JP2001227348A - 直列4気筒内燃機関の可変吸気装置 - Google Patents
直列4気筒内燃機関の可変吸気装置Info
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- JP2001227348A JP2001227348A JP2000039361A JP2000039361A JP2001227348A JP 2001227348 A JP2001227348 A JP 2001227348A JP 2000039361 A JP2000039361 A JP 2000039361A JP 2000039361 A JP2000039361 A JP 2000039361A JP 2001227348 A JP2001227348 A JP 2001227348A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 広い回転速度域にわたり高吸気充填効率が得
られ、部品点数が少ない、省スペースの直列4気筒内燃
機関の可変吸気装置を提供する。 【解決手段】 各気筒に一端がそれぞれ連通接続される
4つの互いに独立な略等長の吸気通路41 〜44 の他端
が、収束されて後、単一の吸気集合室3に連通接続さ
れ、上流側には、スロットルバルブ5が設けられ、収束
部には、吸気行程が互いに連続しない気筒群における各
気筒に一端がそれぞれ連通接続される1対の吸気通路を
連通する第1の連通口と、吸気行程が互いに連続する気
筒群における各気筒に一端がそれぞれ連通接続される1
対の吸気通路を連通する第2の連通口とが、互い違いに
設けられ、第1、第2の連通口には、各々の吸気制御弁
が、吸気通路の収束部の中央部に弁軸を備えて、開閉可
能に配設され、内燃機関の回転速度に応じて個別に開閉
制御され、各間が連通もしくは遮断される。
られ、部品点数が少ない、省スペースの直列4気筒内燃
機関の可変吸気装置を提供する。 【解決手段】 各気筒に一端がそれぞれ連通接続される
4つの互いに独立な略等長の吸気通路41 〜44 の他端
が、収束されて後、単一の吸気集合室3に連通接続さ
れ、上流側には、スロットルバルブ5が設けられ、収束
部には、吸気行程が互いに連続しない気筒群における各
気筒に一端がそれぞれ連通接続される1対の吸気通路を
連通する第1の連通口と、吸気行程が互いに連続する気
筒群における各気筒に一端がそれぞれ連通接続される1
対の吸気通路を連通する第2の連通口とが、互い違いに
設けられ、第1、第2の連通口には、各々の吸気制御弁
が、吸気通路の収束部の中央部に弁軸を備えて、開閉可
能に配設され、内燃機関の回転速度に応じて個別に開閉
制御され、各間が連通もしくは遮断される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、内燃機関の低
回転速度域から高回転速度域まで広い回転速度域にわた
って高い吸気充填効率と高い出力トルクとが得られるよ
うにされた直列4気筒内燃機関の可変吸気装置の改良に
関する。
回転速度域から高回転速度域まで広い回転速度域にわた
って高い吸気充填効率と高い出力トルクとが得られるよ
うにされた直列4気筒内燃機関の可変吸気装置の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、多気筒内燃機関の各気筒に連
通接続される吸気通路に発生する吸気圧力振動を利用し
て、各気筒における吸気行程の後半に、その気筒の吸気
ポート部分の圧力を上昇させて、吸気過給効果を得るよ
うにした吸気装置が種々提案されている。
通接続される吸気通路に発生する吸気圧力振動を利用し
て、各気筒における吸気行程の後半に、その気筒の吸気
ポート部分の圧力を上昇させて、吸気過給効果を得るよ
うにした吸気装置が種々提案されている。
【0003】例えば、内燃機関の吸気管の管路長や容積
を内燃機関の回転数に応じて変えて、吸気の慣性過給効
果や共鳴過給効果を得て、これらを適切に組み合わせ利
用することにより、低回転速度域から高回転速度域まで
広い回転速度域にわたって吸気充填効率を高く維持し
て、出力トルクを向上させることが行なわれている。
を内燃機関の回転数に応じて変えて、吸気の慣性過給効
果や共鳴過給効果を得て、これらを適切に組み合わせ利
用することにより、低回転速度域から高回転速度域まで
広い回転速度域にわたって吸気充填効率を高く維持し
て、出力トルクを向上させることが行なわれている。
【0004】直列4気筒内燃機関においては、各気筒に
連通する吸気管路長を内燃機関の低回転速度域、中回転
速度域、高回転速度域の3段階に変えて、いずれも吸気
の慣性過給効果を利用して、高い吸気充填効率を得て、
出力トルクの向上を図ったもの(特公平7−30698
号公報)や、各気筒に連通する吸気管路を吸気行程が互
いに連続しない気筒群毎に合流させた合流部を共鳴室と
し、その上流側に共鳴管を気筒配列方向に沿って接続
し、これら一対の共鳴管の上流側に集合部を設け、一対
の共鳴室間の連通を内燃機関の低中回転速度域、高回転
速度域にしたがって遮断、連通させて、吸気の共鳴過給
効果および慣性過給効果を利用して、高い吸気充填効率
を得て、出力トルクの向上を図ったもの(特開平10−
73024号公報)等がある。
連通する吸気管路長を内燃機関の低回転速度域、中回転
速度域、高回転速度域の3段階に変えて、いずれも吸気
の慣性過給効果を利用して、高い吸気充填効率を得て、
出力トルクの向上を図ったもの(特公平7−30698
号公報)や、各気筒に連通する吸気管路を吸気行程が互
いに連続しない気筒群毎に合流させた合流部を共鳴室と
し、その上流側に共鳴管を気筒配列方向に沿って接続
し、これら一対の共鳴管の上流側に集合部を設け、一対
の共鳴室間の連通を内燃機関の低中回転速度域、高回転
速度域にしたがって遮断、連通させて、吸気の共鳴過給
効果および慣性過給効果を利用して、高い吸気充填効率
を得て、出力トルクの向上を図ったもの(特開平10−
73024号公報)等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ものにおいては、気筒数分の独立吸気通路の集合部や集
合管路に多数の吸気制御弁を配しているので、部品点数
や重量が増大して、大きなバルブ搭載空間を必要とし、
制御装置も大掛かりになるという不具合があった。ま
た、低中回転速度域において共鳴過給効果を利用した後
者のものにおいては、共鳴室、共鳴管、集合部の設置が
必要であり、一対の共鳴管を有することで気筒配列方向
に吸気装置自体が大型化して、気筒配列方向にスペース
的に不利があった。また、低中回転速度域と高回転速度
域との狭間の部分におけるフラットな吸気充填効率が得
られにくかった。
ものにおいては、気筒数分の独立吸気通路の集合部や集
合管路に多数の吸気制御弁を配しているので、部品点数
や重量が増大して、大きなバルブ搭載空間を必要とし、
制御装置も大掛かりになるという不具合があった。ま
た、低中回転速度域において共鳴過給効果を利用した後
者のものにおいては、共鳴室、共鳴管、集合部の設置が
必要であり、一対の共鳴管を有することで気筒配列方向
に吸気装置自体が大型化して、気筒配列方向にスペース
的に不利があった。また、低中回転速度域と高回転速度
域との狭間の部分におけるフラットな吸気充填効率が得
られにくかった。
【0006】本願の発明は、従来の直列4気筒内燃機関
の可変吸気装置が有する前記のような問題点を解決し
て、内燃機関の低回転速度域から高回転速度域まで広い
回転速度域にわたって高い吸気充填効率を得ることがで
き、これにより、高い出力トルクを得ることができて、
しかも、部品点数が少なく、構造を簡単化でき、大きな
バルブ搭載空間を必要としない省スペースの直列4気筒
内燃機関の可変吸気装置を提供することを課題とする。
の可変吸気装置が有する前記のような問題点を解決し
て、内燃機関の低回転速度域から高回転速度域まで広い
回転速度域にわたって高い吸気充填効率を得ることがで
き、これにより、高い出力トルクを得ることができて、
しかも、部品点数が少なく、構造を簡単化でき、大きな
バルブ搭載空間を必要としない省スペースの直列4気筒
内燃機関の可変吸気装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および効果】本願の発明
は、前記のような課題を解決した4気筒内燃機関の可変
吸気装置に係り、その請求項1に記載された発明は、直
列4気筒内燃機関の各気筒に一端がそれぞれ連通接続さ
れる4つの互いに独立な略等長の吸気通路の他端が、収
束されて後、単一の吸気集合室に連通接続され、前記吸
気集合室より上流側には、スロットルバルブが設けら
れ、前記吸気通路の収束部には、吸気行程が互いに連続
しない気筒群における各気筒に一端がそれぞれ連通接続
される1対の吸気通路間を連通する第1の連通口と、吸
気行程が互いに連続する気筒群における各気筒に一端が
それぞれ連通接続される1対の吸気通路間を連通する第
2の連通口とが、前記吸気通路と同軸方向に隣接して互
い違いに設けられ、前記第1、第2の連通口には、第
1、第2の吸気制御弁がそれぞれ配設され、前記第1、
第2の吸気制御弁は、前記吸気通路の収束部の中央部に
前記吸気通路と同軸方向に弁軸を備えて、それぞれ開閉
可能にされ、前記第1の吸気制御弁の開閉により、吸気
行程が互いに連続しない気筒群における各気筒に一端が
それぞれ連通接続される1対の吸気通路間が連通もしく
は遮断され、前記第2の吸気制御弁の開閉により、吸気
行程が互いに連続する気筒群における各気筒に一端がそ
れぞれ連通接続される1対の吸気通路間が連通もしくは
遮断されるようにされたことを特徴とする直列4気筒内
燃機関の可変吸気装置である。
は、前記のような課題を解決した4気筒内燃機関の可変
吸気装置に係り、その請求項1に記載された発明は、直
列4気筒内燃機関の各気筒に一端がそれぞれ連通接続さ
れる4つの互いに独立な略等長の吸気通路の他端が、収
束されて後、単一の吸気集合室に連通接続され、前記吸
気集合室より上流側には、スロットルバルブが設けら
れ、前記吸気通路の収束部には、吸気行程が互いに連続
しない気筒群における各気筒に一端がそれぞれ連通接続
される1対の吸気通路間を連通する第1の連通口と、吸
気行程が互いに連続する気筒群における各気筒に一端が
それぞれ連通接続される1対の吸気通路間を連通する第
2の連通口とが、前記吸気通路と同軸方向に隣接して互
い違いに設けられ、前記第1、第2の連通口には、第
1、第2の吸気制御弁がそれぞれ配設され、前記第1、
第2の吸気制御弁は、前記吸気通路の収束部の中央部に
前記吸気通路と同軸方向に弁軸を備えて、それぞれ開閉
可能にされ、前記第1の吸気制御弁の開閉により、吸気
行程が互いに連続しない気筒群における各気筒に一端が
それぞれ連通接続される1対の吸気通路間が連通もしく
は遮断され、前記第2の吸気制御弁の開閉により、吸気
行程が互いに連続する気筒群における各気筒に一端がそ
れぞれ連通接続される1対の吸気通路間が連通もしくは
遮断されるようにされたことを特徴とする直列4気筒内
燃機関の可変吸気装置である。
【0008】請求項1に記載された発明は、前記のよう
に構成されており、直列4気筒内燃機関の各気筒に一端
がそれぞれ連通接続される4つの互いに独立な略等長の
吸気通路の他端の収束部に、吸気行程が互いに連続しな
い気筒群における各気筒に一端がそれぞれ連通接続され
る1対の吸気通路間を連通する第1の連通口と、吸気行
程が互いに連続する気筒群における各気筒に一端がそれ
ぞれ連通接続される1対の吸気通路間を連通する第2の
連通口とが、該吸気通路と同軸方向に隣接して互い違い
に設けられ、これら第1、第2の連通口に、第1、第2
の吸気制御弁がそれぞれ配設され、これら第1、第2の
吸気制御弁は、該吸気通路の収束部の中央部に該吸気通
路と同軸方向に弁軸を備えて、それぞれ開閉可能にされ
るので、吸気制御弁が2個用いられるのみであり、部品
点数が少なくて、構造をきわめて簡単化することがで
き、しかも、これらの吸気制御弁が吸気通路の収束部内
にコンパクトに収容されるので、バルブ搭載空間が節約
されて、省スペースの直列4気筒内燃機関の可変吸気装
置を得ることができる。
に構成されており、直列4気筒内燃機関の各気筒に一端
がそれぞれ連通接続される4つの互いに独立な略等長の
吸気通路の他端の収束部に、吸気行程が互いに連続しな
い気筒群における各気筒に一端がそれぞれ連通接続され
る1対の吸気通路間を連通する第1の連通口と、吸気行
程が互いに連続する気筒群における各気筒に一端がそれ
ぞれ連通接続される1対の吸気通路間を連通する第2の
連通口とが、該吸気通路と同軸方向に隣接して互い違い
に設けられ、これら第1、第2の連通口に、第1、第2
の吸気制御弁がそれぞれ配設され、これら第1、第2の
吸気制御弁は、該吸気通路の収束部の中央部に該吸気通
路と同軸方向に弁軸を備えて、それぞれ開閉可能にされ
るので、吸気制御弁が2個用いられるのみであり、部品
点数が少なくて、構造をきわめて簡単化することがで
き、しかも、これらの吸気制御弁が吸気通路の収束部内
にコンパクトに収容されるので、バルブ搭載空間が節約
されて、省スペースの直列4気筒内燃機関の可変吸気装
置を得ることができる。
【0009】また、請求項2記載のように請求項1記載
の発明を構成することにより、第1、第2の吸気制御弁
は、内燃機関の回転速度に応じて個別に開閉制御され、
内燃機関の低回転速度域で、第1、第2の吸気制御弁と
も閉鎖されて、隣接する全ての吸気通路間が遮断され、
中回転速度域で、第1の吸気制御弁が開放されて、吸気
行程が互いに連続しない気筒群における各気筒に一端が
それぞれ連通接続される隣接する1対の吸気通路間が連
通し、高回転速度域で、第1、第2の吸気制御弁とも開
放されて、隣接する全ての吸気通路間が連通するように
される。
の発明を構成することにより、第1、第2の吸気制御弁
は、内燃機関の回転速度に応じて個別に開閉制御され、
内燃機関の低回転速度域で、第1、第2の吸気制御弁と
も閉鎖されて、隣接する全ての吸気通路間が遮断され、
中回転速度域で、第1の吸気制御弁が開放されて、吸気
行程が互いに連続しない気筒群における各気筒に一端が
それぞれ連通接続される隣接する1対の吸気通路間が連
通し、高回転速度域で、第1、第2の吸気制御弁とも開
放されて、隣接する全ての吸気通路間が連通するように
される。
【0010】この結果、内燃機関の低回転速度域におい
ては、燃焼室から吸気集合室まで完全に独立した4つの
吸気通路が形成され、吸気集合室が大気開放部として作
用して、ここが吸気圧力振動の反転室となり、燃焼室か
ら吸気集合室までの長い吸気通路内での低い固有振動数
の吸気圧力振動と機関の低回転に基づく吸気弁の長い開
閉サイクルとが同調して、高い慣性過給効果が得られ、
全ての気筒について高い吸気充填効率が得られて、出力
トルクを向上させることができる。
ては、燃焼室から吸気集合室まで完全に独立した4つの
吸気通路が形成され、吸気集合室が大気開放部として作
用して、ここが吸気圧力振動の反転室となり、燃焼室か
ら吸気集合室までの長い吸気通路内での低い固有振動数
の吸気圧力振動と機関の低回転に基づく吸気弁の長い開
閉サイクルとが同調して、高い慣性過給効果が得られ、
全ての気筒について高い吸気充填効率が得られて、出力
トルクを向上させることができる。
【0011】また、中回転速度域においては、吸気行程
が互いに連続しない気筒群における各気筒に一端がそれ
ぞれ連通接続される隣接する1対の吸気通路間の連通部
より上流側の吸気通路部分が各気筒群の共鳴系を構成し
て、各吸気通路および吸気連通部内を吸気圧力波が反転
することなく、同一気筒群における他の気筒の次の吸気
行程にその吸気圧力波を伝播させることができ、高い共
鳴過給効果が得られ、吸気行程が互いに連続しない気筒
群における各気筒について高い吸気充填効率が得られ
て、出力トルクを向上させることができる。
が互いに連続しない気筒群における各気筒に一端がそれ
ぞれ連通接続される隣接する1対の吸気通路間の連通部
より上流側の吸気通路部分が各気筒群の共鳴系を構成し
て、各吸気通路および吸気連通部内を吸気圧力波が反転
することなく、同一気筒群における他の気筒の次の吸気
行程にその吸気圧力波を伝播させることができ、高い共
鳴過給効果が得られ、吸気行程が互いに連続しない気筒
群における各気筒について高い吸気充填効率が得られ
て、出力トルクを向上させることができる。
【0012】さらに、高回転速度域においては、隣接す
る全ての吸気通路間の連通室が大気開放部として作用し
て、ここが吸気圧力振動の反転室となり、燃焼室から該
連通室までの短い吸気通路内での高い固有振動数の吸気
圧力振動と機関の高回転に基づく吸気弁の短い開閉サイ
クルとが同調して、高い慣性過給効果が得られ、全ての
気筒について高い吸気充填効率が得られて、出力トルク
を向上させることができる。
る全ての吸気通路間の連通室が大気開放部として作用し
て、ここが吸気圧力振動の反転室となり、燃焼室から該
連通室までの短い吸気通路内での高い固有振動数の吸気
圧力振動と機関の高回転に基づく吸気弁の短い開閉サイ
クルとが同調して、高い慣性過給効果が得られ、全ての
気筒について高い吸気充填効率が得られて、出力トルク
を向上させることができる。
【0013】このようにして、低回転速度域と高回転速
度域との間の吸気充填効率と出力トルクとが低下する谷
間の部分を埋め合わせることができ、低回転速度域から
高回転速度域までの広い回転速度域にわたって、高い吸
気充填効率と高い出力トルクとを得ることができる。
度域との間の吸気充填効率と出力トルクとが低下する谷
間の部分を埋め合わせることができ、低回転速度域から
高回転速度域までの広い回転速度域にわたって、高い吸
気充填効率と高い出力トルクとを得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図11に図示される
本願の請求項1および請求項2に記載された発明の一実
施形態について説明する。図1は、本実施形態における
直列4気筒内燃機関の可変吸気装置の全体外観図、図2
は、図1のII−II線矢視断面図、図3は、図1のI
II−III線矢視断面図、図4は、図1の可変吸気装
置に使用される第1、第2の吸気制御弁の弁体構造の横
断面図、図5は、内燃機関が低回転速度域にあるときの
第1、第2の吸気制御弁の開閉状態を示す図、図6は、
図5の第1、第2の吸気制御弁の開閉状態を立体視した
図、図7は、内燃機関が中回転速度域にあるときの第
1、第2の吸気制御弁の開閉状態を示す図、図8は、図
7の第1、第2の吸気制御弁の開閉状態を立体視した
図、図9は、内燃機関が高回転速度域にあるときの第
1、第2の吸気制御弁の開閉状態を示す図、図10は、
図9の第1、第2の吸気制御弁の開閉状態を立体視した
図、図11は、図1の可変吸気装置の特性線図である。
なお、図1〜図3、図5〜図10において、第1〜第4
吸気通路41 〜44 と第1〜第4気筒♯1〜♯4との連
通接続関係を分かり易くするために、符号♯1〜♯4を
図の適所に付した。また、以下において、気筒配列方向
を左右方向とし、図1において左方を左方とする。
本願の請求項1および請求項2に記載された発明の一実
施形態について説明する。図1は、本実施形態における
直列4気筒内燃機関の可変吸気装置の全体外観図、図2
は、図1のII−II線矢視断面図、図3は、図1のI
II−III線矢視断面図、図4は、図1の可変吸気装
置に使用される第1、第2の吸気制御弁の弁体構造の横
断面図、図5は、内燃機関が低回転速度域にあるときの
第1、第2の吸気制御弁の開閉状態を示す図、図6は、
図5の第1、第2の吸気制御弁の開閉状態を立体視した
図、図7は、内燃機関が中回転速度域にあるときの第
1、第2の吸気制御弁の開閉状態を示す図、図8は、図
7の第1、第2の吸気制御弁の開閉状態を立体視した
図、図9は、内燃機関が高回転速度域にあるときの第
1、第2の吸気制御弁の開閉状態を示す図、図10は、
図9の第1、第2の吸気制御弁の開閉状態を立体視した
図、図11は、図1の可変吸気装置の特性線図である。
なお、図1〜図3、図5〜図10において、第1〜第4
吸気通路41 〜44 と第1〜第4気筒♯1〜♯4との連
通接続関係を分かり易くするために、符号♯1〜♯4を
図の適所に付した。また、以下において、気筒配列方向
を左右方向とし、図1において左方を左方とする。
【0015】図1において、本実施形態における直列4
気筒内燃機関の可変吸気装置1は、内燃機関の第1〜第
4気筒♯1〜♯4(図示されず)の各気筒に一端がそれ
ぞれ連通接続される4つの互いに独立な略等長の第1〜
第4吸気通路41 〜44 を有している。これらの吸気通
路41 〜44 の他端は、4本の束をなすように収束さ
れ、一体化されて、後述する第1、第2の吸気制御弁
9、10の収容部2(図1において、略○印で囲む領域。
以下、弁収容部という。)を形成する。そして、該弁収
容部2を経て、単一の吸気集合室3に連通接続されてい
る。吸気集合室3より上流側には、スロットルバルブ5
が設けられている。
気筒内燃機関の可変吸気装置1は、内燃機関の第1〜第
4気筒♯1〜♯4(図示されず)の各気筒に一端がそれ
ぞれ連通接続される4つの互いに独立な略等長の第1〜
第4吸気通路41 〜44 を有している。これらの吸気通
路41 〜44 の他端は、4本の束をなすように収束さ
れ、一体化されて、後述する第1、第2の吸気制御弁
9、10の収容部2(図1において、略○印で囲む領域。
以下、弁収容部という。)を形成する。そして、該弁収
容部2を経て、単一の吸気集合室3に連通接続されてい
る。吸気集合室3より上流側には、スロットルバルブ5
が設けられている。
【0016】第1〜第4気筒♯1〜♯4は、第1気筒♯
1、第3気筒♯3、第4気筒♯4、第2気筒♯2の順に
点火される。したがって、各気筒における吸気行程も、
この順となり、吸気行程が互いに連続しない気筒群は、
第1、第4気筒♯1、♯4からなる気筒群と、第2、第
3気筒♯2、♯3からなる気筒群とである。
1、第3気筒♯3、第4気筒♯4、第2気筒♯2の順に
点火される。したがって、各気筒における吸気行程も、
この順となり、吸気行程が互いに連続しない気筒群は、
第1、第4気筒♯1、♯4からなる気筒群と、第2、第
3気筒♯2、♯3からなる気筒群とである。
【0017】これより、吸気行程が互いに連続しない気
筒群における各気筒に一端がそれぞれ連通接続される1
対の吸気通路は、第1、第4気筒♯1、♯4からなる気
筒群における各気筒に一端がそれぞれ連通接続される1
対の第1、第4吸気通路41、44 と、第2、第3気筒
♯2、♯3からなる気筒群における各気筒に一端がそれ
ぞれ連通接続される1対の第2、第3吸気通路42 、4
3 とである。
筒群における各気筒に一端がそれぞれ連通接続される1
対の吸気通路は、第1、第4気筒♯1、♯4からなる気
筒群における各気筒に一端がそれぞれ連通接続される1
対の第1、第4吸気通路41、44 と、第2、第3気筒
♯2、♯3からなる気筒群における各気筒に一端がそれ
ぞれ連通接続される1対の第2、第3吸気通路42 、4
3 とである。
【0018】第1〜第4吸気通路41 〜44 の弁収容部
2は、図2、図3、図6等に図示されるように、横断面
において4つの角部が丸くされた方形状に形成され、そ
の内部が4つの仕切壁61 〜64 により4つの室に分割
されて、それぞれの室が第1〜第4吸気通路41 〜44
の各通路部分をなすようにされている。分割された4つ
の室の各々には、第1〜第4気筒♯1〜♯4との連通接
続関係を示すために、符号♯1〜♯4が付されている。
なお、弁収容部2の横断面形状は、必ずしも方形状に限
定されず、円形状に形成されてもよい。
2は、図2、図3、図6等に図示されるように、横断面
において4つの角部が丸くされた方形状に形成され、そ
の内部が4つの仕切壁61 〜64 により4つの室に分割
されて、それぞれの室が第1〜第4吸気通路41 〜44
の各通路部分をなすようにされている。分割された4つ
の室の各々には、第1〜第4気筒♯1〜♯4との連通接
続関係を示すために、符号♯1〜♯4が付されている。
なお、弁収容部2の横断面形状は、必ずしも方形状に限
定されず、円形状に形成されてもよい。
【0019】第1〜第4吸気通路41 〜44 は、弁収容
部2をなす収束部において、吸気行程が互いに連続しな
い気筒群♯1、♯4と♯2、♯3毎に第1、第4吸気通
路4 1 、44 と第2、第3吸気通路42 、43 とが、そ
れぞれ左右方向に並設されて隣接して配置され、また、
吸気行程が互いに連続する気筒群♯2、♯1と♯3、♯
4毎に第2、第1吸気通路42 、41 と第3、第4吸気
通路43 、44 とが、それぞれ前後方向に並設されて隣
接して配置されている。
部2をなす収束部において、吸気行程が互いに連続しな
い気筒群♯1、♯4と♯2、♯3毎に第1、第4吸気通
路4 1 、44 と第2、第3吸気通路42 、43 とが、そ
れぞれ左右方向に並設されて隣接して配置され、また、
吸気行程が互いに連続する気筒群♯2、♯1と♯3、♯
4毎に第2、第1吸気通路42 、41 と第3、第4吸気
通路43 、44 とが、それぞれ前後方向に並設されて隣
接して配置されている。
【0020】仕切壁61 は、1対の隣接する第1、第4
吸気通路41 、44 間を仕切り、仕切壁62 は、1対の
隣接する第3、第4吸気通路43 、44 間を仕切り、仕
切壁63 は、1対の隣接する第2、第3吸気通路42 、
43 間を仕切り、仕切壁64は、1対の隣接する第1、
第2吸気通路41 、42 間を仕切っている。
吸気通路41 、44 間を仕切り、仕切壁62 は、1対の
隣接する第3、第4吸気通路43 、44 間を仕切り、仕
切壁63 は、1対の隣接する第2、第3吸気通路42 、
43 間を仕切り、仕切壁64は、1対の隣接する第1、
第2吸気通路41 、42 間を仕切っている。
【0021】仕切壁61 、63 は、吸気通路41 〜44
の軸方向に沿う長さの一部が切除されて、そこに、1対
の隣接する吸気通路41 、44 と42 、43 の各間を連
通する第1の連通口71 、72 がそれぞれ形成され、ま
た、仕切壁62 、64 は、吸気通路41 〜44 の軸方向
に沿う長さの一部が切除されて、そこに、1対の隣接す
る吸気通路43 、44 と41 、42 の各間を連通する第
2の連通口81 、82がそれぞれ形成されている。
の軸方向に沿う長さの一部が切除されて、そこに、1対
の隣接する吸気通路41 、44 と42 、43 の各間を連
通する第1の連通口71 、72 がそれぞれ形成され、ま
た、仕切壁62 、64 は、吸気通路41 〜44 の軸方向
に沿う長さの一部が切除されて、そこに、1対の隣接す
る吸気通路43 、44 と41 、42 の各間を連通する第
2の連通口81 、82がそれぞれ形成されている。
【0022】仕切壁62 、64 において、吸気通路41
〜44 の軸方向に沿う長さの一部が切除される部分は、
仕切壁61 、63 において、吸気通路41 〜44 の軸方
向に沿う長さの一部が切除される部分の直ぐ下方に隣接
しているので、第1の連通口71 、72 と第2の連通口
81 、82 とは、第1の連通口71 、72 を上に、第2
の連通口81 、82 を下にして、吸気通路41 〜44 と
同軸方向に隣接して互い違いに設けられている。
〜44 の軸方向に沿う長さの一部が切除される部分は、
仕切壁61 、63 において、吸気通路41 〜44 の軸方
向に沿う長さの一部が切除される部分の直ぐ下方に隣接
しているので、第1の連通口71 、72 と第2の連通口
81 、82 とは、第1の連通口71 、72 を上に、第2
の連通口81 、82 を下にして、吸気通路41 〜44 と
同軸方向に隣接して互い違いに設けられている。
【0023】実際に可変吸気装置1を製作するに当たっ
ては、仕切壁62 、64 の一部が切除される部分と仕切
壁61 、63 の一部が切除される部分とが隣接する位置
で吸気通路41 〜44 を分割して、この分割位置より下
流側を吸気マニホールドとして鋳造もしくは樹脂材によ
る一体成形により一体に製作し、この分割位置より上流
側の吸気集合室3を含む部分までを吸気通路41 〜44
の各下流側部分および吸気集合室3として鋳造もしくは
樹脂材による一体成形により一体に製作し、これらの各
端部フランジ間をボルト連結することにより一体化して
製作するようにするのが望ましい。
ては、仕切壁62 、64 の一部が切除される部分と仕切
壁61 、63 の一部が切除される部分とが隣接する位置
で吸気通路41 〜44 を分割して、この分割位置より下
流側を吸気マニホールドとして鋳造もしくは樹脂材によ
る一体成形により一体に製作し、この分割位置より上流
側の吸気集合室3を含む部分までを吸気通路41 〜44
の各下流側部分および吸気集合室3として鋳造もしくは
樹脂材による一体成形により一体に製作し、これらの各
端部フランジ間をボルト連結することにより一体化して
製作するようにするのが望ましい。
【0024】第1の連通口71 、72 には、第1の吸気
制御弁9の弁体91 、92 がそれぞれ配設され、第2の
連通口81 、82 には、第2の吸気制御弁10の弁体10
1 、10 2 がそれぞれ配設されていて、第1、第2の吸気
制御弁9、10が後述する弁軸9 3 、103 を中心に回転し
たとき、これらの連通口71 、72 、81 、82 をそれ
ぞれ開閉することができるようになっている。第1、第
2の吸気制御弁9、10をそれぞれの配設個所に設置する
に際しては、前記した吸気通路41 〜44 の分割面から
それらを挿入して取り付けるのが便利である。
制御弁9の弁体91 、92 がそれぞれ配設され、第2の
連通口81 、82 には、第2の吸気制御弁10の弁体10
1 、10 2 がそれぞれ配設されていて、第1、第2の吸気
制御弁9、10が後述する弁軸9 3 、103 を中心に回転し
たとき、これらの連通口71 、72 、81 、82 をそれ
ぞれ開閉することができるようになっている。第1、第
2の吸気制御弁9、10をそれぞれの配設個所に設置する
に際しては、前記した吸気通路41 〜44 の分割面から
それらを挿入して取り付けるのが便利である。
【0025】第1の吸気制御弁9の弁体91 、92 は、
図4に図示されるように、その回転中心(弁軸93 の中
心)に対して、これらの弁体91 、92 の板厚の半分か
もしくはそれ以上の距離sだけ互いに反対方向にオフセ
ットされて、弁軸93 に一体に取り付けられている。第
2の吸気制御弁10も、第1の吸気制御弁9と同様の構造
にされている。第1、第2の吸気制御弁9、10は、全体
としてはバタフライ弁の形状を呈している。
図4に図示されるように、その回転中心(弁軸93 の中
心)に対して、これらの弁体91 、92 の板厚の半分か
もしくはそれ以上の距離sだけ互いに反対方向にオフセ
ットされて、弁軸93 に一体に取り付けられている。第
2の吸気制御弁10も、第1の吸気制御弁9と同様の構造
にされている。第1、第2の吸気制御弁9、10は、全体
としてはバタフライ弁の形状を呈している。
【0026】第1、第2の吸気制御弁9、10は、第1〜
第4吸気通路41 〜44 の弁収容部2の中央部に、これ
らの吸気通路41 〜44 と同軸方向に弁軸93 、103 を
備えて、それぞれ開閉可能に配設されている。そして、
第1の吸気制御弁9の開閉により、吸気行程が互いに連
続しない気筒群における各気筒に一端がそれぞれ連通接
続される1対の吸気通路41 、44 と、42 、43 の各
間が連通もしくは遮断され、第2の吸気制御弁10の開閉
により、吸気行程が互いに連続する気筒群における各気
筒に一端がそれぞれ連通接続される1対の吸気通路4
1 、42 と43 、44 の各間が連通もしくは遮断され
る。
第4吸気通路41 〜44 の弁収容部2の中央部に、これ
らの吸気通路41 〜44 と同軸方向に弁軸93 、103 を
備えて、それぞれ開閉可能に配設されている。そして、
第1の吸気制御弁9の開閉により、吸気行程が互いに連
続しない気筒群における各気筒に一端がそれぞれ連通接
続される1対の吸気通路41 、44 と、42 、43 の各
間が連通もしくは遮断され、第2の吸気制御弁10の開閉
により、吸気行程が互いに連続する気筒群における各気
筒に一端がそれぞれ連通接続される1対の吸気通路4
1 、42 と43 、44 の各間が連通もしくは遮断され
る。
【0027】仕切壁61 、63 は、第2の吸気制御弁10
が第2の連通口81 、82 を完全に開放するように回転
されたとき、第2の吸気制御弁10のオフセット配置され
た2つの弁体101 、102 が丁度仕切壁61 、63 に密着
するかもしくはわずかに隙間を残す程度にオフセットさ
れて、弁収容部2の外壁に一体に設けられている(図9
(b)参照)。また、仕切壁62 、64 は、第1の吸気
制御弁9が第1の連通口71 、72 を完全に開放するよ
うに回転されたとき、第1の吸気制御弁9のオフセット
配置された2つの弁体91 、92 が丁度仕切壁62 、6
4 に密着するかもしくはわずかに隙間を残す程度にオフ
セットされて、弁収容部2の外壁に一体に設けられてい
る(図7(a)、図9(a)参照)。
が第2の連通口81 、82 を完全に開放するように回転
されたとき、第2の吸気制御弁10のオフセット配置され
た2つの弁体101 、102 が丁度仕切壁61 、63 に密着
するかもしくはわずかに隙間を残す程度にオフセットさ
れて、弁収容部2の外壁に一体に設けられている(図9
(b)参照)。また、仕切壁62 、64 は、第1の吸気
制御弁9が第1の連通口71 、72 を完全に開放するよ
うに回転されたとき、第1の吸気制御弁9のオフセット
配置された2つの弁体91 、92 が丁度仕切壁62 、6
4 に密着するかもしくはわずかに隙間を残す程度にオフ
セットされて、弁収容部2の外壁に一体に設けられてい
る(図7(a)、図9(a)参照)。
【0028】第1の吸気制御弁9の2つの弁体91 、9
2 、第2の吸気制御弁10の2つの弁体101 、102 、仕切
壁62 、64 および仕切壁61 、63 のこのようなオフ
セット配置により、第1、第2の吸気制御弁9、10が開
放動作させられたときにも、これらの弁が第1〜第4吸
気通路41 〜44 の各通路内の吸気の流れを阻害するこ
とがない。
2 、第2の吸気制御弁10の2つの弁体101 、102 、仕切
壁62 、64 および仕切壁61 、63 のこのようなオフ
セット配置により、第1、第2の吸気制御弁9、10が開
放動作させられたときにも、これらの弁が第1〜第4吸
気通路41 〜44 の各通路内の吸気の流れを阻害するこ
とがない。
【0029】エアクリーナ(図示されず)、スロットル
ボディ5を経て導かれた吸気は、次いで、比較的大容積
からなる吸気集合室3に流入する。そして、ここからさ
らに第1〜第4吸気通路41 〜44 のそれぞれに分かれ
て流入して、これらの比較的長い通路を流れて、第1〜
第4気筒♯1〜♯4のそれぞれに吸入される。この間
に、第1、第2吸気制御弁9、10が内燃機関の回転速度
に応じて後述するように開閉制御されることにより、吸
気の慣性過給効果もしくは共鳴過給効果を得て、勢いよ
く各気筒♯1〜♯4に吸入される。
ボディ5を経て導かれた吸気は、次いで、比較的大容積
からなる吸気集合室3に流入する。そして、ここからさ
らに第1〜第4吸気通路41 〜44 のそれぞれに分かれ
て流入して、これらの比較的長い通路を流れて、第1〜
第4気筒♯1〜♯4のそれぞれに吸入される。この間
に、第1、第2吸気制御弁9、10が内燃機関の回転速度
に応じて後述するように開閉制御されることにより、吸
気の慣性過給効果もしくは共鳴過給効果を得て、勢いよ
く各気筒♯1〜♯4に吸入される。
【0030】第1、第2の吸気制御弁9、10の開閉制御
には、電動もしくは負圧アクチュエータが使用される。
これらのアクチュエータは、第1〜第4吸気通路41 〜
44の弁収容部2の外壁に取り付けられる。本実施形態
においては、図1ないし図3に図示されるように、第
1、第2の負圧アクチュエータ11、12が使用されてお
り、それらの作動子111 、121 が弁収容部2の外壁を貫
通して、第1、第2の吸気制御弁9、10の一方の弁体9
2 、102 にそれぞれ連結されている。第1、第2の吸気
制御弁9、10は、これらの第1、第2の負圧アクチュエ
ータ11、12の作動により、内燃機関の回転速度に応じて
段階的に順次開閉動する。
には、電動もしくは負圧アクチュエータが使用される。
これらのアクチュエータは、第1〜第4吸気通路41 〜
44の弁収容部2の外壁に取り付けられる。本実施形態
においては、図1ないし図3に図示されるように、第
1、第2の負圧アクチュエータ11、12が使用されてお
り、それらの作動子111 、121 が弁収容部2の外壁を貫
通して、第1、第2の吸気制御弁9、10の一方の弁体9
2 、102 にそれぞれ連結されている。第1、第2の吸気
制御弁9、10は、これらの第1、第2の負圧アクチュエ
ータ11、12の作動により、内燃機関の回転速度に応じて
段階的に順次開閉動する。
【0031】先ず、内燃機関の回転数が所定の回転数N
1 より低い低回転速度域ある場合(N<N1 )において
は、ECU16からの信号により、電磁弁14、15の双方が
閉じられ、サージタンク13から第1、第2の負圧アクチ
ュエータ11、12につながる負圧導入路が遮断される。こ
れにより、これらの負圧アクチュエータ11、12は作動し
ないので、第1、第2の吸気制御弁9、10は、いずれも
閉状態を維持して、隣接する吸気通路41 と42 、42
と43 、43 と44 、44 と41 間が全て遮断され、完
全に独立した長い第1〜第4吸気通路41 〜44 が形成
される(図5、図6、図11参照)。
1 より低い低回転速度域ある場合(N<N1 )において
は、ECU16からの信号により、電磁弁14、15の双方が
閉じられ、サージタンク13から第1、第2の負圧アクチ
ュエータ11、12につながる負圧導入路が遮断される。こ
れにより、これらの負圧アクチュエータ11、12は作動し
ないので、第1、第2の吸気制御弁9、10は、いずれも
閉状態を維持して、隣接する吸気通路41 と42 、42
と43 、43 と44 、44 と41 間が全て遮断され、完
全に独立した長い第1〜第4吸気通路41 〜44 が形成
される(図5、図6、図11参照)。
【0032】そして、吸気集合室3内の吸気は、これら
の長い第1〜第4吸気通路41 〜4 4 にそれぞれ流入
し、これらの吸気通路41 〜44 を流れて、各気筒♯1
〜♯4に供給される。このとき、吸気集合室3は、大気
開放部として作用して、ここが吸気圧力振動の反転室と
なり、燃焼室から吸気集合室3までの長い吸気通路41
〜44 内での低い固有振動数の吸気圧力振動と機関の低
回転に基づく吸気弁の長い開閉サイクルとが同調して、
高い慣性過給効果が得られ、全ての気筒について高い吸
気充填効率が得られて、出力トルクを向上させることが
できる(図14の参照)。
の長い第1〜第4吸気通路41 〜4 4 にそれぞれ流入
し、これらの吸気通路41 〜44 を流れて、各気筒♯1
〜♯4に供給される。このとき、吸気集合室3は、大気
開放部として作用して、ここが吸気圧力振動の反転室と
なり、燃焼室から吸気集合室3までの長い吸気通路41
〜44 内での低い固有振動数の吸気圧力振動と機関の低
回転に基づく吸気弁の長い開閉サイクルとが同調して、
高い慣性過給効果が得られ、全ての気筒について高い吸
気充填効率が得られて、出力トルクを向上させることが
できる(図14の参照)。
【0033】次に、内燃機関の回転数がN1 より高く、
所定の回転数N2 (N1 <N2 )より低い中回転速度域
にある場合(N1 <N<N2 )においては、ECU16か
らの信号により、電磁弁14が開放されて、サージタンク
13から第1の負圧アクチュエータ11につながる負圧導入
路が連通する。これにより、第1の負圧アクチュエータ
11が作動して、作動子111 を介して第1の吸気制御弁9
が開放され、吸気行程が互いに連続しない気筒群♯1、
♯4、気筒群♯2、♯3における各気筒に一端がそれぞ
れ連通接続される1対の第1、第4吸気通路41 、44
間、1対の第2、第3吸気通路42 、43 間が、第1の
連通口71 、72 を介してそれぞれ連通される(図7、
図8、図12参照)。
所定の回転数N2 (N1 <N2 )より低い中回転速度域
にある場合(N1 <N<N2 )においては、ECU16か
らの信号により、電磁弁14が開放されて、サージタンク
13から第1の負圧アクチュエータ11につながる負圧導入
路が連通する。これにより、第1の負圧アクチュエータ
11が作動して、作動子111 を介して第1の吸気制御弁9
が開放され、吸気行程が互いに連続しない気筒群♯1、
♯4、気筒群♯2、♯3における各気筒に一端がそれぞ
れ連通接続される1対の第1、第4吸気通路41 、44
間、1対の第2、第3吸気通路42 、43 間が、第1の
連通口71 、72 を介してそれぞれ連通される(図7、
図8、図12参照)。
【0034】そして、これら1対の第1、第4吸気通路
41 、44 間、1対の第2、第3吸気通路42 、43 間
の各連通部(第1の連通口71 、72 )より上流側の各
吸気通路部分が、各気筒群の共鳴系を構成して、各吸気
通路41 〜44 および各吸気連通部(第1の連通口7
1 、72 )内を吸気圧力波が反転することなく、同一気
筒群における他の気筒の次の吸気行程にその吸気圧力波
を伝播させることができて、高い共鳴過給効果が得ら
れ、吸気行程が互いに連続しない気筒群♯1と♯4、♯
2と♯3における各気筒について高い吸気充填効率が得
られて、出力トルクを向上させることができる。このよ
うにして、低回転速度域と高回転速度域との間の吸気充
填効率と出力トルクとが低下する谷間の部分を埋め合わ
せることができる(図14の参照)。
41 、44 間、1対の第2、第3吸気通路42 、43 間
の各連通部(第1の連通口71 、72 )より上流側の各
吸気通路部分が、各気筒群の共鳴系を構成して、各吸気
通路41 〜44 および各吸気連通部(第1の連通口7
1 、72 )内を吸気圧力波が反転することなく、同一気
筒群における他の気筒の次の吸気行程にその吸気圧力波
を伝播させることができて、高い共鳴過給効果が得ら
れ、吸気行程が互いに連続しない気筒群♯1と♯4、♯
2と♯3における各気筒について高い吸気充填効率が得
られて、出力トルクを向上させることができる。このよ
うにして、低回転速度域と高回転速度域との間の吸気充
填効率と出力トルクとが低下する谷間の部分を埋め合わ
せることができる(図14の参照)。
【0035】さらに次に、内燃機関の回転数がN2 より
高い高回転速度域にある場合(N2<N)においては、
ECU16からの信号により、電磁弁15も開放されて、サ
ージタンク13から第2の負圧アクチュエータ12につなが
る負圧導入路も連通する。これにより、第1、第2の負
圧アクチュエータ11、12が作動して、第1、第2の吸気
制御弁9、10が開放され、隣接する吸気通路41 と4
2 、42 と43 、43 と44 、44 と41 間が第1の連
通口71 、72 と第2の連通口81 、82 を介して全て
連通する(図9、図10、図13参照)。
高い高回転速度域にある場合(N2<N)においては、
ECU16からの信号により、電磁弁15も開放されて、サ
ージタンク13から第2の負圧アクチュエータ12につなが
る負圧導入路も連通する。これにより、第1、第2の負
圧アクチュエータ11、12が作動して、第1、第2の吸気
制御弁9、10が開放され、隣接する吸気通路41 と4
2 、42 と43 、43 と44 、44 と41 間が第1の連
通口71 、72 と第2の連通口81 、82 を介して全て
連通する(図9、図10、図13参照)。
【0036】このとき、第1〜第4吸気通路41 〜44
の弁収容部2は、第1の連通口71、72 、と第2の連
通口81 、82 とを介して一体化された大容積の室を形
成するので、第1〜第4吸気通路41 〜44 は、その弁
収容部2において各断面形状を急激に変化させ、ここが
大気開放部として作用して、吸気圧力振動の反転室とな
る。そして、燃焼室から該弁収容部2までの短い吸気通
路部分内での高い固有振動数の吸気圧力振動と機関の高
回転に基づく吸気弁の短い開閉サイクルとが同調して、
高い慣性過給効果が得られ、全ての気筒について高い吸
気充填効率が得られて、出力トルクを向上させることが
できる(図14の参照)。
の弁収容部2は、第1の連通口71、72 、と第2の連
通口81 、82 とを介して一体化された大容積の室を形
成するので、第1〜第4吸気通路41 〜44 は、その弁
収容部2において各断面形状を急激に変化させ、ここが
大気開放部として作用して、吸気圧力振動の反転室とな
る。そして、燃焼室から該弁収容部2までの短い吸気通
路部分内での高い固有振動数の吸気圧力振動と機関の高
回転に基づく吸気弁の短い開閉サイクルとが同調して、
高い慣性過給効果が得られ、全ての気筒について高い吸
気充填効率が得られて、出力トルクを向上させることが
できる(図14の参照)。
【0037】このようにして、第1、第2の吸気制御弁
9、10を用いた吸気3段切換により、慣性→共鳴→慣性
の各過給効果を得て、内燃機関の低回転速度域から高回
転速度域までの広い回転速度域にわたって、フラットな
高い吸気充填効率と高い出力トルクとを得ることができ
る。一般に、慣性過給と共鳴過給とを比較すると、その
効果は、慣性過給の方が大きく、共鳴過給は慣性過給を
補う効果として位置付けられるが、本実施形態において
は、前記のとおり、低回転速度域において得られる慣性
過給効果に基づく高い吸気充填効率と高回転速度域にお
いて得られる慣性過給効果に基づく高い吸気充填効率と
の間の谷間の部分が、中回転速度域において得られる共
鳴過給効果に基づく吸気充填効率の向上により十分に補
われている。
9、10を用いた吸気3段切換により、慣性→共鳴→慣性
の各過給効果を得て、内燃機関の低回転速度域から高回
転速度域までの広い回転速度域にわたって、フラットな
高い吸気充填効率と高い出力トルクとを得ることができ
る。一般に、慣性過給と共鳴過給とを比較すると、その
効果は、慣性過給の方が大きく、共鳴過給は慣性過給を
補う効果として位置付けられるが、本実施形態において
は、前記のとおり、低回転速度域において得られる慣性
過給効果に基づく高い吸気充填効率と高回転速度域にお
いて得られる慣性過給効果に基づく高い吸気充填効率と
の間の谷間の部分が、中回転速度域において得られる共
鳴過給効果に基づく吸気充填効率の向上により十分に補
われている。
【0038】特に、本実施形態においては、第1の吸気
制御弁9が第2の吸気制御弁10より下流側に配置されて
いるので、共鳴過給効果を期待することができる内燃機
関の回転速度域が高回転速度側に移行して、内燃機関の
高回転、高出力を得易くなる。
制御弁9が第2の吸気制御弁10より下流側に配置されて
いるので、共鳴過給効果を期待することができる内燃機
関の回転速度域が高回転速度側に移行して、内燃機関の
高回転、高出力を得易くなる。
【0039】なお、サージタンク13への負圧の導入は、
スロットルバルブ5の下流の吸気集合室3から行なわれ
る。アクチュエータとして、電動アクチュエータが使用
される場合には、第1、第2の吸気制御弁9、10毎に設
けられる第1、第2の電動アクチュエータがECU16か
らの信号により個別に作動されて、第1、第2の吸気制
御弁9、10の内燃機関の回転速度に応じた開閉制御が行
なわれる。
スロットルバルブ5の下流の吸気集合室3から行なわれ
る。アクチュエータとして、電動アクチュエータが使用
される場合には、第1、第2の吸気制御弁9、10毎に設
けられる第1、第2の電動アクチュエータがECU16か
らの信号により個別に作動されて、第1、第2の吸気制
御弁9、10の内燃機関の回転速度に応じた開閉制御が行
なわれる。
【0040】本実施形態は、前記のように構成されてい
るので、さらに、次のような効果を奏することができ
る。直列4気筒内燃機関の各気筒に一端がそれぞれ連通
接続される4つの互いに独立な略等長の吸気通路41 〜
44 の他端の弁収容部(収束部)2に、吸気行程が互い
に連続しない気筒群における各気筒に一端がそれぞれ連
通接続される1対の吸気通路41 、44 と42 、43 の
各間を連通する第1の連通口71 、72 と、吸気行程が
互いに連続する気筒群における各気筒に一端がそれぞれ
連通接続される1対の吸気通路41 、42 と43 、44
の各間を連通する第2の連通口82 、81 とが、吸気通
路41 〜44 と同軸方向に隣接して互い違いに設けら
れ、これら第1、第2の連通口71 、72 、81 、82
に、第1、第2の吸気制御弁9、10がそれぞれ配設さ
れ、これら第1、第2の吸気制御弁9、10は、吸気通路
41〜44 の弁収容部2の中央部に吸気通路41 〜44
と同軸方向に弁軸93 、103を備えて、それぞれ開閉可
能にされているので、吸気制御弁9、10が2個用いられ
るのみであり、部品点数が少なくて、構造をきわめて簡
単化することができ、しかも、これらの吸気制御弁9、
10が吸気通路41 〜44 の弁収容部2内にコンパクトに
収容されるので、バルブ搭載空間が節約されて、省スペ
ースの直列4気筒内燃機関の可変吸気装置1を容易に得
ることができる。
るので、さらに、次のような効果を奏することができ
る。直列4気筒内燃機関の各気筒に一端がそれぞれ連通
接続される4つの互いに独立な略等長の吸気通路41 〜
44 の他端の弁収容部(収束部)2に、吸気行程が互い
に連続しない気筒群における各気筒に一端がそれぞれ連
通接続される1対の吸気通路41 、44 と42 、43 の
各間を連通する第1の連通口71 、72 と、吸気行程が
互いに連続する気筒群における各気筒に一端がそれぞれ
連通接続される1対の吸気通路41 、42 と43 、44
の各間を連通する第2の連通口82 、81 とが、吸気通
路41 〜44 と同軸方向に隣接して互い違いに設けら
れ、これら第1、第2の連通口71 、72 、81 、82
に、第1、第2の吸気制御弁9、10がそれぞれ配設さ
れ、これら第1、第2の吸気制御弁9、10は、吸気通路
41〜44 の弁収容部2の中央部に吸気通路41 〜44
と同軸方向に弁軸93 、103を備えて、それぞれ開閉可
能にされているので、吸気制御弁9、10が2個用いられ
るのみであり、部品点数が少なくて、構造をきわめて簡
単化することができ、しかも、これらの吸気制御弁9、
10が吸気通路41 〜44 の弁収容部2内にコンパクトに
収容されるので、バルブ搭載空間が節約されて、省スペ
ースの直列4気筒内燃機関の可変吸気装置1を容易に得
ることができる。
【0041】なお、本実施形態において、第1、第2の
負圧アクチュエータ11、12は、負圧が導入されることに
よって作動して、第1、第2の吸気制御弁9、10を開放
するように構成されたが、これに限定されず、内燃機関
の稼働に伴い負圧が導入されることによって作動して、
第1、第2の吸気制御弁9、10を閉鎖し、内燃機関の回
転速度に応じた電磁弁の開放により大気圧が導入される
ことによって反対方向に作動して、第1、第2の吸気制
御弁9、10を開放するように構成されてもよい。このよ
うにすれば、第1、第2の吸気制御弁9、10の固着を防
止することができる。
負圧アクチュエータ11、12は、負圧が導入されることに
よって作動して、第1、第2の吸気制御弁9、10を開放
するように構成されたが、これに限定されず、内燃機関
の稼働に伴い負圧が導入されることによって作動して、
第1、第2の吸気制御弁9、10を閉鎖し、内燃機関の回
転速度に応じた電磁弁の開放により大気圧が導入される
ことによって反対方向に作動して、第1、第2の吸気制
御弁9、10を開放するように構成されてもよい。このよ
うにすれば、第1、第2の吸気制御弁9、10の固着を防
止することができる。
【0042】また、本実施形態において、第1〜第4吸
気通路41 〜44 の弁収容部(収束部)2は、その軸方
向が気筒配列方向に直交する上下方向に配設されたが、
これに限定されず、その軸方向が気筒配列方向に沿っ
て、これに平行に配設されてもよい。この場合には、第
1〜第4吸気通路41 〜44 は、水平方向から上下方向
に指向するように湾曲される。
気通路41 〜44 の弁収容部(収束部)2は、その軸方
向が気筒配列方向に直交する上下方向に配設されたが、
これに限定されず、その軸方向が気筒配列方向に沿っ
て、これに平行に配設されてもよい。この場合には、第
1〜第4吸気通路41 〜44 は、水平方向から上下方向
に指向するように湾曲される。
【図1】本願の請求項1および請求項2に記載された発
明の一実施形態における直列4気筒内燃機関の可変吸気
装置の全体外観図である。
明の一実施形態における直列4気筒内燃機関の可変吸気
装置の全体外観図である。
【図2】図1のII−II線矢視断面図である。
【図3】図1のIII−III線矢視断面図である。
【図4】図1の可変吸気装置に使用される第1、第2の
吸気制御弁の弁体構造の横断面図である。
吸気制御弁の弁体構造の横断面図である。
【図5】内燃機関が低回転速度域にあるときの第1、第
2の吸気制御弁の開閉状態を示す図である。
2の吸気制御弁の開閉状態を示す図である。
【図6】図5の第1、第2の吸気制御弁の開閉状態を立
体視した図である。
体視した図である。
【図7】内燃機関が中回転速度域にあるときの第1、第
2の吸気制御弁の開閉状態を示す図である。
2の吸気制御弁の開閉状態を示す図である。
【図8】図7の第1、第2の吸気制御弁の開閉状態を立
体視した図である。
体視した図である。
【図9】内燃機関が高回転速度域にあるときの第1、第
2の吸気制御弁の開閉状態を示す図である。
2の吸気制御弁の開閉状態を示す図である。
【図10】図9の第1、第2の吸気制御弁の開閉状態を
立体視した図である。
立体視した図である。
【図11】図1の可変吸気装置の特性線図である。
1…可変吸気装置、2…吸気制御弁収容部(収束・一体
化部)、3…吸気集合室、41 〜44 …第1〜第4吸気
通路、5…スロットルバルブ、61 〜64 …仕切壁、7
1 、72 …第1の連通口、81 、82 …第2の連通口、
9…第1の吸気制御弁、91 、92 …弁体、93 …弁
軸、10…第2の吸気制御弁、101 、102 …弁体、103 …
弁軸、11…第1の負圧アクチュエータ、111 …作動子、
12…第2の負圧アクチュエータ、121 …作動子、13…サ
ージタンク、14、15…電磁弁、16…ECU。
化部)、3…吸気集合室、41 〜44 …第1〜第4吸気
通路、5…スロットルバルブ、61 〜64 …仕切壁、7
1 、72 …第1の連通口、81 、82 …第2の連通口、
9…第1の吸気制御弁、91 、92 …弁体、93 …弁
軸、10…第2の吸気制御弁、101 、102 …弁体、103 …
弁軸、11…第1の負圧アクチュエータ、111 …作動子、
12…第2の負圧アクチュエータ、121 …作動子、13…サ
ージタンク、14、15…電磁弁、16…ECU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G031 AA15 AA28 AB05 AC01 AD03 BA06 BA14 BA17 BB11 DA08 DA32 DA37 EA02 FA03 HA01 HA10
Claims (2)
- 【請求項1】 直列4気筒内燃機関の各気筒に一端がそ
れぞれ連通接続される4つの互いに独立な略等長の吸気
通路の他端が、収束されて後、単一の吸気集合室に連通
接続され、 前記吸気集合室より上流側には、スロットルバルブが設
けられ、 前記吸気通路の収束部には、吸気行程が互いに連続しな
い気筒群における各気筒に一端がそれぞれ連通接続され
る1対の吸気通路間を連通する第1の連通口と、吸気行
程が互いに連続する気筒群における各気筒に一端がそれ
ぞれ連通接続される1対の吸気通路間を連通する第2の
連通口とが、前記吸気通路と同軸方向に隣接して互い違
いに設けられ、 前記第1、第2の連通口には、第1、第2の吸気制御弁
がそれぞれ配設され、 前記第1、第2の吸気制御弁は、前記吸気通路の収束部
の中央部に前記吸気通路と同軸方向に弁軸を備えて、そ
れぞれ開閉可能にされ、 前記第1の吸気制御弁の開閉により、吸気行程が互いに
連続しない気筒群における各気筒に一端がそれぞれ連通
接続される1対の吸気通路間が連通もしくは遮断され、 前記第2の吸気制御弁の開閉により、吸気行程が互いに
連続する気筒群における各気筒に一端がそれぞれ連通接
続される1対の吸気通路間が連通もしくは遮断されるよ
うにされたことを特徴とする直列4気筒内燃機関の可変
吸気装置。 - 【請求項2】 前記第1、第2の吸気制御弁は、内燃機
関の回転速度に応じて個別に開閉制御され、 前記内燃機関の低回転速度域で、前記第1、第2の吸気
制御弁とも閉鎖されて、隣接する全ての吸気通路間が遮
断され、 中回転速度域で、前記第1の吸気制御弁が開放されて、
吸気行程が互いに連続しない気筒群における各気筒に一
端がそれぞれ連通接続される隣接する1対の吸気通路間
が連通し、 高回転速度域で、前記第1、第2の吸気制御弁とも開放
されて、隣接する全ての吸気通路間が連通するようにさ
れたことを特徴とする直列4気筒内燃機関の可変吸気装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000039361A JP2001227348A (ja) | 2000-02-17 | 2000-02-17 | 直列4気筒内燃機関の可変吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000039361A JP2001227348A (ja) | 2000-02-17 | 2000-02-17 | 直列4気筒内燃機関の可変吸気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001227348A true JP2001227348A (ja) | 2001-08-24 |
Family
ID=18562936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000039361A Pending JP2001227348A (ja) | 2000-02-17 | 2000-02-17 | 直列4気筒内燃機関の可変吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001227348A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011190701A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Fuji Heavy Ind Ltd | エンジンの吸気装置 |
JP2021513021A (ja) * | 2018-02-13 | 2021-05-20 | ピアッジオ・エ・チ・ソチエタ・ペル・アツィオーニPiaggio & C. S.P.A. | 内燃機関用改善吸気システム、その内燃機関および原動機付き車両 |
-
2000
- 2000-02-17 JP JP2000039361A patent/JP2001227348A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011190701A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Fuji Heavy Ind Ltd | エンジンの吸気装置 |
JP2021513021A (ja) * | 2018-02-13 | 2021-05-20 | ピアッジオ・エ・チ・ソチエタ・ペル・アツィオーニPiaggio & C. S.P.A. | 内燃機関用改善吸気システム、その内燃機関および原動機付き車両 |
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