JP2001226112A - 高活性な酸化珪素粉末及び製造方法 - Google Patents

高活性な酸化珪素粉末及び製造方法

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宏文 福岡
Susumu Ueno
進 上野
Mikio Aramata
幹夫 荒又
Takeshi Fukuda
健 福田
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 平均粒子径0.1〜1000μm、BE
T比表面積5〜300m2/g、嵩密度0.5g/cm3
以上の高活性な酸化珪素粉末。 【効果】 本発明の酸化珪素粉末は、高活性であり、か
つハンドリング性、充填性に優れているため、他の元素
と反応が容易であり、しかも工業的規模の生産にも十分
耐えられるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックス製造
用原料、有機珪素化合物製造用原料及びリチウムイオン
二次電池負極活物質などとして使用される高活性な酸化
珪素粉末及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】酸化珪素は公知の物質であり、化学的に
活性であることを活用して工業的に有用なアルキルハロ
シラン合成(Gary N.Bokerman et
al,USP5051247)、更には直接シロキサン
の合成の試み(Peter L.Timms and
William N.Rowlands,EPA040
6000A2)が行われており、低温でマグネシウムと
反応させ珪化マグネシウムが得られたとの報告もある
(Fuglein,E;Schubert,U,Che
m.Mater.1999,11,865−866)。
また、リチウムイオン二次電池負極活物質としてSiO
Xを用いることでリチウムイオンの吸蔵放出が容易とな
る(特開平9−7638号公報)との報告もあり、近年
リチウムイオン二次電池負極活物質としての用途の拡大
も期待されている。また、従来提案されている酸化珪素
粉末としては、活性を高めることを目的とし、微細なも
のが一般的で、例えば特公昭59−50601号公報に
は、少なくとも表面が窒化、炭化又は酸化した粒径1μ
m以下のアモルファス状SiOの超微粉の記載があり、
特公平4−81524号公報には0.1μm以下の超微
細アモルファス状のSiO粉末を製造する方法が開示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記超
微粉のSiO粉末は、各種反応を行う上では高活性であ
り、有利であるが、粒子径が1μm以下と微粉であるた
め、ハンドリング性、充填性に劣るといった問題があっ
た。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、上記用途に有用に用いることができる高活性な酸化
珪素粉末及び製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った
結果、酸化珪素粉末の平均粒子径、比表面積及び嵩密度
が特定範囲にある場合に、上記超微粉SiO並に高活性
であり、かつハンドリング性、充填性の改善が可能にな
ることを見出し、本発明を完成した。加えて、本発明
は、上記特定範囲の物性の酸化珪素粉末を製造する条件
を確立したものである。
【0006】従って、本発明は、平均粒子径0.1〜1
000μm、BET比表面積5〜300m2/g、嵩密
度0.5g/cm3以上の高活性な酸化珪素粉末を提供
する。
【0007】また、本発明は、二酸化珪素粉末を含む混
合原料粉末を不活性ガスもしくは減圧下に1100〜1
600℃の温度範囲で加熱して酸化珪素ガスを発生さ
せ、該酸化珪素ガスを冷却した基体表面に析出させて酸
化珪素粉末を製造するに際し、基体表面の温度を200
〜400℃とすることを特徴とする高活性な酸化珪素粉
末の製造方法を提供する。
【0008】以下、本発明を更に詳しく説明する。本発
明における酸化珪素粉末は、平均粒子径が0.1〜10
00μm、好ましくは0.5〜500μmである。平均
粒子径が0.1μm未満であると、ふわふわの状態とな
り、ハンドリング性、充填性が低下する。逆に、平均粒
子径が1000μmより大きいと、ハンドリング性は良
好であるが、充填性に劣る。次に、本発明の酸化珪素粉
末は、BET比表面積が5〜300m2/g、好ましく
は20〜200m2/gである。BET比表面積が5m2
/g未満では、表面活性が低下し、他元素との反応性に
劣る。逆に、BET比表面積が300m2/gより大き
いと、表面酸化による二酸化珪素含有量の割合が大きく
なりすぎて、酸化珪素の純度が低下してしまい、結果と
して反応性が低下する。また、本発明の酸化珪素粉末
は、嵩密度が0.5g/cm3以上、好ましくは0.6
g/cm3以上である。嵩密度が0.5g/cm3未満で
は充填性に劣り、例えば、リチウムイオン二次電池負極
材料として用いた場合、単位容積当たりの充填量が低減
し、結果として充放電容量が低下してしまう。なお、嵩
密度の上限は、通常3.0g/cm 3、特に2.0g/
cm3である。更に、本発明における酸化珪素粉末のF
e,Al,Caといった金属不純物の合計量は1000
ppm以下、特に800ppm以下であることが望まし
い。金属不純物の合計量が1000ppmより多いと、
他元素との反応を阻害する場合がある。
【0009】本発明の酸化珪素粉末は、一般式SiOX
で表わされ、Xの範囲は0.9〜1.8である。Xの範
囲が0.9より小さいと、実質的に金属珪素が過剰にな
り、結晶質及び/又はブロック状になり、活性珪素が含
まれなくなり、好ましくない。Xの範囲が1.8より大
きいと、実質的に二酸化珪素となり、活性珪素が含まれ
なくなり、好ましくない。より好ましくは、Xの範囲は
0.9〜1.6、更に好ましくは0.9〜1.3であ
る。
【0010】更に、本発明の高活性な酸化珪素粉末は、
X線回折測定において、明瞭な回折線を有しないことが
好ましい。X線回折測定において、明瞭な回折線を有す
ると、珪素の活性が著しく損なわれるので好ましくな
い。
【0011】上記物性の酸化珪素粉末は、例えば、二酸
化珪素粉末を含む混合原料粉末を不活性ガスもしくは減
圧下に1100〜1600℃の温度に加熱して酸化珪素
ガスを発生させ、該酸化珪素ガスを表面温度200〜4
00℃に冷却した基体表面に析出させて酸化珪素粉末を
析出させる方法によって製造することができる。
【0012】即ち、通常、粉体の平均粒子径が小さくな
る程、比表面積が大きくなることは粉体業界に関わるも
のにとっては常識であり、本発明の酸化珪素のような平
均粒子径が比較的大きいにも拘らず、比表面積が大きな
粉体を製造することは非常に困難であった。そこで、本
発明者は種々実験検討を行った結果、ある特定範囲の条
件にて酸化珪素を製造することで、比表面積が大きい多
孔質の酸化珪素塊が製造でき、この酸化珪素塊を粉砕す
ることで、平均粒子径0.1〜1000μm、BET比
表面積5〜300m2/g、嵩密度0.5g/cm3以上
の高活性な酸化珪素粉末が得られることを見出したもの
である。
【0013】この製造方法につき更に詳述すると、本発
明の酸化珪素粉末の製造方法において、原料としては、
二酸化珪素粉末とこれを還元する粉末との混合物を用い
る。具体的な還元粉末としては、金属珪素化合物、炭素
含有粉末などが挙げられるが、特に金属珪素粉末を用い
たものが、反応性を高める、収率を高めるといった
点で効果的であり、好ましく用いられる。なお、金属珪
素粉末の種類については特に限定しないが、生成した酸
化珪素粉末の純度を高める意味で、半導体グレードS
i、セラミックスグレードSi、ケミカルグレードSi
といった純度の高いものが好適に用いられる。
【0014】本発明では、上記混合原料粉末を反応室内
において1100〜1600℃、好ましくは1200〜
1500℃の温度に加熱、保持し、酸化珪素ガスを生成
させる。反応温度が1100℃未満では、反応が進行し
難く生産性が低下してしまうし、1600℃を超える
と、混合原料粉末が熔融して逆に反応性が低下したり、
炉材の選定が困難になるおそれがある。
【0015】一方、炉内雰囲気は不活性ガスもしくは減
圧下であるが、熱力学的に減圧下の方が反応性が高く、
低温反応が可能となるため、減圧下で行うことが望まし
い。
【0016】この場合、上記反応室には、原料供給機構
(フィーダー)にて、上記混合原料粉末を適宜間隔ごと
に又は連続的に供給することができる。
【0017】上記反応室内で生成した酸化珪素ガスは、
これを搬送管を介して析出室に供給する。
【0018】この場合、搬送管は、1000℃を超え1
300℃以下、好ましくは1100〜1200℃に加
熱、保持する。ここで、搬送管を加熱する目的は、搬送
管内壁への酸化珪素蒸気の析出防止であり、搬送管の温
度が1000℃以下では、酸化珪素蒸気が搬送管内壁に
析出、付着し、運転上支障を生じ、安定的な連続運転が
できなくなるおそれがある。逆に、1300℃を超える
温度に加熱しても、それ以上の効果は見られないばかり
か、電力コストの上昇を招いてしまう。
【0019】上記析出室内には、冷媒により冷却された
基体が配置され、この析出室内に導入された上記酸化珪
素ガスがこの冷却基体に接触、冷却されることにより、
この基体上に酸化珪素粉末が析出する。ここで、基体表
面の温度は200〜400℃に制御することが重要であ
る。基体表面の温度が200℃未満では、BET比表面
積が300m2/gより大きくなり、純度が低下し、逆
に基体表面の温度が400℃より高いと、BET比表面
積が5m2/g未満となり、活性が低下する。なお、基
体表面温度によるBET比表面積の変化の原因について
は定かではないが、基体表面の温度を上げることによ
り、析出物表面の活性が高まり、その結果、融着により
緻密化し、BET比表面積が低下するものと推測され
る。また、基体表面の温度については、析出室内温度
(析出室ヒーターにより加熱)及び冷媒の種類、流量の
組み合わせにより制御される。基体表面の温度測定は、
実際の運転では酸化珪素ガスが析出するため実測は困難
である。従って、熱計算によっても概略温度は算出でき
るが、正確な温度を把握するためには、例えば、原料を
仕込まない空状態運転で基体表面に熱電対を直接接触さ
せて測定したり、市販の温度測定シールを基体表面に貼
り付けて予め測定しておく方法が有効である。また、冷
媒の種類については特に限定しないが、水、熱媒といっ
た液体、空気、窒素といった気体がその目的によって使
われる。また、基体の種類も特に限定しないが、加工性
の点でSUSやモリブデン、タングステンといった高融
点金属が好適に用いられる。
【0020】上記基体上に析出した酸化珪素粉末は、掻
き取り等の適宜な手段により回収する。また、回収した
酸化珪素粉末は、必要により適宜手段で粉砕し、所望の
粒径とすることができる。
【0021】なお、本発明において、平均粒子径は、レ
ーザー回折/散乱法により測定した値で、例えば島津製
作所(株)製「SALD−3000」により測定した値
である。
【0022】上記方法に用いる装置としては、例えば図
1に示すような装置を用いることができる。ここで、図
1において、1は反応炉であり、この反応炉1内にマッ
フル2が配設されている。このマッフル2内は反応室3
となっており、この反応室3内に二酸化珪素粉末を含む
混合原料粉末4を収容する原料容器5が配設されてい
る。また、マッフル2を取り囲むようにヒーター6が配
設され、このヒーター6により蒸気混合原料粉末4が加
熱されるようになっている。なお、7は断熱材である。
【0023】また、8はヒーター9が埋設された搬送
管、10は析出槽であり、上記反応室3内で発生した酸
化珪素ガスが上記搬送管8内を通って上記析出槽10内
の析出室11に導入される。この析出室11内には基体
12が配設されている。この基体12内には冷媒通路が
形成されており、冷媒導入管13より冷媒通路に供給さ
れた冷媒により上記基体12が冷却され、酸化珪素ガス
がこの冷却基体12に接触、冷却されることにより、基
体12上に酸化珪素粉末が析出するようになっている。
なお、上記冷媒は、冷媒排出管14を通って排出される
ようになっており、また上記析出槽10内には、ヒータ
ー15が配設されている。16は真空ポンプである。
【0024】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるも
のではない。
【0025】〔実施例1〕図1に示す連続製造装置を用
いて酸化珪素粉末を製造した。原料は、二酸化珪素粉末
(BET比表面積200m2/g)とセラミックスグレ
ード用金属珪素粉末(BET比表面積3m2/g;Fe
=540ppm,Al=800ppm,Ca=80pp
m)を等量モルの割合で混合した混合粉末であり、マッ
フルの容積が6000cm3の反応炉内に200g仕込
んだ。次に、真空ポンプを用いて炉内を0.1Torr
以下に減圧した後、ヒーターに通電し、1300℃の温
度に昇温、保持した。一方で、搬送管を1100℃に加
熱、保持した。次に、析出室ヒーターに通電し、析出室
内温度を900℃とし、同時にSUS製の基体(表面積
200cm2)に水5.0NL/min流入した。な
お、この条件における基体表面温度は、予め原料を仕込
まない空状態運転で温度測定シールを基体表面に貼り測
定しており、約220℃であった。上記運転を5時間行
った結果、基体表面には黒色塊状の酸化珪素が析出して
いた。この塊状析出物を回収した後、ボールミルで5時
間粉砕し、酸化珪素粉末を製造した。得られた酸化珪素
粉末は、BET比表面積260m2/g、平均粒子径
6.5μm、嵩密度0.64g/cm3、Fe=300
ppm,Al=220ppm,Ca=30ppm(合計
量550ppm)、一般式SiOX(X=1.25)で
示される非晶質粉末であった。
【0026】次に、上記酸化珪素粉末10gを窒素中1
100℃に加熱、3時間保持して窒化珪素粉末を製造し
た。得られた窒化珪素粉末は、窒素含有量37.2wt
%の高反応率窒化珪素粉末であり、原料である酸化珪素
粉末が非常に活性の高い粉末であることが確認された。
【0027】〔実施例2〕析出室内温度を900℃と
し、同時にSUS製の基体(表面積200cm2)に水
3.0NL/min流入した以外は実施例1と同じ条件
で、酸化珪素粉末及びこの酸化珪素粉末を原料とした窒
化珪素粉末を製造した。なお、実施例1と同様の方法で
基体表面の温度を測定した結果、基体表面温度は約35
0℃であった。得られた酸化珪素粉末は、BET比表面
積32m2/g、平均粒子径10.2μm、嵩密度0.
70g/cm3、Fe=320ppm,Al=250p
pm,Ca=30ppm(合計量600ppm)、一般
式SiOX(X=1.05)で示される非晶質粉末であ
った。一方、実施例1と同条件で窒化反応を行った結
果、生成物は、窒素含有量36.3wt%の高反応率窒
化珪素粉末であった。
【0028】〔比較例1〕析出室内温度を1100℃と
し、同時にSUS製の基体(表面積200cm2)に水
3.0NL/min流入した以外は実施例1と同じ条件
で、酸化珪素粉末及びこの酸化珪素粉末を原料とした窒
化珪素粉末を製造した。なお、実施例1と同様の方法で
基体表面の温度を測定した結果、基体表面温度は約52
0℃であった。得られた酸化珪素粉末は、BET比表面
積3.3m2/g、平均粒子径10.5μm、嵩密度
0.60g/cm3、Fe=370ppm,Al=25
0ppm,Ca=30ppm(合計量650ppm)、
一般式SiOX(X=0.85)で示される非晶質粉末
であった。一方、実施例1と同条件で窒化反応を行った
結果、生成物は窒素含有量27.8wt%の未反応物の
多い窒化珪素粉末であった。
【0029】〔比較例2〕析出室内温度を800℃と
し、同時にSUS製の基体(表面積200cm2)に水
5.0NL/min流入した以外は実施例1と同じ条件
で、酸化珪素粉末及びこの酸化珪素粉末を原料とした窒
化珪素粉末を製造した。なお、実施例1と同様の方法で
基体表面の温度を測定した結果、基体表面温度は約16
0℃であった。得られた酸化珪素粉末は、BET比表面
積360m2/g、平均粒子径0.2μm、嵩密度0.
31g/cm3、Fe=270ppm,Al=220p
pm,Ca=30ppm(合計量520ppm)、一般
式SiOX(X=1.38)で示される非晶質粉末であ
った。一方、実施例1と同条件で窒化反応を行った結
果、生成物は、窒素含有量29.6wt%の未反応物の
多い窒化珪素粉末であった。
【0030】
【発明の効果】本発明の酸化珪素粉末は、高活性であ
り、かつハンドリング性、充填性に優れているため、他
の元素と反応が容易であり、しかも工業的規模の生産に
も十分耐えられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 反応炉 2 マッフル 3 反応室 4 混合原料粉末 5 原料容器 6 ヒーター 7 断熱材 8 搬送管 9 ヒーター 10 析出槽 11 析出室 12 基体 13 冷媒導入管 14 冷媒排出管 15 ヒーター 16 真空ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒又 幹夫 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越化 学工業株式会社群馬事業所内 (72)発明者 福田 健 東京都千代田区大手町二丁目6番1号 信 越化学工業株式会社内 Fターム(参考) 4G030 AA37 BA03 4G072 AA24 BB05 DD02 DD03 DD04 HH13 5H050 AA19 BA17 CB02 DA03 FA17 FA20 GA02 GA27 HA02 HA05 HA07 HA08 HA10 HA13 HA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒子径0.1〜1000μm、BE
    T比表面積5〜300m2/g、嵩密度0.5g/cm3
    以上の高活性な酸化珪素粉末。
  2. 【請求項2】 一般式SiOXで表される酸化珪素粉末
    であり、Xの範囲が0.9≦X≦1.8である請求項1
    記載の高活性な酸化珪素粉末。
  3. 【請求項3】 金属不純物の合計量が1000ppm以
    下である請求項1又は2記載の高活性な酸化珪素粉末。
  4. 【請求項4】 X線回折測定において、明瞭な回折線を
    有しない請求項1,2又は3記載の高活性な酸化珪素粉
    末。
  5. 【請求項5】 二酸化珪素粉末を含む混合原料粉末を不
    活性ガスもしくは減圧下に1100〜1600℃の温度
    範囲で加熱して酸化珪素ガスを発生させ、該酸化珪素ガ
    スを冷却した基体表面に析出させて酸化珪素粉末を製造
    するに際し、基体表面の温度を200〜400℃とする
    ことを特徴とする高活性な酸化珪素粉末の製造方法。
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