JPH07160865A - 静止画再生装置 - Google Patents
静止画再生装置Info
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- JPH07160865A JPH07160865A JP34157593A JP34157593A JPH07160865A JP H07160865 A JPH07160865 A JP H07160865A JP 34157593 A JP34157593 A JP 34157593A JP 34157593 A JP34157593 A JP 34157593A JP H07160865 A JPH07160865 A JP H07160865A
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-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T3/00—Geometric image transformations in the plane of the image
- G06T3/40—Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
- G06T3/4084—Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting in the transform domain, e.g. fast Fourier transform [FFT] domain scaling
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 再生画像の所望領域を画像の拡大、縮小の処
理領域に指定し、かつ、縮小の場合にサブサンプリング
による折り返し歪みが生じるのを防止すること。 【構成】 マウス(またはキーボード)40からの指定
に基づいて処理領域と拡大、縮小用の処理モードデ−タ
をキー信号フレームメモリ36に記憶する記憶手段と、
画像記録媒体12から読み出した圧縮画像の伸長時に、
逆量子化処理で得られた8行8列のDCT係数を記憶す
るDCT係数メモリ46と、キー信号フレームメモリ3
6の処理領域の各単位ブロック(8×8画素)につい
て、処理モードデ−タに基づいてDCT係数の高域成分
についての0補間または切捨をすることによって、DC
T係数メモリ46の8行8列のDCT係数をM行N列
(M、Nは正の整数)のDCT係数に変換するDCT係
数変換手段とを具備し、このM行N列のDCT係数を逆
離散コサイン変換(IDCT)して画像伸長する。
理領域に指定し、かつ、縮小の場合にサブサンプリング
による折り返し歪みが生じるのを防止すること。 【構成】 マウス(またはキーボード)40からの指定
に基づいて処理領域と拡大、縮小用の処理モードデ−タ
をキー信号フレームメモリ36に記憶する記憶手段と、
画像記録媒体12から読み出した圧縮画像の伸長時に、
逆量子化処理で得られた8行8列のDCT係数を記憶す
るDCT係数メモリ46と、キー信号フレームメモリ3
6の処理領域の各単位ブロック(8×8画素)につい
て、処理モードデ−タに基づいてDCT係数の高域成分
についての0補間または切捨をすることによって、DC
T係数メモリ46の8行8列のDCT係数をM行N列
(M、Nは正の整数)のDCT係数に変換するDCT係
数変換手段とを具備し、このM行N列のDCT係数を逆
離散コサイン変換(IDCT)して画像伸長する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、展示型ハイビジョン静
止画ファイルシステムなどに用いられる静止画再生装置
(例えばハイビジョンを利用した静止画再生装置)に関
するものである。
止画ファイルシステムなどに用いられる静止画再生装置
(例えばハイビジョンを利用した静止画再生装置)に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の静止画再生装置は、例え
ば図7に示すように構成されていた。すなわち、MPU
(マイクロプロセッサユニット)10からの指令に基づ
いて、画像記録媒体(MO、CD−ROMなど)12か
ら圧縮画像デ−タが読み出され、JPEG伸長デコーダ
(例えば画像伸長処理プロセッサ)14によって画像伸
長される。この画像伸長された画像デ−タは、画像フレ
ームメモリ16に書き込まれるとともに、ディスプレイ
制御回路18を介してディスプレイ(例えばCRTディ
スプレイ)20に送られ、対応した画像が表示される。
ば図7に示すように構成されていた。すなわち、MPU
(マイクロプロセッサユニット)10からの指令に基づ
いて、画像記録媒体(MO、CD−ROMなど)12か
ら圧縮画像デ−タが読み出され、JPEG伸長デコーダ
(例えば画像伸長処理プロセッサ)14によって画像伸
長される。この画像伸長された画像デ−タは、画像フレ
ームメモリ16に書き込まれるとともに、ディスプレイ
制御回路18を介してディスプレイ(例えばCRTディ
スプレイ)20に送られ、対応した画像が表示される。
【0003】一般的に、画像記録媒体12への画像圧縮
は、図8の(a)に示すようなJPEG圧縮工程で行な
われ、図7の装置による画像記録媒体12の圧縮画像デ
−タの画像伸長は、図8の(b)に示すようなJPEG
伸長工程で行なわれている。ここで、JPEGはJoi
nt Photographic ExpertsGr
oupの略称をさす。
は、図8の(a)に示すようなJPEG圧縮工程で行な
われ、図7の装置による画像記録媒体12の圧縮画像デ
−タの画像伸長は、図8の(b)に示すようなJPEG
伸長工程で行なわれている。ここで、JPEGはJoi
nt Photographic ExpertsGr
oupの略称をさす。
【0004】このJPEG圧縮工程は、図8の(a)に
示すように、イメージスキャナやテレビカメラで取り込
んだ画像信号をA/D変換して標本化し、カラー変換
(R、G、B信号から色差信号への変換、または逆の変
換)し、単位ブロック(8×8画素)毎に2次元離散コ
サイン変換(DCT(Discrete Cosine
Transform))を行なってDCT係数を求め
る。
示すように、イメージスキャナやテレビカメラで取り込
んだ画像信号をA/D変換して標本化し、カラー変換
(R、G、B信号から色差信号への変換、または逆の変
換)し、単位ブロック(8×8画素)毎に2次元離散コ
サイン変換(DCT(Discrete Cosine
Transform))を行なってDCT係数を求め
る。
【0005】ついで、量子化マトリックスを用いてDC
T係数を線形量子化する。ついで、DC成分については
左隣のブロックのDC成分との差を量子化(一次元予
測、DPCM)し、AC成分についてはジグザグ走査し
て1次元に並べなおし、両者をハフマン符号化してから
多重化することによって圧縮画像デ−タとし、この圧縮
画像デ−タを画像記録媒体12に記録する。
T係数を線形量子化する。ついで、DC成分については
左隣のブロックのDC成分との差を量子化(一次元予
測、DPCM)し、AC成分についてはジグザグ走査し
て1次元に並べなおし、両者をハフマン符号化してから
多重化することによって圧縮画像デ−タとし、この圧縮
画像デ−タを画像記録媒体12に記録する。
【0006】また、JPEG伸長工程は、図8の(b)
に示すように、画像記録媒体12から読み出し、逆ハフ
マン符号化工程(省略)を経た後に逆量子化し、ついで
単位ブロック毎に逆2次元離散コサイン変換(IDCT
(Inverse Discrete Cosine
Transform))を行ない、逆カラー変換および
D/A変換して元の画像信号を得るようにしたものであ
る。
に示すように、画像記録媒体12から読み出し、逆ハフ
マン符号化工程(省略)を経た後に逆量子化し、ついで
単位ブロック毎に逆2次元離散コサイン変換(IDCT
(Inverse Discrete Cosine
Transform))を行ない、逆カラー変換および
D/A変換して元の画像信号を得るようにしたものであ
る。
【0007】なお、図8の(a)の2次元DCTの変換
式は、 F(u,v)={2C(u)・C(v)/√(N・M)}{Σj}{Σk}f(j,k)cos(j,u,N)cos(k,v,M)…(1) となり、図8の(b)の2次元IDCTの変換式(前記
(1)式の逆変換式)は、 f(j,k)={Σu}{Σv}{2C(u)・C(v)/√(N・M)}F(u,v)cos(j,u,N)cos(k,v,M)…(2) となる。
式は、 F(u,v)={2C(u)・C(v)/√(N・M)}{Σj}{Σk}f(j,k)cos(j,u,N)cos(k,v,M)…(1) となり、図8の(b)の2次元IDCTの変換式(前記
(1)式の逆変換式)は、 f(j,k)={Σu}{Σv}{2C(u)・C(v)/√(N・M)}F(u,v)cos(j,u,N)cos(k,v,M)…(2) となる。
【0008】前記(1)、(2)式において、F(u,v)はDCT
係数に相当し、f(j,k)は画像圧縮前の原画像信号に相当
し、N、Mは基本ブロックN×Mを示す整数であり、ω=0の
ときはC(ω)=1/√2、ω≠0(ω=1、2、…、N-1またはω=
1、2、…、M-1)のときはC(ω)=1である。また、上記
(1)、(2)式において、{Σj}はj=0からj=N-1まで加算す
ることを表わし、{Σk}はk=0からk=M-1まで加算するこ
とを表わし、{Σu}はu=0からu=N-1まで加算することを
表わし、{Σv}はv=0からv=M-1まで加算することを表わ
し、cos(j,u,N)はcos〔(2j+1)uπ/(2N)〕を表わし、cos
(k,v,M)はcos〔(2k+1)vπ/(2M)〕を表わす。
係数に相当し、f(j,k)は画像圧縮前の原画像信号に相当
し、N、Mは基本ブロックN×Mを示す整数であり、ω=0の
ときはC(ω)=1/√2、ω≠0(ω=1、2、…、N-1またはω=
1、2、…、M-1)のときはC(ω)=1である。また、上記
(1)、(2)式において、{Σj}はj=0からj=N-1まで加算す
ることを表わし、{Σk}はk=0からk=M-1まで加算するこ
とを表わし、{Σu}はu=0からu=N-1まで加算することを
表わし、{Σv}はv=0からv=M-1まで加算することを表わ
し、cos(j,u,N)はcos〔(2j+1)uπ/(2N)〕を表わし、cos
(k,v,M)はcos〔(2k+1)vπ/(2M)〕を表わす。
【0009】JPEG圧縮伸長方式の場合、N=M=8のブ
ロックが基本となるので、2次元DCTの変換式と2次
元IDCTの変換式は、前記(1)、(2)式でN=M=8とおい
た次式(3)と(4)で与えられる。 Fj(u,v)={C(u)・C(v)/4}{Σj}8{Σk}8f(j,k)cos(j,u,N)8cos(k,v,M)8…(3) f(j,k)={Σu}8{Σv}8{C(u)・C(v)/4}Fj(u,v)cos(j,u,N)8cos(k,v,M)8…(4)
ロックが基本となるので、2次元DCTの変換式と2次
元IDCTの変換式は、前記(1)、(2)式でN=M=8とおい
た次式(3)と(4)で与えられる。 Fj(u,v)={C(u)・C(v)/4}{Σj}8{Σk}8f(j,k)cos(j,u,N)8cos(k,v,M)8…(3) f(j,k)={Σu}8{Σv}8{C(u)・C(v)/4}Fj(u,v)cos(j,u,N)8cos(k,v,M)8…(4)
【0010】前記(3)、(4)式において、{Σj}8はj=0か
らj=7まで加算することを表わし、{Σk}8はk=0からk=7
まで加算することを表わし、{Σu}8はu=0からu=7まで加
算することを表わし、{Σv}8はv=0からv=7まで加算する
ことを表わし、cos(j,u,N)8はcos〔(2j+1)uπ/16)〕を
表わし、cos(k,v,M)8はcos〔(2k+1)vπ/16〕を表わす。
らj=7まで加算することを表わし、{Σk}8はk=0からk=7
まで加算することを表わし、{Σu}8はu=0からu=7まで加
算することを表わし、{Σv}8はv=0からv=7まで加算する
ことを表わし、cos(j,u,N)8はcos〔(2j+1)uπ/16)〕を
表わし、cos(k,v,M)8はcos〔(2k+1)vπ/16〕を表わす。
【0011】そして、従来の画像の拡大、縮小は、ウイ
ンドウ、長方形の内部を指定する方法であり、所望の処
理領域を指定する方法ではなかった。さらに、従来の画
像拡大の場合には隣接画素との補間で中間画素を作る方
法であり、画像縮小の場合は単純に画素を間引いて減少
させる方法であり、このような画像拡大と画像縮小の組
み合わせで任意の拡大、縮小を行なっていた。
ンドウ、長方形の内部を指定する方法であり、所望の処
理領域を指定する方法ではなかった。さらに、従来の画
像拡大の場合には隣接画素との補間で中間画素を作る方
法であり、画像縮小の場合は単純に画素を間引いて減少
させる方法であり、このような画像拡大と画像縮小の組
み合わせで任意の拡大、縮小を行なっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示したような従来の静止画再生装置では、ウインドウ、
長方形の内部を指定することによって処理領域を指定し
ていたので、表示画面の所望の領域を処理領域に指定で
きないという問題点があった。さらに、画像縮小の場合
は単純に画素を間引いていたので、サブサンプリングに
よる折り返し歪み(エイリアス)が生じるという問題点
があった。
示したような従来の静止画再生装置では、ウインドウ、
長方形の内部を指定することによって処理領域を指定し
ていたので、表示画面の所望の領域を処理領域に指定で
きないという問題点があった。さらに、画像縮小の場合
は単純に画素を間引いていたので、サブサンプリングに
よる折り返し歪み(エイリアス)が生じるという問題点
があった。
【0013】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
で、所望の領域を画像拡大、画像縮小のための処理領域
に指定することができるとともに、画像縮小の場合にサ
ブサンプリングによる折り返し歪みが生じるのを防止で
きる静止画再生装置を提供することを目的とするもので
ある。
で、所望の領域を画像拡大、画像縮小のための処理領域
に指定することができるとともに、画像縮小の場合にサ
ブサンプリングによる折り返し歪みが生じるのを防止で
きる静止画再生装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、8×8画素の
単位ブロック毎に画像信号を離散コサイン変換(DC
T)する工程を用いて画像圧縮された画像デ−タを画像
記録媒体から読み出し、単位ブロック毎の逆量子化処理
および逆離散コサイン変換で画像伸長することによって
対応した画像を再生表示する静止画再生装置において、
入力手段と、この入力手段からの指定に基づいて処理領
域を処理領域メモリに記憶する処理領域記憶手段と、前
記入力手段からの指定に基づいて拡大、縮小用の処理モ
ードデ−タを処理モードメモリに記憶する処理モード記
憶手段と、前記逆量子化処理で得られた8行8列のDC
T係数を記憶するためのDCT係数メモリと、前記処理
領域メモリの処理領域の各単位ブロックについて、前記
処理モードメモリの処理モードデ−タに基づいて前記D
CT係数メモリのDCT係数の高域成分についての補間
または切捨をすることによって、前記DCT係数メモリ
の8行8列のDCT係数をM行N列(M、Nは正の整
数)のDCT係数に変換するDCT係数変換手段とを具
備してなり、前記DCT係数メモリのM行N列のDCT
係数を逆離散コサイン変換して画像伸長するようにした
ことを特徴とするものである。
単位ブロック毎に画像信号を離散コサイン変換(DC
T)する工程を用いて画像圧縮された画像デ−タを画像
記録媒体から読み出し、単位ブロック毎の逆量子化処理
および逆離散コサイン変換で画像伸長することによって
対応した画像を再生表示する静止画再生装置において、
入力手段と、この入力手段からの指定に基づいて処理領
域を処理領域メモリに記憶する処理領域記憶手段と、前
記入力手段からの指定に基づいて拡大、縮小用の処理モ
ードデ−タを処理モードメモリに記憶する処理モード記
憶手段と、前記逆量子化処理で得られた8行8列のDC
T係数を記憶するためのDCT係数メモリと、前記処理
領域メモリの処理領域の各単位ブロックについて、前記
処理モードメモリの処理モードデ−タに基づいて前記D
CT係数メモリのDCT係数の高域成分についての補間
または切捨をすることによって、前記DCT係数メモリ
の8行8列のDCT係数をM行N列(M、Nは正の整
数)のDCT係数に変換するDCT係数変換手段とを具
備してなり、前記DCT係数メモリのM行N列のDCT
係数を逆離散コサイン変換して画像伸長するようにした
ことを特徴とするものである。
【0015】画像伸長時の画像拡大、画像縮小に伴う輝
度変化を補正するために、M行N列DCT係数の逆離散
コサイン変換で画像伸長した画像信号の輝度補正をする
輝度補正回路を設ける。
度変化を補正するために、M行N列DCT係数の逆離散
コサイン変換で画像伸長した画像信号の輝度補正をする
輝度補正回路を設ける。
【0016】処理領域の指定及び拡大、縮小のための処
理モードの指定を簡単にするために、処理領域メモリお
よび処理モードメモリをキー信号フレームメモリで構成
し、このキー信号フレームメモリに記憶する単位ブロッ
クについての処理モードデ−タを、画像の水平および垂
直方向を所定倍率で拡大、縮小、等倍にすることを表わ
す色(例えばR(赤)、B(青)、G(緑))表示用の
3ビット以上(例えば3ビットまたは4ビット以上)の
デ−タとする。
理モードの指定を簡単にするために、処理領域メモリお
よび処理モードメモリをキー信号フレームメモリで構成
し、このキー信号フレームメモリに記憶する単位ブロッ
クについての処理モードデ−タを、画像の水平および垂
直方向を所定倍率で拡大、縮小、等倍にすることを表わ
す色(例えばR(赤)、B(青)、G(緑))表示用の
3ビット以上(例えば3ビットまたは4ビット以上)の
デ−タとする。
【0017】
【作用】入力手段からの指定に基づいて拡大、縮小の処
理領域をブロック単位で指定すると、この処理領域が処
理領域メモリに記憶される。入力手段からの指定に基づ
いてブロック単位で拡大、縮小のための処理モード(例
えば水平・垂直方向の拡大処理モードや縮小処理モー
ド)を指定すると、対応した処理モードデ−タが処理モ
ードメモリに記憶される。
理領域をブロック単位で指定すると、この処理領域が処
理領域メモリに記憶される。入力手段からの指定に基づ
いてブロック単位で拡大、縮小のための処理モード(例
えば水平・垂直方向の拡大処理モードや縮小処理モー
ド)を指定すると、対応した処理モードデ−タが処理モ
ードメモリに記憶される。
【0018】ついで、DCT係数変換手段は、伸長対象
画像のうちの処理領域メモリに書き込まれた処理領域の
画像について、処理モードメモリの処理モードデ−タに
基づいて、DCT係数メモリのDCT係数の高域成分に
ついての補間(例えば0補間)または切捨をすることに
よって、8行8列のDCT係数をM行N列(例えば10
行10列または6行6列)のDCT係数に変換する。こ
のDCT係数メモリのM行N列のDCT係数を逆離散コ
サイン変換して画像伸長することによって、対応した画
像が再生表示される。すなわち、所望の指定領域の画像
を拡大、縮小した画像が再生表示される。
画像のうちの処理領域メモリに書き込まれた処理領域の
画像について、処理モードメモリの処理モードデ−タに
基づいて、DCT係数メモリのDCT係数の高域成分に
ついての補間(例えば0補間)または切捨をすることに
よって、8行8列のDCT係数をM行N列(例えば10
行10列または6行6列)のDCT係数に変換する。こ
のDCT係数メモリのM行N列のDCT係数を逆離散コ
サイン変換して画像伸長することによって、対応した画
像が再生表示される。すなわち、所望の指定領域の画像
を拡大、縮小した画像が再生表示される。
【0019】また、M行N列DCT係数の逆離散コサイ
ン変換で画像伸長した画像信号の輝度補正をする輝度補
正回路を設けるようにした場合には、画像伸長時の画像
拡大、画像縮小に伴う輝度変化を補正することができ
る。
ン変換で画像伸長した画像信号の輝度補正をする輝度補
正回路を設けるようにした場合には、画像伸長時の画像
拡大、画像縮小に伴う輝度変化を補正することができ
る。
【0020】また、処理領域メモリおよび処理モードメ
モリをキー信号フレームメモリで構成し、このキー信号
フレームメモリに記憶する処理モードデ−タを、処理領
域の処理モードが水平および垂直方向に対する一定倍率
(例えば1.25倍)の拡大であるか、一定倍率(例え
ば0.75倍)の縮小であるか、等倍であるかに対応し
た色(例えばR、B、G)で表示するための3ビット以
上ののデ−タとした場合には、処理領域の指定及び拡
大、縮小の処理モードの指定を簡単にすることができ
る。
モリをキー信号フレームメモリで構成し、このキー信号
フレームメモリに記憶する処理モードデ−タを、処理領
域の処理モードが水平および垂直方向に対する一定倍率
(例えば1.25倍)の拡大であるか、一定倍率(例え
ば0.75倍)の縮小であるか、等倍であるかに対応し
た色(例えばR、B、G)で表示するための3ビット以
上ののデ−タとした場合には、処理領域の指定及び拡
大、縮小の処理モードの指定を簡単にすることができ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明による静止画再生装置の一実施
例を図1を用いて説明する。図1において、図7と同一
部分は同一符号とする。図1において、30はMPU
(マイクロプロセッサユニット)で、このMPU30に
は、システムバス32を介して、ポインティングデバイ
スインタフェース34、処理領域メモリおよび処理モー
ドメモリとしてのキー信号フレームメモリ36、画像フ
レームメモリ(例えば3フレームからなる画像フレーム
メモリ)16、画像記録媒体12および伸長デコーダ3
8が結合している。
例を図1を用いて説明する。図1において、図7と同一
部分は同一符号とする。図1において、30はMPU
(マイクロプロセッサユニット)で、このMPU30に
は、システムバス32を介して、ポインティングデバイ
スインタフェース34、処理領域メモリおよび処理モー
ドメモリとしてのキー信号フレームメモリ36、画像フ
レームメモリ(例えば3フレームからなる画像フレーム
メモリ)16、画像記録媒体12および伸長デコーダ3
8が結合している。
【0022】前記画像記録媒体12は、FD(フレキシ
ブルディスク装置)、HD(ハードディスク装置)、M
O(光磁気ディスク装置)またはCD−ROMからなっ
ている。前記ポインティングデバイスインタフェース3
4には、入力手段(例えばポインティングデバイス)の
一例としてのマウス40が結合している。前記画像フレ
ームメモリ16の出力側には、ディスプレイ制御回路1
8を介してディスプレイ20が結合している。
ブルディスク装置)、HD(ハードディスク装置)、M
O(光磁気ディスク装置)またはCD−ROMからなっ
ている。前記ポインティングデバイスインタフェース3
4には、入力手段(例えばポインティングデバイス)の
一例としてのマウス40が結合している。前記画像フレ
ームメモリ16の出力側には、ディスプレイ制御回路1
8を介してディスプレイ20が結合している。
【0023】前記伸長デコーダ38は、JPEG伸長事
前処理をする逆量子化回路42と、前記キー信号フレー
ムメモリ36の記憶内容のうちの処理領域(位置デ−
タ)の一部を一時的に記憶するキー信号メモリ44と、
前記キー信号フレームメモリ36の記憶内容のうちの拡
大、縮小用の処理モードデ−タ(水平・垂直指定デ−タ
と拡大率・縮小率デ−タ)の一部である拡大率・縮小率
デ−タを一時的に記憶する拡大率・縮小率メモリ45
と、前記逆量子化回路42から出力する逆量子化デ−タ
(例えば8行8列のDCT係数)を記憶するためのDC
T係数メモリ46と、水平指定・垂直指定回路48と、
前記DCT係数メモリ46の出力側に順次結合された逆
離散コサイン変換回路(以下IDCT回路と記述する)
50、輝度補正回路51および逆カラー変換回路52と
を具備している。
前処理をする逆量子化回路42と、前記キー信号フレー
ムメモリ36の記憶内容のうちの処理領域(位置デ−
タ)の一部を一時的に記憶するキー信号メモリ44と、
前記キー信号フレームメモリ36の記憶内容のうちの拡
大、縮小用の処理モードデ−タ(水平・垂直指定デ−タ
と拡大率・縮小率デ−タ)の一部である拡大率・縮小率
デ−タを一時的に記憶する拡大率・縮小率メモリ45
と、前記逆量子化回路42から出力する逆量子化デ−タ
(例えば8行8列のDCT係数)を記憶するためのDC
T係数メモリ46と、水平指定・垂直指定回路48と、
前記DCT係数メモリ46の出力側に順次結合された逆
離散コサイン変換回路(以下IDCT回路と記述する)
50、輝度補正回路51および逆カラー変換回路52と
を具備している。
【0024】前記拡大、縮小用の処理モードデ−タのう
ちの水平・垂直指定デ−タは、例えば、処理モードが水
平方向だけの拡大または縮小なのか、垂直方向だけの拡
大または縮小なのか、または水平及び垂直方向の拡大ま
たは縮小なのかを表わすデ−タで、前記水平指定・垂直
指定回路48内のメモリ(図示省略)に記憶される。
ちの水平・垂直指定デ−タは、例えば、処理モードが水
平方向だけの拡大または縮小なのか、垂直方向だけの拡
大または縮小なのか、または水平及び垂直方向の拡大ま
たは縮小なのかを表わすデ−タで、前記水平指定・垂直
指定回路48内のメモリ(図示省略)に記憶される。
【0025】前記MPU30は、前記画像記録媒体12
から読み出した圧縮画像デ−タを前記伸長デコーダ38
でJPEG標準伸長せしめた後に画像フレームメモリ1
6に書き込むとともに、ディスプレイ制御回路18を介
してディスプレイ20で表示せしめる従来例と同様の機
能を具備する他に、つぎの(a)〜(c)に示すような
機能を具備している。
から読み出した圧縮画像デ−タを前記伸長デコーダ38
でJPEG標準伸長せしめた後に画像フレームメモリ1
6に書き込むとともに、ディスプレイ制御回路18を介
してディスプレイ20で表示せしめる従来例と同様の機
能を具備する他に、つぎの(a)〜(c)に示すような
機能を具備している。
【0026】(a)前記マウス40からの指定入力に基
づいて、前記キー信号フレームメモリ36の対応メモリ
領域に拡大、縮小を行なうための処理領域(位置デ−
タ)を記憶し、前記ディスプレイ20で表示する処理領
域記憶、表示機能。 (b)前記マウス40またはキーボード(図示省略)か
らの指定入力に基づいて、前記キー信号フレームメモリ
36の対応するメモリ領域に拡大、縮小用の処理モード
デ−タを記憶し、対応した色を前記ディスプレイ20で
表示する処理モード記憶、表示機能。
づいて、前記キー信号フレームメモリ36の対応メモリ
領域に拡大、縮小を行なうための処理領域(位置デ−
タ)を記憶し、前記ディスプレイ20で表示する処理領
域記憶、表示機能。 (b)前記マウス40またはキーボード(図示省略)か
らの指定入力に基づいて、前記キー信号フレームメモリ
36の対応するメモリ領域に拡大、縮小用の処理モード
デ−タを記憶し、対応した色を前記ディスプレイ20で
表示する処理モード記憶、表示機能。
【0027】前記(a)、(b)の機能は、さらに具体
的には、マウス40で表示画面上のアイコンを操作する
ことによって、またはキーボードを操作することによっ
て、処理位置と処理モードを指定すると、8×8画素
(ピクセル)を単位ブロックとした処理領域と処理モー
ドを表わす3ビット以上ののデ−タが前記キー信号フレ
ームメモリ36の対応するメモリ領域に書き込まれると
ともに、対応した色が表示中の原画像に重畳して表示さ
れる。
的には、マウス40で表示画面上のアイコンを操作する
ことによって、またはキーボードを操作することによっ
て、処理位置と処理モードを指定すると、8×8画素
(ピクセル)を単位ブロックとした処理領域と処理モー
ドを表わす3ビット以上ののデ−タが前記キー信号フレ
ームメモリ36の対応するメモリ領域に書き込まれると
ともに、対応した色が表示中の原画像に重畳して表示さ
れる。
【0028】例えば、処理モードが水平及び垂直方向に
対する一定倍率(例えば1.25倍)の画像拡大、一定
倍率(例えば0.75倍)の画像縮小、等倍の標準伸長
のときには、それぞれR(赤)、B(青)、G(緑)
が、原画像中の処理領域の対応したブロックに重畳して
表示されるとともに、対応した3ビット以上(例えば3
ビットまたは4ビット以上)のデ−タがキー信号フレー
ムメモリ36に書き込まれる。
対する一定倍率(例えば1.25倍)の画像拡大、一定
倍率(例えば0.75倍)の画像縮小、等倍の標準伸長
のときには、それぞれR(赤)、B(青)、G(緑)
が、原画像中の処理領域の対応したブロックに重畳して
表示されるとともに、対応した3ビット以上(例えば3
ビットまたは4ビット以上)のデ−タがキー信号フレー
ムメモリ36に書き込まれる。
【0029】(c)前記水平指定・垂直指定回路48と
協同して、前記DCT係数メモリ46の8行8列のDC
T係数をM行N列のDCT係数に変換するDCT係数変
換機能。すなわち、前記水平指定・垂直指定回路48内
のメモリには、前記マウス40またはキーボードからの
入力に基づいて、拡大、縮小用の処理モードデ−タのう
ちの水平・垂直指定デ−タが転送される。この転送され
た水平・垂直指定デ−タと前記拡大率・縮小率メモリ4
5の拡大率・縮小率デ−タの処理モードデ−タに基づい
て、前記DCT係数メモリ46の8行8列のDCT係数
をM行N列のDCT係数に変換する。
協同して、前記DCT係数メモリ46の8行8列のDC
T係数をM行N列のDCT係数に変換するDCT係数変
換機能。すなわち、前記水平指定・垂直指定回路48内
のメモリには、前記マウス40またはキーボードからの
入力に基づいて、拡大、縮小用の処理モードデ−タのう
ちの水平・垂直指定デ−タが転送される。この転送され
た水平・垂直指定デ−タと前記拡大率・縮小率メモリ4
5の拡大率・縮小率デ−タの処理モードデ−タに基づい
て、前記DCT係数メモリ46の8行8列のDCT係数
をM行N列のDCT係数に変換する。
【0030】さらに具体的には、処理モードが単位ブロ
ックを水平、垂直方向にN/8、M/8倍に拡大するモ
ードのときには、8行8列のDCT係数の水平、垂直方
向の高域成分(空間周波数の高い部分)の(N−8)
列、(M−8)行に0補間を行なってM行N列(M≧
8、N≧8)のDCT係数に変換し、処理モードが単位
ブロックを水平、垂直方向にN/8、M/8倍に縮小す
るときには、8行8列のDCT係数の水平、垂直方向の
高域成分(空間周波数の高い部分)の(N−8)列、
(M−8)行の切捨(削除)を行なってM行N列(M≦
8、N≦8)のDCT係数に変換する。
ックを水平、垂直方向にN/8、M/8倍に拡大するモ
ードのときには、8行8列のDCT係数の水平、垂直方
向の高域成分(空間周波数の高い部分)の(N−8)
列、(M−8)行に0補間を行なってM行N列(M≧
8、N≧8)のDCT係数に変換し、処理モードが単位
ブロックを水平、垂直方向にN/8、M/8倍に縮小す
るときには、8行8列のDCT係数の水平、垂直方向の
高域成分(空間周波数の高い部分)の(N−8)列、
(M−8)行の切捨(削除)を行なってM行N列(M≦
8、N≦8)のDCT係数に変換する。
【0031】つぎに、前記実施例の作用を図2〜図6を
併用して説明する。 (イ)まず従来例と同様にして、MPU30によって、
画像記録媒体12から圧縮画像デ−タが読み出され、画
像フレームメモリ16中の画像処理用の画像フレームメ
モリに書き込まれる。なお、画像記録媒体12には、予
め、JPEG方式によって画像圧縮された画像デ−タが
記録されている。このJPEG方式による画像圧縮は、
8×8画素の単位ブロック毎に画像信号を離散コサイン
変換(DCT)する工程を含むものである。
併用して説明する。 (イ)まず従来例と同様にして、MPU30によって、
画像記録媒体12から圧縮画像デ−タが読み出され、画
像フレームメモリ16中の画像処理用の画像フレームメ
モリに書き込まれる。なお、画像記録媒体12には、予
め、JPEG方式によって画像圧縮された画像デ−タが
記録されている。このJPEG方式による画像圧縮は、
8×8画素の単位ブロック毎に画像信号を離散コサイン
変換(DCT)する工程を含むものである。
【0032】(ロ)ついで、従来例と同様にして、MP
U30によって、画像フレームメモリ16から単位ブロ
ック毎に圧縮画像デ−タが読み出され、逆ハフマン符号
化された後に逆量子化回路42で逆量子化され、得られ
た8行8列のDCT係数がDCT係数メモリ46に記憶
される。
U30によって、画像フレームメモリ16から単位ブロ
ック毎に圧縮画像デ−タが読み出され、逆ハフマン符号
化された後に逆量子化回路42で逆量子化され、得られ
た8行8列のDCT係数がDCT係数メモリ46に記憶
される。
【0033】(ハ)ついで、本発明に特有の画像拡大や
画像縮小の処理を行なう対象領域以外の画像について
は、従来例と同様にして伸長デコーダ38で逆量子化、
2次元IDCTおよび逆カラー変換され、画像フレーム
メモリ16の画像表示用の画像フレームメモリに書き込
まれ、JPEG標準伸長処理された画像がディスプレイ
20で表示される。
画像縮小の処理を行なう対象領域以外の画像について
は、従来例と同様にして伸長デコーダ38で逆量子化、
2次元IDCTおよび逆カラー変換され、画像フレーム
メモリ16の画像表示用の画像フレームメモリに書き込
まれ、JPEG標準伸長処理された画像がディスプレイ
20で表示される。
【0034】(ニ)ついで、本発明に特有の画像拡大や
画像縮小を行なう処理対象画像の伸長処理について説明
する。まず始めに、画像拡大や画像縮小を行なう処理対
象画像の単位である8×8画素の単位ブロックについて
説明する。前記(3)式と(4)式は、JPEG標準圧縮伸長
方式の場合の2次元DCTの変換式とその逆変換式を表
わすもので、その2次元DCT係数に相当するFj(u,v)
(以下、説明の便宜上F(u,v)と表示する)は、図2に示
すような意味をもつ。
画像縮小を行なう処理対象画像の伸長処理について説明
する。まず始めに、画像拡大や画像縮小を行なう処理対
象画像の単位である8×8画素の単位ブロックについて
説明する。前記(3)式と(4)式は、JPEG標準圧縮伸長
方式の場合の2次元DCTの変換式とその逆変換式を表
わすもので、その2次元DCT係数に相当するFj(u,v)
(以下、説明の便宜上F(u,v)と表示する)は、図2に示
すような意味をもつ。
【0035】すなわち、8×8画素の画像信号について
2次元DCTを行なうことによって、8×8(64個)
のDCT係数であるF(u,v)が得られる。この図2におい
て、第1行目のF(0,0)、F(0,1)、…、F(0,7)は、水平方
向の空間周波数の低い方から高い方へ並んだ個々のDC
T係数を表わし、第1列目のF(0,0)、F(1,0)、…、F(7,
0)は、垂直方向の空間周波数の低い方から高い方へ並ん
だ個々のDCT係数を表わし、第2行目以降および第2
列目以降も同様である。このため、F(0,0)は直流成分を
表わしている。
2次元DCTを行なうことによって、8×8(64個)
のDCT係数であるF(u,v)が得られる。この図2におい
て、第1行目のF(0,0)、F(0,1)、…、F(0,7)は、水平方
向の空間周波数の低い方から高い方へ並んだ個々のDC
T係数を表わし、第1列目のF(0,0)、F(1,0)、…、F(7,
0)は、垂直方向の空間周波数の低い方から高い方へ並ん
だ個々のDCT係数を表わし、第2行目以降および第2
列目以降も同様である。このため、F(0,0)は直流成分を
表わしている。
【0036】(ホ)つぎに、画像伸長時における画像拡
大、画像縮小などを行なう処理領域の指定について説明
する。説明の便宜上、図3の(a)に示すように、ディ
スプレイ20の表示画像中の横一列に並んだ9個のブロ
ック、、、…、を処理対象画像とし、そのうち
のブロック、の水平・垂直方向を6/8倍に縮小
し、ブロック、の水平・垂直方向を8/8倍(等
倍)にし、ブロックの水平・垂直方向を10/8倍に
拡大して、同図の(b)に示すような特殊効果(立体
感)を与える画像を表示する画像処理をするものとす
る。なお、図3の(a)のブロック、、、…、
は、それぞれ8×8画素からなっている。
大、画像縮小などを行なう処理領域の指定について説明
する。説明の便宜上、図3の(a)に示すように、ディ
スプレイ20の表示画像中の横一列に並んだ9個のブロ
ック、、、…、を処理対象画像とし、そのうち
のブロック、の水平・垂直方向を6/8倍に縮小
し、ブロック、の水平・垂直方向を8/8倍(等
倍)にし、ブロックの水平・垂直方向を10/8倍に
拡大して、同図の(b)に示すような特殊効果(立体
感)を与える画像を表示する画像処理をするものとす
る。なお、図3の(a)のブロック、、、…、
は、それぞれ8×8画素からなっている。
【0037】まず、マウス40によってディスプレイ2
0の表示画像中の処理対象画像60を、単位ブロック
(8×8画素)62を単位として指定すると、処理領域
のデ−タ(位置デ−タ)がキー信号フレームメモリ36
の対応するメモリ領域に記憶されるとともに、図4に示
すような処理対象画像60がディスプレイ20で表示さ
れる。
0の表示画像中の処理対象画像60を、単位ブロック
(8×8画素)62を単位として指定すると、処理領域
のデ−タ(位置デ−タ)がキー信号フレームメモリ36
の対応するメモリ領域に記憶されるとともに、図4に示
すような処理対象画像60がディスプレイ20で表示さ
れる。
【0038】(ヘ)ついで、マウス40で表示画面上の
アイコンを操作する入力操作やキーボード(図示省略)
を用いる入力操作によって、処理対象画像60中のブロ
ック、、、、の画像についての処理モードデ
−タを入力すると、この処理モードデ−タがキー信号フ
レームメモリ36の対応するメモリ領域に記憶されると
ともに、ディスプレイ20によって図4に示すように、
ブロック、、、、の原画像に、処理モードデ
−タに対応したB(青)、G(緑)、R(赤)、G、B
が重畳して表示される。
アイコンを操作する入力操作やキーボード(図示省略)
を用いる入力操作によって、処理対象画像60中のブロ
ック、、、、の画像についての処理モードデ
−タを入力すると、この処理モードデ−タがキー信号フ
レームメモリ36の対応するメモリ領域に記憶されると
ともに、ディスプレイ20によって図4に示すように、
ブロック、、、、の原画像に、処理モードデ
−タに対応したB(青)、G(緑)、R(赤)、G、B
が重畳して表示される。
【0039】前記R、B、G表示に対応した処理モード
デ−タは、前記(ホ)で仮定したように、単位ブロック
62の画像の水平・垂直方向を10/8倍に拡大、6/
8倍に縮小、8/8倍に等倍(標準伸長)するための3
ビットのデ−タである。なお、ブロック、、、
は、処理対象画像60には指定されているが、拡大、縮
小の処理モードの対象には指定されていないものである
が、従来例と同様のJPEG標準伸長処理で再生表示さ
れる。
デ−タは、前記(ホ)で仮定したように、単位ブロック
62の画像の水平・垂直方向を10/8倍に拡大、6/
8倍に縮小、8/8倍に等倍(標準伸長)するための3
ビットのデ−タである。なお、ブロック、、、
は、処理対象画像60には指定されているが、拡大、縮
小の処理モードの対象には指定されていないものである
が、従来例と同様のJPEG標準伸長処理で再生表示さ
れる。
【0040】(ト)ついで、水平指定・垂直指定回路4
8と協同したMPU30によるDCT係数変換機能によ
って、前記(ロ)によってDCT係数メモリ46に書き
込まれた8行8列のDCT係数が拡大、縮小の処理モー
ドに対応したM行N列のDCT係数に変換される。
8と協同したMPU30によるDCT係数変換機能によ
って、前記(ロ)によってDCT係数メモリ46に書き
込まれた8行8列のDCT係数が拡大、縮小の処理モー
ドに対応したM行N列のDCT係数に変換される。
【0041】すなわち、原画像にR(赤)を重畳表示し
てブロックの画像を伸長処理するときには、画像の水
平および垂直方向を10/8倍に拡大する処理モードな
ので、キー信号メモリ44にはブロックの処理領域
(位置デ−タ)が書き込まれ、水平指定・垂直指定回路
48のメモリには拡大方向が水平および垂直方向である
ことを示す水平・垂直指定デ−タが書き込まれ、拡大率
・縮小率メモリ45には拡大率10/8のデ−タが書き
込まれる。そして、これらのデ−タを用いて、図5の
(d)に示すように、8行8列のDCT係数の水平・垂
直方向の高域部分に2列(10−8)、2行(10−
8)の0補間が行なわれ、10行10列のDCT係数に
変換される。
てブロックの画像を伸長処理するときには、画像の水
平および垂直方向を10/8倍に拡大する処理モードな
ので、キー信号メモリ44にはブロックの処理領域
(位置デ−タ)が書き込まれ、水平指定・垂直指定回路
48のメモリには拡大方向が水平および垂直方向である
ことを示す水平・垂直指定デ−タが書き込まれ、拡大率
・縮小率メモリ45には拡大率10/8のデ−タが書き
込まれる。そして、これらのデ−タを用いて、図5の
(d)に示すように、8行8列のDCT係数の水平・垂
直方向の高域部分に2列(10−8)、2行(10−
8)の0補間が行なわれ、10行10列のDCT係数に
変換される。
【0042】また、原画像にB(青)を重畳表示してブ
ロックまたはの画像を伸長処理するときには、画像
の水平および垂直方向を6/8倍に縮小する処理モード
なので、キー信号メモリ44にはブロックまたはの
処理領域(位置デ−タ)が書き込まれ、水平指定・垂直
指定回路48のメモリには縮小方向が水平および垂直方
向であることを示す水平・垂直指定デ−タが書き込ま
れ、拡大率・縮小率メモリ45には縮小率6/8のデ−
タが書き込まれる。そして、これらのデ−タを用いて、
図6の(d)に示すように、8行8列のDCT係数の水
平・垂直方向の高域部分の2列(8−6)、2行(8−
6)の切捨(削除)が行なわれ、6行6列のDCT係数
に変換される。
ロックまたはの画像を伸長処理するときには、画像
の水平および垂直方向を6/8倍に縮小する処理モード
なので、キー信号メモリ44にはブロックまたはの
処理領域(位置デ−タ)が書き込まれ、水平指定・垂直
指定回路48のメモリには縮小方向が水平および垂直方
向であることを示す水平・垂直指定デ−タが書き込ま
れ、拡大率・縮小率メモリ45には縮小率6/8のデ−
タが書き込まれる。そして、これらのデ−タを用いて、
図6の(d)に示すように、8行8列のDCT係数の水
平・垂直方向の高域部分の2列(8−6)、2行(8−
6)の切捨(削除)が行なわれ、6行6列のDCT係数
に変換される。
【0043】また、原画像にG(緑)を重畳表示してブ
ロックまたはの画像を伸長処理するときには、画像
の水平および垂直方向を8/8倍に等倍する処理モード
なので、キー信号メモリ44にはブロックまたはの
処理領域(位置デ−タ)が書き込まれ、水平指定・垂直
指定回路48のメモリと拡大率・縮小率メモリ45には
対応したデ−タが書き込まれる。そして、これらのデ−
タを用いて、図5の(a)または図6の(a)に示すよ
うに、処理モード不指定の場合と同様のJPEG標準伸
長が行なわれる。
ロックまたはの画像を伸長処理するときには、画像
の水平および垂直方向を8/8倍に等倍する処理モード
なので、キー信号メモリ44にはブロックまたはの
処理領域(位置デ−タ)が書き込まれ、水平指定・垂直
指定回路48のメモリと拡大率・縮小率メモリ45には
対応したデ−タが書き込まれる。そして、これらのデ−
タを用いて、図5の(a)または図6の(a)に示すよ
うに、処理モード不指定の場合と同様のJPEG標準伸
長が行なわれる。
【0044】(チ)ついで、本発明に特有の輝度補正回
路51による輝度補正以外は、IDCT回路50による
2次元IDCTおよび逆カラー変換回路52による逆カ
ラー変換の後、画像フレームメモリ16の画像表示用の
画像フレームメモリに書き込みが行なわれ、図3の
(b)に示すように、処理デ−タに対応して画像伸長時
に拡大、縮小された画像が、ディスプレイ20で表示さ
れる。
路51による輝度補正以外は、IDCT回路50による
2次元IDCTおよび逆カラー変換回路52による逆カ
ラー変換の後、画像フレームメモリ16の画像表示用の
画像フレームメモリに書き込みが行なわれ、図3の
(b)に示すように、処理デ−タに対応して画像伸長時
に拡大、縮小された画像が、ディスプレイ20で表示さ
れる。
【0045】前記(チ)で記述した輝度補正回路51に
よる輝度補正は、DCT係数の変換処理に伴う輝度変化
を補正するものである。すなわち、前記(ト)で記述し
たように、画像伸長時の拡大、縮小の処理モードに対応
して、8行8列のDCT係数の高域部分に0補間してM
行N列(M>8、N>8)のDCT係数に変換する場
合、または8行8列のDCT係数の高域部分を切捨(削
除)してM行N列(M<8、N<8)のDCT係数に変
換する場合、前記(3)、(4)式のf(j,k)はつぎの(5)式のf
1(j,k)ようになる。
よる輝度補正は、DCT係数の変換処理に伴う輝度変化
を補正するものである。すなわち、前記(ト)で記述し
たように、画像伸長時の拡大、縮小の処理モードに対応
して、8行8列のDCT係数の高域部分に0補間してM
行N列(M>8、N>8)のDCT係数に変換する場
合、または8行8列のDCT係数の高域部分を切捨(削
除)してM行N列(M<8、N<8)のDCT係数に変
換する場合、前記(3)、(4)式のf(j,k)はつぎの(5)式のf
1(j,k)ようになる。
【0046】f1(j,k)={8/√(N・M)}f(j,k)…(5) N=Mのときには、上述の(5)式はつぎの(6)式のようにな
る。 f1(j,k)=(8/N)f(j,k)…(6) 前記(5)、(6)式の結果から、8行8列のDCT係数をM
行N列のDCT係数に変換し、N×Mのブロックに逆離
散コサイン変換(IDCT)したf1(j,k)の輝度が変化
する。このため、原画像に対する輝度補正が必要とな
る。但し、場合によっては、この輝度補正を省略するこ
ともできる。
る。 f1(j,k)=(8/N)f(j,k)…(6) 前記(5)、(6)式の結果から、8行8列のDCT係数をM
行N列のDCT係数に変換し、N×Mのブロックに逆離
散コサイン変換(IDCT)したf1(j,k)の輝度が変化
する。このため、原画像に対する輝度補正が必要とな
る。但し、場合によっては、この輝度補正を省略するこ
ともできる。
【0047】前記実施例では、画像伸長時の拡大、縮小
用の処理モードは、単位ブロック(8×8画素)の画像
を水平及び垂直方向へ2列及び2行だけ、拡大または縮
小する場合について説明したが、本発明は2列及び2行
の場合に限るものでなく、単位ブロック(8×8画素)
の画像を水平及び垂直方向へ(N−8)列及び(M−
8)行だけ拡大する場合(M>8、N>8)、または単
位ブロックの画像を水平及び垂直方向へ(8−N)列及
び(8−M)行だけ縮小する場合(M<8、N<8)に
ついても利用できる。
用の処理モードは、単位ブロック(8×8画素)の画像
を水平及び垂直方向へ2列及び2行だけ、拡大または縮
小する場合について説明したが、本発明は2列及び2行
の場合に限るものでなく、単位ブロック(8×8画素)
の画像を水平及び垂直方向へ(N−8)列及び(M−
8)行だけ拡大する場合(M>8、N>8)、または単
位ブロックの画像を水平及び垂直方向へ(8−N)列及
び(8−M)行だけ縮小する場合(M<8、N<8)に
ついても利用できる。
【0048】前記実施例では、画像伸長時の拡大、縮小
用の処理モードは、単位ブロック(8×8画素)の画像
を水平及び垂直方向へ拡大または縮小する場合について
説明したが、本発明はこれに限るものではない。例え
ば、水平方向または垂直方向の一方にのみ拡大または縮
小する場合についても利用することができる。
用の処理モードは、単位ブロック(8×8画素)の画像
を水平及び垂直方向へ拡大または縮小する場合について
説明したが、本発明はこれに限るものではない。例え
ば、水平方向または垂直方向の一方にのみ拡大または縮
小する場合についても利用することができる。
【0049】例えば、図5の(b)、(c)と図6の
(b)、(c)は水平方向または垂直方向の一方にのみ
拡大または縮小する場合の一例を示すものである。すな
わち、図5の(b)は画像の水平方向のみを10/8倍
に拡大(高域部分に2列だけ0補間)する場合を示し、
図5の(c)は画像の垂直方向を10/8倍に拡大(高
域部分に2行け0補間)する場合を示す。
(b)、(c)は水平方向または垂直方向の一方にのみ
拡大または縮小する場合の一例を示すものである。すな
わち、図5の(b)は画像の水平方向のみを10/8倍
に拡大(高域部分に2列だけ0補間)する場合を示し、
図5の(c)は画像の垂直方向を10/8倍に拡大(高
域部分に2行け0補間)する場合を示す。
【0050】また、図6の(b)は画像の水平方向のみ
を6/8倍に縮小(高域部分の2列を切捨(削除))す
る場合を示し、、(c)はは画像の垂直方向を6/8倍
に縮小(高域部分の2行を切捨)する場合を示す。
を6/8倍に縮小(高域部分の2列を切捨(削除))す
る場合を示し、、(c)はは画像の垂直方向を6/8倍
に縮小(高域部分の2行を切捨)する場合を示す。
【0051】前記実施例では、画像伸長時の拡大、縮小
のためのDCT係数の変換処理に伴う輝度変化を補正す
るために、輝度補正回路を設けた場合について説明した
が、本発明はこれに限るものではない。例えば、画像拡
大、縮小のためのDCT係数の変換処理に伴う輝度変化
が許容できるような場合などには、輝度補正回路を省略
してもよい。
のためのDCT係数の変換処理に伴う輝度変化を補正す
るために、輝度補正回路を設けた場合について説明した
が、本発明はこれに限るものではない。例えば、画像拡
大、縮小のためのDCT係数の変換処理に伴う輝度変化
が許容できるような場合などには、輝度補正回路を省略
してもよい。
【0052】前記実施例では、処理領域の指定を簡単に
するために、処理領域メモリおよび処理モードメモリを
キー信号フレームメモリで構成し、このキー信号フレー
ムメモリの単位ブロックについての処理モードデ−タ
を、画像の水平および垂直方向を所定倍率で拡大、縮
小、等倍にすることを表わす色(R、B、G)表示用の
3ビットデ−タとしたが、本発明はこれに限るものでは
なく、R、B、G以外の色を表示するためのデ−タとし
てもよく、または色以外を表示するためのデ−タでもよ
く、または3ビット以外のデ−タとしてもよい。
するために、処理領域メモリおよび処理モードメモリを
キー信号フレームメモリで構成し、このキー信号フレー
ムメモリの単位ブロックについての処理モードデ−タ
を、画像の水平および垂直方向を所定倍率で拡大、縮
小、等倍にすることを表わす色(R、B、G)表示用の
3ビットデ−タとしたが、本発明はこれに限るものでは
なく、R、B、G以外の色を表示するためのデ−タとし
てもよく、または色以外を表示するためのデ−タでもよ
く、または3ビット以外のデ−タとしてもよい。
【0053】前記実施例では、処理領域メモリおよび処
理モードメモリをキー信号フレームメモリで構成し、こ
のキー信号フレームメモリの対応するメモリ領域に処理
領域(位置デ−タ)と処理モードデ−タを記憶するよう
にしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、
処理領域を記憶するための処理領域メモリと、処理モー
ドデ−タを記憶するための処理モードメモリとを別個に
独立して設けるようにしてもよい。
理モードメモリをキー信号フレームメモリで構成し、こ
のキー信号フレームメモリの対応するメモリ領域に処理
領域(位置デ−タ)と処理モードデ−タを記憶するよう
にしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、
処理領域を記憶するための処理領域メモリと、処理モー
ドデ−タを記憶するための処理モードメモリとを別個に
独立して設けるようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】本発明による静止画再生装置では、上記
のように、入力手段で処理領域と処理モードを指定する
と、処理領域(位置デ−タ)が処理領域メモリに記憶さ
れるとともに、処理モードデ−タが処理モードメモリに
記憶される。ついで、DCT係数変換手段が、伸長対象
画像のうちの処理領域の画像について、処理モードデ−
タを用いて8行8列のDCT係数の高域成分(空間周波
数の高い部分)の補間または切捨をすることによって、
そのDCT係数をM行N列のDCT係数に変換して、画
像拡大や画像縮小を行なう。
のように、入力手段で処理領域と処理モードを指定する
と、処理領域(位置デ−タ)が処理領域メモリに記憶さ
れるとともに、処理モードデ−タが処理モードメモリに
記憶される。ついで、DCT係数変換手段が、伸長対象
画像のうちの処理領域の画像について、処理モードデ−
タを用いて8行8列のDCT係数の高域成分(空間周波
数の高い部分)の補間または切捨をすることによって、
そのDCT係数をM行N列のDCT係数に変換して、画
像拡大や画像縮小を行なう。
【0055】このため、圧縮画像信号の伸長時に、入力
手段で指定した所望の処理領域について、画像拡大や画
像縮小を行なうことができる。しかも、画像縮小はDC
T係数を利用して高域成分をカットするようにしたの
で、サブサンプリングによる折り返し歪(エイリアス)
を防止できる。
手段で指定した所望の処理領域について、画像拡大や画
像縮小を行なうことができる。しかも、画像縮小はDC
T係数を利用して高域成分をカットするようにしたの
で、サブサンプリングによる折り返し歪(エイリアス)
を防止できる。
【0056】また、画像伸長処理で得た画像信号の輝度
を補正するための輝度補正回路を設けるようにした場合
には、画像伸長時の拡大、縮小のためのDCT変換処理
に伴う輝度変化を補正することができる。
を補正するための輝度補正回路を設けるようにした場合
には、画像伸長時の拡大、縮小のためのDCT変換処理
に伴う輝度変化を補正することができる。
【0057】また、処理領域メモリおよび処理モードメ
モリをキー信号フレームメモリで構成し、このキー信号
フレームメモリの単位ブロックについての処理モードデ
−タを、画像の水平および垂直方向を所定倍率で拡大、
縮小、等倍にすることを表わす色(R、B、G)表示用
の3ビットデ−タとした場合には、処理領域の指定を簡
単にすることができる。
モリをキー信号フレームメモリで構成し、このキー信号
フレームメモリの単位ブロックについての処理モードデ
−タを、画像の水平および垂直方向を所定倍率で拡大、
縮小、等倍にすることを表わす色(R、B、G)表示用
の3ビットデ−タとした場合には、処理領域の指定を簡
単にすることができる。
【図1】本発明による静止画再生装置の一実施例を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
【図2】DCT係数の説明図である。
【図3】画像表示部(例えばディスプレイ)の表示画像
中の処理対象画像を説明する説明図で、(a)は処理前
の対象画像の説明図、(b)は処理後の対象画像の説明
図である。
中の処理対象画像を説明する説明図で、(a)は処理前
の対象画像の説明図、(b)は処理後の対象画像の説明
図である。
【図4】処理領域と処理モードを指定したときにおけ
る、画像表示部(例えばディスプレイ)の表示画像中の
処理対象画像を説明する説明図である。
る、画像表示部(例えばディスプレイ)の表示画像中の
処理対象画像を説明する説明図である。
【図5】画像拡大処理時におけるDCT係数F(u,v)とI
DCT後のブロックのf(j,k)とを説明する説明図で、
(a)は拡大倍率が8/8(等倍)のJPEG標準伸長
の場合の説明図、(b)は水平方向の拡大倍率が10/
8の場合の説明図、(c)は垂直方向の拡大倍率が10
/8の場合の説明図、(d)は水平および垂直方向の拡
大倍率が10/8の場合の説明図である。
DCT後のブロックのf(j,k)とを説明する説明図で、
(a)は拡大倍率が8/8(等倍)のJPEG標準伸長
の場合の説明図、(b)は水平方向の拡大倍率が10/
8の場合の説明図、(c)は垂直方向の拡大倍率が10
/8の場合の説明図、(d)は水平および垂直方向の拡
大倍率が10/8の場合の説明図である。
【図6】画像縮小処理時におけるDCT係数F(u,v)とI
DCT後のブロックのf(j,k)とを説明する説明図で、
(a)は縮小倍率が8/8(等倍)のJPEG標準伸長
の場合の説明図、(b)は水平方向の縮小倍率が6/8
の場合の説明図、(c)は垂直方向の縮小倍率が6/8
の場合の説明図、(d)は水平および垂直方向の縮小倍
率が6/8の場合の説明図である。
DCT後のブロックのf(j,k)とを説明する説明図で、
(a)は縮小倍率が8/8(等倍)のJPEG標準伸長
の場合の説明図、(b)は水平方向の縮小倍率が6/8
の場合の説明図、(c)は垂直方向の縮小倍率が6/8
の場合の説明図、(d)は水平および垂直方向の縮小倍
率が6/8の場合の説明図である。
【図7】従来の静止画再生装置を示す概略構成図であ
る。
る。
【図8】一般的なJPEG圧縮伸長工程を説明する説明
図で、(a)はJPEG圧縮工程の説明図、(b)はJ
PEG伸長工程の説明図である。
図で、(a)はJPEG圧縮工程の説明図、(b)はJ
PEG伸長工程の説明図である。
12…画像記録媒体、 16…画像フレームメモリ、 18…ディスプレイ制御回路、 20…ディスプレイ、 30…MPU、 34…ポインティングデバイスインタ
フェース、 36…キー信号フレームメモリ(処理領域メモリおよび
処理モードメモリの一例)、 38…伸長デコーダ、 40…マウス(入力手段の一
例)、 42…逆量子化回路、 44…キー信号メモリ、 45…拡大率・縮小率メモリ、 46…DCT(離散コサイン変換)係数メモリ、 48…水平指定・垂直指定回路、 50…IDCT(逆離散コサイン変換)回路、 51…輝度補正回路、 52…逆カラー変換回路、 60…表示画像中の処理対象画像、 62…単位ブロック、 〜…処理対象画像60の各
ブロック、 F(0,0)〜F(7,7)…DCT係数、 R、G、B…赤、緑、
青の各色。
フェース、 36…キー信号フレームメモリ(処理領域メモリおよび
処理モードメモリの一例)、 38…伸長デコーダ、 40…マウス(入力手段の一
例)、 42…逆量子化回路、 44…キー信号メモリ、 45…拡大率・縮小率メモリ、 46…DCT(離散コサイン変換)係数メモリ、 48…水平指定・垂直指定回路、 50…IDCT(逆離散コサイン変換)回路、 51…輝度補正回路、 52…逆カラー変換回路、 60…表示画像中の処理対象画像、 62…単位ブロック、 〜…処理対象画像60の各
ブロック、 F(0,0)〜F(7,7)…DCT係数、 R、G、B…赤、緑、
青の各色。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/30 H04N 7/133 Z
Claims (3)
- 【請求項1】8×8画素の単位ブロック毎に画像信号を
離散コサイン変換(DCT)する工程を用いて画像圧縮
された画像デ−タを画像記録媒体から読み出し、単位ブ
ロック毎の逆量子化処理および逆離散コサイン変換で画
像伸長することによって対応した画像を再生表示する静
止画再生装置において、入力手段と、この入力手段から
の指定に基づいて処理領域を処理領域メモリに記憶する
処理領域記憶手段と、前記入力手段からの指定に基づい
て拡大、縮小用の処理モードデ−タを処理モードメモリ
に記憶する処理モード記憶手段と、前記逆量子化処理で
得られた8行8列のDCT係数を記憶するためのDCT
係数メモリと、前記処理領域メモリの処理領域の各単位
ブロックについて、前記処理モードメモリの処理モード
デ−タに基づいて前記DCT係数メモリのDCT係数の
高域成分についての補間または切捨をすることによっ
て、前記DCT係数メモリの8行8列のDCT係数をM
行N列(M、Nは正の整数)のDCT係数に変換するD
CT係数変換手段とを具備してなり、前記DCT係数メ
モリのM行N列のDCT係数を逆離散コサイン変換して
画像伸長するようにしたことを特徴とする静止画再生装
置。 - 【請求項2】M行N列DCT係数の逆離散コサイン変換
で画像伸長した画像信号の輝度補正をする輝度補正回路
を具備してなる請求項1記載の静止画再生装置。 - 【請求項3】処理領域メモリおよび処理モードメモリは
キー信号フレームメモリからなり、前記キー信号フレー
ムメモリの単位ブロックについての処理モードデ−タ
は、画像の水平および垂直方向を所定倍率で拡大、縮
小、等倍にすることを表わす色表示用の3ビット以上の
デ−タとしてなる請求項1または2記載の静止画再生装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34157593A JPH07160865A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 静止画再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34157593A JPH07160865A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 静止画再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07160865A true JPH07160865A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=18347141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34157593A Pending JPH07160865A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 静止画再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07160865A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010049039A (ko) * | 1999-11-30 | 2001-06-15 | 윤종용 | 주파수 변환에 의한 영상확대방법 |
KR100450939B1 (ko) * | 2001-10-23 | 2004-10-02 | 삼성전자주식회사 | 이미지 축소를 위한 스케일-다운 기능을 가지는 압축비디오 복호화기 및 방법 |
KR100528271B1 (ko) * | 1996-12-24 | 2006-02-28 | 소니 가부시끼 가이샤 | 화상재생장치및화상재생방법 |
JP2009017607A (ja) * | 2008-10-21 | 2009-01-22 | Victor Co Of Japan Ltd | 撮像装置 |
KR100930436B1 (ko) * | 2002-10-17 | 2009-12-08 | (주)휴맥스 홀딩스 | 이산 여현 역변환을 이용한 이미지 크기 재설정 방법 |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP34157593A patent/JPH07160865A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100528271B1 (ko) * | 1996-12-24 | 2006-02-28 | 소니 가부시끼 가이샤 | 화상재생장치및화상재생방법 |
KR20010049039A (ko) * | 1999-11-30 | 2001-06-15 | 윤종용 | 주파수 변환에 의한 영상확대방법 |
KR100450939B1 (ko) * | 2001-10-23 | 2004-10-02 | 삼성전자주식회사 | 이미지 축소를 위한 스케일-다운 기능을 가지는 압축비디오 복호화기 및 방법 |
KR100930436B1 (ko) * | 2002-10-17 | 2009-12-08 | (주)휴맥스 홀딩스 | 이산 여현 역변환을 이용한 이미지 크기 재설정 방법 |
JP2009017607A (ja) * | 2008-10-21 | 2009-01-22 | Victor Co Of Japan Ltd | 撮像装置 |
JP4737267B2 (ja) * | 2008-10-21 | 2011-07-27 | 日本ビクター株式会社 | 撮像装置 |
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