JPH06284298A - 画像情報圧縮再生装置 - Google Patents

画像情報圧縮再生装置

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JPH06284298A
JPH06284298A JP5068602A JP6860293A JPH06284298A JP H06284298 A JPH06284298 A JP H06284298A JP 5068602 A JP5068602 A JP 5068602A JP 6860293 A JP6860293 A JP 6860293A JP H06284298 A JPH06284298 A JP H06284298A
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JP
Japan
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image
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unit
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Withdrawn
Application number
JP5068602A
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English (en)
Inventor
Junichi Ishibashi
純一 石橋
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】既にある縮小サイズで縮小画像用に圧縮した画
像データでも、任意の縮小サイズの画像圧縮データに変
換して画像サイズを変えてマルチ記録保存したり、標準
的なサイズで圧縮した一般的な圧縮画像データでも任意
の縮小サイズ用の圧縮画像データに変換して記録保存で
きる画像情報圧縮再生装置を得ることにある。 【構成】外部メモリ19に保存されているn×nの第1デ
ータおよび第2データを読み出して、復号化手段17,18
により復号化後、第1データとその残りの補完データを
組み合わせてフルデータとして再構成手段25により再構
成し、そのデータから前回の縮小倍率と異なる新たな縮
小倍率となるk×kの縮小画像データとして、また、そ
の残りの高次交流−直交変換係数値を新たな補完データ
として分離手段14により分離または再構成手段により作
成して、それらのデータを記録保存できるような構成し
たもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば顔写真をプリン
トに必要な画質を保持しつつ、高い圧縮率で保存するこ
とができるようにしたものであって、ビデオIDフォト
システム等に利用される画像情報圧縮再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】文字、数値情報に比べて、画像情報は情
報量が大きなものとなるために記憶容量の制限や、処理
時間等の関係で制約が多く、従ってその利用が限られて
いた。しかしながら、近年においては画像情報機器の進
歩、発展に伴ってその制約が取り除かれつつある。
【0003】ところで、画像が重要な役割を果たす分野
の一つにID(識別)分野がある。特に個人識別の分野
においては、古くから顔写真の重要性が認知されていて
銀鉛写真、インスタント写真などIDの目的で使用して
きた経緯がある。
【0004】ところが、このような印画紙の情報では、
そのプリントそのもののみにしか情報は存在せず、電子
ファイルにしたり、加工したり、また複製することもで
きず、その応用できる用途が極めて限られたものとなっ
ていた。このような不具合を除くために顔写真の情報を
電気信号に変換して扱うことが例えば、特開昭63−3
16275号公報により公知である。
【0005】ところで、顔写真を利用する例では、企
業、学校などの団体において所属するメンバーの情報を
管理するためのデータベースがある。このようなデータ
ベースシステムの1例として、図6に示すものが公知で
ある。
【0006】この装置によれば、スチルビデオレックプ
レーヤ69、ビデオカメラ61やスチルビデオカメラ6
2、ビデオプレゼンテーションカメラ63などのビデオ
撮像装置10から得られる画像信号をイメージプロセッ
サ64を介して取り込んで、モニタ65に表示し、ま
た、マルチデータファイル66に記録して後に検索して
表示したり、ビデオグラフイックプリンタ67によりビ
デオプリント68を出力することができる。
【0007】この装置においては画像信号をイメージプ
ロセッサ64により処理してからデータファイル66に
記録して保存するが、ビデオ画像での保存となるのでそ
のデータ容量が問題となる。すなわち、ビデオ画像で
は、顔写真画像の情報量は一人当り数100Kバイト位
必要とされ、データファイル66として光磁気記録ディ
スクやハードディスクなど一般的な外部記憶装置を用い
た場合、このような外部記憶装置のメモリ容量はせいぜ
い数100Mbyteから数Gbyteであることか
ら、1000人位で一杯になってしまう。そのため画像
の高能率符号化技術を導入して1枚あたりのデータ量を
圧縮し、より多数の画像保存を可能にするようにしてい
る。
【0008】そして、高圧縮率化を可能にする符号化技
術(高能率符号化技術)として主にベクトル量子化やD
CT(離散コサイン変換)を用いた符号化方式が検討さ
れており、近年における画像データベースファイルシス
テムでは、これらの高能率な符号化方式による画像デー
タ圧縮技術が導入されるようになっている。データベー
ス機能を考慮して検索用の画像データベースを別に設け
ることによって検索時の操作性を容易にしたようなもの
もある。
【0009】また、原画から4画素間隔の索引画像デー
タとして縮小画像を作成し無処理のままで記録保存し、
残りの画像を補完データとして圧縮して記録保存して、
検索用には前者を用いて、通常画にはその両方を用いた
例(テレビジョン学会:vol.43 No.10(1989)pp.1065-
1071)もある。
【0010】このように顔写真画像のデータをデータベ
ースに格納して利用する従来のシステムでは、格納して
ある顔写真画像を検索して参照したり、IDカード用に
プリントするなどの使用形態がとられる。従って、これ
らのことを考慮すれば、システムに用いるプリンタの分
解能に合わせた画質レベルで画像をファイリングしてお
く必要がある。
【0011】また、データベースとして使用するにあた
ってはスピーディに画像等の検索ができるような機能が
必要である。そして、そのためには対象が画像であるこ
とから、一般的には一画面あたり1枚の表示ではなく、
一度に複数枚の画像を並列的に表示するマルチ表示が利
用される。
【0012】そして、マルチ表示するためには複数の画
像をそれぞれ縮小してマトリックス状の配列になるよう
に画面合成する必要があるが、一般的な縮小は画素の間
引き処理を行うことであり、これでは圧縮画像データの
復元処理(圧縮伸長)、さらにこの復元画素の間引き処
理による画像縮小処理、そして、画面合成処理が必要で
あり、画像処理は時間を要する処理であることから表示
までに時間がかかることになる。
【0013】従って、高速にマルチ表示するためには撮
影した顔写真画像データファイルと別にしてマルチ画像
表示用のファイルを設ける必要があり、その分だけ、余
分にメモリ容量を占有することとなり、記憶装置に記憶
できる画像枚数が少なくなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
先に本出願人は、無縮小の圧縮画像データからスピーデ
ィに縮小画像を圧縮伸長でき、マルチ画面を作成でき
て、しかも、高画質の無縮小画像を圧縮伸長できるよう
にし、一枚当りの画像データ量を少なくして多数の画像
の記録保存ができるようにした画像圧縮再生装置を出願
した(特願平4−141554号明細書、以下先願)。
【0015】図7は、この概要を説明するための図であ
り、画像圧縮技術を応用した縮小画用圧縮データファイ
ル71と補完圧縮データファイル72をデータベース7
0として持っている。
【0016】また、画像処理部73は画像圧縮のための
8画素×8画素のブロック画像の切り出し、または合成
処理と、2画素×2画素のブロック画像の合成処理と、
RGBのビデオ信号/YUVビデオ信号変換と云った色
変換など、種々の画像処理を行うことができるものであ
る。
【0017】74は直交変換の一つである離散コサイン
変換(DCT)とその逆変換を行うことができるDCT
処理部であり、8画素×8画素のブロック画像の離散コ
サイン変換とその逆変換処理を行うことができるもので
ある。
【0018】75,76は量子化・符号化部であり、こ
の75,76は量子化テーブルを用いてDCT係数毎に
異なるステップサイズで量子化または逆量子化するもの
である。
【0019】また、配列分離再構成部84は、量子化後
のDCT係数のうち、直流成分と低周波数成分の部分で
あるDC‐DCT係数および低次AC‐DCT係数(2
×2)を低次データとして他の部分(高次データ)と分
離したり、または低次データと高次データを組み合わせ
て再配列する機能を有する。
【0020】量子化・符号化部75,76は量子化され
たデータを並び換えて行うランレングス処理およびハフ
マン符号化などの可変長符号化処理またはその逆符号化
処理をするための符号化部であり、76は低次データ用
である。
【0021】外部記憶装置70は符号化部75で符号化
された低次データや高次データをファイルにして、ま
た、ID画像用のCG(コンピュータ・グラフィック)
画像データや文字データなどをファイルにして記録保存
して入出力する。
【0022】また、76では縮小画像を伸長する場合に
逆符号化および逆量子化処理をする。2×2逆DCT処
理部78は逆量子化された低次データ逆離散コサイン変
換する。
【0023】このような構成により、画像圧縮時にはD
CT演算処理を行ったデータから縮小画像圧縮データ用
にDC係数と低次のAC係数を当てて、残りのAC係数
を補完圧縮データに当てて記録保存する。
【0024】画像を復元するときには、縮小画像復元の
場合は、縮小画像圧縮データのみを画像データベースか
ら読み出し、圧縮時の係数配列数と同じ配列数で逆DC
T演算処理を行い8×8より小さなブロック画像に復元
して構成することによって顔画像の縮小画像を作成す
る。また、元のサイズ画像の復元の場合には、縮小画像
圧縮データと補完圧縮データをそれぞれ読みだして8×
8のDCT係数データに再構成した後、逆DCT演算を
行なってブロック画像に復元して構成することによって
元のサイズの顔画像を作成する。
【0025】以上述べた先願のものでは、複数の顔画像
をマルチ画像表示するには、フルサイズの圧縮画像から
縮小画像処理を行なっていては高速表示することはでき
ないため、快適な操作をするために前記手法を使う長所
はある。
【0026】しかし、先願のものでは縮小画像のサイズ
は保存時の縮小倍率に依存し限定されるため、例えば、
少数のマルチ画像表示する場合では画面の内の一部のみ
の表示となったり、反対に多数のマルチ画像表示する場
合には一人一人の顔画像が大きくて所定以上の顔画像を
表示することができないという問題があった。つまり、
記録保存時の縮小サイズを変えられないという問題があ
った。また、記録保存時に標準的なサイズで圧縮した画
像データは、縮小表示できるこのシステムでの使用がで
きないという問題もあった。
【0027】本発明は、上記問題点を除去するためなさ
れたもので、既にある縮小サイズで縮小画像用に圧縮し
た画像データでも、任意の縮小サイズの縮小画像圧縮デ
ータに変換して画像サイズを変えて記録保存したり、ま
た、標準的なサイズで圧縮した一般的な圧縮画像データ
でも任意の縮小サイズ用の圧縮画像データに変換して記
録保存できる画像情報圧縮再生装置を提供することを目
的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、入出力する画像の画像
データを一時保持する画像メモリと、この画像メモリ上
の画像データを所定画素サイズのブロック単位で読出す
手段と、前記ブロック単位で読出された画像データを直
交変換し、周波数成分別の変換係数データに変換する直
交変換手段と、この直交変換手段により変換されて得ら
れたデータについて量子化する量子化手段と、前記量子
化により得られた量子化データのうち直流−直交変換係
数と低次交流ー直交変換係数値をn×nの第1データと
残りの周波数成分の第2データとを分離抽出する分離手
段と、前記分離抽出された前記第1データおよび第2デ
ータをそれぞれ符号化する符号化手段と、この符号化手
段にて符号化された出力データのうち、上記直流成分を
含む所定の低周波数成分のものを低次データとし、ま
た、残りの周波数成分のものを高次データとしてそれぞ
れ読み書き可能な保存手段と、縮小画面の圧縮伸長時に
前記保存手段の保存データのうち、第1データおよび第
2データをそれぞれ復号化処理する復号化手段と、この
復号化手段により復号化処理された前記第1および第2
データを組み合わせて第3データとして再構成する再構
成手段と、この再構成手段の第3データを前記分離手段
に入力してk×k(kはnとは異なる値)の第4データ
とその残りの高次交流−直交変換係数値を第5データと
する手段と、前記復号化手段により復号化処理された前
記第1,3,および4データを逆量子化する逆量子化手
段と、この逆量子化手段で逆量子化された第1,3,お
よび4データを逆直交変換を行う逆直交変換手段と、前
記復元された画像データを前記画像メモリに書き込み、
復元画像データ出力を得る制御手段とを具備した画像情
報圧縮再生装置である。
【0029】上記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、入出力する画像の画像データを一時保持す
る画像メモリと、この画像メモリ上の画像データを所定
画素サイズのブロック単位で読出す手段と、前記ブロッ
ク単位で読出された画像データを直交変換し、周波数成
分別の変換係数データに変換する直交変換手段と、この
直交変換手段により変換されて得られたデータについて
量子化する量子化手段と、前記量子化により得られた量
子化データのうち直流−直交変換係数と低次交流−直交
変換係数値をn×nの第1データと残りの周波数成分の
第2データとを分離抽出する第1の分離手段と、前記分
離抽出された前記第1データおよび第2データをそれぞ
れ符号化する符号化手段と、この符号化手段にて符号化
された出力データのうち、上記直流成分を含む所定の低
周波数成分のものを低次データとし、また、残りの周波
数成分のものを高次データとしてそれぞれ読み書き可能
な保存手段と、縮小画面の圧縮伸長時に前記保存手段の
保存データのうち、第1データおよび第2データをそれ
ぞれ復号化処理する復号化手段と、この復号化手段で復
号化された第1データをさらに小配列にして第3データ
にする第2の分離手段と、この第2の分離手段で分離さ
れた残りのデータと前記第2データを組み合せて第4デ
ータとする第2の再構成手段と、前記第2データから第
5データと第6データに分離する第3の分離手段と、前
記第2データと前記第5データとを再構成して前記第1
データを大きな配列の第7データとする第3の再構成手
段と、前記復号化手段により復号化処理された前記第
1,3,および7データを逆量子化する逆量子化手段
と、この逆量子化手段で逆量子化された第1,3,およ
び7データを逆直交変換を行う逆直交変換手段と、前記
復元された画像データを前記画像メモリに書き込み、復
元画像データ出力を得る制御手段とを具備した画像情報
圧縮再生装置である。
【0030】
【作用】請求項1または請求項2に対応する発明によれ
ば、既にある縮小サイズで縮小画像用に圧縮した画像デ
ータでも、任意の縮小サイズの縮小画像圧縮データに変
換して画像サイズを変えてマルチ画像表示したり記録保
存したり、また、標準的なサイズで圧縮した一般的な圧
縮画像データでも任意の縮小サイズ用の圧縮画像データ
に変換してマルチ画像表示したり記録保存できる。
【0031】すなわち、保存手段に保存されているn×
nの第1データおよび第2データを読み出して、復号化
手段により復号化後、第1データとその残りの補完デー
タを組み合わせてフルデータとして再構成手段により再
構成し、そのデータから前回の縮小倍率と異なる新たな
縮小倍率となるk×kの縮小画像データとして、また、
その残りの高次交流−直交変換係数値を新たな補完デー
タとして分離手段により分離または再構成手段により作
成して、それらのデータを少なくとも記録保存できるよ
うな構成したからである。
【0032】また、保存手段に保存されている縮小画像
用に圧縮して保存されたn×nの縮小画像圧縮データと
補完圧縮データを読み出して、符号復号化手段により復
号化後、更に縮小(小配列化)した画像を作成するとき
は、縮小画像データから分離手段にて分離して新たな縮
小画像データと残りの新たな補完データを作成し、ある
いはまた、少々大きい(大配列化)画像を作成するとき
には、補完データから縮小用のデータを分離手段より分
離して縮小画像データと組み合わせて再構成手段により
新たな縮小画像データを作成し、分離して残ったデータ
を新たな補完データとして作成できるように構成したか
らである。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は第1の実施例の概略構成を示すブロ
ック図である。1は人物などの被写体、2は被写体1の
例えば人物の上半身を撮影するためのカラーTVカメラ
(カラービデオカメラ)、3はカラーTVカメラ2から
の出力信号である画像のアナログ信号(R(赤),G
(緑),B(青)の色別ビデオ信号)をディジタル信号
に変換して出力するA/D変換器である。
【0034】また、4はフレームメモリで、A/D変換
器3から出力された信号データをフレーム画像として一
時記憶するものである。5はフレームメモリ4から出力
されるディジタル信号をアナログのビデオ信号に変換す
るためのD/A変換器である。
【0035】6は出力信号変換部で、D/A変換器5か
らの出力信号またはカラーTVカメラ2からの出力信号
を、例えばNTSC方式の映像信号に変換するものであ
る。7は出力信号変換部6により変換されて出力される
映像信号を画像として表示するためのTVモニタであ
る。8はビデオプリンタであり、9はシステム全体の制
御を司るコントローラである。
【0036】10は画像処理部であり、画像圧縮のため
の8画素×8画素のブロック画像の切り出し、または合
成処理と、2画素×2画素のブロック画像の合成処理
と、RGBのビデオ信号/YUVビデオ信号変換と云っ
た色変換など、種々の画像処理を行うことができるもの
である。
【0037】11はDCT処理部であり、直交変換の一
つである離散コサイン変換(DCT)とその逆変換を行
うことができ、また8画素×8画素のブロック画像の離
散コサイン変換とその逆変換処理を行うことができる。
12は量子化部であり、量子化テーブルを用いてDCT
係数毎に異なるステップサイズで量子化または逆量子化
するものである。
【0038】13はスイッチ(SWa)であり、量子化
部12から配列分離部14に出力するときと、符号・復
号化部(1)23または配列再構成部25から入力する
ときに切り換えるものである。14は配列分離部であ
り、量子化部12の量子化後の配列データをDC−DC
T係数と低次AC−DCT係数とをn×nの低次データ
として、また、その残りの高次AC−DCT係数を高次
データとしてそれぞれ配列分離する。ここでの値nは任
意の定数値である。
【0039】15はスイッチ(SWb1)であり、配列
分離部14から低次データを符号・復号化部(2)17
と低次用逆量子化部20に出力するときと、符号・復号
化部17から配列再構成部25に出力するときに切り換
えるものである。16はスイッチ(SWb2)であり、
配列分離部14から高次データを符号・復号化部(3)
18に出力するときと、符号・復号化部から配列再構成
部25に出力するときに切り換えるものである。
【0040】17は符号・復号化部であり、量子化され
た低次データを並び換えて行うランレングス処理および
ハフマン符号化などの可変長符号化処理またはその逆符
号化処理する。
【0041】18は符号・復号化部であり、量子化され
た高次データを並び換えて行うランレングス処理および
ハフマン符号化などの可変長符号化処理またはその逆符
号化処理する。
【0042】19は外部メモリ(外部記憶装置)であ
り、これは例えば光磁気ディスク装置やハードディスク
装置からなり、圧縮された低次データおよび高次データ
をファイルにして、また、ID画像用のCG画像データ
や文字データなどをファイルにして記録保存して入出力
する。20は低次用逆量子化部であり、縮小画像を伸張
する場合に用いる復号化されたn×n低次データを逆量
子化処理するものである。21は逆量子化された低次デ
ータを逆コサイン変換するn×nの逆DCT処理部であ
る。22は全データをファイルにして記録保存して入出
力するための例えば光磁気ディスク装置やハードディス
ク装置などの外部メモリである。
【0043】23は符号・復号化部であり、量子化され
た低次データと高次データを含んだ全データを並び換え
て行うランレングス処理およびハフマン符号化などの可
変長符号化処理またはその逆符号化処理する。
【0044】24はスイッチ(SWc)であり、配列再
構成部25から符号・復号化部23に出力接続するとき
や、量子化部12や符号・復号化部23から信号が配列
再構成部25に入力されないように接続制御する。25
は配列再構成部であり、低次データと高次データを組み
合わせて全圧縮データとして再配列する。26はスイッ
チ13,15,16,24のそれぞれを制御するスイッ
チコントローラ(SWコントローラ)である。次に、以
上のように構成された第1の実施例の動作について説明
する。
【0045】カラーTVカメラ2によって人物1の顔を
含んだ上半身を撮影する。TVカメラ2は前もってホワ
イトバランス調整や、レンズの絞り調整や、ピント調整
をとっておく。TVカメラ2から出力されたアナログビ
デオ信号RGBをA/D変換器3にてディジタル信号に
変換し、フレームメモリ4に順次記録する。フレームメ
モリ4にあるディジタルデータをビデオ信号として出力
できるように同期をとりながら順次読みだし、DA変換
器5と出力信号変換部6によってRGB信号に変換す
る。その信号をTVモニタ7に入力することにより人物
の上半身画像がモニタできる。この画像を見ながら顔画
像が適切に撮れるように照明具合やカメラの調整を行
う。
【0046】ID画像として用いる顔画像を撮るには、
先ず撮影中の画像データをフレームメモリ4に取り込
む。そこでフレームメモリ4上にある顔画像を静止(フ
リーズ)させるためコントローラ9よりフリーズコント
ロール信号を4のフレームメモリ4に出力する。操作者
はこの動作が行えるようにフリーズしたい瞬間図示して
いないキーボードよりキー入力すれば、コントローラ9
ではこの信号を受けて、フレームメモリ4の順次書き込
みデータアドレスカウンタを停止させ書き込み不能にす
る。
【0047】しかし、読み込みデータアドレスコントロ
ールは動作続行させることによって、フリーズ操作有無
に関わらず、フレームメモリ4内の画像データを読み込
みD/A変換器5に転送し、ビデオ信号として出力でき
る。それをTVモニタ7に映し出すことによってカメラ
画像の動画や静止画を見ることができる。
【0048】また、IDカード画像をプリントするため
に外部メモリ19に前もってCG画像のロゴ画像などや
氏名などのデータを保存しておき、プリント時には先ず
外部メモリ19から画像処理部10へロゴ画像などのデ
ータを転送し、コントローラ9にてフレームメモリ4上
の定められた画像位置にその画像を書き込むようにアド
レスのコントロールを行う。顔画像も外部メモリ19か
ら圧縮データを読み出し画像伸張後画像処理部10から
フレームメモリ4の所定画像位置に同様に書き込む。I
Dカード画像がフレームメモリ4上に作成された後、コ
ントローラ9によってそのビデオ信号をビデオプリンタ
8でフェッチした後、IDカード画像がプリントされ
る。次に、以上述べた動作の詳細について、図2を参照
して説明する。
【0049】撮影しフレームメモリ4に顔画像が静止画
として定まったところで、記録保存する。その時、ま
ず、フレームメモリ4上のメモリからアドレスコントロ
ールして8画素×8画素のブロック画像データを読みだ
し画像処理部10に転送する。このブロック画像単位毎
に圧縮する。圧縮はDCT方式を基にしている。画像処
理部10でそのブロックのRGB画像から輝度と他の2
色のデータのYUV画像に変換する。その後、その各々
の画像データをDCT処理部11でDCT(離散コサイ
ン変換)を行う。その後、輝度と他の2色のデータに対
する8×8の演算係数に対して量子化部12で係数毎に
異なるステップサイズで量子化する。
【0050】その後、スイッチ13を経由して配列分離
部14に入力し、以下に述べる各データに分離する。す
なわち、図2(a)のように8×8のフルデータから、
図2(b)のように例えば4×4のDC係数と低次AC
係数の低次データ(第1データ)と、図2(c)に示す
その残りの高次AC係数の高次データ(第2データ)と
に分離する。この場合、低次データはスイッチ15を経
由して符号・復号化部17に入力し、そこで低次用に符
号化され外部メモリ19の低次データファイルに縮小画
像圧縮データとして記録保存される。
【0051】また、高次データはスイッチ16を経由し
て符号・復号化部18に入力し、高次用に符号化され外
部メモリ19に補完圧縮データとして記録保存される。
これを1ブロック毎に輝度と他の2色のデータに対して
実行して記録する。更に、この1ブロックの圧縮動作を
フレームメモリ4にある画像に対して順次処理すること
で、顔画像全領域を画像圧縮する。
【0052】ここで、後ほどの操作上の勝手を良くする
ために、外部メモリ19では1人1人の顔画像として読
み出せるように個別のファイル構成にしている。また、
縮小率に応じたブロック配列数値を外部メモリ19に記
録する。次に、画像を復元するための伸張処理方法の説
明を行う。
【0053】画像伸張には2通りの方法がある。その1
つは、例えばマルチ画表示するために縮小画像にして表
示するように伸張する方法であり、他の1つは、通常の
圧縮画像と同様に元サイズで表示するように伸張する方
法である。
【0054】縮小画像の復元のときは、外部メモリ19
の中から縮小率に応じたブロック配列数値と表示したい
顔画像のファイルを、コントローラ9によって選択され
る。そのとき、外部メモリ19の低次データファイル部
にあるデータが選ばれ、また、縮小画像のブロック数値
も外部メモリ19よりコントローラ9に読み込まれ、先
に記録された低次圧縮データが読み出され、4×4のブ
ロック毎に輝度データ、他の2色のデータの順に符号・
復号化部17に転送される。符号・復号化部17で、復
号化処理され低次用逆量子化部20に転送される。低次
用逆量子化部20で処理されて、そこで4×4のDCT
係数が戻り逆DCT処理部21に転送する。逆DCT処
理部21で4×4の逆DCT演算処理した後、画像処理
部10に転送されることによって、元の8×8のサイズ
に対する低周波成分の画像が4×4の縮小画像、つま
り、元画像サイズの1/2に縮小された画像として復元
されることになる。
【0055】これを1ブロック毎に輝度と他の2色のデ
ータに対して実行し順次転送し、YUVデータからRG
Bデータに変換することによってカラーを戻し、その画
像をフレームメモリ4上にコントローラ9にてアドレス
コントロールして書き込んで行くことで、フルカラーの
縮小された顔画像が復元される。これを、人別に並べて
マルチ画像表示できるように表示装置のアドレスコント
ロールを行う。
【0056】次に、圧縮と同サイズの画像を復元すると
きは、外部メモリ19の中から縮小率に応じたブロック
配列数値と表示したい顔画像のファイルをコントローラ
9によって選択される。そのとき、外部メモリ19の低
次データファイルと高次データファイルが選ばれ、先に
記録された低次圧縮データと補完圧縮データが読み出さ
れ、各々符号・復号化部17,18に輝度データ、他の
2色のデータの順に転送される。そこで、復号化処理さ
れ、符号・復号化部17からスイッチ15を経由して配
列再構成部25に低次データが転送され、符号・復号化
部18からスイッチ16を経由して配列再構成部25の
配列再構成部に高次データが転送される。配列再構成部
25では元の低次と高次データの配列が、図2のように
(b),(c)のデータ配列であったので(a)として
再構成して元の8×8の配列に戻した後、スイッチ24
を経由してスイッチ13側に転送し、スイッチ13を経
由して量子化部12に転送する。
【0057】量子化部12で、逆量子化されDCT処理
部11に転送する。DCT処理部11で逆DCT演算処
理することによって、元の8×8のサイズの画像が復元
される。これを、1ブロック毎に輝度と他の2色のデー
タに対して実行し、画像処理部10に順次転送し、YU
VデータからRGBデータに変換することによってカラ
ーを戻し、その画像をフレームメモリ4上にコントロー
ラ9にてアドレスコントロールして書き込んで行くこと
でフルカラーの元のサイズの顔画像が復元される。
【0058】また、配列再構成部25の出力を符号・復
号化部23に転送すると、そこで8×8のデータとして
符号化し、外部メモリ22へ転送して通常の圧縮データ
のように全データファイルとして記録保存できる。ま
た、復元する場合は逆プロセスで行える。ここでは動作
説明を省略する。以上の説明は、1/2の縮小率で記録
保存する一例を説明したが、そのデータから異なる縮小
率の縮小画像圧縮データに変換する実施例を次に説明す
る。
【0059】先ず、変更したい縮小率値kをキーボード
(図示していない)から入力することにより、コントロ
ーラ9からその値に応じたブロック数値を配列分離部1
4、配列再構成部25に転送する。
【0060】外部メモリ19の中から縮小率に応じたブ
ロック配列数値と低次データファイル部にある縮小画像
圧縮データと、高次データファイルにある補完圧縮デー
タが選ばれ読み出されると、符号・復号化部17,18
に各々転送され、そこで、各々復号化処理され、符号・
復号化部17からスイッチ15を経由して配列再構成部
25に高次データが転送され、符号・復号化部18から
スイッチ16を経由して配列再構成部25に高次データ
が転送される。配列再構成部25では元の低次と高次デ
ータの配列を図2の(b),(c)のデータ配列から
(a)として再構成して元の8×8の配列に戻した後、
スイッチ24を経由して配列分離部14へ転送する。そ
こで、前回が4×4の配列であったので、その配列とは
異なるサイズの、例えば2×2の配列にする例を取り上
げると、8×8のフルデータから2×2のDC係数と低
次AC係数の低次データと、その残りの高次AC係数の
高次データとに、この配列分離部14で分離する。その
後は前述と同様に、低次データはスイッチ15を経由し
て符号・復号化部17に入力し、そこで低次用に符号化
され、外部メモリ19の低次データファイルに縮小画像
圧縮データとして記録保存される。また、高次データ
は、スイッチ16を経由して符号・復号化部18に入力
し、高次用に符号化され、外部メモリ19の高次データ
ファイルに補完圧縮データとして記録保存される。一連
のこの処理を1ブロック毎に輝度と他の2色のデータに
対して実行して記録する。また、新たな縮小率の顔画像
を表示するには、符号・復号化部17に入力された新た
な低次データを低次用逆量子化部20の方に転送するこ
とで、逆量子化以降、前述の手法と同様に復元すること
で得られる。
【0061】また、通常の圧縮データをこのシステムで
使う場合には、外部メモリ22の全データファイルの中
に記録保存しておけば、外部メモリ22からコントロー
ラ9により全データファイルを選択して読みだし、符号
・復号化部23に転送する。符号・復号化部23で復号
化処理が行なわれ、そのデータを配列分離部14に転送
すると、8×8のフルデータからn×nのDC係数と低
次AC係数の低次データと、その残りの高次AC係数の
高次データに、配列分離部14で分離する。その後は前
述と同様の処理が行われる。
【0062】図3は本発明の第2の実施例の概略構成を
示すブロック図であり、ここでは図1の第1の実施例と
同一部分には同一符号を付してその説明を省き、図1と
は異なる点を主として説明する。スイッチ(SWb1)
から配列再構成部25へ接続しているところと、スイッ
チ(SWb2)16から配列再構成部25へ接続してい
るところにそれぞれ次の構成を追加している。また、1
4はここでは配列分離部1とし、25は配列構成部1と
しているが第1実施例と全く同一の装置である。
【0063】配列分離部14の低次データ出力をスイッ
チ(SWd1)31の端子1に接続し、そのコモン端子
をスイッチ15の端子1に接続している。同様に、配列
分離部14の高次データ出力をスイッチ(SWd2)3
2の端子1に接続し、そのコモン端子をスイッチ16の
端子1に接続している。また、スイッチ31の端子2
は、配列分離部33へ端子3は配列再構成部36へそれ
ぞれ接続し、スイッチ32の端子2は配列再構成部
(2)34へ、端子3は配列分離部(3)35へそれぞ
れ接続している。
【0064】配列分離部33,34は既に外部メモリ1
9に記録保存した縮小圧縮データの縮小率を更に小さい
サイズの縮小圧縮データにする場合に用いる小配列化装
置であり、配列分離部33は外部メモリ19の低次デー
タの配列を分離して、更に小さいブロックk×k(1≦
k<n<8:nは既縮小時のブロック辺数)にするもの
であり、また配列再構成部34はその残った配列データ
と外部メモリ19の高次データとを併せて高次圧縮デー
タとして再構成するものである。配列分離部35、配列
再構成部36は既に外部メモリ19に記録保存したとき
の縮小圧縮データの縮小率を大きいサイズの縮小圧縮デ
ータにする場合に用いる大配列化装置で、縮小圧縮デー
タサイズをm×m(8>m>n)にするため、既作成の
外部メモリ19の低次データに高次データの配列から分
離して低次データに加えることができるように、配列分
離部35は高次データの配列から低次データ用に分離す
るもてのであり、また、配列再構成部36はその配列デ
ータと外部メモリ19の低次データを併せてm×mの縮
小圧縮データを再構成するものである。SWコントロー
ラ37は、スイッチ13,15,16,24,32のそ
れぞれを制御する。以上述べた点以外の構成は図1の実
施例と同一である。
【0065】次に第2の実施例の動作について図4を参
照して説明するが、第1の実施例と同じところの動作の
説明は省略する。ここでは、低次データと高次データに
して外部メモリ19に記録保存するときは、スイッチ1
5,16,24,31,32の各々の設定を配列分離部
14から符号・復号化部17,18に接続されるよう
に、SWコントローラ37の制御によって行う。
【0066】ここでは、例えば先に1/2の縮小率で画
像圧縮データが記録保存してある場合を取り上げ、その
データから異なる縮小率の縮小画像圧縮データに変換す
る実施例を説明する。はじめに、先の縮小率よりさらに
縮小した、例えば1/4の縮小率の画像を作成する場合
を説明する。これを、ここでは小配列化と呼んでいる。
【0067】先ず、変更したい縮小率値n,kまたはm
をキーボード(図示していない)から入力することによ
り、コントローラ9からその値に応じたブロック配列数
値を配列分離部14,配列再構成部25に転送する。
【0068】次に、コントローラ9によって外部メモリ
19の中にある縮小率に応じたブロック配列数値と低次
データファイル部にある縮小画像圧縮データと、高次デ
ータファイルにある補完圧縮データが選択され読み出さ
れる。そのデータは、符号・復号化部17,18とに各
々転送され、そこで、各々復号化処理される。符号・復
号化部17からスイッチ15の端子2を経由して配列分
離部33に、図4(a)に示す低次データが転送され、
符号・復号化部18からスイッチ16の端子2を経由し
て配列再構成部34に、図4(b)に示す高次データが
転送される。配列分離部33では、図4(c1)に示す
配列4×4から配列2×2の新たな低次データと、図4
(c2)に示すその残りのデータに分離する。また、配
列再構成部34では、高次データ(b)と先のデータ
(c2)を組み合わせて、図4(d)に示す新たな高次
データを構成する。低次データ(c1)は、配列分離部
33からスイッチ31の端子2を経由してスイッチ15
の端子1に接続され、符号・復号化部17につながれ転
送される。そのデータは、符号・復号化部17で符号化
処理された後、外部メモリ19の低次データファイルに
新たな縮小画像圧縮データが記録保存される。一方の高
次データ(d)は、配列再構成部34からスイッチ32
の端子2を経由してスイッチ16の端子1に接続され、
符号・復号化部18につながれ転送される。
【0069】そのデータは、符号・復号化部18で符号
化処理された後、外部メモリ19の高次データファイル
に新たな補完圧縮データが記録保存される。また、新た
な縮小率の顔画像を表示するには、符号・復号化部17
に入力された新たな低次データを、低次用逆量子化部2
0の方に転送することで逆量子化以降、前述の手法と同
様に復元することで得られる。次に、先の縮小率より少
々大きめに縮小した、例えば2/3の縮小率の画像を作
成する場合を説明する。これを、ここでは大配列化と呼
んでいる。
【0070】先ずコントローラ9によって、外部メモリ
19の低次データファイル部にある縮小画像圧縮データ
と高次データファイルにある補完圧縮データが選択され
読み出される。そのデータは、符号・復号化部17,1
8とに各々転送され、そこで、各々復号化処理される。
符号・復号化部17からスイッチ15の端子2を経由し
て配列再構成部36に低次データ(a)が転送され、符
号・復号化部18からスイッチ16の端子2を経由し
て、配列分離部35に高次データ(b)が転送される。
【0071】図5にそのデータの配列を示している。配
列分離部35では、図5(b)に示す高次データから図
5(e1)に示す低次用データと、図5(e2)に示す
その残りのデータの新たな高次データに分離する。ま
た、配列再構成部36では、図5(a)の低次データと
図5(e1)の先のデータを組み合わせて、図5(f)
の新たな低次データを構成する。低次データ(f)は、
配列再構成部36からスイッチ31の端子3を経由して
スイッチ15の端子1に接続され、符号・復号化部17
につながれ転送される。そのデータは、符号・復号化1
7で符号化処理された後、外部メモリ19の低次データ
ファイルに新たな縮小画像圧縮データが記録保存され
る。一方の高次データ(e2)は、配列分離部35から
スイッチ32の端子3を経由してスイッチ16の端子1
に接続され、符号・復号化部18につながれ転送され
る。そのデータは、符号・復号化部18で符号化処理さ
れた後、外部メモリ19の高次データファイルに新たな
補完圧縮データが記録保存される。また、新たな縮小率
の顔画像を表示することは前述と同様なので動作説明は
省略する。この第2実施例の場合にも、通常の圧縮デー
タを扱うことができるように第1実施例と同様の構成を
とっている。前述と同様なので動作説明は省略する。こ
の第2実施例は第1実施例よりも少し複雑な構成となる
が、転送するデータ量は少ないため、処理速度が速く高
速化に結び付く効果がある。以上述べた本発明の画像情
報圧縮再生装置の実施例によれば以下のような効果が得
られる。 (1) 既に記録保存された予め定められた縮小画像サイズ
の圧縮データを、様々な縮小率の画像に自動的に変更で
きる。 (2) 縮小画像データにしているため、縮小画像を表示す
る度に縮小処理する必要がないので非常に高速な表示が
行なえる。
【0072】(3) このシステムで得られる画像データは
縮小圧縮画像データとその補完圧縮データを保存される
ので、一般的なシステムのように圧縮画像データの他に
縮小画像データを別に所持する保存と異なりメモリは従
来どおりの量で済む。
【0073】(4) 画像データの利用上では、このシステ
ムで撮影した画像を一般的なフォーマット圧縮画像デー
タにして他のシステムでの利用をすることができる。そ
れだけでなく、一般の圧縮画像データもこのシステムで
見ることができ、また、縮小画像にしてマルチ画像表示
して見ることができるので他のシステムで複数の画像を
並べて見れない場合にもこのシステムが有効な表示装置
となる。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、既にある縮小サイズで
縮小画像用に圧縮した画像データでも、任意の縮小サイ
ズの縮小画像圧縮データに変換して画像サイズを変えて
マルチ画像表示したり記録保存したり、また、標準的な
サイズで圧縮した一般的な圧縮画像データでも任意の縮
小サイズ用の圧縮画像データに変換してマルチ画像表示
したり記録保存できる画像情報圧縮再生装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像情報圧縮再生装置の第1の実
施例の概略構成を示すブロック図。
【図2】図1の配列分離部の機能を説明するための図。
【図3】本発明による画像情報圧縮再生装置の第2の実
施例の概略構成を示すブロック図。
【図4】図3の配列分離部2の機能を説明するための
図。
【図5】図3の配列再構成部3の機能を説明するための
図。
【図6】従来のビデオIDフォトシステムの第1の例の
概略構成を示すブロック図。
【図7】従来のビデオIDフォトシステムの第2の例の
概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…被写体、2…カラーTVカメラ、3…A/D変換
器、4…フレームメモリ、5…D/A変換器、6…出力
信号変換部、7…TVモニタ、8…ビデオプリンタ、9
…コントローラ、10…画像処理部、11…DCT処理
部、12…量子化部、13,15,16,24,31,
32…スイッチ、14,33,35…配列分離部、1
7,18,23…符号・復号化部、19…外部メモリ、
20…低次用逆量子化部、21…逆DCT処理部、22
…外部メモリ、25,34,36…配列再構成部、37
…スイッチコントローラ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力する画像の画像データを一時保持
    する画像メモリと、 この画像メモリ上の画像データを所定画素サイズのブロ
    ック単位で読出す手段と、 前記ブロック単位で読出された画像データを直交変換
    し、周波数成分別の変換係数データに変換する直交変換
    手段と、 この直交変換手段により変換されて得られたデータにつ
    いて量子化する量子化手段と、 前記量子化により得られた量子化データのうち直流ー直
    交変換係数と低次交流−直交変換係数値をn×nの第1
    データと残りの周波数成分の第2データとを分離抽出す
    る分離手段と、 前記分離抽出された前記第1データおよび第2データを
    それぞれ符号化する符号化手段と、 この符号化手段にて符号化された出力データのうち、上
    記直流成分を含む所定の低周波数成分のものを低次デー
    タとし、また、残りの周波数成分のものを高次データと
    してそれぞれ読み書き可能な保存手段と、 縮小画面の圧縮伸長時に前記保存手段の保存データのう
    ち、第1データおよび第2データをそれぞれ復号化処理
    する復号化手段と、 この復号化手段により復号化処理された前記第1および
    第2データを組み合わせて第3データとして再構成する
    再構成手段と、 この再構成手段の第3データを前記分離手段に入力して
    k×k(kはnとは異なる値)の第4データとその残り
    の高次交流ー直交変換係数値を第5データとする手段
    と、 前記復号化手段により復号化処理された前記第1,3,
    および4データを逆量子化する逆量子化手段と、 この逆量子化手段で逆量子化された第1,3,および4
    データを逆直交変換を行う逆直交変換手段と、 前記復元された画像データを前記画像メモリに書き込
    み、復元画像データ出力を得る制御手段と、 を具備した画像情報圧縮再生装置。
  2. 【請求項2】 入出力する画像の画像データを一時保持
    する画像メモリと、 この画像メモリ上の画像データを所定画素サイズのブロ
    ック単位で読出す手段と、 前記ブロック単位で読出された画像データを直交変換
    し、周波数成分別の変換係数データに変換する直交変換
    手段と、 この直交変換手段により変換されて得られたデータにつ
    いて量子化する量子化手段と、 前記量子化により得られた量子化データのうち直流ー直
    交変換係数と低次交流ー直交変換係数値をn×nの第1
    データと残りの周波数成分の第2データとを分離抽出す
    る第1の分離手段と、 前記分離抽出された前記第1データおよび第2データを
    それぞれ符号化する符号化手段と、 この符号化手段にて符号化された出力データのうち、上
    記直流成分を含む所定の低周波数成分のものを低次デー
    タとし、また、残りの周波数成分のものを高次データと
    してそれぞれ読み書き可能な保存手段と、 縮小画面の圧縮伸長時に前記保存手段の保存データのう
    ち、第1データおよび第2データをそれぞれ復号化処理
    する復号化手段と、 この復号化手段で復号化された第1データをさらに小配
    列にして第3データにする第2の分離手段と、 この第2の分離手段で分離された残りのデータと前記第
    2データを組み合せて第4データとする第2の再構成手
    段と、 前記第2データから第5データと第6データに分離する
    第3の分離手段と、 前記第2データと前記第5データとを再構成して前記第
    1データを大きな配列の第7データとする第3の再構成
    手段と、 前記復号化手段により復号化処理された前記第1,3,
    および7データを逆量子化する逆量子化手段と、 この逆量子化手段で逆量子化された第1,3,および7
    データを逆直交変換を行う逆直交変換手段と、 前記復元された画像データを前記画像メモリに書き込
    み、復元画像データ出力を得る制御手段と、 を具備した画像情報圧縮再生装置。
JP5068602A 1993-03-26 1993-03-26 画像情報圧縮再生装置 Withdrawn JPH06284298A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08335387A (ja) * 1995-06-08 1996-12-17 Olympus Optical Co Ltd 画像取り扱い装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08335387A (ja) * 1995-06-08 1996-12-17 Olympus Optical Co Ltd 画像取り扱い装置

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