JP2001224026A - 画像データ処理装置およびその制御方法 - Google Patents

画像データ処理装置およびその制御方法

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JP2001224026A
JP2001224026A JP2000030511A JP2000030511A JP2001224026A JP 2001224026 A JP2001224026 A JP 2001224026A JP 2000030511 A JP2000030511 A JP 2000030511A JP 2000030511 A JP2000030511 A JP 2000030511A JP 2001224026 A JP2001224026 A JP 2001224026A
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JP2000030511A
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Makoto Sato
佐藤  誠
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信路を介した双方向の静止画像伝送、およ
び双方向の簡易動画像伝送が可能な構成でありながら、
高速連写撮影および簡易動画像撮影、さらにそれらの表
示をするために必要とされる圧縮符号化処理および伸張
復号化処理のさらなる高速化を、大規模に回路を拡大す
ること無く実現すること。 【解決手段】 画像データを格納するバッファメモリ
(1)と、順方向及び逆方向の直交変換を選択的に実行
可能な第1及び第2直交変換部(2,7)と、前記第1
及び第2直交変換部それぞれについて順方向または逆方
向いずれかの直交変換を行うように制御する制御手段
(CTL1)と、前記バッファメモリから読み出された
画像データを前記第1及び第2直交変換部に振り分け供
給するデータ・スイッチ(18、20)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はいわゆるデジタル・
カメラに代表される、画像データを生成し、複数枚数の
画像データを記録蓄積可能で、かつ蓄積された画像デー
タを具備する表示器上に再生表示可能な画像データ蓄積
再生装置、あるいは生成した画像データを通信路を介し
て相手側装置に送信し、また相手側装置から受信した画
像データを再生表示可能な画像データ伝送装置を例とす
る画像データ処理装置およびその制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】現在、多くのデジタル・カメラが商品化
されている。それらは複数枚数の画像データの記録蓄積
を目的とした不揮発性記憶手段として、その装置内に不
揮発性の半導体メモリあるいは磁気ディスク等を備え、
さらに前記記録蓄積された画像データの再生表示を目的
とした小型の表示器及び/または外部表示装置への画像
信号出力手段を備えている。
【0003】デジタル・カメラで一般的に用いられてい
るCCD等の固体撮像素子が生成するデジタル撮影画像
データは、そのデータ量が極めて大きいため、デジタル
・カメラでは再生時に明らかに視認できる歪みが無い程
度に、撮像した撮影画像データに圧縮符号化処理を施し
て、そのデータ量を数分の一から十数分の一程度に削減
した後に、前記不揮発性記憶手段に画像データ・ファイ
ルの形式で記録蓄積する。
【0004】現在多くのデジタル・カメラで採用されて
いる画像データの圧縮符号化処理における代表的な手法
は、ブロック分割、直交変換、量子化、さらには可変長
符号を用いたエントロピー符号化を組み合わせたもので
ある。
【0005】この代表的な圧縮符号化手法では、一画面
の撮影画像データは所定の大きさの矩形ブロックに分割
され、各ブロック毎に二次元直交変換係数に変換され、
次に周波数座標系列に並び直された直交変換係数が人間
の視覚特性に基づいた量子化値配列によって量子化さ
れ、この量子化された直交変換係数のシーケンスに所定
の可変長符号を割り当てることによって、最終的に圧縮
符号化された画像データ列を生成している。
【0006】一方、圧縮符号化された画像データ列は、
所定の可変長符号によって直交変換係数のシーケンスに
復号され、圧縮符号化時に用いられた量子化値配列によ
って逆量子化され、ブロック毎の二次元座標系配列に並
び直された逆量子化後の直交変換係数が、逆方向の直交
変換によって再び画像データに再生され、最終的に一画
面の再生画像データに復元される。
【0007】上記説明した代表的な圧縮符号化手法およ
び伸張復号化手法に必要とされる数値演算回数は莫大な
ものである。デジタル・カメラにおいては、これらの処
理に要する時間は、次の画像の撮影動作に戻るまでの待
ち時間、すなわち撮影間隔を決定すると同時に、次の画
像を表示するまでの待ち時間、すなわち再生間隔をも決
定する。したがってほとんどのデジタル・カメラでは、
この圧縮符号化処理および伸張復号化処理を専用のハー
ドウェアによって高速に処理し、快適な操作環境を操作
者に提供している。
【0008】図6は従来のデジタル・カメラに搭載され
ている圧縮符号化処理および伸張復号化処理の専用ハー
ドウェアの構成を示すブロック図である。同図におい
て、101はバッファメモリ、101a、101b、1
01cはそれぞれバッファメモリ101上の撮影画像デ
ータ領域、再生画像データ領域、圧縮符号化データ領域
である。また、102は順方向の直交変換部、103は
量子化部、104は可変長符号化部、105は可変長復
号化部、106は逆量子化部、107は逆方向の直交変
換部、108及び109は量子化値テーブルである。
【0009】上記構成において、撮影動作にともなう圧
縮符号化処理の流れは次のとおりである。
【0010】なお、量子化値テーブル108には、不図
示のCPU等の制御手段によって、あらかじめ所定の量
子化値配列がセットされている。
【0011】まず、不図示のCCD等の固体撮像素子か
ら出力された画像信号を基に構成された一画面分のデジ
タル撮影画像データが、撮影画像データ領域101aに
格納される。
【0012】順方向の直交変換部102では、撮影画像
データ領域101aから前記撮影画像データをそれぞれ
8×8画素で構成される矩形ブロック単位に順次読み出
し、離散コサイン変換に代表される二次元直交変換の演
算を行ない、周波数座標系列に並び直した計64個の直
交変換係数を量子化部103に順次出力する動作を、一
画面分の撮影画像データに対する処理が終了するまで繰
り返す。
【0013】量子化部103では、前記順方向の直交変
換部102から順次入力される64個の直交変換係数に
対して、量子化値テーブル108から順次入力される量
子化値を用いて量子化処理を連続的に施し、64個の量
子化された直交変換係数を可変長符号化部104に順次
出力する動作を、一画面分の撮影画像データに対する処
理が終了するまで繰り返す。量子化部103で行なう量
子化処理は、入力される直交変換係数を被除数とし、入
力される量子化値を除数とする除算を行ない、その商の
整数部分を量子化された直交変換係数として、可変長符
号化部104に出力するというものである。
【0014】可変長符号化部104では、前記量子化部
103から順次入力される64個の量子化された直交変
換係数のそれぞれに、所定の可変長符号を割り当てる符
号化処理を連続的に施し、圧縮符号化された撮影画像デ
ータ列を出力する動作を、一画面分の撮影画像データに
対する処理が終了するまで繰り返す。
【0015】可変長符号化部104によって生成された
圧縮符号化された撮影画像データ列は、バッファ・メモ
リ101上の圧縮符号化データ領域101cに順次格納
される。
【0016】その後バッファ・メモリ101上の圧縮符
号化データ領域101cに格納された圧縮符号化された
撮影画像データは、不図示の不揮発性記憶手段に転送さ
れ、撮影された画像データ・ファイルとして記録蓄積さ
れる。
【0017】一方、図6に示す従来例の構成における再
生動作にともなう伸張復号化処理の流れは次のとおりで
ある。
【0018】なお、量子化値テーブル109には、不図
示のCPU等の制御手段によって、前記圧縮符号化処理
の際に用いられた量子化値配列があらかじめセットされ
ている。
【0019】まず、図示されない不揮発性記憶手段に記
録蓄積された画像データ・ファイルから圧縮符号化され
た撮影画像データが読み出され、バッファ・メモリ10
1上の圧縮符号化データ領域101cに格納される。
【0020】可変長復号化部105では、バッファ・メ
モリ101上の圧縮符号化データ領域101cから前記
圧縮符号化された撮影画像データ列を順次読み出し、所
定の可変長符号にそれぞれ分解し、量子化された直交変
換係数に対応づける復号化処理を連続的に施し、計64
個の復号化された直交変換係数を出力する。この動作を
すべての圧縮符号化された撮影画像データ列に対する処
理が終了するまで繰り返す。
【0021】逆量子化部106では、前記可変長復号化
部105から順次入力される64個の復号化された直交
変換係数に対して、量子化値テーブル109から順次入
力される量子化値を用いて逆量子化処理を連続的に施
し、64個の逆量子化された直交変換係数を逆方向の直
交変換部107に順次出力する。この動作を、一画面分
の再生画像データに対する処理が終了するまで繰り返
す。逆量子化部106で行なう逆量子化処理は、入力さ
れる復号化された直交変換係数を被乗数とし、入力され
る量子化値を乗数とする乗算を行ない、その積を逆量子
化された直交変換係数として、逆方向の直交変換部10
7に出力するというものである。
【0022】逆方向の直交変換部107では、前記逆量
子化部106から順次入力される64個の逆量子化され
た直交変換係数を8×8個の二次元配列に並び直した後
に、圧縮符号化処理の際に用いた二次元直交変換の逆方
向の直交変換の演算を行ない、得られた再生画像データ
を、再生画像データ領域101bに8×8画素で構成さ
れる矩形ブロック単位で順次書き込む。この動作を、一
画面分の再生画像データに対する処理が終了するまで繰
り返す。
【0023】その後再生画像データ用領域101bに格
納された再生画像データは、不図示の表示手段に転送さ
れ、そこで再生画像として再生表示される。
【0024】上記説明した従来例では、順方向の直交変
換部102と、逆方向の直交変換部107がそれぞれ独
立に設けられていた。
【0025】一般的にデジタル・カメラでは、撮影動作
と再生動作が同時に行われることは無い。従って、別の
従来例として、比較的大きな回路規模を要する直交変換
部をひとつだけ具備し、圧縮符号化処理および伸張復号
化処理のいずれの場合も、そのひとつの直交変換部を共
通に使用し、それぞれ順方向の変換演算と逆方向の変換
演算とを切り替えて動作させるといった構成をとるもの
がある。
【0026】図7はこのような従来のデジタル・カメラ
に搭載されている圧縮符号化処理および伸張復号化処理
の専用ハードウェアを示すブロック図である。図7に示
す構成は、上述のように図6に示す順方向の直交変換部
102及び逆方向の直交変換部107の代わりに共通の
直交変換部110が設けられ、更に信号の入出力先を切
り替えるデータ・スイッチ111及び112が備えられ
ているものである。
【0027】上記構成において、撮影動作にともなう圧
縮符号化処理の流れは次のとおりである。
【0028】なお、量子化値テーブル108には、不図
示のCPU等の制御手段によって、あらかじめ所定の量
子化値配列がセットされている。
【0029】また、データ・スイッチ111および11
2は不図示のCPU等の制御手段からの制御信号CTL
によって、いずれもA側にあらかじめ接続されている。
【0030】まず、不図示のCCD等の固体撮像素子か
ら出力された画像信号を基に構成された一画面分のデジ
タル撮影画像データが、撮影画像データ領域101aに
格納される。
【0031】直交変換部110では、撮影画像データ領
域101aから前記撮影画像データをそれぞれ8×8画
素で構成される矩形ブロック単位にデータ・スイッチ1
11経由で順次読み出し、離散コサイン変換に代表され
る二次元直交変換の演算を行ない、周波数座標系列に並
び直した計64個の直交変換係数を量子化部103に順
次出力する。この動作を、一画面分の撮影画像データに
対する処理が終了するまで繰り返す。
【0032】量子化部103では、直交変換部110か
らデータ・スイッチ112経由で順次入力される64個
の直交変換係数に対して、量子化値テーブル108から
順次入力される量子化値を用いて量子化処理を連続的に
施し、64個の量子化された直交変換係数を可変長符号
化部104に順次出力する。この動作を、一画面分の撮
影画像データに対する処理が終了するまで繰り返す。
【0033】この後の圧縮符号化処理における処理の流
れは、図6に示す従来の構成における動作と同一である
ので説明を省略する。
【0034】最終的には、図6に示す従来例と同様に、
バッファ・メモリ101上の圧縮符号化データ領域10
1cに格納された圧縮符号化された撮影画像データは、
不図示の揮発性記憶手段に転送され、そこで撮影された
画像データ・ファイルとして記録蓄積される。
【0035】一方、図7に示す従来例の構成における再
生動作にともなう伸張復号化処理の流れは次のとおりで
ある。
【0036】なお、量子化値テーブル109には、不図
示のCPU等の制御手段によって、前記圧縮符号化処理
の際に用いられた量子化値配列があらかじめセットされ
ている。また、あらかじめデータ・スイッチ111およ
び112は不図示のCPU等の制御手段によって、いず
れもB側に接続されている。
【0037】まず、逆量子化部106に至るまでの伸張
復号化処理における処理の流れは、前記図6を参照して
説明した従来例と同一であるので説明を省略する。
【0038】逆量子化部106では、可変長復号化部1
05から順次入力される64個の復号化された直交変換
係数に対して、量子化値テーブル109から順次入力さ
れる量子化値を用いて逆量子化処理を連続的に施し、6
4個の逆量子化された直交変換係数を前記直交変換部1
10に順次出力する。この動作を、一画面分の再生画像
データに対する処理が終了するまで繰り返す。
【0039】直交変換部110では、逆量子化部106
からデータ・スイッチ111経由で順次入力される64
個の逆量子化された直交変換係数を8×8個の二次元配
列に並び直した後に、圧縮符号化処理の際に用いた二次
元直交変換の逆方向の直交変換の演算を行ない、得られ
た再生画像データを再生画像データ領域101bに8×
8画素で構成される矩形ブロック単位でデータ・スイッ
チ112経由で順次書き込む。この動作を、一画面分の
再生画像データに対する処理が終了するまで繰り返す。
【0040】最終的には、図6に示す従来例と同様に、
再生画像データ領域101bに格納された再生画像デー
タは、不図示の表示手段に転送され、そこで再生画像と
して再生表示される。
【0041】上述の通り、図7に示す直交変換部110
は、順方向の直交変換演算と逆方向の直交変換演算のど
ちらも実行できるような構成になっている。一般的にそ
の内部に必要な精度のレジスタ・ファイル、乗算器およ
び加減算器を備えていれば、順方向および逆方向の直交
変換演算それぞれに必要な定数のテーブルを共通に持つ
といった程度の回路規模の増大で、双方向の直交変換演
算が可能な構成をとり得ることが知られている。
【0042】図8に、図6に示す構成における圧縮符号
化処理の動作シーケンスのタイムチャートを示す。
【0043】図8において横軸は時間を表しており、左
から右に向かって時間が進んでいる。
【0044】まず時刻t0において、順方向の直交変換
部102は、バッファ・メモリ101上の撮影画像デー
タ領域101aから撮影画像データの最初のブロック#
1の読み出しを開始する。
【0045】t1において、順方向の直交変換部102
は、撮影画像データの最初のブロック#1の読み出しを
終了し、これを受けて読み出した撮影画像データのブロ
ック#1に対する順方向の二次元直交変換処理を開始す
る。
【0046】t2の時点で、順方向の直交変換部102
は撮影画像データのブロック#1に対する直交変換処理
を終了し、生成された64個の直交変換係数の量子化部
103への出力を開始する。また同時にt2において、
順方向の直交変換部102は引き続き撮影画像データの
次のブロック#2の読み出しを開始する。
【0047】t3の時点で、順方向の直交変換部102
は、撮影画像データのブロック#1に対する直交変換係
数の出力を終了し、それを受けて量子化部103は、撮
影画像データのブロック#1に対する量子化処理を開始
する。
【0048】t4の時点で、量子化部103は撮影画像
データのブロック#1に対する量子化処理を終了し、生
成された64個の量子化された直交変換係数の可変長符
号化部104への出力を開始する。
【0049】t5の時点で、量子化部103は、撮影画
像データのブロック#1に対する量子化された直交変換
係数の出力を終了し、それを受けて可変長符号化部10
4は、撮影画像データのブロック#1に対する可変長符
号化処理を開始する。
【0050】t6の時点で、可変長符号化部104は撮
影画像データのブロック#1に対する可変長符号化処理
を終了し、生成された圧縮符号化された撮影画像データ
列の圧縮符号化データ領域101cへの書き込みを開始
する。
【0051】t7の時点で、可変長符号化部104は、
撮影画像データのブロック#1が圧縮符号化された撮影
画像データ列の書き込みを終了する。このt7の時点
で、撮影画像データの最初のブロック#1に対する圧縮
符号化処理を終了する。
【0052】またt7の時点では、順方向の直交変換部
102はすでに撮影画像データの次のブロック#2に対
する順方向の二次元直交変換の演算を開始している。
【0053】このように、各処理部がブロック単位の撮
影画像データを処理し、出力あるいは書き込み動作を繰
り返すことによって、最後のブロック#nに対する処理
まで順次進み、最終的にはt8の時点で、一画面分の撮
影画像データに対する圧縮符号化処理を完了する。
【0054】なお、順方向の直交変換部102における
撮影画像データのひとつのブロックに対する順方向の二
次元直交変換処理にかかる時間は、t2−t1の長さで
あらわされる。
【0055】また、図7に示す従来例における圧縮符号
化処理の動作シーケンスのタイムチャートも、図8と同
一であるので説明を省略する。
【0056】
【発明が解決しようとする課題】上記図6を参照して説
明した従来例のように、圧縮符号化処理に用いる直交変
換部102と伸張復号化処理に用いる直交変換部107
とをそれぞれ独立に設けた場合、それぞれの直交変換部
は、順方向の直交変換処理および逆方向の直交変換処理
のみをそれぞれ実行していた。しかし、高速連写撮影お
よび簡易動画像撮影、さらにそれらの画像の連続表示と
いったような、圧縮符号化処理および伸張復号化処理の
さらなる高速化が要求される仕様には柔軟に対応するこ
とができない。
【0057】また、上記図7を参照して説明した従来例
のように、一つの直交変換部110で圧縮符号化処理と
伸張復号化処理を実現させると、通信路を介した双方向
の静止画像伝送、および双方向の簡易動画像伝送に不可
欠な、圧縮符号化処理と伸張復号化処理の同時動作が不
可能になってしまう。
【0058】本発明は上記問題点を鑑みてなされたもの
であり、通信路を介した双方向の静止画像伝送、および
双方向の簡易動画像伝送が可能な構成でありながら、高
速連写撮影および簡易動画像撮影、さらにそれらの表示
をするために必要とされる圧縮符号化処理および伸張復
号化処理のさらなる高速化を、大規模に回路を拡大する
こと無く実現することを目的とする。
【0059】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像データ処理装置は、画像データを格納
する一時格納手段と、順方向及び逆方向の直交変換を選
択的に実行可能な第1及び第2直交変換手段と、前記第
1及び第2直交変換手段それぞれについて順方向または
逆方向いずれかの直交変換を行うように制御する制御手
段と、前記一時格納手段から読み出された画像データを
前記第1及び第2直交変換手段に振り分け供給するデー
タ供給手段とを有する。
【0060】本発明の好適な一様態によれば、前記制御
手段は、前記一時格納手段に格納された画像データに対
して圧縮符号化のみを行う際に、前記第1及び第2直交
変換手段が順方向の直交変換を行うように制御し、前記
データ供給手段は、読み出された画像データを所定量毎
に第1及び第2直交変換手段に交互に供給する。
【0061】また、上記目的を達成するために、画像デ
ータを格納する一時格納手段と、順方向及び逆方向の直
交変換を選択的に実行可能な第1及び第2直交変換手段
と、前記一時格納手段から読み出された画像データを前
記第1及び第2直交変換手段に振り分け供給するデータ
供給手段とを有する本発明の画像データ処理装置の制御
方法は、前記一時格納手段に格納された画像データに対
して圧縮符号化のみを行う際に、前記第1及び第2直交
変換手段が順方向の直交変換を行うように制御する工程
と、前記データ供給手段により、読み出された画像デー
タを所定量毎に第1及び第2直交変換手段に交互に供給
する工程とを有する。
【0062】上記構成によれば、連続的な撮影動作、す
なわち連続的に圧縮符号化処理のみを行なう場合に、具
備される第1及び第2直交変換手段に対してブロック単
位で交互に順方向の直交変換演算をさせることにより、
高速に圧縮符号化処理処理を実行することができる。
【0063】また、本発明の好適な一様態によれば、前
記制御手段は、前記一時格納手段に格納された画像デー
タに対して伸張復号化のみを行う際に、前記第1及び第
2直交変換手段が逆方向の直交変換を行うように制御
し、前記データ供給手段は、読み出された画像データを
所定量毎に第1及び第2直交変換手段に交互に供給す
る。
【0064】また、画像データを格納する一時格納手段
と、順方向及び逆方向の直交変換を選択的に実行可能な
第1及び第2直交変換手段と、前記一時格納手段から読
み出された画像データを前記第1及び第2直交変換手段
に振り分け供給するデータ供給手段とを有する本発明の
画像データ処理装置の制御方法は、前記一時格納手段に
格納された画像データに対して伸張復号化のみを行う際
に、前記第1及び第2直交変換手段が逆方向の直交変換
を行うように制御する工程と、前記データ供給手段によ
り、読み出された画像データを所定量毎に第1及び第2
直交変換手段に交互に供給する工程とを有する。
【0065】上記構成によれば、連続的な表示動作、す
なわち連続的に伸張復号化処理のみを行なう場合に、具
備される第1及び第2直交変換手段に対して、ブロック
単位で交互に逆方向の直交変換演算をさせることによ
り、高速に伸張復号化処理を実行することができる。
【0066】更に、本発明の好適な一様態によれば、前
記制御手段は、前記一時格納手段に格納された画像デー
タに対して圧縮符号化及び伸張復号化を並行して行う場
合に、前記第1直交変換手段が順方向の直交変換を行う
ように制御し、前記第2直交変換手段が逆方向の直交変
換を行うように制御し、前記データ供給手段は、圧縮符
号化する画像データを前記第1直交変換手段に供給し、
伸張復号化する画像データを前記第2直交変換手段に供
給する。
【0067】また、画像データを格納する一時格納手段
と、順方向及び逆方向の直交変換を選択的に実行可能な
第1及び第2直交変換手段と、前記一時格納手段から読
み出された画像データを前記第1及び第2直交変換手段
に振り分け供給するデータ供給手段とを有する本発明の
画像データ処理装置の制御方法は、前記一時格納手段に
格納された画像データに対して圧縮符号化及び伸張復号
化を並行して行う場合に、前記第1直交変換手段が順方
向の直交変換を行うように制御する工程と、前記第2直
交変換手段が逆方向の直交変換を行うように制御する工
程と、前記データ供給手段により、圧縮符号化する画像
データを前記第1直交変換手段に供給する工程と、前記
データ供給手段により、伸張復号化する画像データを前
記第2直交変換手段に供給する工程とを有する。
【0068】上記構成によれば、具備される第1直交変
換手段に対して順方向の直交変換演算を、第2直交変換
手段に対して、逆方向の直交変換演算をさせることによ
り、双方向の伝送動作を行なうことができる。
【0069】好ましくは、前記一時格納手段は、撮影画
像データ、再生画像データ、及び圧縮符号化された画像
データを格納する領域を有する。
【0070】また、好ましくは、前記画像データ処理装
置は前記第1及び第2直交変換手段により順方向の直交
変換を行って得られる直交変換係数を量子化する量子化
手段と、前記量子化手段により量子化された直交変換係
数をエントロピー符号化する可変長符号化手段とを更に
有し、画像データ処理装置の制御方法は、前記第1及び
第2直交変換手段により順方向の直交変換を行って得ら
れる直交変換係数を量子化する量子化工程と、前記量子
化工程において量子化された直交変換係数をエントロピ
ー符号化する可変長符号化工程とを更に有する。
【0071】また更に好ましくは、前記画像データ処理
装置は前記一時格納手段から読み出された圧縮符号化さ
れた画像データを伸張復号化し、直交変換係数を出力す
る伸張復号化手段と、前記伸張復号化手段から出力され
た直交変換係数を逆量子化する逆量子化手段とを更に有
し、前記データ供給手段は、前記逆量子化手段により逆
量子化された画像データを供給する。
【0072】また、画像データ処理装置の制御方法は、
前記一時格納手段から読み出された圧縮符号化された画
像データを伸張復号化し、直交変換係数を出力する伸張
復号化工程と、前記伸張復号化工程において出力された
直交変換係数を逆量子化する逆量子化工程とを更に有
し、前記データ供給手段は、前記逆量子化工程において
逆量子化された画像データを供給する。
【0073】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0074】図1は本発明におけるデジタル・カメラの
画像圧縮符号化処理部ならびに伸張復号化処理部の構成
を表わすブロック図である。
【0075】図1において、1はバッファ・メモリ、1
a、1b、1cはそれぞれバッファ・メモリ1上の撮影
画像データ領域、再生画像データ領域、圧縮符号化デー
タ領域である。また、2は第1直交変換部、3は量子化
部、4は可変長符号化部、5は可変長復号化部、6は逆
量子化部、7は第2直交変換部、8は第1データ読み出
し部、9は第2データ読み出し部、10は第1データ書
き込み部、11は第2データ書き込み部、12は第1デ
ータ転送部、13は第2データ転送部、14は第3デー
タ転送部、15は第4データ転送部、16は第1量子化
値テーブル、17は第2量子化値テーブル、18〜21
はデータ・スイッチである。
【0076】本発明の画像圧縮符号化処理部ならびに伸
張復号化処理部は、圧縮符号化処理のみ、伸張復号化処
理のみ、または伸張復号化処理および伸張復号化処理の
並行処理を選択的に行うことが可能であることを特徴と
する。
【0077】図5のフローチャートを参照して、まず、
上記構成による圧縮符号化処理の動作について説明す
る。
【0078】まず圧縮符号化処理に先立って、不図示の
CPU等の制御手段からの制御信号CTL1により、第
1直交変換部2および第2直交変換部7に対して、いず
れも順方向の直交変換処理を行なうように設定する(ス
テップS2)。更に、圧縮符号化処理に先立って、不図
示のCPU等の制御手段によって、第1量子化値テーブ
ル16に所定の量子化値配列がセットされる。
【0079】本実施の形態で用いられる第1量子化値テ
ーブル16の量子化値配列は図4に示すようになってい
る。量子化処理の対象とするブロックが輝度成分を表わ
す場合は(a)の配列が用いられ、同ブロックが色差成
分を表わす場合は(b)の配列が用いられる。
【0080】一組の量子化値配列は8×8個の量子化値
で構成され、図の右側の値ほど水平方向の空間周波数が
高い直交変換係数に対応し、図の下の値ほど垂直方向の
空間周波数が高い直交変換係数に対応する。
【0081】したがって、一番左上の量子化値はブロッ
ク内でもっとも低い空間周波数成分、すなわち直流成分
の直交変換係数の量子化に用いられ、また一番右下の量
子化値はブロック内でもっとも高い空間周波数成分の直
交変換係数の量子化に用いられる。量子化値は、画像に
おける高い空間周波数成分の入力特性が、低い空間周波
数成分の入力特性に比べて低いという人間の視覚特性に
基づいて、一般的に図4に示すように右下の量子化値ほ
ど大きな値が用いられる。
【0082】また圧縮符号化処理に先立って、不図示の
CPU等の制御手段によってすべてのデータ・スイッチ
18〜21がA側に接続される。
【0083】以上により圧縮符号化処理の準備が終了
し、次に動作が開始される。
【0084】まず、不図示のCCD等の固体撮像素子か
ら出力された画像信号に対して、ゲイン調整、ガンマ補
正、ホワイト・バランス補正、CCDフィルタ・マトリ
ックス補正、色空間変換操作等の必要な信号処理を施す
ことによって得られる一画面分のデジタル撮影画像デー
タが、バッファ・メモリ1上の撮影画像データ領域1a
に格納される(ステップS3)。
【0085】第1データ読み出し部8は、撮影画像デー
タ領域1aから撮影画像データをそれぞれ8×8画素で
構成される矩形ブロック単位に順次読み出し、データ・
スイッチ18経由で第1直交変換部2へ(ステップS
4)、またデータ・スイッチ20経由で第2直交変換部
7へ(ステップS7)交互に順次供給する動作を、一画
面分の撮影画像データに対する処理を終了するまで繰り
返す。
【0086】第1直交変換部2では、第1データ読み出
し部8からデータ・スイッチ18経由で入力されるブロ
ック単位の撮影画像データに対して、離散コサイン変換
に代表される二次元直交変換の演算を行ない、周波数座
標系列に並び直した計64個の直交変換係数を順次生成
する(ステップS5)。この動作を、一画面分の撮影画
像データに対する処理を終了するまで(ステップS6ま
たはS9でYESとなるまで)繰り返す。
【0087】また第2直交変換部7でも同様に、前記第
1データ読み出し部8からデータ・スイッチ20経由で
入力されるブロック単位の撮影画像データに対して、離
散コサイン変換に代表される二次元直交変換の演算を行
ない、周波数座標系列に並び直した計64個の直交変換
係数を順次生成する(ステップS8)。この動作を、一
画面分の撮影画像データに対する処理を終了するまで
(ステップS6またはS9でYESとなるまで)繰り返
す。
【0088】第1データ転送部12では、データ・スイ
ッチ19を制御信号CTL2によりA→B→A→B→…
と交互に切り替えながら、第1直交変換部2が生成した
64個の直交変換係数と、前記第2直交変換部7が生成
した64個の直交変換係数とを交互に量子化部3へ転送
する動作を、一画面分の撮影画像データに対する処理が
終了するまで繰り返す。
【0089】量子化部3では、第1データ転送部12か
ら順次供給される64個の直交変換係数に対して、第1
量子化値テーブル16から順次入力される量子化値を用
いて量子化処理を連続的に施し、64個の量子化された
直交変換係数を生成する動作を、一画面分の撮影画像デ
ータに対する処理を終了するまで繰り返す。量子化部3
で行なう量子化処理は、入力される直交変換係数を被除
数とし、入力される量子化値を除数とする除算を行な
い、その商の小数点以下を四捨五入して得られた値の整
数部分を量子化された直交変換係数として順次生成する
というものである。
【0090】第2データ転送部13では、前記量子化部
3が生成した64個の量子化された直交変換係数を、可
変長符号化部4へ転送する動作を、一画面分の撮影画像
データに対する処理が終了するまで繰り返す。
【0091】可変長符号化部4では、前記第2データ転
送部13から順次供給される64個の量子化された直交
変換係数のそれぞれに、所定の可変長符号を割り当てる
符号化処理を連続的に施し、圧縮符号化された撮影画像
データ列を生成する動作を、一画面分の撮影画像データ
に対する処理が終了するまで繰り返す。
【0092】第2データ書き込み部11では、可変長符
号化部4が生成した圧縮符号化された撮影画像データ列
を、圧縮符号化データ領域1cへ順次書き込む動作を、
すべての圧縮符号化された撮影画像データ列に対する処
理が終了するまで繰り返す。
【0093】可変長符号化部4が一画面分の撮影画像デ
ータに対するすべての可変長符号化処理を終えて、第2
データ書き込み部11が生成された圧縮符号化された撮
影画像データ列を圧縮符号化データ領域1cに書き込む
動作を終えた時点で、撮影動作にともなう圧縮符号化処
理の動作シーケンスが終了する。
【0094】その後圧縮符号化データ領域1cに格納さ
れた圧縮符号化された撮影画像データは、図示されない
不揮発性記憶手段に転送され、そこで撮影された画像デ
ータ・ファイルとして記録蓄積される。
【0095】図2に、上述の実施の形態における圧縮符
号化処理の動作シーケンスのタイムチャートを示す。
【0096】同図において横軸は時間を表しており、左
から右に向かって時間が進んでいる。
【0097】まずt0の時点で、第1データ読み出し部
8は、撮影画像データ領域1aから撮影画像データの最
初のブロック#1の読み出しおよび第1直交変換部2へ
の転送を開始する。
【0098】t1の時点で、第1データ読み出し部8に
よる撮影画像データのブロック#1の第1直交変換部2
への転送は終了し、これを受けて第1直交変換部2は、
供給された撮影画像データのブロック#1に対して順方
向の直交変換処理を開始する。
【0099】t2の時点で、第1データ読み出し部8
は、撮影画像データ領域1aから撮影画像データの次の
ブロック#2の読み出しおよび第2直交変換部7への転
送を開始する。
【0100】t3の時点で、第1データ読み出し部8に
よる撮影画像データのブロック#2の第2直交変換部7
への転送は終了し、これを受けて第2直交変換部7は、
供給された撮影画像データのブロック#2に対して順方
向の直交変換処理を開始する。
【0101】t4の時点で、第1直交変換部2による撮
影画像データのブロック#1に対する順方向の直交変換
処理は終了し、生成された64個の直交変換係数の量子
化部3への転送が第1データ転送部12によって開始さ
れる。
【0102】また同時に、t4の時点で、第1データ読
み出し部8は、引き続き撮影画像データの次のブロック
#3の読み出しおよび第1直交変換部2への転送を開始
する。
【0103】t5の時点で、第1データ転送部12によ
る撮影画像データのブロック#1に対する64個の直交
変換係数の量子化部3への転送は終了し、これを受けて
量子化部3は、供給された撮影画像データのブロック#
1に対する量子化処理を開始する。
【0104】t6の時点で、量子化部3の撮影画像デー
タのブロック#1に対する量子化処理は終了し、生成さ
れた64個の量子化された直交変換係数の可変長符号化
部4への転送が第2データ転送部13によって開始され
る。
【0105】t7の時点で、第2直交変換部7による撮
影画像データのブロック#2に対する順方向の直交変換
処理は終了し、生成された64個の直交変換係数の量子
化部3への転送第1のデータ転送部12によって開始さ
れる。
【0106】また同時に、t7の時点で、第1データ読
み出し部8は、引き続き撮影画像データの次のブロック
#4の読み出しおよび第2直交変換部7への転送を開始
する。
【0107】t8の時点で、第2データ転送部13によ
る撮影画像データのブロック#1に対する64個の量子
化された直交変換係数の可変長符号化部4への転送は終
了し、これを受けて可変長符号化部4は、供給された撮
影画像データのブロック#1に対する可変長符号化処理
を開始する。
【0108】t9の時点で、可変長符号化部4の撮影画
像データのブロック#1に対する可変長符号化処理は終
了し、生成された圧縮符号化された撮影画像データ列の
圧縮符号化データ用領域1cへの書き込みが第2データ
書き込み部11によって開始される。
【0109】t10の時点で、第2データ書き込み部1
1による撮影画像データのブロック#1に対する圧縮符
号化された撮影画像データ列の圧縮符号化データ領域1
cへの書き込みは終了する。
【0110】このt10の時点で、撮影画像データの最
初のブロック#1に対する圧縮符号化処理は終了する。
【0111】またt10の時点では、すでに第1直交変
換部2は撮影画像データの次のブロック#3に対する順
方向の二次元直交変換処理を開始している。
【0112】このように、各処理部がブロック単位の撮
影画像データを処理し、出力あるいは書き込み動作を繰
り返すことによって、最後のブロック#nに対する処理
まで順次進み、最終的にはt11において、一画面分の
撮影画像データに対する圧縮符号化処理を終了する。
【0113】なお、第1直交変換部2における撮影画像
データのひとつのブロックに対する順方向の二次元直交
変換処理にかかる時間は、t4−t1であらわされ、ま
た第2直交変換部7における撮影画像データのひとつの
ブロックに対する順方向の二次元直交変換処理にかかる
時間は、t7−t3であらわされる。どちらも基本的に
は同じ長さである。
【0114】次に、本実施の形態の図1に示す構成によ
る伸張復号化処理の動作について説明する。
【0115】まず伸張復号化処理に先立って、不図示の
CPU等の制御手段からの制御信号CTL1によって、
第2直交変換部7および第1直交変換部2に対して、い
ずれも逆方向の直交変換の演算を行なうように設定す
る。更に、伸張復号化処理に先立って、不図示のCPU
等の制御手段によって、第2量子化値テーブル17に所
定の量子化値配列がセットされる(ステップS10)。
【0116】本実施の形態で用いられる第2量子化値テ
ーブル17の量子化値配列は、圧縮符号化処理の際に第
1量子化テーブル16にセットされ、量子化部3で使用
された量子化値配列と同一のものであり、通常それらの
値は、再生表示の対象としている圧縮符号化された撮影
画像データ列に付随して画像データ・ファイルの一部と
して記録蓄積されている。その配列は上記と同様に、図
4に示す構成をしている。逆量子化処理の対象とするブ
ロックが輝度成分を表わす場合は(a)の配列が用いら
れ、同ブロックが色差成分を表わす場合は(b)の配列
が用いられる。
【0117】また伸張復号化処理に先立って、不図示の
CPU等の制御手段によって、すべてのデータ・スイッ
チ18〜21がB側に接続される。
【0118】以上により伸張復号化処理の準備が終了
し、次に動作が開始される。
【0119】まず、ステップS11において、不図示の
不揮発性記憶手段に記録蓄積された画像データ・ファイ
ルから圧縮符号化された撮影画像データが読み出され、
バッファ・メモリ1上の圧縮符号化データ領域1cに格
納される。
【0120】第2のデータ読み出し部9では、圧縮符号
化データ領域1cから圧縮符号化された撮影画像データ
列を順次読み出し、可変長復号化部5へ順次供給すると
いった動作を、すべての圧縮符号化された撮影画像デー
タ列に対する処理が終了するまで繰り返す。
【0121】可変長復号化部5では、第2データ読み出
し部9から順次供給される圧縮符号化された撮影画像デ
ータ列を、所定の可変長符号にそれぞれ分解し、量子化
された直交変換係数に対応づける復号化処理を連続的に
施し、計64個の復号化された直交変換係数を出力する
動作を、すべての圧縮符号化された撮影画像データ列に
対する処理が終了するまで繰り返す。
【0122】第3のデータ転送部14では、可変長復号
化部5が生成した64個の復号化された直交変換計数を
逆量子化部6へ転送する動作を、一画面分の再生画像デ
ータに対する処理を終了するまで繰り返す。
【0123】逆量子化部6では、前記第3データ転送部
14から順次供給される64個の復号化された直交変換
係数に対して、前記第2量子化値テーブル17から順次
入力される量子化値を用いて逆量子化処理を連続的に施
し、64個の逆量子化された直交変換係数を生成する動
作を、一画面分の再生画像データに対する処理を終了す
るまで繰り返す。逆量子化部6で行なう逆量子化処理
は、入力される復号化された直交変換係数を被乗数と
し、入力される量子化値を乗数とする乗算を行ない、そ
の積を逆量子化された直交変換係数として順次生成する
というものである。
【0124】第4のデータ転送部15では、前記逆量子
化部6が生成した64個の逆量子化された直交変換係数
を、データ・スイッチ20経由で第2の直交変換部7へ
(ステップS12)、またデータ・スイッチ18経由で
第1の直交変換部2へ(ステップS15)、交互に順次
供給する動作を、一画面分の再生画像データに対する処
理を終了するまで(ステップS14またはS17でYE
Sとなるまで)繰り返す。
【0125】第2直交変換部7では、第4のデータ転送
部15からデータ・スイッチ20経由で入力される64
個の逆量子化された直交変換係数を、8×8個の二次元
配列に並び直した後に、圧縮符号化処理の際に用いた二
次元直交変換の逆方向の直交変換の演算を行ない、ブロ
ック単位の再生画像データを順次生成する(ステップS
13)。この動作を、一画面分の再生画像データに対す
る処理を終了するまで繰り返す。
【0126】また第1の直交変換部2でも同様に、第4
のデータ転送部15からデータ・スイッチ18経由で入
力される64個の逆量子化された直交変換係数を、8×
8個の二次元配列に並び直した後に、圧縮符号化処理の
際に用いた二次元直交変換の逆方向の直交変換の演算を
行ない、ブロック単位の再生画像データを順次生成する
(ステップS16)。この動作を、一画面分の再生画像
データに対する処理が終了するまで繰り返す。
【0127】第1データ書き込み部10では、制御信号
CTL2によりデータ・スイッチ21をB→A→B→A
→…と交互に切り替えながら、第2直交変換部7が生成
したブロック単位の再生画像データと、第1直交変換部
2が生成したブロック単位の再生画像データとを交互に
再生画像データ領域1bに8×8画素で構成される矩形
ブロック単位で順次書き込む動作を、一画面分の再生画
像データに対する処理を終了するまで繰り返す。
【0128】第1及び第2直交変換部2、7が一画面分
の再生画像データに対するすべての逆直交変換処理を終
えて、第1データ書き込み部10が生成された再生画像
データを再生画像データ領域1bへ書き込む動作を終え
た時点で、再生動作にともなう伸張復号化処理の動作シ
ーケンスが終了する。
【0129】その後再生画像データ領域1bに格納され
た再生画像データは、不図示の表示手段に転送され、そ
こで再生画像として再生表示される。
【0130】次に、本実施の形態の図1に示す構成によ
る圧縮符号化処理と伸張復号化処理の同時動作について
説明する。
【0131】まず圧縮符号化処理および伸張復号化処理
に先立って、不図示のCPU等の制御手段からの制御信
号CTL1によって、第1直交変換部2に対しては順方
向の直交変換処理を行なうように設定し、一方第2直交
変換部7に対しては逆方向の直交変換処理を行なうよう
に設定する(ステップS18)。更に、圧縮符号化処理
および伸張復号化処理に先立って、不図示のCPU等の
制御手段によって、第1の量子化値テーブル16および
第2の量子化値テーブル17に所定の量子化値配列がセ
ットされる。
【0132】また圧縮符号化処理および伸張復号化処理
に先立って、不図示のCPU等の制御手段によって、デ
ータ・スイッチ18および19はA側に接続され、デー
タ・スイッチ20および21はB側に接続される。
【0133】以上により圧縮符号化処理および伸張復号
化処理の準備が終了し、動作が開始される。圧縮符号化
処理及び伸張復号化処理のそれぞれの処理については、
第1直交変換部2、量子化部3、及び可変長符号化部4
により圧縮符号化処理を行い(ステップS19〜S2
2)、可変長復号化部5、逆量子化部6、及び第2直交
変換部7により伸張復号化処理をそれぞれ行う(ステッ
プS23〜S26)こと以外は上述の処理と同様である
ため、説明を省略する。なお、圧縮符号化処理と伸張復
号化処理とを同時進行する場合、処理の間データ・スイ
ッチ18〜21は上述の接続のまま固定される。
【0134】図3に、本実施の形態における圧縮符号化
処理と伸張復号化処理の同時動作シーケンスのタイムチ
ャートを示す。
【0135】同図において横軸は時間を表しており、左
から右に向かって時間が進んでいる。
【0136】まず、圧縮符号化処理の動作シーケンスに
ついて説明する。
【0137】時刻t0において、第1データ読み出し部
8は、バッファ・メモリ1上の撮影画像データ領域1a
から撮影画像データの最初のブロック#1の読み出しお
よび第1直交変換部2への転送を開始する。
【0138】t1の時点で、第1データ読み出し部8に
よる撮影画像データのブロック#1の第1直交変換部2
への転送は終了し、これを受けて第1直交変換部2は、
供給された撮影画像データのブロック#1に対する順方
向の直交変換処理を開始する。
【0139】t2の時点で、第1直交変換部2の撮影画
像データのブロック#1に対する順方向の直交変換処理
は終了し、生成された64個の直交変換係数の量子化部
3への転送が第1データ転送部12によって開始され
る。また同時に、t2の時点で、第1データ読み出し部
8は、引き続き撮影画像データの次のブロック#2の読
み出しおよび第1直交変換部2への転送を開始する。
【0140】t3の時点で、第1データ転送部12によ
る撮影画像データのブロック#1に対する64個の直交
変換係数の量子化部3への転送は終了し、これを受けて
量子化部3は、供給された撮影画像データのブロック#
1に対する量子化処理を開始する。
【0141】t4の時点で、量子化部3の撮影画像デー
タのブロック#1に対する量子化処理は終了し、生成さ
れた64個の量子化された直交変換係数の可変長符号化
部4への転送が第2データ転送部13によって開始され
る。
【0142】t5の時点で、第2データ転送部13によ
る撮影画像データのブロック#1を量子化して得られた
64個の直交変換係数の可変長符号化部4への転送は終
了し、これを受けて可変長符号化部4は、供給された撮
影画像データのブロック#1に対する可変長符号化処理
を開始する。
【0143】t6の時点で、可変長符号化部4の撮影画
像データのブロック#1に対する可変長符号化処理は終
了し、生成された圧縮符号化された撮影画像データ列の
圧縮符号化データ領域1cへの書き込みが第2データ書
き込み部11によって開始される。
【0144】t7の時点で、第2データ書き込み部11
による撮影画像データのブロック#1を圧縮符号化して
得られた撮影画像データ列の、圧縮符号化データ用領域
1cへの書き込みは終了する。
【0145】このt7の時点で、撮影画像データの最初
のブロック#1に対する圧縮符号化処理は終了する。
【0146】またt7の時点では、すでに第1直交変換
部2は撮影画像データの次のブロック#2に対する順方
向の二次元直交変換処理を開始している。
【0147】このように、各処理部がブロック単位の撮
影画像データを処理し、出力あるいは書き込み動作を繰
り返すことによって、最後のブロック#nに対する処理
まで順次進み、最終的にはt8において、一画面分の撮
影画像データに対する圧縮符号化処理を終了する。
【0148】なお、第1直交変換部2における撮影画像
データのひとつのブロックに対する順方向の二次元直交
変換処理にかかる時間は、t2−t1の長さであらわさ
れる。
【0149】次に、伸張復号化処理の動作シーケンスを
説明する。
【0150】t10の時点で、第2データ読み出し部9
は、バッファ・メモリ1上の圧縮符号化データ領域1c
から圧縮符号化された撮影画像データ列の可変長復号化
部5への読み出しおよび転送を開始する。
【0151】t11の時点で、第2データ読み出し部9
による所定長の圧縮符号化された撮影画像データ列の可
変長復号化部5への転送は終了し、これを受けて可変長
復号化部5は、供給された圧縮符号化された撮影画像デ
ータ列に対する可変長復号化処理を開始する。
【0152】t12の時点で、可変長復号化部5の再生
画像データのブロック#1に対する可変長復号化処理は
終了し、生成された64個の復号化された直交変換係数
の逆量子化部6への転送が第3データ転送部14によっ
て開始される。
【0153】t13の時点で、第3データ転送部14に
よる再生画像データのブロック#1に対応する64個の
復号化された直交変換係数の逆量子化部6への転送は終
了し、これを受けて逆量子化部6は、供給された再生画
像データのブロック#1に対する逆量子化処理を開始す
る。
【0154】t14の時点で、逆量子化部6の再生画像
データのブロック#1に対する逆量子化処理は終了し、
生成された64個の逆量子化された直交変換係数の第2
直交変換部7への転送が第4のデータ転送部15によっ
て開始される。
【0155】t15の時点で、第4のデータ転送部15
による再生画像データのブロック#1に対応する64個
の逆量子化された直交変換係数の第2直交変換部7への
転送は終了し、これを受けて第2直交変換部7は、供給
された再生画像データのブロック#1に対する逆方向の
直交変換処理を開始する。
【0156】t16の時点で、第2直交変換部7の再生
画像データのブロック#1に対する逆方向の直交変換処
理は終了し、生成された再生画像データのブロック#1
の再生画像データ領域1bへの書き込みが第1データ書
き込み部10によって開始される。
【0157】t17の時点で、第1のデータ書き込み部
10による再生画像データのブロック#1の再生画像デ
ータ領域1bへの書き込みは終了し、このt17の時点
で、再生画像データの最初のブロック#1に対する伸張
復号化処理は終了する。
【0158】またt17の時点では、すでに第2直交変
換部7は再生画像データの次のブロック#2に対する逆
方向の直交変換処理を開始できる状態にある。
【0159】このように、各処理部がブロック単位の再
生画像データを処理し、出力あるいは書き込み動作を繰
り返すことによって、最後のブロック#nに対する処理
まで順次進み、最終的にはt18において、一画面分の
再生画像データに対する伸張復号化処理を終了する。
【0160】なお、第2直交変換部7における再生画像
データのひとつのブロックに対する逆方向の直交変換処
理にかかる時間は、t16−t15の長さであらわされ
る。
【0161】上述の実施の形態では、圧縮符号化処理の
みを行なう場合、2つの直交変換部2および7に対し
て、第1データ読み出し部8がブロック単位で交互に撮
影画像データを供給し、得られる直交変換係数をデータ
・スイッチ19をA→B→A→B→…と交互に切り替え
ながら第1データ転送部12がブロック単位で交互に量
子化部3へ転送するといった単純な構成および制御、す
なわち2つの直交変換部2および7をそれぞれ並列に同
時動作させることで、一画面の撮影画像データの圧縮符
号化処理を高速に実行できる。
【0162】図8に示した従来例の圧縮符号化処理の動
作シーケンスのタイムチャートと図2に示した本発明の
実施の形態のそれと比べると、撮影画像のひとつのブロ
ックに対して要する直交変換処理時間が同じであると仮
定した場合、本実施の形態ではおよそ2倍の高速化を図
れる。
【0163】同様に伸張復号化処理のみを行なう場合に
は、2つの直交変換部7および2に対して、第3データ
転送部15がブロック単位で交互に逆量子化データを供
給し、得られる再生画像をデータ・スイッチ21をB→
A→B→A→…と交互に切り替えながら第1データ書き
込み部10がブロック単位で交互にバッファ・メモリに
書き込むといった単純な構成および制御、つまり2つの
直交変換部7および2をそれぞれ並列に同時動作させる
ことで、一画面の再生画像データの伸張復号化処理を高
速に実行できる。この場合も圧縮符号化処理の場合と同
様に、従来例に比べて、本実施の形態ではおよそ2倍の
高速化を図れる。
【0164】また、第1直交変換部2を順方向の直交変
換を処理するように、また第2直交変換部7を逆方向の
直交変換を処理するように設定し、4つのデータ・スイ
ッチ18〜21を適当な側に接続するといった単純な構
成および制御で、圧縮符号化処理と伸張復号化処理を同
時に実行させることが可能となる。
【0165】
【他の実施形態】本発明の目的は、前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは
装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュー
タ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読み出し実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体か
ら読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形
態の機能を実現することになり、そのプログラムコード
を記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。ま
た、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行
することにより、前述した実施形態の機能が実現される
だけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コ
ンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム
(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0166】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0167】
【発明の効果】上述のとおり本発明によれば、通信路を
介した双方向の静止画像伝送、および双方向の簡易動画
像伝送が可能な構成でありながら、高速連写撮影および
簡易動画像撮影、さらにそれらの表示をするために必要
とされる圧縮符号化処理および伸張復号化処理のさらな
る高速化を、大規模に回路を拡大すること無く実現する
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる圧縮符号化処理部
および伸張復号化処理部の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態にかかる圧縮符号化処理に
おける動作シーケンスのタイムチャートである。
【図3】本発明の実施の形態にかかる圧縮符号化処理と
伸張復号化処理の同時動作シーケンスのタイムチャート
である。
【図4】量子化値配列の例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる圧縮符号化処理と
伸張符号化処理における、第1及び第2直交変換部の制
御動作を示すフローチャートである。
【図6】従来の圧縮符号化処理および伸張復号化処理の
専用ハードウェアの構成を示すブロック図である。
【図7】従来の圧縮符号化処理および伸張復号化処理の
専用ハードウェアの別の構成を示すブロック図である。
【図8】従来例における圧縮符号化処理の動作シーケン
スのタイムチャートである。
【符号の説明】
1 バッファ・メモリ 1a 撮影画像データ領域 1b 再生画像データ領域 1c 圧縮符号化データ領域 2 第1直交変換部 3 量子化部 4 可変長符号化部 5 可変長復号化部 6 逆量子化部 7 第2直交変換部 8 第1データ読み出し部 9 第2データ読み出し部 10 第1データ書き込み部 11 第2データ書き込み部 12 第1データ転送部 13 第2データ転送部 14 第3データ転送部 15 第4データ転送部 16 第1量子化値テーブル 17 第2量子化値テーブル 18 データ・スイッチ 19 データ・スイッチ 20 データ・スイッチ 21 データ・スイッチ
フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 FA08 FA23 FA27 GA11 GB22 GB26 HA33 KA04 KA21 KA24 KA26 LA01 LA15 5C059 KK13 KK34 MA23 MC14 ME01 PP01 PP04 RA08 RC31 RC33 RE20 SS09 SS12 SS15 UA02 UA03 UA05 UA25 UA32 UA39 5C064 BA04 BB05 BC23 BC25 BD08 BD13 5J064 BA09 BA16 BB13 BC01 BC02 BC16 BD02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを格納する一時格納手段と、 順方向及び逆方向の直交変換を選択的に実行可能な第1
    及び第2直交変換手段と、 前記第1及び第2直交変換手段それぞれについて順方向
    または逆方向いずれかの直交変換を行うように制御する
    制御手段と、 前記一時格納手段から読み出された画像データを前記第
    1及び第2直交変換手段に振り分け供給するデータ供給
    手段とを有することを特徴とする画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記一時格納手段に格
    納された画像データに対して圧縮符号化のみを行う際
    に、前記第1及び第2直交変換手段が順方向の直交変換
    を行うように制御し、前記データ供給手段は、読み出さ
    れた画像データを所定量毎に第1及び第2直交変換手段
    に交互に供給することを特徴とする請求項1に記載の画
    像データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記一時格納手段に格
    納された画像データに対して伸張復号化のみを行う際
    に、前記第1及び第2直交変換手段が逆方向の直交変換
    を行うように制御し、前記データ供給手段は、読み出さ
    れた画像データを所定量毎に第1及び第2直交変換手段
    に交互に供給することを特徴とする請求項1または2に
    記載の画像データ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記一時格納手段に格
    納された画像データに対して圧縮符号化及び伸張復号化
    を並行して行う場合に、前記第1直交変換手段が順方向
    の直交変換を行うように制御し、前記第2直交変換手段
    が逆方向の直交変換を行うように制御し、前記データ供
    給手段は、圧縮符号化する画像データを前記第1直交変
    換手段に供給し、伸張復号化する画像データを前記第2
    直交変換手段に供給することを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載の画像データ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記一時格納手段は、撮影画像データ、
    再生画像データ、及び圧縮符号化された画像データを格
    納する領域を有することを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載の画像データ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2直交変換手段により順
    方向の直交変換を行って得られる直交変換係数を量子化
    する量子化手段と、 前記量子化手段により量子化された直交変換係数をエン
    トロピー符号化する可変長符号化手段とを更に有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像
    データ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記一時格納手段から読み出された圧縮
    符号化された画像データを伸張復号化し、直交変換係数
    を出力する伸張復号化手段と、 前記伸張復号化手段から出力された直交変換係数を逆量
    子化する逆量子化手段とを更に有し、 前記データ供給手段は、前記逆量子化手段により逆量子
    化された画像データを供給することを特徴とする請求項
    1乃至6のいずれかに記載の画像データ処理装置。
  8. 【請求項8】 画像データを格納する一時格納手段と、
    順方向及び逆方向の直交変換を選択的に実行可能な第1
    及び第2直交変換手段と、前記一時格納手段から読み出
    された画像データを前記第1及び第2直交変換手段に振
    り分け供給するデータ供給手段とを有する画像データ処
    理装置の制御方法であって、 前記一時格納手段に格納された画像データに対して圧縮
    符号化のみを行う際に、前記第1及び第2直交変換手段
    が順方向の直交変換を行うように制御する工程と、 前記データ供給手段により、読み出された画像データを
    所定量毎に第1及び第2直交変換手段に交互に供給する
    工程とを有することを特徴とする制御方法。
  9. 【請求項9】 画像データを格納する一時格納手段と、
    順方向及び逆方向の直交変換を選択的に実行可能な第1
    及び第2直交変換手段と、前記一時格納手段から読み出
    された画像データを前記第1及び第2直交変換手段に振
    り分け供給するデータ供給手段とを有する画像データ処
    理装置の制御方法であって、 前記一時格納手段に格納された画像データに対して伸張
    復号化のみを行う際に、前記第1及び第2直交変換手段
    が逆方向の直交変換を行うように制御する工程と、 前記データ供給手段により、読み出された画像データを
    所定量毎に第1及び第2直交変換手段に交互に供給する
    工程とを有することを特徴とする制御方法。
  10. 【請求項10】 画像データを格納する一時格納手段
    と、順方向及び逆方向の直交変換を選択的に実行可能な
    第1及び第2直交変換手段と、前記一時格納手段から読
    み出された画像データを前記第1及び第2直交変換手段
    に振り分け供給するデータ供給手段とを有する画像デー
    タ処理装置の制御方法であって、 前記一時格納手段に格納された画像データに対して圧縮
    符号化及び伸張復号化を並行して行う場合に、前記第1
    直交変換手段が順方向の直交変換を行うように制御する
    工程と、 前記第2直交変換手段が逆方向の直交変換を行うように
    制御する工程と、 前記データ供給手段により、圧縮符号化する画像データ
    を前記第1直交変換手段に供給する工程と、 前記データ供給手段により、伸張復号化する画像データ
    を前記第2直交変換手段に供給する工程とを有すること
    を特徴とする制御方法。
  11. 【請求項11】 前記第1及び第2直交変換手段により
    順方向の直交変換を行って得られる直交変換係数を量子
    化する量子化工程と、 前記量子化工程において量子化された直交変換係数をエ
    ントロピー符号化する可変長符号化工程とを更に有する
    ことを特徴とする請求項8または10に記載の制御方
    法。
  12. 【請求項12】 前記一時格納手段から読み出された圧
    縮符号化された画像データを伸張復号化し、直交変換係
    数を出力する伸張復号化工程と、 前記伸張復号化工程において出力された直交変換係数を
    逆量子化する逆量子化工程とを更に有し、 前記データ供給手段は、前記逆量子化工程において逆量
    子化された画像データを供給することを特徴とする請求
    項9乃至11のいずれかに記載の制御方法。
  13. 【請求項13】 コンピュータ装置が実行可能なプログ
    ラムを格納した記憶媒体であって、前記プログラムを実
    行したコンピュータ装置を、請求項1乃至7のいずれか
    に記載の画像データ処理装置として機能させることを特
    徴とする記憶媒体。
  14. 【請求項14】 請求項8乃至12のいずれかに記載の
    画像データ処理装置の制御方法を実現するためのプログ
    ラムコードを保持する記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019019620A1 (en) * 2017-07-24 2019-01-31 Zhejiang Dahua Technology Co., Ltd. SYSTEMS AND METHODS FOR SIGNAL DISTRIBUTION
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US11750193B2 (en) 2017-07-24 2023-09-05 Zhejiang Dahua Technology Co., Ltd. Systems and methods for signal distribution

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