JPH05143723A - 画像縮小方法およびマルチ画面生成方法 - Google Patents
画像縮小方法およびマルチ画面生成方法Info
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- JPH05143723A JPH05143723A JP3084800A JP8480091A JPH05143723A JP H05143723 A JPH05143723 A JP H05143723A JP 3084800 A JP3084800 A JP 3084800A JP 8480091 A JP8480091 A JP 8480091A JP H05143723 A JPH05143723 A JP H05143723A
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- GGCZERPQGJTIQP-UHFFFAOYSA-N sodium;9,10-dioxoanthracene-2-sulfonic acid Chemical compound [Na+].C1=CC=C2C(=O)C3=CC(S(=O)(=O)O)=CC=C3C(=O)C2=C1 GGCZERPQGJTIQP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Digital Computer Display Output (AREA)
- Studio Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】画像縮小およびマルチ画面生成を、簡易な構成
により高速処理可能とする。 【構成】デジタル画像信号を直交変換して記録媒体に記
録し、再生時、この直交変換データをブロック単位で読
み出し、逆直交変換した後、画素の間引き処理を施し、
画像を縮小してマルチ画面等を生成するに際し、この画
像縮小の比率に応じて、上記逆直交変換処理の次数を制
限することによって、逆直交変換処理に要する時間を大
幅に削減する。こうして縮小された複数の画像を同時に
一画面に映出してマルチ画面を得ている。また、画像縮
小の比率に応じて、記録媒体からブロック単位データを
縮小して読み出し、縮小読み出しされたブロック単位デ
ータ係数を逆直交変換し、得られたブロックデータを並
べて画像を生成することによって、逆直交変換処理に要
する時間の大幅な削減を可能としている。
により高速処理可能とする。 【構成】デジタル画像信号を直交変換して記録媒体に記
録し、再生時、この直交変換データをブロック単位で読
み出し、逆直交変換した後、画素の間引き処理を施し、
画像を縮小してマルチ画面等を生成するに際し、この画
像縮小の比率に応じて、上記逆直交変換処理の次数を制
限することによって、逆直交変換処理に要する時間を大
幅に削減する。こうして縮小された複数の画像を同時に
一画面に映出してマルチ画面を得ている。また、画像縮
小の比率に応じて、記録媒体からブロック単位データを
縮小して読み出し、縮小読み出しされたブロック単位デ
ータ係数を逆直交変換し、得られたブロックデータを並
べて画像を生成することによって、逆直交変換処理に要
する時間の大幅な削減を可能としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像縮小方法およびマ
ルチ画面生成方法に関し、特に高速処理および簡易化構
成を可能とする画像の縮小方法およびマルチ画面生成方
法に関する。
ルチ画面生成方法に関し、特に高速処理および簡易化構
成を可能とする画像の縮小方法およびマルチ画面生成方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】光学像を記録する記録媒体として銀塩フ
ィルムに代えて磁気ディスク、ICカード等の記録媒体
を用い、電気的処理を介して記録、読み出し再生するカ
メラが将来性を期待されている。この種カメラ等の画像
記録、再生処理においては、記録時、レンズ等の光学系
を通した被写体像(光学像)をCCD等の光電変換素子
により電気信号に変換して上記カード等の記録媒体に記
録させ、また被写体像を静止画として再生する時には記
録媒体から読み出した電気信号に基づいて被写体像を再
生している。この被写体像についての映像信号をデジタ
ル信号に変換して記録媒体に記録するためには、膨大な
データ量を記録しなければならず、多数枚の被写体像を
1枚の記録媒体に記録するには画像データを高効率に圧
縮する画像データ圧縮方法が必要である。画像データ圧
縮方法としては、通常、画像データを直交変換して可変
長符号化する処理が広く用いられている。
ィルムに代えて磁気ディスク、ICカード等の記録媒体
を用い、電気的処理を介して記録、読み出し再生するカ
メラが将来性を期待されている。この種カメラ等の画像
記録、再生処理においては、記録時、レンズ等の光学系
を通した被写体像(光学像)をCCD等の光電変換素子
により電気信号に変換して上記カード等の記録媒体に記
録させ、また被写体像を静止画として再生する時には記
録媒体から読み出した電気信号に基づいて被写体像を再
生している。この被写体像についての映像信号をデジタ
ル信号に変換して記録媒体に記録するためには、膨大な
データ量を記録しなければならず、多数枚の被写体像を
1枚の記録媒体に記録するには画像データを高効率に圧
縮する画像データ圧縮方法が必要である。画像データ圧
縮方法としては、通常、画像データを直交変換して可変
長符号化する処理が広く用いられている。
【0003】図5には、従来のスチルカメラにおける画
像信号の記録、再生処理部の構成例が示されている。操
作スイッチ12は、画像記録/再生等の装置動作を指定
するスイッチで、制御回路20を介してメモリ制御回路
4および切換スイッチ21を制御する。光学系およびC
CD等の光電変換部から得られた入力画像信号は、A/
Dコンバータ1でデジタル信号に変換され、フレームメ
モリ3に蓄積される。フレームメモリ3は、メモリ制御
回路4からの制御信号に基づいて書き込み/読み出しが
制御され、そこから読み出されたデジタル画像信号は、
直交/逆直交変換回路6(以下の説明では、離散コサイ
ン変換(DCT)回路およびその逆変換(IDCT)回
路を用い、DCT/IDCT回路として表わす)で直交
変換される。フレームメモリ3は、動作速度変換用とし
て用いられ、A/Dコンバータ1の動作速度とDCT/
IDCT回路6以降のデータ処理速度の不一致に対応す
るものである。
像信号の記録、再生処理部の構成例が示されている。操
作スイッチ12は、画像記録/再生等の装置動作を指定
するスイッチで、制御回路20を介してメモリ制御回路
4および切換スイッチ21を制御する。光学系およびC
CD等の光電変換部から得られた入力画像信号は、A/
Dコンバータ1でデジタル信号に変換され、フレームメ
モリ3に蓄積される。フレームメモリ3は、メモリ制御
回路4からの制御信号に基づいて書き込み/読み出しが
制御され、そこから読み出されたデジタル画像信号は、
直交/逆直交変換回路6(以下の説明では、離散コサイ
ン変換(DCT)回路およびその逆変換(IDCT)回
路を用い、DCT/IDCT回路として表わす)で直交
変換される。フレームメモリ3は、動作速度変換用とし
て用いられ、A/Dコンバータ1の動作速度とDCT/
IDCT回路6以降のデータ処理速度の不一致に対応す
るものである。
【0004】さて、画像データ圧縮化は、画面画像を複
数個のブロックに分割して、各分割ブロック毎に直交変
換処理を施すことにより行われる。すなわち、図6
(A)のXに示すように、A/Dコンバータ1から出力
される画像信号は、1画面を構成する各画素信号とし
て、1水平期間分(図の垂直方向の行番号1に対応)の
画素信号(例えば720個)に引き続いて、次の水平期
間分(図の垂直方向の行番号2に対応)の画素信号が、
更に垂直方向番号3の水平期間分の画素信号が、…、以
下同様に垂直方向の最終画素数(例えば576個)の水
平期間分の画素信号が出力される。また、1画面の複数
ブロックへの分割は、フレームメモリ3から、図6
(A)に示す576×720のマトリクス状の画素信号
から所定数の行と列から成るマトリクスの画素信号を、
Yに示すように、読み出して行われる。本例では、1ブ
ロックを水平方向画素数8×垂直方向画素数8とし、図
6(B)のようなブロックデータ(水平方向を0〜7、
垂直方向を0〜7で指定)として読み出す。こうして読
み出されたブロックデータは、DCT/IDCT回路6
で直交変換され、同図(C)のように対応マトリクス位
置データ(係数データ)として得られる。量子化回路7
は、図6(C)のマトリクス位置データの各位置対応デ
ータを予め設定されている量子化マトリクスに従って所
定の態様で量子化して、図6(D)に示すような同様な
マトリクス位置データとして生成する。符号化/復号化
回路8は、量子化回路7で量子化されたデータを周知の
種々態様で符号化して符号語を得てメモリカードや磁気
ディスク等の記録媒体への記録をする記録再生系部13
に供給する。
数個のブロックに分割して、各分割ブロック毎に直交変
換処理を施すことにより行われる。すなわち、図6
(A)のXに示すように、A/Dコンバータ1から出力
される画像信号は、1画面を構成する各画素信号とし
て、1水平期間分(図の垂直方向の行番号1に対応)の
画素信号(例えば720個)に引き続いて、次の水平期
間分(図の垂直方向の行番号2に対応)の画素信号が、
更に垂直方向番号3の水平期間分の画素信号が、…、以
下同様に垂直方向の最終画素数(例えば576個)の水
平期間分の画素信号が出力される。また、1画面の複数
ブロックへの分割は、フレームメモリ3から、図6
(A)に示す576×720のマトリクス状の画素信号
から所定数の行と列から成るマトリクスの画素信号を、
Yに示すように、読み出して行われる。本例では、1ブ
ロックを水平方向画素数8×垂直方向画素数8とし、図
6(B)のようなブロックデータ(水平方向を0〜7、
垂直方向を0〜7で指定)として読み出す。こうして読
み出されたブロックデータは、DCT/IDCT回路6
で直交変換され、同図(C)のように対応マトリクス位
置データ(係数データ)として得られる。量子化回路7
は、図6(C)のマトリクス位置データの各位置対応デ
ータを予め設定されている量子化マトリクスに従って所
定の態様で量子化して、図6(D)に示すような同様な
マトリクス位置データとして生成する。符号化/復号化
回路8は、量子化回路7で量子化されたデータを周知の
種々態様で符号化して符号語を得てメモリカードや磁気
ディスク等の記録媒体への記録をする記録再生系部13
に供給する。
【0005】通常の画像再生時には、記録媒体から読み
出した信号が、符号化/復号化回路8により復号され、
量子化/逆量子化回路7で逆量子化された後、DCT/
IDCT回路6で逆直交変換され、切換スイッチ21の
入力端子21aとフレームメモリ23に供給される。こ
のとき、切換スイッチ21は、入力端子21aへの入力
信号をフレームメモリ3に供給している。ここで、DC
T/IDCT回路6からは、図6(B)のような画素対
応データ信号が出力されている。通常の1枚の画面を生
成するためには、メモリ制御回路4からのアドレス信号
によりフレームメモリ3から図6(A)のXに示すよう
な順番の画素信号集合を読み出す。フレームメモリ3か
らの信号は、D/Aコンバータ2でアナログ信号に変換
されて画像信号としてモニター系に送出される。他のブ
ロックについても同様に画素信号が生成されて、最終的
に図6(A)のXに示すようなシーケンスの一画像信号
がモニター系に送出されることになる。
出した信号が、符号化/復号化回路8により復号され、
量子化/逆量子化回路7で逆量子化された後、DCT/
IDCT回路6で逆直交変換され、切換スイッチ21の
入力端子21aとフレームメモリ23に供給される。こ
のとき、切換スイッチ21は、入力端子21aへの入力
信号をフレームメモリ3に供給している。ここで、DC
T/IDCT回路6からは、図6(B)のような画素対
応データ信号が出力されている。通常の1枚の画面を生
成するためには、メモリ制御回路4からのアドレス信号
によりフレームメモリ3から図6(A)のXに示すよう
な順番の画素信号集合を読み出す。フレームメモリ3か
らの信号は、D/Aコンバータ2でアナログ信号に変換
されて画像信号としてモニター系に送出される。他のブ
ロックについても同様に画素信号が生成されて、最終的
に図6(A)のXに示すようなシーケンスの一画像信号
がモニター系に送出されることになる。
【0006】ところで、記録媒体に記録されている複数
の映像を検索して所望の1枚の画像を選択する場合、従
来、複数の画像画面を表示部に同時に(一挙に)映出し
ている。この同時映出のためには、各画面を縮小、画像
画素の間引き処理によって画像の縮小を行って同時映出
させるマルチ画面を生成する。図5において、マルチ画
面生成時、切換スイッチ21は、入力端子21bの入力
信号をフレームメモリ3に供給するように選択、設定さ
れ、DCT/IDCT回路6からの逆直交変換されたデ
ータがフレームメモリ23に格納される。フレームメモ
リ23からの読み出しは、メモリ制御回路24からのア
ドレス信号に基づいて行われ、画面縮小比率に応じてマ
トリクス状画素を所定間隔で読み出す(間引く)。この
ような間引き読み出しを1画像全体を構成する全体ブロ
ックに対して行う。こうして、フレームメモリ23から
読み出された画像信号は、低域フィルタ構成の水平・垂
直フィルタ22に入力され、画像信号の水平および垂直
方向それぞれに対して高域制限処理が施され、いわゆる
折り返し歪みが除去されて、切換スイッチ21を介して
フレームメモリ3に記憶される。
の映像を検索して所望の1枚の画像を選択する場合、従
来、複数の画像画面を表示部に同時に(一挙に)映出し
ている。この同時映出のためには、各画面を縮小、画像
画素の間引き処理によって画像の縮小を行って同時映出
させるマルチ画面を生成する。図5において、マルチ画
面生成時、切換スイッチ21は、入力端子21bの入力
信号をフレームメモリ3に供給するように選択、設定さ
れ、DCT/IDCT回路6からの逆直交変換されたデ
ータがフレームメモリ23に格納される。フレームメモ
リ23からの読み出しは、メモリ制御回路24からのア
ドレス信号に基づいて行われ、画面縮小比率に応じてマ
トリクス状画素を所定間隔で読み出す(間引く)。この
ような間引き読み出しを1画像全体を構成する全体ブロ
ックに対して行う。こうして、フレームメモリ23から
読み出された画像信号は、低域フィルタ構成の水平・垂
直フィルタ22に入力され、画像信号の水平および垂直
方向それぞれに対して高域制限処理が施され、いわゆる
折り返し歪みが除去されて、切換スイッチ21を介して
フレームメモリ3に記憶される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにマルチ画
面生成のための従来の画像の縮小方法では、記録媒体か
ら読み出した直交変換データを逆直交変換処理して得ら
れる画素信号をフレームメモリに記録し、画像縮小比率
に応じた間引き処理を施し、間引き処理に伴って生ずる
折り返し歪みを水平・垂直フィルタで除去している。し
かしながら、かかる従来の画像縮小方法では、記録媒体
からのデータ読み出し、復号化処理そして逆量子化処理
後のDCT/IDCT回路6による逆直交変換処理が、
1画像を構成するすべての画素信号についてそれぞれ行
われ、更に間引き処理が施されているので、マルチ画面
を表示するまでの処理時間が長くなる。特に、逆直交変
換(本例では逆離散コサイン変換)処理が複雑なので、
マルチ画面生成に時間がかかってしまい、実用性に欠け
るという問題がある。また、画素信号の間引き処理のた
めには、フレームメモリを要するだけでなく、間引き処
理の際に生ずる折り返し歪みを水平・垂直フィルタで帯
域制限して除去する必要がある。したがって、間引き処
理用に別個のフレームメモリを用意しなければならず、
コストや装置規模面での問題も生ずる。上記問題点は、
画像縮小化処理をコンピュータのソフトウェアによって
行う場合でも同様であり、逆直交変換処理時間の問題
や、間引き処理用の一時記録領域が必要であるため、主
記録装置のメモリ領域を圧迫してしまいソフトウェア処
理の実行を疎外することにもつながる。
面生成のための従来の画像の縮小方法では、記録媒体か
ら読み出した直交変換データを逆直交変換処理して得ら
れる画素信号をフレームメモリに記録し、画像縮小比率
に応じた間引き処理を施し、間引き処理に伴って生ずる
折り返し歪みを水平・垂直フィルタで除去している。し
かしながら、かかる従来の画像縮小方法では、記録媒体
からのデータ読み出し、復号化処理そして逆量子化処理
後のDCT/IDCT回路6による逆直交変換処理が、
1画像を構成するすべての画素信号についてそれぞれ行
われ、更に間引き処理が施されているので、マルチ画面
を表示するまでの処理時間が長くなる。特に、逆直交変
換(本例では逆離散コサイン変換)処理が複雑なので、
マルチ画面生成に時間がかかってしまい、実用性に欠け
るという問題がある。また、画素信号の間引き処理のた
めには、フレームメモリを要するだけでなく、間引き処
理の際に生ずる折り返し歪みを水平・垂直フィルタで帯
域制限して除去する必要がある。したがって、間引き処
理用に別個のフレームメモリを用意しなければならず、
コストや装置規模面での問題も生ずる。上記問題点は、
画像縮小化処理をコンピュータのソフトウェアによって
行う場合でも同様であり、逆直交変換処理時間の問題
や、間引き処理用の一時記録領域が必要であるため、主
記録装置のメモリ領域を圧迫してしまいソフトウェア処
理の実行を疎外することにもつながる。
【0008】そこで、本発明の目的は、高速な処理が可
能な画像縮小方法を提供することにある。本発明の他の
目的は、高速でマルチ画面を生成できるマルチ画面生成
方法を提供することにある。
能な画像縮小方法を提供することにある。本発明の他の
目的は、高速でマルチ画面を生成できるマルチ画面生成
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明の一態様によれば、直交変換されたデジタル
画像信号を予め定めたブロック単位で読み出し、逆直交
変換した後、画素の間引き処理を施すことにより画像を
縮小する画像縮小方法において、前記画像縮小の比率に
応じて予め定めた次数までの係数に対してのみ前記逆直
交変換処理を施す画像縮小方法が得られる。また、前記
予め定めた次数よりも高次の係数は零に設定し、前記画
素の間引き処理を施すこすこともできる。更に、前記縮
小された複数の画像を組み合わせて1つの画像として生
成するマルチ画面の生成方法が得られる。本発明の他の
態様によれば、直交変換されたデジタル画像信号を予め
定めたブロック単位で読み出し、逆直交変換した後、画
素の間引き処理を施すことにより画像を縮小する画像縮
小方法において、前記画像縮小の比率に応じて、前記読
み出された予め定めたブロック単位を、縮小して読みだ
し、縮小読み出しされたブロック単位の係数を逆直交変
換し、得られたブロックデータを並べて画像を生成する
ことを特徴とする画像縮小方法が得られる。また、前記
生成された複数の画像を組み合わせて1つの画像として
表示するようにしたマルチ画面の生成方法が得られる。
め、本発明の一態様によれば、直交変換されたデジタル
画像信号を予め定めたブロック単位で読み出し、逆直交
変換した後、画素の間引き処理を施すことにより画像を
縮小する画像縮小方法において、前記画像縮小の比率に
応じて予め定めた次数までの係数に対してのみ前記逆直
交変換処理を施す画像縮小方法が得られる。また、前記
予め定めた次数よりも高次の係数は零に設定し、前記画
素の間引き処理を施すこすこともできる。更に、前記縮
小された複数の画像を組み合わせて1つの画像として生
成するマルチ画面の生成方法が得られる。本発明の他の
態様によれば、直交変換されたデジタル画像信号を予め
定めたブロック単位で読み出し、逆直交変換した後、画
素の間引き処理を施すことにより画像を縮小する画像縮
小方法において、前記画像縮小の比率に応じて、前記読
み出された予め定めたブロック単位を、縮小して読みだ
し、縮小読み出しされたブロック単位の係数を逆直交変
換し、得られたブロックデータを並べて画像を生成する
ことを特徴とする画像縮小方法が得られる。また、前記
生成された複数の画像を組み合わせて1つの画像として
表示するようにしたマルチ画面の生成方法が得られる。
【0010】
【作用】本発明では、デジタル画像信号を直交変換して
記録媒体に記録し、再生時、この直交変換データをブロ
ック単位で読み出し、逆直交変換した後、画素の間引き
処理を施し、画像を縮小してマルチ画面等を生成するに
際し、この画像縮小の比率に応じて、上記逆直交変換処
理を施す次数を制限することによって、逆直交変換処理
に要する時間を大幅に削減している。こうして縮小され
た複数の画像を同時に一画面に映出してマルチ画面を得
ている。また、画像縮小の比率に応じて、記録媒体から
ブロック単位データを縮小して読み出し、縮小読み出し
されたブロック単位データ係数を逆直交変換し、得られ
たブロックデータを並べて画像を生成することによっ
て、逆直交変換処理に要する時間の大幅な削減を可能と
している。
記録媒体に記録し、再生時、この直交変換データをブロ
ック単位で読み出し、逆直交変換した後、画素の間引き
処理を施し、画像を縮小してマルチ画面等を生成するに
際し、この画像縮小の比率に応じて、上記逆直交変換処
理を施す次数を制限することによって、逆直交変換処理
に要する時間を大幅に削減している。こうして縮小され
た複数の画像を同時に一画面に映出してマルチ画面を得
ている。また、画像縮小の比率に応じて、記録媒体から
ブロック単位データを縮小して読み出し、縮小読み出し
されたブロック単位データ係数を逆直交変換し、得られ
たブロックデータを並べて画像を生成することによっ
て、逆直交変換処理に要する時間の大幅な削減を可能と
している。
【0011】
【実施例】次に、本発明について図面を参照しながら説
明する。図1は本発明による画像縮小方法のスチルカメ
ラへの適用例の構成ブロック図である。図1において、
図5と同一符号が付与された構成要素は同様機能を有す
る構成要素を示している。切換スイッチ5は、入力端子
5a、5bおよび5cを有し、それぞれ、DCT/ID
CT回路6、IDCT回路9およびIDCT回路10の
出力にそれぞれ接続されており、操作スイッチ12から
の指示により、制御回路11から供給される制御信号に
基づいて、それらのうちいずれかの入力端子が選択、設
定される。DCT/IDCT回路6は、図6(B)のよ
うな8×8画素ブロックデータについて、直交変換およ
び逆直交変換処理を行う回路である。IDCT回路9
は、画像再生時に4×4画素ブロックデータについて、
逆直交変換処理を施し、画像サイズを縦横とも半分に変
換する回路であり、また、IDCT回路10は2×2画
素ブロックデータについて逆直交変換処理を施し、画像
サイズを4分の1に変換する回路である。
明する。図1は本発明による画像縮小方法のスチルカメ
ラへの適用例の構成ブロック図である。図1において、
図5と同一符号が付与された構成要素は同様機能を有す
る構成要素を示している。切換スイッチ5は、入力端子
5a、5bおよび5cを有し、それぞれ、DCT/ID
CT回路6、IDCT回路9およびIDCT回路10の
出力にそれぞれ接続されており、操作スイッチ12から
の指示により、制御回路11から供給される制御信号に
基づいて、それらのうちいずれかの入力端子が選択、設
定される。DCT/IDCT回路6は、図6(B)のよ
うな8×8画素ブロックデータについて、直交変換およ
び逆直交変換処理を行う回路である。IDCT回路9
は、画像再生時に4×4画素ブロックデータについて、
逆直交変換処理を施し、画像サイズを縦横とも半分に変
換する回路であり、また、IDCT回路10は2×2画
素ブロックデータについて逆直交変換処理を施し、画像
サイズを4分の1に変換する回路である。
【0012】図1において、通常の画像再生時には、切
換スイッチ5は、入力端子5aを選択するように設定さ
れている。そして、記録/再生部13で記録媒体から読
み出した画像データ(符号語)は、符号化/復号化回路
8で復号化(解読)され、量子化/逆量子化回路7で逆
量子化された後、DCT/IDCT回路6により8×8
画素マトリクスブロックデータについての逆直交変換処
理が施される。こうして逆直交変換されたデータは、切
換スイッチ5の入力端子5aを介してフレームメモリ3
に記録される。同様にして、他の各ブロックデータにつ
いての逆直交変換されたデータが、フレームメモリ3に
記録され、フレームメモリ3からはメモリ制御回路4か
らのアドレス信号に基づいて1画面を構成するデジタル
画像信号が読み出され、D/Aコンバータ2に供給され
る。D/Aコンバータ2では、フレームメモリ3からの
デジタル信号がアナログ信号に変換され、変換された信
号がディスプレイ等のモニター系に映像信号として供給
される。
換スイッチ5は、入力端子5aを選択するように設定さ
れている。そして、記録/再生部13で記録媒体から読
み出した画像データ(符号語)は、符号化/復号化回路
8で復号化(解読)され、量子化/逆量子化回路7で逆
量子化された後、DCT/IDCT回路6により8×8
画素マトリクスブロックデータについての逆直交変換処
理が施される。こうして逆直交変換されたデータは、切
換スイッチ5の入力端子5aを介してフレームメモリ3
に記録される。同様にして、他の各ブロックデータにつ
いての逆直交変換されたデータが、フレームメモリ3に
記録され、フレームメモリ3からはメモリ制御回路4か
らのアドレス信号に基づいて1画面を構成するデジタル
画像信号が読み出され、D/Aコンバータ2に供給され
る。D/Aコンバータ2では、フレームメモリ3からの
デジタル信号がアナログ信号に変換され、変換された信
号がディスプレイ等のモニター系に映像信号として供給
される。
【0013】一方、マルチ画面を生成するための画像縮
小時には、切換スイッチ5は入力端子5bまたは5cが
選択、設定される。画像サイズを半分にする場合には切
換スイッチ5は入力端子5bへの入力信号をフレームメ
モリ3に供給するように設定されている。したがって、
量子化/逆量子化回路7で逆量子化されたデータは、I
DCT回路9で、4×4ブロックデータについて逆直交
変換処理が施され、切換スイッチ5bを介してフレーム
メモリ3に記録される。フレームメモリ3からは、メモ
リ制御回路4からのアドレス信号に基づいてデジタル画
像データがD/A変換器2に出力され、アナログ信号に
変換されてモニター系に供給される。また、画像サイズ
を4分の1にする場合には、切換スイッチ5は、入力端
子5cが選択、設定されており、IDCT回路10で2
×2ブロックデータについて逆直交変換処理されたデー
タが入力端子5cを介してフレームメモリ3に記録さ
れ、フレームメモリ3からの読み出しデータがD/Aコ
ンバータ2でアナログ信号に変換されてモニター系に供
給される
小時には、切換スイッチ5は入力端子5bまたは5cが
選択、設定される。画像サイズを半分にする場合には切
換スイッチ5は入力端子5bへの入力信号をフレームメ
モリ3に供給するように設定されている。したがって、
量子化/逆量子化回路7で逆量子化されたデータは、I
DCT回路9で、4×4ブロックデータについて逆直交
変換処理が施され、切換スイッチ5bを介してフレーム
メモリ3に記録される。フレームメモリ3からは、メモ
リ制御回路4からのアドレス信号に基づいてデジタル画
像データがD/A変換器2に出力され、アナログ信号に
変換されてモニター系に供給される。また、画像サイズ
を4分の1にする場合には、切換スイッチ5は、入力端
子5cが選択、設定されており、IDCT回路10で2
×2ブロックデータについて逆直交変換処理されたデー
タが入力端子5cを介してフレームメモリ3に記録さ
れ、フレームメモリ3からの読み出しデータがD/Aコ
ンバータ2でアナログ信号に変換されてモニター系に供
給される
【0014】さて、本発明では、以上のように、画像サ
イズ縮小率に応じてIDCT回路を選択しているが、逆
直交変換処理時間を大幅に短縮するために、次のように
画像サイズ縮小率に対応して逆直交変換処理の次数を制
限している。すなわち、逆直交変換方法としては、本実
施例では2次元DCTを用いているが、量子化/逆量子
化回路7で逆量子化されて得られるデータF(u,v)
を逆変換して得られるデータf(j,k)は次数Nにお
いて、(数1)と(数2)で表される。
イズ縮小率に応じてIDCT回路を選択しているが、逆
直交変換処理時間を大幅に短縮するために、次のように
画像サイズ縮小率に対応して逆直交変換処理の次数を制
限している。すなわち、逆直交変換方法としては、本実
施例では2次元DCTを用いているが、量子化/逆量子
化回路7で逆量子化されて得られるデータF(u,v)
を逆変換して得られるデータf(j,k)は次数Nにお
いて、(数1)と(数2)で表される。
【数1】
【数2】 ここで、uとvは逆量子化されたブロックの垂直方向周
波数と水平方向周波数を示し、jとkは逆直交変換され
て得られる画素対応信号データのブロックの垂直方向お
よび水平方向番号を示している。DCTやアダマール変
換等のような直交変換を行うとき、ブロック内データの
低周波数成分はデータF(u,v)のなかの低次の係数
に、高周波数成分は高次の係数に変換される。また、一
般に画像信号の信号電力の大部分は低周波数側に集中し
ているので、F(u,v)のうちの低次の係数成分に集
中することになる。したがって、画像縮小比率が大きく
なればなるほど、高次の成分の再生画質に及ぼす影響は
小さくなるので(画素の間引きによって画像サイズを縮
小してしまうので)、画像縮小比率に応じて逆変換のた
めの(数1)の演算を一定次数までとすれば再生画質の
大幅な劣化を伴うことなく逆直交変換処理時間を短縮す
ることができる。すなわち、(数1)の逆直交変換処理
において、u,vを例えばN/2−1,N/4−1まで
の次数だけについて演算処理を行い、以後の高次の次数
についての逆直交変換演算処理時間を削減する。
波数と水平方向周波数を示し、jとkは逆直交変換され
て得られる画素対応信号データのブロックの垂直方向お
よび水平方向番号を示している。DCTやアダマール変
換等のような直交変換を行うとき、ブロック内データの
低周波数成分はデータF(u,v)のなかの低次の係数
に、高周波数成分は高次の係数に変換される。また、一
般に画像信号の信号電力の大部分は低周波数側に集中し
ているので、F(u,v)のうちの低次の係数成分に集
中することになる。したがって、画像縮小比率が大きく
なればなるほど、高次の成分の再生画質に及ぼす影響は
小さくなるので(画素の間引きによって画像サイズを縮
小してしまうので)、画像縮小比率に応じて逆変換のた
めの(数1)の演算を一定次数までとすれば再生画質の
大幅な劣化を伴うことなく逆直交変換処理時間を短縮す
ることができる。すなわち、(数1)の逆直交変換処理
において、u,vを例えばN/2−1,N/4−1まで
の次数だけについて演算処理を行い、以後の高次の次数
についての逆直交変換演算処理時間を削減する。
【0015】このようにして、本実施例では、特に、マ
ルチ画面を生成するときのように、画像サイズを縮小す
る場合に、逆直交変換処理演算を縮小比率に応じた係数
までについて行い、それより高次の係数についての演算
を打ち切ることによって処理時間を短縮している。図1
の例では、IDCT回路9と10は、それぞれ元のブロ
ックサイズの半分と4分1であるから、その縮小比率に
応じて逆直交変換処理演算により求めるべき係数の次数
が予め定められており、得られた逆直交変換されたデー
タが切換スイッチ5を介してフレームメモリ3に供給さ
れている。
ルチ画面を生成するときのように、画像サイズを縮小す
る場合に、逆直交変換処理演算を縮小比率に応じた係数
までについて行い、それより高次の係数についての演算
を打ち切ることによって処理時間を短縮している。図1
の例では、IDCT回路9と10は、それぞれ元のブロ
ックサイズの半分と4分1であるから、その縮小比率に
応じて逆直交変換処理演算により求めるべき係数の次数
が予め定められており、得られた逆直交変換されたデー
タが切換スイッチ5を介してフレームメモリ3に供給さ
れている。
【0016】また、以上のような逆直交変換処理演算に
よる高次係数についての演算打ち切りの際、例えば、元
のブロックサイズが縦横ともに8画素であるときに、こ
のブロックから低次の係数だけ抜き出し、抜き出した係
数だけで新しいブロックを生成して逆変換して画像サイ
ズを縮小することができる。図2において、元のブロッ
クサイズが縦横ともに8画素(u=0〜7、v=0〜
7)の量子化データ(C)を逆量子化して得られる直交
変換データ(B)から縦横2つの低次の係数だけを抜き
出し(D)、この抜き出した係数データF(u,v)
(u,v=0〜1)を逆直交変換処理して得られるサイ
ズの画像データ(E)をフレームメモリ3に供給する。
図2の(A)は、フレームメモリ3から読み出した画像
信号を示し、(F)はモニター系ディスプレイに表示さ
れる1画面上のマルチ画面の一部(4分の1に縮小され
た画面Aと画面B)を示している。
よる高次係数についての演算打ち切りの際、例えば、元
のブロックサイズが縦横ともに8画素であるときに、こ
のブロックから低次の係数だけ抜き出し、抜き出した係
数だけで新しいブロックを生成して逆変換して画像サイ
ズを縮小することができる。図2において、元のブロッ
クサイズが縦横ともに8画素(u=0〜7、v=0〜
7)の量子化データ(C)を逆量子化して得られる直交
変換データ(B)から縦横2つの低次の係数だけを抜き
出し(D)、この抜き出した係数データF(u,v)
(u,v=0〜1)を逆直交変換処理して得られるサイ
ズの画像データ(E)をフレームメモリ3に供給する。
図2の(A)は、フレームメモリ3から読み出した画像
信号を示し、(F)はモニター系ディスプレイに表示さ
れる1画面上のマルチ画面の一部(4分の1に縮小され
た画面Aと画面B)を示している。
【0017】図3も図2と同様な図を示し、直交変換デ
ータ(B)から縦横2つの低次の係数だけを抽出し
(D)、抽出された係数データF(u,v)(u,v=
0,3)について逆直交変換して半分に縮小された画面
AとBをマルチ画面として生成する(E)。上述図2や
図3の低次係数の抜き出し処理は、IDCT回路9およ
び10のそれぞれの回路部内で行われる。
ータ(B)から縦横2つの低次の係数だけを抽出し
(D)、抽出された係数データF(u,v)(u,v=
0,3)について逆直交変換して半分に縮小された画面
AとBをマルチ画面として生成する(E)。上述図2や
図3の低次係数の抜き出し処理は、IDCT回路9およ
び10のそれぞれの回路部内で行われる。
【0018】図4には本発明の他の実施例の構成ブロッ
ク図が示されている。図1と同一符号が付与されている
要素は同様機能を有する構成要素である。本実施例で
は、操作スイッチ12により指定される画像縮小比率に
応じて定めた求めるべき次数を指定するIDCT次数設
定信号が制御回路11からDCT/IDCT回路12に
供給されている。この次数の設定は任意に可変でき、D
CT/IDCT回路12は、この次数設定信号により逆
直交変換処理により求めるべき次数が変更、設定され、
回路構成が簡略化される。
ク図が示されている。図1と同一符号が付与されている
要素は同様機能を有する構成要素である。本実施例で
は、操作スイッチ12により指定される画像縮小比率に
応じて定めた求めるべき次数を指定するIDCT次数設
定信号が制御回路11からDCT/IDCT回路12に
供給されている。この次数の設定は任意に可変でき、D
CT/IDCT回路12は、この次数設定信号により逆
直交変換処理により求めるべき次数が変更、設定され、
回路構成が簡略化される。
【0019】上述本発明では、高次係数についての逆直
交変換処理を行っておらず、出力される信号も高域成分
を含んでいないため、従来方法のように水平、垂直フィ
ルタを設けなくとも低域成分阻止を除去することがで
き、構成が簡略化される。また、図5の画素間引きのた
めのフレームメモリ23やメモリ制御回路24が不要と
なるのでより一層の構成の簡略化も達成できる。更に、
以上のような画像符号化や画像サイズの縮小、マルチ画
面化処理をマイコンによるソフトウェアで行う場合で
も、水平・垂直フィルタやフレームメモリ処理が不要と
なるので、ソフトウェア実行に必要なメモリを節約でき
るだけでなく、演算時間の大幅な短縮が可能となる。、
尚、以上の実施例では、スチルカメラについての適用例
を説明したが、本発明はスチルカメラ以外の他の記録媒
体を用いた映像応用分野においても適用できることは勿
論である。
交変換処理を行っておらず、出力される信号も高域成分
を含んでいないため、従来方法のように水平、垂直フィ
ルタを設けなくとも低域成分阻止を除去することがで
き、構成が簡略化される。また、図5の画素間引きのた
めのフレームメモリ23やメモリ制御回路24が不要と
なるのでより一層の構成の簡略化も達成できる。更に、
以上のような画像符号化や画像サイズの縮小、マルチ画
面化処理をマイコンによるソフトウェアで行う場合で
も、水平・垂直フィルタやフレームメモリ処理が不要と
なるので、ソフトウェア実行に必要なメモリを節約でき
るだけでなく、演算時間の大幅な短縮が可能となる。、
尚、以上の実施例では、スチルカメラについての適用例
を説明したが、本発明はスチルカメラ以外の他の記録媒
体を用いた映像応用分野においても適用できることは勿
論である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像縮小比率に応じて逆直交変換して求める係数の次数
を設定しているので、逆直交変換処理時間が大幅に短縮
されるだけでなく、水平・垂直フィルタや余分なフレー
ムメモリなしで画素間引きに起因する折り返し歪みを低
減できるので構成が著しく簡略化される。したがって、
本発明を用いればマルチ画面を生成するための処理時間
が大幅に短縮され、スチルカメラ等の画像応用分野への
適用に顕著な効果を奏する。
画像縮小比率に応じて逆直交変換して求める係数の次数
を設定しているので、逆直交変換処理時間が大幅に短縮
されるだけでなく、水平・垂直フィルタや余分なフレー
ムメモリなしで画素間引きに起因する折り返し歪みを低
減できるので構成が著しく簡略化される。したがって、
本発明を用いればマルチ画面を生成するための処理時間
が大幅に短縮され、スチルカメラ等の画像応用分野への
適用に顕著な効果を奏する。
【図1】本発明による画像縮小方法の一実施例を示す構
成ブロック図である。
成ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における直交変換処理を介す
るマルチ画面生成のデータ状態を示す図である。
るマルチ画面生成のデータ状態を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例における直交変換処理を介
するマルチ画面生成のデータ状態を示す図である。
するマルチ画面生成のデータ状態を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例による画像縮小方法の構成
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図5】従来のスチルカメラにおける画像縮小の一例を
示す構成図である。
示す構成図である。
【図6】図5に示す従来構成における動作を説明するた
めのデータの状態図である。
めのデータの状態図である。
1 A/Dコンバータ 2 D/Aコンバータ 3 フレームメモリ 4 メモリ制御回路 5,21 切換スイッチ 6,12 DCT/IDCT回路 7 量子化/逆量子化回路 8 符号化/復号化回路 9,10 IDCT回路 11,20 制御回路 12 操作スイッチ 13 記録/再生系部
Claims (5)
- 【請求項1】直交変換されたデジタル画像信号を予め定
めたブロック単位で読み出し、逆直交変換した後、画素
の間引き処理を施すことにより画像を縮小する画像縮小
方法において、 前記画像縮小の比率に応じて予め定めた次数までの係数
に対してのみ前記逆直交変換処理を施すことを特徴とす
る画像縮小方法。 - 【請求項2】前記予め定めた次数よりも高次の係数は零
に設定して前記逆直交変換処理を施し、前記画素の間引
き処理を施すことを特徴とする請求項1に記載の画像縮
小方法。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の画像縮小方法に
より縮小された複数の画像を組み合わせて1つの画像と
して生成することを特徴とするマルチ画面生成方法。 - 【請求項4】直交変換されたデジタル画像信号を予め定
めたブロック単位で読み出し、逆直交変換した後、画素
の間引き処理を施すことにより画像を縮小する画像縮小
方法において、 前記画像縮小の比率に応じて、前記読み出された予め定
めたブロック単位を、縮小して読みだし、縮小読み出し
されたブロック単位の係数を逆直交変換し、得られたブ
ロックデータを並べて画像を生成することを特徴とする
画像縮小方法。 - 【請求項5】前記生成された複数の画像を組み合わせて
1つの画像として表示することを特徴とする請求項4に
記載の画像縮小方法によるマルチ画面生成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3084800A JPH05143723A (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 画像縮小方法およびマルチ画面生成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3084800A JPH05143723A (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 画像縮小方法およびマルチ画面生成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05143723A true JPH05143723A (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=13840785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3084800A Withdrawn JPH05143723A (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 画像縮小方法およびマルチ画面生成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05143723A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6237012B1 (en) | 1997-11-07 | 2001-05-22 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Orthogonal transform apparatus |
-
1991
- 1991-03-25 JP JP3084800A patent/JPH05143723A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6237012B1 (en) | 1997-11-07 | 2001-05-22 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Orthogonal transform apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |