JP2001225622A - 車両用サスペンション - Google Patents

車両用サスペンション

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JP2001225622A
JP2001225622A JP2000036147A JP2000036147A JP2001225622A JP 2001225622 A JP2001225622 A JP 2001225622A JP 2000036147 A JP2000036147 A JP 2000036147A JP 2000036147 A JP2000036147 A JP 2000036147A JP 2001225622 A JP2001225622 A JP 2001225622A
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JP
Japan
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vehicle
rubber
rubber bush
outer cylinder
width direction
Prior art date
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Application number
JP2000036147A
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English (en)
Inventor
Takashi Yamaguchi
丘 山口
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用サスペンションにおけるトレーリング
アームの前端部と車体側との間に設けられたゴムブッシ
ュにより、トーコレクト機能を十分に発揮させる。 【解決手段】 トレーリングアーム2の前端目玉部6と
車体側リブ9との間に設けられたゴムブッシュ7が第1
ゴムブッシュ13及び第2ゴムブッシュ17とから構成
され、第1ゴムブッシュ13の内筒14における車幅方
向内側端部で車両前方側に形成された車両前方側への傾
斜部19と外筒15との間にまでゴム12が充填され
て、内筒14の車幅方向内側端部で車両後方側にはすぐ
り21が設けられ、第2ゴムブッシュ17は第1ゴムブ
ッシュ13と同軸上に隣接して点対称的な構造となって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両におけるサス
ペンション、とくに、左右のトレーリングアームがトー
ションビームによって連結されたサスペンションに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用トレーリングアーム式サス
ペンションは、特開平9−104212号公報に例示さ
れているように、左右のトレーリングアームを車幅方向
に延びるトーションビーム(ツイストビーム)によって
連結したとき、各トレーリングアームの前端部と車体側
との間に設けられたゴムブッシュの外筒傾斜部、プレー
ト傾斜部及びそれらの間に充填されたゴム膨出部によ
り、トーコレクト機能を発揮させるようにしているが、
各ゴムブッシュにおけるこれらの外筒傾斜部、プレート
傾斜部及びゴム膨出部はそれぞれ車幅方向内側にのみ設
けられているため、必ずしも十分なトーコレクト機能を
発揮させることができるとは限らなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、車両
用サスペンションにおけるトレーリングアームの前端部
と車体側との間に設けられたゴムブッシュによって、ト
ーコレクト機能を十分に発揮させることができるように
しようとすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る車両用サスペンションは、車幅方向に延びるトーショ
ンビームにより連結された左右のトレーリングアームの
前端部と車体側との間にそれぞれ内筒と外筒と上記両筒
間のゴムとからなるゴムブッシュが配置され、上記各ゴ
ムブッシュは、上記内筒の車幅方向内側端部で車両前方
側に形成された傾斜部と上記外筒との間に上記ゴムが充
填されていると共に上記内筒の車幅方向内側端部の車両
後方側と上記外筒との間にすぐりが形成された第1ゴム
ブッシュと、上記第1ゴムブッシュに対し同軸上に隣接
して点対称的もしくは線対称的に配置された第2ゴムブ
ッシュとから構成されている。
【0005】従って、車輪からサスペンションに例えば
車幅方向右側へ横力が作用すると、左側トレーリングア
ーム前端部のゴムブッシュにおける第1ゴムブッシュの
内筒の車幅方向内側端部で車両前方側に形成された傾斜
部と外筒との間のゴムが車幅方向に圧縮され、その反力
により車体側に対して左側トレーリングアームが車両前
方へ付勢されることとなる一方、上記第1ゴムブッシュ
における内筒の車幅方向内側端部の車両後方側と外筒と
の間にすぐりが形成されているため、上記付勢力が損な
われることはなく、かつ、左側トレーリングアーム前端
部のゴムブッシュにおける第2ゴムブッシュの内筒の車
幅方向外側端部で車両後方側に形成された傾斜部と外筒
との間のゴムが車幅方向に引き伸ばされ、その反力によ
り車体側に対して左側トレーリングアームが車両前方へ
付勢されることとなる一方、上記第2ゴムブッシュにお
ける内筒の車幅方向外側端部の車両前方側と外筒との間
にすぐりが形成されているため、上記付勢力が損なわれ
ることもないので、両付勢力の相互作用により比較的強
力なトーコレクト機能を容易に発揮させることができる
ようになる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施形
態例について説明する。車両のリヤサスペンション1
は、左右のトレーリングアーム2、2´が車幅方向に延
びるトーションビーム3により連結されて、図示しない
車体との間にコイルばね4及びショックアブソーバ5が
配設されており、トレーリングアーム2、2´の前端目
玉部6内にそれぞれ挿入されたゴムブッシュ7、7´
が、ボルト及びナット8により車体側リブ9、9に取り
付けられている。
【0007】図2に示されているように、左側のトレー
リングアーム2に設けられたゴムブッシュ7は、内筒1
0、外筒11及びそれらの間に配置されたゴム12から
なる第1ゴムブッシュ13と、内筒14、外筒15及び
それらの間に配置されたゴム16からなる第2ゴムブッ
シュ17とから構成され、第1ゴムブッシュ13におけ
る内筒10の車幅方向内側端部にフランジ18が形成さ
れていて、フランジ18における車両前方側(図2の上
方側)に形成された車両前方側への傾斜部19と外筒1
1との間にまでゴム12が充填されている一方、フラン
ジ18における車両後方側に形成された車両後方側への
傾斜部20と外筒11との間にはゴム12に大きなすぐ
り21が設けられている。
【0008】また、第2ゴムブッシュ17は第1ゴムブ
ッシュ13と同一構造のものであって、第1ゴムブッシ
ュ13と同軸上に隣接して点対称的に、もしくは、鉛直
線に対して線対称的に配置され、第2ゴムブッシュ17
における内筒14の車幅方向外側端部にフランジ22が
形成されていて、フランジ22における車両後方側に形
成された車両後方側への傾斜部23と外筒15との間に
までゴム16が充填されている一方、フランジ22にお
ける車両前方側に形成された車両前方側への傾斜部24
と外筒15との間にはゴム16に大きなすぐり25が設
けられている。
【0009】さらに、右側のトレーリングアーム2´に
おけるゴムブッシュ7´は、左側のトレーリングアーム
2におけるゴムブッシュ7と同等の構造であって、車両
中心線を通る鉛直面に対し上記ゴムブッシュ7と面対称
になるように逆向きに設けられている。
【0010】従って、車輪からリヤサスペンション1に
例えば車幅方向右側へ横力Fが作用すると、左側のトレ
ーリングアーム2に設けられたゴムブッシュ7では、第
1ゴムブッシュ13における内筒10の車幅方向内側端
部フランジ18に形成された車両前方側への傾斜部19
と外筒11との間のゴム12が車幅方向に圧縮され、そ
の反力により車体側に対して左側のトレーリングアーム
2が車両前方へ付勢されることとなる。
【0011】一方、第1ゴムブッシュ13における内筒
10の車幅方向内側端部フランジ18に形成された車両
後方側への傾斜部20と外筒11との間にはゴム12に
大きなすぐり21が設けられているので、上記付勢力が
損なわれることはない。
【0012】また、第2ゴムブッシュ17における内筒
14の車幅方向外側端部フランジ22に形成された車両
後方側への傾斜部23と外筒15との間のゴム16が車
幅方向に引き伸ばされ、その反力により車体側に対して
左側のトレーリングアーム2が車両前方へ付勢されるこ
ととなる。
【0013】一方、第2ゴムブッシュ17における内筒
14の車幅方向外側端部フランジ22に形成された車両
前方側への傾斜部24と外筒15との間にはゴム16に
大きなすぐり25が設けられているので、上記付勢力が
損なわれることはない。
【0014】このため、第1ゴムブッシュ13及び第2
ゴムブッシュ17における上記両付勢力の相互作用によ
って、リヤサスペンション1は比較的強力なトーコレク
ト機能を容易に発揮させることができるようになり、そ
の結果、車両の操縦安定性を確実に向上させることが可
能となる。
【0015】さらに、ゴムブッシュ7は第1ゴムブッシ
ュ13及び第2ゴムブッシュ17が逆向きに組み合わさ
れて、各内筒10、14の傾斜部19、23と各外筒1
1、15との間にそれぞれ充填されているゴム12、1
6により、内筒10、14に対する外筒11、15の車
幅方向変位が制限されているので、車体側リブ9に対す
るトレーリングアーム2の車幅方向変位を規制するスト
ッパを別個に設ける必要はなくなり、かつ、上記ストッ
パが設けられていれば、車体側リブ9に対しトレーリン
グアーム2が車幅方向に大きく変位したとき上記ストッ
パに部材が当たって異音が生じるが、ストッパの省略に
よりこのような不具合も自動的に解消できる利点があ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明にかかる車両用サスペンションに
あっては、車輪からサスペンションに車幅方向の横力が
作用したとき、一方のゴムブッシュにおける第1ゴムブ
ッシュの内筒の車幅方向内側に形成された傾斜部と外筒
との間のゴムが車幅方向に圧縮されて、車体側に対しト
レーリングアームが車両前方へ付勢されると共に、第2
ゴムブッシュの内筒の車幅方向外側に形成された傾斜部
と外筒との間のゴムが車幅方向に引き伸ばされて、車体
側に対しトレーリングアームが車両前方へ付勢される結
果、両付勢力の相互作用により比較的強力なトーコレク
ト機能を容易に発揮させることができるので、車両の操
縦安定性を確実に向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における概略斜視図。
【図2】上記実施形態例の要部横断面拡大図。
【符号の説明】
1 リヤサスペンション 2、2´ トレーリングアーム 3 トーションビーム 7、7´ ゴムブッシュ 10、14 内筒 11、15 外筒 12、16 ゴム 13 第1ゴムブッシュ 17 第2ゴムブッシュ 19、20、23、24 傾斜部 21、25 すぐり

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向に延びるトーションビームによ
    り連結された左右のトレーリングアームの前端部と車体
    側との間にそれぞれ内筒と外筒と上記両筒間のゴムとか
    らなるゴムブッシュが配置され、上記各ゴムブッシュ
    は、上記内筒の車幅方向内側端部で車両前方側に形成さ
    れた傾斜部と上記外筒との間に上記ゴムが充填されてい
    ると共に上記内筒の車幅方向内側端部の車両後方側と上
    記外筒との間にすぐりが形成された第1ゴムブッシュ
    と、上記第1ゴムブッシュに対し同軸上に隣接して点対
    称的もしくは線対称的に配置された第2ゴムブッシュと
    から構成された車両用サスペンション。
JP2000036147A 2000-02-15 2000-02-15 車両用サスペンション Pending JP2001225622A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004148999A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Tokai Rubber Ind Ltd サスペンションブッシュ
KR100461602B1 (ko) * 2001-12-17 2004-12-14 기아자동차주식회사 자동차의 서스펜션용 부쉬
JP2005257071A (ja) * 2004-02-12 2005-09-22 Tokai Rubber Ind Ltd 防振装置
JP2009293796A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Hyundai Motor Co Ltd ブッシュ用インシュレータ
JP2014114885A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Bridgestone Corp トーコレクトブッシュ
JP2016070290A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 富士重工業株式会社 弾性支持体及びサブフレーム取付構造

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