JP2001227320A - アクティブ消音装置 - Google Patents

アクティブ消音装置

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JP2001227320A
JP2001227320A JP2000042678A JP2000042678A JP2001227320A JP 2001227320 A JP2001227320 A JP 2001227320A JP 2000042678 A JP2000042678 A JP 2000042678A JP 2000042678 A JP2000042678 A JP 2000042678A JP 2001227320 A JP2001227320 A JP 2001227320A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のアクティブ消音装置をエンジンの排気
管に設けた場合、消音信号出力手段と冷却するための冷
却ファンが別々に配置されて、複雑な構成となってい
た。 【解決手段】 騒音源側に配置されるダクトに第一の騒
音検出手段と、該ダクトの下流側に配置されて消音信号
を出力する手段と、前記第一の騒音検出手段にて検出し
た騒音信号に対して逆位相の消音信号を算出する演算手
段、及び、前記出力手段よりも下流側に配置される第二
の騒音検出手段を有したアクティブ消音装置において、
前記消音信号出力手段3と、該消音信号出力手段を冷却
する手段7を同一ケース44内に配置し、前記冷却手段
を消音信号出力手段の背面側に配置し、消音信号出力手
段の外周から冷却風を送り冷却するようにし、また、前
記ケース内に複数の冷却手段を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブ消音装
置において、騒音信号に対して逆位相の消音信号出力す
るための出力手段が、エンジンの排気管からの熱によっ
て破損しないように冷却する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジン排ガス管、給気ダク
ト、及び換気ダクト等のダクトにスピーカを設けて、該
スピーカからダクト内の騒音とは逆位相の信号を出力し
て消音を行うアクティブ消音装置は知られている。この
ようなアクティブ消音装置を、エンジンのマフラー等の
排気部分に配置した場合、スピーカ等の消音信号を出力
する手段は騒音通過ダクトから分岐した枝管の端部に配
置されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、騒音が通過す
るダクトはエンジンからの高温の排ガスが通過するの
で、その高温の熱が枝管から入り、出力手段を破損する
ことがあった。そこで、この出力手段が熱で破壊されな
いように、冷却ファンを設けて冷却風で出力手段を冷却
するようにしていたが、該冷却ファンと消音出力手段は
別々のケース内に配置されて、各ケース間をパイプやダ
クト等で連通して冷却風を送るようにしていたので、冷
却風通路が長くなり、その通路を通過する間に温められ
たり、風力が落ちたりして、冷却効率が悪くなってい
た。また、この冷却ファンが故障すると、出力手段は高
温に晒されて破損してしまい、アクティブ消音ができな
くなっていたのである。そこで、本発明は冷却ファンと
消音信号出力手段の取り付け構成を簡単とし、冷却ファ
ンが壊れても、別の冷却ファンで冷却するようにしてア
クティブ消音を継続できるようにするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の
手段を説明する。即ち、請求項1においては、騒音源側
に配置されるダクトに第一の騒音検出手段と、該ダクト
の下流側に配置されて消音信号を出力する手段と、前記
第一の騒音検出手段にて検出した騒音信号に対して逆位
相の消音信号を算出する演算手段、及び、前記出力手段
よりも下流側に配置される第二の騒音検出手段を有した
アクティブ消音装置において、前記消音信号出力手段
と、該消音信号出力手段を冷却する手段を同一ケース内
に配置した。
【0005】また、請求項2においては、前記冷却手段
を消音信号出力手段の背面側に配置し、該冷却手段を冷
却ファンとして消音信号出力手段の外周から冷却風を送
り冷却するようにした。
【0006】また、請求項3においては、騒音源側に配
置されるダクトに第一の騒音検出手段と、該ダクトの下
流側に配置されて消音信号を出力する手段と、前記第一
の騒音検出手段にて検出した騒音信号に対して逆位相の
消音信号を算出する演算手段、及び、前記出力手段より
も下流側に配置される第二の騒音検出手段を有したアク
ティブ消音装置において、前記消音信号出力手段を収納
するケース内に複数の冷却手段を配置した。
【0007】また、請求項4においては、前記複数の冷
却手段を直列状に配置し、一方を他方の予備とした。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は本発明のアクティブ消音
装置の概略構成と制御を示すブロック図、図2は消音信
号出力手段取付部の断面図、図3は同じく側面図、図4
は冷却手段を複数設けた実施例の断面図、図5は同じく
他の実施例を示す断面図、図6は同じく側面図である。
【0009】まず、アクティブ消音装置の概略につい
て、エンジン発電機の排気音の消音を行うように構成し
たアクティブ消音装置10の例を説明する。図1にはア
クティブ消音装置の概略構成を示している。騒音源(一
次音源)となるエンジン発電機2のエンジン2aの排気
管に、音源通過ダクト1を連通し、図1における左側か
ら右側へ騒音が流れるように一次元音場を形成してい
る。該音源通過ダクト1の騒音源側、即ち、エンジン側
(図1における左側)には第一の騒音検出手段としてマ
イクからなる第一音波センサ4が設けられ、該音源通過
ダクト1の第一音波センサ4よりも下流側(図1におけ
る右側)には、第二の騒音検出手段としてマイクからな
る第二音波センサ6が設けられている。
【0010】前記音源通過ダクト1の第一音波センサ4
と第二音波センサ6との間には分岐管1aが配置され、
該分岐管1aに分岐口1bが開口され、該分岐口1bの
端部には枝管9を連通して、該枝管9の端部に消音信号
出力手段としてのスピーカ3と冷却手段としての冷却フ
ァン7が配置され、該スピーカ3近傍に温度センサ13
が配置されて、そのスピーカ3部分の温度が検知されて
いる。そして、冷却ファン7によって音源通過ダクト1
から伝わってくる熱によってスピーカ3が破損されない
ように冷却している。
【0011】また、前記分岐管1aと第一音波センサ4
の間に複数の整音管からなるパッシブ消音装置11が配
置され、本実施例では整音管11a・11bを二つ直列
に配置してパッシブ消音装置11としている。該パッシ
ブ消音装置11は高周波域の騒音を消音して低減するよ
うにしている。但し、本実施例では該パッシブ消音装置
11は音源通過ダクト1の上流側に配置しているが、音
源通過ダクト1の途中部や下流側に配置することも可能
である。
【0012】前記パッシブ消音装置11は、例えば、略
円筒形状に形成され、内周部に吸音部材が設けられてお
り、該吸音部材により、パッシブ消音装置内を通過する
騒音を消音するように構成されている。また、内部に吸
音部材を設けたパッシブ消音装置11は、高周波域の騒
音の消音効果が高くなるように、その内部容積等が設定
されている。そして、前記第一音波センサ4、第二音波
センサ6、冷却ファン7、温度センサ13がコントロー
ラ5と接続され、スピーカ3はアンプ12を介してコン
トローラ5に接続されている。
【0013】該第一音波センサ4は騒音である排気音を
検知し、スピーカ3は前記排気音と逆位相の音波を出力
して消音するためのものであり、第二音波センサ6は消
音作用の結果をモニターしてコントローラ5へフィード
バックする。コントローラ5は前記第一音波センサ4に
より検出した騒音信号に対して逆位相の消音信号を算出
演算したり、フィードバック信号からさらに効率よく消
音する信号を演算して出すようにアクティブ消音装置1
0を制御したり、更に、エンジン発電機2や警報装置1
6等を制御している。
【0014】該警報装置16はランプ17やブザー19
やモニター20等からなり、エンジン発電機2が運転中
は常時冷却ファン7は駆動されており、エンジン発電機
2が停止したときには、前記温度センサ13の検出値が
第一設定温度以上であると、冷却ファン7の駆動が続行
され、第二設定温度以下となると冷却ファン7が停止さ
れる。また、コントローラ5にはタイマー18を接続し
てエンジン発電機2が停止した後、設定時間冷却ファン
7を駆動して、余熱でスピーカ3が破損することを防止
しており、前記どちらかの温度または時間に先に到達し
たときに冷却ファン7を停止するようにしている。ま
た、温度センサ13が第三設定温度以上となると、異常
に温度が上昇した場合であり、警報装置16が作動され
てオペレーターに認識させ、エンジン発電機2を停止さ
せたりする。
【0015】以上の如く構成されたアクティブ消音装置
における動作について説明する。即ち、エンジン発電機
2を作動させると、エンジンが運転されて音源通過ダク
ト1から排気ガスが排出されると、それに伴う排気音が
第一音波センサ4で検出され、その検出信号がコントロ
ーラ5に入力されて、この検出信号はコントローラ5に
よって同振幅で逆位相の消音信号が生成される。この消
音信号がアンプ12を介してスピーカ3に出力されて、
消音用音波が出力される。この消音用音波が、音源通過
ダクト1から放出される排気音に対して逆位相で同振幅
となるようにしてあるので、消音用音波で排気音が打ち
消されて消音作用がなされることになる。さらに排気音
と消音用音波の合成音波が第二音波センサ6で検知(モ
ニタ)されて、消音作用の結果がコントローラ5にフィ
ードバックされ、消音作用がより十分に行われるように
消音信号が補正されるのである。
【0016】尚、一般に排気音の成分は、そのほとんど
がエンジンの回転数と気筒数とから決まる成分と、その
高調波とで構成される比較的低い周波数成分であり、し
かも排気管内でこれを検出すると周波数の低い成分ほど
増強される度合いが強い。このため、第一音波センサ4
の出力信号をそのままコントローラ5に入力したので
は、周波数の低い成分に対する消音作用が大きくなる反
面、感度が高くて耳ざわりになりやすい周波数領域の成
分に対する消音作用は不十分となる。
【0017】そこでアクティブ消音装置10に、さらに
パッシブ消音装置11を設けることで、通常低周波域で
の消音効果が高いアクティブ消音装置による消音に加え
て、高周波域での消音効果が高いパッシブ消音装置11
による消音により、全周波数域での消音効果を向上する
ようにしているのである。
【0018】次に、本発明の消音出力手段の冷却構成に
ついて説明する。先ず冷却ファン7を一つ設けたスピー
カユニットSの第一実施例から説明する。図1、図2、
図3において、分岐管1aはT字型パイプに構成され
て、分岐口1bに枝管9が連通され、該枝管9の他端に
スピーカ3と冷却ファン7と温度センサ13が一体的に
配置されている。即ち、枝管9の先端部にスピーカ3が
固定され、枝管9の端部の一部を重複して、その外周に
冷却ケース44が固設されてスピーカ3を収納してい
る。この枝管9と冷却ケース44が重複している部分に
形状は限定しないが、例えばドーナッツ状等の空間を形
成して空気室39としている。該空気室39が位置する
枝管9の外周部分に比較的小さな孔に形成した連通孔9
a・9a・・・が開口されて、冷却ケース44内と枝管
9内が連通されている。
【0019】そして、前記冷却ケース44の他端側に空
気導入パイプ45が連通され、空気源(例えば大気)と
連通されている。この導入パイプ45を冷却ケース44
に連通する連通口44aの内部側に冷却ファン7が設置
されている。つまり、スピーカ3の背面側(以下、音を
出す側を出力側とし、前部とする。そして、出力側と反
対側を背面側とする。)に冷却ファン7が配置され、一
つの冷却ケース44内にスピーカ3と冷却ファン7を収
納してコンパクトに配置して、組立も容易にできるよう
にしている。該冷却ファン7は軸流ファンや横断流ファ
ン等限定するものではないが、本実施例ではターボファ
ンを用いている。
【0020】そして、図2、図3に示すように、冷却フ
ァン7の吐出部は冷却ケース44の側面に開口した連通
孔44bに接続される。一方、前記連通孔9aが配置さ
れた冷却ケース44の重複部分(空気室39)の側面に
連通孔44cが開口され、該連通孔44bと連通孔44
cの間の冷却ケース44の外面に半円筒状の連通管46
が固定されている。つまり、連通孔44bを介して連通
管46と冷却ファン7の吐出口が連通され、連通孔44
cを介して連通管46と空気室39が連通され、連通管
46がスピーカ3を迂回する構成となる。該空気室39
と枝管9が連通孔9aを介して連通され、冷却ファン7
からの冷却風がスピーカ3の外周からスピーカ3の信号
出力側に吐出される構成としている。但し、連通孔44
b・44cの開口面積は連通孔9aよりも大きく構成し
ている。
【0021】このような構成において、発電機2bのエ
ンジン2aが駆動された場合及びエンジン2aが停止直
後等、温度センサ13が第一設定温度を上回る場合は、
冷却ファン7が駆動されてスピーカ3の前部を冷却す
る。つまり、冷却ファン7の駆動によって導入パイプ4
5を介して空気が吸引され、冷却ファン7の吐出口から
連通孔44b、連通管46、連通孔44c、空気室3
9、連通孔9aを介して枝管9内に入り、音源通過ダク
ト1側に冷却空気が送られて、スピーカ3の前部を冷却
する。
【0022】こうして、冷却ファン7からの冷却風を連
通管46を介して空気室39に送ることで、該空気室3
9が蓄圧室の役目を果たし、スピーカ3前部の枝管9外
周に複数の小さく開口した連通孔9a・9a・・・より
枝管9内に吐出し、スピーカ3の前部はエアカーテンの
如く作用して、熱気がスピーカ3へ至り難くなり、高温
によりスピーカ3が破損することを防止できるのであ
る。
【0023】次に、冷却ファン7を複数設けたスピーカ
ユニットS’の実施例を説明する。なお、本実施例では
冷却ファン7を二つ設けた場合について説明するが三つ
以上設けることも可能である。図4に示すように、同一
の冷却ケース44内に冷却ファン7が冷却ケース44の
軸心方向に直列状に配置され、スピーカ3に近い側を主
冷却ファン7a、他方を予備冷却ファン7bとし、それ
それコントローラ5と接続されている。そして、主冷却
ファン7aとスピーカ3は筒状の支持ケース63に固定
されて、該支持ケース63は冷却ケース44内に隙間を
介して支持固定され、二重構造となるようにしている。
そして、主冷却ファン7aの吐出口及び予備冷却ファン
7bの吐出口にはそれぞれ逆止弁71が設けられて冷却
ケース44内に開口され、該逆止弁71によってスピー
カ3側からの圧が大きいために熱風が逆流しないよう
に、または、一方の冷却ファンが駆動され、他方が停止
しているときにスピーカ3側へ冷却風を送れるようにし
ている。但し逆止弁71の構造は限定しない。そして、
前記冷却ケース44と支持ケース63の間の隙間は、前
部において枝管9と連通させている。つまり、スピーカ
3の外周からスピーカ3の前部に冷却風が抜けるように
している。また、主冷却ファン7aの吸引口は連結パイ
プ64に連通して、該連結パイプ64は冷却ケース44
の外側へ延出して導入パイプ45と連結している。
【0024】このようにして、エンジン発電機2を駆動
した場合及びエンジン停止直後などの場合は、設定温度
以上となると、主冷却ファン7aが駆動され、導入パイ
プ45、連結パイプ64を介して空気を吸引し、冷却ケ
ース45内に吐出して、冷却ケース44と支持ケース6
3の間の隙間からスピーカ3前部に冷却風を吐出して、
スピーカ3が音源通過ダクト1からの熱によって破損す
ることを防止している。そして、主冷却ファン7aが故
障した場合には、警報が発せられるとともに、予備冷却
ファン7bが駆動され、導入パイプ45から空気を吸引
して、前記同様に、冷却ケース45内に吐出して、冷却
ケース44と支持ケース63の間の隙間からスピーカ3
前部に冷却風を吐出して冷却し、スピーカ3が破損する
ことを防止するのである。
【0025】また、主冷却ファン7aとスピーカ3の構
造は前記スピーカユニットSと略同じ構成とすることも
可能であり、スピーカユニットS”は図5、図6に示す
ように、スピーカ3と主冷却ファン7aと予備冷却ファ
ン7bが略直列状に冷却ケース44内に収納され、該主
冷却ファン7aは冷却ケース45中央部に設けた仕切り
板44dに固定され、該主冷却ファン7aの吸入口は配
管60を介して導入パイプ45と連通されている。該配
管60は予備冷却ファン7bを迂回するように、主冷却
ファン7aの吸入口から一旦冷却ケース44の外側へ延
出して、分岐管等を介して前記導入パイプ45と連通し
ている。
【0026】前記予備冷却ファン7bの吸入口は導入パ
イプ45に連通され、吐出口は冷却ケース44に設けた
連通孔44eに連通され、該連通孔44eは冷却ケース
44外側面に固定した半円筒状の連通パイプ61内に開
口している。該連通パイプ61の他端は前記空気室39
の外側の冷却ケース44に設けた連通孔44fに連通し
ている。なお、前記同様に連通孔44b・44eには逆
止弁71・71をそれぞれ設けている。このように構成
することによって、通常のエンジン発電機2が運転され
ているときは前記同様に主冷却ファン7aが駆動され
て、連通管46、空気室39を介して、スピーカ3前の
連通孔9a・9a・・・より枝管9内に吐出して冷却す
る。そして、主冷却ファン7aが故障した場合、コント
ローラ5によって予備冷却ファン7bが駆動されて、連
通パイプ61、空気室39を介して、スピーカ3前の連
通孔9a・9a・・・より枝管9内に吐出して冷却す
る。このように、主冷却ファン7aが故障しても、予備
冷却ファン7bによってスピーカ3前に冷却風を吐出し
て、スピーカ3が高熱に晒されないようにして破損する
ことを防止するのである。但し、主冷却ファン7aと予
備冷却ファン7bは逆であってもかまわない。また、異
常に高温となった場合には主冷却ファン7aと予備冷却
ファン7bの両方を駆動するように構成することもでき
る。
【0027】なお、エンジン発電機2が停止してもスピ
ーカ3近傍の温度が第一設定温度よりも高い場合には、
非常用電源14からインバーター15を介してDC−A
C変換されて冷却ファン7を駆動して冷却することもで
き、また、エンジン2aや発電機2bの故障による停電
や落雷等に発電機2bより電力が供給されない場合は、
非常用電源14からの電力で冷却ファン7を駆動する。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
騒音源側に配置されるダクトに第一の騒音検出手段と、
該ダクトの下流側に配置されて消音信号を出力する手段
と、前記第一の騒音検出手段にて検出した騒音信号に対
して逆位相の消音信号を算出する演算手段、及び、前記
出力手段よりも下流側に配置される第二の騒音検出手段
を有したアクティブ消音装置において、前記消音信号出
力手段と、該消音信号出力手段を冷却する手段を同一ケ
ース内に配置したので、従来の消音信号出力手段と冷却
手段を別々のケース内に収納した構造に比べて構成が簡
単となり、冷却風を導くための構成も簡単にでき、コス
トを低減できるとともに、冷却風通路が短くなって、そ
の通路における風力の低下が小さく、温度上昇も小さく
なって冷却効率を向上することができたのである。
【0029】また、請求項2の如く、前記冷却手段を消
音信号出力手段の背面側に配置し、該冷却手段を冷却フ
ァンとして消音信号出力手段の外周から冷却風を送り冷
却するようにしたので、冷却風は背面側の消音出力手段
の外周側から前方中央側へ送られて、高温風が冷却手段
側へ至りにくくなり、高温に晒されて消音信号出力手段
が破損することを防止できる。
【0030】さらに、請求項3の如く、騒音源側に配置
されるダクトに第一の騒音検出手段と、該ダクトの下流
側に配置されて消音信号を出力する手段と、前記第一の
騒音検出手段にて検出した騒音信号に対して逆位相の消
音信号を算出する演算手段、及び、前記出力手段よりも
下流側に配置される第二の騒音検出手段を有したアクテ
ィブ消音装置において、前記消音信号出力手段を収納す
るケース内に複数の冷却手段を配置したので、複数同時
に冷却手段を駆動することによって、一時的に高温とな
ったときでも短時間で冷却することが可能となり、ま
た、いずれか一つの冷却手段が壊れても、他の冷却手段
で冷却することができて、消音信号出力手段を高温によ
り破損することを防止でき、アクティブ消音を続行する
ことができる。
【0031】また、請求項4の如く、前記複数の冷却手
段を直列状に配置し、一方を他方の予備としたので、消
音信号出力手段と冷却手段を簡単な構造でコンパクトに
配置することができ、また、例え、一つの冷却手段が壊
れても他の冷却手段でバックアップできて消音出力手段
を冷却でき、アクティブ消音の機能は損なわれず、部品
交換をするまでの間でも本体を駆動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアクティブ消音装置の概略構成と制御
を示すブロック図である。
【図2】消音信号出力手段取付部の断面図である。
【図3】同じく側面図である。
【図4】冷却手段を複数設けた実施例の断面図である。
【図5】同じく他の実施例を示す断面図である。
【図6】同じく側面図である。
【符号の説明】
1 音源通過ダクト 2 エンジン発電機 3 スピーカ 4 第一音波センサ 5 コントローラ 6 第二音波センサ 7 冷却ファン 7a 主冷却ファン 7b 予備冷却ファン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 騒音源側に配置されるダクトに第一の騒
    音検出手段と、該ダクトの下流側に配置されて消音信号
    を出力する手段と、前記第一の騒音検出手段にて検出し
    た騒音信号に対して逆位相の消音信号を算出する演算手
    段、及び、前記出力手段よりも下流側に配置される第二
    の騒音検出手段を有したアクティブ消音装置において、
    前記消音信号出力手段と、該消音信号出力手段を冷却す
    る手段を同一ケース内に配置したことを特徴とするアク
    ティブ消音装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却手段を消音信号出力手段の背面
    側に配置し、該冷却手段を冷却ファンとして消音信号出
    力手段の外周から冷却風を送り冷却するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載のアクティブ消音装置。
  3. 【請求項3】 騒音源側に配置されるダクトに第一の騒
    音検出手段と、該ダクトの下流側に配置されて消音信号
    を出力する手段と、前記第一の騒音検出手段にて検出し
    た騒音信号に対して逆位相の消音信号を算出する演算手
    段、及び、前記出力手段よりも下流側に配置される第二
    の騒音検出手段を有したアクティブ消音装置において、
    前記消音信号出力手段を収納するケース内に複数の冷却
    手段を配置したことを特徴とするアクティブ消音装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の冷却手段を直列状に配置し、
    一方を他方の予備としたことを特徴とする請求項3記載
    のアクティブ消音装置。
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