JP2001224856A - ゲーム用の装置、位置検出用の装置及び情報記憶媒体 - Google Patents
ゲーム用の装置、位置検出用の装置及び情報記憶媒体Info
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Abstract
ト光の位置検出を正確に行うことを可能とするシューテ
ィングゲーム装置を提供することにある。 【解決手段】 このゲーム装置は、ディスプレイ30を
撮像する赤外線ビデオカメラ40の撮像信号に基づき、
前記赤外線撮像手段の撮像エリアに含まれる位置検出エ
リアを特定する。そして、ディスプレイ30に表示され
る標的に向け、発射される赤外線スポット光の位置検出
を、撮像エリアに含まれる前記特定された位置検出エリ
アの情報に基づき行なう。前記位置検出エリア2100
Aの特定は、画面上の前記位置検出エリアの四隅を特定
するための少なくとも4つのコーナ用基準点に、基準点
マークMを表示するとともに、前記マークに前記赤外線
を投射することにより得られたスポット光の前記撮像エ
リア内での位置検出に基づき行う。
Description
置検出エリアに投射される赤外線スポット光の位置検出
を、赤外線撮像手段の撮像信号に基づき行うゲーム用の
装置、位置検出用の装置及び情報記憶媒体に関する。
定の標的が登場するゲーム画面を、プレーヤが光線銃等
を用いて射撃するシューティングゲーム装置が知られて
いる。このような従来技術は、ゲーム画面をビデオカメ
ラで撮像し、このビデオカメラから出力される映像信号
に基づき命中、はずれの判定を行うように構成されてい
る。
射される光線が赤外光である場合には、ゲーム画面上に
おける着弾位置は赤外線スポット光として表示されるた
め、この赤外線スポット光を、通常のゲーム画面と分離
検出するために、前記着弾位置検出用のビデオカメラに
は赤外線フィルタが設けられている。
像画面からの撮像エリアのどの領域がゲーム画面表示エ
リアかを直接認識することができない。このため、ゲー
ム開始に先立って、予めビデオカメラ側にゲーム画面表
示エリアを認識させる処理を行うことが必要となる。
ーム画面を所定のあおり角をもって撮像する場合、撮像
画像中に含まれるゲーム画面の画像は歪んだ形になる。
このため、撮像画像中に含まれるゲーム画像表示エリア
を正確に特定し、しかも、この撮像画像中に含まれる画
像表示エリアと実際の画像表示エリアとの座標位置との
対応関係を正確に設定してやることが、正確な着弾位置
検出のために必要となる。
の場所を移動すると、画像表示エリアに対するカメラの
アングル等が微妙に変化する。このような場合にも、撮
像画像中に含まれる画像表示エリアと実際の画像表示エ
リアとの座標位置との対応関係を正確に設定してやるこ
とが、正確な着弾位置検出のために必要となる。
たものであり、その目的は、赤外線撮像手段の撮像信号
に基づき、スポット光の位置検出を正確に行うことを可
能とするゲーム用の装置、位置検出用の装置及び情報記
憶媒体を提供することにある。
るため、本発明に係るゲーム用の装置は、画像表示エリ
アの位置検出エリアを撮像する赤外線撮像手段の撮像信
号に基づき、前記赤外線撮像手段の撮像エリアに含まれ
る位置検出エリアを特定する特定手段と、前記画像表示
エリアに、シューティングディバイスから投射される赤
外線スポット光の位置検出を、赤外線撮像手段の撮像エ
リアに含まれる前記特定された位置検出エリアの情報に
基づき行なう位置検出手段と、を含み、前記特定手段
は、前記表示画像エリアの前記位置検出エリアの四隅を
特定するための少なくとも4つのコーナ用基準点に、基
準点マークを表示するとともに、前記マークに前記赤外
線を投射することにより得られたスポット光の前記撮像
エリア内での位置の特定を、前記撮像手段の撮像信号に
基づき行ない、前記スポット光の検出により特定される
撮像エリア内の前記4つのコーナ用基準点を頂点とする
4角形各辺の中心点に対し、所与のルールに従ったオフ
セット値を与えることにより、前記撮像エリアに含まれ
る位置検出エリアを特定することを特徴とする。
表示エリアの位置検出エリアを撮像する赤外線撮像手段
の撮像信号に基づき、前記赤外線撮像手段の撮像エリア
に含まれる位置検出エリアを特定する特定手段と、前記
位置検出エリアに投射される赤外線スポット光の位置検
出を、赤外線撮像手段の撮像エリアに含まれる前記特定
された位置検出エリアの情報に基づき行う位置検出手段
と、を含み、前記特定手段は、前記表示画像エリアの前
記位置検出エリアの四隅を特定するための少なくとも4
つのコーナ用基準点に、基準点マークを表示するととも
に、前記マークを狙って赤外線を投射することにより得
られたスポット光の撮像エリア内での位置の特定を、前
記撮像手段の撮像信号に基づき行ない、前記スポット光
の検出により特定される撮像エリア内の前記4つのコー
ナ用基準点を頂点とする4角形各辺の中心点に対し、所
与のルールに従ったオフセット値を与えることにより、
前記撮像エリアに含まれる位置検出エリアを特定するこ
とを特徴とする。
能、または読み取り可能な情報記憶媒体に記憶される情
報は、画像表示エリアの位置検出エリアを撮像する赤外
線撮像手段の撮像信号に基づき、前記赤外線撮像手段の
撮像エリアに含まれる位置検出エリアを特定する特定手
段と、前記画像表示エリアに、シューティングディバイ
スから投射される赤外線スポット光の位置検出を、赤外
線撮像手段の撮像エリアに含まれる前記特定された位置
検出エリアの情報に基づき行なう位置検出手段と、を実
現するための情報を含み、前記特定手段は、前記表示画
像エリアの前記位置検出エリアの四隅を特定するための
少なくとも4つのコーナ用基準点に、基準点マークを表
示するとともに、前記マークに前記赤外線を投射するこ
とにより得られたスポット光の前記撮像エリア内での位
置の特定を、前記撮像手段の撮像信号に基づき行ない、
前記スポット光の検出により特定される撮像エリア内の
前記4つのコーナ用基準点を頂点とする4角形各辺の中
心点に対し、所与のルールに従ったオフセット値を与え
ることにより、前記撮像エリアに含まれる位置検出エリ
アを特定することを特徴とする。
れる情報は、画像表示エリアの位置検出エリアを撮像す
る赤外線撮像手段の撮像信号に基づき、前記赤外線撮像
手段の撮像エリアに含まれる位置検出エリアを特定する
特定手段と、前記位置検出エリアに投射される赤外線ス
ポット光の位置検出を、赤外線撮像手段の前記撮像エリ
アに含まれる特定された位置検出エリアの情報に基づき
行う位置検出手段と、を実現するための情報であって、
前記特定手段は、前記表示画像エリアの前記位置検出エ
リアの四隅を特定するための少なくとも4つのコーナ用
基準点に基準点マークを表示するとともに、前記マーク
を狙って赤外線を投射することにより得られたスポット
光の撮像エリア内での位置の特定を、前記撮像手段の撮
像信号に基づき行ない、前記スポット光の検出により特
定される撮像エリア内の前記4つのコーナ用基準点を頂
点とする4角形各辺の中心点に対し、所与のルールに従
ったオフセット値を与えることにより、前記撮像エリア
に含まれる位置検出エリアを特定することを特徴とす
る。
ションを行う場合に、シューティングディバイスから発
射される光線は画像表示エリアに赤外線スポット光とし
て表示される。
離検出するために、本発明では赤外線撮像手段を用い、
画像表示エリアの位置検出エリアを撮像している。そし
て、この撮像手段の撮像信号に基づき、撮像エリアに含
まれる前記位置検出エリアを特定する処理を行ってい
る。
づき、画像表示エリアにシューティングディバイスから
発射される赤外線スポット光の位置検出を正確に行い、
例えばシューティングゲームやシューティングシミュレ
ーションを行うことができる。
アに含まれる位置検出エリアの特定を、次のようにして
行う。
アの四隅を特定するための4つのコーナー用基準点に、
基準点マークを表示する。この基準点マークは同時に表
示してもよく、また所定の順番で順次表示してもよい。
このようにして表示された基準点マークに、例えばシュ
ーティングディバイス等を用いて赤外線スポット光を投
射する。これにより、前記各基準点マークが表示された
少なくとも各基準点の位置は、撮像手段の撮像信号に基
づきスポット光の位置として検出される。
る撮像エリア内の前記4つのコーナー用基準点を頂点と
する4角形各辺の中心点に対し、所定のルールに従った
オフセット値を与えることにより、撮像エリアに含まれ
る位置検出エリアを特定する。
の位置検出エリアに対して撮像手段を所定のあおり角を
もって設定し、撮像エリアに含まれる位置検出エリアに
歪みが発生するような場合でも、撮像エリアに含まれる
位置検出エリアを正確に特定し、これにより正確なスポ
ット光の位置検出が可能となる。
立って、少なくとも位置検出エリアの四隅を特定するた
めの4つのコーナー用基準点に基準点マークを表示し、
この位置に赤外線スポット光を投射するという簡単な動
作を行うのみで、赤外線撮像手段の撮像エリアに含まれ
る位置検出エリアを特定することができる。これによ
り、例えばゲーム装置をゲームセンター等に設置する場
合や、その場所を移動する場合等に、オペレーター等に
過度の負担をかけることなく、簡単に、ゲームのための
準備処理である、位置検出エリアの特定処理を行うこと
ができる。
装置を多数設置する場合には、画像表示エリアに対する
カメラの設置位置が各ゲーム機毎に多少ずれていること
が多く、このような場合でも、本発明によればゲーム画
面上に表示される少なくとも4つの基準点マークに合わ
せて、オペレータが赤外線を投射することで、撮像手段
側に画像表示エリアに含まれる位置検出エリアを認識さ
せることができるため、極めて使い勝手のよいものとな
る。
アは、画像表示エリアと一致させてもよく、また画像表
示エリアの一部を位置検出エリアとして設定してもよ
い。
コーナ用基準点は、実際の位置検出エリアを縮小または
拡大した仮想4角形の四隅の点として与えられ、前記ス
ポット光の検出により特定される撮像エリア内における
前記仮想4角形に対応したエリアを、所与の倍率で拡大
又は縮小することにより、前記撮像エリアに含まれる位
置検出エリアを特定することが好ましい。
を表示画像エリア内に余裕をもって表示することが可能
となる。
出エリアは、実際の表示画像エリアに含まれるシューテ
ィングエリアとして与えられ、前記4つのコーナ用基準
点は、前記シューティングエリアの四隅の点として与え
られ、前記スポット光の検出により特定されるエリア
を、前記撮像エリアに含まれる位置検出エリアとして特
定することが好ましい。
リア内の一部の領域がシューティングエリアとして設定
されている場合に、スポット光の検出により前記撮像エ
リアに含まれるシューティングエリアを検出し、位置検
出エリアの特定に、検出エリアの拡大または縮小処理を
行う必要がない、このため、位置検出エリアの特定をさ
らに簡単な処理で行うことが可能となる。
ット値として、予め与えられた値を用いることが好まし
い。
撮像手段の取付け位置が固定されている場合には、同じ
タイプのゲーム機であれば全て最適オフセット値を同じ
値として予め求めることができる。このようにすること
により、撮像エリア内の位置置検出エリアをより確実に
特定することが可能となる。
うにして求めておくことができる。
具合をどのような曲率で近似すると、より実像に近い二
次曲線になるのかを検討し、実像に近い二次曲線が得ら
れるオフセット値を求める。
像手段と同一性能のCCDカメラを同一位置に配置した
ときに撮像される画像表示エリアの輪郭線に基づき、数
学的に算出された相似する二次曲線を構成する係数をオ
フセット値として抽出する。
ましい撮像位置で画像表示エリアをCCDカメラで撮像
した場合に得られる撮像画像に基づき、前記輪郭に近似
する二次曲線を形成する数学的値をオフセット値として
求めてもよい。
内の前記4つのコーナ用基準点を頂点とする4角形の斜
辺の中心点に対する前記オフセット値を与える方向は、
斜辺と斜めに交叉する所与の方向とし、前記撮像エリア
に含まれる位置検出エリアを特定することが好ましい。
表示エリアの位置検出エリアを、その下側からまたは上
側から所定のあおり角もって撮像している場合に、撮像
手段の撮像エリアに含まれる歪んだ位置検出エリアに対
して、最適な方向にオフセット値を与えることができ
る。例えば、画像表示エリアの下方から撮像する場合に
は、前記斜辺に対して下方向へ斜めに交叉する方向に前
記オフセット値を与えるように設定すればよく、これと
は逆に画像表示エリアを上方向から撮像する場合には、
前記斜辺に対し上方向へ斜めに交叉する方向に前記オフ
セット値を与えるように設定すればよい。
画像エリアに含まれる位置検出エリアを通過又は反射し
たスポット光が形成されるスポット光形成エリアを、前
記画像表示エリアの位置検出エリアに替えて撮像しても
よい。
外光以外に、表示画像と分離可能な波長帯域の光を用い
てもよく、この場合には、前記撮像手段は、前記通常の
画像と分離可能な帯域の光をスポット光として用いた場
合には、前記撮像手段は、前記スポット光の帯域の光の
みを選択的に撮像するように形成すればよい。
憶される情報としては、前記各手段を実現するためのプ
ログラムや、データを内包したプログラムであってもよ
く、またプログラムとデータの組合せであってもよい。
また、前記各手段を実行するための情報(例えばプログ
ラム)は、コンピュータにより使用可能な情報(例えば
プログラム等)であって、上記手段を実現(実行)する
ための処理ルーチンを含むものであってもよい。
に基づき詳細に説明する。
レータの第1の実施の形態の概略構成が示されている。
ングゲームを行うゲーム装置として形成されており、照
準方向に赤外線ビームを発射するシューティングディバ
イスとしての光線銃20と、シューティング用のゲーム
画面を表示するディスプレイ30と、前記ゲーム画面を
撮像する赤外線ビデオカメラ40と、ゲーム装置本体5
0とを有する。
ティング用ゲーム画面には、標的画像、背景画像、命中
演出画像等の種々の画像が含まれる。
概略斜視図が示されている。光線銃20は、ゲーム装置
本体50に接続され、光線銃20の先端に設けられた赤
外線発光部(例えば赤外線LED)22からその照準方
向に赤外線ビームが投射され、ディスプレイ30上に赤
外線のスポット光26を投射する。
当し、ディスプレイ30上に表示される画像、特にその
位置検出エリアを撮像する。ここでは、ディスプレイ3
0を、その下側から所定のあおり角をもって撮像するよ
うに、赤外線ビデオカメラ40が設置されている。
の各種の制御及び処理を行う。
現するための概略構成を示すブロック図が示されてい
る。
理部100と、RAM140と、ROM150と、画像
生成部160と、音生成部170と、音出力部180
と、コントロール部200を有する。
の各ブロックへの命令の指示、ゲーム演算の各種の処理
を行うものであり、その機能は、CPU(CISC型、
RISC型)、DSP、ASIC(ゲートアレイ等)等
のハードウエアや所与のプログラム(ゲームプログラ
ム)により実現できる。
部160、音生成部170、コントロール部200のワ
ーク領域となるものである。
コンピュータが利用可能な情報記憶媒体であるROM1
50は、各種のプログラム、データ等の情報を記憶する
ものである。本実施の形態においては、シューティング
ゲームを行うための情報が格納されている。このシュー
ティングゲームを行うための情報には、少なくとも、処
理部100をゲーム演算部110として機能させ、コン
トロール部200を位置検出エリア特定部212、位置
検出部210として機能させるための情報が記憶される
とともに、RAM140を、後述するようにビデオカメ
ラ40の撮像エリアに含まれる位置検出エリアを複数の
マトリクスに分割するための情報が記憶される手段とし
て機能させるための情報が記憶されている。シューティ
ングゲーム用画像データ、シューティングゲーム用音声
データ、前述以外に必要となるシューティングゲーム実
行プログラム、命中判定プログラム、演算プログラム等
も、シューティングゲームを行うための情報としてRO
M150に記憶されている。
指示等に従って、各種の画像を生成してディスプレイ3
0に表示させるためのものであり、その機能は、画像生
成用ASIC、CPU、DSP等のハードウエアや、所
与のプログラム(画像生成プログラム)、画像データに
より実現できる。画像生成部160で生成された画像
は、ディスプレイ30上に表示される。
示等に従って、各種の音を生成し音出力部180に出力
するものであり、その機能は、音生成ASIC、CP
U、DSP等のハードウエアや、所与のプログラム(音
生成プログラム)、音声データ(波形データ)により実
現できる。
40、光線銃20の制御や、これらとの間の情報の授受
を行うものであり、位置検出部210、位置検出エリア
特定部212、銃制御部214としても機能するように
構成されており、その機能は、例えばCPU、ROM、
RAM及び所与のプログラム、データなどにより実現で
きる。
アの特定 前記位置検出エリア特定部212は、ROM150又は
コントロール部200に設けられたROMに格納された
情報(プログラム等)に従い、ビデオカメラ40の撮像
エリアに含まれる画像表示エリアの位置検出エリアを特
定する処理を行う。
に示すようにディスプレイ30を、その下方から所定の
あおり角をもって撮像する。このため、ビデオカメラ4
0の撮像エリアに含まれる、ディスプレイ30の表示領
域は、図4(A)に示すように歪んだ形で撮像されるこ
とになる。ここにおいて、2000Bは、ディスプレイ
30の画像表示エリアを表す。
ムを形成するスポット光26の、ディスプレイ30上に
おける着弾位置を検出するためには、ディスプレイ30
上に表示される画像表示エリア2000Bの座標位置
と、ビデオカメラ40の撮像エリアの座標との対応関係
を設定してやることが必要となる。
0上に表示されるゲーム画像と、この画像表示エリア2
000A上に表示される赤外線スポット光26とを分離
して撮像するために、ビデオカメラ40には赤外線透過
フィルタが設けられており、ビデオカメラ40は赤外線
撮像手段として機能するように形成されている。このた
めに、ビデオカメラ40では、ディスプレイ30上に表
示されるゲーム画像は撮像することができず、赤外線ス
ポット光26しか撮像することができない。従って、ビ
デオカメラ40の撮像エリアのうち、どの領域が画像表
示エリア2000Bであり、位置検出エリア2100B
であるかを、位置検出エリア特定部212に予め認識さ
せてやることが必要となる。
0B全域が、光線銃20によるシューティングエリアと
なるため、画像表示エリア2000Bと、着弾位置を検
出すべき位置検出エリア2100Bとが一致する。な
お、画像表示エリア2000Bのある領域のみがシュー
ティングエリアとなる場合には、その領域のみを位置検
出エリア2100Bとしてコントロール部200に認識
させてやればよい。
にして、コントロール部200に対して、ゲーム開始に
先立ってディスプレイ30上に表示される位置検出エリ
ア2100Bを正確に認識させかつ特定させるための処
理を行う。
行する特徴的な処理の例を図13のフローチャートに示
す。
に、画像表示エリア2000A上の、位置検出エリア2
100A(本実施の形態では2000Aと一致)の四隅
を特定するための少なくとも4つのコーナー用基準点P
0、P2、P6、P8に+印の基準点マークM0、M
2、M6、M8を表示するとともに、位置検出エリア2
100Aの中心位置を特定するための中心基準点P4
に、+印の基準点マークM0を表示する。ここでは、位
置検出エリア2100Aは矩形形状をしているため、こ
のエリア2100Aを特定するための基準点P0、P
2、P6、P8を四隅とする仮想4角形2200Aの形
状も、前記位置検出エリア2100Aを縦横方向にそれ
ぞれ所与の倍率で縮小した矩形形状となる。さらに、前
記中心基準点P4は、仮想4角形2200Aの相対向す
る辺の各中点を結ぶ直線の交点上に位置するように設定
される。
出エリア2100Aの基準位置(ここでは中央位置)の
座標を特定するための情報が対応付けられており、さら
に仮想4角形2200Aの四隅を特定する基準点P0、
P2、P6、P8には、中心点P4との関係において位
置検出エリア2100Aの各コーナー部を特定するため
の座標情報が与えられている。ここでは、仮想4角形2
200Aを所与の倍率で縦方向、横方向に拡大し、その
コーナー部が位置検出エリア2100Aのコーナー部と
一致したときにおける、位置検出エリア2100A上に
おける座標情報が与えられている。
0Aに比べ、前記位置検出エリア2100Aの各コーナ
ー部を特定する基準点P0、P2、P6、P8で結ぶ仮
想4角形2200Aを縮小表示するのは次の理由によ
る。
イ30を撮像する際に、その撮像方向がディスプレイ3
0の中心に対して上下または左右に幾分ずれていた場合
に、そのずれ方向と反対側のディスプレイ領域がカメラ
40の撮像エリアから外れてしまう場合がある。このよ
うな場合、表示エリアの隅に基準点マークを表示すると
ビデオカメラで撮像できない可能性がある。また、画面
の中央の基準点P4にも、基準点マークM0を表示する
のは、ビデオカメラ40の撮像エリアがディスプレイ3
0の中心に対して左右上下のいずれの方向にずれている
かを、ビデオカメラ側で認識させ、カメラの方向を微調
整するためである。
M2、M4、M6、M8は全て同時に表示してもよい
が、ここではビデオカメラ40側にどの基準点のマーク
かを簡単に認識させるために、まず中心の基準点マーク
M4を表示し、次に各コーナー部における基準点マーク
M0、M2、M6、M8を順次表示する。このような表
示のための処理は、コントロール部200から処理部1
00に表示のための指令を出力し、この結果、画像生成
部160がディスプレイ30上に前述した基準点マーク
M4、M0、M2、M6、M8を表示することにより行
う。
時、スポット光が投射されており、トリガ26を操作す
ることによりシューティングのタイミングをコントロー
ル部200に認識させる。このため、図13に示すステ
ップS12において、オペレータは光線銃20をもっ
て、ディスプレイ30上に順次表示される基準点マーク
Mに照準を合わせ、これらをトリガー26を操作するこ
とにより順次シューティングする。これにより、M4、
M0、M6、M2、M8の順に、各基準点マークに対応
するスポット光が決定されることになる。
プレイ30上に順次表示されるスポット光26を撮像す
る。このとき、各基準点マークM0、M1、M2、M
6、M8に向けて発射された赤外線スポット光の、撮像
エリア内での位置検出を、ビデオカメラ40の撮像信号
に基づき行う。図4(B)には、このようにして検出さ
れた撮像エリア内における、各基準点マークの検出位置
20−4(Q4)、20−0(Q0)、20−2(Q
2)、20−6(Q6)、20−8(Q8)が示されて
いる。同図に示すように、ビデオカメラ40で撮像され
た位置検出エリア2000Bは実際の領域に対して歪ん
で撮像されるため、同様の理由から撮像された各スポッ
ト光26−0、24−2、24−4、24−6、24−
8の位置も歪んで表示されることになる。
して撮像されたスポット光26の画像から、撮像エリア
に含まれる位置検出エリア2100Bの領域を特定する
とともに、ここの撮像エリア内で特定される位置検出エ
リア2100Bにおける座標位置と、ディスプレイ30
上に実際に表示される位置検出エリア2100Aの座標
位置との対応付けを行い、光線銃20から実際に位置検
出エリア2100Aに向け発射された赤外線スポット光
26の正確な着弾位置の検出のための処理を可能とする
ことにある。
において、位置検出エリア2100Bを特定するための
以下の処理を行う。
各スポット光26−0、24−2、24−4、24−
6、24−8の、撮像エリア内における位置を、図6に
示すようにQ0、Q2、Q4、Q6、Q8とする。次に
Q0、Q2、Q8、Q6を頂点とする4角形(ここでは
台形)の各辺の中心位置をそれぞれQ1、Q5、Q7、
Q3とする。
メラ40で撮像される位置検出エリア(画像表示エリ
ア)2100Bの画像は、上下左右に膨らんだ形をして
いる。このことは、ディスプレイ30上に、図5に示す
ように表示される仮想4角形22000Aも、ビデオカ
メラ40で撮像されると、位置検出エリア2100Bと
同様に上下左右に膨らんだ形として撮像されることを意
味する。この形状をシミュレートするために、本実施の
形態では図6に示すように、前記各中点Q1、Q5、Q
7、Q3に対して、所定のルールに従ったオフセット値
を与え、各中点Q1、Q5、Q7、Q3を上下左右方向
にQ1´、Q5´、Q7´、Q3´の位置まで移動す
る。
る二次曲線で結び、同様にQ2、Q8間をQ5´を通る
二次曲線で結び、Q8、Q6間をQ7´を通る二次曲線
で結び、Q6、Q0間をQ3´を通る二次曲線で結ぶ。
これにより、ビデオカメラ40で撮像される実際の仮想
4角形2200Aの、撮像エリア内における領域を忠実
に特定することができる。
カメラ40のディスプレイ30に対する設置角度が決ま
っていれば予め既知の値として求めておくことができ
る。本実施の形態ではシミュレータ10の設計段階にお
いて決定されるディスプレイ30とビデオカメラ40と
の相対的な位置関係に基づき、最適なオフセット値を予
め求めておき、ゲーム機本体の所定の記憶エリアに書き
込んでおけばよい。
00Bが台形形状に歪む場合には、相対向する台形の一
対の斜辺の中心点Q3、Q5に対するオフセット値は、
斜辺と直交する方向ではなく、斜めに交叉する方向に対
して与えるように設定する。例えば、本実施の形態のよ
うに、ディスプレイ30の下方向から見られるように撮
像する場合には、仮想4角形2200Bは下方向に開く
台形形状として撮像されるため、この場合には斜辺に対
して斜め下方向に交叉するように前記オフセット値を与
える。また、例えばこれとは逆に、ディスプレイ領域を
上方向から撮像する場合には、仮想4角形2200Bは
逆方向に歪むため、前記Q3、Q5に対するオフセット
値は、斜辺に対して斜め上に交叉する方向に与えること
が好ましい。このようにすることにより、実際の仮想4
角形2200Aの撮像エリアを、図6に示すように二次
曲線で囲まれた領域として正確に特定することができ
る。
示される仮想4角形2200Aを、ビデオカメラ40で
は歪んで撮像されることを見越し、ディスプレイ上に表
示される仮想4角形2200Aの各辺の中点に、位置検
出マークを表示し、これを狙って赤外線を投射し、その
位置をカメラ40側に認識させるという手法も考えられ
る。このようにすると、ディスプレイ30上に合計9点
のマークを表示しなければならず、しかもこれら全て
を、正確にシューティングするという作業をオペレータ
に強いることになり、オペレータの負担が重くなる。特
に、ゲームセンターのように、同じ機種が複数台設置さ
れるような場合に、各ゲーム機毎にこのように負荷の大
きい作業をオペレータに行わせることは、好ましくな
い。これに対し、本実施の形態では、その約半分である
5つの基準点マークを表示しこれをシューティングさせ
る処理をオペレータに行わせるのみで、正確な位置検出
が可能となるので、オペレータの負担を大幅に軽減する
ことができる。
辺をその中間の点Qcを通る二次曲線により近似し幾何
学的に求める場合の一例が示されている。本実施の形態
では、図中縦方向に延びる辺を(1)式で近似し、図中
横方向に伸びる辺を(2)式で近似する。 Q(t)={2(QE−QS)+4(QS−QC)}t2−{(QE−QS)+4( QS−QC)t+QS} …(1) 但し、 0.0≦t≦1.0 Q(u)={2(QE−QS)+4(QS−QC)}u2−{(QE−QS)+4( QS−QC)u+QS} …(2) 但し、 0.0≦u≦1.0ところで、図6に示すよ
うに認識されたエリア2200Bは、ディスプレイ30
上における仮想4角形2200Aの領域に対応するもの
である。この仮想4角形2200Aは、実際の位置検出
エリア2100Aを所与の縮小倍率で縦方向、横方向に
縮小したものである。このため、図6に示す認識エリア
2200Bを縦方向、横方向に所与の倍率で拡大するこ
とで、位置検出エリア2100Aに対応した撮像エリア
内における位置検出エリア2100Bを特定することが
必要となる。
れている。
Q6を結ぶ二次曲線、Q1´、Q4、Q7´を結ぶ二次
曲線、Q2、Q5´、Q8を結ぶ二次曲線を縦方向に拡
大する。この拡大は、前記(1)式の二次曲線のパラメ
ータの範囲を0.0≦t<1.0から、−α≦t<1.
0+α(α>0.0)に拡大することにより行う。
Q6、Q7´、Q8の各点は、それぞれP0´、P1、
P2´、P6´、P7、P8´の位置まで二次曲線に沿
って上下方向に移動する。このときαの値は、図5に示
す仮想4角形2200Aと、位置検出エリア2100A
の位置検出エリア210Aに対する縦方向の比に合わせ
て設定される。
P2´を結ぶ二次曲線、Q3´、Q4、Q5´を結ぶを
二次曲線、P6´、P7、P8´を結ぶ二次曲線に沿っ
て、P0´、P2´、Q5´、P8´、P6´、Q3´
を横方向に拡大する。この拡大は、前記(2)式の二次
曲線のパラメータの範囲を0.≦u<1.0から、−β
≦u<1.0+β(β>0.0)に拡大するすることに
より行う。
は、図5において仮想4角形2200Aに対する実際の
位置検出エリア2100Aの横方向への倍率に基づいて
設定される。このような拡大処理を行うことにより、図
8に示すように、P0´、P2´、Q5´、P8´、P
6´、Q3´は、それぞれP0、P2、P5、P8、P
6、P3の位置まで移動する。
0、P1、P2、P5、P8、P7、P6、P3によっ
て特定される撮像エリア内の領域2100Bは、ディス
プレイ30上に表示される位置検出エリア2100A
(本実施の形態では画像表示エリア2000Aと一致す
る)の撮像エリアと一致する。
エリアに含まれる位置検出エリア2100Bを特定する
ことができる。
における特定された位置検出エリア2100Bと、図5
に示す実際の位置検出エリア2100Aの間の座標の対
応関係を求める処理を行う。本実施の形態では、図5に
示す画面中央の基準点P4の位置データは、図8に示す
特定された位置検出エリアの中心点Q4として与えられ
る。なお、便宜上、この撮像エリア内におけるQ4の位
置も、P4と表示して以下の説明を行う。
100内の座標位置データは予め与えられていることは
前述した。そして、図5に示す仮想4角形2200Aの
四隅P0、P2、P8、P6の点の、位置検出エリア2
100A内における位置データも与えられており、さら
に前述した縦方向の倍率を特定するためのαと、横方向
の倍率を特定するためのβの値も製品出荷時に予め与え
られ、記憶手段に記憶されている。このため、図8に示
すように、撮像エリア内において特定される位置検出エ
リア2100Bの各コーナー部P0、P2、P8、P6
の、実際の表示画面上における座標位置も演算により求
められる。このようにして、実際の位置検出エリア21
00Aの座標と撮像エリア内において特定された位置検
出エリア2100Bの座標との対応関係を求めることが
できる。
たように特定された位置検出エリア2100Bを、図9
(B)に示すようにM×Nのマトリクスに分割する。
辺、P3、P4、P5を結ぶ二次曲線、P6、P7、P
8を結ぶ二次曲線の辺を、各中点P1、P4、P7が中
央の分割点となるように(M−1)分割(但し、Mは偶
数)する。そして、上下方向に相対向する辺の対向する
分割点間を、中心のラインの対応する分割点を互いに交
叉することなく通過するように前記(1)式で示す二次
曲線Djで結ぶ(但し、j=0,1…M)。これによ
り、特定された位置検出エリア2100Bは横方向にM
分割されることになる。
0、P3、P6を結ぶ二次曲線の辺、P2、P5、P8
を結ぶ二次曲線の辺及び中点P1、P4、P7を結ぶ二
次曲線の辺を、各辺の中央点P3、P5、P4が中央の
分割点となるように(N−1)分割(但し、Nは偶数)
する。そして横方向に相対向する辺の分割点間を、中央
の線の対応する分割点を互いに交叉することなく通過す
るように、前記(2)式の二次曲線Ciで結ぶ(但し、
i=0,1,…N)。これにより、図10(A)に示す
ように、位置検出エリア2100Bは縦方向にN分割さ
れる。
にN分割することにより、図10(B)に示すように、
撮像エリア内の位置検出エリア2100BをM×N個の
マトリクスに分割することができる。
100Bの中点P4の座標(実際の位置検出エリアに対
応する座標)及びその四隅の頂点P0、P2、P8、P
6の座標(実際の位置検出エリアの頂点座標)はすでに
判明しているため、この位置検出エリアを前述したよう
にM×Nのマトリクスに分割したことにより得られる各
分割エリアの頂点(図10において黒丸で示す位置)の
座標(実際の位置検出エリアに対応した座標)も計算に
より求められる。
れた位置検出エリア2100Bのデータ、及びこの位置
検出エリア2100BをM×Nのマトリクスに分割した
データと、マトリクス各頂点の実際の位置検出エリア2
100Aの座標に対応した座標位置データは、RAM1
40に書き込み記憶される。
プレーヤが光線銃20からディスプレイ30上に表示さ
れるゲーム画面の標的に向けシューティングを行った場
合に、ゲーム画面上における銃の着弾位置を表すスポッ
ト光の位置検出を、赤外線ビデオカメラ40の撮像信号
に基づき正確に行い、命中判定を行うことが可能とな
る。
の例が示されている。
イ30上には、ゲーム演算部110が演算し画像生成部
160が生成したゲーム画面が表示される。このゲーム
画面内には前述したように各種の標的が次々と表示され
る。本実施の形態では、位置検出エリア2100A全域
がシューティングエリアとして設定され、この内部に適
宜標的が表示され、プレーヤは光線銃20を用いて標的
めがけて射的をすることになる。
30上に表示される前記スポット光26のみをゲーム画
面と分離して撮像する。
ステップS22〜S26の処理を行ない、位置検出エリ
ア2100A内におけるスポット光26の着弾位置検出
を行う。
る。
26の位置がは、図11(A)に示すように撮像エリア
のV9の点である場合を想定する。
分割された位置検出エリア2100Bのどのブロック内
に存在するかを特定する処理を行う。
に、位置検出エリアを縦方向に分割するC0〜CMの二
次曲線に対して、スポット光26がどの二次曲線Ciの
間に挟まれているかを検出する。この検出処理は、スポ
ット光26が、前記各二次曲線Ciの上側に存在するか
下側に存在するかを準に調べていくという簡単な処理に
より実現できる。
を縦方向に分割するD0〜DNの複数本の二次曲線Dj
のどれに挟まれているかを検出する。この検出処理は、
スポット光26が各二次曲線Djの右側に位置するか左
側に位置するかを検出するという簡単な処理により実現
できる。
リア2100Bは横方向にM個に分割され、縦方向にN
個に分割されている。
置検出エリア2100Aの横方向のサイズをXSIZE、縦
方向のサイズをYSIZEとし、かつこの実際の位置検出エ
リア2100AをM×Nマトリクスに等分割し、しかも
位置検出エリア2100Aの左上の点をX=0、Y=0
の座標原点として設定すると、横方向にj番目、縦方向
にi番目に存在するマトリクス内のブロックの左上隅の
座標は次式で表されることになる。 X=XSIZE・j/M Y=YSIZE・i/N …(3) 但し、i=0、1、…N、j=0、1、…Mの値を取
る。このようにして、スポット光26が存在する位置検
出エリア2100B内でのブロックが特定され、特定さ
れたブロックの各頂点の座標を求めることができる。
特定されると、次にステップS24において、当該ブロ
ック内におけるスポット光の位置検出を行う。
単位であるブロックは4点により囲まれており、しかも
位置検出エリア2100Bを構成する各ブロックは、図
12(B)に示すような四角形で近似することができ
る。ここでV1、V2、V3、V4は、当該ブロックを
囲むマトリクスの頂点位置とすると、しかもこれら各頂
点位置における座標は前記(3)式により求められる。
の存在する位置V9は、当該ブロックを横方向にs:
(1−s)に内分し、縦方向にq:(1−q)に内分す
るものとするとする(但し、0≦s≦1,0≦q≦
1)。このとき、前記ブロック内におけるV9の位置と
前記各頂点V1、V2、V3、V4の位置とから、前記
内分点の比率を特定するためのs、qの値を演算により
求めることができる。ここにおいて、このブロックの左
上隅の点V1を基準とした、目標点V9の座標(ΔX,
ΔY)は、各ブロックのX軸、縦方向の寸法が(XSIZE
/M)、(YSIZE/N)となることから、次式で求める
ことができる。 ΔX=(XSIZE/M)・s ΔY=(YSIZE/N)・q …(4) このように、本実施の形態では、位置検出エリア210
0BのM×Nのマトリクスを構成する各ブロックを四角
形状に近似し、この四角形内の位置を求めることによ
り、ブロック内の位置検出を簡単に行うことができる。
しかも、各ブロックは、その形状が多少歪んでいるとい
えども四角形状に極めて近い形をしているため、前記近
似により発生する誤差は無視できる程度の値となる。
置 次に、ステップS26において、ステップS24で求め
たスポット光存在するブロックの左上コーナー部の座標
データと、ステップS26で求めたブロック内における
スポット光の位置ΔX、ΔYとに基づき、次式に基づき
実際の位置検出エリア2100A内におけるスポット光
26の着弾位置のXY座標を求めることができる。 X=XSIZE・(j+s)/M (0≦j<M, 0.0≦s<1.0 …(5) Y=YSIZE・(i+q)/N (0≦i<N, 0.0≦q<1.0 …(6) このように、本実施の形態によれば、ビデオカメラ40
の撮像エリアに含まれる位置検出エリア2100Bのど
の位置に、スポット光26が存在するかを直接検出する
のではなく、予め撮像エリア内における位置検出エリア
2100BをM×Nのマトリクスに粗分割しておき、ど
の分割エリアにスポット光が存在するかを判定した後、
スポット光の存在するブロック内のどの位置にスポット
光を配置するかを検出するという2段階の処理を行い、
位置検出エリア2100B内におけるスポット光の位置
検出を行っている。このようにすることにより、スポッ
ト光の位置検出を直接行う場合に比べ、CPUの演算処
理の負担を大幅に軽減し、かつスポット光の位置検出を
正確に行うことが可能となる。
ト光を、前述したように二次曲線を用いて複数のマトリ
クスに分割する場合を例にとり説明したが、位置検出エ
リアを複数のブロックに分割するための分割ラインは、
このように二次曲線に限らず、必要に応じて三次以上の
曲線を用いてもよく、また多少精度が低下しても構わな
いならば、直線を用いてもよい。
ア2000Aと、位置検出エリア2000Aとが一致す
る場合を例にとり説明したが、画像表示エリア2000
Aに比べ位置検出エリア2000Aが小さい場合に対し
ても本発明に適用することができる。
ア2100Aに対して、仮想4角形2200Aを縮小し
て設定する場合を例にとり説明したが、位置検出エリア
2100Aと仮想4角形2200Aを同一のエリアとし
て設定してもよい。またはこれとは逆に位置検出エリア
2100Aが小さい場合には、これを拡大したもとして
仮想4角形2200Aを設定してもよい。この場合に
は、上述した実施の形態とは逆に、仮想4角形2200
Aに対応したエリアを撮像エリア内において特定した
後、このエリアに対し、位置検出エリア2100Aに特
定するために所定の縮小処理を行うことが必要となる。
画像表示エリア2000内の比較的狭い範囲に、標的が
表示されるシューティングエリアが設定される場合も多
く、このような場合には、位置検出エリア2100Aを
シューティングエリアと一致させるように形成すればよ
く、さらに好ましくはこのシューティングエリアと仮想
4角形2200Aとを一致させるように設定すればよ
い。このようにすれば、撮像エリア内における仮想4角
形2200Aの位置が特定されれば、これがそのままシ
ューティングエリアを特定する領域となるため、前記拡
大縮小等の処理を行う必要がない。
した構成に変えて図15に示すような構成を採用するこ
とも可能である。図15は、本発明に係るシミュレータ
の他の例を示す概略説明図である。なお、前記実施の形
態と対応する部材には同一符号を付してその説明は省略
する。
の筐体における光線銃20側の面に設けられたディスプ
レイ316と、ディスプレイ316と対応する位置にお
いて筐体351の内部に形成されたスポット光形成エリ
ア312と、このスポット光形成エリア312及びディ
スプレイ316の間に配置されたハーフミラー314
と、このハーフミラー314の下方において表示画面を
上方に向けて設置されたCRT32と、前記スポット光
形成エリア312を撮像する赤外線ビデオカメラ40と
を含む。また、ゲーム装置本体の内部には図示しない回
路基板が組み込まれ、図2のブロック図に示された機能
と同様な機能を実現するように構成されている。
チック板等の透明部材で形成されており、ハーフミラー
314で映し出された画像を外部から見られるようにな
っている。
部を透過し他を反射するものであり、分離手段に相当す
る。ハーフミラー314は、光線銃20の方向に対して
所定角度、ここでは45度傾けて設置されている。スポ
ット光形成エリア312は、光線銃20の方向から入射
した光をハーフミラー314が透過する方向に形成さ
れ、CRT32は、光線銃20の方向から入射した光を
ハーフミラー314が反射する方向に設置される。これ
により、下方に設置されたCRT32の画像をプレーヤ
の方向に反射表示して、光線銃20を手にしたプレーヤ
に画像を見せることが可能となる。また、光線銃20か
ら発射された赤外線ビームはハーフミラー314を透過
し、スポット光形成領域312にスポット光として形成
されることになる。
様の機能を有し、このビデオカメラ40で取り込まれた
画像データに基づき、撮像領域に含まれる位置検出エリ
ア2100Bが前記実施の形態と同様にして特定され、
また前記実施の形態と同様にしてスポット光の着弾位置
検出、命中判定が行われることになる。なお、ハーフミ
ラー314に対するスポット光形成領域312とCRT
32との位置関係は、図15に示す場合と逆にすること
も可能となる。
出システムとしても形成することができる。本発明の装
置は、例えばディスプレイ30上に表示される所定の画
像に光を投射することで、例えばその画像を指し示す光
ポインティングディバイス用の位置検出システムとして
も使用することができる。
のではなく、シューティングゲーム以外に、例えばシュ
ーティング用のシミュレータ、具体的には軍事訓練や武
器等の着弾シミュレータ用の装置としても用いることが
できる。
40として、赤外線の波長領域の画像のみを撮像する赤
外線撮像手段を用いた場合を例にとり説明したが、画像
信号からスポット光が検出することができるれば、通常
のビデオカメラを用いてもよい。例えばレーザビームの
投射によるスポット光の位置検出を行う場合には、その
光の輝度が極めて強いため、通常のビデオカメラを用い
てもこのスポット光位置検出を、前記実施の形態と同様
にして行うことができる。
ト光を用いる場合を例にとり説明したが、これ以外に他
の波長帯域、例えばプレーヤの目に見えない他の波長帯
域の光線銃20のポインティングディバイスから発射し
ディスプレイ上に投射するようにしてもよい。この場合
には、当該波長帯域の光のみを透過するフィルタを介し
て、ディスプレイ30またはスポット光形成エリアにお
ける画像を撮像するように形成すればよく、このように
しても前記実施の形態と同様な作用効果を奏することが
できる。
形態の概略説明図である。
成を示すブロック図である。
る。
像の説明図であり、同図(B)は、この撮像画像に含ま
れる画像表示エリア、位置検出エリアの説明図である。
検出用マークの説明図である。
表示位置を特定するとともに、位置検出マークで特定さ
れる仮想4角形の領域を特定するための処理の説明図で
あり、同図(B)は、仮想4角形の各辺を近似するため
の二次曲線の概略説明図である。
ある。
ある。
位置検出エリアを横方向にM分割する処理の説明図であ
り、同図(B)は、M×Nのマトリクスに分割された位
置検出エリアの説明図である。
分割する処理の説明図であり、同図(B)は、M×Nの
マトリクスに分割された位置検出エリアの各分割ブロッ
クの頂点位置の説明図である。
クスの概略説明図であり、同図(B)は、マトリクスの
各ブロックを矩形形状に近似した位置検出エリアの概略
説明図である。
ポット光が位置検出エリアのどの分割エリアに属するか
を判定する処理の説明図であり、同図(B)は、ブロッ
クが特定された際に、そのブロック内のどの位置にスポ
ット光が存在するかを特定する処理の説明図である。
検出エリアを特定する処理のフローチャート図である。
カメラの撮像信号から検出するための処理のフローチャ
ート図である。
る。
Claims (16)
- 【請求項1】 画像表示エリアの位置検出エリアを撮像
する赤外線撮像手段の撮像信号に基づき、前記赤外線撮
像手段の撮像エリアに含まれる位置検出エリアを特定す
る特定手段と、 前記画像表示エリアに、シューティングディバイスから
投射される赤外線スポット光の位置検出を、赤外線撮像
手段の撮像エリアに含まれる前記特定された位置検出エ
リアの情報に基づき行なう位置検出手段と、 を含み、 前記特定手段は、 前記表示画像エリアの前記位置検出エリアの四隅を特定
するための少なくとも4つのコーナ用基準点に、基準点
マークを表示するとともに、 前記マークに前記赤外線を投射することにより得られた
スポット光の前記撮像エリア内での位置の特定を、前記
撮像手段の撮像信号に基づき行ない、 前記スポット光の検出により特定される撮像エリア内の
前記4つのコーナ用基準点を頂点とする4角形各辺の中
心点に対し、所与のルールに従ったオフセット値を与え
ることにより、前記撮像エリアに含まれる位置検出エリ
アを特定することを特徴とするゲーム用の装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記4つのコーナ用基準点は、 実際の位置検出エリアを縮小または拡大した仮想4角形
の四隅の点として与えられ、 前記スポット光の検出により特定される撮像エリア内に
おける前記仮想4角形に対応したエリアを、所与の倍率
で拡大又は縮小することにより、前記撮像エリアに含ま
れる位置検出エリアを特定することを特徴とするゲーム
用の装置。 - 【請求項3】 請求項1において、 前記位置検出エリアは、 実際の表示画像エリアに含まれるシューティングエリア
として与えられ、 前記4つのコーナ用基準点は、 前記シューティングエリアの四隅の点として与えられ、 前記スポット光の検出により特定されるエリアを、前記
撮像エリアに含まれる位置検出エリアとして特定するこ
とを特徴とするゲーム用の装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記オフセット値として、予め与えられた値を用いるこ
とを特徴とするゲーム用の装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 撮像エリア内の前記4つのコーナ用基準点を頂点とする
4角形の斜辺の中心点に前記オフセット値を与える方向
は、斜辺と斜めに交叉する所与の方向とすることを特徴
とするゲーム用の装置。 - 【請求項6】 画像表示エリアの位置検出エリアを撮像
する赤外線撮像手段の撮像信号に基づき、前記赤外線撮
像手段の撮像エリアに含まれる位置検出エリアを特定す
る特定手段と、 前記位置検出エリアに投射される赤外線スポット光の位
置検出を、赤外線撮像手段の撮像エリアに含まれる前記
特定された位置検出エリアの情報に基づき行う位置検出
手段と、 を含み、 前記特定手段は、 前記表示画像エリアの前記位置検出エリアの四隅を特定
するための少なくとも4つのコーナ用基準点に、基準点
マークを表示するとともに、 前記マークを狙って赤外線を投射することにより得られ
たスポット光の撮像エリア内での位置の特定を、前記撮
像手段の撮像信号に基づき行ない、 前記スポット光の検出により特定される撮像エリア内の
前記4つのコーナ用基準点を頂点とする4角形各辺の中
心点に対し、所与のルールに従ったオフセット値を与え
ることにより、前記撮像エリアに含まれる位置検出エリ
アを特定することを特徴とする位置検出用の装置。 - 【請求項7】 画像表示エリアの位置検出エリアを撮像
する赤外線撮像手段の撮像信号に基づき、前記赤外線撮
像手段の撮像エリアに含まれる位置検出エリアを特定す
る特定手段と、 前記画像表示エリアに、シューティングディバイスから
投射される赤外線スポット光の位置検出を、赤外線撮像
手段の撮像エリアに含まれる前記特定された位置検出エ
リアの情報に基づき行なう位置検出手段と、 を実現するための情報が記憶されたコンピュータ読み取
り可能な情報記憶媒体であって、 前記特定手段は、 前記表示画像エリアの前記位置検出エリアの四隅を特定
するための少なくとも4つのコーナ用基準点に、基準点
マークを表示するとともに、 前記マークに前記赤外線を投射することにより得られた
スポット光の前記撮像エリア内での位置の特定を、前記
撮像手段の撮像信号に基づき行ない、 前記スポット光の検出により特定される撮像エリア内の
前記4つのコーナ用基準点を頂点とする4角形各辺の中
心点に対し、所与のルールに従ったオフセット値を与え
ることにより、前記撮像エリアに含まれる位置検出エリ
アを特定することを特徴とする情報記憶媒体。 - 【請求項8】 請求項7において、 前記4つのコーナ用基準点は、 実際の位置検出エリアを縮小または拡大した仮想4角形
の四隅の点として与えられ、 前記スポット光の検出により特定される撮像エリア内に
おける前記仮想4角形に対応したエリアを、所与の倍率
で拡大又は縮小することにより、前記撮像エリアに含ま
れる位置検出エリアを特定することを特徴とする情報記
憶媒体。 - 【請求項9】 請求項7において、 前記位置検出エリアは、 実際の表示画像エリアに含まれるシューティングエリア
として与えられ、 前記4つのコーナ用基準点は、 前記シューティングエリアの四隅の点として与えられ、 前記スポット光の検出により特定されるエリアを、前記
撮像エリアに含まれる位置検出エリアとして特定するこ
とを特徴とする情報記憶媒体。 - 【請求項10】 請求項7〜9のいずれかにおいて、 前記オフセット値として、 予め与えられた値を用いることを特徴とする情報記憶媒
体。 - 【請求項11】 請求項7〜10のいずれかにおいて、 撮像エリア内の前記4つのコーナ用基準点を頂点とする
4角形の斜辺の中心点に前記オフセット値を与える方向
は、斜辺と斜めに交叉する所与の方向とすることを特徴
とする情報記憶媒体。 - 【請求項12】 画像表示エリアの位置検出エリアを撮
像する赤外線撮像手段の撮像信号に基づき、前記赤外線
撮像手段の撮像エリアに含まれる位置検出エリアを特定
する特定手段と、 前記位置検出エリアに投射される赤外線スポット光の位
置検出を、赤外線撮像手段の前記撮像エリアに含まれる
特定された位置検出エリアの情報に基づき行う位置検出
手段と、 を実現するための情報が記憶されたコンピュータ読み取
り可能な情報記憶媒体であって、 前記特定手段は、 前記表示画像エリアの前記位置検出エリアの四隅を特定
するための少なくとも4つのコーナ用基準点に基準点マ
ークを表示するとともに、 前記マークを狙って赤外線を投射することにより得られ
たスポット光の撮像エリア内での位置の特定を、前記撮
像手段の撮像信号に基づき行ない、 前記スポット光の検出により特定される撮像エリア内の
前記4つのコーナ用基準点を頂点とする4角形各辺の中
心点に対し、所与のルールに従ったオフセット値を与え
ることにより、前記撮像エリアに含まれる位置検出エリ
アを特定することを特徴とする情報記憶媒体。 - 【請求項13】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記赤外線撮像手段は、実際の表示画像エリアに含まれ
る位置検出エリアを通過又は反射したスポット光が形成
されるスポット光形成エリアを、前記位置検出エリアに
替えて撮像することを特徴とする装置。 - 【請求項14】 請求項7〜12のいずれかにおいて、 前記撮像手段は、実際の表示画像エリアに含まれる位置
検出エリアを通過又は反射したスポット光が形成される
スポット光形成エリアを、前記位置検出エリアに替えて
撮像することを特徴とする情報記憶媒体。 - 【請求項15】 請求項1〜6、13のいずれかにおい
て、 前記赤外線に替え、表示画像と分離可能な他の波長帯域
の光を用いて前記スポット光を形成するとともに、 前記赤外線撮像手段に替え、前記分離可能な波長帯域の
光を撮像する撮像手段を用いることを特徴とする装置。 - 【請求項16】 請求項7〜12、14のいずれかにお
いて、 前記赤外線に替え、表示画像と分離可能な他の波長帯域
の光を用いて前記スポット光を形成するとともに、 前記赤外線撮像手段に替え、前記分離可能な波長帯域の
光を撮像する撮像手段を用いることを特徴とする情報記
憶媒体。
Priority Applications (1)
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