JP2001355426A - アクティブ消音装置 - Google Patents

アクティブ消音装置

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JP2001355426A
JP2001355426A JP2000173311A JP2000173311A JP2001355426A JP 2001355426 A JP2001355426 A JP 2001355426A JP 2000173311 A JP2000173311 A JP 2000173311A JP 2000173311 A JP2000173311 A JP 2000173311A JP 2001355426 A JP2001355426 A JP 2001355426A
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JP
Japan
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noise
sound
duct
silencer
signal
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JP2000173311A
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English (en)
Inventor
Minoru Okubo
稔 大久保
Shinichiro Ishida
慎一郎 石田
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクティブ消音装置で、騒音の高周波成分の
除去をできるようにする。 【解決手段】 騒音側に配置されるダクト1に第一の騒
音検出手段と、該ダクトの下流側に配置されて消音信号
を出力する手段と、前記第一の騒音検出手段にて検出し
た騒音信号に対して逆位相の消音信号を算出する演算手
段、及び、前記出力手段よりも下流側に配置される第二
の騒音検出手段を有したアクティブ消音装置10におい
て、前記出力手段よりも上流側のダクトにパッシブ消音
器11を配置し、該パッシブ消音器を複数段構成とし、
前記出力手段の直近部を共鳴構造を有する消音器とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブ消音装
置に高周波域での消音効果が高いパッシブ消音装置を付
設して、消音効果を高める技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジン排ガス管、給気ダク
ト、及び換気ダクト等のダクトにスピーカを設けて、該
スピーカからダクト内の騒音とは逆位相の信号を出力し
て消音を行うアクティブ消音装置は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般にエンジ
ンの排気音の成分は、そのほとんどがエンジンの回転数
と気筒数とから決まる周波数と、その高調波を含む周波
数成分であり、排気管にアクティブ消音装置を装着した
場合、周波数の低い成分は消音信号によって消し易い
が、高周波は消音し難い。つまり、周波数が高い程逆位
相の消音信号を生成し難く、消音作用は不十分となって
いたのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の
手段を説明する。即ち、請求項1においては、騒音側に
配置されるダクトに第一の騒音検出手段と、該ダクトの
下流側に配置されて消音信号を出力する手段と、前記第
一の騒音検出手段にて検出した騒音信号に対して逆位相
の消音信号を算出する演算手段、及び、前記出力手段よ
りも下流側に配置される第二の騒音検出手段を有したア
クティブ消音装置において、前記出力手段よりも上流側
のダクトにパッシブ消音器を配置し、該パッシブ消音器
を複数段構成とし、前記出力手段の直近部を共鳴構造を
有する消音器とした。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1はアクティブ消音装置の概
略構成と制御を示すブロック図、図2は本発明のアクテ
ィブ消音装置の正面図、図3は図1に於けるX−X矢視
断面図、図4は図1に於けるY−Y矢視断面図である。
【0006】まず、アクティブ消音装置の概略につい
て、エンジン発電機の排気音の消音を行うように構成し
たアクティブ消音装置10の例を説明する。図1、図2
にはアクティブ消音装置の概略構成を示している。騒音
源(一次音源)となるエンジン発電機2のエンジン2a
の排気管に、音源通過ダクト1を連通し、図1における
左側から右側へ騒音が流れるように一次元音場を形成し
ている。該音源通過ダクト1の騒音源側、即ち、エンジ
ン側(図1における左側)には第一の騒音検出手段とし
てマイクからなる第一音波センサ4が設けられ、該音源
通過ダクト1の第一音波センサ4よりも下流側(図1に
おける右側)には、第二の騒音検出手段としてマイクか
らなる第二音波センサ6が設けられている。
【0007】前記音源通過ダクト1の第一音波センサ4
と第二音波センサ6との間には分岐管1aが配置され、
該分岐管1aに分岐口1bが開口され、該分岐口1bの
端部には枝管9を連通して、該枝管9の端部に消音出力
手段としてのスピーカ3と冷却手段としての冷却ファン
7が配置され、該スピーカ3近傍に温度センサ13が配
置されて、そのスピーカ3部分の温度が検知されてい
る。そして、音源通過ダクト1から枝管9を介して伝わ
ってくる熱によってスピーカ3が破損されないように冷
却ファン7によって冷却している。前記分岐口1bと枝
管9の間には遮蔽板25が配置されて、冷却ファン7や
発電機2b等が故障した場合に遮蔽板25を回動して分
岐口1bを閉じて枝管9側に熱が入ってこないようにす
ることができる。また、冷却ファン7のスピーカ3と反
対側の吸引側にはバルブ26を介して導入パイプ27と
連通され、故障時等でバルブ26を閉じることによって
ダクト側からの熱が入ってこないようにしている。
【0008】そして、前記第一音波センサ4、第二音波
センサ6、冷却ファン7、温度センサ13、インバータ
ー15、エンジン2等がコントローラ5と接続され、ス
ピーカ3はアンプ12を介してコントローラ5に接続さ
れている。また、非常用電源14がインバーター15、
切換回路29を介して発電機2aの出力と並列に接続さ
れて、停電時や故障時に冷却ファン7やコントローラ5
等に電力を供給できるようにしている。
【0009】前記第一音波センサ4は騒音である排気音
を検知し、スピーカ3は前記排気音と逆位相の音波を出
力して消音するためのものであり、第二音波センサ6は
消音作用の結果をモニターしてコントローラ5へフィー
ドバックする。コントローラ5は前記第一音波センサ4
により検出した騒音信号に対して逆位相の消音信号を算
出演算したり、フィードバック信号からさらに効率よく
消音する信号を演算して出すようにアクティブ消音装置
10を制御したり、更に、エンジン発電機2や警報装置
16等を制御している。
【0010】該警報装置16はランプ17やブザー19
やモニター20等からなり、エンジン発電機2が運転中
は常時冷却ファン7は駆動されており、エンジン発電機
2が停止したときには、前記温度センサ13の検出値が
第一設定温度以上であると、非常用電源14からの電力
で冷却ファン7の駆動が続行され、第二設定温度以下と
なると冷却ファン7が停止される。また、コントローラ
5にはタイマー18を接続してエンジン発電機2が停止
した後、設定時間冷却ファン7を駆動して、余熱でスピ
ーカ3が破損することを防止しており、前記どちらかの
温度または時間に先に到達したときに冷却ファン7を停
止するようにしている。また、温度センサ13が第三設
定温度以上となると、異常に温度が上昇した場合であ
り、警報装置16が作動されてオペレーターに認識さ
せ、エンジン発電機2を停止させたりする。
【0011】そして、前記分岐管1aの上流側に本発明
の複数の整音管から複数段のパッシブ消音装置11が配
置され、本実施例では一次整音管11aと二次整音管1
1bを二つ直列に配置して二段のパッシブ消音装置11
としている。該パッシブ消音装置11の前段の一次整音
管11aは、図3に示すように、外筒を円筒形とし、そ
の内部に複数の孔の開いたパイプ21・21・・・を軸
芯と平行に収納し、該パイプ21・21・・・の内面に
はそれぞれ吸音材22・22・・・を貼設して、騒音全
体を低減すると同時に、吸音材22によって高周波域の
騒音を消音するようにしている。
【0012】そして、該一次整音管11aの出口は元の
径に戻すために小さくしており、つまり、一次整音管1
1aと二次整音管11bを連結するフランジ23の内径
は、一次整音管11aの内径より小さくしており、この
小径部によって絞られることとなり、騒音は乱れてしま
うのである。この騒音の乱れが落ち着くには、フランジ
23の内径Dの2倍の長さが必要となるので、二次整音
管11bの長さLは2×D以上の長さとしている。更
に、二次整音管11bは図4に示すように、円筒状の外
筒内に吸音材24を貼設し、この吸音材24では高周波
を吸音するようにし、前記一次整音管1aで吸音できな
かった高周波を吸音するようにしている。但し、本実施
例ではパッシブ消音装置11は音源通過ダクト1の上流
側に配置しているが、音源通過ダクト1の途中部や下流
側に配置することも可能である。また、内部に吸音部材
を設けたパッシブ消音装置11は、高周波域の騒音の消
音効果が高くなるように、その内部容積や材質等が設定
されている。
【0013】以上の如く構成されたアクティブ消音装置
における動作について説明する。即ち、エンジン発電機
2を作動させると、エンジンが運転されて音源通過ダク
ト1から排気ガスが排出されると、それに伴う排気音が
第一音波センサ4で検出され、その検出信号がコントロ
ーラ5に入力されて、この検出信号はコントローラ5に
よって同振幅で逆位相の消音信号が生成される。この消
音信号がアンプ12を介してスピーカ3に出力されて、
消音用音波が出力される。この消音用音波が、音源通過
ダクト1から放出される排気音に対して逆位相で同振幅
となるようにしてあるので、消音用音波で排気音が打ち
消されて消音作用がなされることになる。さらに排気音
と消音用音波の合成音波が第二音波センサ6で検知(モ
ニタ)されて、消音作用の結果がコントローラ5にフィ
ードバックされ、消音作用がより十分に行われるように
消音信号が補正されるのである。
【0014】尚、一般に排気音の成分は、そのほとんど
がエンジンの回転数と気筒数とから決まる周波数と、そ
の高調波を含む周波数成分であり、しかも排気管内でこ
れを検出すると周波数の低い成分ほど増強される度合い
が強い。このため低周波数の音を発生しにくいスピーカ
は周波数の低い成分に対する消音にスピーカパワーを多
く必要とするのである。
【0015】そこで前記パッシブ消音装置11をアクテ
ィブ消音装置10における上流側に配置し、このパッシ
ブ消音装置11の一次整音管11aで比較的高い周波数
帯の音圧を下げ、吸音材22によって消音する。そし
て、二次整音管11b、即ち、スピーカの直近部に共鳴
構造を有したパッシブ消音器を配置して、一次整音管1
1aより出てきた騒音の乱れを落ち着かせてから、更に
スピーカの耐久性を損なわない音圧まで低周波数の音圧
を低下させるのである。こうして、通常低周波域での消
音効果が高いアクティブ消音装置10による消音をシス
テムの耐久性を確保して小型の形状で達成しているので
ある。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
騒音側に配置されるダクトに第一の騒音検出手段と、該
ダクトの下流側に配置されて消音信号を出力する手段
と、前記第一の騒音検出手段にて検出した騒音信号に対
して逆位相の消音信号を算出する演算手段、及び、前記
出力手段よりも下流側に配置される第二の騒音検出手段
を有したアクティブ消音装置において、前記出力手段よ
りも上流側のダクトにパッシブ消音器を配置し、該パッ
シブ消音器を複数段構成とし、前記出力手段の直近部を
共鳴構造を有する消音器としたので、低周波の排気音が
スピーカの耐久性を損なわない音圧まで消音され、しか
も内部に貼設した吸音材で高周波成分も除去されて、そ
の下流側で消音信号と合成する時に効果的に効率よく消
音することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アクティブ消音装置の概略構成と制御を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明のアクティブ消音装置の正面図である。
【図3】図1に於けるX−X矢視断面図である。
【図4】図1に於けるY−Y矢視断面図である。
【符号の説明】
1 音源通過ダクト 1b 分岐口 2 エンジン発電機 3 スピーカ 4 第一音波センサ 5 コントローラ 6 第二音波センサ 7 冷却ファン 9 枝管 11 パッシブ消音装置 22・24 吸音材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G004 AA01 CA00 CA12 DA00 DA25 EA01 3H025 CA01 CB41 5D061 EE11 EE31 FF02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 騒音側に配置されるダクトに第一の騒音
    検出手段と、該ダクトの下流側に配置されて消音信号を
    出力する手段と、前記第一の騒音検出手段にて検出した
    騒音信号に対して逆位相の消音信号を算出する演算手
    段、及び、前記出力手段よりも下流側に配置される第二
    の騒音検出手段を有したアクティブ消音装置において、
    前記出力手段よりも上流側のダクトにパッシブ消音器を
    配置し、該パッシブ消音器を複数段構成とし、前記出力
    手段の直近部を共鳴構造を有する消音器としたことを特
    徴とするアクティブ消音装置。
JP2000173311A 2000-06-09 2000-06-09 アクティブ消音装置 Pending JP2001355426A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006070652A (ja) * 2004-09-06 2006-03-16 Kajima Corp ニューマチックケーソンおよびマテリアルロック消音装置
JP2011231766A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 J Eberspecher Gmbh & Co Kg ピストン・エンジン、方法、および使用
CN116428043A (zh) * 2023-06-12 2023-07-14 山东迪拖农业装备有限公司 一种拖拉机用气流消音系统

Cited By (4)

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