制御条件として、水温、油温、各種のセ
ンサの検出信号等が正常な範囲内にあること、ナビゲー
ション装置14との間において通信が正常に行われてい
ること、ナビゲーション装置14から受信したデータが
正常であること等が設定される。また、協調制御条件と
して、オーバードライブ走行を選択するためのオーバー
ドライブスイッチがオンになっていること、雪道走行用
の変速パターンを選択するためのセレクトスイッチがオ
ンになっていること等を設定することもできる。そし
て、前記協調制御条件が成立すると、前記自動変速機制
御装置12は、ナビゲーション装置14から前記コーナ
形状判定フラグf1〜f3及び制御推奨フラグfA〜f
Dを受ける。
【0098】続いて、前記自動変速機制御装置12の図
示されない協調制御判断処理手段は、協調制御判断処理
を行い、前記コーナ形状判定フラグf3が設定されてい
るかどうかを判断し、コーナ形状判定フラグf3が設定
されている場合、コーナ形状が急であるので、協調制御
判断処理手段は、協調制御が実施されているかどうかを
判断し、実施されている場合は、解除制御判断処理を行
い、コーナ制御及び交差点制御を終了する。前記協調制
御判断処理手段によって、車両制御を実行する車両制御
実行処理手段93(図1)が構成される。
【0099】なお、協調制御が実施されているかどうか
は、例えば、コーナ制御において推奨値が算出され、算
出された推奨値に従った変速段で車両が走行させられて
いるかどうかによって判断する。また、解除制御判断処
理においては、例えば、車両がコーナから離れたことの
ほか、基本の変速マップを参照することによって3速の
変速段が決定されたこと、所定以上の加速が行われたこ
と、所定の距離(ガード距離)以上走行してもコーナ制
御の終了が行われないこと等の各解除条件が満たされた
ときにコーナ制御を終了する。なお、図示されないアク
セルペダルを所定量以上戻したこと、アクセルペダルを
所定以上の速度で戻したこと、運転者がオーバードライ
ブスイッチをオンにしたこと等を解除条件にすることも
できる。
【0100】また、コーナ形状判定フラグf3が設定さ
れていない場合、前記協調制御判断処理手段は、前記制
御推奨フラグfA〜fCのうちの少なくとも一つの制御
推奨フラグが設定されているかどうかを判断し、少なく
とも一つの制御推奨フラグが設定されている場合、協調
制御判断処理手段の上限変速段決定処理手段は、上限変
速段決定処理を行い、上限の変速段を決定する。
【0101】そして、制御推奨フラグfA〜fCが一つ
も設定されていない場合、協調制御判断処理手段は、協
調制御が実施されているかどうかを判断し、実施されて
いる場合、解除制御判断処理手段は、解除制御判断処理
を行い、コーナ制御を終了する。
【0102】続いて、前記上限変速段決定処理手段のフ
ラグ判定処理手段は、フラグ判定処理を行い、どのコー
ナ形状判定フラグ及び制御推奨フラグが設定されている
かを判定する。次に、前記上限変速段決定処理手段は、
コーナ形状判定フラグf1、f2及び各制御推奨フラグ
fA〜fDの設定の組合せに対応させてあらかじめ設定
された制御開始条件をROM46から読み出し、コーナ
制御の制御開始条件が成立したかどうかを判断し、制御
開始条件が成立した場合、上限の変速段を決定するため
の値、すなわち、上限変速段決定値SS に3をセット
し、前記制御開始条件が成立していない場合、前記上限
変速段決定値SS に4をセットする。
【0103】なお、前記制御開始条件は、例えば、踏み
込まれていない図示されないブレーキペダルが踏み込ま
れ、ブレーキ操作が検出されてブレーキオフ→オンにな
ると成立したと判断される。また、踏み込まれていたア
クセルペダルが緩められてアクセルオン→オフになり、
かつ、ブレーキオフ→オンになると成立したと判断する
こともできる。
【0104】このようにして、上限変速段決定値SS
セットされると、前記上限変速段決定処理手段は、前記
上限変速段決定値SS を上限の変速段として決定する。
【0105】続いて、自動変速機制御装置12は、前記
上限の変速段と、前記基本自動変速機制御判断処理にお
いて決定された変速段とを比較し、両変速段のうちのい
ずれか低い方の変速段を選択して、コーナ制御変速段と
して出力する。
【0106】その結果、自動変速機制御装置12は、出
力された変速段で変速処理を行い、車両を走行させる。
そして、道路のノード半径が閾値より大きくなると、コ
ーナ制御が解除され、通常の制御が行われる。
【0107】なお、制御推奨フラグfDに基づいて、交
差点制御における上限の変速段を決定し、該上限の変速
段と、前記基本自動変速機制御判断処理において決定さ
れた変速段とを比較し、両変速段のうちのいずれか低い
方の変速段をコーナ制御変速段として出力することもで
きる。
【0108】本実施の形態においては、自動変速機制御
装置12に上限変速段決定処理手段が配設されるように
なっているが、CPU31に上限変速段決定処理手段を
配設することもできる。その場合、アクセルセンサ42
の検出信号、及びブレーキセンサ43の検出信号は、C
PU31に送られ、CPU31の上限変速段決定処理手
段は、コーナ形状判定フラグf1、f2及び制御推奨フ
ラグfA〜fDに基づいて上限変速段を決定し、上限変
速段を表す制御推奨フラグを自動変速機制御装置12に
送る。
【0109】また、本実施の形態においては、走行制御
として、主としてコーナ制御及び交差点制御について説
明したが、コーナが連続する場合に、ワインディング制
御を行うこともできる。その場合、減速加速度基準値
α、βが設定値Δα、Δβだけ小さくされる。したがっ
て、変速許可制御が行われる領域が広くなるので、推奨
変速段の決定回数が少なくなり、変速段の変更が頻繁に
行われるのを防止することができる。その結果、走行フ
ィーリングが低下するのを防止することができる。
【0110】次に、図14のフローチャートについて説
明する。 ステップS21 車両情報を読み込む。 ステップS22 基本自動変速機制御判断処理を行う。 ステップS23 協調制御条件が成立したかどうかを判
断する。協調制御条件が成立した場合はステップS24
に、成立していない場合はステップS26に進む。 ステップS24 ナビゲーション装置14からコーナ形
状判定フラグf1〜f3及び制御推奨フラグfA〜fD
を受ける。 ステップS25 協調制御判断処理を行う。 ステップS26 基本自動変速機制御判断処理において
決定された変速段と、協調制御判断処理において決定さ
れた上限の変速段とを比較し、低い方の変速段を選択す
る。 ステップS27 選択された変速段をコーナ制御変速段
として出力し、リターンする。
【0111】次に、図15のフローチャートについて説
明する。 ステップS25−1 コーナ形状判定フラグf3が設定
されているかどうかを判断する。コーナ形状判定フラグ
f3が設定されている場合はステップS25−4に、設
定されていない場合はステップS25−2に進む。 ステップS25−2 制御推奨フラグfA〜fDのうち
の少なくとも一つが設定されているかどうかを判断す
る。少なくとも一つの制御推奨フラグが設定されている
場合はステップS25−3に、設定されていない場合は
ステップS25−4に進む。 ステップS25−3 上限変速段決定処理を行い、リタ
ーンする。 ステップS25−4 協調制御が実施されているかどう
かを判断する。協調制御が実施されている場合はステッ
プS25−5に進み、実施されていない場合はリターン
する。 ステップS25−5 解除制御判断処理を行い、リター
ンする。
【0112】次に、図16のフローチャートについて説
明する。 ステップS25−3−1 フラグ判定処理を行う。 ステップS25−3−2 制御開始条件が成立したかど
うかを判断する。制御開始条件が成立した場合はステッ
プS25−3−4に、成立していない場合はステップS
25−3−3に進む。 ステップS25−3−3 上限変速段決定値SS に4を
セットする。 ステップS25−3−4 上限変速段決定値SS に3を
セットする。 ステップS25−3−5 上限の変速段を決定し、リタ
ーンする。
【0113】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0114】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、車両制御装置においては、現在位置を検出する現
在位置検出手段と、道路状況データが記録されたデータ
記録部と、現在位置及び道路状況データに基づいて車両
制御を設定する車両制御設定処理手段と、所定の基準点
から後方及び前方にかけて設定された判定範囲における
前記道路状況データのうちの道路状況判定データに基づ
いて、道路状況を判定する道路状況判定処理手段と、該
道路状況判定処理手段の判定結果に基づいて、前記車両
制御を実行する車両制御実行処理手段とを有する。
【0115】この場合、現在位置及び道路状況データに
基づいて車両制御が設定され、所定の基準点から後方及
び前方にかけて設定された判定範囲における前記道路状
況データのうちの道路状況判定データに基づいて、道路
状況が判定され、判定結果に基づいて前記車両制御が実
行される。
【0116】したがって、走行方向によって道路状況の
判定が異なることがなくなるので、道路状況を正確に判
定することができる。その結果、ある方向に車両を走行
させる場合には車両制御が許可され、逆の方向に車両を
走行させる場合には車両制御が禁止されることがなくな
るので、運転者に違和感を与えることがない。
【0117】本発明の他の車両制御装置においては、さ
らに、前記道路状況判定データは前記判定範囲内の各ノ
ードに属するノードデータであり、前記道路状況判定処
理手段は前記ノードデータに基づいてコーナ形状を判定
する。
【0118】この場合、走行方向によってコーナ形状の
判定が異なることがなくなるので、コーナ形状を正確に
判定することができる。したがって、ある方向に車両を
走行させる場合には車両制御が許可され、逆の方向に車
両を走行させる場合には車両制御が禁止されることがな
くなるので、運転者に違和感を与えることがない。
【0119】本発明の更に他の車両制御装置において
は、さらに、前記道路状況判定データは、前記判定範囲
内の各ノードに属するノードデータ、及び該ノードデー
タに基づいて算出される算出データであり、前記道路状
況判定処理手段は、前記ノードデータ及び算出データに
基づいてコーナ形状を判定する。
【0120】この場合、前記道路状況判定処理手段は、
ノードデータ及び算出データに基づいてコーナ形状を判
定するので、道路状況を一層正確に判定することができ
る。したがって、車両制御の精度を高くすることができ
る。
【0121】本発明の更に他の車両制御装置において
は、さらに、前記算出データは、ノードデータを補間す
ることによって算出される。
【0122】この場合、前記算出データは、ノードデー
タを補間することによって算出されるので、道路状況を
一層正確に判定することができる。したがって、車両制
御の精度を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における車両制御装置の機
能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における車両制御装置の概
略図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるコーナ制御及び交
差点制御を行う場合の車両制御装置の動作を示すメイン
フローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態におけるコーナ制御判断処
理のサブルーチンを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における道路形状判断処理
のサブルーチンを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態における推奨変速段決定処
理のサブルーチンを示す図である。
【図7】本発明の実施の形態における推奨値算出処理の
サブルーチンを示す図である。
【図8】本発明の実施の形態における実際の道路とノー
ドデータとの関係図である。
【図9】本発明の実施の形態におけるノードデータの説
明図である。
【図10】本発明の実施の形態における旋回角データの
説明図である。
【図11】本発明の実施の形態における推奨車速マップ
を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態における減速線図であ
る。
【図13】本発明の実施の形態における交差点制御判断
処理のサブルーチンを示す図である。
【図14】本発明の実施の形態における自動変速機制御
装置の動作を示すメインフローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態における協調制御判断処
理のサブルーチンを示す図である。
【図16】本発明の実施の形態における上限変速段決定
処理のサブルーチンを示す図である。
【符号の説明】
15 現在位置検出部 16 データ記録部 33、46 ROM 91 車両制御設定処理手段 92 道路状況判定処理手段 93 車両制御実行処理手段 N0 、N1 、…、Ndi ノード ΘSE 旋回角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J552 MA01 NA01 NB01 PA31 PA51 RB21 VA70Z VB01Z VB02Z VB13Z VC03Z VD01Z VD11Z VD14Z VE08W

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在位置を検出する現在位置検出手段
    と、道路状況データが記録されたデータ記録部と、現在
    位置及び道路状況データに基づいて車両制御を設定する
    車両制御設定処理手段と、所定の基準点から後方及び前
    方にかけて設定された判定範囲における前記道路状況デ
    ータのうちの道路状況判定データに基づいて、道路状況
    を判定する道路状況判定処理手段と、該道路状況判定処
    理手段の判定結果に基づいて、前記車両制御を実行する
    車両制御実行処理手段とを有することを特徴とする車両
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記道路状況判定データは前記判定範囲
    内の各ノードに属するノードデータであり、前記道路状
    況判定処理手段は前記ノードデータに基づいてコーナ形
    状を判定する請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 【請求項3】 前記道路状況判定処理手段は、前記ノー
    ドデータのリンク角の累積値に基づいてコーナ形状を判
    定する請求項2に記載の車両制御装置。
  4. 【請求項4】 前記道路状況判定データは、前記判定範
    囲内の各ノードに属するノードデータ、及び該ノードデ
    ータに基づいて算出される算出データであり、前記道路
    状況判定処理手段は、前記ノードデータ及び算出データ
    に基づいてコーナ形状を判定する請求項1に記載の車両
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記道路状況判定処理手段は、前記ノー
    ドデータ及び算出データの各リンク角の累積値に基づい
    てコーナ形状を判定する請求項4に記載の車両制御装
    置。
  6. 【請求項6】 現在位置を検出する現在位置検出手段
    と、道路状況データが記録されたデータ記録部と、前記
    現在位置及び道路状況データに基づいて車両制御を設定
    する車両制御設定処理手段と、所定の基準点から前方に
    かけて設定された判定範囲における前記道路状況データ
    のうちの道路状況判定データに基づいて、道路状況を判
    定する道路状況判定処理手段と、該道路状況判定処理手
    段の判定結果に基づいて、前記車両制御を実行する車両
    制御実行処理手段とを有するとともに、前記道路状況判
    定データは、前記判定範囲内の各ノードに属するノード
    データ、及び該ノードデータに基づいて算出される算出
    データであり、前記道路状況判定処理手段は、前記ノー
    ドデータ及び算出データに基づいてコーナ形状を判定す
    ることを特徴とする車両制御装置。
  7. 【請求項7】 前記算出データは、ノードデータを補間
    することによって算出される請求項4又は6に記載の車
    両制御装置。
  8. 【請求項8】 現在位置を検出し、データ記録部から道
    路状況データを読み出し、現在位置及び道路状況データ
    に基づいて車両制御を設定し、所定の基準点から後方及
    び前方にかけて設定された判定範囲における前記道路状
    況データのうちの道路状況判定データに基づいて、道路
    状況を判定し、判定結果に基づいて前記車両制御を実行
    することを特徴とする車両制御方法。
  9. 【請求項9】 現在位置を検出し、データ記録部から道
    路状況データを読み出し、現在位置及び道路状況データ
    に基づいて車両制御を設定し、所定の基準点から後方及
    び前方にかけて設定された判定範囲における前記道路状
    況データのうちの道路状況判定データに基づいて、道路
    状況を判定し、判定結果に基づいて前記車両制御を実行
    することを特徴とする車両制御方法のプログラムを記録
    した記録媒体。
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